>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

Z 0604-2:2008

(1)

目  次

ページ

序文

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義

1

4  欠陥及び損傷

2

4.1  パレットが使用不可となる一般的な状態

2

4.2  留意事項

3

4.3  くぎ接合部強さ

3

4.4  日常点検

3

5  修理基準

3

5.1  一般

3

5.2  仕様が明らかなパレットの修理

3

5.3  仕様が不明なパレットの修理

3

5.4  表示

5

5.5  修理パレットの最終点検

5

6  廃棄処分

5

附属書 A(参考)四方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

6

附属書 B(参考)ペリメータベースパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

7

附属書 C(参考)二方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

8

附属書 D(参考)準四方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

9

附属書 E(参考)くり抜きけたを修理するための金属板

10

附属書 F(参考)仕様が不明なパレットの修理のために必要となる処置

12

附属書 G(参考)修理パレット(例えば,特別なラック積みシステムでの使用)に対する  

基本寸法及び位置の許容差の要件

13

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

14

参考文献

16

 


 
Z 0604-2:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本パレット協会(JPA)及び財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS Z 0604 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

Z

0604-2

第 2 部:修理基準

JIS

Z

0604-3

第 3 部:部材及び組立品の品質


日本工業規格

JIS

 Z

0604-2

:2008

木製平パレット−第 2 部:修理基準

Flat wooden pallets Part 2: Repair

序文

この規格は,2003 年に第 1 版として発行された ISO 18613 を基に作成した日本工業規格であるが,我が

国の実態に合わせて,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 JA(参考)に示す。

1

適用範囲

この規格は,木製平パレット(以下,パレットという。

)の修理時に,許容する最大の損傷を定義し,使

用の最低限の修理基準について規定する。

注記 1  パレットに対して許容する最大の損傷がこの規格で定義され,附属書 A∼附属書 は,長期

に使用したパレットが使用不可になる損傷例を示す。附属書の記述例以外のパレット形式に

ついては,類似の基準を準備することが望ましい。プールパレット,レンタルパレットなど

のための修理基準は,それぞれの管理運営者及び/又は所有者によって規制され,ライセン

スの適用を受けることがある。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 18613:2003,Repair of flat wooden pallets (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 5508  くぎ

JIS A 5908  パーティクルボード

JIS Z 0106  パレット用語

注記  対応国際規格:ISO 445,Pallets for materials handling−Vocabulary(MOD)

JIS Z 0111  物流用語

JIS Z 0601  プールパレット−一貫輸送用平パレット

JIS Z 0604  木製平パレット

3

用語及び定義



Z 0604-2:2008

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0106 及び JIS Z 0111 によるほか,次による。

3.1  

板(board)

上面デッキボード,下面デッキボード又はけた板。

3.2  

デッキボード(deck board)

上面デッキ及び下面デッキを構成する板状の部材。1 枚のものもある。

3.3  

下面デッキボード(bottom deck board)

パレットの接地面を構成する部材。

3.4  

けた板(stringer board)

デッキボードとブロックとを結合する板状の部材。

3.5  

けた(stringer or bearer)

パレットの全長にデッキボードを結合して支持し,差込口を構成する部材。

3.6

パレタイズド貨物(palletized loard)

一つ若しくは幾つかの物品又は包装貨物を,発地から着地まで一貫して物流機器を使用して,機械荷役

し,安全,かつ,能率的に輸送・保管できるようにパレットを用いて一つの単位にまとめた貨物。

4

欠陥及び損傷

4.1

パレットが使用不可となる一般的な状態

パレットが使用不可となる一般的な状態は,次による。

a)  デッキボードが,欠落又は斜め方向及び横方向に折れている。

b)  ブロック,けた及びけた板が,欠落又は折れている。

c) 1 枚のデッキボードで 2 本以上のくぎ胴部が露出して見える。

d) 2 枚以上のデッキボードにおいて 1 本以上のくぎ胴部が露出して見えるデッキボードの割れ,欠けな

どの破損,若しくはデッキボード長さ及び幅に対して端部から 1/4 以上欠損している。

e)  ブロック間においては,デッキボード幅の 1/4 以上が欠損している。

f)  確実にくぎ打ちができないような,デッキボードの幅又は長さの 1/2 以上が裂けている。

g)  パレットの翼において,翼の端部から翼長さの 1/3 以上が欠損している。

h) 1 本以上のくぎ胴部が 1 か所の接合部において見えるような,ブロック,けた及びけた板が欠損して

いる。

i)

