サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

C 5914:2013  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3.1 部品の用語及びその定義 ································································································· 1 

3.2 性能パラメータ及びその定義 ··························································································· 2 

4 分類······························································································································· 3 

5 外観及び構造 ··················································································································· 4 

5.1 外観 ···························································································································· 4 

5.2 構造 ···························································································································· 4 

6 性能······························································································································· 4 

6.1 光学特性 ······················································································································ 4 

6.2 環境及び耐久性特性 ······································································································· 4 

7 試験方法························································································································· 4 

8 表示······························································································································· 4 

9 包装······························································································································· 4 

10 安全 ····························································································································· 4 

附属書A(参考)光サーキュレータの技術例 ············································································· 5 

附属書B(参考)光サーキュレータの応用例·············································································· 6 

附属書JA(参考)シングルモード光ファイバピッグテール形光サーキュレータの個別規格の様式例 ···· 7 

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 9 

C 5914:2013  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産

業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。これによって,JIS C 5914:2006は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 5914:2013 

光サーキュレータ通則 

General rules of optical circulator 

序文 

この規格は,2010年に第2版として発行されたIEC 62077を基とし,我が国の実情に合わせるため,技

術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

また,点線の下線を施してある箇条の規定内容は,対応国際規格の規定内容を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項であ

る。 

適用範囲 

この規格は,光ファイバを用いた光伝送に用いる光サーキュレータ(以下,光サーキュレータという。)

の通則であり,用語,分類などの一般的な共通事項について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 62077:2010,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Fibre optic circulators

−Generic specification(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 5900 光伝送用受動部品通則 

JIS C 5901 光伝送用受動部品試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 61300 (all parts),Fibre optic interconnecting devices and passive components 

−Basic test and measurement procedures(MOD) 

JIS C 5970 F01形単心光ファイバコネクタ 

JIS C 5973 F04形光ファイバコネクタ 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5900の箇条3(用語及び定義)によるほか,次による。 

3.1 

部品の用語及びその定義 

3.1.1 

完全循環形光サーキュレータ(completely circulated type optical circulator) 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

全ての端子が入力端子及び出力端子の光サーキュレータ。例えば,端子1,端子2及び端子3から成る3

端子光サーキュレータの場合,光が端子1から端子2に伝達するとき,端子2からの光は端子3に伝達し,

また端子3からの光は端子1に伝達する。 

端子 1

端子 2

端子 3

光サーキュレータ

3.1.2 

非完全循環形光サーキュレータ(incompletely circulated type optical circulator) 

ある端子が,入力端子又は出力端子としてだけ機能する光サーキュレータ。例えば,端子1,端子2及

び端子3から成る3端子光サーキュレータの場合,光が端子1から端子2に伝達するとき,端子2からの

光は端子3に伝達するが,端子3からの光は端子1に伝達しない。光サーキュレータの技術例を,附属書

Aに示す。 

端子 1

端子 2

端子 3

光サーキュレータ

3.2 

性能パラメータ及びその定義 

3.2.1 

挿入損失(insertion loss) 

光の伝達を意図する入力端子iと出力端子jとの間の対数伝達行列の要素aij。挿入損失は,入力端子と

出力端子との間の光パワーの減衰割合で,式(1)によって算出する。 

i

j

ij

P

P

a

10

log

10

=

 ······································································· (1) 

ここに, 

aij: 挿入損失(dB) 

Pi: 光サーキュレータの入力端子iに入射した光

パワー(W) 

Pj: 光サーキュレータの出力端子jから出射した

光パワー(W) 

入力端子i 

出力端子j 

端子iから端子jは伝達を
意図する方向 

光サーキュレータ 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.2.2 

アイソレーション(isolation) 

光の伝達を意図する入力端子iと出力端子jとの間において,端子jから光を入力した場合に端子iから

出力される光パワーによって定義する対数伝達行列の要素aji。アイソレーションは,入力端子と出力端子

との間の光パワーの減衰割合で,式(2)によって算出する。 

j

i

ji

P

P

a

10

log

10

=

 ······································································· (2) 

ここに, 

aji: アイソレーション(dB) 

Pi: 光サーキュレータの入力端子iから出射した

光パワー(W) 

