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Z 8513

:2006

(1)

まえがき

この追補は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,

日本人間工学会(JES)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正したもので,これによって,JIS Z 8513:1994 は改正

され,一部が置き換えられた。

この追補は,  ISO 9241-3:1992,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)

−Part 3: Visual display requirements に対して,2000 年に発行された Amendment 1 を翻訳し,技術的内容を

変更して作成した日本工業規格の追補である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

8513

:2006

人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−

視覚表示装置の要求事項

(追補1)

Ergonomics

Office work with visual display terminals(VDTs)

Visual display requirements

(Amendment 1)

序文  この追補は,ISO 9241-3:1992,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals

(VDTs)

−Part 3: Visual display requirements に対して,2000 年に発行された Amendment 1 を翻訳し,技術的

内容を変更して作成した。

JIS Z 8513:1994

を,次のように改正する。

1. 

規格名称の右欄の部門記号番号の対応国際規格を示す括弧書きを削除する。

2. 

0.

  序文の最後の文章に,次の文を追加する。

  附属書 は,この規格の規定の一部である。附属書 A及び は,参考規定である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

3. 

適用範囲の末尾に,次の備考を挿入する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 9241-3:1992

,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part

3: Visual display requirements (MOD)

4. 

7.1

を次に置き換える。

7.1

  この規格への適合性は,5.のすべての必す(須)要求事項を満たすことによって達せられる。

試験ディスプレイが新しい技術を使っており,定量的測定が困難であったり不可能であったりするために,

5.

の規定を満たす物理的測定を行うことができない場合,適合性は,

附属書 で詳細に規定されている試

験方法及びそれに関連した必す(須)要求事項を用いて明確な結果を得ることによって達せられる。


2

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5. 

7.2

の 7.2 e)及び 7.2 

参考を削除する。

6. 

附属書 を次に置き換える。


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附属書 C(規定)視覚作業性及び快適性試験

C.1

  基本原理

C.1.1

  (附属書の)目的  この附属書は,本体 5.で規定するすべての物理的な要求事項を満足することが

できない,新しい技術を使用したフラットパネルディスプレイなど[例えば,EL (electroluminescent),FED

(field emission displays)

]の VDT に対する画質の試験方法を規定する。試験は,検索作業による視覚作業性

の評価及び視覚快適性の評価で構成し,これら二つの評価結果を合わせて,ディスプレイの画質を判定す

る。

C.1.2

(附属書の)利用方法  この附属書の意図は,本体の規定に対する適合性を確認する試験を実施でき

ないディスプレイに対して,試験方法を提供することにある。この試験方法は,代替試験手法ではない。

したがって,ディスプレイ製造業者は,本体 5.で規定している物理的な要求事項又はこの試験方法のいず

れも選択することができる。新たな技術を使用しているディスプレイに対しては,本体 6.で規定している

試験方法では,定量的な測定が困難又は不可能である。このため,この試験方法は,本体 5.で規定してい

る要求事項に従って試験することができないディスプレイに対して,試験する手段を提供する(本体 7.1

参照)

C.1.3

試験方法の概要  この試験方法は,試験対象となるディスプレイに表示された英数字の中のターゲ

ット文字に対する被験者の検索作業性と,基準ディスプレイでの同一被験者の同一作業における検索作業

性とを比較することによって,視覚情報を伝達する効果を測定する。ここでの効果とは,ユーザーが視覚

的なターゲット文字を正確に,かつ,速く,しかも視覚的な不快感なしに検索でき,かつ,認識できるこ

とを意味する。ディスプレイが,この特定の視覚的検索作業による視覚作業性の評価及び視覚快適性の評

価に合格すれば,英数字以外の文字及びビジネスで使用するグラフィックスなどの他の情報表現について

も,同等の性能とみなすことができる。この試験の従属変数は,被験者の視覚的な文字検索作業の検索速

度及び順序尺度を用いた視覚的快適性の主観評点とする。試験結果の組合せによって,ディスプレイの画

質を判定する。この試験は,予想されるユーザーの母集団を代表する被験者を用い,オフィス環境を想定

して行う。

この手法,すなわち経験的視覚快適性の評価と組み合わせた無意味文を用いる文字検索作業は,当初,

IPO, Center for Research on User-System Interaction

の研究者によって開発され,試験された(Boschman &

Roufs [3]

試験対象となるディスプレイ(以下,試験ディスプレイという。

)の画質は,本体 5.の必す(須)要求事

項を満たしているか又はまさ(優)っていることが分かっている基準ディスプレイとの対比によって評価

される。試験ディスプレイがこの試験に合格するためには,視覚的な検索作業における検索速度及び主観

評点の両方が,ある最小の要求事項を満足していなければならない。試験ディスプレイの作業性が,基準

ディスプレイの作業性よりもまさ(優)っているか又は劣っているかを判断するために,順序統計又は堅

ろう(牢)性が同等な統計手順を用いる。

C.1.4

  バイアスの排除  すべての試験,特に心理学試験においては,偏りが生じやすい。そのため評価は,

このような試験について必要な教育を受けたり,少なくとも 1 年の経験をもつ適任者の監督下で行われる

ことが望ましい。人間を対象とする試験に関する指針は,アメリカ心理学会 (1990)