使用による著しい汚れ又は汚染されている。

注記  汚れ及び汚染物質について疑問があれば,その確認及びその後の廃棄処分に注意する。

j)  幾つかの小損傷又は緩くなった接合部をもち,全体的な見地から使用不可とすべき程度に品質が低下

している。

k)  製造基準が満たされていないパレット,及び製作時に間違って用いた材料又は部材を使用している。

l)

腐朽によって強度特性に影響のある部材がある。


3

Z 0604-2:2008

m)  けたくり抜き部材において,けたの全幅に達する割れがある。

4.2

留意事項

パレットの欠陥及び損傷状態が安全とみなされず,パレット荷役をする人及び積載貨物にとって危険で

あり,使用不可となるパレットの判断は,

附属書 A∼附属書 によることが望ましい。

注記  図 C.1 については,国内で最もはん用である形式の図に置きかえた。

4.3

くぎ接合部強さ

くぎ接合部の強さは,特にパレットの性能では重要である。くぎの配列は,JIS Z 0601 

図 又は JIS Z 

0604 の図 による。 
4.4

日常点検

パレットの点検は,

空パレット又はパレタイズド貨物にかかわらず,

パレット作業をする前に実施する。

5

修理基準

5.1

一般

容認できない欠陥又は損傷がある部材は,取り外して,新品又は再利用の部材に交換しなければならな

い。

5.1.1

パーティクルボード製ブロック

パーティクルボード製のブロックを使用する場合は,JIS A 5908 の規定に適合するものとする。また,

パーティクルボードの密度は,580 kg/m

3

以上のものを使用しなければならない。

5.1.2

下面デッキボード

下面デッキボード及びパレットの四隅の角については,必要があれば面取りを施さなければならない。

5.1.3

くぎの頭部

パレット表面での引っ掛けを避けるために,くぎの頭部は沈めなければならない。

5.2

仕様が明らかなパレットの修理

仕様が明らかなパレットの修理に用いる交換部材は,新品又は再利用の材料とし,パレットの仕様及び

規格(JIS Z 0601 及び JIS Z 0604 参照)に基づく修理要件に従わなければならない。  ただし,再利用の部

材は,新しいパレット部材仕様書のすべての要求事項に適合し,かつ,木材の欠損又は裂け目があっては

ならない。

なお,使用するくぎ及び組み立てられたパレットは,そのパレットに対する仕様書の要件に適合しなけ

ればならない。

修理要件は,新品パレット仕様書とは異なることもある。

なお,使用不可となったパレットは,修理するか又は処分するものとし,修理したパレットは,5.4 に規

定する表示要件に適合しなければならない。

5.3

仕様が不明なパレットの修理

仕様が不明なパレットの修理用の交換部材として使用する新品又は再利用の部材は,取り去った部材と

同じ寸法のものを用いなければならない(

附属書 参照)。ただし,5.3.3 で規定する条件に適合するもの

であって,新品又は再利用の材料でもよい。

注記  あまりに多くのくぎ穴は,部材強さを低下させることがある。

5.3.1

許容差

仕様が不明なパレットの基本的寸法及び位置に対する許容差は,

表 による。



Z 0604-2:2008

表 1−仕様が不明なパレットの基本的寸法及び位置に対する許容差

単位  mm

項目

許容差

長さ

±8

±8

高さ

±10

対角線の相違

±10

平面度

10 以内

パレットの上面及び下面の平面度の最大偏差は,最大 6

以内とする。

ブロックのねじれ

オーバーハングなし

上面デッキボードの各デッキボード間の間隔

最大 65

パレット端部からのエッジボードの位置 0

−5

中心線からの中間デッキボードの位置

±2.5

中心線からのけた板の位置

±2.5

中心線からのけたの位置

±5

突合せ接合部でのデッキボード間のすき(隙)間

最大 5

くぎの沈み

−1 
−5

注記  その他の精度要件を指定してもよい。附属書 は高い精度の一例を示す。

