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Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

0.1

  表の配列  

1

0.2

  量の表  

1

0.3

  単位の表  

1

0.4

  この規格における数値の記述  

2

0.5

  特記事項  

3

1

  適用範囲  

4

2

  引用規格  

4

3

  名称,記号及び定義  

4


Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済

産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 8202-6:2000 は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Z 8000

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Z 8000-1

  第 1 部:一般

JIS Z 8000-3

  第 3 部:空間及び時間

JIS Z 8000-4

  第 4 部:力学

JIS Z 8000-5

  第 5 部:熱力学

JIS Z 8000-6

  第 6 部:電磁気

JIS Z 8000-7

  第 7 部:光

JIS Z 8000-8

  第 8 部:音


日本工業規格

JIS

 Z

8000-7

:2014

(ISO 80000-7

:2008

)

量及び単位−第 7 部:光

Quantities and units-Part 7: Light

序文 

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された ISO 80000-7 を基に,技術的内容及び構成を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

0.1 

表の配列 

この規格の量及び単位の表は,量を左側のページに配列し,単位を対応する右側のページに配列する。

右のページの 2 本の横実線の間にある全ての単位は,左側のページの対応する実線の間の量に属する。

左側のページの量を表す番号の下には,括弧を付けて旧規格(JIS Z 8202-6)で規定した項目の番号を示

す。

なお,旧規格にその項目がなかった場合には,

“−(ダッシュ)

”でそのことを示す。

0.2 

量の表 

この規格で扱う分野において最も重要な量について,その名称及び記号を示すとともに,ほとんどの場

合に,その定義を併せて示す。これらの名称及び記号は,推奨である。これらの定義は,国際量体系(ISQ)

における量の識別のためであり,左側のページに列挙している。これらの定義は,必ずしも完全なもので

はない。

量のスカラー文字,ベクトル文字又はテンソル文字は,特に定義のために必要な場合に示している。

多くの場合,ある量に対しては一つの名称と一つの記号とを示す。一つの量に対して二つ以上の名称又

は二つ以上の記号を併記し,特に区別をしていない場合には,互いに対等な関係にある。斜体の文字に 2

種類の字体がある場合(例えば,

ϑ 及び θ,ϕ 及び φ,a 及び a及び g),いずれか一方だけを示してい

るが,他方は対等に使用できないという意味ではない。このような異なる字体にそれぞれ異なる意味を与

えることは推奨しない。括弧内の記号は,予備の記号である。したがって,特別の関係の下で主要記号を

異なる意味で用いる場合には,これら予備の記号を用いる。

0.3 

単位の表 

0.3.1 

一般 

量に対する単位の名称を,記号及び定義とともに示す。これらの単位の名称は言語によって異なるが,

記号は国際的なものであり,また,全ての言語において同一である。詳細情報については,国際度量衡局

(BIPM: Bureau International des Poids et Mesures)から発行されている SI 文書(2006 年第 8 版)及び JIS Z 

8000-1

を参照する。


2

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位は,次のように配列している。

a)

一貫性のある国際単位系(SI: Système International d'Unités)を最初に示す。SI 単位は,国際度量衡総

会(CGPM: Conférence Générale des Poids et Mesures)で採択されたものである。一貫性のある SI 単位

の使用を推奨する。明示的に記載していない場合であっても,SI 接頭語を付した 10 進の倍量及び分

量を推奨する。

b)

次に,国際度量衡委員会(CIPM: Comité International des Poids et Mesures)若しくは国際法定計量機関

(OIML: Organisation Internationale de Métrologie Légale)

,又は ISO 及び IEC が SI 単位と併用すること

を認めている,一部の非 SI 単位を示す。

これらの非 SI 単位は,項目内を点線で区切って,SI 単位と区別している。

c)

現在 CIPM が SI 単位との併用を認めている非 SI 単位は,

“換算率及び説明”欄に小さい文字で示して

いる。

0.3.2 

次元 又は無次元量に関する注意事項 

無次元量とも呼ばれる次元 1 のいかなる量に対しても一貫性のある単位は,数の 1,記号は 1 である。

このような量の値を表すときには,一般に,単位の記号 1 は明示しない。

例 1  屈折率  n=1.53×1=1.53

この単位の記号 1 の倍量又は分量を示すために接頭語を用いてはならない。接頭語の代わりに,10 のべ

き乗を用いることが望ましい。

例 2  レイノルズ数  Re=1.32×10

3

通常,平面角は二つの長さの比として,立体角は二つの面積の比として表されることを考慮して,CGPM

は 1995 年,SI 単位においてラジアン(rad)及びステラジアン(sr)を無次元の組立単位とすることを規

定した。これは,平面角及び立体角という量は,次元 1 の組立量とみなせることを意味する。したがって,

ラジアン及びステラジアンの単位は次元 1 に等しい。これらは省略してもよいし,又は種類が異なるが同

じ次元をもつ量を区別しやすくするために,組立単位の表現に用いてもよい。

0.4 

この規格における数値の記述 

記号“=”は“∼に完全に等しい”ことを,記号“≈”は“∼にほぼ等しい”ことを,また,記号“:=”

は“∼に定義上等しい”ことを表している。

注記  国際規格では,“≈”を用いることになっているが,“=”又は“≒”を使用してもよい。また,

国際規格では,

“:=”を用いることになっているが,

“=”又は“≡”を使用してもよい。

なお,この規格の箇条 以降では“:=”を全て“=”で表した。

実験的に決定された物理量の数値は,常に測定の不確かさを伴っている。この不確かさは,常に明示す

ることが望ましい。この規格では,不確かさの度合いを次の例のように表している。

例  l=2.347 82 (32) m

この例では,la(b) m,すなわち,括弧書きで示した不確かさ の数値は,長さ の数値 の最終(及

び最下位)桁に当てはまるものと仮定している。この表し方は,が の最終桁の標準不確かさ(標準偏

差の推定値)を表している場合に用いる。上に示した数値の例は,長さ lをメートル単位で表す場合)

の最良の推定数値が 2.347 82 であること,及び未知の の値は,標準不確かさである 0.000 32 m と 値の

確率分布によって決まる確率とによって,(2.347 82−0.000 32) m と(2.347 82+0.000 32) m との間にあると

信じられることを意味すると解してよい。


3

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

0.5 

特記事項 

0.5.1 

 

この規格には,光及び他の電磁放射に関する量を規定する。一般の放射に関する“放射”量は,電磁放

射の全部門にわたって用いるが,

“測光”量は,可視光にだけ関係する。

同一の記号が放射,測光及び光子関係の三者の量に用いる場合があるが,特に混乱を招くおそれがある

ときは,エネルギーに関するものは e を,可視光に関するものは v を,光子に関するものは p を添字とし

て付加する。ただし,電離性放射線については,ISO 80000-10 を参照する。

意図的に,速さの記号としてのイタリック体の“ヴイ”

v)と周波数の記号としてのギリシャ文字の“ニ

ュー”