[23]

及びイギリス心理学

会 (1991)

[27]

を参照することがよい。

試験管理者は,すべての潜在的なエラーの原因を最小限にするか,コントロールできるようにすること

が望ましい。次のリストは,バイアス及びエラーの潜在的な要因を示しているが,すべてを挙げたもので


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はない。

−  被験者の選定(例えば,特定の年齢群を選択することを避ける。

−  ディスプレイの配置(試験中,基準ディスプレイは,本体 5.の要求事項をすべて満たさなければなら

ない。

−  環境条件(一方のディスプレイに不利な条件にならないように,照明及びその他の条件は等しくなけ

ればならない。

−  被験者への指示(公平に行わなければならない。

C.2

  被験者  被験者は,予想されるユーザーの母集団を代表するサンプルであることが望ましい(本体の

適用範囲で特定されたオフィス作業を行う人。

。すべての被験者は,設計視距離において,正常又は矯正

によって正常な近見視力をもっていなければならず,検索作業性又は画質の知覚に影響を及ぼすことが明

らかな身体的又は生理的状態であってはならない。

C.3

  ディスプレイ  試験ディスプレイは,製品又は製品と同等の仕様のものでなければならない。例えば,

グレア及び反射を防止するフィルタ及び処理は,組み込まれていなければならない。基準ディスプレイは,

試験ディスプレイの製造業者又は販売業者から提供されるか又は指定されなければならず,本体 5.の要求

事項をすべて満足するか又はまさ(優)っていなければならない。

ディスプレイは,区別の目的でラベルを付けてもよい(例えば,ディスプレイ 1 及びディスプレイ 2)

これらの条件の下,被験者は,どちらが試験ディスプレイで,どちらが基準ディスプレイかは知らされな

いことが望ましい。そのため,被験者の半分に対しては,試験ディスプレイを“ディスプレイ 1”とし,

残りの半分の被験者に対しては基準ディスプレイを“ディスプレイ 1”とするのがよい。

C.4

  試験設備及び試験環境

C.4.1

  一般的要求事項  試験は,結果に影響を及ぼす可能性がある,注意散漫を招くもの及び外からの干

渉を排除した場所で行わなければならない。周辺環境条件は,ISO 9241-6 で規定されている範囲内にしな

ければならない。周辺環境条件は,快適でなければならず,試験中及び試験ごとで著しく変動してはなら

ない。

C.4.2

  環境  温熱環境,周囲の騒音レベル,周囲光及び作業面の反射は,JIS Z 8515 及び ISO 9241-6 の要

求事項を満足しなければならない。環境照明は,グレア及び鏡面反射を最少にするように,設計されなけ

ればならない(JIS Z 8517 参照)

。照明条件は,試験中及び試験ごとで一定に保たなければならない。被験

者には,試験前に 10 分間試験室で試験室の照明環境に順応させなければならない。

備考  この間,実験者は,被験者に試験についての指示を行うとよい。

C.4.3

  試験用設備  ディスプレイ及び関連機器(例えば,キーボード)は,JIS Z 8515 の要求事項に適合

した作業面に置かなければならない。

試験ディスプレイと基準ディスプレイとの視距離は,設計視距離に設定する。この距離は,高さが調整

可能な頭部・あご(顎)固定台を用いて一定に保つことが望ましい。

頭部・あご(顎)固定台の高さ調節については,試験ディスプレイと基準ディスプレイとのそれぞれに

対する目の高さが,すべての被験者で同じになるように調節することが望ましい。被験者の目の位置は,

本体 5.2 で要求されている視線角に適合しなければならない。

基準ディスプレイの明るさ及びコントラストの設定条件は,基準ディスプレイを指定した試験ディスプ


5

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レイの製造業者又は販売業者によって示さなければならない。これらの設定条件は,すべて本体 5.の必す

(須)要求事項を満足するか又はまさ(優)っていなければならない。

備考  明るさ及びコントラストを特定する測定手法は,本体で規定されている。

試験ディスプレイの製造業者又は販売業者の要望によって,試験ディスプレイの明るさ及びコントラス

トの設定条件は,

a) 

製造業者又は販売業者が指定した条件に固定。

b) 

被験者個々に最適な条件に調整可能。

のいずれかを製造業者又は販売業者が選択することができる。

いずれのディスプレイも,試験前に少なくとも 20 分間,予熱しなければならない。被験者が座るいす(椅

子)は JIS Z 8515 の要求を満足しなければならない。

C.5

  試験方法

C.5.1

  試験用の表示  試験に用いる表示は,様々な言語用の文字集合が記載してある ISO/IEC 8859 にお

いて,既定の 8 ビット 1 バイトでコード化された文字集合から抽出し,生成される無意味文とする。ユー

ザーがアルファベットでテキストを表示できないシステムになじ(馴染)んでいる場合は,テキストは 2

バイトでコード化された文字(例えば,アジア文字)で表示される。この場合,用いた言語を適合証明報

告書に記載しなくてはならない。各試験では,ある文字部分集合(例えば,

“A”∼“Z”

