>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

Z 8730

:2009

(1) 

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  色差式の種類 

2

5

  色差の求め方 

3

6

  物体色の測定方法

3

7

  色差の計算方法 

3

7.1

  L

a

b

表色系 

3

7.2

  L

u

v

表色系 

4

7.3

  CIEDE2000 色差式 

4

8

  色差の表示 

6

8.1

  測定値の表示 

6

8.2

  測定値の付記事項

6

附属書 A(参考)心理メトリック量に重み付けを伴う色差の計算方法 

7

附属書 B(参考)アダムス−ニッカーソンの色差式

9

附属書 C(参考)色差の標準的観察条件

10


Z 8730

:2009

(2)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,

日本色彩学会(CSAJ)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 8730:2002 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 Z

8730

:2009

色の表示方法−物体色の色差

Colour specification-Colour differences of object colours

適用範囲

この規格は,物体色の色差を表示する方法について規定する。

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 8105

  色に関する用語

JIS Z 8722

  色の測定方法−反射及び透過物体色

JIS Z 8729

  色の表示方法−L

a

b

表色系及び L

u

v

表色系

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8105 によるほか,次による。

3.1

物体色(object colour

対象物体に属しているように知覚される色。光を反射又は透過する物体の色を表す場合は,反射又は透

過物体色という。

3.2

色差(colour difference

二つの色の間に知覚される色の隔たり,又はそれを数量化した値。

3.3

L

a

b

表色系(L

a

b

 colour space

CIE が 1976 年に推奨した近似的な均等色空間の一つ。CIE では,これを CIE 1976(L

a

b

)と呼び,CIELAB

と略記する。

注記  L

a

b

は,エルスター,エースター,ビースターと読む。

3.4

L

u

v

表色系(L

u

v

 colour space

CIE が 1976 年に推奨した近似的な均等色空間の一つ。CIE では,これを CIE 1976(L

u

v

)と呼び,CIELUV

と略記する。

注記  L

u

v

は,エルスター,ユースター,ヴィスターと読む。


2

Z 8730

:2009

3.5

色座標 a

b

色相と彩度とからなる色知覚の属性を表す L

a

b

表色系の座標 a

b

3.6

色座標 u

v

色相と彩度とからなる色知覚の属性を表す L

u

v

表色系の座標 u

v

3.7

CIE(1976)

明度(CIE 1976 lightness

CIE が 1976 年に推奨した均等色空間において計算される明度に近似的に相関する量。CIE(1976)明度指

数ともいう。

( )の部分は,紛らわしくない場合には,省略してもよい(以下,同じ。)。

3.8

CIE(1976)ab

クロマ(CIE 1976 a,b chroma

L

a

b

表色系において計算されるクロマに近似的に相関する量。

3.9

CIE(1976)ab

色相角(CIE 1976 a,b hue angle

L

a

b

表色系において計算される色相に近似的に相関する量。

3.10

CIE(1976)ab

色相差(CIE 1976 a,b hue-difference

L

a

b

表色系における色差の色相成分。ab 色相角の差とは異なる。

3.11

CIE(1976)uv

クロマ(CIE 1976 u,v chroma

L

u

v

表色系において計算されるクロマに近似的に相関する量。

3.12

CIE(1976)uv

色相角(CIE 1976 u,v hue angle

L

u

v

表色系において計算される色相に近似的に相関する量。

3.13

CIE(1976)uv

色相差(CIE 1976 u,v hue-difference

L

u

v

表色系における色差の色相成分。uv 色相角の差とは異なる。

3.14

心理メトリック量

L

a

b

表色系又は L

u

v

表色系において計算される明度,色相及びクロマに近似的に相関する量の総

称。

色差式の種類

色差式の種類は,次による。

a)

7.1

に規定する L

a

b

表色系による色差式

b)  7.2

に規定する L

u

v

表色系による色差式

c)

7.3

に規定する CIEDE2000 色差式

注記  その他の心理メトリック量に重み付けを伴う色差の計算方法を,附属書 に示す。


3

Z 8730

:2009

色差の求め方

物体色の色差は,JIS Z 8722 に規定する分光測色方法又は刺激値直読方法によって,物体色を同一の装

置及び同一の条件で測定し,箇条 に規定する色差式のいずれかを用いて求める。

物体色の測定方法

物体色の測定方法は,次による。

a)