5.3.2

組立て

組立ては,次による。

a)  組立てに使用するくぎは,JIS A 5508 で規定した特徴をもち,5.3.2 b)及び 5.3.2 c)に適合しているもの

を用いなければならない。

b)  板とブロック又はけたとを接合するツイストくぎ,バーブくぎ,スクリューくぎ又はリングくぎ(く

ぎの長さは,組立品の高さに依存する。

)によるブロック又はけたに対する打込み深さは,35 mm 以

上なければならない。

c)  デッキボードとけた板とを接合するツイストくぎ,バーブくぎ,スクリューくぎ又はリングくぎ(く

ぎの長さは,けた板及びデッキボードを組み合わせた板厚に依存する。

)による組み立て時において,

くぎは,けた板の裏側に突き出してはならない。クリンチなど,くぎを折り曲げる場合は,くぎの折

り曲げ長さはおおむね 10 mm とする。

d)  接合部ごとの正しい配置及びくぎの数は,パレットの元のパターンに合致するようにし,デッキボー

ドの側部又は端部からの距離が 15 mm 以下になってはならない。

e)  準四方差しパレットのけたくり抜き部での水平又は対角線の裂け目若しくは割れは,附属書 に基づ

く金属板を使用して修理する。

5.3.3

部材

修理用に用いる部材に対する許容差は,

表 による。


5

Z 0604-2:2008

表 2−再利用の部材に対する許容差

単位  mm

部材

最大許容差

けた板及びデッキボードの厚さ

±2

デッキボードの幅

±10

けた板及びデッキボードの長さ

+ 5 
−10

ブロック又はけたの高さ

±2

ブロック又はけたの長さ及び幅

±5

5.4

表示

修理パレットの表示は,適切な機関によって定めるものとする。例えば,プールマーク,修理識別くぎ

などによって識別することが望ましい。

注記  プールマークとは,プールパレット,レンタルパレットなどの管理運営者及び/又は所有者に

よって定められたマークで,修理識別くぎとは,くぎの頭部に修理用くぎの刻印などが施され

たものをいう。

5.5

修理パレットの最終点検

修理パレットは,意図する使用の物理的条件に適合する必要があるため,修理完了後にパレットの全体

的な大きさの精度及び開口部の最小寸法が適合していること,すべての接合部が適切な数のくぎによって

固定されていることを点検しなければならない。

6

廃棄処分

この規格に合致するように修理できないパレットの廃棄処分は,次による。

a)  表示を取り去った後に,限定使用パレットとして使用してもよい。

b)  良い状態の部材は,交換部材として使用することができる。

c)  廃棄処分には,チップ化,たい(堆)肥化及び焼却を含む。



Z 0604-2:2008

附属書 A

参考)

四方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

A.1  四方差しブロックパレットが使用不可となる場合の基準(図 A.1 参照) 
a)  上面デッキボード及び下面デッキボード又はけた板の欠落及び折れた状態。

b)  上面エッジボード又は下面エッジボードにおいて 1 枚のボードに 2 本以上のくぎ胴部が見えるか,又

は 2 枚以上のデッキボード及びけた板に 1 本以上のくぎ胴部が見える欠損,損傷又は裂け目。

c) 1 本以上のくぎ胴部が見えるブロックの欠損,損傷又は裂け目。

  ここに, 
      1  A.1 a)相当 
      2  A.1 b)相当

      3  A.1 c)相当

図 A.1−片面使用形四方差しパレットが使用不可となる場合の基準

A.2  四方差しパレットが使用不可となる場合のその他の欠陥及び損傷 
a)  必要な表示がないか又は読みにくい場合。

b)  不適切な部材の使用(ボード又はブロックの部材寸法において,長さ・幅及び板厚が少なすぎる状態)。

c)  全体的な状態は非常に程度が低く,荷重−支持力が保証できず(ボードの腐朽,又はボード若しくは

ブロックの複数の裂け目)

