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Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。これによって JIS Z 8202-1985 は廃止され,JIS Z 8202-0JIS Z 8202-10

JIS Z 8202-12

及び JIS Z 8202-13 に置き換えられる。

今回の改正では,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格を作成するため

に,ISO 31-8 : 1992, Quantities and units−Part 8 : Physical chemistry and molecular physics を基礎として用いた。

なお,ISO 31-11 : 1992, Quantities and units−Part1 1 : Mathematical signs and symbols for use in the physical

sciences and technology

は,JIS Z 8201(数学記号)として制定されている。

JIS Z 8202-8

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定)  化学元素の名称及び記号

附属書 B(規定)  化学元素及び核種の記号

附属書 C(規定)  pH

JIS Z 8202

の規格群には,次の部編成がある。

第 0 部:一般原則

第 1 部:空間及び時間

第 2 部:周期現象及び関連現象

第 3 部:力学

第 4 部:熱

第 5 部:電気及び磁気

第 6 部:光及び関連する電磁放射

第 7 部:音

第 8 部:物理化学及び分子物理学

第 9 部:原子物理学及び核物理学

第 10 部:核反応及び電離性放射線

第 12 部:特性数

第 13 部:固体物理学


日本工業規格

JIS

 Z

8202-8

: 2000

 (ISO 31-8

: 1992

)

量及び単位−

第 8 部:物理化学及び分子物理学

Quantities and units

Part 8 : Physical chemistry and molecular physics

序文  この規格は,1992 年に第 2 版として発行された ISO 31-8 : 1992, Quantities and units−Part8 : Physical

chemistry and molecular physics

及び Amendment 1 (1998)  を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成し

た日本工業規格である。ただし,追補 (Amendment) については,編集し,一体とした。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

0.1

表の配列  この規格の量及び単位の表は,量を左のページに,また,単位を対応する右のページに

配列する。

2

本の実線の間にあるすべての単位は,左のページの対応する実線の間の量に属する。

ISO 31

のいずれかの部の改正(1992 年版)で番号が変更になった場合には,左のページの量を表す新し

い番号の下に括弧を付けて ISO 31 の旧規格の番号を示す。

なお,ISO 31 の旧規格にその項目がない場合には,ダッシュ  (−)  でそのことを示す。

0.2

量の表  この規格で扱う分野において最も重要な量は,それらの記号とともに多くの場合,定義も

示す。ただし,これらの定義は,単にその量を特定するためであり,完全なものではない。

特に,定義上ベクトル表示式が必要な場合,幾つかの量については,そのベクトル的特性にもふれてい

るが,完全性又は一貫性を意図するものではない。

多くの場合,ある量に対しては一つの名称と一つの記号とを示す。一つの量に対して,二つ以上の名称

又は二つ以上の記号を併記し,特別な区別を付けていない場合には,互いに対等な関係にある。2 種類の

斜体文字がある場合(例えば, ,

θ

φ

φ

;g,g)には,いずれか一方だけを示してあるが,他方は対等

に使用できないという意味ではない。一般に,このような別の字体に異なる意味をもたせることは推奨で

きない。括弧内の記号は,

“予備の記号”である。したがって,特別の関係のもとで主要記号が別の意味合

いで用いられている場合には,これら予備の記号が用いられる。

0.3

単位の表

0.3.1

一般  量に対する単位には,その記号及び定義を示す。詳細については,JIS Z 8202-0 を参照。

備考  ISO 31-0, Quantities and units−Part 0 : General principles からの引用事項は,この規格の規定事項

と同等である。

単位は,次のように配列してある。


2

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

a) SI

単位の名称は,大きい文字(本体通常の文字よりも大きい)で示す。また,SI 単位は,国際度量衡

総会 (CGPM) で採択されたものである。SI 単位の 10 の整数乗倍そのものは明示していないが,SI 単

位とその 10 の整数乗倍を用いることを推奨する。

b)

実用上の重要さ又は特殊な分野での有用さから,SI 単位と併用してよい SI 以外の単位の名称は通常

の大きさの文字(本体通常の文字の大きさ)で示す。

これらの単位は,SI 単位と点線で区別してある。

c)

