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Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。

JIS Z 8517

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  代替試験方法

附属書 B(参考)  図による報告書様式

附属書 C(参考)  計算例

附属書 D(参考)  参考文献


日本工業規格

JIS

 Z

8517

: 1999

 (I

9241-7

:

 1998

)

人間工学−視覚表示装置を

用いるオフィス作業

−画面反射に関する表示装置の要求事項

Ergonomics

−Office work with visual display terminals (VDTs)

−Requirements for display with reflections

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 9241-7, Ergonomic requirements for office work

with visual display terminals (VDTs)

−Part 7 : Requirements for display with reflections を翻訳し,技術的内容及

び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線の点線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

視覚表示装置(visual display terminals:以下,VDT と略称する。

)は,環境の輝度及び照度に依存した画面

からの反射の影響を受ける。条件によっては,その反射は利用者の妨げになり,快適性及び作業性に影響

を及ぼす。この規格の目的は,画面からの反射を生じることがある光環境において,利用及び許容できる

VDT

の画質を確保することである。

この規格は,VDT の評価者及び利用者のためのものである。この規格は,VDT 作業場の視覚人間工学の

ための指針を示す ISO 8995JIS Z 8513ISO 9241-6 及び JIS Z 8518 とともに使うことを意図している。

この規格の順守は,アプリケーションに依存する表示極性に関連した要因を除いて,VDT のハードウエア

の特性による。

この規格は,画面からの鏡面,及び拡散反射を生じることがある光環境で使用する VDT の画質の要求事

項並びに測定方法について規定する。

JIS Z 8513

及び JIS Z 8518 は,

鏡面反射を除いた条件で測定した VDT

画像に対する輝度並びに輝度比を扱う要求事項について規定している。これらの規格は,この規格と相互

に関連している。JIS Z 8513 及び JIS Z 8518 に関連する要求事項並びに推奨事項を満足する VDT が,必

ずしもこの規格を満足するわけではない。また,この逆もいえる。

ISO 9241-6

及び ISO 8995 は,グレアの発生を極力抑えるための作業場の光環境設計に関する指定の推奨

事項を含む。この規格の順守の判定に使用した光環境条件は,これらの推奨事項及び要求事項を引用,又

はそれらと合致する。この規格の順守の判定に使用した光環境の値は,作業場の照明に対する指定の推奨

事項及び要求事項を構成するものではない。

VDT

を用いる作業場での作業者の視覚上許容できる負荷は,ディスプレイのハードウエアと VDT 環境と

のトレードオフである。そのトレードオフを配慮し,この規格への順守の VDT 作業環境は,三つのクラ

ス分けがなされている。判定は環境条件を仮定して行う。

判定方法は,作業場の環境に正確に当てはまらないが,次に示す 3 クラスが,VDT に適すると予想される

作業場環境の一般的なタイプにほぼ一致する。


2

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

クラス

  環境

I

一般オフィス用途に適する。

II

すべてではないが,ほとんどのオフィス環境に適する。

III

特別に制御された光環境を必要とする。

代替試験方法は,定量的試験方法が適用できない特性を備えた VDT のために作成した。

備考  ISO 13406 は,観視方向によって色及び/又は輝度比が強く変化する平面形表示装置,及び画

面の論理状態で反射特性が変化する平面形表示装置に,この規格の定義,要求事項,並びに試

験方法を適用する。

1.

適用範囲  この規格は,次の範囲について規定する。

−  画面からの反射の原因となる照明環境で使用する VDT に対し,画質の要求事項について規定する。

性能又は設計の仕様の形で規定し,試験方法についても指定する。

−  この規格は,オフィス作業用の直視形電子式ディスプレイの人間工学上の設計に適用する。オフィス

作業には,データ入力,文書処理,対話形問合せなどを含む。オフィス作業は,直射日光が当たらな

い室内で行う。

参考  ここで規定していることは,プロセス制御,グラフィックデザイン,CAD(コンピュータ援用

設計)のような,他の作業に対しても適用できると考えられるが,その妥当性はまだ確立され

ていない。

−  この規格は,単色及び多色表示のディスプレイに適用する。次に示すディスプレイ及びそれに類似す

るディスプレイは,この規格の適用範囲から除外する。

投射形ディスプレイ

透過形ディスプレイ

バーチャルイメージ形ディスプレイ

−  この規格は,試験方法が適切な VDT に適用する。すなわち,観視方向によって色及び/又は輝度比

が強く変化しない VDT,及び画面の論理状態で反射特性が変化しない VDT にだけこの試験方法を適

用する。この試験方法は,CRT ディスプレイ,ある種の平面形表示装置などの発光形ディスプレイに

適する。

備考1.  この規格の試験方法が適切ではない表示装置(例えば,ある種の液晶ディスプレイ)を用い

た VDT は,ISO 13406-2で規定される予定である。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 9241-7 : 1998, Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)

Part 7 : Requirements for display with reflections

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 8513

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−視覚表示装置の要求事項

備考  ISO 9241-3 : 1992, Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)  −

Part 3 : Visual display requirements

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 8518

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−表示色の要求事項

備考  ISO 9241-8 : 1997, Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)  −


3

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

Part 8 : Requirements for displayed colours

が,この規格と一致している。

CIE17.4 : 1989, International Lighting Vocabulary

3.

定義及び記号

3.1

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8513 によるほか,次による。

a)

暗室 (dark room)   供試ディスプレイから発光する光と,規定された光源だけの部屋。

b)

大光源 (extended source of luminance)   ディスプレイの画面中央から見て,見込み角が少なくとも

15

度の直径の大面積で,均一輝度 L

A (EXT)

の光源。

c)

輝度係数 (luminance coefficient)   媒質の表面要素の与えられた方向に対する輝度を,その照度で割

った量。

q

v

qIEC (50) 845-04-71 参照]

備考  単位:sr

-1

d)

輝度率 (luminance factor)   表面要素の与えられた方向への輝度の,同じ条件で照明された完全拡散

反射又は完全拡散透過体の輝度に対する比。

β

v

β

IEC (50) 845-04-69 参照  単位:1]

e)

輝度比 (luminance ratio)   高輝度部と低輝度部の面積平均輝度比。比の各輝度は,発光輝度及び反射

輝度成分の合計で,一つ又はそれ以上の成分が,分子分母ともに共通である。

参考  誤解の可能性を低くするため,コントラストと輝度コントラストの用語の使用は,この規格で

は避ける。この規格の輝度比は,JIS Z 8513 の文字内及び文字間輝度コントラストには相当し

ない。

f)

ネガティブ表示極性 (negative polarity)   表示輝度 L

F

が高輝度で,背景輝度 L

B

が低輝度である表示

状態。

g)

ポジティブ表示極性 (positive polarity)   表示輝度 L

F

が低輝度で,背景輝度 L

B

が高輝度である表示状

態。

h)

反射計値 (reflectometer value)   この規格の試験方法を使って測定した拡散輝度係数 R

D

の推定値)

と鏡面反射率 R

S

β

の推定値)の値。

参考

β

は,この規格の 7.で規定した光学系での値である。

備考  測定した値は,試験における幾何学的位置,照度,センサーの分光感度(フィルター方式も含

む。

)及び使用する標準反射板に依存する[CIE 50 (845) : 1987 から引用]

i)

表示面傾斜角度 (screen tilt angle) 

α

,ディスプレイ画面の中心の接平面と水平面とのなす角度。

備考1.  JIS Z 85136.1.2(照明条件)の角度 と同じとする。

2.