v)とを識別するために異なるフォントを使用する。

この規格の量の幾つかは,単色光(すなわち,単一周波数 ν だけの光)のために定義することがある。

その場合,関連量に q(ν)のように引数として表記する。例として,ある媒質中の光の速さ c(ν)又は屈折率

n(ν)=c

0

/c(ν)がある。幾つかのこれらの量は,区間 dλ で分割される[λλ+dλ]範囲の波長の光に対応する量

の部分 dである。これらの量は,分光(スペクトル)量と呼ばれ,添え字 λ で表す。これらは加算する

ことができるので,積分 q=          は,総量,例えば,放射輝度 L(番号 7-15)となる。

周波数 ν の代わりに,光の他の参照量が用いることがある。角周波数 ω=2πν,波長 λc

0

/,真空中の

波長 λ

0

c

0

/ν,媒質中の波数 σ=1/λ,真空中の波数 v~ =ν/c

0

σ/n=1/λ

0

などである。例として,屈折率は n(λ

0

=555 nm) ≈ 1.333 と表すことができる。また,分光放射輝度 L

λ

(λ)[番号 7-15(説明)]は積分量である放

射輝度 L(番号 7-15)に対応する分光“密度”の意味をもつ。

異なる参照量に対応する分光量は関連している。例えば,

dqq

ν

(ν)dνq

ω

(ω)dω

v

q

~

(v~ )dv~ =q

λ

(λ)dλq

σ

(σ)dσ

したがって,

q

ν

(ν)=2πq

ω

(ω)=

v

q

~

(v~ )/c

0

q

λ

(λ)c

0

/nq

σ

(σ)n/c

0

歴史上の理由で,波長 λ は,過去の最も正確に測定された量として,現在もまだ広く参照量として用い

ている。理論的な視点から見て,周波数 ν は,光ビームが異なる屈折率 の媒質を通り抜ける場合にもそ

の値を維持するので,より適切な参照量である。

0.5.2 

単位 

測光及び放射測定では,単位ステラジアンは,便宜上用いている。

0.5.3 

明所視の量 

大多数の事例では,明所視[すい(錐)体によって感じ,昼間の視覚に用いる。

]が扱われている。明所

視用の分光視感効率 V(λ)の標準値は,元来 1924 年に CIE によって採用された。これらの値は CIPM によ

って採用された[BIPM 学術論文:測光管理基準(1983)参照]

0.5.4 

暗所視の量 

暗所視[かん(桿)体によって感じ,夜間の視覚に用いる。

]については,番号 7-28 から番号 7-48 まで

の対応量は明所視と同じ方法で定義されているが,記号にプライム(′)を付けて用いる。

番号 7-28(分光視感効率)については,説明は次のように読み替える。

暗所視用の分光視感効率 V'(λ)の標準値は,元来 1951 年に CIE によって採用され,その後 CIPM

によって採用された[BIPM 学術論文:測光管理基準(1983)参照。

番号 7-29(最大分光視感効果(暗所視用)

]については,定義は次のように読み替える。

暗所視用には,K'

m

(

)

nm

016

.

555

683

V'

lm/W

1 700 lm/W

0

d

)

(

v

v

q


4

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

0.5.5 

 

この規格の中の基礎物理定数は,

2006 CODATA

推奨値”の中で発表されている基礎物理定数の一貫し

た値から引用している。

次の

CODATA

ウェブサイトも参照する。

http://physics.nist.gov/cuu/Constants/index.html

適用範囲 

この規格は,光及び他の電磁放射の量並びに単位に関する,名称,記号及び定義について規定する。ま

た,この規格は,必要に応じて換算率についても規定する。

注記

この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 80000-7

:2008

Quantities and units

Part 7: Light

IDT

なお,対応の程度を表す記号“

IDT

”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 8000-3

  量及び単位−第

3

部:空間及び時間

注記

対応国際規格:ISO 80000-3

Quantities and units

Part 3: Space and time

IDT

JIS Z 8000-4

  量及び単位−第

4

部:力学

注記

対応国際規格:ISO 80000-4

Quantities and units

Part 4: Mechanics

IDT

JIS Z 8000-5

  量及び単位−第

5

部:熱力学

注記

対応国際規格:ISO 80000-5

Quantities and units

Part 5: Thermodynamics

IDT

JIS Z 8000-6

  量及び単位−第

6

部:電磁気

注記

対応国際規格:IEC 80000-6

Quantities and units

Part 6: Electromagnetism

IDT

ISO 80000-9

Quantities and units

Part 9: Physical chemistry and molecular physics

ISO 80000-10

Quantities and units

Part 10: Atomic and nuclear physics

名称,記号及び定義 

光学の量及び単位に関する,名称,記号及び定義は,次による。


5

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

白      紙


6

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-1

(6-1)

周波数(frequency) νf

ν=1/T 
ここに,T:周期[JIS Z 8000-3(番号

3-12)]

JIS Z 8000-3

(番号 3-15.1)参照。

しかし,分光学では,ν を広く用い
ている。

異なる媒質を通り抜ける光はその周

波数を維持するが,その波長又は波
数は維持されない。

7-2.1

(−)

真 空 中 の 波 数
( wavenumber in 
vacuum)

v 

v~ =ν/c

0

ここに,ν:周波数(番号 7-1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番号

7-4.1)[JIS Z 8000-3(番
号 3-8.2)

JIS Z 8000-3

(番号 3-18)も参照。

ν=1/λ

0

ここに,

λ

0

:真空中の波長

(番号 7-3.1)

異なる媒質を通り抜ける
光はその周波数を維持す

るが,その波長又は波数

は維持されない。

7-2.2

(6.4)

波数(wavenumber) σ 

σν/c 
ここに,ν:周波数(番号 7-1)

        c:媒質中の光の速さ(番号

7-4.2)

JIS Z 8000-3

(番号 3-18)も参照。

媒質中では, 
σ= v~ /n 
ここに,n:屈折率(番号 7-5) 
σ=1/λ 
ここに,λ:媒質中の波長(番号 7-3.2)

7-3.1

(−)

真空中の波長 
( wavelength in 
vacuum)

λ

0

単色波においては, 
λ

0

c

0

/ν

ここに,ν:その波の周波数(番号 7-1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番号

7-4.1)

屈折率 n(番号 7-5)の媒質中では,
λ

0

7-3.2

(6-3)

波長(wavelength) λ 

媒質中を伝搬する単色波においては,
λc/ν 
ここに,ν:その波の周波数(番号 7-1)

        c:特定の周波数の電磁放射の

伝搬速さ[JIS Z 8000-3(番
号 3-8.2)

JIS Z 8000-3

(番号 3-17)参照。

波長は,単色波において,位相が 2π
異なるある瞬間に,波動面に垂直な

方向で,連続する二点間の距離であ

る。 
λ=1/σ 
ここに,σ:媒質中の波数(番号 7-2.2)

屈折率 n(番号 7-5)の媒質中では,
λ=λ

0

/n

異方性の媒質では,光伝搬の方向を

定義する。

7-4.1

(6-6)

真空中の光の速さ

(speed of light in 
vacuum),真空中の
電 磁 波 の 速 さ

(speed of   
electromagnetic 
waves in vacuum)

c

0

真空中の電磁波の速さ 
c

0

=299 792 458 m・s

1

真空中の光の速さはメートルの定義

に用いた基本定数である。

JIS Z 8000-3

(番号 3-1.a)及び JIS Z 

8000-6

(番号 6-35.2)参照。

相対性理論の中では,用語“サブル
ミナル速さ(subluminal speed)

”を真

空中の光より遅い速さ,

“ルミナル速

さ(luminal speed)

”を真空中の光の

速さと同じ速さ,

“超光速(スーパー

ルミナル速さ)

(superluminal speed)

を真空中の光の速さを超える速さの
意味で用いることがある。

7-4.2

(−)

光の速さ(speed of 
light)

媒質中,任意の方向の特定周波数の電

磁放射の位相速さ[JIS Z 8000-3(番号
3-20.1)]


7

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-1.a

ヘルツ(hertz) Hz

1

Hz=1 s

1

 
 
 
 
 

7-2.a

毎メートル(metre 
to the power   
minus one)

m

1

分光学では,波数単位として,一般
に,毎メートル(m

1

)よりも毎セ

ンチメートル(cm

1

)を用いる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-3.a

メートル(metre) m

オングストローム(Å)

1  Å=10

−10

 m

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-4.a

メートル毎秒

(metre per second)

m・s

1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


8

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-5

(6-44)

屈 折 率 ( refractive 
index)

n nc

0

/c

ここに,c

0

:真空中の光の速さ(番号

7-4.1)

        c:媒質中,任意の方向の特

定周波数の電磁放射の位
相速さ[JIS Z 8000-3(番

号 3-8.2)

