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Z 8781-6:2017  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 標準条件 4 

5 計算方法 4 

6 パラメータ係数  6 

附属書A(参考)微小色空間における色の三属性  7 

附属書JA(参考)心理メトリック量に重み付けを伴う色差の計算方法  8 

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表  11 

 

 


 

Z 8781-6:2017  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本色彩学会(CSAJ)及び一

般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

これによって,JIS Z 8730:2009は廃止され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS Z 8781の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS Z 8781-1 第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 

JIS Z 8781-2 第2部:CIE測色用標準イルミナント 

JIS Z 8781-3 第3部:CIE三刺激値 

JIS Z 8781-4 第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 

JIS Z 8781-5 第5部:CIE 1976 L*u*v*色空間及びu',v'均等色度図 

JIS Z 8781-6 第6部:CIEDE2000色差式 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

Z 8781-6:2017 

 

測色−第6部:CIEDE2000色差式 

Colorimetry-Part 6: CIEDE2000 Colour-difference formula 

 

序文 

この規格は,2014年に第1版として発行されたISO/CIE 11664-6を基とし,用語の定義を明確にするた

め,これを追加して技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,CIEDE2000色差式に従って色差を計算する方法について規定する。この規格は,JIS Z 

8781-4に従って計算したL*,a*及びb*の値を入力値として用いる。この規格は,反射又は透過物体とし

て知覚される二つの色刺激間の色差を規定するために用いる。これには,ディスプレイを用いて反射又は

透過物体のように見せるときに,測定された刺激の三刺激値が適切に正規化されている場合を含む。この

規格は,一次光源として発光しているように見えている領域,又はそうした領域の光を鏡面反射している

ように見える領域として知覚される色刺激には適用できない。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/CIE 11664-6:2014,Colorimetry−Part 6: CIEDE2000 Colour-difference formula(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS Z 8113 照明用語 

JIS Z 8781-4 測色−第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 

注記 対応国際規格:ISO 11664-4/CIE S 014-4/E, Joint ISO/CIE Standard : Colorimetry−Part 4: CIE 

1976 L*a*b*Colour space(MOD) 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。 

3.1 

CIELAB明度,L*(CIELAB lightness) 

CIELAB色空間で用いられる明度の相関量。JIS Z 8781-4の4.1(基本座標)の式(1)から求められる。 


Z 8781-6:2017  

 

3.2 

CIELAB ab座標,a*,b*(CIELAB a*,b* coordinates) 

色相と彩度とからなる色知覚の属性を表すCIELAB色空間の座標。 

3.3 

CIELAB a*座標(CIELAB a* coordinates) 

CIELAB色空間で用いられる色座標。JIS Z 8781-4の4.1の式(2)で求められる。 

3.4 

CIELAB b*座標(CIELAB b* coordinates) 

CIELAB色空間で用いられる色座標。JIS Z 8781-4の4.1の式(3)で求められる。 

3.5 

CIELABクロマ,C*ab(CIELAB chroma) 

CIELAB色空間において用いられるクロマの相関量。JIS Z 8781-4の4.2(明度,クロマ及び色相のそれ

ぞれに関係する量)の式(10)で求められる。 

3.6 

CIELAB色相角,hab(CIELAB hue angle) 

CIELAB色空間において用いられる色相の相関量。JIS Z 8781-4の4.2の式(11)で求められる。 

3.7 

CIEDE2000明度,L'(CIEDE2000 lightness) 

CIEDE2000で,箇条5の式(1)で計算される明度の相関量。 

3.8 

CIEDE2000平均明度,L'(arithmetic mean of the CIEDE2000 lightness of two colour stimuli) 

2色のCIEDE2000明度の算術平均。 

3.9 

CIEDE2000色座標,a',b'(CIEDE2000 a',b' coordinates) 

CIEDE2000で,箇条5の式(2)及び式(3)で計算される色座標。 

3.10 

CIEDE2000クロマ,C'(CIEDE2000 chroma) 

CIEDE2000で,箇条5の式(4)で計算されるクロマの相関量。 

3.11 

CIEDE2000平均クロマ,C'(arithmetic mean of the CIEDE2000 chroma of two colour stimuli) 

2色のCIEDE2000クロマの算術平均。 

3.12 

CIEDE2000色相角,h'(CIEDE2000 hue angle) 

CIEDE2000で,箇条5の式(5)で計算される色相の相関量。 

3.13 

CIEDE2000平均色相角,h'(arithmetic mean of the CIEDE2000 hue angle of two colour stimuli) 