分光測色方法  分光測色方法による場合には,JIS Z 8722 の 5.(分光測色方法)の規定による。

b)

刺激値直読方法  刺激値直読方法を用いる場合には,JIS Z 8722 の 6.(刺激値直読方法)の規定によ

る。

注記  光電色彩計は,それによって求めた色差が a)に規定する同様の光学系をもった分光測光器によ

る分光測色方法によって求めた色差に対して,0.5 色差単位以内

1)

の正確さをもつことが望まし

い。

1)

  著しい条件等色のものは,除く。

色差の計算方法

7.1

L

a

b

表色系 

7.1.1

L

a

b

表色系による色差 

L

a

b

表色系による色差は,次の式(1)によって求める。

( ) ( ) ( )

2

1

2

2

2

ab

⎥⎦

⎢⎣

+

+

=

*

*

*

*

Δb

Δa

ΔL

ΔE

 (1)

ここに,

ΔE

ab

L

a

b

表色系による色差

ΔL

,

Δa

,

Δb

: JIS Z 8729 に規定する L

a

b

表色系における二つ

の物体色の CIE 明度 L

の差及び色座標 a

b

の差

7.1.2 

L

a

b

表色系の明度・クロマ・色相の色差成分

L

a

b

表色系の色差は,次の式(2)によって明度・クロマ・色相の色差成分に分けられる。

( )

(

) (

)

2

1

2

ab

2

ab

2

ab

⎥⎦

⎢⎣

+

+

=

*

*

*

*

ΔH

ΔC

ΔL

ΔE

 (2)

ここに,

ΔL

JIS Z 8729

に規定する L

a

b

表色系における二つの

物体色の CIE 明度の差

ΔC

ab

JIS Z 8729

に規定する L

a

b

表色系における二つの

物体色 ab クロマの差

ΔH

ab

JIS Z 8729

に規定する L

a

b

表色系における二つ

の物体色の ab 色相差 

ただし,ab 色相差 ΔH

ab

は,JIS Z 8729 の 7.3ab 色相角)に規定する方法によらず,次の式(3)によっ

て計算してもよい。

[

]

2

1

0

1

0

1

ab,1

ab,0

ab

2

*

*

*

*

*

*

*

b

b

a

a

C

C

k

ΔH

=

 (3)

ここに,

C

ab,1

C

ab,0

試料及び基準とする色の ab クロマの値

a

1

a

0

試料及び基準とする色の a

座標の値

b

1

b

0

試料及び基準とする色の b

座標の値

k: a

1

b

0

a

0

b

1

の場合は+1,a

1

b

0

a

0

b

1

の場合は−1 の値をもつ定数 

注記  L

の値が 100 を超える場合には,色空間の均等性が著しく損なわれることがある。


4

Z 8730

:2009

7.2

L

u

v

表色系 

7.2.1

L

u

v

表色系による色差 

L

u

v

表色系による色差は,次の式(4)によって求める。

( ) ( ) ( )

2

1

2

2

2

uv

⎥⎦

⎢⎣

+

+

=

*

*

*

*

Δv

Δu

ΔL

ΔE

 (4)

ここに,

ΔE

uv

L

u

v

表色系による色差

ΔL

Δu

Δv

JIS Z 8729

に規定する L

u

v

表色系における二

つの物体色の CIE 明度 L

の差及び色座標 u

v

の差

7.2.2

L

u

v

表色系の明度・クロマ・色相の色差成分 

L

u

v

表色系の色差は,次の式(5)によって明度・クロマ・色相の色差成分に分けられる。

( )

(

) (

)

2

1

2

uv

2

uv

2

uv

⎥⎦

⎢⎣

+

+

=

*

*

*

*

ΔH

ΔC

ΔL

ΔE

 (5)

ここに,

ΔL

JIS Z 8729

に規定する L

u

v

表色系における二つの

物体色の CIE 明度の差

ΔC

uv

JIS Z 8729

に規定する L

u

v

表色系における二つの

物体色の uv クロマの差

ΔH

uv

JIS Z 8729

に規定する L

u

v

表色系における二つの

物体色の uv 色相差

ただし,uv 色相差 ΔH

uv

は,JIS Z 8729 の 8.3uv 色相角)に規定する方法によらず,次の式(6)によっ

て計算してもよい。

(

)

