C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 概要······························································································································· 1
4 かん合標準 ······················································································································ 2
附属書A(参考)他の光アダプタ形状例 ·················································································· 16
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産
業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。これによって,JIS C 5964-20:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 5964の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 5964-4 第4部:SC形光ファイバコネクタ類(F04形)
JIS C 5964-4-1 第4-1部:SC形光ファイバコネクタ類−SC-PC簡易レセプタクル(F16形)
JIS C 5964-5 第5部:MTコネクタ類(F12形)
JIS C 5964-6 第6部:MU形光ファイバコネクタ類(F14形)
JIS C 5964-6-1 第6-1部:MU形光ファイバコネクタ類−MU-PC簡易レセプタクル(F17形)
JIS C 5964-7 第7部:MPOコネクタ類(F13)
JIS C 5964-13 第13部:FC-PC形光ファイバコネクタ類(F01形)
JIS C 5964-18 第18部:MT-RJコネクタ類(F19形)
JIS C 5964-20 第20部:LC形光ファイバコネクタ類
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 5964-20:2015
(IEC 61754-20:2012)
光ファイバコネクタかん合標準−
第20部:LC形光ファイバコネクタ類
Fiber optic connector interfaces-Part 20: Type LC connector family
序文
この規格は,2012年に第2版として発行されたIEC 61754-20を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,LC形光ファイバコネクタ類のかん合構造及び互換寸法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61754-20:2012,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Fibre optic
connector interfaces−Part 20: Type LC connector family(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5965-3(規格群) 光ファイバコネクタ光学互換
注記 対応国際規格:IEC 61755-3 (all parts),Fibre optic interconnecting devices and passive components
−Fibre optic connector optical interfaces(IDT)
3
概要
このLC形光ファイバコネクタ類は,プラグ−アダプタ−プラグで構成する単心光ファイバコネクタ(以
下,光コネクタという。)とし,次の特徴をもつ。
− 直径1.25 mmのフェルール又はフェルールの役割を果たす1 mmの全プラスチックマルチモード光フ
ァイバを使用する。
− 1個のかん合用ラッチ及び光軸方向に荷重を加えるばねをもつ光コネクタとする。
− 光コネクタプラグには一つのガイドキーがあり,かん合するとき,光コネクタプラグと光アダプタと
の接続方向及び位置関係に制限を加える。
− 光ファイバコネクタの光学的な整列構造は,弾性スリーブ又は非弾性スリーブによる。
光アダプタ又は光レセプタクルと光コネクタプラグとがかん合できる又はできないという機能上重要な
2
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
最小限の特徴からなる図面及び寸法を規定する。この規格に規定する寸法を満たさない光コネクタと接続