当分の間 SI 単位と併用してよい SI 以外の単位の名称は,

“換算率及び備考”欄に,小さい文字(本体

通常の文字よりも小さい)を用いて示す。

d) SI

単位と併用してはならない SI 以外の単位の名称は,JIS Z 8202 の幾つかの部の

附属書だけに示す。

これらの

附属書は参考であり,規定の一部ではない。

なお,これらの単位は,次の三つのグループに分けて配列してある。

1) CGS

単位系の特殊な名称

2)

フート,ポンド及び秒に基づく単位,並びにそれに関連する幾つかの単位の名称

3)

その他の単位の名称

0.3.2

次元 の量の単位に関する注意事項  次元 1 のいかなる量に対しても一貫性のある単位は,数 1

(1)

である。そのような量の値を表すときには,一般に単位記号 1 は明示しない。

例  屈折率 n=1.53×1=1.53

この単位の 10 の整数乗倍を示すときには,接頭語を用いてはならない。接頭語の代わりに 10 の累乗を

用いる。

例  レイノルズ数 Re=1.32×10

3

平面角は,通常,二つの長さの比で,また,立体角は二つの面積の比で表されることを考慮して,国際

度量衡総会 (CGPM) は 1995 年に,国際単位系におけるラジアン rad 及びステラジアン sr を“無次元”の

組立単位に属することとした。これは,平面角及び立体角という量が次元 1 の組立量となることを意味す

る。単位,ラジアン及びステラジアンは省略してもよく,また,異なった性質であるが,同じ次元をもつ

量の間を容易に区別するための組立単位として,使用することができる。

0.4

数値に関する表現  “定義”欄の数値は,すべて正確である。

“換算率及び備考”欄の数値が正確である場合には,数値の後に“正確に”と括弧付きで付記してある。

0.5

特記事項  この規格では,物質の記号は,下付き添字で表示している。

例  c

B

w

B

p

B

一般的に,主記号と同じ行の括弧内に,物質及びその状態を表す記号を配置することが望まし

い。

例  (H

2

SO

4

)

上付き添字記号*は,

“純粋”を意味するために使用され,上付き添字 は,

“標準”を意味する

ために使用される。

例  V

m

 (K

2

SO

4

, 0.1mol

・dm

3

in H

2

O, 25

℃)  モル体積について

 (H

2

O, g, 298.15K)

=33.58J・K

1

・mol

1

定圧での標準モル熱容量について

φ

B

x

B

B

m,

V

/

Σx

A

A

m,

V

のような表記では,

φ

B

は,物質 A,B,C,…の混合物内の特定の物質 B の体積分率

を表し,x

A

は,物質 A のモル分率を表し,

A

m,

V

は,純物質 A のモル体積を表し,すべてのモル体積

A

m,

V


3

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

B

m,

V

C

m,

V

は,同じ温度と同じ圧力で規定する。式の右辺の求和の項は,混合物を構成するすべての物質

A

,B,C,…の合計で,したがって,∑x

A

=1 となる。

化学元素の名称及び記号は,

附属書 に示す。

1.

適用範囲  この規格は,物理化学及び分子物理学に関する量並びに単位の名称及び記号について規定

する。また,必要な場合には,換算率を示す。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS Z 8202-4

  量及び単位−第 4 部:熱

備考  ISO 31-4, Quantities and units−Part 4 : Heat が,この規格と一致している。

JIS Z 8202-9

  量及び単位−第 9 部:原子物理学及び核物理学

備考  ISO 31-9, Quantities and units−Part 9 : Atomic and nuclear physics が,この規格と一致している。

3.

名称及び記号  物理化学及び分子物理学に関する量並びに単位の名称及び記号を,次に示す。


4

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学

番号

記号

定義

備考

8-1.1

相対原子質量,原子

A

r

ある元素を構成する原子の平均質量

と,核種

12

C

の原子質量の 1/12

との比。

 

Ar (Cl)

=35.453

8-1.2

相対分子質量,分子

M

r

ある物質を構成する分子又は特定粒

子の平均質量と,核種

12

C

の原子質量

の 1/12 との比。

相対原子質量又は分子質量は,核種の組

成に依存する。

8-2

分子数,要素粒子数 N

系内の分子又はその他の要素粒子の

数。

“要素粒子”を所定の粒子名に置換えて

使用できる。

8-3

物質量

n, (

ν

)

