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日本工業規格

JIS

 Z

0605

-1989

金属製平パレット

Metal Flat Pallets

1.

適用範囲  この規格は,繰り返し使用する金属製平パレット(以下,パレットという。)について規定

する。

引用規格及び関連規格:6 ページに示す。

2.

用語の意味  この規格で用いる用語の意味は,JIS Z 0106(パレット用語)によるほか,次による。

最大積載質量  パレットの使用時に積載できる最大の質量。

3.

各部の名称  パレットの各部の名称は,図 のとおりとする。

4.

形式,種類,最大積載質量及び大きさ

4.1

形式及び記号  パレットの形式及び記号は,表 のとおりとする。

表 1

形式

記号

備考

単面形 S

デッキボードが上面だけにあるもの。

片面使用形

D

デッキボードが両面にあるもので,積載面が片面だけにあるもの。

使用面



形  両面使用形

R

デッキボードが両面にあるもので,積載面が両面にあるもの。

二方差し 2

差込口がパレットの相対する 2 方向にあるもの。

差込口の方向

四方差し 4

差込口がパレットの前後左右の 4 方向にあるもの。

無翼形

翼がないもの。

単翼形 U

上面のデッキボードに翼があるもの。

翼の有無

複翼形 W

両面のデッキボードに翼があるもの。


2

Z 0605-1989

図 1


3

Z 0605-1989

4.2

種類及び記号  パレットの種類及び記号は,その形式の組合せによって表 のとおりとする。

なお,無翼形の形式は表さない(

参考図参照)。

表 2

種類

記号

種類

記号

種類

記号

単面形二方差し S2

片面使用形二方差し D2

両面使用形二方差し R2

単面形四方差し S4

片面使用形四方差し D4

両面使用形四方差し R4

単面単翼形二方差し SU2

片面使用単翼形二方差し

DU2

両面使用複翼形二方差し RW2

参考図 


4

Z 0605-1989

4.3

最大積載質量  パレットの最大積載質量は,0.5t,1t,1.5t 及び 2t とする。

4.4

大きさ  パレットの大きさは,長さ×幅 (mm) によって表し,表 のとおりとする。

表 3

単位 mm

長さ×幅

備考

800

×1 100

1 100

× 800

900

×1 100

1 100

× 900

1 100

×1 100

1 100

×1 300

1 300

×1 100

1 100

×1 400

1 400

×1 100

一辺を 1 100 とするもの

800

×1 200

1 200

× 800

1 000

×1 200

1 200

×1 000

一辺を 1 200 とするもの

5.

強度  パレットの強度は,JIS Z 0602(平パレット試験方法)によって試験を行い,表 のとおりと

する。

表 4

項目

基準値

圧縮強度

ひずみ量 2mm 以下

たわみ率 1%以下

曲げ強度

残留たわみ率 0.3%以下

下面デッキボード強度

たわみ率 1%以下

落下強度

対角線の長さの変化率

2%

以下

6.

構造・品質  パレットの構造・品質は,次のとおりとする。

(1)

パレットは,繰返し使用に耐えるもので,凹凸,変形,割れその他使用上有害な欠点がないものとす

る。

(2)

部材の接合は,原則として溶接によって行う。溶接箇所には,ひずみ,溶接不良など使用上有害な欠

点がないものとする。

(3)

デッキボード及びけたの端面は,突起,ばり,鋭いかどなど使用上有害な欠点がないものとする。

(4)

普通鋼材を用いたパレットには,塗装又はめっきを施すものとし,次による。

(a)

塗装を行う素地は,さび,油,汚れなどを十分に除去すること。

(b)

塗装面は均一で,塗膜厚さは 15

µm 以上とし,塗りむらなどがないこと。

(c)

亜鉛鉄板を使用する場合は,溶接又は加工による亜鉛消失部を JIS K 5626(亜鉛末さび止めペイン

ト)の規定によるペイントで補正すること。

(d)

溶融亜鉛めっきの場合は,JIS H 8641(溶融亜鉛めっき)に規定する 2 種 HDZ35 以上のものである

こと。

(e)

電気亜鉛めっきの面は,JIS H 8610(電気亜鉛めっき)に規定する 1 種 2 級以上のものであること。


5

Z 0605-1989

7.

