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Z 8123-2

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  表記法 

1

2.1

  用語の番号  

1

2.2

  用語の表記  

1

2.3

  ISO 番号の表記  

1

2.4

  対応英語の表記  

1

3

  用語及び定義  

2

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

10


Z 8123-2

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本印刷産業連合会(JFPI)及び一

般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

印刷産業への情報技術の導入によって従来から印刷で使用している用語の概念も変化しつつあり,印刷

産業内部と他業界とのコミュニケーションにおいて混乱を招くようになった。このような状況に対応する

ため,1995 年に JIS Z 8123(印刷用語−基本用語)が制定されていたが,その後,国際規格(ISO 規格)

の制定が進み,

“terminology”

(印刷用語)として ISO 12637-1ISO 12637-4 が 2009 年までに順次制定さ

れた。これによって印刷用語に関して,基本用語,プリプレス用語,プリンティング用語及びポストプレ

ス用語の 4 分野がそろ(揃)って制定されたこととなり,これらを JIS に反映させるために,新たに国際

規格(ISO 規格)に対応した JIS を 4 部構成で制定した。

これによって,JIS Z 8123:1995 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Z 8123

(印刷技術用語)の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Z 8123-1

第 1 部:基本用語

JIS Z 8123-2

第 2 部:プリプレス用語

JIS Z 8123-3

第 3 部:プリンティング用語

JIS Z 8123-4

第 4 部:ポストプレス用語


日本工業規格

JIS

 Z

8123-2

:2013

印刷技術用語−第 2 部:プリプレス用語

Graphic technology-Vocabulary-Part 2: Prepress terms

序文 

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された ISO 12637-2 を基に,対応する用語については対応国際

規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定さ

れていない用語を日本工業規格として追加し,かつ,対応国際規格の用語であるが日本工業規格には採用

しなかった用語がある。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更した事項である。変更の一覧表

にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,印刷におけるプリプレス

1)

に関する用語及び定義について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 12637-2:2008

,Graphic technology−Vocabulary−Part 2: Prepress terms(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

1)

  JIS Z 8123-1

の 1060 を参照。

表記法 

2.1 

用語の番号 

用語の番号は,4 桁の数字で表す。千の位の桁は,この規格の部番号“2”を付け,続けて 3 桁の連続番

号で表す。この 3 桁の連続番号は,この規格で規定する用語の五十音順の番号である。

2.2 

用語の表記 

定義が同一の用語が複数ある場合には,それらの用語を“,

”で区切って表す。ただし,最も使用されて

いる用語を最初に記載している。用語の読みが紛らわしいものについては,その用語の直後に両括弧で囲

んだ平仮名読みを表す。

2.3 ISO

番号の表記 

ISO

番号欄は,対応国際規格に規定されている用語には,対応国際規格で規定されている用語の箇条を

表す番号の“.

”を“-”に置き換えた番号を示す。対応国際規格に規定されていない用語には,

“−”とす

る。

2.4 

対応英語の表記 

対応英語は,参考として示す。同じ用語に対して複数の対応英語が参考として示される場合には,それ

らの対応英語を“,

”で区切って表す。対応英語に該当分野の特定が必要な場合には,その後に両括弧で囲

んだ該当分野を付す。


2

Z 8123-2

:2013

用語及び定義 

この規格で規定する用語及び定義は,次による。

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2001 RGB 

レッド(赤)

,グリーン(緑)

,ブルー(青)の略称。 2-114

RGB

2002 ICC

プロファイ

 

画像データの色域をデバイス色空間とプロファイル接続色空

間(PCS)との間で変換するために使用する変換の集合体。

2-71 International

Colour

Consortium

profile

ICC profile

2003 

網点面積率 

網点で覆われた面積が,単位面積に占める比率。 
注記 0

%

∼100 %の数値である。

2-52 dot

percentage

2004 

網ふせ 

原稿,版下,フィルム原板などの指定箇所に,網点などの模様
を入れること。

− tint

laying

2005 

網目スクリーン 

連続階調の画像を網点の画像に変換するために用いる,一様な
パターンをもったフィルム又はガラス板。

− halftone

screen

2006 

色空間 

色を通常三次元で表示される空間に幾何学的に表示したもの。 2-30 colour

space

2007 

色空間符号化 

デジタル符号化仕様及び符号化範囲を含む,色空間のデジタル

符号化。

2-31 colour

space

encoding

2008 

色修正 

原稿の色を強調し,プロセスインキ,色分解及び原稿の不具合
を補正するための写真的,電子的,又は手作業による処理方法。

2-20 colour

correction

2009 

色順(いろじゅ

ん) 