物質量は,SI を構成する基本量の一つで

ある。

を粒子数密度(8-10.1 参照)として用

いるときは,の代わりに

ν

を代用する。

8-4

アボガドロ定数

LN

A

分子数を物質量で除したもの。

N

A

N/n

N

A

= (6.022 1367±0.000 0036)  ×10

23

mol

−1

(

1

)

(

1

)  CODATA Bulletin 63 (1986)

8-5

モル質量

M

質量を物質量で除したもの。 
Mm/n

は,物質の質量である。

8-6

モル体積

V

m

体積を物質量で除したもの。

V

m

V/n

標準状態 (273.15K, 101.325kPa) での理

想気体のモル体積は, 
V

m

,

0

= (0.022 414 10±0.000 000 19)

m

3

/mol

(

1

)

である。

8-7

モ ル 熱 力 学 エ ネ ル

ギー

U

m

熱力学エネルギーを物質量で除した

もの。 
U

m

U/n

この数量は,モル内部エネルギーとも呼

ばれる。JIS Z 8202-4 参照。

同様の定義は,他のモル熱力学関数にも

適用される。例えば,H

m

A

m

G

m

8-8

モル熱容量

C

m

熱容量を物質量で除したもの。 
C

m

C/n

JIS Z 8202-4

参照。

8-9

モルエントロピー

S

m

エントロピーを物質量で除したも

の。 
S

m

S/n

JIS Z 8202-4

を参照。


5

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-1.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 参照。

8-2.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 参照。

8-3.a

モル mol

モルは,0.012 キログラムの炭素 12

の中に存在する原子の数と等しい数

の要素粒子を含む系の物 質量 であ

る。モルを用いるときには,要素粒

子が指定されなければならないが,

それは原子,分子,イオン,電子,

その他の粒子又はこの種の粒子の特

定の集合体であってよい。

この定義は,束縛されておらず,静止し

ており,かつ,基底状態にある炭素 12

の原子に適用される。

8-4.a

毎モル

mol

−1

8-5.a

キログラム毎モル kg/mol

M=10

−3

M

r

 kg/mol

M

r

 kg/kmol

M

r

g/mol

M

r

は,明確な化学組成をもつ物質の相対

分子質量。

8-6.a

立方メートル毎モル

m

3

/mol

8-7.a

ジュール毎モル

J/mol

カロリーの種類については,JIS Z 

8202-4

附属書 参照。 

8-8.a

ジュール毎モル毎ケ

ルビン

J/ (mol

・K)

8-9.a

ジュール毎モル毎ケ

ルビン

J/ (mol

・K)

K

に代わって℃を用いてはならない。


6

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

記号

定義

備考

8-10.1

体積分子(又は粒

子)数,分子(又

は粒子)数密度

n

分子又は粒子の数を体積で除した

もの。 
nN/V

8-10.2

(B の)分子数濃度

C

B

B

の分子数を混合物の体積で除した

もの。

8-11.1

密度,体積質量,

質量密度

ρ

質量を体積で除したもの。

8-11.2

(B の)質量濃度

ρ

B

B

の質量を混合物の体積で除したも

の。

8-12

(B の)質量分率

w

B

B

の質量と混合物の質量の比。

8-13

(B の)濃度,(B

の)モル濃度

c

B

B

の物質量を混合物の体積で除した

もの。

化学では, [B] として表示されること

がある。

8-14.1

(8-15.1)

(B の)モル分率

x

B

, (y

B

)

B

の物質量と混合物の物質量の比。

これらの量に対して併用される名称は,

それぞれ“物質量分率”及び“物質量比”

である。

8-14.2

(8-15.2)

(溶質 B の)モル

r

B

B

の物質量と溶媒の物質量との比。

溶体(気相,液相又は固相混合系)で溶

質が一種類の場合には, 
rx/ (1−x)。

8-15

(8-14.1)

(B の)体積分率

φ

B

物質の混合物については,

A

m,

A

B

m,

B

B

Σ

=

V

x

V

x

ϕ

この場合,V

*

m, A

は,同じ温度と圧力

での純物質 A のモル体積で,

Σは,

すべての物質についての求和を表

す。

別の定義として純物質 A のモル体積 
V

*

m, A

を物質 A の部分モル体積。

(

V/∂n

A

)

