C 5982:2020
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 形名の構成 ······················································································································ 3
4.1 光コネクタ形状を表す記号 ······························································································ 3
4.2 その他の特殊構造を表す記号 ··························································································· 3
5 種類及び等級 ··················································································································· 3
5.1 種類 ···························································································································· 3
5.2 等級 ···························································································································· 5
6 性能······························································································································· 6
7 構造,形状及び寸法 ·········································································································· 9
8 試験······························································································································ 16
8.1 一般事項 ····················································································································· 16
8.2 試験場所の標準状態 ······································································································ 16
8.3 試験項目 ····················································································································· 16
8.4 試験方法 ····················································································································· 19
9 表示······························································································································ 20
附属書A(参考)光ファイバコードのプラグへの接続方法例························································ 21
附属書B(参考)光コネクタ接続状態例··················································································· 22
附属書C(参考)光ファイバコード付き光コネクタの形名付与例·················································· 23
附属書D(参考)ファンアウトの構造例 ·················································································· 25
C 5982:2020
(2)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
光産業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本
産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS C 5982:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
C 5982:2020
F13形多心光ファイバコネクタ(MPOコネクタ)
F13 type connectors for optical fiber ribbons (MPO connectors)
序文
この規格は,1997年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の2010年改正では,
新たな光ファイバコネクタのかん合標準及び親規格に位置付けられるJIS C 5962(光ファイバコネクタ通
則)の最新版との整合性を図るために改正した。
この規格の規定と光学互換及び性能標準の規定とが重複する場合は,この規格が優先される。
なお,2001年の改正までは,この規格の対応国際規格はIEC 61754-7であったが,対応国際規格が製品
規格からかん合標準だけを規定する性能規格に改訂されたため,現時点でこの規格の対応国際規格はない。
1
適用範囲
この規格は,JIS C 5962に基づく,プッシュプル締結方式及びプラグイン締結方式,並びにガイドピン
で整列されるフェルール構造を備えたプラグ−アダプタ−プラグ組合せ,プラグ−レセプタクル組合せ及
びプラグ−ソケット組合せによる,一般的にMPOコネクタと呼ばれるF13形多心光ファイバコネクタ(以
下,光コネクタという。)の,光コネクタの構造,形状及び寸法について規定する。かん合標準は,JIS C
5964-7-1及びJIS C 5964-7-2を参照。
この規格の中で,“規定しない”と記載する項目については,受渡当事者間の協定による。
光ファイバコードのプラグへの接続方法例を,附属書Aに示す。
光コネクタ接続状態例を,附属書Bに示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5962 光ファイバコネクタ通則
JIS C 5964-7-1 光ファイバコネクタかん合標準−第7-1部:MPOコネクタ類(F13形)−1列
JIS C 5964-7-2 光ファイバコネクタかん合標準−第7-2部:MPOコネクタ類(F13形)−2列
JIS C 5965-3-31 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−光ファイバコネクタ光学互換標準−第
3-31部:シングルモード光ファイバ用1列多心角形ポリフェニレンスルフィド(PPS)8度斜め
PC端面フェルールの接続部パラメータ
JIS C 61300-1 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第1部:通則
JIS C 61300-2-1 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-1部:正弦
波振動試験
JIS C 61300-2-2 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-2部:繰返
2
C 5982:2020
しかん合試験
JIS C 61300-2-4 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-4部:光フ
ァイバクランプ強度試験(軸方向引張り)
JIS C 61300-2-6 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-6部:かん
合部締結強度試験(軸方向引張り)
JIS C 61300-2-12 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-12部:落
下衝撃試験
JIS C 61300-2-17 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-17部:低
温試験
JIS C 61300-2-18 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-18部:高
温試験
JIS C 61300-2-21 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-21部:混
合温湿度サイクル試験
JIS C 61300-2-22 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-22部:温
度サイクル試験
JIS C 61300-2-26 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-26部:塩
水噴霧試験
JIS C 61300-2-44 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第2-44部:光
ファイバクランプ強度試験−繰返し曲げ
JIS C 61300-3-4 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-4部:損失
測定
JIS C 61300-3-11 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-11部:結
合力及び離脱力測定
JIS C 61300-3-22 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-22部:フ
ェルール押圧力測定
JIS C 61300-3-27 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-27部:多