媒質では,はその光の周波数 

依存する; 
nn(v
吸収を有する媒質については,

複素屈

折率 knk

0

が定義されることがある。

ここに,k

0

:真空中の波動ベクトル

        k:媒質中の複素波動ベクト

すなわち, 
nn+ikn+iα/4π v~  
こ こ に , α : 線 形 吸 収 係 数 ( 番 号

7-25.2)

        i:虚数単位

異方性の媒質の場合, 
n:テンソル

7-6

(6-7)

放 射 エ ネ ル ギ ー
(radiant energy)

QW
(U,Q

e

)

放射として射出,伝達又は照射される
エ ネ ル ギ ー [ JIS Z 8000-5 ( 番 号
5-20.1)]。

放射エネルギーに対応する測光対応
量を光量(番号 7-34)と呼ぶ。また,

これに対応する光子量は光子数を用

いて表すこともある(番号 7-49)

7-7

(6-8)

放射エネルギー密
度 ( radiant energy 
density)

wρ 

w

V

Q

d

d

ここに,dQ:領域の体積要素 dVJIS Z 

8000-3

(番号 3-4)

]で分割

された三次元領域要素の

放射エネルギー

(番号 7-6)

黒体内の放射エネルギー密度は下式
による。

w

0

4

c

σ

T

4

ここに,σ:ステファン・ボルツマン

定数(番号 7-56)

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

        T:熱力学温度[JIS Z 8000-5

(番号 5-1)

0.5.1

参照。

7-8

(6-9)

分光放射エネルギ

ー 密 度 ( 波 長 )

( spectral radiant 
energy density in 
terms of   
wavelength)

w

λ

ρ

λ

  w

λ

(λ)=

λ

d

d

ここに,dw:範囲 dλ で分割した微小区

間[λλ+dλ]の波長 λ(番

号 7-3.2)の光に対応する
放射エネルギー密度 w(番

号 7-7)の微小部分

黒体内の分光放射エネルギー密度は

下式による。 
w

λ

=8πhc

0

f(λ,T)

こ こ に , : プ ラ ン ク 定 数 [ ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

        : 熱 力 学 温 度 [ JIS Z 

8000-5

(番号 5-1)

f(λT)については,番号 7-57 及び 7-58
を参照。

7-9

(6-9)

分光放射エネルギ

ー 密 度 ( 波 数 )
( spectral radiant 
energy density in 
terms of   
wavenumber)

v~

ρ

v

w

~

 

v

w

v

w

v

~

d

d

)

~

(

~

=

ここに,

v~

d :範囲 v~

d で分割した微小

区 間 [

v~ ,

v

v

~

d

~ + ]の波数

v~

(番号 7-3.2)の光に

対応する放射エネルギ
ー密度 w(番号 7-7)の
微小部分 

分光学では,記号

v~

ρ

を用いる。


9

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-5.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-6.a

ジュール(joule) J

1

J=1 kg・m

2

・s

2

 
 
 

7-7.a

ジ ュ ー ル 毎 立 方
メ ー ト ル ( joule 
per cubic metre)

J・m

3

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-8.a

ジ ュ ー ル 毎 メ ー
トル 4 乗

(joule per

metre to 
the power four)

J・m

4

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-9.a

ジ ュ ー ル 毎 平 方

メ ー ト ル ( joule 
per metre squared)

J・m

2


10

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-10

(−)

アインシュタイン

の自然放射遷移確
率 jk(Einstein  
transition probability
for spontaneous   
emission jk

A

jk

−dN

j

/dtA

jk

N

j

ここに,−dN

j

:継続時間間隔 d中に状

態 から自然に状態 k

に移る分子の数,

        N

j

:状態 の分子の数,

また,EjE

k

放射又は吸収された波動の波数は

jk

v~ =(E

j

E

k

)/hc

0

アインシュタイン係数の関係は 
A

jk

=8πhc

0

v~

3

jk

v

B

,

~

B

kj

B

jk

ここに,係数 B

v

B

~

kj:波数

v~ での

分光エネルギー密度

v

ρ

~

v~ )

を用いて定義する。

また,周波数 ν の場合,ρ

ν

(ν)を用い

て 定 義 す る が , こ の 場 合 , B

ν,kj

c

0

kj

v

B

,

~

はメートル毎キログラムの SI

単位をもつ。 
 

N

j

  A

jk

B

jk

B

kj

 

N

k

7-11

(−)

アインシュタイン
の誘導放射遷移確

率 jk(Einstein  
transition probability 
for induced emission
j) ( Einstein 
transition probability 
for stimulated   
emission jk

B

jk

jk

v

B

,

~

−dN

j

/dt

v

ρ

~

(

jk

v~ )B

jk

N

j

ここに,−dN

j

:継続時間間隔 d中に状

態 から分光放射エネ

ルギー密度

v

ρ

~

v~)(番号

7-9)の放射に起因する
誘導放出によって状態
に移る分子の数,

        N

j

:状態 の分子の数,

また,E

j

E

k

7-12

(−)

アインシュタイン

の誘導吸収遷移確
率 j( Einstein 
transition 
probability for   
induced absorption 
jk

B

kj

kj

v

B

,

~

−dN

k

/dt

v

ρ

~

v~

jk

)B

kj

N

k

ここに,−dN

k

:継続時間間隔 d中に状

態 から分光放射エネ

ルギー密度

v

ρ

~

v~)(番号

7-9)の放射に起因する
誘導吸収によって状態
に移る分子の数,

        N

k

:状態 の分子の数,

また,E

j

E

k

7-13 
(6-10)

放 射 束 ( radiant 
flux),放射パワー
(radiant power)

ΦP, 
(Φ

e

) 

Φ

t

Q

d

d

ここに,dQ:継続時間 dtJIS Z 8000-3
(番号 3-7)

]中に発光,伝達又は受光

された放射エネルギー

分光放射束は,放射束の分光密度と
して, 
Φ

λ

(λ)=dΦ/dλ

Φ

0

)d

(

λ

λ

λ

Φ

番号 7-14 及び 7-13 に対する 
I

λ

(λ)=dI/dλ

のように,対応する定義を,同様の

放射量の分光密度(分光濃度)に適
用する。

また,それらは単にそれぞれ,I

λ

び Φ

λ

と表記し,分光量と呼ぶ。さら

に,

I

0

)d

(

λ

λ

λ

I

0

d

λ

λ

I

などは表記

として正しい。

放射束に対応する測光量を光束(番

号 7-32)と呼ぶ。 
また,これに対応する光子量は光子

数を用いて表すこともある(番号
7-50 参照)。


11

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-10.a

毎秒(second to the 
power minus one)

s

1

 
 
 
 
 

7-11.a

秒 毎 キ ロ グ ラ ム
(second kilogram 
to the power minus 
one)

s・kg

1

周波数 ν に関する分光エネルギー密
度 ρ

ν

(ν)を用いた係数 B

ν,jk

の SI 単位は

m・kg

1

 
 
 
 
 

7-12.a

秒 毎 キ ロ グ ラ ム

(second kilogram 
to the power minus 
one)

s・kg

1

周波数 ν に関する分光エネルギー密

度 ρ

ν

(ν)を用いた係数 B

ν,jk

の SI 単位は

m・kg

1

 
 
 
 
 

7-13.a

ワット(watt) W

1

W=1 J・s

1

この単位は工率[JIS Z 8000-4(番号
4-26.a)]の単位と同一である。


12

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-14

(6-13)

放 射 強 度 ( radiant 
intensity)

I,(I

e

)  光源から任意の方向に向かって,

I

Φ

d

d

ここに,dΦ:立体角 dJIS Z 8000-3

(番号 3-6)