“a”∼“z”及

び“0”∼“9”

)を用いる。試験ディスプレイ及び基準ディスプレイの双方のディスプレイに,同一の部分

集合を用いなければならない

次のような条件に従って,無意味文を作成しなければならない。

−  無意味文は,スペースで区切られたランダムな文字列で構成されなければならない。

−  試験ディスプレイと基準ディスプレイとでは,無意味文の行数及び 1 行当たりの文字数(スペースを

含む。

)は一定とする。

−  1 行当たりの文字数は,行の長さ(cm)が,行から行までの距離(すなわち,表示領域の高さを最大

表示行数で除した値)の 25 倍未満になるように設定する。ただし,スペースを含めて 1 行当たり 30

文字以上にするのが望ましい。無意味文の合計文字数は,スペースを含めて 400 文字から 600 文字に

する。無意味文のブロック(C.5.2 参照)の大きさは,5 ブロック(四隅及び中央)が一度に表示でき

る場合,表示領域に占める大きさを最大化すると同時に,ブロックの重なりを最小化するように設定

する。2 バイト系文字を用いる場合は,文字数を半減させてもよい。

−  各被験者は試験課題において,一つのターゲット文字が幾つあるか数えるように指示される(例えば,

被験者 x は,試験中“A”を探すように指示され,被験者 y は,

“R”を探すように指示される。2 バ

イト系文字を用いる場合,例えば,日本語では,

“ム”を探すように指示される。

参考  “ロ”をターゲット文字とすることは,試験結果に影響を与える可能性があるため,避ける(ン,

ソ,ロ,コ,り,リ,は用いない。

−  ターゲットの数は,スペースを含めた全体の文字数の 2∼3  %にする。

−  ターゲットの位置は,行頭又は行末に置かないという制約のもとで,無作為とする。

−  テキストは,一定数のスペースを含む。スペースの割合(すなわち,スペースを含めた全体の文字数

に対するスペースの数)は 15  %とする。平均の単語長は言語によって異なるが,15  %のスペースを

含んだ無意味文は,文字列長の分布という点で,通常のテキストに類似している。スペースの位置は,

次の制約によって,ランダムに設定する。


6

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a) 

行頭及び行末がスペースであってはならない。

b) 

スペースが二つ連続してはならない。

c) 

最短の文字列長は 2 文字とする。

C.5.2

  手順  画面上 5 か所のうち 1 か所に(活字組み)無意味文のブロックを表示する。被験者の作業は,

無意味文の文字を読んで目標とする文字を検索することである。

無意味文のブロックを画面の左上,右上,左下,右下及び中央に表示する。ブロックの中央部分の文字

列が,ほぼ画面の表示領域(active area)の中心になるように,ブロックの中心を表示する。ブロックの一角

が画面の角に接するように表示する。

被験者に対して,ディスプレイ上の画質評価(quality of the image)が試験の目的であることを伝える。も

し,実験の目的のために,試験ディスプレイの製造業者又は販売業者が,明るさ及びコントラストを被験

者が調整できるように決定した場合は,被験者はそれを自由に調整できる。基準ディスプレイの明るさ及

びコントラストの設定は,製造業者及び販売業者の指示に従って行う。被験者はこれらの調整を行うこと

ができない。

備考  ユーザーがディスプレイを調整することを許される場合は,このことが,ユーザーに実験対象

のディスプレイであることを示す可能性及びそれが実験結果に影響することを,製造業者又は

販売業者は理解しておく。これは,ユーザーに試験前に調整を依頼し,次に,調整部を隠して

試験を行うことによって防ぐことができる。

五つの試験ブロックを 5 か所にランダムに表示させる。被験者に無意味文を上の行から下の行にかけて

読むことと,ターゲット文字をそれぞれ見つけていくことを説明する。初期学習効果を防ぐために,被験

者は,この実験の前に少なくとも 10 回以上の無意味文(すなわちブロック 10 回の訓練)を練習する。学

習の誤差は,この実験での表示順序による相殺によって,コントロールされる。これらの練習は,無意味

文を表示可能な 5 か所のどこにおいても行われるべきである。練習は,試験ディスプレイ及び基準ディス

プレイの両方で行われなければならない。

練習は,被験者による無意味文ブロックの結果に,誤りがなくなるまで続ける。練習から得られたデー

タは,画質評価には使わない。

この試験において,実験者は,各ブロックにおいて被験者がターゲット文字を見つけるのに要する時間

及び誤り数を測定する(C.6 参照)