,商品が汚れる危険がある場合。


7

Z 0604-2:2008

附属書 B

参考)

ペリメータベースパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

B.1  四方差しペリメータベースパレットが使用不可となる場合の基準(図 B.1 参照) 
a)  ボードの欠損

b)  ボードの完全な破損

c)  ボード幅の 1/4 以上のボードの木材の欠損

d)  ボードの幅の 1/4 以上又はくぎが見えるような,2 ブロック間のボードの木材の欠損

e)  ボードの幅又は長さの 1/2 以上のボードの裂け目

f)  ブロックの欠損

g)  ブロックの幅又は高さの 1/2 以上にわたるブロックの木材の欠損又は裂け目

h)  ブロックの 30°以上の回転

i)  くぎの頭又はくぎの先端のボードへの突出

  ここに, 
      1  B.1 a)相当        4  B.1 d)相当        7  B.1 g)相当 
      2  B.1 b)相当        5  B.1 e)相当        8  B.1 h)相当

      3  B.1 c)相当        6  B.1 f)相当        9  B.1 i)相当

図 B.1−四方差しペリメータベースパレットが使用不可となる基準

B.2  四方差しペリメータベースパレットが使用不可となる場合のその他の欠陥及び損傷 
a)  不適切な部材の使用(ボード又はブロックの部材寸法において,長さ・幅及び板厚が少なすぎる状態)。

b)  全体的な状態は非常に程度が低く,荷重−支持力が保証できず(ボードの腐朽,又はボード若しくは

ブロックの複数の裂け目)

,商品が汚れる危険がある場合。



Z 0604-2:2008

附属書 C 

参考)

二方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

C.1  二方差しパレットが使用不可となる場合の基準(図 C.1 参照) 
a)  上面デッキボード又は下面デッキボードの欠損又は破損。

b)  1 枚のデッキボードで 2 本以上のくぎ胴部が露出して見える場合,又は 2 枚以上のデッキボードにお

いて 1 本以上のくぎ胴部が露出して見えるデッキボードの割れ及び欠けなどの破損,若しくはデッキ

ボード幅の 1/4 以上,長さの 1/4 以上にわたる木材の欠損。

c)  上面及び下面のデッキボードにおいて,ボード幅の 1/2 以上のボードの裂け目。

d)  1 本以上のくぎ胴部が見える程度のけたの欠損,破損又は裂け目。

e)  けた高さの 1/2 以上のけたの欠損又は裂け目。

ここに, 
      1  C.1 a)相当        3  C.1 c)相当        5  C.1 e)相当

      2  C.1 b)相当        4  C.1 d)相当

図 C.1−二方差しパレットが使用不可となる場合の基準

C.2  二方差しパレットが使用不可となる場合のその他の欠陥及び損傷 
a)  けたの全幅にまたがる裂け目。

b)  くぎの頭又はくぎ先端のボードへの突出。

c)  必要な表示がないか,又は読みにくい場合。

d)  不適切な部材の使用(ボード又はブロックの部材寸法において,長さ・幅及び板厚が少なすぎる状態)。

e)  全体的な状態は非常に程度が低く,荷重−支持力は保証できず(ボードの腐朽,又はボード若しくは

けたの複数の裂け目)

,商品が汚れる危険がある場合。


9

Z 0604-2:2008

附属書 D 

参考)