T, p, nB

で置き換えたものも用

いられる。

8-16

(溶質 B の)質量

モル濃度

b

B

m

B

溶体中の溶質 B の物質量を溶媒の

質量で除したもの。

8-17

(B の)化学ポテン

シャル

µ

B

物質 B,C,…の混合系に対して,

µ

B

=  (∂G/∂n

B

)

Tpnc,  …

この場合,n

B

は B の物質量であり,

はギブス関数である。

純物質については,

µ

G/nG

m

この場合,G

m

はモルギブス関数。

記号

µ

は,量 G

m

/N

A

にも用いる。N

A

はア

ボガドロ定数。

8-18

(B の)絶対活量,

絶対活動度

λ

B

λ

B

=exp (

µ

B

/RT)

は,

8-36

を参照。は,熱力学温度。

8-19

(B の)分圧(気相

混合系)

p

B

気相混合系では, 
p

B

x

B

p

は系の圧力。


7

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-10.a

毎立方メートル

m

−3

8-11.a

キログラム毎

立方メートル

kg/m

3

8-11.b

キログラム毎リ

ットル

kg/l, kg/L

1kg/l

=10

3

kg/m

3

=1kg/dm

3

記号 L は,CGPM (1979) によって,リ

ットルに対する l と併用する記号として

採用された。

8-12.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-13.a

モル毎立方メー
トル

mol/m

3

8-13.b

モル毎リットル mol/l

mol/L

 1mol/l

=10

3

mol/m

3

=1mol/dm

3

8-14.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-15.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-16.a

モル毎キログラ

mol/kg

8-17.a

ジュール毎モル

J/mol

8-18.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-19.a

パスカル

Pa


8

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

記号

定義

備考

8-20

(B の)フガシ

ティー(気相混合

系)

p~

B

, (f

B

)

気相混合系では,

p~

B

は絶対活量

λ

B

に比例する。この比例因子は,温

度だけの関数であり,一定温度,

一定組成において,

p~

B

/p

B

が無限希

釈気体に対し 1 になるという条件

から定められる。

)

/

(

lim

~

B

B

0

B

B

λ

λ

p

x

p

p

=

8-21

(B の)標準絶対

活量(気相混合系)

は標準圧力であり,通常は,

101.325kPa

これは,温度だけの関数。

8-22.1

(B の)活量係数

(液相又は固相混

合系)

f

B

液相混合系では,

)

/(

B

B

B

B

x

f

=

λ

λ

B

λ

は,同温度,同圧力における純

物質 B の絶対活量。

名称“活量因子”は,より系統的である。

8-22.2

(B の)標準絶対

活量(液相又は固

相混合系)

これは,温度だけの関数。

8-23

(溶質 B の)活量,

(溶質 B の)相対

活量(特に希薄溶

液)

a

B

a

m

,

B

液体中の溶質 B については,a

B

絶対活量

λ

B

に比例する。この比例

因子は,温度と圧力だけの関数で

あり,一定温度及び一定圧力にお

いて,a

B

を質量モル濃度の比

で除した量が無限希釈に対して 1

になるという条件によって定めら

れる。

は,標準質量モル濃度で

あり,通常 1 mol/kg である。

モル濃度の比

を用いて同様に定義

される量,a

c,  B

も溶質 B の活量又は相

対活量という。 は,標準モル濃度であ

り,通常 1mol/dm

3

Σは,すべての溶質成分についての求和
を表す。a

c,  B

の下付き文字 は,省略

することが多い。

8-24.1

(溶質 B の)活量

係数(特に希薄溶

液)

γ

B

溶液中の溶質について,

名称(溶質 B の)活量係数は,

で定義される量 y

B

にも用い

られる。

8-23

参照。

名称“活量因子”は,より系統的である。

8-24.2

(溶質 B の)標準

絶対活量係数(特

に希薄溶液)

溶液中の溶質 B について,

Σは,すべての溶質についての 
求和である。

これは,温度だけの関数。

8-25.1

(溶媒 A の)活量,

(溶媒 A の)相対

活量(特に希薄溶

液)

a

A

溶液中の溶媒 A について,a

A

は絶

対活量

λ

A

と同温度,同圧力での純

粋な溶媒の絶対活量

の比に等し

い。

=

A

a

λ

λ

/

A

A

8-25.2

(溶媒 A の)浸透

係数(特に希薄溶

液)

φ

φ

=−  (M

A

Σm

B

)