。被験者は,ブロックごとの試行間で 10 秒から 1 分間の休憩を取るこ

とができる。

事前に決められたキー又はボタンを押すことが,試行の開始,ターゲットのカウント,試行の終了を意

味することを,被験者に説明する。

キーボード又は他の適切な入力装置が,この目的のために使用可能である。もし,キーボードを使うの

であれば,試行開始/終了には ENTER キーを,ターゲットを数えるのにはスペースキーを使うのがよい。

試行開始と終了との間の時間が,この試行の検索時間として記録される。

被験者に,誤りをできるだけ少なくし,できるだけ速く作業するよう説明する。

被験者の半分は基準ディスプレイを最初に,残りの半分は試験ディスプレイを最初に使用する。

ディスプレイの視覚検索作業(visual search task)の終了後,被験者に対してディスプレイの画質について 9

段階(1:悪い∼9:良い)の評点を質問する。試験ディスプレイと基準ディスプレイの試行の終了後,被

験者に視覚快適性を尋ねて,ディスプレイの知覚的画質の評価とする。

いかに答えるべきかを説明するために,被験者に次の指示文を示す。

“あなたが今使ったディスプレイの視覚快適性について判断してください。あなたの判断に従い,数字


7

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に○を付けてください。

  1      2      3      4      5      6      7      8      9

悪い                        普通(Neutral)                       良い

備考  被験者に対する説明の例は C.5.4 を参照。

C.5.3

  タスク条件  試験ディスプレイ及び基準ディスプレイの表示属性(文字サイズ,解像度,視角,フ

ォントなど)は,それらを指定した製造業者又は販売業者によって示されなければならない。これらの属

性は,適合証明報告書で述べられなければならない。

−  試験ディスプレイ及び基準ディスプレイの両方で,同じフォントを用いなければならない。このフォ

ントは,本体の 5.45.65.85.10 及び 5.11 において,文字のサイズ,形状及び間隔について定義さ

れている必す(須)要求事項に適合した固定幅フォントでなければならない。

−  それぞれの被験者に対して,決められたターゲット文字を,実験全体をとおして用いなければならな

い。

−  ターゲット文字は,使用される他の文字と中程度の識別性をもたなければならない(例えば,O,0

又は Q は用いない。

。この試験方法は,フォントデザインを評価する目的ではない。

参考  中程度の識別性とは,特徴がありすぎる文字ではなく,また,類似度が高すぎないことである。

−  ターゲットの出現数は,異なる無意味文間で変えることが可能でなければならない。

−  一人の被験者に対して行われる全試行を通じてのターゲット総数は,基準ディスプレイと試験ディス

プレイとで一定にしなければならない。被験者は,これらの総数について知らされてはならない。

−  被験者一人当たりに用意する無意味文のブロックの数は,記憶効果を防ぐために十分多くしなければ

ならない。適切な値は 20 である(又は被験者一人当たりの試行数が少なければ,これ以下でもよい。)

−  無意味文は,すべての条件(ディスプレイ)及び/又はすべての被験者をとおして,バランスよく表

示しなければならない。

−  被験者は,テキストを 1 行ずつ,各行は左から右,又は右から左へ,母国語に当てはまる読みの方向

に従って読むのが望ましい。

−  検索時間は,ディスプレイに無意味文が表示されたらすぐに開始し,検索終了を被験者が示したとき

に終了する。

−  被験者は,ターゲットを見つけたときごとにボタン(又はキーボードのキー)を使わなければならな

い。数えられたターゲットの数は,被験者が集中していることのチェックとして記録されなければな

らない。作業性の測定は,1 ブロックにおいて記録されたターゲット数が,真のターゲット数と 10  %

以上異なる場合は,そのブロックにおける結果は,統計処理から除外されなければならない。

−  被験者は,開始/終了時間の記録には,別のボタン(又はキー)を使わなければならない。

C.5.4

被験者への教示  これらは,実験者側の条件,環境,文化などによって修正されるべき教示例であ

る。例えば,これらの教示は,母国語の読みの方向が左から右である国においてのキーボード入力が想定

されている。キーボードでない入力デバイスを用いる場合,左から右の方向以外の読み(右から左,上か

ら下)の場合,修正する必要がある(補足:被験者側の条件などをどこかに書く。

教示は,被験者に書面で提示されなければならない。例えば,次のような文章を提示する。

“この試験に参加してくださりありがとうございます。この試験の目的は,文字の読みやすさを評価す

ることです。ディスプレイを試験するのであって,あなたを試すのではないことをご理解ください。


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次に示す例と同様の画面(無意味文のブロック)が表示されます。あなたの課題は,大文字の“A”を

