C 5987:2005
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
この規格に従うことは,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。
発明の名称 多心光ファイバ接続用フェルール(特許登録 第2097352号)
設定登録日 平成08年10月02日
なお,この記載は,上記に示す特許権の効力範囲などに対して何ら影響を与えるものではない。
上記特許権者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる者に対し
ても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証している。
この規格の一部が,上記に示す以外の技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,
又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性格をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録
出願にかかわる確認について責任をもたない。
JIS C 5987には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)光コネクタ(プラグ)の光ファイバ接続方法(例)
附属書2(参考)光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例)
附属書3(参考)ファンアウトの構造(例)
附属書4(参考)着脱工具の構造(例)
C 5987:2005
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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 1
4. 形名の構成 ····················································································································· 1
5. 種類及び等級 ·················································································································· 2
5.1 種類 ···························································································································· 2
5.2 等級 ···························································································································· 3
6. 性能 ······························································································································ 4
7. 構造,形状及び寸法 ········································································································· 6
8. 試験 ····························································································································· 10
8.1 一般事項 ····················································································································· 10
8.2 試験場所の標準状態 ······································································································ 10
8.3 試験項目 ····················································································································· 10
8.4 試験方法 ····················································································································· 10
9. 表示 ····························································································································· 12
附属書1(参考)光コネクタ(プラグ)の光ファイバ接続方法(例) ············································ 18
附属書2(参考)光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例) ············································ 19
附属書3(参考)ファンアウトの構造(例) ············································································· 20
附属書4(参考)着脱工具の構造(例) ··················································································· 21