すると,所要の性能を満たさない可能性がある。
4
かん合標準
かん合標準は,次のとおり区分する。
− かん合標準IEC 61754-20-1:単心光コネクタプラグかん合標準−直角PC端面(図3参照)
− かん合標準IEC 61754-20-2:単心光アダプタかん合標準(図6及び図7参照)
− かん合標準IEC 61754-20-3:単心光レセプタクルかん合標準(図9参照)
− かん合標準IEC 61754-20-4:2心光コネクタプラグかん合標準−直角PC端面(図5参照)
− かん合標準IEC 61754-20-5:2心光アダプタかん合標準(図8参照)
− かん合標準IEC 61754-20-6:2心光レセプタクルかん合標準(図10参照)
− かん合標準IEC 61754-20-7:単心光コネクタプラグかん合標準−8度斜めPC端面(図4参照)
− かん合標準IEC 61754-20-8:2心光コネクタプラグかん合標準−8度斜めPC端面(図5参照)
− かん合標準IEC 61754-20-9:単心光コネクタプラグかん合標準−ジャケット径が1.25 mmの全プラス
チックマルチモード光ファイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-10:2心光コネクタプラグかん合標準−ジャケット径が1.25 mmの全プラス
チックマルチモード光ファイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-11:単心光コネクタプラグかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモー
ド光ファイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-12:2心光コネクタプラグかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモー
ド光ファイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-13:単心光アダプタかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモード光フ
ァイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-14:2心光アダプタかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモード光フ
ァイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-15:単心光レセプタクルかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモード
光ファイバ用
− かん合標準IEC 61754-20-16:2心光レセプタクルかん合標準−1 mmの全プラスチックマルチモード
光ファイバ用
かん合標準IEC 61754-20-1及びかん合標準IEC 61754-20-4は,図2 a)の直角PC端面のフェルールをも
つ。
かん合標準IEC 61754-20-7及びかん合標準IEC 61754-20-8は,図2 c)の8度斜めPC端面のフェルールを
もつ。
かん合標準IEC 61754-20-9,IEC 61754-20-10,IEC 61754-20-11及びIEC 61754-20-12は,図2 b)の平たん
(坦)で滑らかな端面をもつ(全プラスチックマルチモード光ファイバだけ)。
かん合標準IEC 61754-20-9及びIEC 61754-20-10(ジャケット径が1.25 mmの全プラスチックマルチモー
ド光ファイバ用)は,0.75 mmまでの全プラスチックマルチモード光ファイバが入る外径1.25 mmのフェ
ルールをもつ。
かん合標準IEC 61754-20-11及びIEC 61754-20-12は,フェルールを使わずに1 mmの全プラスチックマ
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
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ルチモード光ファイバを使う。
光コネクタプラグ,光アダプタ及び光レセプタクルのかん合できる組合せを,表1に示す。
光コネクタプラグ同士のかん合できる組合せを,表2に示す。
注記1 図6及び図7は各々光アダプタの片側のかん合部形状を示し,両側のかん合部に共通する弾
性スリーブ又は非弾性スリーブについても片側だけを示している。光アダプタは,片側に図
6のかん合部をもち,他方に図7のかん合部をもつ形状が一般的であるが,両側に図6のか
ん合部をもつ形状もある。
注記2 かん合標準番号は,かん合標準を区分するための番号であり,規格番号ではない。
表1−光コネクタプラグ,光アダプタ及び光レセプタクルのかん合できる組合せ
光コネクタプラグ