Pj: 光サーキュレータの出力端子jに入射した光

パワー(W) 

3.2.3 

ディレクティビティ(directivity) 

挿入損失又はアイソレーションの関係にない端子間の対数伝達行列の要素。 

注記 例えば,4端子非完全循環形光サーキュレータの対数伝達行列[式(3)参照]では,Dirと示し

た要素がディレクティビティである。 

=

RL

Iso

Dir

Dir

IL

RL

Iso

Dir

Dir

IL

RL

Iso

Dir

Dir

IL

RL

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

a

44

43

42

41

34

33

32

31

24

23

22

21

14

13

12

11

 ····································· (3) 

ここに, 

Dir: ディレクティビティ(dB) 

IL: 挿入損失(dB) 

Iso: アイソレーション(dB) 

RL: 反射減衰量(dB) 

分類 

光サーキュレータの分類例を,表1に示す。 

表1−光サーキュレータの分類例 

項目 

分類例 

形式 

完全循環形,非完全循環形など 

端子数 

3端子,4端子など 

使用波長帯 

Oバンド,Cバンド,Lバンドなど 

接続形態 

プラグ形,レセプタクル形,光ファイバピッグテール形など 

適用コネクタ 

FC(F01形:JIS C 5970),SC(F04形:JIS C 5973)など 

使用光ファイバ 

SSMA-9/125など 

入力端子i 

出力端子j 

端子iから端子jは伝達
を意図する方向 

光サーキュレータ 

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

外観及び構造 

5.1 

外観 

外観は,目視によって検査したとき,著しいきず,ディグ(くぼみ),欠け,クラック,汚れなどの異常

があってはならない。 

5.2 

構造 

光サーキュレータの構造は,個別規格の規定による。難燃性材料を用いる必要がある場合は,個別規格

に規定する。 

性能 

6.1 

光学特性 

光学特性は,個別規格の規定による。個別規格の様式例を,附属書JAに示す。 

6.2 

環境及び耐久性特性 

環境及び耐久性に対する性能に関する試験条件は,性能項目ごとに個別規格の規定による。試料数及び

合格判定数,又は検査水準は,必要に応じ,性能項目ごとに個別規格で規定してもよい。個別規格の様式

例を,附属書JAに示す。 

試験方法 

光サーキュレータの試験方法は,JIS C 5901の規定による。 

表示 

光サーキュレータには,次の項目を表示する。ただし,個々の光サーキュレータに表示することが困難

な場合は,包装などに表示してもよい。 

a) 形名(製造業者の指定による。) 

b) 製造業者名又はその略号 

c) 製造年月日若しくは製造ロット番号,又はそれらの略号 

d) 伝達端子間を示す矢印又は入出力端子番号の識別を示す表記 

包装 

包装は,輸送中及び保管中に,振動,衝撃などによる製品の破損又は品質の低下がないように行う。 

10 安全 

光サーキュレータを光伝送システム,装置及びデバイスに用いる場合は,光学部品の端面から人体に影

響を及ぼす光の放射(透過光及び/又は反射光)が生じる可能性がある。したがって,製造業者は,シス

テム設計者,デバイス設計者及び使用者に対して,安全性に関する十分な情報及び確実な使用方法を明示

する。 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(参考) 