探すことです。これをターゲット文字と呼びます。普通の文章を読むように,表示された文章の左上から

右下に読んでください。試行の準備ができたならば,キーボードの ENTER キーを押してください。画面

上の 5 か所(左上,右上,左下,右下,中央)のいずれかに無意味文が表示されるとすぐに検索作業を開

始してください。大文字の“A”を見つけたら,キーボードのスペースキーを押してください。全文を読

み終わったら,再度 ENTER キーを押してください。できるだけ速く,正確に画面を見ながら作業してく

ださい。各画面でターゲットの数は変わりますので,各画面で正しく読み,探し,ターゲット文字がある

ことをできるだけ速く正確に示すように注意してください。何か質問がありましたら,今,私に尋ねてく

ださい。

C.6

測度

C.6.1

一般  二つの測定値を各被験者の試行結果から記録する。練習のデータは,次の解析に使ってはな

らない。

測定値としては,次の二つがある。

a) 

エラー率 10  %未満の試行から得られた平均検索速度

b) 

視覚快適性に対する主観評点

エラー率 は,次のように定義される。

o

c

o

|

|

T

T

T

E

=

×100  %

ここに,

T

o

:  被験者に提示された無意味文のブロック内のターゲット文字

の総数

T

c

:  被験者が数えたターゲット文字の総数

もし,

E

が 10  %以上(すなわち 10 個のターゲットセットが存在したときに,間違えた数が 1 以上の場

合)ならば,その試験結果は解析から除外する。

C.6.2

平均検索速度  記録された検索時間

T

i

から,有効な試験(

< 10

%)に当てはまる被験者の達成度と

して,平均検索速度(文字/秒)

v

s

が次のように計算される。


9

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1

t

1

c

t

s

=

ú

û

ù

ê

ë

é

×

×

=

å

n

i

i

T

n

n

v

ここに,

n

t

ある被験者の有効な試験回数

n

c

無意味文内の文字総数(スペースを含む。

備考  試験ディスプレイ及び基準ディスプレイに対する

v

s

の値は,連続した被験者に対して逐次検定

手順を適用するときに解析される(C.7 参照)

C.6.3

主観評点  各被験者は,試験ディスプレイ及び基準ディスプレイに対し,視覚的快適性を主観的に

評価し,9 段階尺度で評点をつけることとする。

参考  この評点は,C.7 に記載したように,順次参加する被験者に対して,逐次検定手順を用いて解

析してよい。

C.7

結果の統計処理

C.7.1

一般  適合性試験では逐次解析を用いることを推奨する。この手法では,帰無仮説の統計的な信頼

性を検定するために必要な被験者の数を,大幅に削減することができる。

参考1.  逐次解析の主な特徴は,被験者数を先に決めないことである。そして,一組の被験者の結果

が収集されるごとに,帰無仮説の正当性が検定される。

2.

ほかの統計的な手順及び分析方法は,これと比較して同等以上に強い検定力があれば用いて

よい。

次の逐次解析の手順を使用しない場合,検定及び統計解析で,標準偏差

D

が 0.5 のときに,第 2 種の誤

りが 0.05 以下になることを保証しなければならない。そして,判定基準α(製造業者又は販売業者の危険

率)が 0.05 以下になることを保証しなければならない(

表 C.1 参照)。

結果の統計処理は,基準ディスプレイに対する試験ディスプレイの従属測定値(評点の差分)を比較す

ることである。二つの製品が同等であることを証明する統計的検定方法がないため,試験製品の性能が基

準製品よりも有意に劣っているかどうかを判定する検定方法を用いる。もし,試験製品が基準製品よりも

有意に劣っていなければ,この試験製品は,この規格に適合すると考えられる。

したがって,帰無仮説,H

0

は,試験ディスプレイの得点が,基準ディスプレイと同等か優れている,で

あり,対立仮説 H

1

は,試験ディスプレイの得点が基準ディスプレイよりも有意に悪い,である。

C.7.2

一般理論  統計的判定は,2 種類の誤りを生じやすい。第一種の誤り(タイプ 1)は,帰無仮説を

誤って棄却することであり,第二種の誤り(タイプ 2)は,棄却すべき帰無仮説を誤って棄却しないこと

である。これら 2 種類の危険率は,通常,α及びβの記号で表される(

表 C.1 参照)。


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表 C.1  統計的検定を用いた判定の種類

検定後の判定

試験ディスプレイを採用

試験ディスプレイを棄却

試験ディスプレイは,基準デ

ィスプレイと少なくとも同じ
か,良い(H

0

)

正しい判定

第一種の誤り:

製造業者又は販売業者の危険
率α

試験ディスプレイは,基準デ

ィスプレイより悪い(H

1

)

第二種の誤り:

使用者の危険率β

正しい判定

逐次検定でない場合,実験の被験者数は,Hays によって改造された次の公式を用いて,事前に確定しな

ければならない[31]。

(

)

2

2

µ

µ

2

D

N

β

α

+

=

ここに,

µ

α

,µ

β

α,βに相当する正規偏差値 (Z 値)

D

標準偏差

例えば,α及びβを各 0.05 に設定し,標準偏差の半分の平均値の違いを検定するためには,

(

)

87

5

0

65

1

65

1

2

2

2

+

=

.

.

.