準四方差しパレットが使用不可となる欠陥及び損傷

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

D.1  準四方差しパレットが使用不可となる場合の基準(図 D.1 参照) 
a)  ボードの欠落又は破損。

b) 1 枚のボードで 2 本以上のくぎ胴部が見えるか,又は 2 枚以上のボードで 1 本以上のくぎ胴部が見え

る程度のエッジボードの欠損。又はボード幅の 1/4 以上のボードに,1/4 以上の長さにわたる木材の欠

損。

c)  ボードの幅又は長さの 1/2 以上にわたるボードの裂け目。

d) 1 本以上のくぎ胴部が見える程度のけたの欠損,破損又は裂け目。

e)  けたの幅又は高さの 1/2 以上にわたる欠損又は裂け目。

f)  切欠き内部の端部に全幅にわたる割れのあるくり抜きけた。

g)  くぎの頭又はくぎの先端のボード又はけたへの突出。

  ここに, 
      1  D.1 a)相当      4  D.1 d)相当      7  D.1 g)相当

      2  D.1 b)相当      5  D.1 e)相当 
      3  D.1 c)相当      6  D.1 f)相当

図 D.1−準四方差しパレットが使用不可となる場合の基準

D.2  準四方差しけたパレットが使用不可となる場合のその他の欠陥及び損傷 
a)  必要な表示がないか,又は読みにくい場合。

b)  不適切な部材の使用(ボード又はブロックの部材寸法において,長さ・幅及び板厚が少なすぎる状態)。

c)  全体的な状態は非常に程度が低く,荷重−支持力は保証できず(ボードの腐朽,又はけた若しくはボ

ードの複数の割れ)

,商品が汚れる危険がある場合。


10 
Z 0604-2:2008

附属書 E

参考)

くり抜きけたを修理するための金属板

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

E.1  概要 
E.1.1  金属板の仕様

金属板を用いての修理は,大きさ,素材へのコーティング,歯及び取付けのために,次の基準に正確に

従うことが望ましい(

図 E.1  参照)。

E.1.2  大きさ

金属板の長さ及び幅の最小寸法は 70 mm とし,金属板の面積は 7 100 mm

2

以上であることが望ましい。

E.1.3  材料

材料は最小 0.90 mm の厚さで,コーティングしていないもので,商用等級の薄鋼板のものを用いる。

E.1.4  コーティング

コーティングは,ホットディップの亜鉛めっきが望ましい。

E.1.5  歯

歯の数は金属板の面積 645 mm

2

当たり少なくとも 4 個あることが望ましく,歯の長さは,金属板の厚さ

を除き最小 8.3 mm が望ましい。

 E.1−金属板

E.2  金属板取付け 
E.2.1  概要

どのような種類でも垂直の裂け目に対する修理及びけたくり抜き部上部の損傷(大きい節における裂け

目)の修理は,してはならない(

図 E.2  参照)。

E.2.2  パレットへの金属板の取付け

この目的のために設計・製造された機械を用いて,機械力,油圧又は空気圧によって金属板を取り付け


11

Z 0604-2:2008

る。

E.2.3  取り付ける金属板の最小数

最低 2 枚の金属板を修理ごとに使用する。木材表面と同一平面上にあるよう,各けたの両側に金属板を

取り付ける。金属板がけたの側部又は端部からオーバーハングしないように,かつ,金属板の縁がけたの

側部又はけたの端部にほぼ平行となるように取り付けることが望ましい。

  各金属板のすべての歯を木材に

圧入する。200 mm より長い裂け目は,4 枚の金属板で修理する。

 

図 E.2−金属板の取付け


12 
Z 0604-2:2008

附属書 F

参考)

