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Z 8900-1:2008

(1)

目  次

ページ

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義 

1

4  検定用粒子の種類

1

5  品質

2

6  表示

3


 
Z 8900-1:2008

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まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本粉体工業技術協会 (APPIE)及び

財団法人日本規格協会 (JSA)から団体規格(SAP10-03:検定用粒子)を基に作成した工業標準原案を具して

日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した

日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS Z 8900 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

Z 8900-1  第 1 部:粒子径測定装置検定用粒子


日本工業規格

JIS

 Z

8900-1

:2008

標準粒子−

第 1 部:粒子径測定装置検定用粒子

Standards particles

Part 1: Reference particles for calibrating particle size measurements

apparatus

適用範囲 

この規格は,主に粒子径分布の測定装置を校正するための検定用粒子について規定する。

注記  この規格は,粒子径測定装置検定用粒子の品質について規定するものであるが,この規格によ

って適合性評価を行うことは,意図していない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0121  原子吸光分析通則

JIS R 3105  ほうけい酸ガラスの分析方法

JIS R 3301  路面標示塗料用ガラスビーズ

JIS Z 8103  計測用語

JIS Z 8901  試験用粉体及び試験用粒子

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103 及び JIS Z 8901 によるほか,次による。

3.1 

アンダーサイズ (undersize) 

粉体の粒径分布において,ある粒径より小さい粒子群の全体に対する百分率。

3.2 

アスペクト比 (aspect ratio) 

粒子の顕微鏡像において,

(最大長径/最大長径に直交する幅)で定義される粒子の形状を表す指数。

検定用粒子の種類 

検定用粒子の種類を

表 に示す。粒子形状は球形で表面は多孔質でなく,また,粒子径分布については

対数正規分布を基本として分類し,粒子径の寸法によって次の 3 種類とする。

a)  検定用粒子 (MBP 10∼100)  主として粒子径分布の範囲が 10∼100 µm に分布する粒子



Z 8900-1:2008

b)  検定用粒子 (MBP 3∼30)  主として粒子径分布の範囲が 3∼30 µm に分布する粒子 
c)  検定用粒子 (MBP 1∼10)  主として粒子径分布の範囲が 1∼10 µm に分布する粒子

表 1−検定用粒子の種類及び記号

種類

記号

使用材料

a)

粒子径分布の範囲

b)

µm

検定用粒子 1 MBP

10∼100 10∼100

検定用粒子 2 MBP

3∼30 3∼30

検定用粒子 3 MBP

1∼10

バリウムチタネートガラス

1∼10

a)

  粒子形状は球形で,表面は多孔質ではない。

b)

  粒子径分布は,対数正規分布を基本とする。

品質 

検定用粒子の品質は,次による。

a)  化学成分  化学成分は,JIS K 0121 又は JIS R 3105 に規定する方法によって測定し,表 の値に適合

しなければならない。

表 2−検定用粒子の化学成分

単位  質量分率%

成分

含有量

TiO

2

 32∼38

BaO 41∼48 
SiO

2

 10∼14

CaO 4∼8

b)  粒子密度  粒子密度は,JIS R 3301 に規定する密度測定方法によって測定し,4 000∼4 200 kg m

3

なければならない。

c)  粒子形状  粒子は球状であり,そのアスペクト比は,顕微鏡法によって 500 個以上測定し,測定した

全粒子数の 95  %以上が 1.0∼1.1 の範囲でなければならない。

d)  粒子径分布  粒子径分布は,顕微鏡法によって測定し,真球として計算した体積基準粒子径分布の各

アンダーサイズ値に対応する粒子径が

表 に示す最小値と最大値との間になければならない。

表 3−検定用粒子の粒子径範囲

単位  µm

検定用粒子 1

検定用粒子 2

検定用粒子 3

アンダーサイズ

(%)

最小径

最大径

最小径

最大径

最小径

最大径

10 15.5

31.0

4.65

  9.3

1.55

3.10

20 18.6

37.1

9.68

11.1

1.86

3.71

30 21.3

42.2

6.39

12.7

2.13

4.22

40 23.8

47.3

7.14

14.2

2.38

4.73

50 26.4

52.4

7.92

15.7

2.64

5.24

60 29.6

58.4

8.88

17.5

2.96

5.84

70 32.9

65.1

9.87

19.5

3.29

6.51

80

37.6

74.5

  11.3

22.4

3.76

7.45

90

45.2

89.1

  13.6

26.7

4.52

8.91


3

Z 8900-1:2008

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g)  アンダーサイズ