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Z 8842 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。

JIS Z 8842

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  記号の使用例


日本工業規格

JIS

 Z

8842

: 1998

粉体計装機器記号

Instrumentation symbols for powder processes

1.

適用範囲  この規格は,粉体処理のエンジニアリングフローシートなどの図面において粉体計装機器

を表示するための記号について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS Z 8204

  計装用記号

JIS Z 8840

  粉体機器−図記号

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8204 及び JIS Z 8840 による。

4.

記号の種類  記号の種類は,文字記号と図記号とし,次による。

a)

文字記号  文字記号は,粉体計装機器の基本的な機能及び方式を表すために用いる。

b)

図記号  図記号は,特定の文字記号を図で示すために用いる。

5.

文字記号

5.1

文字記号の種類  文字記号の種類は,大分類記号,中分類記号及び小分類記号の 3 種類とし,次に

よる。

a)

大分類記号  粉体計装機器の機能を表示する場合に用い,大分類記号の 1 文字で表示する。

b)

中分類記号  粉体計装機器の測定方法を特定する場合に用い,大分類記号と中分類記号の 2 文字を,

この順序で表示する。

c)

小分類記号  粉体計装機器の方式を特定する場合に用い,大分類記号,中分類記号及び小分類記号の

3

文字を,この順序で表示する。

5.2

文字記号  文字記号は,付表 による。

6.

図記号  図記号は,付表 による。

なお,この規格に規定していない図記号は,JIS Z 8840 による。

7.

記号の表示方法  記号の表示方法は,次による。

a)

記号の表示は,

大分類記号,中分類記号及び小分類記号の順とする。

1.  大分類記号による表示  流量の計装機器は,“F”と表す。

2.  中分類記号による表示  粉じん(塵)濃度質量法による計装機器は,“QM”と表す。


2

Z 8842 : 1998

3.  小分類記号による表示  粒子径分級法ふるい分け式の計装機器は,“NCS”と表す。

b)

文字記号の記入位置は,JIS Z 8204 の円記号と併記する場合は円記号の近傍に長方形で囲み,図記号

と併記する場合には,図記号の近傍に長方形で囲んで記入する。

c)

粉体計装機器を更に特定する必要がある場合には,その名称を併記する。

付表 1  記号

大分類

中分類

小分類

文字

記号

機能

文字

記号

測定方法

文字

記号

方式

図記号

N

粒子径

(Particle Size)

C

分級法

(Classification)

S

ふるい分け式

(Screening)

C

流体分級式

(Fluid Classification)

P

物理量法

(Physical Factor)

C

計数式

(Counting)

S

沈降式

(Sedimentation)

E

電磁波干渉式

(Electromagnetic

Interference)

Z

エレクトロゾーン式

(Electric Sensing Zone)

P

気体透過式

(Gas Permeability)

Q

粉じん(塵)濃度

(Dust Concentration)

M

質量法

(Mass Concentration)

L

ローボリュウム式

(Low Volume)

H

ハイボリュウム式

(High Volume)

P

ピエゾバランス式

(Piezoelectric Balance)

B

β

線吸収式

(Beta-Ray Absorption)

N

個数法

(Number Concentration)

L

光散乱式

(Light Scattering)

M

顕微鏡式

(Microscope)

E

静電気式

(Electrostatic Charging)

C

凝縮核計数式

(Condensation Nuclei Counting)

R

相対法

(Relative Concentration)

L

光散乱式

(Light Scattering)

E

静電気式

(Electrostatic Charging)

I

光透過式

(Light Extinction)


3

Z 8842 : 1998

大分類

中分類

小分類

文字

記号

機能

文字

記号

測定方法

文字

記号

方式

図記号

F

流量

(Flow Rate)

B

固体一相流法

(Bulk Solids Flow)

I

衝撃式

(Impact Force)

C

コリオリ式

(Coriolis Force)

U

超音波式

(Ultrasonic Wave)

G

固気二相流法

(Gas

−Solids Two

D

差圧式

(Differential Pressure)

 Phase

Flow)

E

静電気式

(Electrostatic Charging)

C

静電容量式

(Electric Capacity)

L

固液二相流法

(Liquid

−Solids Two

G

ゲート式

(Gate)

 Phase

Flow)

I

衝撃式

(Impact Force)

E

電磁式

(Electromagnetic Induction)

U

超音波式

(Ultrasonic Wave)

M

質量法

(Mass)

S

単槽式

(Single Hopper Scale)

D

複槽式

(Double Hopper Scale)

B

ベルト式

(Belt Scale)

L

減量式

(Loss in Weight)

W

質量

(Mass)

W

計重法

(Weighing)

S

単槽式

(Single Hopper Scale)

D

複槽式

(Double Hopper Scale)

B

天びん(秤)式

(Balance)


4

Z 8842 : 1998

大分類

中分類

小分類

文字

記号

機能

文字

記号

測定方法

文字

記号

方式

図記号

L

レベル

(Level)

