サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

K 5600-2-6:2016  

(1) 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 2 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 原理······························································································································· 2 

5 必要な補足情報 ················································································································ 2 

6 装置······························································································································· 3 

7 サンプリング ··················································································································· 3 

8 手順······························································································································· 4 

9 試験結果の表現 ················································································································ 4 

10 精度 ····························································································································· 4 

11 試験報告書 ···················································································································· 4 

附属書A(参考)反応系の試験指針 ························································································· 6 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 8 

K 5600-2-6:2016  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

塗料工業会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を

改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で

ある。 

これによって,JIS K 5600-2-6:1999は改正され,この規格に置き換えられた。 

また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標

準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS K 5600の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 5600-1 第1部:通則 

JIS K 5600-2 第2部:塗料の性状・安定性 

JIS K 5600-3 第3部:塗膜の形成機能 

JIS K 5600-4 第4部:塗膜の視覚特性 

JIS K 5600-5 第5部:塗膜の機械的性質 

JIS K 5600-6 第6部:塗膜の化学的性質 

JIS K 5600-7 第7部:塗膜の長期耐久性 

JIS K 5600-8 第8部:塗膜劣化の評価 

JIS K 5600-9 第9部:粉体塗料 

JIS K 5600-2は塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性に関する試験方法として,次の各節に

よって構成する。 

JIS K 5600-2-1 第1節:色数(目視法) 

JIS K 5600-2-2 第2節:粘度 

JIS K 5600-2-3 第3節:粘度(コーン・プレート粘度計法) 

JIS K 5600-2-4 第4節:密度(ピクノメータ法) 

JIS K 5600-2-5 第5節:分散度 

JIS K 5600-2-6 第6節:ポットライフ 

JIS K 5600-2-7 第7節:貯蔵安定性 

日本産業規格          JIS 

K 5600-2-6:2016 

塗料一般試験方法− 

第2部:塗料の性状・安定性− 

第6節:ポットライフ 

Testing methods for paints-Part 2: Characteristics and stability of paints- 

Section 6: Pot life 

序文 

この規格は,2005年に第2版として発行されたISO 9514を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本産業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,多成分塗装系の試料を調製及び養生した後,試料ごとに選択する物性値を測定することに

よって,ポットライフを評価するための方法について規定する。 

短い時間(例えば,3時間以内)に反応する塗料では,ポットライフ終点はゲル化点に極めて近いため,

この特殊な物性値は,JIS K 6901に従って試験する必要がある。 

特別な“低温”グレードの系はそれらが実際に使用される条件を反映するために,受渡当事者間で合意

した条件より低い指定の温度で試験する必要がある。 

さらに,塗料が使用される実際的な条件の範囲を包括するために,指定された温度での測定を,ポット

ライフを決定するための要件にすることができる。 

この試験方法は,次の二つの試験方法を規定する。 

a) 指定された期間の後に,特定の物性値を測定することによる合否判定試験 

b) 適度な時間間隔での反復測定によるポットライフの測定 

この規格は,製品を塗装するときの現場での管理のためのものではなく,実験室で,“ポットライフ”を

決定することを目的としている。 

注記1 この試験方法で得られる値は,消費者に情報を与えるときに,実際的な理由(例えば,開始

温度)のために供給者によって修正することができる。その場合は,“実際的なポットライフ”

と呼ぶことが望ましい。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 9514:2005,Paints and varnishes−Determination of the pot life of multicomponent coating 

systems−Preparation and conditioning of samples and guidelines for testing(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

K 5600-2-6:2016  

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 5500 塗料用語 

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部:通則−第2節:サンプリング 

注記 対応国際規格:ISO 15528,Paints, varnishes and raw materials for paints and varnishes−Sampling

(IDT) 

JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部:通則−第3節:試験用試料の検分及び調製 

注記 対応国際規格:ISO 1513,Paints and varnishes−Examination and preparation of test samples

(MOD) 

JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部:通則−第6節:養生並びに試験の温度及び湿度 

注記 対応国際規格:ISO 3270,Paints and varnishes and their raw materials−Temperatures and 

humidities for conditioning and testing(IDT) 

JIS K 6901 液状不飽和ポリエステル樹脂試験方法 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500によるほか,次による。 

3.1 

ポットライフ(Pot life) 