N

すなわち,少なくとも 87 人の被験者を用いることになる。

C.7.3

統計的検定  Barnard の U test (Barnard,1946)は,表示文字の平均検索速度及び視覚的快適性の評点

を用いて,試験ディスプレイと基準ディスプレイとを比較するために用いられる。

表 C.2C.4 は,Barnard

の U test の手順及び実際の使用例を示したものである。


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表 C.2  Barnard の U test の説明

手順 Barnard の U test

1 (i)

αの値を記録する。αは,ディスプレイが同等であ

るときに有意差があると判定する場合の危険率であ
る。βの値を記録する。βは,ディスプレイが実際は

異なるときに有意差がないと判定する場合の危険率で
ある。これらの値はいずれも 0.05 とすべきである。

(ii) D

の値を記録する。は,検知すべき平均値の差で

(その 1 単位は標準偏差である。

)0.5 とすべきである。

α,β

2

各被験者から得られる基準ディスプレイのスコア点を
x

0

とし,試験ディスプレイの評点を x

1

とする。

x

0

x

1

3

スコアの差分を計算する。

x

0

x

1

4

すべての被験者から得られた差分の合計 を計算する。

F=Σ(x

0

x

1

)

5

差分の平方和 を計算する。

S=Σ(x

0

x

1

)

2

6

統計値 を計算する。

U=F

7

この統計値とα,β及び によって求めた U

0

及び U

1

との境界値を比較する。

もし,U<U

0

であるならば,帰無仮説は棄却されず,試

験ディスプレイは受け入れられる。

もし,U>U

1

であれば,帰無仮説は棄却され,試験ディ

スプレイは受け入れられない。

 
もし,U

0

U

U

1

であれば,採否判定はできず,試験

を継続しなければならない。

試験ディスプレイと基準ディスプレイとの平均検索速度(1 秒当たりの文字数)をそれぞれ

x

1

x

0

とし

て,次の例を検討する。


12

Z 8513

:2006

表 C.3  Barnard の U test を用いた逐次検定の例

N x

1

x

0

x

0

x

1

F S U 

U

0

(

a

)

U

1

(

a

)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

 9.78

17.19

38.32

16.08

13.56

19.57

 6.26

 8.20

24.16

10.35

13.83

12.21

 7.92

14.48

39.39

14.20

12.17

11.45

 6.38

 7.06

22.23

 7.90

10.37

 6.97

−1.87 
−2.70

1.08

−1.88 
−1.39 
−8.12

0.12

−1.14 
−1.93

−2.45 
−3.46 
−5.24

−1.87

−4.57

−3.49

−5.37

−6.76

−14.88

−14.76 
−15.90 
−17.83

−20.28 
−23.74 
−28.98

  3.50

 10.8

 12.0

 15.5

 17.4

 83.4

 83.4

 84.7

 88.4

 94.4

106

134

−1.000 
−1.391 
−1.007

−1.364 
−1.621 
−1.629

−1.616 
−1.728 
−1.896

−2.087 
−2.306 
−2.503

−2.070

−1.790 
−1.510 
−1.330

−1.150 
−1.034 
−0.918

2.560

2.510

2.460

2.436

2.412

備考  は被験者数である(他の記号の意味は表 C.2 で説明している。)。 
(

a

)

表 C.4 に示した境界値である。

8

人目の被験者以降,

U

<

U

0

となっているので,帰無仮説は棄却されない。すなわち,試験ディスプレイ

での検索速度は,基準ディスプレイと比べても有意に遅くはなく,試験ディスプレイは,文字検索速度に

関する試験にパスする。

C.8

適合  適合性は,次の 2 点を満足することで達成される。

a)

試験ディスプレイの検索速度が,基準ディスプレイから得られた検索速度よりも有意に遅くない。

b)

試験ディスプレイから得られた視覚的快適性が,基準ディスプレイのそれよりも有意に低くない。

C.9

  Barnard の U test の境界値  表 C.4 は,α=0.05,β=0.05,

D

=0.5

としたときの Barnard の U test の境

界値を示したものである。これらの値は,Davies の文献[29]にある

表 L.3 の値に(線形回帰を用いて)補

間して求めたものである。

[  ]で示した境界値は,境界線を引く補助手段のためであり,これらを意思決

定に用いてはならない。


13

Z 8513

:2006

表 C.4  Barnard の U test における境界値

被験者

U

0

U

1

被験者

U

0

U

1

2

[−6.96]

45  0.79  2.44

3

[−5.45]

46

  0.816

2.45

4

[−3.13]

[3.01]

47

  0.842

2.46

5

[−2.6]

[2.87]

48

  0.868

2.47

6

−2.07

[2.73]

49

  0.894

2.48

7

−1.79

[2.645]