]のその方向

を含む立体角要素中の光

源 か ら の 放 射 束 ( 番 号
7-13)

I

0

)d

(

λ

λ

λ

I

ここに,I

λ

(λ):分光放射強度

序文,0.5.1 及び番号 7-13 説明参照。
放射強度に対応する測光量を光度

(番号 7-35)と呼ぶ。また,これに

対応する光子量は光子数を用いて表
すこともある(番号 7-51)

7-15

(6-14)

放射輝度(radiance) L,(L

e

)  光源表面のある点において,任意の方

向に向かって,

L

α

A

I

cos

1

d

d

ここに,dI:面積 dAJIS Z 8000-3(番

号 3-3)

]をもつ表面要素か

ら放射された放射強度(番

号 7-14)

        角 α:表面の法線とその方向

のなす角

L

0

)d

(

λ

λ

λ

L

ここに,L

λ

(λ):分光放射輝度

0.5.1

及び番号 7-13 説明参照。

L

eλ

(λ)=

π

4

)

(

λ

  w

λ

(λ)=hc

0

2

f(λ,T)

ここに,c(λ):任意の媒質の中に波長

λ(番号 7-3.2)の電磁
放射の位相速さ[JIS Z 

8000-3

(番号 3-8.2)

w

λ

(λ)については,番号

7-8 参照,f(λT)につ
いては,番号 7-57 及び
7-58 参照。

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

        : プ ラ ン ク 定 数 [ ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

黒体放射では,

L

4

T

π

σ

ここに,T:熱力学温度[JIS Z 8000-5

(番号 5-1)

        σ:ステファン・ボルツマン

定数(番号 7-56)

放射輝度に対応する測光量を輝度

(番号 7-37)と呼ぶ。また,これに
対応する光子量は光子数を用いて表

すこともある(番号 7-52 参照)

7-16

(6-16)

球 面 放 射 照 度

(spherical  
rradiance), 
放射フルエンス率

( radiant fluence 
rate)

E

0

(E

e,0

)

空間のある点において, 
E

0

Ld

ここに,d:与えられた点を通り抜け

る 各 要 素 光 線 の 立 体 角
[ JIS Z 8000-3 ( 番 号
3-6)]

        L:光線の方向におけるその点

の放射輝度(番号 7-15)

球面放射照度は,その球体の直径の

断面積で除された,小球体上に投射

される全放射束に等しい。 
が光の速さである等方性の均一な
照射野では,E

0

/は放射エネルギー

密度(番号 7-7)

,また,表面の放射

照度(番号 7-19)は E

0

/4 である。

0.5.1

及び番号 7-13 説明参照。

球面放射照度に対応する測光量を球
面照度(番号 7-38)と呼ぶ。


13

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-14.a

ワ ッ ト 毎 ス テ ラ

ジアン(watt per 
steradian)

W・sr

1

ステラジアンについては,

0.3.2

参照。

7-15.a

ワ ッ ト 毎 ス テ ラ

ジ ア ン 毎 平 方 メ

ートル(watt per 
steradian metre 
squared)

W・sr

1

m

2

7-16.a

ワ ッ ト 毎 平 方 メ

ートル(watt per 
metre squared)

W・m

2


14

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-17

(6-17)

球 面 放 射 露 光 量

( radiant spherical 
exposure),放射フ
ル エ ン ス ( radiant 
fluence)

H

0

(H

e,0

)

H

0

Δt

t

E

0

0

d

ここに,E

0

:継続時間 ΔtJIS Z 8000-3

(番号 3-7)

間隔中に作用

する球面放射照度(番号
7-16)

球面放射露光量に対応する測光量を

球面露光量(番号 7-39)と呼ぶ。

7-18

(6-15)

放射発散度(radiant 
exitance)

M, 
(M

e

)

表面のある点で,

M

A

Φ

d

d

ここに,dΦ:面積 dA

(番号 7-19)

JIS 

Z 8000-3

(番号 3-3)

]をも

つ表面要素からの放射束

(番号 7-13)

過去の放射発散度は,次式によって

定義していた。

M

0

)

(

λ

λ

λ

d

M

0.5.1

及び番号 7-13 説明参照。

黒体放射では 
MσT

4

ここに,T:熱力学温度[JIS Z 8000-5

(番号 5-1)

        σ:ステファン・ボルツマン

定数(番号 7-56)

Mλ(λ)=c

1

f(λ,T)については,番号 7-57

及び 7-58 参照。

放射発散度に対応する測光量を光束
発散度(番号 7-40)と呼ぶ。また,

これに対応する光子量は光子数を用

いて表すこともある(番号 7-53 参
照)

7-19

(6-16)

放射照度

(irradiance)

E, 
(E

e

)

表面のある点で,

E

A

Φ

d

d

ここに,dΦ:面積 dAJIS Z 8000-3(番

号 3-3)

]をもつ表面要素

に入射する放射束(番号
7-13)

E

0

)d

(

λ

λ

λ

E

ここに,E

λ

(λ):分光放射照度

0.5.1

及び番号 7-13 説明参照。

放射照度に対応する測光量を照度
(番号 7-36)と呼ぶ。また,これに

対応する光子量は光子数を用いて表

すこともある(番号 7-54 参照)

7-20

(6-17)

放射露光量(radiant 
exposure)

H, 
(H

e

)

H

Δt

t

E

0

d

ここに,E:時間間隔 ΔtJIS Z 8000-3

(番号 3-7)

]の間に作用す

る放射照度(番号 7-19)

放射露光量に対応する測光量を露光

量(番号 7-41)と呼ぶ。また,これ
に対応する光子量は光子数を用いて

表すこともある(番号 7-55 参照)


15

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-17.a

ジ ュ ー ル 毎 平 方

メ ー ト ル ( joule 
per metre squared)

J・m

2

7-18.a

ワ ッ ト 毎 平 方 メ

ートル(watt per 
metre squared)

W・m

2

7-19.a

ワ ッ ト 毎 平 方 メ

ートル(watt per 
metre squared)

W・m

2

7-20.a

ジ ュ ー ル 毎 平 方

メ ー ト ル ( joule 
per metre squared)

J・m

2


16

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-21.1

(6-21.1)

放射率(emissivity, 
emittance)

Ε 

εM/M

b

ここに,M:熱放射体の放射に対応す

る放射発散度(番号 7-18)

        M

b

:同一の温度[JIS Z 8000-5

(番号 5-1)

]の黒体の放

射に対する放射発散度

7-21.2

(6-21.2)

分 光 放 射 率

(spectral  
emissivity),指定波
長 の 放 射 率

( emissivity at a 
specified 
wavelength)

ε(λ)

ε(λ)=M

λ

(λ)/M

b,λ

(λ)

ここに,M

λ

(λ):熱放射体の分光放射発

散度(番号 7-18)

        M

b,λ

(λ):同一の温度での黒体の

分光放射発散度

分光放射率は波長(番号 7-3.2)の関

数である。これは,通常,記号 ε(λ)
によって示される。 
M

λ

(λ)については,番号 7-18 及び番号

7-13 説明参照。

7-22.1

(6-40.1)

吸収率

(absorptance)

αa

αΦ

a

/Φ

m

ここに,Φ

a

:吸収した放射束(番号

7-13)又は吸収した光束
(番号 7-32)

        Φ

m

:入射した放射の放射束

(番号 7-13)又は光束
(番号 7-32)

αI

a

/I

m

ρI

r

/I

m

,τI

t

/I

m

これらの量は分光的にも定義する。

その場合,これらの量名の前に“分
光”を加え(例えば分光反射率)

,記

号はそれぞれ α(λ),ρ(λ),τ (λ)と表記

する。αρτ の各量は,用いた光の
分光分布で重み付けされた分光量の

平均値である。

エネルギー保存則によって,偏光放
射が観察される場合を除き,αρτ

=1 である。

番号 7-47.1,7-47.2 及び 7-47.3 参照。

7-22.2

(6-40.2)