図 に角度を示す。

3.

表示面傾斜角度の単位は,度で表す。


4

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 1  画面傾斜角

j)

小光源  (small source of luminance)    直径 1 度(表示面からの見込み角)の面積で均一輝度  (L

A(SML)

光源。拡散処理された表示面の鏡面反射の測定に使用する。

3.2

記号

3.2.1

基本記号  この規格で用いる基本記号を次に示す(図 参照)。

E

照度。ルクス (lx) で表す。

L

輝度。カンデラ毎平方メートル (cd/m

2

)

で表す。

LR

輝度比。

(単位:1)

R

D

表示面の拡散反射特性についての反射計値。この規格の 7.で規定する条件下での表示面の拡散反射

輝度の照度に対する比とする[3.1h)参照]

。単位は,毎ステラジアン (sr

-1

)

で表す。カンデラ毎平

方メートル毎ルクス [cd/ (m

2

・lx) ]  に相当する。

R

s

表示面の鏡面反射成分及び測定方向への拡散反射成分が重畳された反射計値。この規格の 7.で規定

する方法で決められる。規定された計測条件下での反射した虚像部分の鏡面反射成分,及び測定方

向への拡散反射成分が重畳された輝度の光源の輝度に対する比とする[3.1h)参照]

3.2.2

添字  この規格では,輝度を幾つかの同定可能な成分の総和として用いる。例えば,L

FSD

は,表示

部分の発光輝度,鏡面反射輝度及び拡散反射輝度の総和として表す。

B

ディスプレイ表示面の背景の発光輝度。

F

ディスプレイ表示面の表示画像の発光輝度。

D

拡散反射輝度成分。

S

鏡面反射輝度成分。

A

鏡面反射測定用光源(大光源でも小光源でも)の輝度。

(0

°)  及び (15°)  :反射及び/又は発光輝度が測定される角度。また,その角度で拡散反射率又は鏡面

反射係数を算出する。ディスプレイ表示面に垂直,すなわち,法線方向を 0°とする。表示面の法線から

15

°の傾きを 15°とする。

REF

:順守性の計算で使用される基準値。この基準値を,試験中実現する必要はない。

STD

:測定標準の校正値であることを示す。

添字の修飾子

 (max)

:VDT がこの規格の要求を満たすことができる最大値(例えば,鏡面反射用光源輝度 L

A (max)

)。


5

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

 (EXT)

及び (SML):鏡面反射輝度及び反射特性が,大光源と小光源のどちらを用いて測定されたものか

を示す。これらは,添字 S を修飾するためだけに使用する。L

S (F, SML, 15)

は,表示部分を小光源で 15°の角

度で測定した鏡面反射輝度である。

図 2  表示面輝度

3.2.3

使用する記号

L

F

L

B

表示面中央の面積平均発光輝度。この発光輝度は,プログラムで制御され,ディスプレイの

最小輝度と最大輝度レベルを測定する。

L

D

L

S

この規格への順守性を決定するのに使用する反射輝度。それらの VDT 表示面の反射計値と,

前提となる照明環境条件に基づいて概算する。

L

D

R

D

E

拡散反射輝度。

ここに,

R

D

:表示面の拡散反射特性についての反射計値。

E

:表示面平面に入射する照度。

L

S

R

S

L

A

:鏡面反射輝度。

ここに,

R

S

:表示面の鏡面反射成分及び測定方向への拡散反射成分が重畳された反射計値。

L

A

:鏡面反射測定用光源の均一な大光源又は小光源の輝度。この規格によって用いる L

A

  の値は,6.参照。

鏡面反射輝度と反射計値は,大光源,小光源に区分する。

L

S (EXT)

L

S (SML)

それぞれ,大光源,小光源によって生じる鏡面反射輝度。

R

S (EXT)

R

S (SML)

それぞれ,大光源,小光源によって生じる鏡面反射計値。

LR

BDS/FDS

,  LR

FDS/BDS

拡散,鏡面反射を含む画像(表示画像,背景)輝度比。鏡面,拡散反射輝度を

含む,画像の面積平均輝度の高いほうと低いほうの比。

図 参照。画像輝度比

の定義は,表示極性による。

LR

BDS/FDS

  ポジティブ極性

S

D

F

S

D

B

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

BDS/FDS

展開すると,


6

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

S

A

D

F

S

A

D

B

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

BDS/FDS

LR

FDS/BLS

  ネガティブ極性

S

D

B

S

D

F

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

FDS/BDS

展開すると,

S

A

D

B

S

A

D

F

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

FDS/BDS

図 3  鏡面,拡散反射を伴う画像輝度比

LR

BDS/BD

鏡面反射輝度比。鏡面反射と拡散反射を含む背景の面積輝度と,鏡面反射を除いた同じ領域の輝

度との比。

参考  図 参照。定義は極性に依存しない。

)

(

)

(

)

(

BDS/BD

B

D

B

B

S

B

D

B

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

展開すると,

D

B

S

A

D

B

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

BDS/BD

参考1.  数式上は,鏡面反射輝度比は極性に依存しないが,実際は,極性によって大変重要な違いが

ある。ネガティブ極性では,背景が暗いので,鏡面反射輝度比が非常に高くなる。ポジティ

ブ極性では,背景が明るいので,鏡面反射輝度比が極端に低くなる。このことは,最高及び

最低輝度レベルが同じ場合,ネガティブ極性 VDT よりもポジティブ極性 VDT のほうが反射

の影響に対してより抵抗力があることを示している。

2.

ネガティブ極性において,鏡面反射像は画面上に表示された情報と同じ極性である。このこ

とによって,反射画像と有効な画像の間での明らかな知覚的競合(反射が目障り)を生じる。

許容できる画質を維持するために,画像輝度比 LR

FDS/BDS

を鏡面反射輝度比 LR

BDS/BD

よりも相

当大きくする必要がある。


7

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 4  画面背景に対する鏡面反射の輝度比

LR

FD/BD

拡散反射輝度だけを含む,画面の表示画像と背景の輝度比。拡散反射輝度を含む画像の面積平

均輝度の高いほうと低いほうの比。

図 を参照。最大許容鏡面反射輝度比は,ネガティブ極性

において鏡面反射を除いた画像の輝度比から導く。定義は極性による。

ネガティブ極性における定義だけをこの規格で用いる。

ネガティブ極性

D

B

D

F

L

L

L

L

LR

+

+

FD/BD

展開すると,

D

B

D

F

R

E

L

R

E

L

LR

+

+

FD/BD

図 5  拡散反射だけを含む画像輝度比

4.

指針とする原則  作業システムは,視覚表示装置,環境,仕事の構成,組織的利害関係及び社会学的

要素を含み,あらゆる要素が一体となったもので,視覚表示装置の特性は,別々の視覚上の要求事項を集

めたものとしてではなく,作業システムの他の要素と関係付けられて考慮しなければならない。

この規格は,画質についての推奨を与える。通常の実作業環境において,視覚表示装置の画質は作業要

求に順守するのに十分であり,使用者によって受け入れられることが望ましい。

参考1.  作業場の設計要求事項,すなわち輝度,表示極性,画面の反射及び反射防止処理は,様々な

照明環境で使用する場合にどれだけ画質と許容性を維持できるかにかかわる。

2.