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日本工業規格 JIS
C 5987:2005
F18形光ファイバコネクタ
F18 Type connectors for optical fiber cables
序文 この規格は,一般にMini-MTコネクタと呼ばれる光ファイバコネクタの日本工業規格である。
1. 適用範囲 この規格は,JIS C 5962に規定されるクランプスプリング締結構造及びガイドピンで整列
させるプラグ(接栓)−アダプタ−プラグ結合方式によるF18形光ファイバコネクタ(以下,光コネクタと
いう。)について規定する。
なお,この規格におけるアダプタは,ガイドピン及びクランプスプリングによって構成される。
備考 この規格の中で,“規定しない”と記載してある項目については,受渡当事者間の協定による。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS C 5961 光ファイバコネクタ試験方法
JIS C 5962 光ファイバコネクタ通則
JIS C 6820 光ファイバ通則
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 5962の3.(用語の定義)によるほか,次による。
a) クランプスプリング 二つのプラグに押圧力を印加し,結合する締結用部品。
b) ファンアウト 多心光ファイバから個々の単心光ファイバへ変換する接続用部品。
4. 形名の構成 形名の構成は,JIS C 5962の4.1(形名の構成)の規定によるほか,−(ハイフン)後の特殊
構造を表す記号は,次による。
1:単心を表す。
2:ファイバピッチ0.25 mmの2心を表す。
2a:ファイバピッチ0.75 mmの2心を表す。
4:4心を表す。
21:ガイドピンを表す。
31:クランプスプリングを表す。
2
C 5987:2005
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5. 種類及び等級
5.1
種類 光コネクタの種類(形名)は,表1による。
表 1 光コネクタの種類
形名
光コネクタ
形状
フェルール
整列部形状
等級
適用光ファイバ心線の形名例
(JIS C 6820参照)
形状及
び寸法
CNF18SPF126B08-1
プラグ
F
B
Y-SSMA-9.5/125
付図1
CNF18SPF127B08-1
CNF18SPF126B10-2
U2-SSMA-9.5/125
CNF18SPF127B10-2
CNF18SPF126B10-2a
CNF18SPF127B10-2a
CNF18SPF126B10-4
U4-SSMA-9.5/125
CNF18SPF127B10-4
CNF18SPF128E08-1
E
Y-SGI-50/125
付図2
CNF18SPF128E10-2
U2-SGI-50/125
CNF18SPF128E10-2a
CNF18SPF128E10-4
U4-SGI-50/125
CNF18FX
X
規定しない
(1)
CNF18SAM-21
ガイドピン
M-M
−
−
付図3
CNF18SA-31
クランプ
スプリング
−
−
−
付図4
注(1) 形状及び寸法は,図1による。
3
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5.2
等級 光コネクタのプラグの等級は,表2による。
表 2 プラグの等級
等級
挿入損失 dB
フェルールの寸法 mm
角度
θ゜
石英系シングルモード
光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチモード
光ファイバ
(SGI-50/125)
寸法aの
許容差
寸法b
寸法c
(3)(4)
寸法d
(4)
B
1.0以下(2)
−
+0.001
+0.000
0.700
0
−0.001
0.0014
以下
2.600±0.002
0.5
以下
E
−
1.0以下(2)
+0.001
+0.000
0.700±0.001
0.003
以下
2.600±0.003
1.0
以下
X
規定しない
注(2) 直角平面研磨接続が可能なプラグと直角平面研磨接続が可能なマスタ光コネクタを屈折率整合剤を使用
して接続したときの値を示す。
(3) 寸法cは,二つのガイドピン穴実測中心を結ぶ基準線上の中点を原点としてX,Y直行座標系を形成した
とき,原点から配分した各光ファイバ挿入穴中心の設定値と,実測中心との位置ずれ量を示す。
(4) 寸法c,dの試験方法は,JIS C 5961の5.10(多心光ファイバフェルールの穴位置精度)による。
4
C 5987:2005
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6. 性能 性能は,表3による。ただし,等級Xについては,受渡当事者間の協定による。
表 3 性能
番号
項目
試験方法
(JIS C 5961)
適用条件
性能
1
かん合性
4.
(外観及び構造)
試験項目:かん合性
機械的に異常なく結合しなければな
らない。
2
挿入損失
6.1
(挿入損失)
試験方法:方法4
光源の種類:
石英系マルチモード光ファイバ:A,B,C
又はD
石英系シングルモード光ファイバ:E,F,G
又はH
ただし,マスタ光コネクタ(5)を使用。
なお,この規格の8.4 a)に規定した一括測
定方法で測定してもよい。
表2による。
3
耐振性
7.1
(耐振性)
振動数の範囲:10〜55 Hz
振幅(片振幅):0.75 mm
一軸方向当たりの試験時間:30分
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
4
耐衝撃性
7.2
(耐衝撃性)
ピーク加速度及び作用時間:
981 m/s2 (100 G)
6 ms
衝撃の回数:5回
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
5
繰返し動作
7.3
(繰返し動作)
繰返し動作回数:100回
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表5による。
機械的に異常なく結合しなければな
らない。
6
ガイドピン
保持力
−
試験方法:この規格の8.4 b)に規定した試
験方法による。
ガイドピン保持力
ガイドピン穴検査ゲージ:1.7 N以
下
プラグ検査ゲージ:3.4 N以下
7
クランプスプ
リングの押
圧力
−
試験方法:この規格の8.4 c)に規定した試