のかん合標準
光アダプタ及び光レセプタクルのかん合標準
IEC 61754-
20-2
(単心光
アダプ
タ)
IEC 61754-
20-3
(単心光
レセプタ
クル)
IEC 61754-
20-5
(2心光
アダプ
タ)
IEC 61754-
20-6
(2心光
レセプタ
クル)
IEC 61754-
20-13
(単心光
アダプ
タ)
IEC 61754-
20-14
(2心光
アダプタ)
IEC 61754-
20-15
(単心光
レセプタ
クル)
IEC 61754-
20-16
(2心光
レセプタ
クル)
IEC 61754-20-1
(単心)
○
○
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-4
(2心)
−
−
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-7
(単心)
○
−
○
−
−
−
−
−
IEC 61754-20-8
(2心)
−
−
○
−
−
−
−
−
IEC 61754-20-9
(単心)
○
○
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-10
(2心)
−
−
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-11
(単心)
−
−
−
−
○
○
○
○
IEC 61754-20-12
(2心)
−
−
−
−
−
○
−
○
注記 “○”はかん合できることを示し,“−”はかん合できないことを示す。
4
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−光コネクタプラグ同士のかん合できる組合せ
光コネクタプラグ
のかん合標準
光コネクタプラグのかん合標準
IEC 61754-
20-1
(単心)
IEC 61754-
20-4
(2心)
IEC 61754-
20-7
(単心)
IEC 61754-
20-8
(2心)
IEC 61754-
20-9
(単心)
IEC 61754-
20-10
(2心)
IEC 61754-
20-11
(単心)
IEC 61754-
20-12
(2心)
IEC 61754-20-1
(単心)
○
○
−
−
−
−
−
−
IEC 61754-20-4
(2心)
○
○
−
−
−
−
−
−
IEC 61754-20-7
(単心)
−
−
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-8
(2心)
−
−
○
○
−
−
−
−
IEC 61754-20-9
(単心)
−
−
−
−
○
○
−
−
IEC 61754-20-10
(2心)
−
−
−
−
○
○
−
−
IEC 61754-20-11
(単心)
−
−
−
−
−
−
○
○
IEC 61754-20-12
(2心)
−
−
−
−
−
−
○
○
注記 “○”はかん合できることを示し,“−”はかん合できないことを示す。
光コネクタプラグのかん合標準及び関連する詳細を図1〜図5及び表3〜表4に示す。
直角PC端面及び8度斜めPC端面の形状は,JIS C 5965-3規格群による。
図1−プラグかん合部の基準面
5
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) 直角PC端面
b) 全プラスチックマルチモード光ファイバ端面
c) 8度斜めPC端面
図2−フェルール端面形状
表3の注b) 参照
表3の注b) 参照
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図3−単心光コネクタプラグ(直角PC端面)かん合部
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) 前面拡大図
b) 8度斜めPC端面フェルールの幾何形状
c) 上面図
図4−単心光コネクタプラグ(8度斜めPC端面)かん合部
8
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図5−2心光コネクタプラグ(直角PC端面及び8度斜めPC端面)かん合部
表3−光コネクタプラグかん合部の寸法
単位 mm
記号
寸法
注記
最小
最大
A f)
表4による
直径
B a)
10.3
10.5
−
C
4.2
4.4
−
D
3.2
3.35
−
E
2.2
2.4
−
F
0.3
0.5
半径
G
4.88
5.00
−
H1 e)
4.42
4.52
−
H2 e)
4.42
4.52
−
I
3.0
3.2
直径
J
H1/2
H1/2
−
K
6.25
−
L(°)e)
0.0
0.2
角度
M
−
1.0
−
N
−
0.5
−
O
1.1
1.3
−
P(°)
21
角度,参考寸法
Q
8.5
8.7
−
R
0.4
0.6
半径
S(°)
30
角度,参考寸法