色をデータファイルに保存又は処理する順序。 2-29

colour

sequence

2010 

色値(いろち) 

ある色空間内の各画素に対応する数値のセット。 2-32

colour

value

2011 

色評価用ターゲ

ット 

印刷画像と入力値との関係を確立するために使われる標準的
な色見本。

2-19 colour

characterization

target

2012 

色符号化 

色空間を量子化したデジタル符号化の総称。 
注記  色空間符号化及びカラー画像符号化が含まれる。

2-22 colour

encoding

2013 

色分解 

カラー原稿をプロセスカラー印刷用インキに対応する分色フ
ァイル又はフィルムに分ける工程。

2-27 colour

separation

(process)

2014 

色分版 

色分解工程によって作成されるデータファイル及びフィルム
のセット。

2-28 colour

separation

(product)

2015 

印刷網値 

最終の用紙上に転写するインキ像を形成するための印刷版上
の面積パーセントに対応するデジタル値。

2-101  printing tone value

printing dot value

2016 

エイリアシング 

ラスタ画像において,画素数の不足に起因する階段状のギザギ

ザ現象。

2-1 aliasing

2017 sRGB 

CRT

ディスプレイの色再現平均値を表現する赤,緑及び青の原

色の標準セット。

2-128 sRGB

2018 em

(えむ) 

使用する文字のポイントサイズと同じ幅に相当し,横幅又は縦

幅の基準となる活字の単位。

2-54 em

2019 en

(えん) 

同じポイントサイズのエム(em)の半分の幅に相当する活字の

単位。

2-55 en

2020 OPI

オープンプリプ

レスインター
フェース 

低解像度の代替画像を,ページレイアウト時に最終解像度に変
換するために規定された手順。

2-87 open

prepress

interface

OPI

2021 

解像度 

画像を表示又は取り込む場合の細かさの量。 2-112

resolution

2022 

階調 

ハイライトからシャドーまでのトーンの段階的な変化。 2-66

gradation


3

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2023 

拡張色域 

色域を標準的な sRGB ディスプレイの範囲外に拡張したもの。 2-57 extended

gamut

2024 

画像部 

画像を複製しようとする,又は画像が複製された領域。 2-72

image

area

2025 

画像方向 

利用者が見る画像内容に関する走査線の方向と原点とを指定
すること。

2-89 orientation

2026 

画像要素 

任意の画像構成要素。 2-73

image

element

2027 

活字 

文字組版に使用するための,鉛合金などで鋳造した角柱の頂面

に,逆向きの文字,数字,記号類などを凸状に形成したもの,
又は,印刷文字(手書きでない印刷された文字)全般。

− type

2028 

カプセル化ポス

トスクリプト,

EPS 

ベクトルデータとビットマップデータとを組み合わせた画像
を保存することができる,文書構造化規約(DSC)に適合する
画像記述形式。

2-56 Encapsulated

PostScript

EPS

2029 

カラー画像符号

 

画像状態,目的画像表示環境及び参照媒体のような色値を適切
に解釈するのに必要な任意の情報とともに,色空間符号化仕様

を含むデジタル画像の色値のデジタル符号化。

2-24 colour

image

encoding

2030 

カラー原稿 

複製するための原稿として用いる絵画,カラーフィルム,カラ
ープリント,着色線画などのこと。

− colour

copy

2031 

カラースキャナ 

写真又は印刷物の光の反射率又は透過率を電気信号に変換す
る装置。 
注記  この電子信号は,対象画像の空間領域と関係付けて変換

される。

2-75

input colour scanner

2032 

カラープロファ

イル 

装置固有の色空間と装置に依存しない色空間との間で色デー
タを変換するために必要な情報をカラーマネジメントシステ
ムに提供するデータファイル。 
注記  カラーマネジメントは,JIS Z 8125 参照。

