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K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 787-22:1980,General methods of test 

for pigments and extenders―Part 22:Comparison of resistance to bleeding of pigmentsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS K 5101の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 5101-1-1 第1部:分散性評価のための分散方法―第1節:通則 

JIS K 5101-1-2 第1部:分散性評価のための分散方法―第2節:ペイントコンディショナ形振とう機 

JIS K 5101-1-3 第1部:分散性評価のための分散方法―第3節:高速インペラミル 

JIS K 5101-1-4 第1部:分散性評価のための分散方法―第4節:ビーズミル 

JIS K 5101-1-5 第1部:分散性評価のための分散方法―第5節:フーバーマラー 

JIS K 5101-1-6 第1部:分散性評価のための分散方法―第6節:3本ロールミル 

JIS K 5101-2-1 第2部:色の比較―第1節:目視法 

JIS K 5101-2-2 第2部:色の比較―第2節:測色計法 

JIS K 5101-3-1 第3部:着色力―第1節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法) 

JIS K 5101-3-2 第3部:着色力―第2節:白色顔料の相対着色力(目視比較法) 

JIS K 5101-3-3 第3部:着色力―第3節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定(光

度計法) 

JIS K 5101-3-4 第3部:着色力―第4節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付きK/S値

法) 

JIS K 5101-4 第4部:隠ぺい力―隠ぺい率試験紙法 

JIS K 5101-5-1 第5部:分散性の評価方法―第1節:有色顔料の着色力の変化による評価 

JIS K 5101-5-2 第5部:分散性の評価方法―第2節:分散度の変化による評価 

JIS K 5101-5-3 第5部:分散性の評価方法―第3節:光沢の変化による評価 

JIS K 5101-6-1 第6部:流動性―第1節:スプレッドメータ法 

JIS K 5101-6-2 第6部:流動性―第2節:回転粘度計法 

JIS K 5101-7 第7部:耐ブリード性 

JIS K 5101-8 第8部:耐薬品性 

JIS K 5101-9 第9部:耐光性 

JIS K 5101-10 第10部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性 

JIS K 5101-11-1 第11部:密度―第1節:ピクノメータ法 

K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS K 5101-11-2 第11部:密度―第2節:遠心脱気法 

JIS K 5101-12-1 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第1節:静置法 

JIS K 5101-12-2 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第2節:タンプ法 

JIS K 5101-13-1 第13部:吸油量―第1節:精製あまに油法 

JIS K 5101-13-2 第13部:吸油量―第2節:煮あまに油法 

JIS K 5101-14-1 第14部:ふるい残分―第1節:湿式法(手動法) 

JIS K 5101-14-2 第14部:ふるい残分―第2節:湿式法(メカニカルフラッシング法) 

JIS K 5101-15-1 第15部:加熱減量―第1節:105 ℃揮発性物質 

JIS K 5101-15-2 第15部:加熱減量―第2節:強熱残分 

JIS K 5101-16-1 第16部:水溶分―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-16-2 第16部:水溶分―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-17-1 第17部:pH値―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-17-2 第17部:pH値―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-18 第18部:電気抵抗率 

K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 定義 ······························································································································ 2 

4. 器具 ······························································································································ 2 

4.1 試験板 ························································································································· 2 

4.2 研磨紙 (silicon carbide paper) ··························································································· 2 

4.3 黒白コントラストチャート (black and white charts) ······························································ 2 

4.4 バインダー ··················································································································· 2 

4.5 白色上塗り組成 ············································································································· 2 

5. サンプリング ·················································································································· 2 

6. 手順 ······························································································································ 2 

7. 試験報告書 ····················································································································· 3 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

K 5101-7:2004 

(ISO 787-22:1980) 

顔料試験方法−第7部:耐ブリード性 

Test methods for pigments―Part 7:Resistance to bleeding 

序文 この規格は,1980年に第1版として発行されたISO 787-22,General methods of test for pigments and 

extenders―Part 22:Comparison of resistance to bleeding of pigmentsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式

を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

耐ブリード性の測定には多くの方法,例えば,溶剤への溶解度が適用できる。この規格で規定する方法

は,本質的に実用試験であり,他の方法より一般的な価値が大きい。 

1. 適用範囲 この規格は,顔料及び体質顔料の耐ブリード性を,試験顔料と受渡当事者間で協定した比

較顔料とを比較することによって求める一般試験方法について規定する。 

備考1. この試験方法をある顔料に適用するとき,その顔料の個別規格にこの規格を引用する。当該

顔料の特別な性質のためにこの試験方法を修正した場合はその詳細を示す。この規格で規定

している試験方法が適用できない特殊な顔料の場合は,耐ブリード性を比較するために別の

方法を規定してもよい。 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 787-22:1980,General methods of test for pigments and extenders―Part 22:Comparison of 

resistance to bleeding of pigments (IDT) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング 