反射率

(reflectance)

ρ 

ρΦ

r

/Φ

m

ここに,Φ

r

:反射した放射束(番号 7-13)

又 は 反 射 し た 光 束 ( 番 号
7-32)

      Φ

m

:入射した放射の放射束(番

号 7-13)又は光束(番号
7-32)

7-22.3

(6-40.3)

透過率 
(transmittance)

τT

τΦ

t

/Φ

m

ここに,Φ

t

:透過した放射束(番号 7-13)

又 は 透 過 し た 光 束 ( 番 号
7-32)

        Φ

m

:入射した放射の放射束

(番号 7-13)又は光束

(番号 7-32)

7-23.1

(6-41)

透過濃度 
(transmittance  
density),光学濃度
(optical density)

吸 光 度 ( decadic 
absorbance)

A

10

D  A

10

(λ)=−lg(τ(λ))

ここに,τ:任意の波長 λ(番号 7-3.2)

での透過率(番号 7-22.3)

分光学では,一般に“吸光度 A

10

”の

名称を用いる。

7-23.2

(−)

吸光度(自然対数)
(napierian  
absorbance)

A

e

B    A

e

(λ)=−ln(τ(λ))

ここに,τ:ある波長 λ(番号 7-3.2)で

の透過率(番号 7-22.3)

A

e

(λ)=l α

λ

(λ)

こ こ に , α : 線 形 吸 収 係 数 ( 番 号

7-25.2)

        l:通過長さ[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.1)


17

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-21.a

(数の)1(one) 1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

0.3.2

参照。

7-22.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

7-23.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。


18

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-24.1

(6-40.4)

放射輝度率

(radiance factor)

β,(β

e

)  βL

n

/L

d

ここに,L

n

:表面要素の任意の方向に

お け る 放 射 輝 度 ( 番 号
7-15)

        L

d

:全く同一に照射又は観測

される完全拡散反射体又

は完全拡散透過体の放射

輝度(番号 7-15)

円すい(錐)角が無限小であれば,

反射率係数は,放射輝度率又は輝度
率(番号 7-48)と等価で,円すい(錐)

角が 2π sr である場合,反射率と等価

である。 
これらの量も分光的に定義され,分

光放射輝度率 β(λ)及び分光反射率係

数 R(λ)と呼ぶ。 
1 に等しい反射率又は透過率をもつ
理想的な均等(ランベルト面)拡散

体を,完全拡散体と呼ぶ。

7-24.2

(−)

反射率係数

(reflectance factor)

R

RΦ

n

/Φ

d

ここに,Φ

n

:ある円すい(錐)で限定

された方向へ反射する放
射束(番号 7-13)又は光

束(番号 7-32)

        Φ

d

:同方向に照射された,反

射率(番号 7-22.2)が 1

に等しい完全拡散反射体

によってその方向へ反射
する放射束又は光束

7-25.1

(6-42.1)

線 形 減 衰 係 数
(linear attenuation 
coefficient,  
linear extinction 
coefficient)

μμ

l

μ(λ)=

l

Φ

Φ

d

)

(

d

)

(

1

λ

λ

λ

λ

ここに,dΦ/Φ:波長 λ(番号 7-3.2)に

対応する電磁放射の平

行ビームが媒質の微小

厚層を通過する間に生
じる放射束

(番号 7-13)

Φ の相対的減少

          dl:通過した長さ[JIS Z 

8000-3

(番号 3-1.1)

分光消衰係数は対応する分光量であ
る。同様に,測光量及び光子量を定

義できる。

7-25.2

(6-42.2)

線 形 吸 収 係 数

( linear absorption 
coefficient)

αa

α(λ)=

l

Φ

Φ

d

)

(

d

)

(

1

λ

λ

λ

λ

ここに,dΦ/Φ:波長 λ(番号 7-3.2)に

対応する電磁放射の平
行ビームが媒質の微小

厚層を通過する間の吸

収による放射束(番号
7-13)Φ の相対的減少

          dl:通過した長さ[JIS Z 

8000-3

(番号 3-1.1)

α=−ln(T)/lA

e

/l

線形吸収係数は,線形減衰係数のう
ちの,吸収に起因する部分である。

ほかに散乱に起因する線形減衰係数

の一部分もある。 
番号 7-25.1 説明参照。

7-26.1

(−)

質 量 減 衰 係 数
( mass attenuation 
coefficient)

μ

m

μ

m

μ/ρ

ここに,μ:線形減衰係数(番号 7-25.1)

        ρ:媒質の質量密度[JIS Z 

8000-4

(番号 4-2)

番号 7-25.1 説明参照。

7-26.2

(−)

質 量 吸 収 係 数

( mass absorption 
coefficient)

a

m

a

m

a/ρ

ここに,a:線形吸収係数(番号 7-25.2)

        ρ:質量密度[JIS Z 8000-4(番

号 4-2)

番号 7-25.1 説明参照。


19

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-24.a

(数の)1(one) 1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

0.3.2

参照。

7-25.a

毎メートル(metre 
to the power minus 
one)

m

1

7-26.a

平 方 メ ー ト ル 毎
キログラム(metre 
squared per   
kilogram)

m

2

・kg

1

 
 
 
 
 
 
 


20

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-27

(6-43)

モ ル 吸 収 係 数

( molar absorption 
coefficient)

κ

κaV

m

ここに,a:線形吸収係数(番号 7-25.2)
        V

m

:モル体積[ISO 80000-9 

(番号 9-6)

番号 7-25.1 説明参照。 
κac 
ここに,c:物質量濃度[ISO 80000-9

番号 9-13)

7-28

(6-37.2)

分 光 視 感 効 率

(spectral luminous 
efficiency)

V(λ) 

特定測光条件で,二つの放射が等しい

光感覚を生じるような場合の,波長 λ

(番号 7-3.2)の分光放射束 Φ

λ

(λ)(番号

7-13)と波長 λ

m

(番号 7-3.2)の分光放

射束 Φ

λ

(λ

m

)(番号 7-13)との比。波長

λ

m

はこの比の極大値が 1 に等しくなる

ように選ぶ。

明所視分光視感効率 V(λ)は,元来
1924 年に CIE によって採用され,ま
た,CIPM によって採用された(参
考文献[3]参照)

V(λ)は 明所 視 を記 述 する 量 に用い
る。 
暗所視については,0.5.4 参照。

7-29

(6-36.3)

最大分光視感効果

度(maximum  
spectral luminous   
efficacy)

K

m

K

m

lm/W

683

lm/W

)

nm

016

.