2-25 colour

profile

2033 

カラーレンダリ

ング 

シーン要素の測色座標を記述する画像データを再現物要素の

測色座標を記述する出力参照データへ割り当てること。

なお,シーンとは空間の中の特定の視点で,かつ,特定の時

間に測定した,自然界の光景の分光放射輝度である(ISO 15076

参照)

2-26 colour

rendering

2034 

完全交換 

全要素及び全要素リソースが単一交換の部分として存在し,か
つ,コンパウンドエンティティの処理に必要な全情報がそのコ

ンパウンドエンティティ内に存するか又は適用規格で指定さ
れている,コンパウンドエンティティの交換。

2-34 complete

exchange

2035 

ガンマ 

写真において,特定のフィルム,印画紙又は処理技術に固有な
コントラスト量の尺度。

2-60 gamma

(photography),

ディスプレイにおいて,画像再現システムの入力輝度と再現輝
度との関係を示す特性曲線の直線部の傾き。

2-59 gamma

(display)

2036 

機器依存色空間 

画像機器の特性によって定義される色座標系。 2-46

device-dependent

colour space

2037 

機器非依存色空

 

特定の機器特性に依存しない,視覚色刺激値特性に基づいて定

義される色座標系。

2-47 device-independent

colour space

2038 

グリフ 

特定のデザインに依存しない,識別可能な抽象的図形記号。 2-64 glyph

2039 

グリフメトリク

 

グリフ形状の寸法及び位置を定義するために用いられる,グリ
フ表現の一連の情報。

2-65 glyph

metrics

2040 

グレー成分置換,
GCR 

重ね合わせてグレーに相当する 3 色インキを適量除去し,それ
ら 3 色のインキを適量の墨インキで置き換えること。

2-62 grey

component

replacement

GCR


4

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2041 

グレーバランス

管理用パッチ 

インキのバランスを調節するために用いられる 3 色プロセス
カラーからなる管理用パッチ。 
注記  シアンの網点率は通常 40 %∼60 %の間,マゼンタとイエ

ローはシアンとのバランスでほぼ無彩色になるように
設定する。

2-84 mid-tone

balance

control patch

2042 

原色 

加法混色及び減法混色において他の全ての色を生成する単色。 2-99 primary

colour

2043 

見当 

重ね刷り又は両面刷りでの版面の刷り合せの位置精度。 2-108

register

2044 

見当トンボ, 
トンボ 

画像部の外側に付加される小さな基準パターン,ガイド,十字
の細線などの表示図案。 
注記  プリプレス,プリンティング及びポストプレス作業にお

いて,色を重ねるときの位置合わせ又は見当合わせ用の
点として使用される。

2-109 register

marks

2045 

原版(げんぱん)  複製版を作る元になる活字などの版。

− original

forme

2046 

原板(げんぱん)  製版で作製した最終のフィルム。

− flat

2047 

コア濃度 

網点階調フィルムにおける網点又は線画のように不透明な画
像要素の中心部における透過濃度。

2-43 core

density

2048 

鋼凹版(こうお

うはん) 