−1

ln a

A

M

A

は溶媒 A のモル質量,

Σはすべ

ての溶質についての求和である。

名称“浸透因子 (osmotic factor)”は,よ

り系統的である。


9

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-20.a

パスカル

Pa

8-21.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照

8-22.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-23.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-24.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-25.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。


10

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

記号

定義

備考

8-25.3

(溶媒 A の)標準

絶対活量(特に希

薄溶液)

溶液中の溶媒 A について,

これは,温度だけの関数。

8-26

浸透圧

Π

溶媒だけが浸透可能な膜で分離し

た溶液と純溶媒とが浸透平衡を維

持するのに必要な過剰圧力。

8-27

(B の)化学量論

ν

B

化学反応を表す式:0=

Σ

ν

B

B,

に含

まれる整数値又は単純な分数値。

記号 B は,反応にあずかる分子,

原子又はイオンを表す。

約束として,反応物の化学量論数は負

数,生成物のそれは正数で表す。

8-28

(化学反応の)親

和力

A

A=−

Σ

ν

B

µ

B

がヘルムホルツ自由エネルギーの記

号として用いられるときは,斜体太字

A

,

サンセリフ斜体

又はスクリプト斜

を親和力の記号として用いること

がある。

8-29

(-)

反応進行度

ξ

dn

B

ν

B

d

ξ

n

B

は,B の物質量。

8-30

(8-29.1)

標準平衡定数

化学反応について,

は求積

である。

これは,温度だけの関数。

また,次の例に示す“平衡定数”は,

温度及び圧力に依存する。

例  気体については,K

f

Π

B

  (

ν

B

)

(気相)

K

xf

B

B

B

B

f

x

ν

)

(

Π

(混合系)

K

a

B

B

B

a

ν

)

(

Π

溶液)

さらに,次の例に示す定数は,温度,圧

力及び組成に依存する。

例  気体については,

K

p

B

B

B

p

ν

)

(

Π

気相)

K

x

B

B

B

x

ν

)

(

Π

(混合系)

K

m

B

B

B

m

ν

)

(

Π

又は,

K

c

B

B

B

c

ν

)

(

Π

(溶液)

これらのうち,K

f

K

p

K

m

K

c

は,必ず

しも次元 1(無次元)の量ではない。同

様にして,電解質 C

x

A

y

の飽和溶液の標

準“溶解度積”は,次元 1 の量

で次の式で算出する。

は質量モル濃度,

γは溶液中の

C

x

A

y

の活量係数,

は標準質量モル濃

度であり,通常,1 mol/kg である。


11

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-25.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-26.a

パスカル

Pa

8-27.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-28.a

ジュール毎モル

J/mol

8-29.a

モル

mol

8-30.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。


12

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

記号

定義

備考

8-31

(8-30.1)

(分子の)質量

m

m

M

r

m

u

m

u

は,

(統一)原子質量定数。m

u

につい

ては,JIS Z 8202-9 を参照。

8-32

(8-31.1)

(分子の)電気双

極子モーメント

p,

µ

ベクトル量であり,それと電界の

強さとのベクトル積は,トルクに

等しい。

p

×

E

=

T

8-33

(8-32.1)

(分子の)電気分

極率

a

誘起電気双極子モーメントを電界

の強さで除したもの。

γ

も用いられる。

8-34.1

(8-33.1)

ミクロ正準分配関

 

Σ

r

1

与えられたエネルギー,体積,外

部場及び含有量と一致するすべて

の量子状態についての求和。

Sk ln

は,エントロピー。

8-34.2

(8-33.2)

正準分配関数

Q, Z

Z

Σ

r

exp (

E

r

/kT)

与えられた体積,外部場及び含有

量に合致するすべての量子状態に

ついての求和で,E

r

は 番目の量子

状態のエネルギー。

については,8-37 を参照。 
A=−kT lnZ

は,ヘルムホルツ自由エネルギー。

8-34.3

(8-33.3)

(系全体の)正準

大分配関数,大分

配関数

Ξ

Ξ

(

)

å

,

,

,

,

B

A

N

N

B

A

N

N

Z

  ・

A

A

N

λ ・

B

N
B

λ

Z  (N

A

,  N

B

,

…)  は,求められた数の

粒子 A,B…の正準分配関数であ

り,

λ

A

λ

B

,

…,は粒子 A,B…の絶

対活量。

A

Σ

µ

B

n

B

=−kT ln

Ξ

µ

B

は,B の化学ポテンシャル。

8-34.4

(8-33.4)