F

機械力法

(Mechanical Force)

P

圧力式

(Pressure)

F

音さ(叉)式

(Tuning Fork)

V

振動式

(Vibration)

A

パドル式

(Paddle)

I

ピストン式

(Piston)

S

重錘式

(Sounding)

L

フロート式

(Float)

D

ディスプレイサー式

(Displacer)

E

電磁法

(Electromagnetism)

C

静電容量式

(Electric Capacity)

E

電気抵抗式

(Electric Resistance)

M

マイクロ波式

(Micro Wave)

R

放射線式

(Radiation Absorption)

A

音響法

(Acoustics)

U

超音波式

(Ultrasonic Wave)

M

質量法

(Mass)

L

ロードセル式

(Load Cell)

M

水分

(Moisture)

E

電磁法

(Electromagnetism)

R

電気抵抗式

(Electric Resistance)

C

静電容量式

(Electric Capacity)

N

中性子式

(Neutron Absorption)

I

赤外線式

(Infrared Ray)

M

質量法

(Mass)

D

絶乾式

(Drying)

C

化学分析法

(Chemical Analysis)

K

カールフィッシャー式

(Karl Fischer)


5

Z 8842 : 1998

大分類

中分類

小分類

文字

記号

機能

文字

記号

測定方法

文字

記号

方式

図記号

V

粘度

(Viscosity)

S

スラリ粘度法

(Slurry Viscosity)

R

回転式

(Rotation)

C

細管式

(Capillary Tube)

K

混練粘度法

(Kneading Viscosity)

E

電力式

(Electric Power)

R

電気抵抗式

(Electric Resistance)

B

かさ密度

(Bulk Density)

W

計重法

(Weighing)

L

ロードセル式

(Load Cell)

Z

混合度

(Mixing Degree)

P

物理量法

(Physical Factor)

C

比色式

(Colorimetry)

C

粉砕度

(Crushing Rate)

A

音響法

(Acoustics)

M

マイクロホン式

(Microphone)

P

圧力

(Pressure)

F

機械力法

(Mechanical Force)

D

ダイヤフラム式

(Diaphragm)

Y

運動

(Mechanical Motion)

E

電磁法

(Electromagnetism)

E

磁力式

(Electromagnetic Induction)

備考  文字記号 X は,付表 のどれにも分類されない変量として使用し,その内容は必要に応じて明記する。


6

Z 8842 : 1998

附属書(参考)  記号の使用例

1.

簡単な使用例  記号の簡単な使用例を,a)e)に示す。

a)

流体式輸送機タンク形における

“粒子径”

b)

ろ過式集じん(塵)機バグフィル
タ形における“粉じん(塵)濃度”

c)

機械式輸送機チェーン形におけ
る“水分”


7

Z 8842 : 1998

d)

ホッパ式貯槽非対称形における
“レベル”

e)

微粉式粉砕機ボール形における
“粉砕度”


8

Z 8842 : 1998

2.

粉体プロセスにおける使用例  記号のエンジニアリングフローシートにおける使用例を,a)g)に示

す。

a)

粉体計量混合設備


9

Z 8842 : 1998

b)

粉体計量溶解設備


 

10

Z 884

2 :
 19
98

c)

石炭湿式粉砕分級工程


 

11

Z 884

2 :
 19
98

d)

樹脂配合工程


 

12

Z 884

2 :
 19
98

e)

都市ゴミ焼却灰と汚泥の固化工程 


 

13

Z 884

2 :
 19
98

f)

セメントクリンカの粉砕工程


14

Z 8842 : 1998

g)

穀物の加湿工程


15

Z 8842 : 1998

粉砕形装機器記号 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

増  田  弘  昭

京都大学大学院工学研究科

(副委員長)

竹  内      和

株式会社島津製作所試験計測事業部

(幹事)

渡  辺  金之助

三協バイオテク株式会社

藤  野  達  夫

通商産業省機械情報産業局

天  野      徹

工業技術院標準部

石  綿      保

日曹エンジニアリング株式会社技術本部

磯  野      誠

桜エンドレス株式会社プロダクト部

小  林  雄  一

デンカエンジニアリング株式会社電気計装課

岩  元  邦  夫

セイシン企業荒川計装工場

鈴  木      修

山武ハネウエル株式会社 FA システム事業部

押  見      強

新潟鉄工所エンジニアリング事業部 FA 物流技術部

能  美  憲  治

千代田化工建設株式会社フマインインダストリーズプロジ

ェクト部

橋  本  建  次

橋本技術事務所

平  山  裕  司

東洋エンジニアリング株式会社機器設計三部

藤  巻      勉

日清エンジニアリング株式会社プラント第二部

渡  辺  孝  司

日機装株式会社産業プロダクト部

松  島      徹

株式会社松島機械研究所

水  島  一  夫

日揮株式会社エンジニアリング本部計装部

山  下  憲  一

山下試験用粉体研究所

(事務局)

栗  原  弘  之

社団法人日本粉体工業技術協会