設計要求事項には,トレードオフが存在する。例えば,ポジティブ表示は背景に対する鏡面


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Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

反射のコントラストを減少させる。同一の表示装置でネガティブ表示を使用した場合に比べ,

ポジティブ表示を使用する場合は,表示面での反射防止処理を少なくできることが期待でき

る。反射の例からも分かるように,設計要求事項は,画質に与える影響の個々の面でなく全

体的な影響を考慮することが望ましい。

3.

製品,VDT の設置と使用,作業場所と作業部屋について,VDT とその環境との調和を良くす

ることは,すべての関係者における共通的責務である。

5.

性能目標  この規格の目的は,VDT を読みやすく及び使いやすくすることにある(この規格への順守

は,8.を参照)

6.

要求事項

6.1

反射を伴う画像の輝度比  鏡面及び拡散反射輝度を加えた画像の輝度比は,3 以上でなければならな

い。

ポジティブ表示の場合:LR

BDS/FDS

≧3

ネガティブ表示の場合:LR

FDS/BDS

≧3

備考  この要求は,視認性を基準としている(附属書 の参考文献 10., 11.  及び 12.を参照)。

6.2

鏡面反射の輝度比  画面背景に対する鏡面反射の輝度比 LR

BDS/BD

は,小さいことが望ましい。

主にポジティブ表示を用いた画面上では,鏡面反射と明るい背景の輝度比 LR

BDS/BD

は,次の式を満足し

なければならない。

LR

BDS/BD

≦1.25

主にネガティブ表示(暗い背景)を用いた画面上では,鏡面反射と暗い背景の輝度比 LR

BDS/BD

は,次の

式を満足しなければならない。

15

2

.

1

/

/

BD

FD

BD

BDS

LR

LR

+

両方の極性を使用する画面上では,ポジティブ及びネガティブ表示の両方の要求事項を満足しなければ

ならない。

備考  この要求は,使用者の許容度を基準としている(附属書 の参考文献 10.,11.及び 12.を参照)。

参考  画面背景に対する鏡面反射の認知度及び許容度は,表示極性によって変わる。

6.3

反射防止処理及び画質への影響  VDT は,反射防止処理,装置及び手段について JIS Z 8513 及び JIS 

Z 8518

の関連する項目の要求事項を順守していなければならない。

6.4

基準照明環境  この規格への順守を決定する場合,計算するうえで次の照明環境値を用いなければ

ならない。

6.4.1

基準照度  画面傾斜角

α

は,供試 VDT の供給者によって宣言されなければならない。順守性決定

に用いる基準照度 E

REF

は,

E

REF

=250+250 cos (

α

) lx.

である。

6.4.2

鏡面反射用光源の基準輝度  使用に適した典型的な環境条件を確立する見地から,各 VDT は,表

1

に示す基準輝度 L

A (REF)

のクラス I,II 又は III のいずれかの試験条件の下でこの規格の要求事項を順守し

なければならない。


9

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

表 1  試験条件

クラス

要求事項

I

L

A (REF, EXT)

=200cd/m

2

  かつ  L

A (REF, SML)

=2000cd/m

2

II

L

A (REF, EXT)

=200cd/m

2

  又は  L

A (REF, SML)

=2000cd/m

2

III

L

A (REF, EXT)

=125cd/m

2

  又は  L

A (REF, SML)

=200cd/m

2

7.

測定及び計算  この箇条では,画面反射のある画質の測定方法と計算方法を提示する。これらは,こ

の規格の 3.と 6.とともに用いる。

いずれのクラスの試験においても,各 VDT 画面の試験は,大光源と小光源を使用して実施する。

7.1

概要  試験装置の配置は,図 を参照。

a)

0

°において(VDT 表示面に直角)

,拡散反射計値 R

D

を決定する(近似的には拡散反射係数 q

b)

 VDT

表示面に 15°の入射において,

−  表示画像と背景の発光輝度 L

F

と L

B

を測定する(必要があれば両極性において)

−  小光源及び/又は大光源の鏡面反射計値 R

S

を決定する(近似的には,鏡面反射率

β

c)

この規格の VDT に対する要求を順守するかどうかを決定する。

−  測定された表示面の輝度,拡散及び鏡面反射計値,6.4 の参照照度及び輝度を使用して,この規格の

3.

で定義する輝度比を次の値で計算する。

−  6.の要求に関して,順守するかを決定する。

図 6  試験装置の配置

7.2

装置  この測定を行うために,次の設備を必要とする。

7.2.1

輝度計  輝度計の設定に使用される用語は,図 を参照する。


10

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

大口径の鏡面反射測定用光源を使用する測定では,測定角 (FOV) は,1°から 2°で,測定距離は,500

mm

以上であることが望ましい。

備考1.  測定において重要な要素は,測定角と測定距離によって決定される表示面の測定径が,測定

対象物より小さく,また,0.03°程度の蛍光体構造に左右されないほど十分に大きいことと

する。

小口径の鏡面反射測定用光源を使用する測定では,測定角が 0.3°又はそれ以下の輝度計を使用し,測定

距離は 500±50 mm でなければならない。輝度計は,測定距離 500 mm において,測定開き角が 1°以下で

あることが望ましい。測定開き角は,規定しなければならない。測定開き角,測定角及び測定距離は,記

録しなければならない。

備考2.  光学系全体(光源−表示面−輝度計)の倍率は,小光源の虚像と輝度計の測定角の関係を決

定する。

測定角は虚像より小さくなければならない。反射と小光源の測定に関するデータは,

ここに規定している位置関係での測定にだけ有効とする。

図 7  輝度計の設定条件に使用される用語

7.2.2

校正された拡散反射標準  少なくとも直径 20 mm で拡散反射係数が q

STD

な拡散反射標準

参考  拡散反射標準は,一般的には拡散反射率

ρ

STD

で校正されている。これは,次の式で q

STD

に変換

される。

π

ρ

STD

STD

=

q

7.2.3

光源

7.2.3.1

均一輝度分布をもった大光源  光源の開口部の大きさは,15°以上(30°以上が望ましい)。た

だし,光源と測定対象物の中央部との距離は 500 mm 以上とする。光源の輝度は 2000 cd/m

2

以上とする。

輝度変動は光源の中央 80%の領域において±5%以内,測定時間内で±1%以内とする。光源の色温度を記

録する。光源の前方には必要に応じて,光を遮断できるようにシャッタを取り付ける。

備考  商用光源を使用してもよい(開口部が 150 mm 以上の積分球が適している)。


11

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

7.2.3.2

小光源  小光源の輝度変動は,中央 80 %の範囲において±5 %以内,測定期間内で±1 %以内と

する。小光源は,大光源の前面にアパーチャを挿入すればよい。開口部の形状は円形とし,大きさは測定

対象物の中央から見て 1° (0.9°∼1.1°)  とする。

備考  直径約 9 mm のアパーチャを大光源の前面に設置して小光源とすればよいが,輝度が不十分な

場合には,別の拡散光源を用意する必要がある。大光源以外の光源を使用する際には,分光分

布が大光源と近い光源を使用する。

7.2.4

メカニカル装置  測定及び測定に使用する各装置間の角度を設定する。

7.3

測定手順

7.3.1

はじめに  すべての測定は,測定する VDT 画面及び測定に使用する光源以外には光源となるもの

がない暗室で行われなければならない。迷光による測定対象面での照度は,5 lx 以下でなければならず,1

lx

以下であることが望ましい。

測定対象面の輝度を測定する際には,測定器と測定対象面との距離を一定に保ち,測定器のフォーカス

を測定対象面に合わせることが望ましい。小光源を用いた鏡面反射の測定の際には,測定器のフォーカス

を小光源の反射像に合わせることが望ましい。

7.3.2

光源輝度の測定

7.3.2.1

大光源輝度の測定  均一輝度分布をもった大光源の中央部の輝度 L

A (EXT)