分子分配関数

q

q

Σ

i

exp (

ε

i

/kT)

ε

i

は,与えられた体積及び外部場と

一致する分子の ί 番目の許容量子

状態のエネルギー。

8-35

(8-34.1)

統計的重率

g

量子エネルギー準位の多重度(縮

退度)

8-36

(8-35.1)

モル気体定数

R

理想気体の法則における普遍的な

比例定数。

pV

m

RT

R=8.314 510±0.000 070

J/ (mol

・K)

(

1

)

8-37

(8-36.1)

ボルツマン定数

k

kR/N

A

k= (1.380 658±0.000 012)  ×10

−23

J/K

(

1

)

1/kT

には,

β

を用いる。は,熱力学温

度。

8-38

(8-37.1)

平均自由行程

l, 

λ

一つの分子についての,2 回の引き

続く衝突の間の平均距離。


13

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-31.a

キログラム

kg

8-31.b

統一原子質量単位 u

1u

m (

12

C) /12

1u

= (1.666 540 2±0.000 001 0)  ×

10

−27

kg

(

1

)

JIS Z 8202-9

を参照。

8-32.a

クーロンメー

トル

C

・m

分子の電気双極子モーメントの CGS ガ

ウス単位は,3.335 641×10

−12

C

・m に相当

する。

8-33.a

クーロンメー 
トル 2 乗毎ボルト

C

・m

2

/V

1cm

3

当たりの分子の分極率の CGS ガウ

ス単位は,1.112 650×10

−16

C

・m

2

/V

に相

当する。

8-34.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-35.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

K

に代わって℃を用いてはならない。

8-36.a

ジュール毎モ

ル毎ケルビン

J/ (mol

・K)

8-37.a

ジ ュ ー ル 毎 ケ ル
ビン

J/K

K

に代わって℃を用いてはならない。

8-38.a

メートル

m


14

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

記号

定義

備考

8-39

(8-38.1)

拡散係数

D

C

B

υ

B

〉=−

grad 

C

B

C

B

は,混合物中の B の局所分子数

濃度,

υ

B

〉はその分子の局所平

均速度。

8-40.1

(8-39.1)

熱拡散比

k

T

熱拡散が起こる 2 成分系混合物の

定常状態では,

grad 

x

B

=−  (kT/T)

grad 

T

が成立する。 
x

B

は,より重い成分 B の局所モル

分率であり,は局所温度である。

8-40.2

(8-39.2)

熱拡散因子

α

T

α

T

k

T

/x

A

x

B

x

A

及び x

B

とは,二つの成分の局所

モル分率。

8-41

(8-40.1)

熱拡散係数

D

T

D

T

k

T

D

8-42

(8-41.1)

陽子数

原子核中の陽子の数。

周期表中の原子番号は,陽子数に等し

い。

8-43

(8-42.1)

電気素量

e

陽子の電荷。

陽子の電荷は,−に等しい。 
e= (1.602 177 33±0.000 000 49)  ×

10

−19

C

(

1

)

8-44

(8-43.1)

イオンの電荷数

z

電気素量に対するイオンの電荷の

比。

陰イオンでは負数。

8-45

(8-44.1)

ファラデー定数

F

FN

A

e

F= (9.6485309±0.0000029)  ×10

4

C/mol

(

1

)

8-46

(8-45.1)

イオン強度

I

溶液のイオン強度は,

i

i

m

z

I

2

2

å

=

で定義する。

求和は,質量モル濃度 m

i

のすべて

のイオンについて行う。

8-47

(8-46.1)

解離度

α

全 分 子 数 に 対 す る 解 離 分 子 数の

比。

併用される名称“解離分率”

8-48

(8-47.1)

電解導電率

x,

σ

電解電流密度を電界の強さで除し

たもの。

8-49

(8-48.1)

モル導電率

Λ

m

導 電 率 を 物 質 量 濃 度 で 除 し たも

の。

8-50

(8-49.1)

(イオン B の)輸

t

B

全電流に対するイオン B の移動で

生ずる電流の比。


15

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(続き)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-39.a