鋼板を用いて,写真製版工程を使わずに作成した彫刻凹版印刷
用版。

2-129 steelplate

engraving

2049 

校正記号 

校正の指示を簡略に表記する共通の記号として認められたも
の。

− proofreader's

mark

2050 

校正刷り, 
プルーフ 

意図する印刷物を模擬する目的で,様々な技術によって作成し
たハードコピー又はソフトコピー複製物。

2-104 proof

2051 

黒点 

指定された幾何条件下で測定した場合,画像媒体が通常の使用
によって再現できる最低輝度の無彩色。 
注記  通常,白点と同じ色度になるように黒点を指定すること

が望ましい。

2-82

medium black point

2052 

コピー 

複製に供するテキスト,画像及び線画を含むあらゆる印刷素
材。 
注記  また,複製物をも意味する。

2-42 copy

2053 

コントラスト 

原稿又は複製物における最明度部分と最暗度部分との階調の

関係又は度合い。

2-38 contrast

2054 

コントロールス

トリップ 

コントロールパッチの配列。 2-40

contro strip

2055 

コントロールパ

ッチ 

管理測定用のために作成された部分。 2-39

control

patch

2056 

コンパウンドエ

ンティティ 

テキスト,図形及び画像要素が最終印刷用に全て準備できた状
態の,単一ページ,ページ部分又は複数ページの組合せを表す

データの集まりとしての作業単位。

2-36 compound

entity

2057 

コンポジット 

テキスト,図形及び画像要素が最終印刷用に全て準備できたデ

ータなどの集まりとしての作業単位又はその状態。

2-35 composite

2058 

サイズ変更 

適切な解像度を維持して拡大又は縮小する必要がある画像の

最終寸法を決定すること。

2-118 scaling

resizing

2059 

サンプリングア

パーチャ,

アパーチャ 

計測のためのサンプルエリア。 2-117

sampling

aperture

aperture

2060 CIEXYZ

三刺激

 

CIE

標準光源の相対値,対象物の反射率又は透過率,及び CIE

標準観測者の関数

x

y

及び

z

値を乗じて求めた色の XYZ

成分の値。

2-16 CIEXYZ

tristimulus

values


5

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2061 CIELAB

色空間 CIE 

1931

表色系の非線形変換から算出される長方形対極形の

色空間。 
注記 1  色差に関してほぼ均等の色座標 L*,a*,b*によって表

示される。L*は相対明度,a*は赤色又は緑色,b*は黄
色又は青色を表す。

注記 2  CIE.:国際照明委員会(Commission Internationale de I’

E

´

chairage

2-13 CIELAB

colour

space

2062 CIELUV

色空間 CIE 

1931

表色系の非線形変換から算出される長方形対極形の

色空間。 
注記  色差の知覚に関してほぼ均等の色座標 L*,u*,v*によっ

て表示される。L*は相対明度,u*は赤色又は緑色,v*は

黄色又は青色を表す。

2-14 CIELUV

colour

space

2063 CIE

色度座標,

三色係数 

ある色の各三刺激値の,それら三刺激値の合計に対する比率。
注記  CIE システムでは,これらの座標は x,y,z と表記され

ている。CIE 色度図参照。

2-11 CIE

chromaticity

coordinates

trichromatic

coefficients

2064 CIE

色度図 

可視色を CIE 色度座標で表示した二次元の図。 
注記  CIE 色度座標は 1931 年に規格化された CIEXYZ 三刺激

値から算出される。

2-12 CIE

chromaticity

diagram

2065 CIE

標準光源 

相対分光分布について CIE が定めている A,D

50

,D

65

などの光

源。

2-15 CIE

standard

illuminants

2066 CEPS

カラー電子製版

システム 

印刷用素材のデジタルデータファイルを作成するために用い
る電子画像処理システム。 
注記  この用語は,1980 年から 1995 年頃にかけて印刷業界で

使用され,印刷・出版業界に電子革命をもたらした機器
類の記述に使われる。

2-6 colour

electronic

prepress system

CEPS

2067 CMYK 

プロセスカラーであるシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック
(墨)の略称。

2-17 CMYK

2068 CTP 

Computer to Plate

の略称であり,デジタルデータから版を直接

作る方法。 
注記  ダイレクト刷版ともいう。

2-44

computer to plate

CtP

CTP

2069 JDF 

メッセージ記述仕様及びメッセージ交換プロトコルを組み合
わせたジョブチケット仕様の XML ファイル形式。 
注記  プリプレス,プリンティング及びポストプレスの工程統