幾つかの成分に分けて供給される塗料を混合した後,使用できる限度の時間。 

注記 この定義の“使用できる”は,試験中の反応系の塗装作業が可能で,かつ,得られる乾燥塗膜

の性能が規定値を満足する時間をいう。 

原理 

反応系の成分を,個々に調製した後に混合する。混合物をほぼ断熱条件下で,指定された時間,静置す

る(注記1参照)。その後,試料を混合物から採取し,特定の物性値を測定して,供試製品に必要とされ

る物性値に適合しているかを確認する。様々な物性値が,複雑に反応系の影響を受けるため,測定する物

性値によってポットライフが異なる結果となる。このため,ポットライフを決定する場合には,どの特性

値を測定したかを明らかにする必要がある。 

注記1 この規格は,ポットライフを評価するために試料の調製及び養生の条件を規定するが,これ

らの条件は,実際に合わせた関係にするために断熱に近い状態であることが望ましい(例 液

体反応系でかなり大きな容量を混合して用いる。)。 

注記2 様々な反応系を試験するときの物性値に関する指針を,附属書Aに示す。 

必要な補足情報 

全ての塗料において,この規格で規定する試験方法を,補足情報によって完成させる。 

必要な補足情報は,受渡当事者間の協定によって合意することが望ましい。また,この情報は試験対象

の製品に関連したJIS,ISO規格,及び当該製品の仕様から,部分的に又は完全に引用してもよい。補足

background image

K 5600-2-6:2016  

情報の項目は,次による。 

a) 反応系の成分を混ぜ合わせることができる割合 

b) 反応系の成分を混ぜるための手順,使われる混合物の量及び容器の大きさ 

c) 標準状態と異なる場合,試験が行われる温度及び相対湿度の条件 

d) 反応系混合物のポットライフを決定するために測定する特定の物性値 

e) 必要な塗装(はけ塗り,スプレー塗装,浸せき塗装など)ための製品調製の方法 

f) 

断熱容器の情報(材質及び断熱能力) 

装置 

装置は,通常の実験装置及びガラス製装置であって,次による。 

6.1 

容器 任意の材料で作られた容量約500 mLで,高さが直径の1〜1.5倍のもの。 

6.2 

断熱容器 反応混合物の入った容器を養生するためのもの。正確に試料のポットライフを決定する

ためには,サンプルを断熱に近い条件で養生する必要がある。断熱容器の材質及び寸法は,次による。ま

た,図1に断熱容器の例を示す。 

a) 断熱容器の材質 ポリスチレン,ポリウレタン又はガラスの発泡体で,25 mW/(m・K)以下の断熱能力

をもつもの。 

注記 JIS A 9511に適合する保温材を用いて作成するのが望ましい。 

b) 断熱容器の大きさ 孔を一つ以上もつブロックで,各々の孔が20 mm以上の断熱材で囲まれるもの。

孔の深さは,6.1の容器の高さと同じものとする。 

図1−断熱容器の例 

6.3 

温度計 0.2 ℃の精度で測定できるもの。 

6.4 

測定装置 試料ごとに選択する物性値を測定するための,試験方法規格に適合したもの。例えば,

粘度計,光沢計及び接着試験機。 

サンプリング 

JIS K 5600-1-2に従って,試験する製品の各成分の代表的な試料を採取する。試験を2回行うに十分な

量を採取する。 

JIS K 5600-1-3に従って,各試料を検査し,調製する。 

20 mm以上 

20 mm以上 

容器の高さ(容器直径の1〜1.5倍)

容器の高さ+20 mm以上 

K 5600-2-6:2016  

手順 

手順は,次による。 

なお,試験は2回行う。 

a) 反応系の各成分は,別々にJIS K 5600-1-6に従って調製する。調製後の各成分間の温度差は,1 ℃以

上であってはならない。 

b) 特別な“低温”の系は,試料ごとに規定する試験方法の規定に従って,試験条件を設定する。 

c) 塗料の成分を混合開始する時間を記録し,個々の反応系に対して与えられた指示に従って,混合物が

試験のために適切な量になるように成分を混合する。箇条11のc) に従って混合物の成分の割合を報

告する。 

d) 6.1の容器に混合物を(300±3)mL入れる。可能であれば容器を密閉し,6.2の断熱容器の孔に容器

を入れる。 

e) 塗料の物性値を評価する場合は,塗料の使用量とほぼ等しい量の混合物を用意する必要がある。例え

ば,エアレス塗装では最小量は5 Lである。 

注記 測定可能な物性値についての指針を,附属書Aに示す。 

f) 