T
1.4
1.6
−
U
5.0
5.1
−
V
12.1
−
−
W(°)
14
角度,参考寸法
X
0.5
0.7
−
Y
3.3
−
−
Z
5.6
5.7
−
AA
5.2
5.4
−
9
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3−光コネクタプラグかん合部の寸法(続き)
単位 mm
記号
寸法
注記
最小
最大
AB
0.3
0.5
−
AC
0.8
1.0
−
AD
1.2
1.4
−
AE
0.6
0.85
直径
AG
−
1.0
−
AH
0.6
0.85
直径
AI c)
5
12
半径
AM(°)d)
90
角度
AN(°)g)
8
角度
注記1 光アダプタ又は光レセプタクルと光コネクタプラグとがかん合できる又はできないという機能上重要な最
小限の特徴からなる図面及び寸法を規定する。この規格に規定する寸法を満たさない光アダプタ,光レセ
プタクル,又は光コネクタプラグと接続すると,所要の性能を満たさない可能性がある。
注記2 IEC 61754-20-9及びIEC 61754-20-10(ジャケット径が1.25 mmの全プラスチックマルチモード光ファイバ
用光コネクタプラグ),並びにIEC 61754-20-11及びIEC 61754-20-12(1 mmの全プラスチックマルチモード
光ファイバ用光コネクタプラグ)の場合,フェルール(光ファイバ)は,かん合しても動かないため寸法B
は変動しない。また,寸法Bが10.3 mmより小さくてもよい。
注a) 寸法Bは,非かん合状態の寸法である。フェルールは端面に直接触れて,力が加わることによって動くため,
寸法Bは変動する。寸法Bが9.8 mm〜10.0 mmのとき,フェルール押圧力は5.0 N〜6.0 Nとする。この押圧
力は光ファイバ心線の場合であり,異なる構造をもつ光ファイバコードの場合,より大きい値となる可能性
がある。IEC 60794-2-50を参照。フェルール押圧力の測定方法は,JIS C 61300-3-22を参照。
b) 面取りC又は丸みRは,フェルール端面から深さ方向に最大0.5 mmとしてもよい。
c) 全ての研磨工程が完了したフェルールに適用する。
d) 平面Aと平面Bとの間の角度として定義する。平面Aは,フェルール中心軸と斜めPCコネクタプラグのキ
ーの対称軸とで構成する面とする。平面Bは,フェルール中心軸を通り,斜めPC基準面に対し直角な平面
とする。
e) テーパの角度Lは,寸法H1及びH2に対して適用する。
f) 1 mmの全プラスチック光ファイバ及びジャケット径が1.25 mmの全プラスチックマルチモード光ファイバに
おいては,光ファイバ又は光ファイバジャケットが,フェルール及び整列構造の役割を果たす。
g) フェルール中心軸と斜めPC基準面の法線とのなす角度とする。
表4−光コネクタプラグかん合部のフェルールの等級ごとの寸法A
単位 mm
等級
寸法
注記
最小
最大
1
1.248 5
1.249 5
−
2
1.248 3
1.249 5
−
3
1.246 7
1.249 5
−
4
1.200
1.250
ジャケット径が1.25 mmの全プラス
チックマルチモード光ファイバ
5
0.90
1.00
1 mmの全プラスチックマルチモード
光ファイバ
10
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
光アダプタのかん合標準及び関連する詳細を図6〜図8及び表5に示す。
注記 他の場合と異なる箇所の寸法だけを示す。
b−b(全プラスチックマルチモード光ファイバ 非弾性スリーブの場合)
図6−単心光アダプタかん合部
F
11
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 ジュニアアダプタ形状については表5の注f)を参照。
図7−単心光アダプタ(ジュニアアダプタ形状)かん合部
図8−2心光アダプタかん合部
F
12
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5−光アダプタかん合部の寸法
単位 mm
記号
寸法c)
注記
最小
最大
A a) b) c) d)
−
−
直径
B
9.9
10.0
−
C
4.5
−
−
D
3.4
3.5
−
E
2.6
2.7
−
F
0.2
0.3
半径
G
4.0
4.1
−
H1
4.60
4.75
−
H2
4.60
4.75
−
I
2.87
2.97
直径
J
2.29
−
K
6.25
−
L(°)e)
−
0.2
角度
M
1.0
1.1
−
N
0.5
0.6
−
O
−
1.3
−
P(°)
15
角度,参考寸法
R
60
角度,参考寸法
AK
0.5
0.6
−
AL
1.7
1.8
−
AO
11.0
12.8
−
AP f)
14.5
14.7
−
AQ
2.2
2.4
半径
AR
1.1
1.2
−
AS
6.6
6.8
−
AT
0.6
0.7
−
AV