を測定する。

図 を参

照。

図 8  光源輝度の測定

7.3.2.2

小光源輝度の測定  小光源輝度 L

A (SML)

を測定する。この際,輝度計のフォーカスは光源内部の

拡散面に合わせるのではなく,光源の開口部に合わせるようにする。

図 を参照。

7.3.3

表示面の法線方向での測定(拡散反射計値)  測定する VDT,大光源及び輝度計を,図 のよう

に配置する。

VDT

の電源は切っておく。

両方の大光源のシャッタを開け,拡散反射輝度 L

D (0

°

)

を測定する。

VDT

の代わりに標準拡散板を置いて L

D (STD, 0

°

)

を測定する。

)

0

,

(

)

0

(

STD

°

°

×

=

STD

D

D

D

L

L

q

R

を計算する。


12

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 9  表示面の法線方向での測定

7.3.4

表示面の法線から 15°方向での測定(鏡面反射計値)

7.3.4.1

15

°方向での発光輝度の測定  大光源の開口部をふさいで,測定される VDT を測定対象面の中

央を中心に 15°回転させる。

図 10 を参照。

なお,両光源ともに開口部はふさがれているものとする。


13

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 10  表示面の法線から 15°方向での測定

参考 VDT が標準として装備しているスイベル(水平回転機構)とチルト(上下首振り機構)の回転

中心は,通常表示面のかなり後方にある。したがって,VDT を回転させる手段として,そのス

イベルとチルトを用いることは,ここでの測定手順においては望ましくない。VDT に標準とし

て装備されているすべてのスイベルとチルトの機能は,測定期間中,動かないように固定する

か,取り外すことが望ましい。これによって不用意な表示面のずれを避けることができる。

VDT

の電源を入れる。余熱のため 20 分間待つ。

使用を想定するそれぞれの極性において,

a)

 VDT

表示面中央の 50 mm 程度の正方形領域を表示画像とし,それ以外の部分を背景とする。各々の

領域の画素を極性に応じて最大輝度状態又は最小輝度状態とする。

図 にポジティブ極性の表示例を,

図 にネガティブ極性の表示例を示す。ディスプレイの最大輝度は,JIS Z 8513 の 5.15(表示輝度)

の表示輝度の測定の際と同じ設定とする。ディスプレイの最小輝度は,同じ設定で制御可能な最も低

い表示輝度状態又は背景輝度状態とする。

b)

  L

F (15

°

)

及び L

B (15

°

)

を測定する。

ポジティブ極性とネガティブ極性の測定記録は,それぞれ別々に管理する。

備考  与えられた輝度状態での正方形領域の発光輝度は,表示面の他の領域の輝度状態に関係した特


14

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

性(例えば,CRT のビーム電流)による。表示輝度と背景輝度は,ポジティブ極性とネガティ

ブ極性の間で単純に入れ替わるわけではないので,この規格の順守性を示すために,VDT のそ

れぞれの極性の輝度は別々に測定する。

7.3.4.2

15

°方向での大光源の反射測定  図 10 を参照。

VDT

の電源を切り,大光源の開口部を開く。

L

DS (EXT, 15

°

)

を測定する。

測定位置に標準拡散反射板を置く。

L

D (STD, 15

°

)

を測定する。

)

D(STD,0

A(EXT)

)

D(STD,15

)

D(0

)

D(STD,0

)

DS(EXT,15

S(EXT)

°

°

°

°

°

=

L

L

L

L

L

L

R

を計算する。

7.3.4.3

15

°方向での小光源の反射測定  図 10 を参照。鏡面反射用の小光源を,表示面中央から 15°の

角度となるように,かつ,光源の大きさが表示面から見て 1°となる距離に配置する。測定角が 0.3°以下

の輝度計を表示面中央からおよそ 500 mm のところに配置する。その際,鏡面反射用小光源から表示面法

線に対し 15°で入射してくる鏡面反射を測定できるように配置する。表示面からの反射像が輝度計の測定

角の中央となるように,光源,表示面又は輝度計の配置を調節する。また,表示面の第 1 反射面とさらに

下層の光学的反射面からの多重反射がすべて重なり合うように配置を調節する。さらに,反射像に最も焦

点が合うように輝度計を調節する(反射像がぼけて焦点が合わせにくい場合には,その反射像をくっきり

させるため,表示面を湿らす。ただし,測定の前には,それらをふき取り表示面をきれいにしなければな

らない)

参考  鏡面反射用光源の反射像は,VDT 表示面よりも遠方に存在する。したがって,この測定を行っ

ている間は,意図的に試験中の VDT 表示面の画像へ焦点を合わせない。これは測定の不確か

さを考慮したためであり,とても狭い測定領域において表示面の微細構造による影響を除外で

きる。しかし,そのために次のような二つの別の前提のうえに立っている。一つめの前提は,

測定領域におけるピーク輝度部がはっきりと像を結んでいるかどうか,又は測定領域の空間的

輝度分布が一様であるかどうかにかかわらず,輝度計が正確にその測定領域の面積平均輝度を

示す,ということである。二つめの前提は,ぼけた円形の像全体が輝度計の測定領域の十分に

外側になるように,表示面で正しく像を結んでいる明るい領域部分(拡散反射成分)が十分に

大きい,ということである。

L

DS (SML, 15

°

)

を測定する。

次のどちらかを計算する。

a)

R

S (SML)

を計算する。

A(SML)

)

DS(SML,15

S(SML)

L

L

R

°

=

b)

表示面からの拡散反射輝度が,無視できないほど鏡面性反射用の小光源が非常に明るい場合には,標

準拡散反射板を測定位置に置いて L

D

(STD, 15

°

)

を測定し,

)

D(STD,0

A(SML)

)

D(STD,15

)

D(0

)

D(STD,0

)

DS(SML,15

S(SML)

°

°

°

°

°

=

L

L

L

L

L

L

R

を計算する。

7.4

順守確認書のための計算方法


15

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

7.4.1

概要  この規格への順守性は,6.で定義された表示面照度と鏡面反射用光源輝度の条件の下で,計

算から求められる画像の輝度比と鏡面反射輝度比を要求値と比較することによって決まることとする。要

求仕様と計算から求められる輝度比との関係式は,次に,測定値で求められるように展開式で示す。順守

を決定し,報告するために用いられる式は,表示極性に依存する。両極性での順守の確認をしなければな

らない場合には,各極性の表示で別々に測定,及び計算された値を対応する式に用いることが望ましい。

7.4.2

順守の確認

7.4.2.1

画像輝度比  要求は,表示極性に依存する。

a)