心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定
IEC 61300-3-49,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and measurement
procedures−Part 3-49: Examinations and measurements−Guide pin retention force for rectangular ferrule
multi-fibre connectors
IEC 61300-3-51,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and measurement
procedures−Part 3-51: Examinations and measurements−Pin gauge withdrawal force for rectangular
ferrule multi-fibre connectors
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5962の箇条3(用語及び定義)によるほか,次による。
3.1
ファンアウト(fan-outs)
多心光ファイバから個々の単心光ファイバへ変換する接続用部品。
注記 ファンアウトの構造例を,附属書Dに示す。
3
C 5982:2020
3.2
基準プラグ(reference plug)
光コネクタの光学特性を測定する場合に基準とする光コネクタプラグ。
4
形名の構成
4.1
光コネクタ形状を表す記号
光コネクタ形状を表す記号は,JIS C 5962の表JA.1(光コネクタ形状を表す記号)によるほか,表1に
よる。
表1−光コネクタ形状を表す記号
記号
光コネクタ形状
BH
バックプレーンに取り付けるハウジング(バックプレーンハウジング)
PH
プリント板に取り付けるハウジング(プリント板ハウジング)
4.2
その他の特殊構造を表す記号
その他の特殊構造を表す記号は,表2による。
表2−特殊構造を表す記号
記号
特殊構造
T24
ハウジングを取り付ける板の板厚が2.4 mmであることを表す。
T32
ハウジングを取り付ける板の板厚が3.2 mmであることを表す。
TX
ハウジングを取り付ける板の板厚を規定しないことを表す。
2
2心を表す。
4
4心を表す。
8
8心を表す。
10
10心を表す。
12
12心を表す。
16
16心を表す。
20
20心を表す。
24
24心を表す。
附属書Cに,光ファイバコード付き光コネクタの形名付与例を示す。
5
種類及び等級
5.1
種類
光コネクタの種類は,表3による。
4
C 5982:2020
表3−光コネクタの種類
光コネクタ形状
フェルール
整列部形状
適用光ファイバ
コードの形態
適用光ファイバコードの形名例
(JIS C 6820参照)
心
数
形状及び寸法
プラグ
F a)
1列コード
OFC3.5-U2-SSMA-9.5/125
2
図1
OFC3.5-U4-SSMA-9.5/125
4
OFC4.5-U8-SSMA-9.5/125
8
OFC4.5-U10-SSMA-9.5/125
10
OFC4.5-U12-SSMA-9.5/125
12
OFC3.8-U16-SSMA-9.5/125
16
OFC3.5-U2-SGI-50/125
2
OFC3.5-U4-SGI-50/125
4
OFC4.5-U8-SGI-50/125
8
OFC4.5-U10-SGI-50/125
10
OFC4.5-U12-SGI-50/125
12
OFC3.8-U16-SGI-50/125
16
2列コード
OFC3.8-U16-SSMA-9.5/12
16
OFC3.8-U20-SSMA-9.5/12
20
OFC3.8-U24-SSMA-9.5/12
24
OFC3.8-U16-SGI-50/125
16
OFC3.8-U20-SGI-50/125
20
OFC3.8-U24-SGI-50/125
24
1列テープ心線
U8-SSMA-9.5/125
8
図2
U10-SSMA-9.5/125
10
U12-SSMA-9.5/125
12
U16-SSMA-9.5/125
16
U8-SGI-50/125
8
U10-SGI-50/125
10
U12-SGI-50/125
12
U16-SGI-50/125
16
2列テープ心線
U16-SSMA-9.5/125
16
U20-SSMA-9.5/125
20
U24-SSMA-9.5/125
24
U16-SGI-50/125
16
U20-SGI-50/125
20
U24-SGI-50/125
24
M b)
1列コード
OFC3.5-U2-SSMA-9.5/125
2
図3
OFC3.5-U4-SSMA-9.5/125
4
OFC4.5-U8-SSMA-9.5/125
8
OFC4.5-U10-SSMA-9.5/125
10
OFC4.5-U12-SSMA-9.5/125
12
OFC3.8-U16-SSMA-9.5/125
16
OFC3.5-U2-SGI-50/125
2
OFC3.5-U4-SGI-50/125
4
OFC4.5-U8-SGI-50/125
8
OFC4.5-U10-SGI-50/125
10
OFC4.5-U12-SGI-50/125
12
OFC3.8-U16-SGI-50/125
16
OFC3.8-U24-SGI-50/125
24
5
C 5982:2020