験方法による。
クランプスプリングの押圧力
:6.8〜12.8 N
8
結合部
接続強度
(軸方向)
7.6
[結合部接続強度
(軸方向)]
引張力の大きさ:6.8 N
適用光ファイバ心線:長さ1〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
5
C 5987:2005
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表 3 性能(続き)
番号
項目
試験方法
(JIS C 5961)
適用条件
性能
9
光ファイバ
コードクラ
ンプ強度(軸
方向への引
張り)
7.11
[光ファイバコー
ドクランプ強度
(軸方向への引
張り)]
試験方法:方法2
引張力の大きさ:5.9 N
適用光ファイバ心線:長さ1〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
10
光ファイバ
コードクラ
ンプ強度(屈
曲)
7.12
[光ファイバコ
ードクランプ強
度(屈曲)]
引張力の大きさ:0.5 N
屈曲回数:10回
適用光ファイバ心線:長さ1〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
11
結合力及び
離脱力
7.13
(結合力及び離脱
力)
−
結合力:6 N以下
離脱力:6 N以下
12
耐腐食性(塩
水噴霧)
8.1
(塩水噴霧)
試験時間:48時間
最終測定の項目:外観
外観:著しい腐食があってはならな
い。
13
温度サイク
ル
8.2
(温度サイクル)
試験方法:Nb
高温温度:70 ℃
低温温度:-40 ℃
各温度の放置時間:30分
変化速度:3 ℃/分
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表5による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
14
耐湿性(温湿
度サイクル)
8.4
[耐湿性
(温湿度サイクル)]
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
15
耐熱性
8.5
(耐熱性)
試験温度:70 ℃
試験時間:240時間
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表4による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
16
耐寒性
8.6
(耐寒性)
試験温度:-40 ℃
試験時間:240時間
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷
挿入損失(初期測定値)
:表2による。
挿入損失(最終測定値)
:表5による。
機械的損傷:変形,き裂,緩みなどの
有害な損傷があってはならない。
注(5) マスタ光コネクタは,規定がない限り次の条件を満たすものでなければならない。
プラグ側面のマーキング位置を一致させる方向及びその逆方向で接続したときの個々の接続損失が,屈折
率整合剤を使用し最大0.2 dB以下を示す一対のプラグのうちの一方のプラグとする。
6
C 5987:2005
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表 4 試験後の挿入損失
等級
挿入損失 dB
石英系シングルモード光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチモード光ファイバ
(SGI-50/125)
B
1.2以下(2)
−
E
−
1.2以下(2)
X
規定しない
表 5 試験後の挿入損失
等級
挿入損失 dB
石英系シングルモード光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチモード光ファイバ
(SGI-50/125)
B
1.4以下(2)
−
E
−
1.4以下(2)
X
規定しない
注(2)は5.2の表2の注参照。
7. 構造,形状及び寸法 光コネクタ結合部の構造,形状及び寸法は,図1〜5のとおりとする。個別の寸
法は,表1で規定の付図1〜 4による。ただし,同一箇所の寸法が図1〜5,及び付図1〜 4に規定されてい
る場合は,付図1〜4を優先する。
なお,寸法の規定がない箇所の構造及び形状は,参考のため例示した。また,寸法許容差の規定がない
箇所の寸法の許容差は,JIS C 5962の6.1(構造,形状及び寸法)の規定による。
7
C 5987:2005
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図 1 光コネクタ結合部
単位 mm
注(6) H部詳細は,図3による。
図 2 光コネクタ結合部(プラグ)
8
C 5987:2005
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単位 mm
図 3 H部詳細
9
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単位 mm
注(7) 両端部の面取り形状は,任意とする。
図 4 光コネクタ結合部(ガイドピン)
単位 mm
図 5 光コネクタ結合部(クランプスプリング)
10
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8. 試験
8.1
一般事項 試験は,次の規定による。ただし,等級Xについては,受渡当事者間の協定による。
8.2
試験場所の標準状態 試験場所の標準状態は,JIS C 5962の7.1(試験場所の標準状態)の規定による。
8.3
試験項目 試験項目は,JIS C 5962の7.3(試験項目)の規定に基づき,付表1による。
8.4
試験方法 試験方法は,JIS C 5961によるほか,次による。
a) 挿入損失の一括測定方法(図6参照)
1)規定の光源と励振器を光ファイバでつなぐ。
2)第1の多心光ファイバのマスタ光コネクタCAの反対側をファンアウトとつなぎ,ファンアウトの単
心に分岐された先端部CA′を励振器に結合する。
3)第2の多心光ファイバの供試プラグCBの反対側先端部CB′を光パワーメータに結合する。
4)マスタ光コネクタCAと,プラグCBを接続し,第2の多心光ファイバの出力を各心について測定す
る。
5)マスタ光コネクタCAと,プラグCBの接続を外す。