ポジティブ極性表示の場合,

3

S

D

F

S

D

B

BDS/FDS

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

展開すると,

3

S

A(REF)

D

REF

F

S

A(REF)

D

REF

B

BDS/FDS

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

b)

ネガティブ極性表示の場合,

3

S

D

B

S

D

F

FDS/BDS

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

展開式すると,

3

S

A(REF)

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

F

FDS/BDS

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

7.4.2.2

鏡面反射輝度比  要求は,表示極性に依存する。

a)

ポジティブ極性表示の場合,

LR

BDS/BD

≦1.25

展開すると,

1.25

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

B

BDS/BD

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

b)

ネガティブ極性表示の場合,

15

1.2

FD/BD

BDS/BD

LR

LR

+

展開式すると,

)

(

15

1.2

D

REF

B

D

REF

F

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

B

BDS/BD

R

E

L

R

E

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

+

+

7.5

測定の不確かさ

  試験の前提条件の範囲内で,測定器校正誤差を含む一定のかたより誤差とランダ

ムな測定誤差が,測定対象の要求値の±10 %を超えない不確かさとなるような試験方法が望ましい。測定

結果は,有効けた数 3 けたへの丸め誤差は除き,信頼区間や許容測定誤差を含まない最良推定値を用いて

決めなければならない。

8. 

順守

8.1

この規格への順守は,次のどちらかの方法による。

a)

7.

の測定方法を用いて

6.

のすべての要求事項を満たす

又は,


16

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

b)

この規格の追補 (amendment) (発行予定)にある代替試験方法及び関係する必す(須)要求事項を用

いて,肯定的な結果を得ることとする。

どちらの方法も次の順守クラスを決める。

クラス

環境

I

一般オフィス用途に適する。

II

すべてではないが,ほとんどのオフィス環境に適する。

III

特別に制御された光環境を必要とする。

参考1.  代替試験方法は,可決承認の後,この規格の追補になる予定。附属書 に,参考として,提案され

ている試験方法を示す。この追補が発行されるまでは,a)による順守の確認方法だけが有効である。

2.

この代替試験方法は,6.が完全には適用できない VDT を対象としている。その例の一つは,CRT

以外の視覚表示装置である。順守は,例えば,使用する文字集合,表示色,装置構成,システムオ
プション,操作者の設定などについては既定値を用いて判定しなければならない。この規格への順
守は,ハードウエア,ソフトウエア(表示極性)及び作業設備それぞれの構成要素に依存する。こ

れら要素の個々の順守は,製造業者又は販売業者が示さなければならない。また,組み合わせて使
用する場合の順守については,組み合わせて使用する側が責任をもたなければならない。

8.2

順守確認書には,次の情報を含まなければならない。

a)

製造業者又は販売業者の詳細(名称及び所在地,形式番号など)

b)

試験に関連する機器の全詳細(設置,設定及び構成状況,機器の特性,試験条件及び試験結果)

c)

使用条件

d)

試験結果及び試験装置の全詳細

−  順守クラス

−  クラス II 又は III の場合,使用光源の種類(大光源又は小光源)

−  大光源,小光源での全試験結果(例えば R

D

R

S

L

B

L

F

など)

−  全計算結果(例えば,L

BDS/FDS

など)

−  用いた反射制御の方式

−  照明光源に関する全データ(例えば,スペクトル特性など)

−  使用した輝度計についての全データ(例えば,測定開き角,測定角,測定距離範囲,スペクトル感

度など)

e)

8.1 b)

での順守方法が有効となり,これを使用した場合には,被験者の選定に用いた判断基準及びそれ

らの関連特性の全詳細。


17

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

附属書 A(参考)  代替試験方法

A.1

概要

ISO 9241-3

が発行されて以来,視覚作業性を測定する標準的な方法が検討されている。

ISO 

9241-8

では,

(規格値の)代替となる色彩識別性の試験方法の提案を撤回し,

ISO 9241-3

附属書

の完成

を待つことが決定された。なぜなら,原案段階での発行という問題と,

ISO 9241-3

の試験の大部分が,変

更なしに

ISO 9241-8

に移せるという確信があったからである。この規格の利用者も,これと同様の方策に

よるのが最もよいと考えられる。ここで提案する方法は,異なる研究を基にしている(

附属書 D

13.

14.

参照)

。どちらの方法によっても,この試験内容は有効であろう。

附属書 A

は,この規格順守の代替方法の開発についての,現時点での状況である。これはまだ確認され

たものではなく,次に示す試験方法は,情報を提供するにすぎない。試験方法を検討している組織は,試

験方法を使った経験や,

ISO 9241-3

附属書

として回付されている標準試験方法案の修正について報告す

ることが,求められている。

この試験の構成は,幾つかの理由によって採択された。

−  標準的な視覚をもつ人が使用することによって,視認性試験の結果を,正しく明確に解釈することが

できる。

−  基本的な視認性のいき(閾)値測定は,これ以上確認する必要のない,臨床と研究とによって確立し

た視覚検査方法を使用している。

−  視距離のいき値と,視覚作業の作業性と,標準(上限)視距離での快適性との間に,関係性があるこ

とが認められている。

−  距離のいき値による方法によって,標準視距離で,厳密に作業性を基にした課題を行うよりも,素早

く,効率的に,相対的な画質に関する信頼性の高いデータを得ることができる。

この試験方法の本質は,規格化された反射条件下で,それぞれの VDT(基準及び試験用)を,それ自体

と比較することである。この試験方法で,画像特性の大きく異なるディスプレイを,直接比較できるかど

うか,十分確認されていないので,これは重要なことである。

この試験方法によって,反射を伴う VDT 表示面の,同じ表示面の反射がない場合の視認性と比較した

視認性の低下を評価することができる。二つの VDT 表示面が使用される。この試験方法で評価される試

験用 VDT と,基準 VDT である。基準 VDT は,

ISO 9241-3

のすべての定量的要求事項に順守し,定量的

試験方法に合格し,さらにこの規格のクラス(I, II 又は III)の定量的要求事項を満たすものである。二つ

の VDT に対して,二つの試験条件が用いられる。独立変数は,環境照度と,二つの測定条件での鏡面角

での輝度との合計である。従属変数は,視認距離 LD,すなわち,文字と単語を 50 %正確に見分けられる

ときの,被験者の眼から,VDT 表示面までの距離である。結果は,試験用 VDT の画像が,少なくともク

ラス(I, II 又は III)に順守している従来の VDT と同じ程度に,コントラストの低下と,反射による状態

によって生じる干渉に耐えられるかどうかによって,決められる。もし,結果が良好であれば,この規格

への順守は,試験で使用された基準 VDT と同じクラスといえることになる。


18

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

A.2

原則

  読取り速度と視覚的快適さは,様々なディスプレイに表示される単語や文字の相対的な読みや

すさと高い相関がある(

附属書 D

13.