式(23)〜式(26)で計算される2色のCIEDE2000色相角の算術平均。 

3.14 

スイッチング関数,G(switching function used in the modification of a*) 

CIELAB色空間のa*軸に補正を適用する範囲を決める箇条5の式(7)で計算される関数。 


Z 8781-6:2017  

 

3.15 

CIEDE2000明度差,ΔL'(CIEDE2000 lightness difference) 

CIEDE2000色差について,箇条5の式(8)によって計算される明度成分。 

3.16 

CIEDE2000クロマ差,ΔC'(CIEDE2000 chroma difference) 

CIEDE2000色差について,箇条5の式(9)によって計算されるクロマ成分。 

3.17 

CIEDE2000色相角差,Δh'(CIEDE2000 hue-angle difference) 

CIEDE2000色差について,箇条5の式(11)〜式(14)によって計算される色相角成分。 

3.18 

CIEDE2000色相差,ΔH'(CIEDE2000 hue difference) 

CIEDE2000色差について,箇条5の式(10)によって計算される色相成分。 

3.19 

CIEDE2000色差,ΔE00(CIEDE2000 colour difference) 

CIEDE2000色差について,箇条5の式(15)によって計算される色差。 

3.20 

明度の重み付け関数,SL(lightness weighting function) 

CIEDE2000色差について,知覚される色差に一致させるために,2色の明度成分の補正に用いる関数。 

3.21 

クロマの重み付け関数,SC(chroma weighting function) 

CIEDE2000色差について,知覚される色差に一致させるために,2色のクロマ成分の補正に用いる関数。 

3.22 

色相の重み付け関数,SH(hue weighting function) 

CIEDE2000色差について,知覚される色差に一致させるために,2色の色相成分の補正に用いる関数。 

3.23 

色相のT関数,T(T-function for hue weighting) 

CIEDE2000色差について,知覚される色差に一致させるために,平均色相角の違いによる色相成分の補

正に用いる関数。 

3.24 

回転関数,RT(rotation function) 

CIEDE2000色差について,知覚される色差に一致させるために,色空間における特定の領域の色差の補

正に用いる関数。 

3.25 

回転関数の色相依存,Δθ(hue dependence of rotation function) 

回転関数RTによる補正がはたらく,色空間における領域を特定するための値。 

3.26 

回転関数のクロマ依存,RC(chroma dependence of rotation function) 

色差対の平均クロマの違いによる,回転関数による補正量を決めるための値。 

3.27 

明度指数のパラメータ係数,kL(lightness parametric factor) 


Z 8781-6:2017  

 

観察する際の観察条件によって知覚される明度成分の大きさが変化することを補正するための係数。 

3.28 

クロマのパラメータ係数,kC(chroma parametric factor) 

観察する際の観察条件によって知覚されるクロマ成分の大きさが変化することを補正するための係数。 

3.29 

色相のパラメータ係数,kH(hue parametric factor) 

観察する際の観察条件によって知覚される色相成分の大きさが変化することを補正するための係数。 

 

標準条件 

CIEDE2000は,次の標準条件で観察する物体に適用する。 

・ 照明光:CIE標準イルミナントD65の相対分光放射照度を模擬した光源 

・ 照度:1000 lx 

・ 観測者:正常色覚 

・ 背景:均一で,L*=50の無彩色 

・ 観察モード:物体色 

・ 試料の大きさ:視角4°を超える試料の対 

・ 試料の間隔:試料の縁を直接接するように配置 

・ 試料の色差:CIELABの単位で0〜5の範囲 

・ 試料の表面状態:視覚的に識別できるパターンがないか,又は均一な同種の色 

標準条件から明らかに逸脱した使用条件の場合は,材質の影響又は実験における変動を補正するために,

箇条6に規定する係数を用いてもよい。 

 

計算方法 

この規格における全ての角度は,度(°)を用いる。二つの試料のL*,a*,b*及びC*abは,JIS Z 8781-4

の箇条4(計算方法)によって計算する。 

CIEDE2000の計算には,式(1)〜式(7)によって計算した量を用いる。 

*

L

L

  (1) 

1

a

G

a

  (2) 

*

b

b

  (3) 

/1

2

2

b

a

C

  (4) 

 の場合

 及び 

       

 の場合

 及び 

       

 の場合

  

 の場合

及び 

  

 の場合 

 及び 

     

  

0

b

0

a

270

0

b

0

a

90

0

a

180

arctan

0

b

   0

a

360

arctan

0

b

0

a

arctan

a

b

a

b

a

b

h

  (5) 

0

h

        

0

a

 及び 

0

b

の場合  (6) 