50

0.92 2.49

8

−1.51

 2.56

51

  0.944

 2.499

9

−1.33

 2.51

52

  0.968

2.508

10

−1.15

 2.46

53

  0.992

 2.517

11

−1.034

  2.436

54

  1.016

2.526

12

−0.918

  2.412

55

 1.04

 2.535

13

−0.802

  2.388

56

  1.064

 2.544

14

−0.686

  2.364

57

  1.088

 2.553

15

−0.57

 2.34

58

  1.112

 2.562

16

−0.498

  2.334

59

  1.136

 2.571

17

−0.426

  2.328

60

 1.16

2.58

18

−0.354

  2.322

61

 1.18

2.59

19

−0.282

  2.316

62

1.2

2.60

20

−0.21

 2.31

63

 1.22

2.61

21

−0.154

  2.308

64

 1.24

2.62

22

−0.098

  2.306

65

 1.26

2.63

23

−0.042

  2.304

66

 1.28

2.64

24

    0.014

  2.302

67

1.3

2.65

25

   0.07

2.3

68

 1.32

2.66

26

    0.114

  2.304

69

 1.34

2.67

27

    0.158

  2.308

70

 1.36

2.68

28

    0.202

  2.312

71

  1.378

2.69

29

    0.246

  2.316

72

  1.396

2.70

30

   0.29

 2.32

73

  1.414

2.71

31

    0.328

  2.328

74

  1.432

2.72

32

    0.366

  2.336

75

 1.45

2.73

33

    0.404

  2.344

76

  1.468

2.74

34

    0.442

  2.352

77

  1.486

2.75

35

   0.48

 2.36

78

  1.504

2.76

36

    0.514

  2.368

79

  1.522

2.77

37

    0.548

  2.376

80

 1.54

2.78

38

    0.582

  2.384

81

  1.557

2.79

39

    0.616

  2.392

82

  1.574

2.80

40

   0.65

2.4

83

  1.591

2.81

41

    0.678

  2.408

84

  1.608

2.82

42

    0.706

  2.416

85

  1.625

2.83

43

    0.734

  2.424

86

  1.642

2.84

44

    0.762

  2.432

87

  1.659

2.85


14

Z 8513

:2006

7. 

附属書 D(参考)参考文献を次に置き換える。


15

Z 8513

:2006

附属書 D(参考)  参考文献

[1]

  ISO 6385 : 1981, Ergonomic principles in the design of work systems.

[2]

  JIS Z 8515:2002

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−ワークステーションのレイアウト

及び姿勢の要求事項

[3]

  JIS Z 8517:1999

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−画面反射に関する表示装置の要求

事項

[4]

  JIS Z 8518:1998

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−表示色の要求事項

[5]

  CIE Publication No.69 : 1987, Methods of characterising Luminance Meters and Illuminance Meters.  

[6]

  CRAWFORD, B.H. The dependence of pupil size upon external light stimuli under static and variable

conditions. Proceedings of the Royal Society (London), B121 : 373 (1936)

[7]

  DE LANGE, H.DZN. Eye’s response at flicker fusion to square-wave modulation of a test field surrounded by a

large steady field of equal mean luminance. Journal of the Optical Society of America, 51 (4) : pp, 415-421

(1961).

[8]

  ERIKSSON, S. and BAECKSTROEM, L. Temporal and spatial stability in visual displays. In : Selected papers

presented at the Conference on Work With Display Units. (KNAVE, B. and WIDEBECK, P.G., eds.), North

Holland : 1987, pp.461-473.

[9]

  FARRELL, J.E. An analytical method for predicting perceived flicker. Behaviour and Information Technology,

5 (4) : pp.349-358 (1986)

[10]

 FARRELL, J.E. Objective methods for evaluating screen flicker. In : Selected papers presented at the

Conference on Work With Display Units. (KNAVE, B. and WIDEBECK, P.G., eds.). North Holland : 1987,

pp.449-460.

[11]

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[12]

 FARRELL, J.E., CASSON, E.J., HAYNIE, C.R. and BENSON, B.L.Designing flicker-free video display

terminals. Displays, (July) : pp.115-122 (1988)

[13]

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Optical Society of America, 49 (4) : pp.422-429 (1961)

[14]

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Society of America, 52 (1) : pp.89-95 (1962).

[15]

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The Hague : Junk, 1964, pp.16-35.

[16]

 KELLY, D.H. Diffusion model of linear flicker responses. Journal of the Optical Society of America, 59 (12) :

pp.1665-1670. (1969)

[17]

 KELLY, D.H. Theory of flicker and transient responses, I. Uniform fields. Journal of the Optical Society of

America, 61 (4) : pp.537-546 (1974).

[18]

 KELLY, D.H. Spatio-temporal frequency characteristics of color-vision mechanisms. Journal of the Optical

Society of America, 64 : pp.983-990 (1974).

[19]

 OPPENHEIM, A.V. and WILLSKY, A.S. Signals and Systems. Englewood Cliffs, New Jersey : Prentice Hall,


16

Z 8513

:2006

Inc., 1983.

[20]

 ROGOWITZ, B.E. Measuring perceived flicker on visual displays. In : Ergonomics and Health in Modern

Offices. (GRANDJEAN, E., ed.). London : Taylor and Francis, 1984, pp.285-293.