合に使用される。

2-77 job

definition

format

JDF

2070 

色域(しきいき)  特定のシーン,アートワーク,写真,写真製版等の再生画像に

存在する若しくは特定の出力装置及び/又は媒体を用いて生
成できる全ての色からなる色空間立体。

2-23 colour

gamut

2071 

色域マッピング 

原画像と印刷媒体との色域差を補正するため,原画像要素の測
色座標を印刷画像要素の測色座標に対応させること。

2-61 gamut

mapping

2072 

色差 

標準条件下で観察又は測定した二つの色の違い。 2-21

colour

difference

2073 

色彩計, 
カラリメータ 

色刺激のうちの三刺激値のような色値を測定する機器。 2-18

colorimeter

2074 

色調変更 

画像の全ての部分に均等に適用される画像の色に関する変更。
注記  この変更はグローバルカラーチェンジともいう。これに

対し,画像の選択部分に他の画像部分とは別に行われる
色変更をローカルカラーチェンジと呼ぶ。

2-63 global

colour

change

2075 

色度図 

三次元で表わされた色表示の中から二次元で色を表示した図。 2-10 chromaticity diagram


6

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2076 

下色除去(した

いろじょきょ)

CMY

の 3 色インキが重なり黒く表現される部分の各色のイン

キを適量減らし,それらを適量の墨インキで置き換えること。

2-141 under

colour

removal

UCR

2077 

写真製版 

写真技術を用いる製版の総称。

− photomechanical

process

2078 

集版 

デジタル,フィルム又は紙の要素を適切な被印刷物又はファイ
ル上に順序よく互いに配置すること。 
注記  この用語は,JIS Z 8123-1 にも規定している。

2-2 assembly

2079 

植字(しょくじ)  原稿及び指示書に従って活字を単語及び行に組み上げる方法。 2-139 typesetting

2080 

書体 

記録,表示,印刷などの文字組に使用するため,統一的な意図
に基づいて制作された一組の文字又は記号のデザイン。

− typeface

2081 

ジョブチケット 

印刷製造工程の電子作業指示書。 2-78

job

ticket

2082 

スキャナ 

原稿から反射又は透過された光を特定波長領域の規則的縦横

配列データの透過率又は反射率に対応するアナログ信号に変
換する装置。 
注記  この信号は通常デジタルデータに変換後記録される。

2-119 scanner

2083 

スキャナ解像度 

原稿走査に用いられる単位長さ当たりの標本化点(画素)又は
線の数。

2-120 scanner

resolution

2084 

スキャニング 

デジタル化に先立って画像を取り込む処理。 2-121

scanning

2085 

スクリーン角度 

スクリーンの主軸の基準方向に対する角度。 2-122

screen

angle

2086 

スクリーン周波

数,

スクリーン線数 

網点又はラインのような画像要素の単位長さ当たりの数が最
高となる方向での数値。

2-123 screen

frequency

screen ruling

2087 

ストカスティッ

クスクリーニ
ング 

大きさ及び濃度の均一な微小ドット(網点)の変化量を使用す
るハーフトーン処理。

2-130 stochastic

screening

2088 

線画 

階調のない画像。 2-80

line art

2089 

線刻凹版 

画線部を機械的彫刻又は化学的手段で腐食する印刷版又はそ
の作成方法。 
注記  インタリオと同義。

2-81 line

engraving

2090 

相対濃度 

フィルム支持体,印刷されていない被印刷物などの基準に対す

る濃度。

2-110 relative density

2091 

ソフトコピー 

デジタル画像を,連続的かつ非恒久的な形式で直接表示できる
装置を使用して生成される画像表現。 
注記  最も一般的な例はモニタである。

2-125 softcopy

2092 

ソフトプルーフ 

電子的に作成されビデオディスプレイ端末上で見る画像の模

擬又は見本。

2-126 soft

proof

2093 

タイポグラフィ 

アナログ又はデジタル技術によって,デザイン,指定,組版,

印刷などの活字による作業を行う方式。

2-140 typography

2094 

ダブリングパッ

チ,

スラーパッチ 

印刷機の実際の回転状態を測定したり,加圧ローラーの状態を

特定するための制御パッチ。

2-53 doubling

patch

slur patch

2095 

チョーク 

画像間の目に見えるギャップ(隙間)をなくすため,背景色を

拡張して画像周辺をオーバラップさせる方法。 
注記  トラッピングを参照。

2-9 choke

2096 

ディザ化 

セル内の画素数を増やして細部を表現したり,階調を増加する
ために使われる画素のデジタル的平均化法。

2-50 dithering


7

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2097 TIFF/IT

(てぃふ

/いっと)