Z 8781-6:2017  

 

7

7

ab

7

ab

25

*

*

1

5.0

C

C

G

  (7) 

ここに, 

ab

*

C

: 色差対の二つの試料の

ab

*

C

の算術平均値 

式(5)のh'は,a'b'平面におけるa'軸の正方向を0°とした0〜360°の範囲で,点(a',b')に対応する角

度である。a'=b'=0の場合は,h'は不定であり,式(6)で示すように0とする。 

注記1 L',a',b',C'及びh'の値は,色差計算のためだけに用いるもので,均等色空間を表すもので

はない。色差の計算結果の報告には,L*,a*,b*,C*ab及びhabの値を用いる。 

添字0(通常,参照試料)及び添字1(通常,試験試料)によって示す二つの試料の差は,式(8)〜式(14)

によって求める。 

0

1

Δ

L

L

L

  (8) 

0

1

Δ

C

C

C

  (9) 

Δ

sin

2

Δ

2

1

1

0

h

C

C

H

  (10) 

ここに, 

0

Δh

      

0

1

0

C

C

の場合 (11) 

0

1

Δ

h

h

h

    

0

1

0

C

C

及び

180

0

1

h

h

の場合  (12) 

360

Δ

0

1h

h

h

 

0

1

0

C

C

及び

180

0

1

h

h

の場合  (13) 

360

Δ

0

1h

h

h

 

0

1

0

C

C

及び

180

0

1

h

h

の場合  (14) 

注記2 式(11)〜式(14)については,h'0と h'1とが異なった象限にあるか,又はクロマの一つが0であ

るときの計算には注意が必要である。その方法については,シャルマ(Sharma)らの方法(参

考文献参照)に基づく。 

注記3 情報技術,その他の分野では,添字0又は添字1の代わりに,参照試料をr,試験試料をt

とすることがある。同様に,工業分野における小色差の評価では,参照試料をs(標準:standard),

試験試料をb(バッチ:batch)とすることがある。バッチは,ロットと同義語である。 

二つの試料の間のCIEDE2000の色差ΔE00は,式(15)によって求める。 

2/1

H

H

C

C

T

2

H

H

2

C

C

2

L

L

00

Δ

Δ

Δ

Δ

Δ

Δ

S

k

H

S

k

C

R

S

k

H

S

k

C

S

k

L

E

  (15) 

2

L

50

20

50

015

.0

1

L

L

S

  (16) 

C

S

045

.0

1

C

  (17) 

T

C

S

015

.0

1

H

  (18) 

63

4

cos

20

.0

6

3

cos

32

.0

2

cos

24

.0

30

cos

17

.0

1

h

h

h

h

T

  (19) 

T

2

sin

R

R

 (20) 

2

25

/

275

exp

30

h

  (21) 

7

7

7

C

25

2

C

C

R

  (22) 


Z 8781-6:2017  

 

ここに, 

L

: 参照試料と試験試料とのCIEDE2000明度の算術平均値 

 

C

: 参照試料と試験試料とのCIEDE2000クロマの算術平均値 

 

h

: 式(23)〜式(26)によって求めたCIEDE2000色相角の算術平均値 

 

kL,kC,kH: 箇条6のパラメータ係数 

注記4 色差については符号が考慮されないため,二つの試料のどちらを色差成分の計算の参照試料

として用いてもよい。したがって,色差対に対応する試料の参照試料と試験試料の役割とを

入れ替えても,色差は等しい。 

色差対の色相角が異なった象限にある試料の場合,例えば,色差対の色相角がそれぞれ,30°及び300°

である場合,その平均色相角は単純平均である165°ではなく,次に示す,シャルマ(Sharma)らが提案

した方法(参考文献参照)を用いて345°となる。 

1

0h

h

h

    

180

1

0

h

h

及び

0

1

0

C

C

の場合  (23) 

/

360

1

0

h

h

h

 

180

1

0

h

h

360

1

0

h

h

 及び 

0

1

0

C

C

の場合  (24) 

/

360

1

0

h

h

h

 

180

1

0

h

h

360

1

0

h

h

 及び 

0

1

0

C

C

の場合  (25) 

1

0h

h

h

      

0

1

0

C

C

の場合  (26) 

注記5 CIE 142:2001には,ラー(Luo)らによる計算例(参考文献参照),及びシャルマ(Sharma)