6)マスタ光コネクタCAを光パワーメータに結合し,第1の多心光ファイバ出力を各心について測定す
る。このとき,マスタ光コネクタCAの近傍で,光ファイバを切断し,切断部を光パワーメータに結
合して出力を測定してもよい。
7)光コネクタ挿入損失を各心について,次の式によって算出する。
α
−
−
=
0
1
10
log
10
P
P
L
ここに,L:光コネクタ挿入損失(dB)
P1:第2の多心光ファイバ出力(W)
P0:第1の多心光ファイバ出力(W)
α:第2の多心光ファイバの伝送損失(dB)
備考 単心プラグを測定する場合,多心光ファイバの代わりに単心光ファイバを使用し,ファンアウトを省略す
る。
図 6 挿入損失の一括測定
11
C 5987:2005
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b) ガイドピン保持力の試験方法
1) 装置 この試験に用いる装置は,3)の試験を行うのに十分な条件を備えた引張試験機,ゲージなど
とする。
2) 準備 供試のMTフェルールのガイドピン穴に,ガイドピン穴検査ゲージ(図7)又はプラグ検査
ゲージ(図8)を5.5 mm差し込む。
3) 試験 ガイドピン穴検査ゲージ又はプラグ検査ゲージの引抜き力を測定する。引張速さは,50 mm
/分以下とする。
単位 mm
注(8) この寸法部分の表面粗さ(RZ)は,0.1 μm以下でなければならない。最大高さ
粗さは,JIS B 0601の4.(輪郭曲線パラメータの定義)の規定による。
図 7 ガイドピン穴検査ゲージ
単位 mm
図 8 プラグ検査ゲージ
12
C 5987:2005
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c) クランプスプリングの押圧力試験方法
1) 装置 この試験に用いる装置は,3)の試験を行うのに十分な条件を備えた引張試験機,ゲージなど
とする。
2) 準備 供試のクランプスプリングに,長さがそれぞれ15.8±0.01 mm,及び16.2±0.01 mm,質量が
100 5
− gのゲージを差し込む。
3) 試験 次の図に示すようにクランプスプリングを押し広げるように引張力を加え,ゲージが落下す
る引張力を測定する。
図 9 クランプスプリングの押圧力試験方法
9. 表示 表示は,JIS C 5962の8.(表示)の規定による。
13
C 5987:2005
1
3
C
5
9
8
7
:
2
0
0
5
1
3
C
5
9
8
7
:
2
0
0
5
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付表 1 光コネクタ試験項目一覧表
形名
構造及
び表示
光学的性能
機械的性能
耐候性
挿入損失
かん合性
耐震性
耐衝撃性
繰返し
動作
ガイド
ピン保
持力
クラン
プスプ
リング
の押圧
力
結合部
接続強
度
(軸方
向)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(引張)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(屈曲)
結合力
及び
離脱力
耐腐食
性
(塩水
噴霧)
温度
サイク
ル
耐湿性
(温湿度
サイク
ル)
耐熱性
耐水性
7.及び9.
表3の2
表3の1
表3の3
表3の4
表3の5
表3の6
表3の7
表3の8
表3の9
表3の10
表3の11
表3の12
表3の13
表3の14
表3の15
表3の16
CNF18SPF126B08-1
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF127B08-1
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF126B10-2
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF127B10-2
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF126B10-2a
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF127B10-2a
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF126B10-4
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF127B10-4
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF128E08-1
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF128E10-2
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF128E10-2a
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SPF128E10-4
○
△
○
△
△
△
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
CNF18SAM-21
○
△
○
△
△
△
−
−
△
−
−
△
△
△
△
△
△
CNF18SA-31
○
△
○
△
△
△
−
△
△
−
−
−
△
△
△
△
△
備考 ○印は一般試験,△印は特殊試験とする[JIS C 5962の7.(試験)及びこの個別規格の8.(試験)参照]。また,−印は適用しないことを示す。
14
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 光ファイバ挿入穴中心のずれ量は,0.001 4 mm以下とする。
2. マーキングは,マーキングを同一方向にして接続することによって,逆接続を防止するための表示で
ある。
3. フェルール部及びブーツ部は一体成形しても構わない。
形名
寸法a
適用光ファイバ心線
(JIS C 6820参照)
等級
心数N
CNF18SPF126B08-1
0.126
Y-SSMA-9.5/125
B
1
CNF18SPF127B08-1
0.127
CNF18SPF126B10-2
0.126
U2-SSMA-9.5/125
2
CNF18SPF127B10-2
0.127
CNF18SPF126B10-2a
0.126
CNF18SPF127B10-2a
0.127