電子製版画像デ

ータ交換用タ
グ付きファイ
ルフォーマッ
 

印刷用ラスタデータを交換するための TIFF 形式

(TIFF Revision

6.0 Final

を基礎とするファイル形式)

のファイルフォーマット。

注記  画像の種類,符号化方式などに対して幾つか適合レベル

が規定されている。

2-131  Tag Image File

Format For Image

Technology

TIFF/IT

2098 

デジタルプルー

 

デジタルデータから,ディスプレイ上に表示されたソフトプル

ーフ又は作成されたハードコピープルーフ。

2-49 digital

proof

2099 

デバイスリンク 

プロファイル 

色データを機器依存色空間に変換するための情報を提供する

機器非依存の色空間のデータファイル。

2-48

device link profile

2100 

点順次 

一つの画素のシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック(墨)な
どのカラー値を,次の画素以降も同じ色順で並べて表現するカ

ラーデータ。

2-96 pixel

interleaving

2101 

銅凹版 

銅板を用いて,写真製版工程を使わずに作成した彫刻凹版印刷

用版。

2-41 copperplate

engraving

2102 

透過原稿 

透過光で見る原稿。 
注記  主としてポジカラーフィルム原稿をいう。

− transparency

2103 

透明色 

下にある画像が透けて見えることを意味する TIFF/IT データで

の符号化の属性。 
注記  色“白”は,素地(紙)だけを示し,下層の画像は透け

て見えないことを示す。

2-137 transparent

colour

2104 

トーン 

画像のある領域における明るさ又は暗さの度合い。 2-132

tone

2105 

トーンバリュー 

データファイルでは,印刷値に対応して符号化するため,ファ

イル形式の仕様に適合するよう変換されたデータ。

2-133  tone value (data file),

フィルム上で,画像部が占有する部分のパーセント比率。

2-134  tone value (film)

2106 

トーンバリュー

インクリース,

ドットゲイン 

印刷物上のトーンバリューと,網点フィルム上又はデジタルデ
ータファイル内のトーンバリューとの差異。

2-135 tone-value

increase

dot gain

2107 

トーンバリュー

サム 

任意の画像部分における 4 色プロセス  カラーのトーンバリュ
ーの合計。

2-136 tone-value

sum

2108 

特色 

プロセス  カラーではない単一のインキから生成される色。 2-127

spot

colour

2109 

特性化 

入出力装置依存の値と装置非依存の値との間の関係。 2-7

characterization

2110 

特性化印刷条件 

様々な印刷工程において,色決定のために階調値を特性化する
こと。

2-8 characterized

printing condition

2111 

ドットフリンジ 

網点の周囲にある,コントラストの低い部分。 2-51

dot

fringe

2112 

トラッピング 

印刷で隣接する色同士の位置合わせ不良を最小限に抑えるた

め,隣接する色の印刷領域を僅かに重複させる手法。 
注記  チョークを参照。

2-138 trapping

2113 

二次色 

二つの原色の混合(加色法又は減色法)によって生成された色。 2-124 secondary

colour

2114 

入力参照形画像

データ 

シーン基準又はオリジナル基準を参照した画像データ。 2-76

input-referred

image

data

2115 

濃度 

濃度計で測定可能な,画像における色調又は色の濃さ。 2-45

density

2116 

ハードコピー 

被印刷物上の印刷画像。 2-69

har copy

2117 

ハードコピープ

ルーフシステ
 

印刷に用いるのと異なる印刷装置を使って印刷画像を模擬す

るシステム。

2-70

hard copy proofing

system


8

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2118 

ハーフトーン 

スクリーン線数,サイズ,形状,又は密度の異なる点で構成さ
れる画像。 
注記  これによって階調が表現される。

2-67 half-tone

2119 

ハーフトーンド

ット,

網点 

網点階調を構成する個々の要素。 
注記  正方形,円形,だ円形など,様々な形状がある。

2-68 half-tone dot

2120 

パイカ 

4.216 mm

(0.167 インチ)に相当し,12 ポイントのサイズで構

成される活字の長さ又は大きさの単位。

2-95 pica

2121 

白点 

指定された幾何条件下で測定した場合,画像媒体が通常の使用
によって再現できる最高輝度の無彩色。

2-83 medium

white

point

2122 

版下 

レタリング(製版用に清書された文字)