[

]

2

1

0

1

0

1

uv,1

uv,0

uv

2

*

*

*

*

*

*

*

v

v

u

u

C

C

k

ΔH

=

 (6)

ここに,  C

uv,1

C

uv,0

試料及び基準の色の uv クロマの値

u

1

u

0

試料及び基準とする色の u

座標の値

v

1

v

0

試料及び基準とする色の v

座標の値

k: u

1

v

0

u

0

v

1

の場合は+1,u

1

v

0

u

0

v

1

の場合は−1 の値をもつ定数 

注記  L

の値が 100 を超える場合には,色空間の均等性が著しく損なわれることがある。

7.3

CIEDE2000

色差式 

CIEDE2000 による色差は,次の式(7)によって求める。

注記 CIEDE2000 は,知覚される色差とのよりよい相関を得ることを目的として,心理メトリック量

の差 ΔL

ΔC

ab

ΔH

ab

に重み付けを伴う色差の計算方法の一つとして,CIE が 2001 年に推奨

した色差式である。CIEDE2000 以外に使用されている心理メトリック量の差 ΔL

ΔC

ab

ΔH

ab

に重み付けを伴う色差式を,

附属書 に示す。

2

1

H

H

C

C

T

2

H

H

2

C

C

2

L

L

00



⎟⎟

⎜⎜

⎟⎟

⎜⎜

+

⎟⎟

⎜⎜

+

⎟⎟

⎜⎜

+

⎟⎟

⎜⎜

=

S

k

H

Δ

S

k

C

Δ

R

S

k

H

Δ

S

k

C

Δ

S

k

L

Δ

ΔE

 (7)

ここに,

ΔL

′: 2 色の CIE 明度指数

L

ΔC

′: 2 色の CIELAB のメトリッククロマの差。ただし,メトリ

ッククロマの計算には,次の式(8)及び式(9)によって求めた
色座標

a

′及び

b

′を用いる。

ΔH

′: 2 色の CIELAB のメトリック色相差。ただし,メトリック

色相差の計算には,色座標

a

′及び

b

′を用いる。

S

L

式(10)で計算されるメトリック明度差の重み付け係数


5

Z 8730

:2009

S

C

式(11)で計算されるメトリッククロマ差の重み付け係数

S

H

式(12)で計算されるメトリック色相差の重み付け係数

k

L

色差の観察条件が標準的な観察条件と異なる場合の,メト
リック明度差の補正係数で,標準的な観察条件では 1

k

C

色差の観察条件が標準的な観察条件と異なる場合の,メト
リッククロマ差の補正係数で,標準的な観察条件では 1

k

H

色差の観察条件が標準的な観察条件と異なる場合の,メト
リック色相差の補正係数で,標準的な観察条件では 1

R

T

式(13)で計算される青領域だけに適用される重み付け係数

)

1

(

*

´

G

a

a

+

=

 (8)

*

´ b

b

=

 (9)

ここに,

a′: 色座標

b′: 色座標

a

L

a

b

表色系の座標

b

L

a

b

表色系の座標

G

+

2

1

7

7

ab

7

ab

25

1

5

0

*

*

C

C

.

ab

*

C

2 色の CIELAB の ab クロマの平均値

(

)

(

)

2

2

L

50

20

50

015

0

1

+

+

=

L

L

.

S

 (10)

ここに,

L

2

色の

CIELAB

CIE

明度の平均値

C

.

S

+

=

045

0

1

C

 (11)

ここに,

C

′ : 2 色の CIELAB の ab クロマの平均値

T

C

.

S

+

=

015

0

1

H

 (12)

ここに,

C

′ : 2 色の CIELAB の ab クロマの平均値

T

(

)

( )

(

)

(

)

63

4

cos

20

.

0

6

3

cos

32

.

0

2

cos

24

.

0

30

cos

17

.