CNF18SPF126B10-4
0.126
U4-SSMA-9.5/125
4
CNF18SPF127B10-4
0.127
符号
部位名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
フェルール部
プラスチック
−
1
②
ブーツ部
プラスチック
合成ゴム など
−
1
付図 1 光コネクタの形状及び寸法
(CNF18SPF126B08-1, CNF18SPF126B10-2, CNF18SPF126B10-2a,CNF18SPF126B10-4,
CNF18SPF127B08-1, CNF18SPF127B10-2, CNF18SPF127B10-2a, CNF18SPF127B10-4)
15
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 光ファイバ挿入穴中心のずれ量は,0.003 mm以下とする。
2. マーキングは,マーキングを同一方向にして接続することによって,逆接続を防止するための表示で
ある。
3. フェルール部及びブーツ部は一体成形しても構わない。
形名
寸法a
適用光ファイバ心線
(JIS C 6820参照)
等級
心数N
CNF18SPF128E08-1
0.128
Y-SGI-50/125
E
1
CNF18SPF128E10-2
0.128
U2-SGI-50/125
2
CNF18SPF128E10-2a
0.128
CNF18SPF128E10-4
0.128
U4-SGI-50/125
4
符号
部位名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
フェルール部
プラスチック
−
1
②
ブーツ部
プラスチック
合成ゴム など
−
1
付図 2 光コネクタの形状及び寸法
(CNF18SPF128E08-1,CNF18SPF128E10-2,CNF18SPF128E10-2a,CNF18SPF128E10-4)
16
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
符号
形名
使用材質の例
処理の例
数量
①
CNF18SAM-21
ステンレス鋼
−
1
付図 3 ガイドピンの形状及び寸法
(CNF18SAM-21)
17
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 括弧を付けた寸法は,参考値とする。
2. *寸法が15.8 mmから16.2 mmのとき,クランプスプリングの押圧力は表3の6による。
符号
形名
使用材質の例
処理の例
数量
①
CNF18SA-31
ステンレス鋼
−
1
付図 4 クランプスプリングの形状及び寸法
(CNF18SA-31)
18
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書1(参考)光コネクタ(プラグ)の光ファイバ接続方法(例)
(本体付図1〜2に適用)
この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
手順1
図のように,光ファイバ心線の端末処理
を行う。このとき,光ファイバにきずを付
けない。
手順2
光ファイバ外径に応じて適切な内径を
もったフェルールに光ファイバ心線を接
着固定し,フェルール端面を研磨仕上げし
て,プラグを作製する。
このとき,接着剤は,十分硬化させてか
ら規定を満足させる寸法に研磨仕上げす
る。
19
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2(参考)光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例)
この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
F18形光ファイバコネクタに規定されている光コネクタと光ファイバコードを取り付けた光ファイバコ
ード付き光コネクタ(以下,コード付き光コネクタという。)の形名付与例を参考のために示す。
形名付与例
片端 :CA18F1Z10E-10A4-3(1)
両端同種:CA18F1Z10E-P2-10A4-3(2) (3)
両端異種:CA18F1Z10E-12F1Z10E-10A4-3
注(1) 形状は附属書2図1による。
(2) 形状は附属書2図2による。
(3) 両端が同じ場合はP2を付し,他端と同一であることを示す。
備考 コード付き光コネクタの形名の構成及び記号は,JIS C 5963の4.(形名)による。
コード
付き光
コネク
タを表
す記号
光コネ
クタの
形式を
表す記
号
フェル
ール整
列部を
表す記
号
フェルー
ル,スリ
ーブなど
の収容可
能な数を
表す数字
その他
特殊構
造を表
す記号
(4)
フェル
ールの
端面形
状を表
す記号
コード付
き光コネ
クタの挿
入損失等
級を表す
記号
光コネ
クタの
反射減
衰量等
級を表
す記号
[
ハ
イ
フ
ン
]
適用光
ファイ
バコー
ドを表
す記号
光ファ
イバの
種類を
表す記
号
光ファ
イバの
数を表
す数字
[
ハ
イ
フ
ン
]
適用光
ファイ
バコー
ドの長
さ
例 CA 18 F 1 Z 10 E - 10 A 4 - 3
注(4) 本体に規定される特殊構造を表す記号から光ファイバの数を表す数字を除いたものとする。
附属書2図 1 CA18F1Z10E-10A4-3
附属書2図 2 CA18F1Z10E-P2-10A4-3
20
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書3(参考)ファンアウトの構造(例)
この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
21
C 5987:2005
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書4(参考)着脱工具の構造(例)
この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
プラグの接続部にクランプスプリングを取り付ける場合,及び接続部からクランプスプリングを取り除
く場合に,使用する着脱工具の一例を,次に示す。
単位 mm
注(1) 自由時の寸法を示し,クランプスプリングの変形が弾性限度範囲以内にあるところまでしか開いてはなら
ない。
関連規格 JIS C 5963 光ファイバコード付き光コネクタ通則