,写真植字文字,図,

表などを台紙にはったもの。

− art

work

camera-ready copy

2123 

反射原稿 

反射光で見る原稿。 
注記  写真印画・絵画・イラストなど。

− reflection

copy

2124 PDF/X 

印刷可能なデータに確実に交換するための PDF に基づくファ
イル形式。

2-94 PDF/X

2125 

被印刷物 

印刷画像を保持する素材。 2-100

print

substrate

2126 

非画像部 

印刷物の中でインキが付着しない部分,又は原版・印刷版でそ

れに対応する部分。

− non-image

area

2127 

ビットマップ画

 

画素の配列によって記述される画像。画素は 2 進要素として符

号化される。 
注記  これは,文字及び画像を,行と列とに配列された画素又

は点によって表示する。各画素は,1∼32 ビットで,単

色又は多色に対応する色要素をもつ。

2-3 bit-mapped

image

2128 

ビューイングフ

レア 

観察環境では観測されるが所定の測定幾何学条件を使用する

放射測定では表れないベイリンググレア。

2-144 viewing

flare

2129 

フォント 

同一様式の活字書体で,様々な大きさの文字の集合体。 2-58

font

2130 

ブラインド交換 

送り手と受け手との間で技術情報の交換を必要とせずに,送り
手の意図どおりに印刷ページを表すためにページの全構成要
素を交換する方法。

2-5 blind exchange

2131 

ブリード, 
裁ち代 

断裁工程における機械的公差に対応するために必要な,通常の
印刷領域外の拡張した印刷領域のこと。

2-4 bleed

2132 

プレビュー画像 

モニタ上の表示に適した解像度で表すラスタ画像。 2-98

preview

image

2133 

プロセスカラー 

シアン,マゼンタ,イエロー及びブラック(墨)のインキを表

す。

2-102 process

colours

2134 

プロファイル, 
デバイスプロフ

ァイル 

モニタ駆動電圧のような装置固有の色信号とプロファイル接

続空間(PCS)色座標との関係をデジタル表現したもの。

2-103 profile

device profile

2135 

プロファイル接

続空間,

PCS 

ICC

色管理システムにおいて,ソース(入力)プロファイルと

デスティネーション(出力)プロファイルとの接続に使用され
る抽象的な色空間。 
注記  プロファイル接続空間ともいう。

2-92 profile

connection

space

PCS

2136 

ベイリンググレ

 

画像媒体からの反射光で,画像を作成する手段によって変調さ

れていない不要な光。

2-143 veiling

glare

2137 

ページネーショ

 

ページ形式に組み上げること。 2-91

pagination


9

Z 8123-2

:2013

番号

用語

定義

参考

ISO

番号

対応英語

2138 

ページ要素 

それ自体で作業の最小論理要素を構成する,テキストのブロッ
ク,連続階調写真,輪郭図形のような現処理環境に関連するコ
ンパウンドエンティティのサブ構造。

2-90 page

element

2139 

ベクトルデータ 

直線,円,円弧などの幾何学的図形を表現する命令及びパラメ
ータのセットとして保存される画像データ。

2-142 vector

data

2140 

ポイントサイズ 

活字の大きさの単位。 2-97

point size

2141 

ポータブルドキ

ュメントフォ
ーマット,

PDF 

Portable Document Format

(ポータブルドキュメントフォーマッ

ト)で定義される文書類の交換に使用されるファイル形式。

2-93 portable

document

format

PDF

2142 

補色 

適切な比率で混色すると無彩色となる二つの色。 
注記  印刷の工程では,イエローと青,マゼンタと緑,シアン

と赤とは補色関係にある。

2-33 complementary

colours

2143 

面付け 

最終的なページ形式に変換した場合正しい順序になるように,

印刷版上でページを配置すること。

2-74 imposition

2144 

モアレ 

2

個以上のパターン(網点スクリーン,絵柄,スキャニング走

査線など)が相互に作用して,規則的な周波数となり発生する
干渉しま(縞)