0

1

+

+

+

h

h

h

h

h

′ : 2 色の CIELAB の ab 色相角の平均値(°)

(

)

C

T

2

sin

R

ΔΘ

R

=

 (13)

ここに,

ΔΘ 



2

25

275

exp

30

h

h

′ : 2 色の CIELAB の ab 色相角の平均値(°)

C

7

7

7

25

2

+

C

C

C

′ : 2 色の CIELAB の ab クロマの平均値

注記 1  色相角 h′は,色座標 a′,b′がともに正であれば 0

°

∼90

°

a′が負で b′が正であれば 90

°

∼180

°

a′,

b′がともに負であれば 180

°

∼270

°

a′が正で b′が負であれば 270

°

∼360

°

の値となる。

注記 2  2 色を結んだ線が a′のプラス軸を横切るときは,一方の色相角に 360

°

を加えるか減じるかし

て,色相角の差が 180

°

の範囲になるように補正する。

注記 3  色差の標準的な観察条件については,附属書 に示す。


6

Z 8730

:2009

色差の表示

8.1

測定値の表示 

色差の測定値は,箇条 に規定する ΔE

ab

又は ΔE

uv

によって一般に小数点 1 けたまで表示する。色差

の成分の値,

ΔL

Δa

Δb

ΔL

ΔC

ab

ΔH

ab

ΔL

Δu

Δv

ΔL

ΔC

uv

ΔH

uv

)のい

ずれかを併記することが望ましい。ただし,色差の成分の値 ΔA は,次の式によって求める。

0

1

A

A

ΔA

=

ここに,

A

1

試料の値

A

0

基準とする色の値

8.2

測定値の付記事項 

8.2.1

一般 

色差の測定値には,次の事項を付記する。

a)

色差の計算方法の種類  色差の計算方法は,箇条 に規定するどの方法を用いたかを明記する。

b)

基準の物体色の表示  色差の測定に用いた物体色の測定値を(

L

a

b

L

u

v

)のいずれ

か,又は色度座標

x

y

及び三刺激値の

Y

によって明記する。

c)

基準及び試料の物体色の測定方法  基準及び試料の物体色の測定方法は,一般に JIS Z 8722 の 7.2(測

定値の付記事項)に規定する付記事項及び測定に用いた器械名によって表示する。

8.2.2

色差の記載方法 

色差を記載するには,次に例示する様式による。

例 

ΔE

ab

=1.6

 

ΔL

=0.14

Δa

=−1.5

Δb

=0.4

基準

L

=61.43

a

=2.25

b

=−4.97

(:de)

Sa 5W5  ○○製○○形分光測光器

例 

ΔE

ab

=1.6

ΔL

=0.14

ΔC

ab

=−1.1

ΔH

ab

=−1.1

基準

x

=0.307 4

y

=0.313 6

Y

10,D65

=29.58

(:de)

Sa 5W5  ○○製○○形分光測光器

例 

ΔE

uv

=1.9

ΔL

=0.14

Δu

=−1.72

Δv

=0.84

基準

L

=61.43

u

=1.69

v

=−8.37

(:de)

Sa 5W5  ○○製○○形分光測光器

例 

ΔE

00

=3.2

  基準

L

=60.26

a

=−34.01

b

=36.27

(:45x)

P  ○○製○○形光電色彩計

 


7

Z 8730

:2009

附属書 A

(参考)

心理メトリック量に重み付けを伴う色差の計算方法

序文 

この附属書は,

L

a

b

表色系による色差と知覚される色差との関係において,よりよい相関を得るため

に,CIEDE2000 と同様に,心理メトリック量の差

ΔL

ΔC

ab

ΔH

ab

に異なる重みを用いて色差を計算す

る方法について記載するものであって,規定の一部ではない。この附属書で記述する CIE94 及び CMC(l:c)

は,Publication CIE No.116 及び ISO 105-J03 に規定する表示方法に一致する。

この規格で用いた色差の計算方法は,国際的に公認されたものであるが,実地応用が異なると,

ΔL

ΔC

ab

ΔH

ab

について異なる重みを用いることが必要になることがあり,CIE94 及び CMC(l:c)が使用され

ている。

A.1

CIE94

による色差 

CIE94 による色差は,次の式(A.1)によって求める。

2

1

2

H

ab

2

C

ab

2

L

94



+



+



=

S

ΔH

S

ΔC

S

ΔL

ΔE

*

*

*

(A.1)

1

L

=

S

ab

C

045

0

1

*

C

.

S

+

=

ab

H

015

0

1

*

C

.