14.

を参照)

。反射に関する相対的な読みやすさの距離  (RLD)  は,

反射を含まない参照環境下に対するいき値距離に関連する,反射を含めた試験環境に対するいき値での眼

と画面の距離を決定することで評価されることができる。

この試験方法の使用を要求している VDT の RLD

は,

ISO 9241-3

やこの規格で要求しているすべての定量的試験に合致している参照 VDT の RLD よりも短

くないほうが望ましい。

1

REF

TST

RLD

RLD

RLD

ここに,

TSTW/0

TSTW

TST

LD

LD

RLD

LD

TSTW

とは,反射を含んだ試験環境下での読みやすさの距離。

LD

TSTW/0

とは,反射を含まない試験環境下での読みやすさの距離。

REFW/0

REFW

REF

LD

LD

RLD

LD

REFW

とは,反射を含んだ参照環境下での読みやすさの距離。

LD

REFW/0

とは,反射を含まない参照環境下での読みやすさの距離。

試験は,視距離を十分に近付け,識別率を 90 %又はそれ以上正確にして開始する。視距離は識別率が

10 %

又はそれ以下になるまで等対数的に 0.1 ディオプター(又はそれよりも小さく,長い視距離では,よ

り細かいディオプターピッチが要求される)ごとに等しく増加させる。標準的な手法(確率紙,回帰解析

など)は 50 %の識別率が達成されるような視距離を決定するのに用いられる。それぞれの試験位置に対す

る眼と画面の距離は,±5 mm 以内が知られているが,頭部を拘束した参照位置のような固定された眼の

参照位置を用いて相殺することを含める。

試験は,被験者の好きなほうの眼を用い,単眼で行う。他方の眼は使用しない。

試験刺激は,Bailey−Lovie 視力票 (D,E,F,H,N,P,R,U,V,Z)  で用いられている組から順不同

で五つの無関係な文字のグループである。刺激は VDT 画面の中心に連続して,音刺激 (cue tone) ととも

に表示される。試験刺激の上下の文字列には,同じグループからの五つのランダム文字が同様に表示され

る。

D R F E V

Z N U P D

←test row

H U Z V F

被験者は,音刺激 (cue tone) に従って真ん中の列の五つの文字を識別して応答する。少なくとも 2 回の

試験刺激(10 文字)がそれぞれの視距離に対して表示される。反応は,文字の位置によって正しいか間違

っているかが点数付けされる。すなわち,試験の列の文字表示が間違っていることの報告ではなく,間違

っている位置が報告される。反応は,反応の総数に対する正しい反応の数として記録される。

A.3

試験条件

表 A.1

に 4 種類の試験条件を示す。


19

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

表 A.1  試験条件

条件

表示

画面の状態

1

試験

反射あり

2

試験

反射なし

3

参照

反射あり

4

参照

反射なし

試験に用いる VDT:参照表示装置は,順守区分条件の下でのこの規格の試験手順,及び

JIS Z 8513

の試

験手順を通過したものである。

表 1

を参照する。

試験表示装置は,この規格の試験条件に対して適当でないことが見つけられたものである。

参考

本体

7.

の測定方法を用いて

6.

の要求事項を満足できない VDT 装置に適用する。

画面状態は,

表 A.2

及び

A.3

に示す。

図 A.1

を参照。

図 A.1  視覚性能試験装置の配置

表 A.2  画面条件−輝度

光源

見込み角 15°∼16°

見込み角 1°∼2°

画面条件

クラス I 又は II

クラス III

クラス I 又は II

クラス III

反射あり 200

cd/m

2

 125

cd/m

2

2 000 cd/m

2

 200

cd/m

2

反射なし 12

cd/m

2

以下 12

cd/m

2

以下

光源の強度は,±10 %以内に設定することが望ましい。

表 A.3  画面条件−照度

画面条件

照度

反射あり

E

REF

=250+250cos (

α

) lx

反射なし 50

lx

以下

照度は,±10 %以内に設定することが望ましい。

画面傾斜角

αは,供給者によって規定され,参照表示装置と試験表示装置の両者で同じ値が使われるこ


20

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

とが望ましい。

反射形ディスプレイの場合は,E

REF

は供給者によって規定され,両方の画面条件で使われることが望ま

しい。

参考

反射形ディスプレイは,この規格の適用対象外である。

実配置(

図 A.1

参照)

− VDT 画面の中心は,目の高さ。

− VDT 画面は,90°−

αの傾き(画面の角度α=75°)。

−  この規格の

3.

6.

及び

7.

の要求事項を順守する鏡面反射用の小光源又は大光源は,画面から 500 mm

の距離で,画面の中心点より上側に配置する。

−  画面照明用の補助光源は,鏡面反射を避ける位置に配置する。

A.4

試験室及び環境

  試験は,臨床視覚試験で使われる環境に近い環境で実施する。次に記述する注意事

項を除き,試験環境は,

ISO 9241-6

の環境要求事項及び推奨事項を順守することが望ましい。

−  試験室の全般的照度は,50 lx 以下。

− VDT の中心から鏡面角の方向の壁の輝度は,12 cd/m

2

以下。

−  試験者から 45°の範囲の壁の輝度は,12 cd/m

2

以下(

ISO 9241-3

での最小輝度の 1/3 以下。試験者の

輝度順応が主として VDT によることを確実にするため。

− VDT,その輝度及び光源,又は試験者のいずれかは,視線に沿って水平にすることができることが望

ましい。

視線の参照距離 LD は,±5 mm の精度が望ましい。新しい試験距離への移動があっても,頭の位置は文

字識別作業の実施中は,LD は,±5 mm 以内に保持されることが望ましい。鏡面反射はこの移動があって

も VDT 画面上の試験対象の中心に保持されていなければならない。

A.5

試験基準

  データの採取に従い,RLR

A.1.1

参照)は,各試験者について計算する。

全試験者についての RLR の平均値を計算し,基準と比較する。

1

REF

TST

RLD

RLD

RLR


21

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

附属書 B(参考)  図による報告書様式

B.1

総論

JIS Z 8517

の要求を満たすか否かは,ある特定の条件下において判定される。しかし,該当す

る VDT の反射特性と輝度が得られれば,この規格が定める要求を満たす光環境を計算によって求めるこ

とができる。この計算結果はグラフ上に示され,使用する VDT と使用環境とが要求に合うか否かを予測

することができる。

備考

計算結果のグラフは,要求を満たすか否かを決めるものでも,評価結果報告書に代わるもので

もない。

B.2

計算結果のグラフ表示

  結果のグラフには,該当する VDT が要求を満たすことが可能な外部光源の

最大輝度 L

A (max)

をスクリーン照度が 0∼1 500 lx の範囲で示すものとする。L

A (max)

は,VDT 上に表示され

る像の輝度比に関する要求値と鏡面反射による像の輝度比に関する要求から得られる輝度の低いほうの値

によって決まる。

表示像の輝度比,及び鏡面反射像の輝度比に関する要求値から L

A (max)

を,スクリーン照度の関数として,

計算する方法を次に示す。計算結果は直線によって表されるため,異なる 2 点の照度条件で計算し,2 点

を直線で結べばよい。

B.3

定義と計算方法

B.3.1

鏡面反射用光源の最大輝度

L

A (max)

  鏡面反射用光源の最大輝度は,この規格の要求値から計算に

よって求めることができる。鏡面反射用光源の輝度が,計算から求められた値以下の場合に規格を満たす

こととなる。計算した結果は,画面照度の値が 0∼1500 lx の範囲に関してグラフを用いて示す。画面照度

が低い場合には,

鏡面反射輝度比 LR

BDS/BD

の最大値によって L

A (max)

が決定され,

画面照度が高い場合には,

表示像の輝度 LR

FDS/BDS

若しくは LR

BDS/FDS

の最小値によって決まる。

B.3.2

鏡面反射輝度比  (LR

BDS/BD

と L

A (max) 

の関係

6.