表3−光コネクタの種類(続き)
光コネクタ形状
フェルール
整列部形状
適用光ファイバ
コードの形態
適用光ファイバコードの形名例
(JIS C 6820参照)
心
数
形状及び寸法
プラグ
M b)
2列コード
OFC3.8-U16-SSMA-9.5/12
16
図3
OFC3.8-U20-SSMA-9.5/12
20
OFC3.8-U24-SSMA-9.5/12
24
OFC3.8-U16-SGI-50/125
16
OFC3.8-U20-SGI-50/125
20
OFC3.8-U24-SGI-50/125
24
1列テープ心線
U8-SSMA-9.5/125
8
図4
U10-SSMA-9.5/125
10
U12-SSMA-9.5/125
12
U16-SSMA-9.5/125
16
U8-SGI-50/125
8
U10-SGI-50/125
10
U12-SGI-50/125
12
OFC3.8-U16-SGI-50/125
16
2列テープ心線
U16-SSMA-9.5/125
16
U20-SSMA-9.5/125
20
U24-SSMA-9.5/125
24
U16-SGI-50/125
16
U20-SGI-50/125
20
U24-SGI-50/125
24
アダプタ
−
−
−
−
図5
BHハウジング
−
−
−
−
図6
PHハウジング
−
−
−
−
図7
注a) F形プラグ又はF形プラグ(ピンなし)という。
b) M形プラグ又はM形プラグ(ピンあり)という。
5.2
等級
5.2.1
プラグ
プラグの等級は,表4による。
表4−プラグの等級
等級
挿入損失(dB)
フェルールの寸法(mm)
角度
θ(°)
石英系シングル
モード光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチ
モード光ファイバ
(SGI-50/125)
aの
許容差
b
c c), d)
d d)
B
1.0以下a), b)
−
+0.001
0
0.700
001
.00
−
0.001 4以下 4.600±0.003
0.5以下
E
−
1.0以下a), b)
+0.001
0
0.700±
0.001
0.003以下
4.600±0.003
1.0以下
X
規定しない
6
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表4−プラグの等級(続き)
注a) 斜めPC研磨接続が可能なプラグと斜めPC研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
b) 直角PC研磨接続が可能なプラグと直角PC研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
c) 二つのガイドピン穴実測中心を結ぶ基準線上の中点を原点としてXY直交座標系を形成したとき,原点から
配分した各光ファイバ挿入穴設定中心と実測中心との位置ずれ量
d) 測定方法は,JIS C 61300-3-27(多心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定)による。
5.2.2
基準プラグ(reference plug)
基準プラグは,特に規定がない場合,次の条件全てを満たすフィジカルコンタクト(Physical Contact, PC)
接続が可能な光コネクタプラグでなければならない。
a) 3プラグ全ての組合せ(3対向)の挿入損失の最大値が,0.3 dB以下を示す組合せから抽出したプラグ
とする。ただし,3プラグのうち少なくとも2プラグは,F形プラグとし,F形プラグ同士の接続を行
う場合は,ガイドピンを用いる。図B.2参照。
b) シングルモード光ファイバ用1列多心光コネクタ基準プラグの場合は,JIS C 5965-3-31に定義する等
級Bを満たす光コネクタプラグである。
c) シングルモード光ファイバ用2列多心光コネクタ基準プラグの場合は,ガイドピン径,ガイドピン穴
径,フェルール端面角度(X軸及びY軸),及びフェルール曲率半径(X軸端面及びY軸端面)につ
いて,JIS C 5965-3-31を満たす光コネクタプラグである。
d) 受渡当事者間で光学互換のパラメータを追加で規定してもよい。
5.2.3
アダプタ
アダプタの等級は,規定しない。
5.2.4
BHハウジング
BHハウジングの等級は,規定しない。
5.2.5
PHハウジング
PHハウジングの等級は,規定しない。
6
性能
性能は,表5による。また,試験後の挿入損失は表6に,及び繰返し動作試験後の挿入損失は表7によ
る。
7
C 5982:2020
表5−性能
番号
項目
試験方法
適用条件
性能
1
挿入損失
JIS C 61300-3-4
試験方法:供試品のタイプによって適
切に選ぶ。
光源の種類:個別の仕様で規定する。
ただし,基準プラグを使
用。
表4による。
2
耐震性
JIS C 61300-2-1
振動数の範囲:10 Hz〜55 Hz
振幅(片振幅):0.75 mm
一軸方向当たりの試験時間:30分
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
3
耐衝撃性
JIS C 61300-2-12
試験方法:方法A
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
4
繰返し動作
JIS C 61300-2-2
繰返し動作回数:
− プッシュプル締結方式
:500回
− プラグイン締結方式
:100回