合否試験を行う場合は,混合物を指定されたポットライフ時間放置した後に,調査対象の特定の物性

値を測定する。 

g) ポットライフ自体を決める場合には,決定のために定められた時間及び条件で混合物を放置する[箇

条5 e) 参照]。それぞれの時間の後,すなわち,定められた間隔で,容器から試料を採取し,調査対

象の特定の物性値を測定する。 

h) 調査対象の物性値,例えば,光沢の値が,製品規格又は仕様書の要求事項に十分に適合していないと

き,ポットライフを超えたとする。 

試験結果の表現 

合否試験において,2回測定のいずれかが規定時間後の物性値が目標値から外れた場合,不合格として

結果を報告する。 

ポットライフの決定の場合は,特定の物性値がまだ要件を満たしている時間の,最も短い時間を報告す

る。 

10 精度 

繰返し精度及び再現精度のデータは,調査対象の物性値の試験方法に記載している。 

ポットライフの決定の場合は,試験のために選択した時間間隔(箇条8参照),言い換えれば,関係する

物性値の測定頻度が,“精度”の大部分を決定する。 

11 試験報告書 

試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。 

a) 試験試料の識別のために必要な全ての情報 

b) この規格の番号 

c) 補足情報の項目(箇条5参照) 

d) c) に記載の情報の基となる,JIS,ISO規格及び当該製品の仕様又は受渡当事者間の協定 

e) 箇条9の試験の結果(2回の測定結果を記載) 

K 5600-2-6:2016  

f) 

試験温度 

g) 規定の試験手順から逸脱した場合は,その内容 

h) その他の特記すべき事項 

i) 

試験の年月日 

background image

K 5600-2-6:2016  

附属書A 

(参考) 

反応系の試験指針 

この附属書は,様々な反応系の試験の指針となることを意図したものであり,測定された物性値及び標

準状態(JIS K 5600-1-6参照)で許容できる性能を確実にする限度を示すものである。この指針は,反応

系それぞれの実用情報を元にしたものである。 

反応系 

測定する物性値 

ポットライフの終点 

試験方法 

不飽和ポリエステル 
(触媒入り) 

粘度 

ゲル化点 

JIS K 6901 

エポキシ樹脂 
(水系) 

光沢(塗膜) 

初期の値の50 % 
(又は別途定めたもの) 

JIS K 5600-4-7 
 

エポキシ樹脂[溶剤形,
無溶剤形,変性形(例え
ば タール)] 
ピッチ・ウレタン 

粘度 

(定めた)増加割合,又は制限値 

JIS K 5600-2-3 

塗装作業性 

a) 指定された方法による塗装の許容限界 

b) 塗膜中の欠陥の存在(外観評価) 

シリコーンエラストマー 粘度 

(定めた)増加割合,又は制限値 

JIS K 5600-2-3 

塗装作業性 

a) 指定された方法による塗装の許容限界 

b) 塗膜中の欠陥の存在(外観評価) 

ポリウレタン 
(溶剤形,無溶剤形,湿
気硬化形) 

付着性 

“混合直後の物”と比較しての違い 

JIS K 5600-5-7 
JIS K 5600-5-6 

粘度 

a)(定めた)増加割合,又は制限値 

JIS K 5600-2-3 

b) ゲル化点 

JIS K 5600-2-2 
JIS K 5600-2-3 

均一性 

皮張り/ゲル生成 

JIS K 5600-1-3 

ポリ(ビニルブチレート) 非鉄素材への付着性 

JIS K 5600-5-6 

アルキドメラミン 
(酸触媒形) 

透明性 

a) 濁度 

ISO 15715 

b) ヘイズ 

ISO 13803 

シリケート 

1 均一性 

表面皮張り 

JIS K 5600-1-3 

2 耐溶剤性 

“混合直後の物”と比較しての違い 

JIS K 5600-6-1 

K 5600-2-6:2016  

参考文献 [1] JIS K 5600-5-6 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第6節:付着性(クロス