2-85 moiré

2145 

文字組版 

原稿の割付けに従って,文字・記号類を組み合わせて原版を作

る作業,又はこの作業で作られた原版及び版下。

− composition

2146 

モニタプロファ

イル 

CRT

,液晶ディスプレイなどの表示装置用に生成されたカラー

プロファイル。

2-86 monitor

profile

2147 

約物(やくもの)  文字組版に使用する記述記号類の総称。

注記  句読点,疑問符,括弧,アクセントなど。

− punctuation

mark

2148 

ラスタイメージ 

プロセッサ,

RIP

(りっぷ) 

各種形式の電子ファイルからビットマップ画像を生成するプ

ロセッサ。

2-115 raster

image

processor

RIP

2149 

ラスタ画像 

格子状に配列された一連の画素によって構成される画像。 2-106

raster

image

2150 

ラスタデータ 

格子状に配列された一連のデジタル画素。 2-105

raster data

2151 

リターゲティン

 

適切な色域能力をもつ別の印刷システムで最良の視覚的一致
を得るために,ある印刷システムで符号化された画像データを
変換すること。

2-113 retargeting

2152 

リッピング 

各種形式のデジタルファイルからビットマップ画像を生成す
る処理。

2-116 RIPing

2153 

リパーパシング 

ある出版媒体用に作成されたコンテンツを,表現形態の異なる
別の出版媒体用に使用できるように適合させること。 
注記  例としては,新聞印刷用紙への商業印刷,インターネッ

トへの掲載など,外見の一致が必ずしも要求又は要望さ
れていない場合が挙げられる。

2-111 repurposing

2154 

リファレンスマ

テリアル 

一つ又は複数の特性値が十分に同質で,装置のこう(較)正,
測定方法の評価又は材料の数値化に使用できることが確立さ
れた材料又は物質。

2-107 reference

material

2155 

レイアウト 

画像,線画,文字などを構成・配置すること。 2-79

layout

2156 

レタッチ 

印刷複製物の色,階調,きずなどを修正する目的で行う製版工
程中の作業。

− retouching

2157 

連続調画像 

網掛けされていない画像で,最も明るいハイライト部分と最も

暗いシャドー部分との間に無数の階調をもつ画像。

2-37 continuous

tone


10

Z 8123-2

:2013

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 8123-2:2013

  印刷技術用語−第 2 部:プリプレス用語

ISO 12637-2:2008

  Graphic technology−Vocabulary−Part 2: Prepress terms 

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

3

用語及び

定義

2004

網ふせ

追加

我が国における汎用語と

して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関

連の用語とは内容的に整合がとれている。

2005

網目スクリーン

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2027

活字

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2030

カラー原稿

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2045

原版

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2046

原板

追加

我が国における汎用語と

して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関

連の用語とは内容的に整合がとれている。

2049

校正記号

追加

我が国における汎用語と

して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関

連の用語とは内容的に整合がとれている。

2077

写真製版

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2080

書体

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2102

透過原稿

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2122

版下

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

10

Z 8

123

-2


20
13


11

Z 8123-2

:2013

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

3

用語及び

定義(続き)

2123

反射原稿

追加

我が国における汎用語と

して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関

連の用語とは内容的に整合がとれている。

2126

非画像部

追加

我が国における汎用語と

して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関

連の用語とは内容的に整合がとれている。

2145

文字組版

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2147

約物

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

2156

レタッチ

追加

我が国における汎用語と
して採用した。

基本用語の範囲を拡大した。国際規格の関
連の用語とは内容的に整合がとれている。

  2.88

Open

screen

volume

削除

我が国では使用されてお
らず,かつ,適切な訳語が
不明。

プリプレス用語の規格として,整合性が損
なわれるものではない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12637-2:2008,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

11

Z 8

123

-2


20
13