555

(

683

=

V

ここに,V(λ):分光視感効率(番号 7-28)

値 683 lm/W は,カンデラの SI 定義

により,周波数 540×10

12

 Hz(標準

空気中では 555.016 nm)の単色放射
の場合として定義されている。 
K

m

は K(λ)の極大値である。

暗所視については,0.5.4 参照。

7-30

(6-37.1)

視感効率(luminous 
efficiency)

V

0

0

)d

(

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

Φ

Φ

V

ここに,Φ

λ

(λ):分光放射束(番号 7-13)

V(λ):分 光視 感効 率( 番号

7-28)

            λ:波長(番号 7-3.2)

VK/K

m

ここに,K:放射の視感効果度(番

号 7-33.1)

        K

m

:最大分光視感効果度

(番号 7-29)

暗所視については,0.5.4 参照。

7-31

(6-36.2)

分 光 視 感 効 果 度

(spectral luminous 
efficacy)

K(λ)

K(λ)=K

m

 V(λ)

ここに,K

m

:最大分光視感効果度(番

号 7-29)

        V(λ):分光視感効率

(番号 7-28)

          λ:波長(番号 7-3.2)

暗所視については,0.5.4 参照。

7-32

(6-30)

光 束 ( luminous 
flux)

Φ

v

(Φ)

Φ

v

K

m

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

V

Φ

ここに,K

m

:最大分光視感効果度(番

号 7-29)

      Φ

λ

(λ):分光放射束(番号 7-13 及

び番号 7-13 説明)

        V(λ):分光視感効率

(番号 7-28)

        λ:波長(番号 7-3.2)

光束は,標準分光視感効率を用いた

視覚応答によって放射を評価したも
のである。0.5.1 参照。

類似した放射量については,番号
7-13 参照。類似した光子量について
は,番号 7-50 参照。

暗所視については,0.5.4 参照。

7-33.1

(6-36.1)

放射の視感効果度

(luminous efficacy 
of radiation)

K

Φ

Φ

v

ここに,Φ

v

:光束(番号 7-32)

        Φ:対応する放射束

(番号 7-13)

K

0

0

)d

(

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

Φ

Φ

K

K(λ)については,番号 7-31 参照。

7-33.2

(−)

光 源 の 視 感 効 果

度 , 光 源 効 率

(luminous efficacy 
of a source)

η

v

,(η)  η

v

P

Φ

v

ここに,Φ

v

:光束(番号 7-32)

        P:光源が消費した有効電力

JIS Z 8000-6

(番号 6-56)


21

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-27.a

平 方 メ ー ト ル 毎

モ ル ( metre 
squared per mole)

m

2

・mol

1

 
 
 

7-28.a

(数の)1(one) 1

 
 
 
 
 
 

0.3.2

参照。

7-29.a

ル ー メ ン 毎 ワ ッ

ト ( lumen per 
watt)

lm・W

1

 
 
 
 
 

7-30.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

7-31.a

ル ー メ ン 毎 ワ ッ
ト ( lumen per 
watt)

lm・W

1

 
 
 
 

7-32.a

ルーメン(lumen)

 lm

1

lm=1 cd・sr

7-33.a

ル ー メ ン 毎 ワ ッ

ト ( lumen per 
watt)

lm・W

1


22

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-34

(6-31)

光 量 ( luminous 
energy, quantity of 
light)

Q

v

(Q)

Q

v

Δt

t

Φ

0

v

d

ここに,Φ

v

:継続時間 ΔtJIS Z 8000-3

(番号 3-7)]中に生じる
光束(番号 7-32)

Q

v

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

K

Q

K(λ)については,番号 7-31 参照。Q

λ

(λ)

については,番号 7-6 参照。

0.5.1

参照。

暗所視については,0.5.4 参照。

類似した放射量については,番号 7-6
参照。類似した光子量については,

番号 7-49 参照。

7-35

(6-29)

光 度 ( luminous 
intensity)

I

v

,(I)

光度は,国際量体系 ISQ の基本量の一

つ。

光度は測光器によって測定される。

光源から任意の方向に向かって

I

v

Φ

d

d

v

ここに,dΦ

v

:立体角 dΩ をもつ円す

い(錐)要素の中の光

源か らそ の方 向へ向

かう光束(番号 7-32)

I

v

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

K

I

K(λ)については,番号 7-31 参照。 
0.5.1

参照。

暗所視については,0.5.4 参照。 
類似した放射量については,番号
7-14 参照。類似した光子量について
は,番号 7-51 参照。

7-36

(6-34)

照度(illuminance) E

v

,(E)  表面上の一点において,

E

v

A

Φ

d

d

ここに,dΦ:面積 dAJIS Z 8000-3(番

号 3-3)]の表面要素へ入

射した光束(番号 7-32)

E

v

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

K

E

K(λ)については,番号 7-31 参照。 
0.5.1

参照。

暗所視については,0.5.4 参照。

類似した放射量については,番号
7-19 参照。類似した光子量について
は,番号 7-54 参照。

7-37

(6-32)

輝度(luminance)

L

v

,(L)

表面上の一点で,任意の方向において,

L

v

A

I

d

d

v

ここに,dI

v

:その方向に垂直な面に正

射影した面積 dAJIS Z 

8000-3

(番号 3-3)

]の表

面要素の光度(番号 7-35)

L

v

0

v,

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

K

L

番号 7-31 参照。

0.5.1

参照。

暗所視については,0.5.4 参照。 
類似した放射量については,番号
7-15 参照。類似した光子量について
は,番号 7-52 参照。


23

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-34.a

ルーメン秒

(lumen second)

lm・s

 
 

7-34.b

ルーメン時

(lumen hour)

lm・h

 
 
 

1 lm・h=3 600 lm・s

7-35.a

カンデラ

(candela)

cd

カンデラは,周波数 540×10

12

 Hz の

単色放射を放出し,所定の方向にお
けるその放射強度が 1/683 W/sr であ

る光源の,その方向における光度。

7-36.a

ルクス(lux) lx

1

lx=1 lm・m

2

7-37.a

カ ン デ ラ 毎 平 方

メートル(candela 
per square metre)

cd・m

2


24

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-38

(−)

球面照度(spherical 
illuminance),発光
フ ル エ ン ス 率

( luminous fluence 
rate)

E

v,0

空間の一点において,次式で定義され

た量, 
E

v,0

πsr

4

v

d

L

ここに,d:所定の点を通る各要素ビ

ー ム の 立 体 角 [ JIS Z 

8000-3

(番号 3-6)

        L

v

:ビームのその方向のその

点 に お け る 輝 度 ( 番 号
7-37)

球面照度は,小球体に投射する全光

束 Φ

v

(番号 7-32)をその球体の断面

積で除した商と等しい。

0.5.1

及び番号 7-13 説明参照。

類似した放射量については,番号
7-16 参照。

7-39

(−)

球面露光量

(luminous spherical 
exposure),発光フ
ルエンス(luminous 
fluence)

H

v,0

所定の継続時間 ΔtJIS Z 8000-3(番号
3-7)]での球面照度 E

v,0

(番号 7-38)の

時間積分,

H

v,0

Δt

t

t

E

0

0

,

v

)d

(

類似した放射量については,番号
7-17 参照。

7-40

(6-33)

光束発散度

(luminous exitance)

M

v

(M)

表面上の一点において,表面要素から

の光束 dΦ

v

(番号 7-32)を,その要素

の面積 dAJIS Z 8000-3(番号 3-6)

で除した商,すなわち,

M

v

A

Φ

d

d

v

M

v

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

λ

K

M

K(λ)については,番号 7-31 参照。 
0.5.1

参照。

類似した放射量については,番号
7-18 参照。類似した光子量について
は,番号 7-53 参照。

7-41

(6-35)

露 光 量 ( luminous 
exposure)

H

v

(H)

所定の継続時間 ΔtJIS Z 8000-3(番号
3-7)]での照度 E

ν

(番号 7-36)の時間

積分,すなわち,

H

v

Δt

t

t

E

0

ν

)d

(

過去は,光照射量と称した。

露光量は,表面要素からの光量 dQ

v

(番号 7-34)を,その要素の面積 dA

JIS Z 8000-3(番号 3-6)

]で除した

商に等しい,すなわち,H

v

=dQ

v

/dA

類似した放射量については,番号
7-20 参照。類似した光子量について
は,番号 7-55 参照。 
暗所視については,0.5.4 参照。

7-42

(−)

色刺激関数(colour 
stimulus function),
相 対 色 刺 激 関 数
( relative colour 
stimulus function)

φ

λ

(λ)

φ

λ

(λ)=X

λ

(λ)/R

ここに,X

λ

(λ):波長(番号 7-3.2)の関

数である放射輝度(番
号 7-15)又は放射束(番

号 7-13)のような放射

量 X(λ)の分光分布

          R:固定参照値


25

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-38.a

ルクス(lux) lx

7-39.a

ル ク ス 秒 ( lux 
second)

lx・s

7-39.b

ル ク ス 時 ( lux 
hour)

lx・h

1

lx・h=3 600 lx・s

7-40.a

ル ー メ ン 毎 平 方

メートル(lumen 
per square metre)

lm・m

2

7-41.a

ル ク ス 秒 ( lux 
second)

lx・s

 
 