カット法) 

注記 対応国際規格:ISO 2409:1992,Paints and varnishes−Cross-cut test(IDT) 

[2] JIS K 5600-2-2 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第2節:粘度 

注記 対応国際規格:ISO 2431:1993,Paints and varnishes−Determination of flow time by 

use of flow cups(MOD) 

[3] JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第1節:耐液体性(一般

的方法) 

注記 対応国際規格:ISO 2812-1:2007,Paints and varnishes−Determination of resistance to 

liquids−Part 1: Immersion in liquids other than water,ISO 2812-3:2007,Paints and 

varnishes−Determination of resistance to liquids−Part 3: Method using an absorbent 

medium,ISO 2812-4:2007,Paints and varnishes−Determination of resistance to liquids

−Part 4: Spotting methods及びISO 2812-5:2007,Paints and varnishes−Determination 

of resistance to liquids−Part 5: Temperature-gradient oven method(全体評価:MOD) 

[4] JIS K 5600-6-2 塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第2節:耐液体性(水浸

せき法) 

注記 対応国際規格:ISO 2812-2:2007,Paints and varnishes−Determination of resistance to 

liquids−Part 2: Water immersion method(MOD) 

[5] JIS K 5600-4-7 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第7節:鏡面光沢度 

注記 対応国際規格:ISO 2813:1994,Paints and varnishes−Determination of specular gloss 

of non-metallic paint films at 20°, 60° and 85°(MOD) 

[6] JIS K 5600-2-3 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第3節:粘度(コーン・

プレート粘度計法) 

注記 対応国際規格:ISO 2884-1:1999,Paints and varnishes−Determination of viscosity 

using rotary viscometers−Part 1: Cone-and-plate viscometer operated at a high rate of 

shear(MOD) 

[7] JIS K 5600-5-7 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第7節:付着性(プルオ

フ法) 

注記 対応国際規格:ISO 4624:2002,Paints and varnishes−Pull-off test for adhesion(MOD) 

[8] JIS A 9511 発泡プラスチック保温材 

[9] ISO 13803,Paints and varnishes−Determination of haze on paint films at 20° 

[10] ISO 15715,Binders for paints and varnishes−Determination of turbidity 

background image

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS K 5600-2-6:2016 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第6節:
ポットライフ 

ISO 9514:2005,Paints and varnishes−Determination of the pot life of multicomponent 
coating systems−Preparation and conditioning of samples and guidelines for testing 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義 

用語及び定義 

− 

追加 

主な用語及び定義は,“JIS K 
5500による”を追加規定した。 

ISO規格中にポットライフの説明
としてISO 4618-1が記載されてい
るため,追加した。 

5 必要な補
足情報 

補足情報の項目は,
Annex Aによると規定 

追加 

Annex Aの規定内容を追加した。 使用者の利便性を考慮したため。技

術的差異はない。 

6 装置 

− 

追加 

断熱容器の例を図示した。 

使用者の利便性を考慮したため。技
術的差異はない。 

9 試験結果
の表現 

試験結果の表現 

要件を満たしている時間
の,最も長い時間を報告
する。 

変更 

“最も短い時間を報告する”と
した。 

ISO規格の“最も長い時間を報告す
る”という規定は,“n=2で測定し,
両方が要件を満たす最も長い時間”
の意味であるが,“(n=2で測定
し,)いずれかが要件を満たしてい
る最も長い時間”と読み誤る可能性
があるため,旧規格を踏襲して変更
した。 

11 試験報
告書 

c) 

11 

補足情報の項目は,
Annex Aによると規定 

変更 

補足情報の各項目については,
箇条5を参照するように変更し
た。 

Annex Aの規定内容を箇条5に移
し,Annex Aを削除したため。技術
的差異はない。 

附属書A  

削除 

規定内容を,本文の箇条5に規
定し,附属書を削除した。 

使用者の利便性を考慮したため。技
術的差異はない。 

附属書A 
(参考) 

反応系の試験指針 

附属書B   

変更 

Annex Aの削除に伴い,この規格
では,Annex Bを附属書Aに繰
り上げた。 

3

K

 5

6

0

0

-2

-6

2

0

1

6

background image

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 9514:2005,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

3

K

 5

6

0

0

-2

-6

2

0

1

6