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表7
による。
機械的に異常なく結合し
なければならない。
5
フェルール押圧力
JIS C 61300-3-22
フェルール押圧力を規定するフェル
ール先端位置:光学的基準面
フェルール押圧力:JIS C
5964-7-1
及び
JIS C
5964-7-2による。
6
ガイドピン保持力
(F形プラグ)
IEC 61300-3-51
−
ガイドピン保持力:
JIS C 5964-7-1及びJIS C
5964-7-2による。
7
ガイドピン固定力
(M形プラグ)
IEC 61300-3-49
−
ガイドピン固定力:
JIS C 5964-7-1及びJIS C
5964-7-2による。
8
結合部接続強度
(軸方向)
JIS C 61300-2-6
引張力:68.6 N
適用光ファイバコード:長さ1 m〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
9
光ファイバコード
クランプ強度
(軸方向への引張
り)
JIS C 61300-2-4
試験方法:方法2
引張力:50 N(コード)
5.9 N(テープ心線)
適用光ファイバコード:長さ1 m〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
8
C 5982:2020
表5−性能(続き)
番号
項目
試験方法
適用条件
性能
10
光ファイバコード
クランプ強度
(屈曲)
JIS C 61300-2-44
引張力:4.9 N(コード)
0.5 N(テープ心線)
屈曲回数:100回
適用光ファイバコード:長さ1 m〜2 m
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
11
結合力及び離脱力
JIS C 61300-3-11
−
結合力:29.4 N以下
離脱力:19.6 N以下
(プラグ−アダプタ間,プ
ラグ−PHハウジング間,
及びプラグ−BHハウジン
グ間)
結合力:49.0 N以下
離脱力:39.2 N以下
(PHハウジング−BHハ
ウジング間)
12
耐腐食性
(塩水噴霧)
JIS C 61300-2-26
試験時間:48時間
最終測定の項目:外観
外観:著しい腐食があって
はならない。
13
温度サイクル
JIS C 61300-2-22
試験方法:Nb
高温温度:70 ℃
低温温度:−25 ℃
各温度の放置時間:30分
温度の変化速度:3 ℃/分
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
14
耐湿性
(温湿度サイク
ル)
JIS C 61300-2-21
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
15
耐熱性
JIS C 61300-2-18
試験温度:70 ℃
試験時間:240時間
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
16
耐寒性
JIS C 61300-2-17
試験温度:−25 ℃
試験時間:240時間
初期測定の項目:挿入損失
最終測定の項目:挿入損失及び機械的
損傷
試験前の挿入損失:表4
による。
試験後の挿入損失:表6
による。
機械的損傷:変形,亀裂,
緩みなどの有害な損傷が
あってはならない。
9
C 5982:2020
表6−試験後の挿入損失
単位 dB
等級
石英系シングルモード光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチモード光ファイバ
(SGI-50/125)
B
1.2以下a), b)
−
E
−
1.2以下a), b)
X
規定しない
注a) 斜め平面研磨接続が可能なプラグと斜め平面研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
b) 直角平面研磨接続が可能なプラグと直角平面研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
表7−繰返し動作試験後の挿入損失
単位 dB
等級
石英系シングルモード光ファイバ
(SSMA-9.5/125)
石英系マルチモード光ファイバ
(SGI-50/125)
B
1.4以下a), b)
−
E
−
1.4以下a), b)
X
規定しない
注a) 斜め平面研磨接続が可能なプラグと斜め平面研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
b) 直角平面研磨接続が可能なプラグと直角平面研磨接続が可能な基準プラグとを接続したときの値
7
構造,形状及び寸法
光コネクタのかん合部の構造,形状及び寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2による。
光コネクタのかん合部以外の構造,形状及び寸法は,図1〜図7による。
規定のない箇所の寸法許容差は,各個別規定による。
10
C 5982:2020
単位 mm
光ファイバ挿入穴中心の位置ずれ量は,表4による。
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
ハウジング
プラスチック
−
1
②
ピンクランプ部品
プラスチック
−
1
③
カップリング
プラスチック
−
1
④
スプリング
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑤
コイルばね押し
プラスチック
−
1
⑥
フェルール用コイルばね
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
1
⑦
コイルばね押しぶた(蓋)
プラスチック
−
1
⑧
TMクランパ
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑨
ゴムブーツ
合成ゴム
−
1
⑩
フェルール
プラスチック
−
1
⑪
ブーツ
合成ゴム
−
1
図1−1列コード及び2列コードのF型プラグ(ピンなし)の形状及び寸法
11
C 5982:2020
単位 mm
光ファイバ挿入穴中心の位置ずれ量は,表4による。
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
注記3 2枚のテープ心線を実装した図である。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
ハウジング
プラスチック
−
1
②
ピンクランプ部品
プラスチック
−
1
③
カップリング
プラスチック
−
1
④
スプリング
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑤
コイルばね押し
プラスチック
−
1
⑥
フェルール用コイルばね
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
1
⑦
ゴムブーツ
合成ゴム
−
1
⑧
フェルール
プラスチック
−
2
⑨
ブーツ
合成ゴム
−
1
図2−1列テープ心線及び2列テープ心線のF形プラグ(ピンなし)の形状及び寸法
12
C 5982:2020
単位 mm
光ファイバ挿入穴中心の位置ずれ量は,表4による。
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2基づく。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
ハウジング
プラスチック
−
1
②
ピンクランプ部品
プラスチック
−
1
③
カップリング
プラスチック
−
1
④
スプリング
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑤
コイルばね押し
プラスチック
−
1
⑥
フェルール用コイルばね
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
1
⑦
コイルばね押しぶた(蓋)
プラスチック
−
1
⑧
TMクランパ
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑨
ゴムブーツ
合成ゴム
−
1
⑩
フェルール
プラスチック
−
1
⑪
ブーツ
合成ゴム
−
1
⑫
ガイドピン
ステンレス鋼
−
2
図3−1列コード及び2列コードのM形プラグ(ピンあり)の形状及び寸法
13
C 5982:2020
単位 mm
光ファイバ挿入穴中心の位置ずれ量は,表4よる。
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
注記3 2枚のテープ心線を実装した図である。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
ハウジング
プラスチック
−
1
②
ピンクランプ部品
プラスチック
−
1
③
カップリング
プラスチック
−
1
④
スプリング
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
2
⑤
コイルばね押し
プラスチック
−
1
⑥
フェルール用コイルばね
ステンレス鋼又は鋼
ニッケルめっき(鋼の場合)
1
⑦
ゴムブーツ
合成ゴム
−
1
⑧
フェルール
プラスチック
−
1
⑨
ブーツ
合成ゴム
−
1
⑩
ガイドピン
ステンレス鋼
−
2
図4−1列テープ心線及び2列テープ心線のM形プラグ(ピンあり)の形状及び寸法
14
C 5982:2020
単位 mm
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
注
①
ハウジング
プラスチック
−
2
ハウジング及びインナハ
ウジングは,一体構造又は
分割構造でもよい。
②
インナハウジング
プラスチック
−
2
③
スリーブ
黄銅
ニッケルめっき
2
−
④
プレート
ステンレス鋼
−
1
厚さは1.0 mm〜1.6 mmが
望ましい。
図5−アダプタ(CNF13PAF)の形状及び寸法
15
C 5982:2020
単位 mm
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
単位 mm
形名
寸法 t
CNF13BH-T24
2.7±0.05
CNF13BH-T32
3.5±0.05
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
前面ハウジング
プラスチック
−
1
②
内部ハウジング
プラスチック
−
1
③
裏面ハウジング
プラスチック
−
1
④
留め金具
黄銅
ニッケルめっき
2
⑤
なべ小ねじ
ステンレス鋼
−
2
図6−BHハウジングの形状及び寸法
16
C 5982:2020
単位 mm
注記1 括弧を付けた寸法は,参考値である。
注記2 括弧のない寸法は,JIS C 5964-7-1及びJIS C 5964-7-2に基づく。
符号
部品名称
使用材質の例
処理の例
数量
①