メートル 2 乗毎

m

2

/s

8-40.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-41.a

メートル 2 乗毎

m

2

/S

8-42.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-43.a

クーロン

C

8-44.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-45.a

クローン毎モル

C/mol

8-46.a

モル毎キログ 
ラム

mol/kg

8-47.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。

8-48.a

シーメンス毎 
メートル

S/m

1S

=1

−1

8-49.a

シーメンス平 
方メートル毎 
モル

S

・m

2

/mol

8-50.a

無名数の 1

量の値は,数値だけで表示。

序文の 0.3.2 を参照。


16

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

物理化学及び分子物理学(終り)

番号

記号

定義

備考

8-51

(

−)

旋光角

α

光学活性媒質を平面偏光が通
過するとき,光源に向かって見
て時計回りに回転する角度。

8-52

(

−)

モル旋光度

α

n

α

n

α

A/n

は,断面積 A の直線偏光束の
行路にある光学活性成分の物
質量。

8-53

(

−)

比旋光度

α

m

α

m

α

A/m

は,断面積 の直線偏光束の
行路にある光学活性成分の質

量。


17

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

単位

物理化学及び分子物理学(終り)

番号

単位の名称

単位記号

定義

換算率及び備考

8-51.a

ラジアン

rad

8-52.a

ラジアン平方 
メートル毎モ

rad

・m

2

/mol

8-53.a

ラジアン平方 
メートル毎キ 
ログラム

rad

・m

2

/kg


18

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

附属書 A(規定) 

化学元素の名称及び記号(

1

                                                       

(

1

)

出典:

IUPAC

,物理化学の区分:物理化学の数量,単位及び記号

 (1997)

原子番号  名称

記号

1

水素 H

2

ヘリウム He

3

リチウム Li

4

ベリリウム Be

5

ほう素 B

6

炭素 C

7

窒素 N

8

酸素 O

9

ふつ素 F

10

ネオン Ne

11

ナトリウム Na

12

マグネシウム Mg

13

アルミニウム Al

14

けい素 Si

15

りん P

16

硫黄 S

17

塩素 Cl

18

アルゴン Ar

19

カリウム K

20

カルシウム Ca

21

スカンジウム Sc

22

チタン Ti

23

バナジウム V

24

クロム Cr

25

マンガン Mn

26

鉄 Fe

27

コバルト Co

28

ニッケル Ni

29

銅 Cu

30

亜鉛 Zn

31

ガリウム Ga

32

ゲルマニウム Ge

33

ひ素 As

34

セレン Se

35

臭素 Br

36

クリプトン Kr

37

ルビジウム Rb

原子番号 名称

記号

38

ストロンチウム Sr

39

イットリウム Y

40

ジルコニウム Zr

41

ニオブ Nb

42

モリブデン Mo

43

テクネチウム Tc

44

ルテニウム Ru

45

ロジウム Rh

46

パラジウム Pd

47

銀 Ag

48

カドミウム Cd

49

インジウム In

50

すず Sn

51

アンチモン Sb

52

テルル Te

53

よう素 I

54

キセノン Xe

55

セシウム Cs

56

バリウム Ba

57

ランタン La

58

セリウム Ce

59

プラセオジム Pr

60

ネオジム Nd

61

プロメチウム Pm

62

サマリウム Sm

63

ユウロピウム Eu

64

ガドリニウム Gd

65

テルビウム Tb

66

ジスプロシウム Dy

67

ホルミウム Ho

68

エルビウム Er

69

ツリウム Tm

70

イッテルビウム Yb

71

ルテチウム Lu

72

ハフニウム Hf

73

タンタル Ta

74

タングステン W

75

レニウム Re

76

オスミウム Os


19

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

原子番号  名称

記号

77

イリジウム Ir

78

白金 Pt

79

金 Au

80

水銀 Hg

81

タリウム Tl

82

鉛 Pb

83

ビスマス Bi

84

ポロニウム Po

85

アスタチン At

86

ラドン Rn

87

フランシウム Fr

88

ラジウム Ra

89

アクチニウム Ac

90

トリウム Th

91

プロトアクチニウム Pa

92

ウラン U

93

ネプツニウム Np

94

プルトニウム Pu

95

アメリシウム Am

96

キュリウム Cm

97

バークリウム Bk

98

カリホルニウム Cf

99

アインスタイニウム Es

100

フェルミウム Fm

101

メンデレビウム Md

102

ノーベリウム No

103

ローレンシウム Lr

104

ウンニルクアジウム Unq

105

ウンニルペンチウム Unp

106

ウンニルヘキシウム Unh

107

ウンニルセプチウム Uns

108

ウンニルオクチウム Uno

109

ウンニルエンニウム Une


20

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

附属書 B(規定)