光サーキュレータの技術例 

A.1 

概要 

磁気光学結晶を用いた光サーキュレータは,次の代表的な個別部品で構成される。 

磁気光学結晶を用いた3端子非完全循環形光サーキュレータの例を,図A.1に示す。光サーキュレータ

は,ファラデー回転子,偏光子(複屈折性結晶)及び二分の一波長板から成る。端子1からの入力光は,

複屈折性結晶1によって偏光面が直交した二つの直線偏光に分離される。偏光面が直交した二つの直線偏

光は,ファラデー回転子及び光学軸が直交した二つの二分の一波長板1によって,偏光面が同一の二つの

直線偏光に変換される。偏光面が同一の二つの直線偏光は,光学軸が直交した二つの二分の一波長板2及

びファラデー回転子を透過後,複屈折性結晶2によって合成され,端子2から出力する。逆方向の端子2

からの入力光は,複屈折性結晶2によって偏光面が直交した二つの直線偏光に分離される。偏光面が直交

した二つの直線偏光は,ファラデー回転子及び二分の一波長板2によって,偏光面が同一の二つの直線偏

光に変換される。ここでの偏光面が同一の二つの直線偏光の偏光方向は,順方向と逆方向との間で互いに

直交する。偏光面が同一の二つの直線偏光は,偏光面の方向によって中央の複屈折性結晶で変位される。

その結果,逆方向の入力光は,複屈折性結晶1によって合成され,端子3から出力する。 

A.2 

複屈折性結晶 

複屈折性結晶の常光屈折率と異常光屈折率との差によって,光は異なった方向に分離する。 

ファラデー回転子

二分の一波長板1

偏光子
(複屈折性結晶1)

偏光子
(中央の複屈折性結晶)

二分の一波長板2

ファラデー回転子

端子2

端子3

端子1

偏光子
(複屈折性結晶2)

偏光面の方向

光の伝達方向で偏光面の方向が異なる
・端子1から端子2へ伝搬の場合: 実線
・端子2から端子3へ伝搬の場合: 破線

図A.1−光サーキュレータの例 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B 

(参考) 

光サーキュレータの応用例 

B.1 

概要 

光サーキュレータの応用例を,図B.1に示す。 

図B.1は,光サーキュレータを用いた光フィルタを示す。この光フィルタは,光サーキュレータ及びフ

ァイバ・ブラッグ・グレーティング(FBG)で構成している。FBGは,特定の波長の光を反射し,その他

の波長の光を透過する。光サーキュレータは,FBGで反射された特定の波長を選択して取り出すために用

いる。 

入力

(透過) 出力

(反射) 出力

光サーキュレータ

FBG

(反射)

図B.1−光サーキュレータの応用例 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

シングルモード光ファイバピッグテール形光サーキュレータの 

個別規格の様式例 

シングルモード光ファイバピッグテール形3端子非完全循環形光サーキュレータの個別規格の様式例を,

次に示す。 

a) 適用範囲 

b) 引用規格 

c) 構造 

d) 試験成績書 

e) 定格 定格の規定項目は,表JA.1による。 

表JA.1−定格の規定項目 

項目 

記号 

条件 

最大定格値 

単位 

使用温度範囲 

Ta 

− 

−  〜+   

℃ 

保存温度範囲 

Tstg 

− 

−  〜+   

℃ 

使用波長範囲 

λband 

− 

     〜    

nm 

最大入射光パワー 

Pmax 

− 

      

dBm 

f) 

光学特性 光学特性の試験は,表JA.2による。 

表JA.2−シングルモード光ファイバピッグテール形3端子非完全循環形光サーキュレータの光学特性 

項目 

記号 

最小値 

標準値 

最大値 

単位 

試験方法 

試験条件 

挿入損失 

ILij 

dB 

ILjk 

dB 

アイソレーション 

ISOji 

dB 

ISOkj 

dB 

ディレクティビティ 

DIRik 

dB 

DIRki 

dB 

反射減衰量 

RLi 

dB 

RLj 

dB 

RLk 

dB 

偏光依存性損失 

PDLij 

dB 

PDLjk 

dB 

偏波モード分散 

PMDij 

ps 

PMDjk  

ps 

光パワー損傷しきい
値 

Pma 

dBm 

g) 環境及び耐久性特性 環境及び耐久性特性の試験は,表JA.3による。 

background image

C 5914:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表JA.3−シングルモード光ファイバピッグテール形3端子非完全循環形光サーキュレータの 

環境及び耐久性特性 

項目 

試験方法 

試験条件 

要求性能 

耐寒性 

耐熱性 

耐湿性(定常状態) 

温度サイクル 

耐振性 

光ファイバクランプ強
度(軸方向引張り) 

耐衝撃性 

コネクタの横荷重 

ストレインリリーフ強
度 

background image

附属書JB 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS C 5914:2013 光サーキュレータ通則 

IEC 62077:2010 Fibre optic interconnecting devices and passive components−Fibre 
optic circulators−Generic specification 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 