寸法

7.1

差込口の高さ  差込口の高さは,60mm 以上とする。

7.2

下面開口部  パレットトラックを使用するパレットの下面開口部の寸法は,長さ・幅とも 180mm 以

上とする。

7.3

翼の長さ  翼の長さは,図 のとおりとする。

図 2

7.4

面取り部の寸法  差込口などに面取り部を設ける場合の断面寸法は,図 のとおりとする。

図 3

7.5

寸法許容差  パレットの寸法許容差は,次のとおりとする。

(1)

パレットの長さ及び幅の許容差は,±3mm とする。

(2)

両対角線の長さの差は,長いほうの対角線に対して 0.5%以下とする。

8.

使用材料  使用する材料は,次に示すもの又はこれらと同等以上の品質のものとする。

(1)

普通鋼材

JIS G 3101

  (一般構造用圧延鋼材)

JIS G 3131

  (熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)

JIS G 3141

  (冷間圧延鋼板及び鋼帯)

JIS G 3302

  (溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯)

JIS G 3350

  (一般構造用軽量形鋼)

JIS G 3444

  (一般構造用炭素鋼鋼管)

JIS G 3452

  (配管用炭素鋼鋼管)

JIS G 3466

  (一般構造用角形鋼管)

(2)

アルミニウム合金材

JIS H 4000

  (アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条)

JIS H 4100

  (アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材)

(3)

ステンレス鋼材

JIS G 3448

  (一般配管用ステンレス鋼鋼管)

JIS G 4303

  (ステンレス鋼棒)

JIS G 4304

  (熱間圧延ステンレス鋼板)

JIS G 4305

  (冷間圧延ステンレス鋼板)

JIS G 4306

  (熱間圧延ステンレス鋼帯)

JIS G 4307

  (冷間圧延ステンレス鋼帯)


6

Z 0605-1989

9.

検査  パレットの検査は,大きさ,強度,構造・品質,寸法及び使用材料について行い,4.48.の規

定に適合しなければならない。

10.

製品の呼び方  製品の呼び方は,規格名称又は規格番号,種類又はその記号,最大積載質量及び大き

さによる。

例: 金属製平パレット片面使用形四方差し  1t  1 100×1 100

金属製平パレット片面使用形四方差し  1t  1111

JIS Z 0605 D4

  1t  1 100×1 100

JIS Z 0605 D4

  1t  1111

11.

表示  パレットには,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

最大積載質量及び大きさ又はその略号(

1

)

(2)

製造業者名又はその略号

(3)

製造年月又はその略号

(

1

)

略号は,大きさについて用い,次のとおりとする。

例: 1

100

×1 100  略号1111

引用規格: 

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3131

  熱間圧延軟鋼板及び鋼帯

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3302

  溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3350

  一般構造用軽量形鋼

JIS G 3444

  一般構造用炭素鋼鋼管

JIS G 3448

  一般配管用ステンレス鋼鋼管

JIS G 3452

  配管用炭素鋼鋼管

JIS G 3466

  一般構造用角形鋼管

JIS G 4303

  ステンレス鋼棒

JIS G 4304

  熱間圧延ステンレス鋼板

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板

JIS G 4306

  熱間圧延ステンレス鋼帯

JIS G 4307

  冷間圧延ステンレス鋼帯

JIS H 4000

  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

JIS H 4100

  アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材

JIS H 8610

  電気亜鉛めっき

JIS H 8641

  溶融亜鉛めっき

JIS K 5626

  亜鉛末さび止めペイント

JIS Z 0106

  パレット用語

JIS Z 0602

  平パレット試験方法

関連規格:JIS Z 0603  平パレット


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Z 0605-1989

物流部会  パレット専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

秋  庭  雅  夫

東京工業大学

幸  田  孝  一

社団法人日本包装技術協会

高  森  秀  夫

株式会社日通総合研究所

飛  田      勉

工業技術院標準部

藤  井      毅

農林水産省森林総合研究所

森  田  光  俊

通商産業省生活産業局

梁  瀬      仁

社団法人日本パレット協会

山  田  隆  二

運輸省貨物流通局

岩  岡  利  明

株式会社岩岡工作所

岡  田  和  夫

岡田工業株式会社

樽  谷  恵  蔵

樽谷包装産業株式会社

藤  井      満

大日本インキ化学工業株式会社

花  岡      勇

花岡産業株式会社

浜  本  哲  司

社団法人日本パレット協会

山  本  規矩也

株式会社ダイフク

大  町  秀  夫

サントリー株式会社

小  谷  泰  三

東芝物流株式会社

鈴  木  章  夫

味の素株式会社

長谷川      明

日本たばこ産業株式会社

和  田      茂

株式会社学習研究社

(事務局)

小  林  秋  穂

工業技術院標準部機械規格課

山  形  智  幸

工業技術院標準部機械規格課