ハウジング
プラスチック
−
1
②
留め金具
ステンレス鋼
−
2
③
なべ小ねじ
ステンレス鋼
−
2
図7−PHハウジング(CNF13PH)の形状及び寸法
8
試験
8.1
一般事項
試験は,次による。ただし,等級Xについては,受渡当事者間の協定による。
8.2
試験場所の標準状態
試験場所の標準状態は,JIS C 61300-1の箇条5(標準的環境条件)による。
8.3
試験項目
試験項目は,JIS C 5962の附属書JC(試験の種類,試験項目及び測定項目)による。光コネクタ試験項
目一覧表を,表8に記載する。
17
C 5982:2020
表8−光コネクタ試験項目一覧表
形態
試験項目
構造,形
状及び
寸法並
びに表
示
光学的
性能
機械的性能
耐候性
挿入損
失
かん合
性
耐震性 耐衝撃
性
繰返し
動作
フェル
ール押
圧力
ガイド
ピン保
持力
(F形
プラ
グ)
ガイド
ピン固
定力
(M形
プラ
グ)
結合部
接続強
度(軸
方向)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(軸方
向への
引張
り)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(屈曲)
結合力
及び離
脱力
耐腐食
性(塩
水噴
霧)
温度サ
イクル
耐湿性
(温湿
度サイ
クル)
耐熱性 耐寒性
適用箇条
箇条7及
び箇条9
表5の
番号1
JIS C
5964-7
-1及び
JIS C
5964-7
-2
表5の
番号2
表5の
番号3
表5の
番号4
表5の
番号5
表5の
番号6
表5の
番号7
表5の
番号8
表5の
番号9
表5の
番号
10
表5の
番号
11
表5の
番号
12
表5の
番号
13
表5の
番号
14
表5の
番号
15
表5の
番号
16
1列コード
F形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
2列コード
F形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
1列テープ心
線F形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
2列テープ心
線F形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
△
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
1列コード
M形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
2列コード
M形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
1列テープ心
線M形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
2
C
5
9
8
2
:
2
0
2
0
18
C 5982:2020
表8−光コネクタ試験項目一覧表(続き)
形態
試験項目
構造,形
状及び
寸法並
びに表
示
光学的
性能
機械的性能
耐候性
挿入損
失
かん合
性
耐震性 耐衝撃
性
繰返し
動作
フェル
ール押
圧力
ガイド
ピン保
持力
(F形)
ガイド
ピン固
定力
(M形)
結合部
接続強
度(縦
方向)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(軸方
向への
引張
り)
光ファ
イバコ
ードク
ランプ
強度
(屈曲)
結合力
及び離
脱力
耐腐食
性(塩
水噴
霧)
温度サ
イクル
耐湿性
(温湿
度サイ
クル)
耐熱性 耐寒性
適用箇条
箇条7及
び箇条9
表5の
番号1
JIS C
5964-7
-1及び
JIS C
5964-7
-2
表5の
番号2
表5の
番号3
表5の
番号4
表5の
番号5
表5の
番号6
表5の
番号7
表5の
番号8
表5の
番号9
表5の
番号
10
表5の
番号
11
表5の
番号
12
表5の
番号
13
表5の
番号
14
表5の
番号
15
表5の
番号
16
2列テープ心
線M形プラグ
○
△
○
△
△
△
○
−
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
アダプタ
○
△
○
△
△
△
−
−
−
△
−
−
△
△
△
△
△
△
BHハウジング
○
△
○
△
△
△
−
−
−
△
−
−
△
△
△
△
△
△
PHハウジング
○
△
○
△
△
△
−
−
−
△
−
−
△
△
△
△
△
△
フェルール押圧力は,フェルールを図1〜図4のように仮組立てとし,試験しなければならない。
注記 ○印は一般試験,△印は特殊試験に適用する[JIS C 5962の附属書JC(試験の種類,試験項目及び測定項目)及びこの規格の箇条8参照]。また,−印は適用
しないことを示している。
2
C
5
9
8
2
:
2
0
2
0
19
C 5982:2020
8.4
試験方法
8.4.1
一般事項
試験方法は,JIS C 61300-1,JIS C 61300-2-1,JIS C 61300-2-2,JIS C 61300-2-4,JIS C 61300-2-6,JIS C
61300-2-12,JIS C 61300-2-17,JIS C 61300-2-18,JIS C 61300-2-21,JIS C 61300-2-22,JIS C 61300-2-26,