S

+

=

ここに,

ΔE

94

CIE94 による色差

ΔL

L

a

b

表色系における二つの物体色の CIE1976 明

度の差

ΔC

ab

L

a

b

表色系における二つの物体色の

ab

クロマ

の差

ΔH

ab

L

a

b

表色系における二つの物体色の

ab

色相差

で,7.1 の式(2)又は式(3)によって計算した値 

ab

C

L

a

b

表色系における二つの物体色(0,1)の

ab

ロマの幾何平均の値,(

C

ab,0

C

ab,1

)

1/2

S

L

明度に関して,

知覚される色差との相関を補正する

ための重み付け関数 

S

C

クロマに関して,

知覚される色差との相関を補正す

るための重み付け関数 

S

H

色相差に関して,

知覚される色差との相関を補正す

るための重み付け関数 

A.2

CMC(l:c)

による色差 

CMC(l:c)による色差は,次の式(A.2)によって求める。


8

Z 8730

:2009

( )

2

1

2

H

ab

2

C

ab

2

L

c

:l

CMC



+



+



=

S

ΔH

cS

ΔC

lS

ΔL

ΔE

*

*

*

(A.2)

)

65

017

0

1

(

975

040

0

0

0

L

*

*

L

.

L

.

S

+

=

L

0

≧16 のとき)

511

0

L

.

S

=

L

0

<16 のとき)

638

0

)

1

013

0

1

(

8

063

0

ab,0

ab,0

C

.

C

.

C

.

S

+



+

=

*

*

(

)

f

f

T

S

S

+

=

1

C

H

2

1

4

0

ab

4

0

ab

900

1

⎟⎟

⎜⎜

+

=

,

*

,

*

C

C

f

(

)

ο

168

cos

2

0

56

0

ab,0

+

+

=

h

.

.

T

164

°

h

ab,0

345

°

のとき)

(

)

ο

35

cos

4

0

36

0

ab,0

+

+

=

h

.

.

T

h

ab,0

164

°

又は

h

ab,0

345

°

のとき)



=

0

0

1

ab,0

tan

*

*

a

b

h

ここに,

ΔE

CMC

CMC(l:c)

による色差

ΔL

L

a

b

表色系における二つの物体色の

CIE1976

度の差

ΔC

ab

L

a

b

表色系における二つの物体色の

ab

クロマの

ΔH

ab

L

a

b

表色系における二つの物体色の

ab

色相差

で,7.1 の式

(2)

又は式

(3)

によって計算した値 

L

0

a

0

b

0

L

a

b

表色系における基準の色の値

C

ab,0

L

a

b

表色系における基準の色の

ab

クロマ

h

ab,0

L

a

b

表色系における基準の色の

ab

色相角

S

L

明度に関して,知覚される色差との相関を補正する
ための重み付け関数 

S

C

クロマに関して,知覚される色差との相関を補正す
るための重み付け関数 

S

H

色相差に関して,知覚される色差との相関を補正す
るための重み付け関数 

注記  式

(A.2)

の第

1

項及び第

2

項の分母の係数

l

及び

c

の値は,ちょうど識別できるような色差の表

示及び完全拡散白色面に近似した物体の色差の表示を目的とする場合には,

l

1

c

1

を用い,

繊維分野での実地応用のようないき(閾)値上の比較的大きな色差の表示を目的とする場合に

は,

l

2

c

1

の値を用いる。この場合は,それぞれ

CMC(1:1)

又は

CMC(2:1)

と表記する。


9

Z 8730

:2009

附属書 B

(参考)

アダムス−ニッカーソンの色差式

序文 

この附属書は,

アダムス−ニッカーソンの色差式による色差の計算方法について記載するものであって,

規定の一部ではない。この規格で用いた色差の計算方法は,国際的に公認されたものであるが,歴史的な

変遷を経て今日に至っており,我が国では産業分野によって異なった色差式が併用されることがある。ア

ダムス−ニッカーソンの色差式による色差の計算方法は,染色堅ろう度試験の結果を視感によって判定す

る場合,その判定基準として用いるグレースケールを規定する JIS L 0804 及び JIS L 0805 に,

CIELAB

ともに使用されている。

B.1

アダムス−ニッカーソンの色差式による色差 

アダムス−ニッカーソンの色差式による色差は,次の式

(B.1)

によって求める。

(

)

(

)

{

}

(

)

{

}

[

]

2

/

1

2

Y

Z

2

Y

X

2

Y

AN

4

.