1.0
1.1
−
AW
1.4
1.5
直径
AX
1.9
−
−
AY
5.3
5.4
−
注記1 光アダプタ又は光レセプタクルと光コネクタプラグとがかん合できる又はできないという機能上重要な最
小限の特徴からなる図面及び寸法を規定する。少なくとも片方に,この規格に規定する寸法を満たさない
光コネクタプラグを接続すると,所要の性能を満たさない可能性がある。
注記2 追加情報として,異なる心数の外形形状,取付穴寸法及び外形寸法を,図A.1〜図A.4及び表A.1〜表A.4
に示す。
注a) この光コネクタの整列構造は,弾性(割り)スリーブによる。スリーブは固定されていても,固定されてい
なくてもよい。非弾性スリーブは全プラスチックマルチモード光ファイバ用である。固定されたスリーブの
場合,寸法Iの幾何公差を寸法Aにも適用する。固定されていないスリーブの場合,スリーブに挿入された
ピンゲージが,データムBの円筒形状内を移動可能でなければならない。寸法Aは,整列構造の内径によっ
て定まる。
b) この光コネクタの整列構造は,弾性(割り)スリーブによる。ピンゲージを光アダプタの中心まで挿入する
力は,1.0 N〜2.5 Nとする。測定は,他端からもう一つのピンゲージを互いに突き当たる中心位置まで挿入し
て行う。ピンゲージの直径は,1.249 0 mmとする。中心とは,図6及び図7の寸法Bの左端位置を指す。
c) 全プラスチックマルチモード光ファイバの整列構造は,図6に示す非弾性スリーブによる。表8のピンゲー
ジで寸法Aを測る。全ての位置公差を適用する。
13
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5−光アダプタかん合部の寸法(続き)
注d) 2心光アダプタの各部は,図6又は図7,及び図8の全ての寸法による。
e) テーパの角度Lは,寸法H1及びH2に対して適用する。
f) ジュニアアダプタ形状は,光アダプタの片側だけに選択される。機械的基準面と光学基準面との距離(寸法B)
は,全ての光アダプタ及び光レセプタクルで同じである。ジュニアアダプタ形状では寸法APを使わない。ジ
ュニアアダプタ形状側は,キャビネット又は光成端架の内部のような保護された環境だけで使用され,取付
穴の使用者側に突出してはならない。
光レセプタクルのかん合標準及び関連する詳細を図9〜図10及び表6〜表8に示す。
図9−単心光レセプタクルかん合部
F
14
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図10−2心光レセプタクルかん合部
表6−光レセプタクルかん合部の寸法
単位 mm
記号
寸法c)
注記
最小
最大
A a) b) c)
表7による
−
B
9.9
10.0
−
C
4.5
−
−
D
3.4
3.5
−
E
2.6
2.7
−
F
0.2
0.3
半径
G
4.0
4.1
−
H1
4.60
4.75
−
H2
4.60
4.75
−
I
2.87
2.97
直径
J
2.29
−
K
6.25
−
L(°)d)
−
0.2
角度
M
1.0
1.1
−
N
0.5
0.6
−
O
−
1.3
−
P(°)
15
角度,参考寸法
AO
11.0
12.8
−
AP
14.5
14.7
−
AQ
2.2
2.4
半径
AR
1.1
1.2
−
AS
6.6
6.8
−
AT
0.6
0.7
−
AV
1.0
1.1
−
AW
0.5
0.6
−
AX
1.9
−
−
15
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6−光レセプタクルかん合部の寸法(続き)
注記 光アダプタ又は光レセプタクルと光コネクタプラグとがかん合できる又はできないという機能上重要な最小
限の特徴からなる図面及び寸法を規定する。この規格に規定する寸法を満たさない光コネクタプラグと接続
すると,所要の性能を満たさない可能性がある。
注a) この光コネクタの整列構造は,非弾性スリーブ又は弾性スリーブによる。寸法Aは,整列構造によって定ま
る内径である。
b) スリーブは,固定されていても,固定されていなくてもよい。固定されたスリーブの場合,寸法Iの幾何公
差を寸法Aにも適用する。固定されていないスリーブの場合,スリーブに挿入されたピンゲージが,データ
ムBの円筒形状内を移動可能でなければならない。
c) 2心光レセプタクルの各部は,図9及び図10の全ての寸法による。
d) テーパの角度Lは,寸法H1及びH2に対して適用する。
表7−光レセプタクルかん合部の整列構造の等級ごとの寸法A
単位 mm
等級 c)
寸法
注記
最小
最大
1
1.251
1.252
非弾性スリーブa)
2
1.251
1.254
3
1.251
1.257
4
1.251
1.265
5
1.070
1.200
6
−
−
弾性スリーブb)
注a) この光コネクタの整列構造は,非弾性スリーブによる。寸法Aは,二つのピンゲージを用いて試験する。一