で示した,ポジティブ表示及びネガティブ表示に関

する鏡面反射像の輝度比に関する要求から,スクリーン照度の関数として鏡面反射用光源の最大輝度

L

A (max, BDS/BD)

を求めることができる。

図 B.1

参照。直線の傾きと切片は,次の式で表現される。

a)

ポジティブ表示

S

B

S

D

A(max)

4

4

)

(

R

L

E

R

R

E

L

+

ú

û

ù

ê

ë

é

=

b)

ネガティブ表示

S

B

F

S

D

A(max)

15

)

3

(

15

4

)

(

R

L

L

E

R

R

E

L

+

+

ú

û

ù

ê

ë

é

=


22

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 B.1  制限された鏡面反射用光源の最大輝度

B3.3

LR

BDS/FDS

又は LR

FDS/BDS

に制限された鏡面反射用光源の最大輝度

6.

で設定された最小画像輝度は,

それに対応する鏡面反射用光源の最大輝度 L

A (max, FDS/BDS)

又は L

A (max, BDS/FDS)

を決定する。

図 B.2

参照。傾き

−切片で表す式で,次のようになる。

a)

ポジティブ表示の場合,

S

F

B

S

D

BDS/FDS)

A(max,

2

)

3

(

)

(

R

L

L

E

R

R

E

L

+

=

b)

ネガティブ表示の場合,

S

B

F

S

D

FDS/BDS)

A(max,

2

)

3

(

)

(

R

L

L

E

R

R

E

L

+

=


23

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 B.2  輝度比低減の制限

B.4

グラフ

  前述の式と

7.

の試験方法で得られたデータから,L

A (max, BDS/BD)

と極性によって L

A (max, FDS/BDS)

又は L

A (max, BDS/FDS)

のいずれかとのグラフを書く。両グラフの線の下の部分がこのモデルで満足していると

みなされる領域である。両グラフの線の交差位置より上は,除外しなければならない。その結果がグラフ

での報告になる。

図 B.3

参照。

図の例では,次の値が仮定されている。

−    [L

F

,

L

B

]

の大きいほうの値:100 cd/m

2

−    [L

F

,

L

B

]

の小さいほうの値:10 cd/m

2

−  R

D

=0.03501(拡散反射率 11 %)

−  R

S

=0.04(CRT ガラス,大光源)

備考

画面照度 は,通常室内照度の半分が用いられる。


24

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

図 B.3  グラフでの報告


25

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

附属書 C(参考)  計算例

C.1

総論

附属書 C

は,

7.

の試験方法に従い,測定には仮定した値を与える。必要な計算は,仮定的な測

定を用いて実行される。可能な限り,附属書の番号は,

7.

の番号と対比させている。

C.2

設備及びセットアップ

  試験装置は,

7.

に規定されているようなものである。

鏡面反射のための大光源は,出射開口部が 200 mm の積分球であり,完全反射拡散板上の CIE A 光源相

当の 2 856 K で 2 000cd/m

2

の輝度をもつ。鏡面反射のための小光源は,大光源球の出射開口部に 9 mm 径

の薄板を置く。9 mm 径の開口部の積分球の輝度も 2 000 cd/m

2

である。鏡面反射用光源の大きさは,それ

らを組で使用する場合には,試験する表示面から 600 mm に設置することになる。これを鏡面反射用光源

として使用する場合には,表示面から 500 mm に設置する。光源は内部シャッタをもち,輝度を直ちにほ

ぼ 0 まで減じることができる。

拡散反射標準は,拡散反射率 98 %とする。したがって,q

std

=0.98/

π=0.31194 となる。

輝度計は,2°及び 0.2°の測定角を選択でき,測定距離は,500 mm 又はそれ以上である。

参考

輝度計の測定角は,大光源輝度測定では 1°∼2°,小光源輝度測定では 0.3°以下と規定され

ている。

試験する VDT は,CRT を用いている。この規格のクラス I を順守することを意図している。表示面は,

15

°後方に傾けて使用するように意図されている。

α=75° 
E

REF

=250+250 cos (

α)  =314.7 lx

表示面は,拡散反射に対して表面処理されており,ND フィルタ (neutral-density filtration) が拡散反射を

減じている。VDT は,大光源と小光源を使用して評価される。

C.3

測定

C.3.1

総論

  試験の設定は,

7.

に述べられているように行う。試験室は,積分球及び試験 VDT の表示面に

おいて,0.1 lx 以下である小形の安全ライト以外は暗室である。

C.3.2

光源輝度測定

  輝度計を鏡面反射用光源に光軸合わせして,光源開口部の中心にフォーカスを合わ

せる。小光源の測定では,9 mm の光源開口部の大きさの半分より輝度計の絞りが十分小さいように,輝

度計の測定距離は十分短くする。

C.3.2.1

大光源輝度

  輝度計の 2°の測定角を使用し,大均一光源の中心部の輝度 L

A (EXT)

2 000 cd/m

2

を測定

する。

C.3.2.2

小光源輝度

  輝度計の 0.2°の測定角を使用し,小光源の輝度 L

A (SML)

2 000 cd/m

2

を測定する。

C.3.3

表示面の法線方向での測定

  VDT,大光源,輝度計を表示面の通常測定用に設定する。

二つの光源のカバーを外す。拡散反射輝度を測定する。

L

D (0

°

)

=9.62 cd/m

2

L

D (STD, 0

°

)

=94.3 cd/m

2

R

D

を計算する。


26

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

182

003

.

0

3

.

94

9.62

0.312

)

std

(

)

D(STD,0

)

D(0

D

=

×

×

=

°

°

L

L

q

R

C.3.4

表示面の法線から 15°方向での測定

C.3.4.1

15

°方向での発光輝度の測定

  光源をほぼ 0 の出力に減じ,被測定 VDT の測定ポイントを 15°の

位置に輝度計をセットする。

ネガティブ表示では,

L

F (15

°

)

=150.00 cd/m

2

L

B (15

°

)

=5.00 cd/m

2

ポジティブ表示では,

L

B (15

°

)

=100.00 cd/m

2

L

F (15

°

)

=10.00 cd/m

2

C.3.4.2

15

°方向での大光源の反射測定

  輝度光源のシャッタを開き,VDT の電源をオフにして,測定す

る。

L

DS (EXT, 15

°

)

=106.93 cd/m

2

L

D (STD, 15

°

)

=67.90 cd/m

2

次の計算を行う。

05

.

0

)

3

.