らによる実用的な計算方法(参考文献参照)に関する注記及び数学的見解が記載されている。 

注記6 染料又は顔料の配合のレシピを決める場合に,色調の分類及び特定の差を大きさ及び方位と

して決定する方法を附属書Aに示す。 

注記7 CIEDE2000は,国際的に公認されたものであるが,実地応用が異なると,ΔL*,ΔC*ab,ΔH*ab

について異なる重みを用いることが必要になることがある。CIEDE2000とは異なる重みを用

いる例を,附属書JAに示す。 

 

パラメータ係数 

実験的な観測及び材質の変化は,視覚的な色差に影響する要因となる(CIE 101,1993)。係数のkL,kC

及びkHは,これらの影響を補正するために用いる。 

標準的な観察条件の下では,これらの係数には1を割り当てる。これらの係数は,定義した標準的観察

条件からの実験条件の隔たりを補正するために用いる。ただし,利用者は,綿密な実験的裏付けなしに,

これらの係数を安易に適用しないのがよい。また,典型的な実験条件に合致する係数を特定の産業分野で

独自に定義しても差し支えない。 

 


Z 8781-6:2017  

 

附属書A 

(参考) 

微小色空間における色の三属性 

 

配合予測又は処方予測と呼ばれる,所望の発色となるように染料又は顔料の配合のレシピを決める場合

に,色調の分類及び特定の差を,大きさ及び方位として決定する場合がある。その場合,色差を明るさ,

クロマ及び色相成分に分けるような特定の用途において,参照の周辺の微小空間でだけ有効な式(15)に代

えて,三つの項で表した式を用いることができる。ノブス(Nobbs:2002)によって提案された次の式(A.1)

〜(A.9)を用いて求める。 

C

C

2

H

H

H

H

C

C

T

2

tan

S

k

S

k

S

k

S

k

R

  (A.1) 

ここに, 

φ: −90°から90°までの間。 

注記1 

C

C

H

H

S

k

S

k

のとき,2φは90°となり,φは45°に等しい。 

 

sin

cos

H

C

C

  (A.2) 

sin

cos

C

H

H

  (A.3) 

tan

2

2

C

C

T

H

H

H

H

C

C

C

S

k

R

S

k

S

k

S

k

S

  (A.4) 

tan

2

2

H

H

T

C

C

C

C

H

H

H

S

k

R

S

k

S

k

S

k

S

  (A.5) 

L

L

00

Δ

Δ

S

k

L

L

  (A.6) 

C

00

Δ

Δ

S

C

C

  (A.7) 

H

00

Δ

Δ

S

H

H

  (A.8) 

2

/1

2

00

2

00

2

00

00

Δ

Δ

Δ

Δ

H

C

L

E

  (A.9) 

注記2 式(A.9)は,式(15)を用いて求めた結果と同一の色差値を与える。しかし,色の三属性におけ

る微小色空間の定義は,それぞれの色中心が異なっている。 

 


Z 8781-6:2017  

 

附属書JA 

(参考) 

心理メトリック量に重み付けを伴う色差の計算方法 

 

JA.1 概要 

この附属書は,CIELAB色空間による色差と知覚される色差との関係において,より良い相関を得るた

めに,CIEDE2000と同様に,心理メトリック量の差ΔL*,ΔC*ab又はΔH*abに異なる重みを用いて色差を

計算する方法について記載するものである。この附属書で記載するCIE94及びCMC(l:c)は,CIE 116及び

ISO 105-A02に定める表示方法(参考文献参照)に一致する。 

CIEDE2000は,国際的に公認されたものであるが,実地応用が異なると,ΔL*,ΔC*ab又はΔH*abについ

て異なる重みを用いることが必要になることがあり,CIE94及びCMC(l:c)が使用されている。 

 

JA.2 CIE94による色差 

CIE94による色差は,式(JA.1)によって求める。 

2

1

2

H

ab

2

C

ab

2

L

94

*

Δ

*

Δ

*

Δ

Δ

S

H

S

C

S

L

E

  (JA.1) 

ここに, 

ΔE94: CIE94による色差 

 

ΔL*: CIELAB表色系における二つの物体色のCIE1976明度

の差 

 

ΔC*ab: CIELAB表色系における二つの物体色のCIELABクロ

マの差 

 

ΔH*ab: CIELAB表色系における二つの物体色のCIELAB色相

差で,JIS Z 8781-4の式(21)〜式(23)によって計算した
値 

 

C*ab: CIELAB表色系における二つの物体色(0,1)の

CIELABクロマの幾何平均の値, 
(C*ab,0・C*ab,1)1/2 

 

SL: CIELAB明度に関して,知覚される色差との相関を補

正するための重み付け関数 

SL = 1 

 