[21]

 CIE Publication No.15.2 : 1986, Colorimetry.  

[22]

 CIE Publication No.17.4 : 1986, International Lighting Vocabulary.  

[23]

 American Psychological Association (1990) Ethical principles of psychologists. American Psychologist

45

 pp.

390-395

[24]

 BARNARD

,G. A. Sequential tests in industrial statistics. Journal of the Royal Statistical Soceity B,  8, pp.

1-21 (1946)

[25]

 BOSHMAN

,M. C. and ROUFS,  J. A. J. Text quality metrics for visual display units: II. An experimental

survey. Displays

,18,pp. 45-64 (1997)

[26]

 BRIGHAM

,F. R. Statistical methods for testing the conformance of products to user performance standards.

Behaviour and Information Technology

,8,pp. 279-283 (1989)

[27]

 British Psychological Society (1991) Code of Conduct

,  Ethical Principles and Guidelines. Leicester: British

Psychological Society

[28]

 ISO 8317

,Child-resistant packaging – Requirements and testing procedures for reclosable packages(改正版

発行予定)

[29]

 DAVIES

,O. L. The Design and Analysis of Industrial Experiments. London: Oliver and Boyd (1954)

[30]

 GÄDEKE

,R. and DE FELICE,  W. Childproof packaging. Drugs Made in Germany, 21, pp. 3-17 (1978)

[31]

 HAYS

,W. L. Statistics. New York: Holt,  Rinehart and Winston (1963)

[32]

  ISO/IEC 4873: 1991

,Information technology – ISO 8-bit code for information interchange – Structure and

rules for implementation

[33]

 ISO/IEC 8859

,Information technology – 8-bit single-byte coded graphic character sets

[34]

  ISO 9241-6: 1999

,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs) – Part 6:

Guidance on the work environment

[35]

 ROUFS

, J. A. J. & BOCHMAN, M. C. Text quality metrics for visual display units: I. Methodological aspects.

Displays

,18,pp. 37-43 (1997)

[36]

 Statistical Research Group Colum

,bia University. Sequential Analysis of Statistical Data: Applications. New

York: Columbia University Press (1945)

[37]

 TRAVIS

, D. S. & STEWART, T. F. M. Statistical methods for testing the visual quality of displays, Displays,

18

, pp. 29-36 (1997)

[38]

 WALD

,A. Sequential Analysis. New York: John Wiley and Sons,Inc. (1947)

[39]

 WALD

,A. & WOLFOWITZ,J. Sampling inspection plans for continuous production which ensure a prescribed

limit on the outgoing quality. Annals of Mathematical Statistics

, 16,  pp. 30-49 (1945)

[40]

 WALD

,A. & WOLFOWITZ,J. Optimum character of the sequential probability ratio test. Annals of

Mathematical Statistics

,19,pp. 326-339 (1948)


17

Z 8513

:2006

8. 

“参考  輝度の測定条件及び輝度計に関する補足”のタイトルを次に置き換える。

附属書 1(参考)輝度の測定条件及び輝度計に関する補足

9. 

8.

附属書 とした参考の後ろに,次の附属書 2(参考)を追加する。


18

Z 8513

:2006

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS Z 8513

:1994  人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―視覚表示装置の要求

事項

JIS Z 8513

:2006  人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―視覚表示装置の要求

事項  追補 1

ISO 9241-3

:1992,視覚表示装置(VDTs)を用いるオフィス作業の人間工学

的要求事項―第 3 部:視覚表示の要求事項

ISO 9241-3

:1992 修正表 1:2000

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )  国

際 規 格
番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

単色及び多色の VDT の設
計及び評価 のため の画質

の要求事項について規定。

ISO 

9241-3 

1

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格にな

い漢字・仮名の規定

を追加。

日本語機能を入れることが必要。次回見
直し時に,提案を検討する。

2.

用 語 の 定

主な用語の定義を規定。

2

JIS

と同じ。

IDT

3.

指 針 と す

る原則

オフィス作 業シス テムの
設計指針を規定。

3

JIS

と同じ。

IDT

4.

性 能 上 の

要求事項

この規格の目的を規定。

4

JIS

と同じ。

IDT

5.

設 計 上 の

要 求 事 項 及
び推奨事項

設計視距離,視線角など 25
項目について規定。

5

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格にな

い漢字・仮名の規定
を追加。

日本語機能を入れることが必要。次回見
直し時に,提案を検討する。

6.

測 定 の 条

件及び方法

VDT

について測定条件及

び測定方法を規定。

6

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格にな

い漢字・仮名の規定
を追加。

日本語機能を入れることが必要。次回見
直し時に,提案を検討する。

附属書 C(規
定)

視覚作業性 及び快 適試験
について規定。

附属書 C
(規定)

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格にな

い漢字・仮名の規定

を追加。

日本語機能を入れることが必要。次回見
直し時に,提案を検討する。

 
JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

18

Z

 8513


20
06


19

Z 8513

:2006

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。 
   

19

Z

 8513


20
06