0

23

.

0

40

V

V

Δ

V

V

Δ

ΔV

ΔE

+

+

=

(B.1)

ここに,

ΔE

AN

アダムス−ニッカーソンの色差式による色差

ΔV

Y

アダムス−ニッカーソンの色差式における明度指数
の差

Δ(V

X

V

Y

)

アダムス−ニッカーソンの色差式における色座標

V

X

V

Y

)の差

Δ(V

Z

V

Y

)

アダムス−ニッカーソンの色差式における色座標

V

Z

V

Y

)の差

V

X

V

Y

V

Z

の値は,

CIE1931

測色標準観測者及び補助標準イルミナント

C

を用い,JIS Z 8722 に規定す

る三刺激値

X

Y

Z

を次の式

(B.2)

A

に,

1.019 98X

Y

及び

0.846 72Z

を代入して求める。

( )

(

)

(

)

(

)

[

]

(

)

[

]

53

.

0

28

.

1

sin

44

.

0

7

003

.

0

2

39

.

0

sin

1

022

.

0

1

1

.

4

sin

4

008

.

0

3

013

.

0

54

.

7

084

.

3

3

107

.

0

985

.

0

4

156

.

1

68

492

.

2

3

/

1

3

.

2

2

3

/

1

+

+

+

+

+

=

A

A

A

A

A

A

A

A

A

V

A

0.9

のとき)

(B.2)

ここに,

V(A)

XYZ

表色系の三刺激値

X

Y

Z

における

V

X

V

Y

V

Z

なお,

V

X

V

Y

V

Z

の値を求めるとき,

A

0.9

以下の場合は,次の式

(B.3)

による。

7

0.996

A

45

874

.

0

)

(

=

A

V

  (

A

0.9

のとき)

(B.3)

注記

ア ダ ム ス − ニ ッ カ ー ソ ン の 色 差 式 は , マ ン セ ル バ リ ュ ー 関 数 を 基 礎 と し て , ア ダ ム ス

(E.Q.Adams)

1942

年に提案した均等色空間を用いたものである。式

(B.2)

は,JIS Z 8721 

表 の備考に規定する式の逆変換式で,ASTM D 1535 に規定する式と同じである。


10

Z 8730

:2009

附属書 C 
(参考)

色差の標準的観察条件

序文 

この附属書は,二つの色の色差を視感比較する場合の標準的観察条件を記載するものであって,規定の

一部ではない。この規格で用いた色差の計算方法は,次に示す標準的な観察条件で,二つの色の色差を視

感比較したときの色差知覚に対して用いることができる。標準的観察条件とは異なった観察条件で視感比

較した場合は,Publication CIE No.101 に規定する方法によって,色差知覚に対してよい相関が得られるよ

うに,観察条件の違いを補正することが望ましい。

C.1

色差の標準観察条件 

二つの色の色差を視感比較する場合の標準的な観察条件は,次による。

a)

照明:

CIE

標準イルミナント

D

65

の相対分光放射照度をシミュレーションした光源

b)

照度:

1 000 lx

c)

観察者:色覚正常者

d)

背景:均一で,

L

50

の無彩色

e)

観察モード:反射物体色

f)

試料の大きさ:視角

4

°

以上

g)

試料の間隔:試料対の縁を直接接するように置くことによって達成できる最小の試料対の間隔

h)

色差の大きさ:

CIE

色差単位で

0

5

i)

試料の表面状態:視覚的に識別できるパターンがないか,又は不均一さのない同種の色

 
 
 
 
 
 

参考文献   

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

JIS L 0805

  汚染用グレースケール

JIS Z 8701

  色の表示方法−

XYZ

表色系及び

X

10

Y

10

Z

10

表色系

JIS Z 8720

  測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源

JIS Z 8721

  色の表示方法−三属性による表示

ASTM D 1535

Standard Practice for Specifying Color by the Munsell System

ISO 105-J03

Textiles

Tests for colour fastness

Part J03: Calculation of colour differences

Publication CIE No.101

Parametric effects in colour-difference evaluation

Publication CIE No.116

Industrial colour-difference evaluation