JIS C 61300-2-44,JIS C 61300-3-4,JIS C 61300-3-11,JIS C 61300-3-22,IEC 61300-3-49及びIEC 61300-3-51
によるほか,次による。
8.4.2
挿入損失の一括測定方法
挿入損失の一括測定方法は,次による(図8参照)。
a) 第1の多心光ファイバの基準プラグCAの反対側をファンアウトにつなぎ,ファンアウトの単心に分
岐された先端部CA'を規定の光源に結合する。
b) 第2の多心光ファイバの供試光コネクタプラグCBの反対側先端部CB'を,光パワーメータに結合す
る。
c) 基準プラグCA及びプラグCBを接続し,第2の多心光ファイバの出力を各心について測定する。
d) 基準プラグCA及びプラグCBの接続を外す。
e) 基準プラグCAを光パワーメータに結合し,第1の多心光ファイバ出力を各心について測定する。こ
のとき,基準プラグCAの近傍で,光ファイバを切断し,切断部を光パワーメータに結合して出力を
測定してもよい。
f)
光コネクタ挿入損失を各心について,次の式によって算出する。
a
P
P
L
−
−
=
0
1
10
log
10
····································································· (1)
ここに,
L: 光コネクタ挿入損失(dB)
P1: 第2の多心光ファイバ出力(W)
P0: 第1の多心光ファイバ出力(W)
a: 第2の多心光ファイバの伝送損失(dB)
図8−挿入損失の一括測定方法
20
C 5982:2020
9
表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品には,光コネクタの見やすい箇所に,製品仕様で要求がある
場合,次の事項を表示する。ただし,個々の光コネクタに表示することが困難な場合は,包装に表示して
もよい。
a) 製品の名称又は型番(製造業者の指定による。)
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造年月若しくは製造ロット番号,又はそれらの略号
21
C 5982:2020
附属書A
(参考)
光ファイバコードのプラグへの接続方法例
1列光ファイバコードのプラグへの接続方法の例を,表A.1に示す。
表A.1−1列光ファイバコードのプラグへの接続方法(例)
手順1
ゴムブーツを光ファイバコードに挿
入する。
手順2
光ファイバコードの端末処理を行
い,フェルール用コイルばねを通す。
このとき,光ファイバにきずを付け
ないように注意する。
手順3
光ファイバ外径に応じた適切な内径
をもつフェルール及びブーツを,フ
ェルールのマーキングとテープ形光
ファイバ心線のマーキングとを一致
させた向きで接着固定し,フェルー
ル端面を斜め研磨仕上げする。
このとき,接着剤は十分硬化させて
から,規定の寸法に研磨仕上げする。
手順4
図のように,カップリング及びスプ
リングを組み込んだハウジングに,
フェルール,ピンクランプ部品及び
フェルール用コイルばねを挿入し,
コイルばね押しを圧入して固定す
る。さらに,コイルばね押し蓋をか
ぶ(被)せ,TMクランパを用いて抗
張力体を接着固定する。
手順5
ゴムブーツを接着固定する。
22
C 5982:2020
附属書B
(参考)
光コネクタ接続状態例
光コネクタ接続状態の例を,図B.1に示す。
図B.1−F13形多心光ファイバコネクタ接続状態
ただし,5.2.2にF形プラグ同士の接続があり,この場合の接続状態を,図B.2に示す。
図B.2−F形プラグ同士の接続状態
23
C 5982:2020
附属書C
(参考)
光ファイバコード付き光コネクタの形名付与例
光ファイバコードに光コネクタを取り付けた光ファイバコード付き光コネクタ(以下,コード付き光コ
ネクタという。)の形名付与例を,参考のため次に示す。
形名付与例
− 片端 :CA13M1Z13A-09A12-3 a)
− 両端同種:CA13M1Z13A-P2-09A12-3 b), c)
− 両端異種:CA13M1Z13A-13F1Z13A-09A12-3
注a) 形状は,図C.1参照。
b) 形状は,図C.2参照。
c) 両端が同じ場合は,“P2-”を付し,他端と同一であることを示す。
注記 コード付き光コネクタの形名の構成及び記号は,JIS C 5962の附属書JB(光ファイバコード付
き光コネクタの形名及び寸法)に基づく。
コード
付きコ
ネクタ
を表す
記号
光コネ
クタの
形式を
表す記
号
フェル
ール整
列部形
状を表
す記号
フェルー
ル,スリ
ーブなど
の収容可
能な数を
表す数字
d)
フェル
ールの
端面形
状を表
す記号
コード付
き光コネ
クタの挿
入損失等
級を表す
記号
コード付
き光コネ
クタの反
射減衰量
等級を表
す記号
-
適用光
ファイ
バコー
ドを表
す記号
光ファ
イバの
種類を
表す記
号
光ファ
イバの
数を表
す数字
-
適用光
ファイ
バコー
ドの長
さ
例
CA
13
M
1
Z
13
A
-
09
A
12
-
3
注d) 心線情報を別に設けたため,その他の特殊情報を表す記号を削除している。
図C.1−コード付き光コネクタCA13M1Z13A-09A12-3
24
C 5982:2020
図C.2−コード付き光コネクタCA13M1Z13A-P2-09A12-3
25
C 5982:2020
附属書D
(参考)
ファンアウトの構造例
ファンアウトの構造の例を,図D.1に示す。
図D.1−ファンアウトの構造(例)
参考文献 JIS C 6820 光ファイバ通則