化学元素及び核種の記号

化学元素の記号は,ローマン体(立体)で表す。記号の後に終止符を付けない。

(記号)

H

He

C

Ca

核種又は分子を示す下付き又は上付き添字は,次に示す意味と配置場所をもつ。

核種の核粒子数(質量数)は,左上付き添字で示す。例えば,

(記号)

14

N

分子内の核種の原子数は,右下付き添字で示す。例えば,

(記号)

14

N

2

陽子番号(原子番号)は,左下付き添字で示す。例えば,

(記号)

64

Gd

必要な場合には,イオン化状態又は励起状態を右上付きの添字及び記号で示す。

イオン化状態(記号)

Na

+

PO

4

3

又は

 (PO

4

)

3

電子励起状態(記号)

He

*

NO

*

核励起状態(記号)

110

Ag

*

又は

110

Ag

m


21

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

附属書 C(規定)

pH

pH

は,操作的に定義する。溶液

X

について,ガルバニ電池

基準電極|

KCl

の濃厚溶液|溶液

X

H

2

Pt

の起電力

E

x

を測定する。次に,このガルバニ電池の中の未知の

pH

pH (X)

をもつ溶液

X

を,標準の

pH

pH (S)

をもつ溶液

S

に置き換え,他の部分は変えずにその起電力

E

s

を測定する。

pH (X)

pH (S)

  (Es

Ex) F/ (RT ln10)

ここに,

F

ファラデー定数

R

モル気体定数

T

熱力学温度

このように定義されるため,

pH

は次元が

1

の量である。

標準溶液の

pH (S)

の値は,

pH

目盛の定義,標準参照値,

pH

の測定及び関連用語”

Pure Appl. Chem. 

(1985)

pp. 531-542

に詳述されている。

pH

は,基本となる意味をもたず,定義は実用上のものである。しかし,

0.1mol/dm

3

以下のモル濃度をも

ち,強酸性でも強アルカリ性でもない

 (2

pH

12)

希薄水溶液という限定された範囲では,次のように定

義する。

pH

=−

lg [c (H

+

y

1

/ (mol

dm

3

)]

±

0.02

c (H

+

)

は,水素イオン

H

+

のモル濃度を表し,

y

1

は溶液内の典型的な

1

価−

1

価の電解質の活量係数を表

す。


22

Z 8202-8 : 2000 (ISO 31-8 : 1992)

JIS Z 8202

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

今  井  秀  孝

通商産業省工業技術院計量研究所計測システム部

(委員)

今  村      徹

通商産業省工業技術院計量研究所力学部

大  嶋  清  治

通商産業省工業技術院標準部

小  川  実  吉

横河電機株式会社センサー事業部フィールド機器

MK

宇賀神      守

日本電信電話株式会社技術部

桑  田  浩  志

トヨタ自動車株式会社設計管理部

小  泉  袈裟勝

日本計量機器工業連合会顧問

佐  藤  義  雄

文部省初等中等教育局

畠  山  昭士郎

清水建設株式会社技術研究所建設技術研究部

馬  場  秀  俊

通商産業省機械情報産業局

増  井  敏  郎

財団法人日本計量協会参与

村  井  喜  一

株式会社大林組土木技術本部

森  下      昇

日本鋼管株式会社鉄鋼技術センター鉄鋼技術総括部

山  本      弘

愛知時計電機株式会社東京支店

渡  辺  英  雄

通商産業省工業技術院計量研究所計測システム部

吉  田  邦  夫

社団法人日本ガス協会技術部

千  坂  文  武

通商産業省工業技術院機械技術研究所

村  田  重  夫

通商産業省工業技術院物質工学工業技術研究所

遠  藤      忠

通商産業省工業技術院電子技術総合研究所基礎計測部

吹  上  浩  朗

電気事業連合会工務部

(事務局)

山  村  修  造

財団法人日本規格協会技術部

木  村      茂

財団法人日本規格協会技術部

備考  ○印は,分科会を兼ねる。