94

000

2

(

)

90

.

67

62

.

9

(

)

3

.

94

93

.

106

(

)

D(STD,0

A(EXT)

)

D(STD,15

)

D(0

)

D(STD,0

)

DS(EXT,15

S(EXT)

=

×

×

×

=

=

°

°

°

°

°

L

L

L

L

L

L

R

C.3.4.3

15

°方向での小光源の反射測定

  輝度光源のシャッターを開き,VDT の電源をオフにして,測定

する。

L

DS (SML, 15

°

)

=22.93 cd/m

2

L

DS (STD, 15

°

)

=67.90 cd/m

2

次の計算を行う。

08

.

0

)

3

.

94

000

2

(

)

90

.

67

62

.

9

(

)

3

.

94

93

.

22

(

)

D(STD,0

A(SML)

)

D(STD,15

)

D(0

)

D(STD,0

)

DS(SML,15

S(SML)

=

×

×

×

=

=

°

°

°

°

°

L

L

L

L

L

L

R

C.4

順守確認書のための計算方法

C.4.1

画像輝度比

  要求事項は,表示極性に依存する。

a)

ポジティブ表示

3

S

D

F

S

D

B

BDS/FDS

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

展開して,

3

S

(REF)

A

D

REF

F

S

(REF)

A

D

REF

B

BDS/FDS

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

大光源は,

0

.

4

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

10

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

BDS/FDS

=

×

+

×

+

×

+

×

+

LR

要求事項を順守する。

小光源は,


27

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

5

.

3

)

08

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

10

)

08

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

BDS/FDS

=

×

+

×

+

×

+

×

+

LR

要求事項を順守する。

b)

ネガティブ表示

3

S

D

B

S

D

F

FDS/BDS

L

L

L

L

L

L

LR

+

+

+

+

展開すると,

3

S

(REF)

A

D

REF

B

S

(REF)

A

D

REF

F

FDS/BDS

R

L

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

+

大光源は,

8

.

6

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

150

FDS/BDS

=

×

+

×

+

×

+

×

+

LR

小光源は,

7

.

5

)

08

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

)

08

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

150

FDS/BDS

=

×

+

×

+

×

+

×

+

LR

要求事項を順守する。

C.4.2

鏡面反射輝度比  要求事項は,表示極性に依存する。

a)

ポジティブ表示

LR

BDS/BD

≦1.25

展開すると,

25

.

1

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

B

BDS/BD

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

×

+

+

+

大光源は,

25

.

1

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

B

BDS/BD

R

E

L

R

L

R

E

L

LR

+

+

+

要求事項を満足する。

09

.

1

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

BDS/BD

=

×

+

×

+

×

+

LR

小光源は,

15

.

1

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

)

08

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

100

BDS/BD

=

×

+

×

+

×

+

LR

要求事項を満足する。

b)

ネガティブ表示

15

2

.

1

FD/BD

BDS/BD

LR

LR

+

展開すると,

)

(

15

2

.

1

D

REF

B

D

REF

F

D

REF

B

S

A(REF)

D

REF

B

R

E

L

R

E

L

R

E

L

R

L

R

E

L

+

+

+

×

+

+

+

大光源は,


28

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

)

82

031

.

0

7

.

314

5

(

15

)

82

031

.

0

7

.

314

(

150

2

.

1

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

)

05

.

0

200

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

?

×

+

×

+

+

×

+

×

+

×

+

                          1.67<1.91

要求事項を順守する。

小光源は,

[

]

)

82

031

.

0

7

.

314

5

(

15

)

82

031

.

0

7

.

314

(

150

2

.

1

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

)

008

.

0

000

2

(

)

82

031

.

0

7

.

314

(

5

?

×

+

×

+

+

×

+

×

+

×

+

                            2.07≧1.91

要求事項を順守する。

C.4.3

試験結果の判定  上記計算結果によって,次のような判定となった。

試験条件

ポジティブ表示

ネガティブ表示

大光源の鏡面反射 Class  I 合格 Class  I 合格

小光源の鏡面反射 Class  I 合格 Class  I 不合格

順守クラス Class  I 順守 Class  II 順守


29

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

附属書 D(参考)  参考文献

1.

ISO 9241-6 

: 1995, Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)

−Part 6 :

Environmental requirements.  

2.

ISO 8995 

: 1989, Principals of visual ergonomics

−The lighting of indoor work systems.  

3.

ISO 13406-2 

-1), Ergonomic requirements for work with visual display units employing flat panel technology-

Part 2 : Requirements for flat panel displays.  

4.

CIE 29/2

 : 1986, Guide on Interior Lighting.

5.

CIE 44

 : 1979, Absolute Methods for Reflection Measurements.  

6.

CIE 69

 : 1987, Methods of characterizing illuminance meters and luminance meters. Chapter 4 : Properties of

photometers for which a numerical assessment is recommended.  

7.

DIN 5035-7

 : 1988, Innenraumbeleuchtung mit Kuenstlichem Licht. DIN, Berlin, 1988.

8.

Ford, L. B., and Ranieri, D. Glare Evaluation Calculations Applied to Visual Displays Terminals. J. Illum. Eng.

Soc. (of North America), Summer, 1990.  

9.

  Kokoschka, S. Acceptability of specular reflection contrast, ISO/TC 159/SC 4/WG 2 N-248, 1992-05-25, 20

February, 1992.  

10.

  Kubota, S. Effects of surface reflection properties of VDT screens on subjective ratings of the reflected glare

disturbances. ISO/TC 159/SC4 N-289, 1994-01-04.  

11.

  Kubota, S. and Takahashi. M. Permissible Luminance of Disturbing Reflections of Light Sources on CRT

Displays. Jap. Illum. Eng. Soc. J., June, 1989, pp.314-318.  

12.

  Pawlak, U. and Roll, K-F. VDTs : Setting Levels for Reflected Luminance. Siemens Rev., 4/90.  

13.

  Sheedy, J and Bailey, I. Using visual acuity to measure display legibility. In press.  

14.

  Sheedy, J. and McCarthy, M. Reading performance and visual comfort with scale-to-gray compared to black

and white print. Displays, 1994.


30

Z 8517 : 1999 (ISO 9241-7 : 1998)

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

梅  津  直  明

株式会社東芝

(幹事)

中  野  義  彦

社団法人日本電子工業振興協会(沖電気工業株式会社)

宮  崎  正  浩

工業技術院標準部

窪  田      悟

成蹊大学

坂  井  隆  夫

ミノルタ株式会社

高  橋      厚

社団法人日本事務機械工業会(キヤノン株式会社)

田  中  典  朗

三菱電機株式会社

田  村      徹

東京工芸大学

中  込  常  雄

中込技術士事務所

橋  本      進

財団法人日本規格協会

林      喜  男

慶應義塾大学

廣  田  和  夫

株式会社日立製作所

福  住  伸  一

日本電気株式会社

堀  野  定  雄

神奈川大学

松  本  啓  太

富士通株式会社

明  道      成

社団法人照明学会(三菱電機照明株式会社)

森  本  一  成

京都工芸繊維大学

吉  武  良  治

日本アイ・ビー・エム株式会社

柳  井  良  彰

社団法人日本電子機械工業会(関西日本電気株式会社)