備考 ISO 15528:2000,Paints,varnishes and raw materials for paints and varnishes―Samplingが,この

規格と一致している。 

参考 この規格の原国際規格であるISO 787-22ではISO 842を引用しているが,ISO 842はISO 

15528:2000に統合され,廃止されているため,ISO 15528:2000と一致しているJIS K 5600-1-2

を引用した。 

JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第3節:色の目視比較 

備考 ISO/FDIS 3668:1998,Paints,varnishes―Visual comparison of the colour of paintsが,この規格

K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

と一致している。 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 

ブリード (bleed)  塗料を塗り重ね塗装する際に,塗膜に含まれる顔料の色が移動することによって,新し

く塗布した塗膜が脱色したり又は汚れたりすること。 

参考 一般に,この脱色は,塗膜を塗布した直後か,又は塗膜が乾燥するまでの間に起こる。 

4. 器具  

4.1 

試験板 適切な軽量金属の試験板。例えば,光沢のあるぶりき板又はアルミニウム板で,大きさは

150 mm×100 mmのもの。その表面を洗浄し,軽く研磨したもの。又は,受渡当事者間で協定したその他

の適切な試験板。 

4.2 

研磨紙 (silicon carbide paper) 粒度が♯600のもの。 

4.3 

黒白コントラストチャート (black and white charts) 隠ぺい力の測定に用いるものと同じもの。 

4.4 

バインダー 常温乾燥又は特定の温度で特定の時間焼付するのに適したバインダーで受渡当事者間

で協定したもの。 

4.5 

白色上塗り組成 受渡当事者間で協定したもの。 

5. サンプリング 試験する製品から,JIS K 5600-1-2に従って代表サンプルを採取する。 

6. 手順 受渡当事者間で協定した適切な方法によって,受渡当事者間で協定したバインダーを用いて試

験顔料の分散体を調製する。さらに,分散体を,取り決めたバインダー又は溶剤で希釈し適切な粘度に調

整する。 

同じ方法,同じバインダーを用いて受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体を調製する。 

ぬれ塗膜の膜厚が75〜120 µmになるように,受渡当事者間で協定した方法で,試験顔料の分散体を試

験板の3分の2の長さの部分に塗布し,残りの3分の1は未塗装のままとする。この塗膜は,規定する方

法で乾燥するか,又は規定する焼付条件で焼き付ける。 

受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体を用いて,同じ方法で比較試験板を調製する。 

事前に受渡当事者間で協定があれば,次の塗布段階の前に試験板の塗膜面を研磨紙で軽く研磨してもよ

い。未塗布面の部分には,黒白コントラストチャートをはり付ける。 

端の3分の1は試験顔料の分散体で塗布したままになり,真中の3分の1は試験顔料分散体と白色上塗

りとの両方で塗布され,他の端の3分の1及び黒白コントラストチャートは,白色上塗りだけが塗布され

るように,白色上塗り組成をパネルの3分の2の長さに塗布する。白色上塗り組成は,黒白コントラスト

チャートが十分に隠ぺいできるまで厚く塗布する。 

塗膜は常温で乾燥するか,又は受渡当事者間で協定した適切な条件で焼き付ける。 

白色上塗り塗膜が乾燥したら直ちに,拡散昼光下で,JIS K 5600-4-3に記載の手順に従って,試験板の

ブリードの程度を,受渡当事者間で協定した比較試験板のブリードの程度と比較する。ブリードの程度は,

白色組成だけで塗布されたパネルの部分と試験サンプルの顔料分散体の上に白色組成を塗布した部分との

色差で示す。さらに,試験板のブリードの程度が受渡当事者間で協定した比較試験板の程度に等しいか,

大きいか,又は小さいかを記録する。昼光が使えない場合は,人工昼光下で比較する。 

24時間後再び比較する。 

K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 受渡当事者間の協定があれば,ブリードの程度を光度計で測定してもよい。 

7. 試験報告書 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。 

a) 試験した顔料の種類及びその詳細 

b) この規格の引用 

c) 受渡当事者間で協定した項目の詳細。顔料濃度,使用した比較顔料,使用した媒体,塗布方法及び試

験塗膜の硬化条件を含む。 

d) この規格で規定する試験手順との相違点 

e) 比較を自然昼光下で行ったか,又は人工昼光下で行ったか 

f) 

試験結果(ブリードの程度が受渡当事者間で協定した比較顔料のブリードの程度より小さいか,等し

いか,又は大きいか) 

g) 試験年月日 

K 5101-7:2004 (ISO 787-22:1980) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。