C 5402-11-9:2004 (IEC 60512-11-9:2002)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)から,
工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経
済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60512-11-9:2002,Connectors for
electronic equipment - Tests and measurements - Part 11-9: Climatic tests - Test 11i: Dry heatを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性格をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 5402の規格群は,JIS C 5402-1-100:試験一覧による。
C 5402-11-9:2004 (IEC 60512-11-9:2002)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 準備 ······························································································································ 2
3.1 試料の準備 ··················································································································· 2
3.2 試料の配線 ··················································································································· 2
3.3 前処理 ························································································································· 2
4. 試験方法 ························································································································ 2
4.1 供試条件 ······················································································································ 2
5. 測定 ······························································································································ 2
5.1 初期測定 ······················································································································ 2
5.2 試験中の測定 ················································································································ 2
5.3 最終測定 ······················································································································ 2
6. 個別規格に規定する事項 ··································································································· 3
JIS C 0068:1995
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 5402-11-9:2004
(IEC 60512-11-9:2002)
電子機器用コネクタ―
試験及び測定―第11-9部:耐候性試験―
試験11i:高温
Connectors for electronic equipment -
Tests and measurements - Part 11-9: Climatic tests -
Test 11i: Dry heat
序文 この規格は,2002年に第1版として発行されたIEC 60512-11-9,Connectors for electronic equipment -
Tests and measurements - Part 11-9: Climatic tests - Test 11i: Dry heatを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を
変更することなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格では点線の下線を施してある参考は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,規定する高温条件下で,規定の方法によって保存及び/又は機能する電子機
器用コネクタ(以下,コネクタという。)の能力を評価するための試験方法について規定する。この試験方
法は,類似の部品に用いてもよい。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60512-11-9:2002,Connectors for electronic equipment - Tests and measurements - Part 11-9:
Climatic tests - Test 11i: Dry heat (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構
成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定
を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,
その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0021 環境試験方法−電気・電子−高温(耐熱性)試験方法
備考 IEC 60068-2-2:1974,Environmental testing - Part 2: Tests - Test B: Dry heatがこの規格と一致
している。
JIS C 5402-1-1 電子機器用コネクタ−試験及び測定−第1-1部:一般試験−試験1a:外観
備考 IEC 60512-1-1:2002,Connectors for electronic equipment - Tests and measurements - Part 1-1:
General examination - Test 1a: Visual examinationが,この規格と一致している。
JIS C 5402-2-1 電子機器用コネクタ−試験及び測定−第2-1部:導通及び接触抵抗試験−試験2a:接
触抵抗−ミリボルトレベル法
C 5402-11-9:2004 (IEC 60512-11-9:2002)
(4)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 IEC 60512-2-1:2002,Connectors for electronic equipment - Tests and measurements - Part 2-1:
Electrical continuity and contact resistance tests - Test 2a: Contact resistance - Millivolt level
methodが,この規格と一致している。
IEC 60512-5:1992 Electromechanical components for electronic equipment; basic testing procedures and
measuring methods - Part 5: Impact tests (free components), static load tests (fixed components),
endurance test and overload tests
IEC 60512-7:1993 Electromechanical components for electronic equipment; basic testing procedures and
measuring methods - Part 7: Mechanical operating tests and sealing tests
IEC 60512-8:1993 Electromechanical components for electronic equipment; basic testing procedures and
measuring methods - Part 8: Connector tests (mechanical) and Mechanical tests on contacts and
termination
3. 準備
3.1
試料の準備 標準のアクセサリを備えた試料を,個別規格の規定によって取り付ける。
個別規格で要求する場合には,試料を試験前に規定回数,挿入及び引抜きをする。
各試験を行うに当たって,個別規格には,コネクタの条件(例えば,結合又は非結合)を規定する。
3.2
試料の配線 試料は,個別規格の規定によって配線する。
3.3
前処理 前処理は,個別規格に規定がない場合には,少なくとも1時間は行う。
参考 前処理の内容は,JIS C 5401-1 電子機器用コネクタ−第1部:品目別通則−能力認証 4.1.2前
処理の規定による。
4. 試験方法
4.1
供試条件 この試験は,個別規格で規定する厳しさを用いてJIS C 0021の次の試験に従って行う。
−試験Ba:発熱がない供試品に対する急激な温度変化を伴う高温試験(試験中に測定を必要としない場合)
−試験Bb:発熱がない供試品に対する緩やかな温度変化を伴う高温試験(試験中に測定を必要とする場合)
5. 測定
5.1
初期測定 初期測定は,個別規格の規定による。
5.2
試験中の測定 個別規格で要求する場合には,測定は,この試験の終了時,試料が個別規格で規定
する高温状態にある間に行う。
5.3
最終測定 試料は,個別規格に規定がない場合には次の試験を行い,個別規格で規定する要求事項
を満足しなければならない。
−接触抵抗−ミリボルトレベル法:JIS C 5402-2-1,試験2a
−挿入力及び引抜力:IEC 60512-7,試験13b
−外観:JIS C 5402-1-1,試験1a
−静的な力,軸方向:IEC 60512-5,試験8b
−ハウジング内のインサート保持(軸方向):IEC 60512-8,試験15b
−浸せき,防水:IEC 60512-7,試験14d
供試条件終了後,接触抵抗を測定する前に試料にストレスを加えてはならない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
a) 試料の取付方法及び配線方法
b) 供試条件の厳しさ(温度及び日数)
c) 初期測定
d) 測定に対する要求事項
e) 試験中の測定(必要とする場合)
f)
この試験方法との相違