 
 

7-41.b

ル ク ス 時 ( lux 
hour)

lx・h

1

lx・h=3 600 lx・s

 
 

7-42.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 


26

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-43

(−)

三刺激値

(tristimulus values)

X, 
Y, 
Z 
 
X

10

Y

10

Z

10

ある三色表色系で,対象の色刺激と等

色するように規定された三つの原刺激
の量。

放射量の色刺激関数 φ

λ

(λ)で記述された

所定の色刺激は,

Xk

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

ϕ

λ

x

Yk

0

)d

(

y

)

(

λ

λ

λ

ϕ

λ

Zk

0

)d

(

)

(

λ

λ

λ

ϕ

λ

z

ここに,

(λ), (λ), (λ):

CIE 等色関数(番号 7-44)で
あり,X

10

Y

10

Z

10

について

も同様

XYは,CIE 1931 表色系で用い
る。 
X

10

Y

10

Z

10

は,CIE 1964 表色系で

用いる。

光源については,を kK

m

になる

ように選ぶ。ここに,K

m

は最大分光

視感効果度(番号 7-29)である。

物体色については,φ

λ

(λ)は,次の三

つの積の一つとして得られる。

=

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

λ

β

λ

τ

λ

ρ

λ

λ

ϕ

λ

λ

S

ここに,S

λ

(λ):物体を照明する光源

を規定する量の相対
分光分布

        ρ(λ) : 分 光 反 射 率 ( 番 号

7-22.2)

        τ(λ) : 分 光 透 過 率 ( 番 号

7-22.3)

          β(λ):分光放射輝度率(番

号 7-24.1)

( ) ( )

=

0

d

100

:

λ

λ

λ

λ

y

S

k

k

        になるように選ぶ。

7-44

(6-38)

CIE 等色関数(CIE 
colour-matching 
functions)

)

(

λ

x

)

(

λ

y

)

(

λ

z

)

(

10

λ

x

)

(

10

λ

y

)

(

10

λ

z

同一の放射パワーによる複数の単色光

刺激の三刺激値。

)

(

λ

x

)

(

λ

y

)

(

λ

z

の値は CIE 1931

表色系(2°視野)の中で定義されて
おり,1°から 4°までの視野につい

て適用可能。 
1931 年に国際照明委員会(CIE)は
“CIE 1931 色空間”を作成した。

)

(

10

λ

x

)

(

10

λ

y

)

(

10

λ

z

の値は CIE 1964

表色系(10°視野)の中で定義され
ており,4°を超える視野に適用可

能。

7-45

(6-39)

(chromaticity  
coordinates)

x, 
y, 
z 
 
x

10

y

10

z

10

三刺激値の総計に対する三色の各々比

率,すなわち, 
xX/(XYZ), 
yY/(XYZ), 
zZ/(XYZ
また,同様の表現を x

10

y

10

z

10

に適用

する。

xyの値は,CIE 1931 表色系(2°
視野)に記載。 
x

10

y

10

z

10

の値は,CIE 1964 表色系

(10°視野)に記載。 
xyz=1 であるから, 
xの 2 変数で色度を表すことがで
きる。

7-46

(−)

色 温 度 ( colour 
temperature)

T

c

対象の色度座標(番号 7-45)と同じ色

度座標を与える黒体の温度。


27

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-43.a

説明参照

[X]=[Y]=[Z]=[k]・m

より詳細には,例えば,参考文献[3]

参照。

7-44.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 
 
 
 

7-45.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 

7-46.a

ケルビン(kelvin)

 K

 


28

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-47.1

(−)

視 感 吸 収 率

(luminous  
absorptance)

α

v

入射放射の光束 Φ

v, m

(番号 7-32)と吸

収光束 Φ

v,α

(番号 7-32)の比,すなわ

ち, 
α

v

Φ

v,α

/Φ

v, m

分光反射率 ρ(λ)(番号 7-22.2)から,

視感反射率は,次式による。

ρ

v

0

0

d

)

(

)

(

d

)

(

)

(

)

(

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

V

Φ

V

Φ

p

ここに,Φ

λ

(λ):光源の分光放射束(又

は相対分光分布)

        V(λ):分光視感効率(番号

7-28)

視感吸収率及び視感透過率について

も同様である。 
番号 7-22.1,7-22.2 及び 7-22.3 参照。

7-47.2

(−)

視 感 反 射 率
(luminous  
reflectance)

ρ

v

入射放射の光束 Φ

v, m

(番号 7-32)と反

射光束 Φ

v,ρ

(番号 7-32)の比,すなわ

ち, 
ρ

v

Φ

v,ρ

/Φ

v, m

7-47.3

(−)

視 感 透 過 率

(luminous  
transmittance)

τ

v

入射放射の光束 Φ

v, m

(番号 7-32)と透

過光束 Φ

v,τ

(番号 7-32)の比,すなわ

ち, 
τ

v

Φ

v,τ

/Φ

v, m

7-48

(−)

輝度率(luminance 
factor)

β, 
(β

v

) 

所定の方向の表面要素の輝度 L

v,n

の,

同様に照明された完全拡散反射体又は

完全拡散透過体の輝度 L

v,d

(番号 7-37)

に対する比, 
βL

v,n

/L

v,d

輝度率は,番号 7-47 の説明と同様の
式を用いて,分光放射輝度率 β(λ)(番

号 7-24.1)から計算できる。

類似した放射量については,番号
7-24.1 参照。

7-49

(6-22)

光 子 数 ( photon 
number)

N

p

(

p

) 

周波数 ν(番号 7-1)の単色放射につい

て, 
N

p

Q/

ここに,Q:放射エネルギー(番号 7-6)

        : プ ラ ン ク の 定 数 [ ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

低エネルギーでは,光子数は平均値

であると考えられる。

記号 ν はギリシャ文字のニューであ
る。

7-50

(6-23)

光 子 束 ( photon 
flux)

Φ

p

Φ

ある時間間隔の中で放射,透過又は吸

収された光子の数 dN

p

(番号 7-49)を

その継続時間 dtJIS Z 8000-3(番号
3-7)]で除した商,すなわち, 
Φ

p

=dN

p

/dt

光子束 Φ

p

と分光放射束 Φ

λ

(λ)との関

係は,

Φ

p

( )

0

hc

Φ

λ

λ

λ

dλ

ここに,h:プランクの定数[ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

類似した放射量については,番号
7-13 参照。類似した測光量について
は,番号 7-32 参照。

7-51

(6-24)

光 子 強 度 ( photon 
intensity)

I

p

I

ある範囲の方向に向けて光源又はその

一部から発する光子束 dΦ

p

(番号 7-50)

を,その方向の立体角 dJIS Z 8000-3
(番号 3-6)

]で除したもの,すなわち,

I

p

=dΦ

p

/d

類似した放射量については,番号
7-14 参照。類似した測光量について
は,番号 7-35 参照。

7-52

(6-25)

光 子 輝 度 ( photon 
luminance, photon 
radiance)

L

p

L

ある表面上のある点のある方向におい

て,その表面要素の光子強度 dI

p

(番号

7-51)を,その方向に垂直な平面への
その表面要素の正射影の面積 dAJIS Z 

8000-3

(番号 3-3)

]で除したもの,す

なわち, 
L

p

=dI

p

/dA

類似した放射量については,番号
7-15 参照。類似した測光量について
は,番号 7-37 参照。


29

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-47.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