SC: CIELABクロマに関して,知覚される色差との相関を

補正するための重み付け関数 

SC = 1+0.045

ab

*

C

 

 

SH: CIELAB色相差に関して,知覚される色差との相関を

補正するための重み付け関数 

SH = 1+0.015

ab

*

C

 

 

JA.3 CMC(l:c)による色差 

CMC(l:c)による色差は,式(JA.2)によって求める。 

2

1

2

H

ab

2

C

ab

2

L

:

CMC

*

Δ

*

Δ

*

Δ

Δ

S

H

cS

C

lS

L

E

c

l

  (JA.2) 


Z 8781-6:2017  

 

0

0

L

*

65

017

.0

1

*

975

040

.0

L

L

S

  (L*0≧16の場合) 

511

.0

L

S

                     (L*0<16の場合) 

638

.0

*

1

013

.0

1

*

8

063

.0

ab,0

ab,0

C

C

C

S

 

f

T

S

S

1

C

H

 

2

/1

4

ab,0

4

ab,0

900

1

*

*

f

 

168

cos

2.0

56

.0

ab,0

h

T

  (164°<hab,0<345°のとき) 

35

cos

4.0

36

.0

ab,0

h

T

   (hab,0 ≦164°又はhab,0 ≧345°のとき) 

0

0

1

ab,0

*

*

tan

a

b

h

 

ここに, 

ΔECMC: CMC(l:c)による色差 

 

ΔL*: CIELAB表色系における二つの物体色のCIE1976明度

の差 

 

ΔC*ab: CIELAB表色系における二つの物体色のCIELABクロ

マの差 

 

ΔH*ab: CIELAB表色系における二つの物体色のCIELAB色相

差で,JIS Z 8781-4の式(21)〜式(23)によって計算した
値 

 

L*0,a*0,b*0: CIELAB表色系における参照試料の値 

 

C*ab,0: CIELAB表色系における参照試料のCIELABクロマ 

 

hab,0: CIELAB表色系における参照試料のCIELAB色相角 

 

SL: CIELAB明度に関して,知覚される色差との相関を補

正するための重み付け関数 

 

SC: CIELABクロマに関して,知覚される色差との相関を

補正するための重み付け関数 

 

SH: CIELAB色相差に関して,知覚される色差との相関を

補正するための重み付け関数 

注記 式(JA.2)の第1項及び第2項の分母の係数l及びcの値は,ちょうど識別できるような色差の表

示及び完全拡散反射体に近似した物体の色差の表示を目的とする場合には,l=1,c=1を用い,

繊維分野での実地応用のようないき(閾)値上の比較的大きな色差の表示を目的とする場合に

は,l=2,c=1の値を用いる。この場合は,それぞれCMC(1:1)又はCMC(2:1)と表記する。 

 

 

 

 

 

 

 


10 

Z 8781-6:2017  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献  

CIE 101:1993,Parametric Effects in Colour-Difference Evaluation, 1993. 

LUO. M.R., CUI, G., RIGG, B. The development of the CIE 2000 colour-difference formula: CIEDE2000, Color 

Res. Appl., 26, 340-350, 2001. 

NOBBS, J.H. A Lightness, Chroma and Hue Splitting Approach to CIEDE2000 Colour Difference, Advances in 

Colour Science and Technology, 5, 46-53, 2002. 

SHARMA, G., WU, W., DALAL, E.N. The CIEDE2000 Colour-Difference Formula: Implementation Notes, 

Supplementary Test Data, and Mathematical Observations, Color Res. Appl., 30, 21-30, 2005. 

CIE 142,Improvement to industrial colour-difference evaluation, 2001 

CIE S 017.2/E,ILV International Lighting Vocabulary, 2011 

CIE 116:1995,Industrial colour-difference evaluation, 1995 

ISO 105-A02,Textiles-Tests for colour fastness−Part A02: Grey scale for assessing change in colour, 1993 


11 

Z 8781-6:2017  

 

附属書JB 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS Z 8781-6:2017 測色−第6部:CIEDE2000色差式 

ISO/CIE 11664-6:2014,Colorimetry−Part 6: CIEDE2000 colour-difference formula 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義 

用語及び定義を規
定 

 

記号,略号及び定義を規
定 

変更 

ISO規格では記号,略号及び定義に
なっているが,JISでは通常のJIS
の例に倣い,用語及び定義に変更し
た。 

JISの利用者の便宜を図るために
変更した。実質的な技術的差異は
ない。 

附属書JA
(参考) 

 

 

 

 

 

 

 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO/CIE 11664-6,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

 

Z

 8

7

8

1

-6

2

0

1

7