光サーキュレータの用
語及び定義を規定 

変更 

IEC規格の代わりにJISを引用
した。 

光受動部品の用語を定義している
JISが存在するため。 

− 

3.1 

基本用語の定義 

削除 

JIS C 5900で規定しているため。 

3.1 部品の用語及びそ
の定義 

3.2 

部品の定義 

変更 

完全循環形及び非完全循環形だ
けを定義した。 

その他の用語は,JIS C 5900で規
定しているため。 

3.2 性能パラメータ及
びその定義 

3.3 

性能パラメータの定義 

削除 

挿入損失,アイソレーション及
びディレクティビティだけを残
し,その他を削除した。 

その他の用語は,JIS C 5900で規
定しているため。 

変更 

ディレクティビティの用語の定
義を変更した。 

IEC規格見直しの際,提案を行う。 

4 分類 

光サーキュレータの分
類例を規定 

4.1.1 
4.1.2 
4.1.3 

分類例を,形式,接続形
態及びバリアントに階層
化して規定。 

変更 

IEC規格では分類項目を3階層
に分けているが,JISでは階層
化せず,分類例を表に記載した。 

我が国の市場では分類が階層化さ
れていないため,階層分類は採用
しない。 

− 

4.1.4 

品質認証水準を規定 

削除 

JISでは通則にこれを規定しな
い。 

− 

4.1.5 

引用規格範囲を規定 

削除 

JISではここに規定しない。 

5 外観及
び構造 

5.1 外観 

4.4.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

目視検査を明確化した。 

IEC規格見直しの際,提案を行う。 

5.2 構造 

4.4.1 

JISとほぼ同じ 

削除 

難燃性材料の指定について,
IEC 60695-11-5を個別規格で引
用するとの規定を削除した。 

個別規格の規定において,IEC規
格と整合をとる。 

 
 

2

C

 5

9

1

4

2

0

1

3

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

(I)JISの規定 

(II) 
国際規
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

6 性能 

光サーキュレータの性
能を規定 

4.6 

光サーキュレータの性能
に関する要求を規定 

追加 

代表的な光サーキュレータにつ
いて,個別規格の様式例を附属
書JAに例示した。 

光サーキュレータに対して策定す
る個別規格に関して理解が深まる
ため。 

− 

4.2.1 

文書中での記号について
の規定 

削除 

文書中での記号に関しては通則で
規定しない。親規格のJIS C 5900
で規定することを検討する。 

− 

4.2.2 

個別規格の体系を規定。 

削除 

個別規格の体系は通則では規定し
ない。 

− 

4.2.3 

図面の記載方法を規定 

削除 

図面の記載方法は通則では規定し
ない。 

7 試験方
法 

光サーキュレータの試
験方法を規定 

4.2.4 

試験方法についての規定 

変更 

試験方法として,JIS C 5901を
引用した。 

JISで試験方法を規定しているた
め。 

− 

4.2.5 

試験成績書についての規
定 

削除 

JISでは,個別規格に規定するた
め。 

− 

4.2.6 

使用説明書 

削除 

使用説明書に関する規定は通則に
は定めない。 

− 

4.3 

性能に関する規格体系を
規定 

削除 

JISとIEC規格とでは規格体系が
異なり,JIS本文で説明するのは
不合理であるため。 

8 表示 

光サーキュレータの表
示項目を規定 

4.7.1 
4.7.2 

JISとほぼ同じ 

変更 

表示項目の一部を削除した。 

国内に流通する商品として必要な
表示項目だけを規定した。 

4.7.3 

包装への表示項目を規定 

削除 

包装への表示項目は,JISでは通
則に規定しない。 

9 包装 

光サーキュレータの包
装を規定 

4.8 
4.9 

取扱及び保管条件の表記
を規定 

変更 

包装を明確化した。 

IEC規格見直しの際,提案を行う。 

10 安全 

4.10 

JISとほぼ同じ 

変更 

IEC規格から,警告についての
規定を削除した。 

安全の警告は,JISでは通則に規
定しない。 

附属書A 

Annex A 

技術例 

変更 

図A.1に偏光面の方向を追加し
た。 

光サーキュレータに対して理解が
深まるため。 

附属書JA  

− 

− 

追加 

個別規格を作成するときの参考と
するため。 

2

C

 5

9

1

4

2

0

1

3

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 62077:2010,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  − 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

2

C

 5

9

1

4

2

0

1

3

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。