7-48.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 

7-49.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 

7-50.a

毎秒(second to the 
power minus one)

s

1

7-51.a

毎 秒 毎 ス テ ラ ジ

アン(second to the 
power minus one 
per steradian)

s

1

・sr

1

 
 
 
 

7-52.a

毎 秒 毎 ス テ ラ ジ

ア ン 毎 平 方 メ ー

トル(second to the 
power minus one 
per steradian metre 
squared)

s

1

・sr

1

m

2

 
 
 
 
 
 


30

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-53

(6-26)

光子発散度(photon 
exitance)

M

p

M  ある表面のある点において,表面要素

から発する光子束 dΦ

p

(番号 7-50)を

その表面要素の面積 dAJIS Z 8000-3

(番号 3-3)

]で除したもの,すなわち,

M

p

=dΦ

p

/dA

類似した放射量については,番号
7-18 参照。類似した測光量について
は,番号 7-40 参照。

7-54

(6-27)

光 子 照 度 ( photon 
irradiance)

E

p

E

ある表面上のある点において,表面要

素に入射する光子束 dΦ

p

(番号 7-50)

をその表面要素の面積 dA

JIS Z 8000-3

(番号 3-3)

]で除したもの,すなわち,

E

p

=dΦ

p

/dA

類似した放射量については,番号
7-19 参照。類似した測光量について
は,番号 7-36 参照。

7-55

(6-28)

光子露光量(photon 
exposure)

H

p

H  継続時間 ΔtJIS Z 8000-3(番号 3-7)

中の光子照度 E

p

(番号 7-54)の時間積

分,すなわち,

H

p

Δt

t

E

0

p

d

類似した放射量については,番号
7-20 参照。類似した測光量について
は,番号 7-41 参照。

7-56

(6-18)

ステファン・ボル

ツマン定数 
( Stefan-Boltzmann 
constant)

σ

熱力学温度 TJIS Z 8000-5(番号 5-1)

における黒体の放射発散度(番号 7-18)
を示す式の定数 σ,すなわち, 
MσT

4

σ=5.670 400(40)×10

8

W・m

2

・K

4

CODATA 2006 [4]参照。 
さらに, 
σ=2π

5

k

4

/15h

3

c

0

2

ここに,k:ボルツマン定数[(ISO 

80000-9

(番号 9-43)

        h:プランクの定数[(ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

7-57

(6-19)

放射第一定数(first 
radiation constant)

c

1

熱力学温度 TJIS Z 8000-5(番号 5-1)

における黒体の分光放射発散度(番号
7-18)を示す式の定数 c

1

及び c

2

,すな

わち, 
M

λ

(λ)=c

1

f(λ,T)=

c

1

・[λ

5

/exp(c

2

λ

1

 T

1

)−1]

c

1

=3.741 771 18(19)×10

16

 W・m

2

c

2

=1.468 775 2(25)×10

2

 m・K

CODATA 2006 [4]参照。 
さらに,c

1

=2πhc

0

2

かつ,c

2

hc

0

/k

ここに,k:ボルツマン定数[(ISO 

80000-9

(番号 9-43)

        : プ ラ ン ク 定 数 [( ISO 

80000-10

(番号 10-6.1)

        c

0

:真空中の光の速さ(番

号 7-4.1)

名称“放射第一定数”は,w

λ

及び L

λ

(λ)

の表現に対応する因子 8πhc

0

及び

hc

0

2

としても用いている(番号 7-13

説明及び番号 7-15 参照)

7-58

(6-20)

放 射 第 二 定 数

( second radiation 
constant)

c

2


31

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-53.a

毎 秒 毎 平 方 メ ー

トル(second to the 
power minus one 
per metre squared)

s

1

・m

2

 
 
 
 

7-54.a

毎 秒 毎 平 方 メ ー

トル(second to the 
power minus one 
per metre squared)

s

1

・m

2

 
 
 
 

7-55.a

毎 平 方 メ ー ト ル
( metre to the 
power minus two)

m

2

7-56.a

ワ ッ ト 毎 平 方 メ
ー ト ル 毎 ケ ル ビ

ン 4 乗

( watt per metre 
squared kelvin to 
the power four)

W・m

2

K

4

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7-57.a

ワ ッ ト 平 方 メ ー

トル(watt metre 
squared)

W・m

2

7-58.a

メ ー ト ル ケ ル ビ

ン(metre kelvin)

m・K

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


32

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

番号

名称

記号

定義

説明

7-59.1

(6-45.1)

物 体 距 離 ( object 
distance)

光軸(レンズの中心軸)において,物

体から光軸に最も接近している(レン
ズ)表面への距離[JIS Z 8000-3(番号
3-1.9)]

距離は,光の流れ方向をプラス,反

対の方向をマイナスにとる。したが
って,薄い単レンズの場合,

f

'=−かつ,

f

p

p'

1

1

1

=

f

'=−の場合,絶対値|f|を焦点距離

という。

7-59.2

(6-45.2)

像 距 離 ( image 
distance)

p'

光軸(レンズの中心軸)において,物
体の像から光軸に最も接近している

(レンズ)表面への距離[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.9)

7-59.3

(−)

物 側 焦 点 距 離

(object focal   
distance)

光軸(レンズの中心軸)において,物

側の焦点から光軸に最も接近している

(レンズ)表面への距離[JIS Z 8000-3
(番号 3-1.9)

7-59.4

(−)

像 側 焦 点 距 離

(image focal   
distance)

f

'

光軸(レンズの中心軸)において,像

側の焦点から光軸に最も接近している
(レンズ)表面への距離[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.9)

7-60

(6-46)

屈折力

(lens power) φ 

光学系の焦点特性を特徴付ける代数

量,すなわち,

f

1

=

ϕ

ここに,f:物側焦点距離(番号 7-59.3)

7-61

(−)

直線偏光度 
( degree of linear 
polarization)

P P=(I

0

I

1

)/(I

0

I

1

)

ここに,I0:透過強度が最大になるよ

うに設定された理想的な偏光子を通過

した放射強度(番号 7-14)又は光度(番
号 7-35)

        I

1

:偏光子がその方向に垂直に

設定された場合の強度

円偏光度は 1/4 波長板によって観察
できる。


33

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

単位

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

7-59.a

メートル(metre) m

7-60.a

毎メートル(metre 
to the power minus 
one)

m

1

光学では,ジオプトリ(D)を用いるこ
ともある。 
1 D=1 m

1

7-61.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。


34

Z 8000-7

:2014 (ISO 80000-7:2008)

参考文献

[1]

JIS Z 8000-1

  量及び単位−第

1

部:一般

注記

対応国際規格:ISO 80000-1

Quantities and units

Part 1: General

MOD

[2]

IEC 60050-845

:1987

International Electrotechnical Vocabulary

Part 845: Lighting [identical to the

International Commission on Illumination (CIE) document IEC/CIE 017.4-1987, International Lighting

Vocabulary]

(国際電気技術用語集)

−第

845

部:照明

[国際照明委員会

CIE

文書

IEC/CIE 017.4-1987

国際照明用語集と同一]

[3]  BIPM Monograph: Principles Governing Photometry (1983)

BIPM

モノグラフ:測光管理基準(

1983

[4]  MOHR, P. J., TAYLOR, B. N. and NEWELL, D. B.

1)

 The 2006 CODATA Recommended Values of the

Fundamental Physical Constants (Web Version 5.0), 2007

2006

CODATA

“基礎物理定数推奨値(ウェブ第

5.0

版)

2007

年”

1)

このデータベースは,

J

Baker

M. Douma, S. Kotochigova

によって改訂された。

http://physics.nist.gov/Constants

2008

5

13

NIST

(米国標準技術研究所,

USA

[5]  The International System of Units, 8th edition, BIPM, 2006 (SI Brochure)

[6]

国際単位系,第

8

版,

BIPM

2006

年(

SI

刊行物)