つは,寸法Aの最大値よりも1 μm太い等級のピンゲージ,もう一つは,寸法Aの最小値よりも1 μm細い等
級のピンゲージである。ピンゲージは,適正な等級を選択する。
b) 等級6の光コネクタの整列構造は,弾性(割り)スリーブによる。ピンゲージを図9の寸法Gの左端位置ま
で挿入する力は,1.0 N〜2.5 Nとする。光レセプタクルの光コネクタプラグ面側からだけピンゲージを完全に
挿入する。そのピンゲージを図11及び表8に示す。
c) 等級は,かん合標準を示す番号に追記する。
図11−光レセプタクル用ピンゲージ
表8−ピンゲージの寸法
単位 mm
ピンゲージ等級
寸法
注記
CK
CN
最小
最大
最小
最大
1.249
1.248 8
1.249 2
4.2
15
弾性スリーブa)
注a) 表面粗さはRa 0.2 μm未満,円筒度は0.5 μm未満が望ましい。
面取りC又は丸みR
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書A
(参考)
他の光アダプタ形状例
この附属書は,本体の規定に関連する事柄を補足するものであり,既定の一部ではない。
他の光アダプタの形状例を,図A.1〜図A.4に,また,それぞれの図の寸法を,表A.1〜表A.4に示す。
取付穴寸法(参考)
図A.1−単心光アダプタ形状
表A.1−単心光アダプタ寸法
単位 mm
記号
寸法
最小
最大
DA
25.5
27.5
DB
11.5
11.6
DC
6.9
7.0
DD
7.1
7.2
DE
11.7
11.8
DF
−
13.3
DH
−
3.8
DI
1.7
2.0
DJ
12.6
12.9
DK
13.0
13.4
注記 取付穴のパネルの厚さは,1.0 mm〜1.5 mmが望ましい。
17
C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図A.2−2心正方形フランジ光アダプタ形状
表A.2−2心正方形フランジ光アダプタ寸法
単位 mm
記号
寸法
最小
最大
EA
25.5
27.5
EB
13.0
13.15
EC
13.0
13.15
ED
13.2
13.4
EE
13.2
13.4
EF
−
15.3
EH
−
3.8
EI
1.7
2.0
EJ
12.6
12.9
EK
14.5
15.3
注記 取付穴のパネルの厚さは,1.0 mm〜1.5 mmが望ましい。
取付穴寸法(参考)
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図A.3−2心長方形フランジ光アダプタ形状
表A.3−2心長方形フランジ光アダプタ寸法
単位 mm
記号
寸法
注記
最小
最大
FA
25.5
27.5
−
FB
9.2
9.45
−
FC
12.6
13.0
−
FD
13.1
13.5
−
FE
9.5
10.0
−
FF
−
15.6
−
FG
17.9
18.1
−
FH
2.8
3.2
−
FI
1.7
2.0
−
FJ
15.95
16.6
−
FK
14.5
14.9
ラッチより大きくなければならない
FN
6.25
基準寸法
FP
2.4
2.6
穴は必須ではない
FQ
21.5
22.5
フランジは必須ではない
FR
17.5
18.5
フランジは必須ではない
FS
2.2
2.5
フランジは必須ではない
注記 取付穴のパネルの厚さは,1.0 mm〜1.5 mmが望ましい。
取付穴寸法(参考)
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C 5964-20:2015 (IEC 61754-20:2012)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図A.4−4心長方形フランジ光アダプタ形状
表A.4−4心長方形フランジ光アダプタ寸法
単位 mm
記号
寸法
注記
最小
最大
GB
9.35
9.45
−
GC
25.6
25.9
−
GD
26.0
26.5
−
GE
9.5
10.0
−
GG
30.6
30.8
−
GP
2.39
2.59
穴は必須ではない
注記1 この表に記載のない箇所の寸法は,図A.3の2心長方形フランジ光アダプタと同じ寸法で
ある。フランジは記載していない。
注記2 取付穴のパネルの厚さは,1.0 mm〜1.5 mmが望ましい。
参考文献 JIS C 61300-3-22 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-22
部:フェルール押圧力測定
IEC 60794-2-50,Optical fibre cables−Part 2-50: Indoor cables−Family specification for simplex and
duplex cables for use in terminated cable assemblies
取付穴寸法(参考)
(ねじ穴のある場合)
取付穴寸法(参考)
(ねじ穴のない場合)