仕様が不明なパレットの修理のために必要となる処置

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

F.1

処置

仕様が不明なパレットの修理のために必要な処置は,

表 F.1 による。

表 F.1−仕様が不明なパレットの修理のために必要な処置

対象

欠陥のタイプ

処置

全般

不適切な部材

部材交換

全般

全体的に程度が低い状態

修理不可

ボード

ボードの欠損

部材取替え

ボード

ボードの斜め又は横方向の破損

部材取替え

ボード

ボード端部の木材の欠損

−  エッジボード 
−  その他のボード

 
部材取替え 
部材をそのまま使用

ボード

木材の欠損

−  ボード幅の 1/4 以上 
−  ボード幅の 1/4 以下

 
部材の取替え 
もし必要なら再度くぎ打ち

ブ ロ ッ ク 及 び
けた

ブロック又はけたの欠損

取替え

ブ ロ ッ ク 及 び
けた

−  木材の欠損,又はブロックの高さの 1/2 以上

にわたる裂け目

−  けたの幅方向の裂け目

ブロックの交換 
 
交換又はけたの両側に適切な金属板の取

付け

ブ ロ ッ ク 及 び

けた

ブロックの回転

− 30°以上 
− 30°以下

 
方向を合わせ,再度くぎ打ち 
再度くぎ打ち

くぎ

くぎの頭又はくぎの先端の突出

くぎの脱落

折り曲げ

くぎ打ち


13

Z 0604-2:2008

附属書 G 

参考)

修理パレット(例えば,特別なラック積みシステムでの使用)に対する

基本寸法及び位置の許容差の要件

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を記載するもので,規定の一部ではない。

G.1  許容差

基本寸法及び位置の許容差を,

表 G.1 に示す。

表 G.1−基本寸法及び位置からの最大許容差

単位  mm

基本寸法及び位置

許容差

長さ

±3

±3

高さ

+7 
−5

対角線の長さの差

±10

平面度

a)

 7

以下

ブロックのねじれ

オーバーハングなし

上面デッキボードの各デッキボードの間隔

最大 50

パレット端部からのエッジボードの位置

    0 
−3

中心線からの中間デッキボードの位置

±2.5

中心線からのけた板の位置

±1.5

中心線からのけたの位置

±1.5

突合せ接合部でのデッキボード間のすき(隙)間

間隔なし

くぎの沈み

−1 
−5

表示

水平で偏りがあってはならない。

±5

面取り

垂直面の高さは 16 以下

a)

パレットの上面及び下面の平面度の最大偏差は,パレットの角から角への直線に対して 6 以

下であることが望ましい。


14

Z 060

4-2

20

08

14

Z 060

4-2

20

08

附属書 JA

参考)

JIS と対応する国際規格との対比表

JIS Z 0604-2 : 2008  木製平パレット−第 2 部:修理基準

ISO 18613:2003,Repair of flat wooden pallets

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及
び名称

内容

(Ⅱ) 
国 際 規 格 番

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との
技 術 的 差 異 の 理 由 及 び

今後の対策

1 適用範囲

一致

2 引用規格

3 用 語 及 び
定義

追加 3.6

パレタイズド貨物

技術的差異はない。

4 欠 陥 及 び
損傷

4  欠陥及び損傷 
4.1   パレット が使
用 不 可 と な る 一 般
的な状態 
4.2  留意事項 
4.3  くぎ接合 部強
度 
4.4  日常点検

4 欠陥及び
損傷基準

4  欠陥及び損傷基準 
4.1  最優先の判断基準   
4.2  くぎ接合部強度 
4.3  点検 
4.4  パレットが使用不可
となる一般的な状態 

変更 

適正な用語,順位に置き換え

た。 

技術的差異はない。 

4.1   パレット が使
用 不 可 と な る 一 般
的な状態

4.4  パレットが使用不可
となる一般的な状態 

変更 

4.1 c) d)及び e)に理解しやすく
分割した。 

4.2  留意事項 4.1  最優先の判断基準

変更 4.2 附属書の図 C.1 の入れ替え

を注記とした。

4.3  くぎ接合 部強

4 欠陥及び
損傷基準

4.2  くぎ接合部強度 

追加 4.3 くぎの配列について,追加

した。

技術的差異はない。


15

Z 060

4-2

20

08

15

Z 060

4-2

20

08

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及
び名称

内容

(Ⅱ) 
国 際 規 格 番

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との
技 術 的 差 異 の 理 由 及 び
今後の対策

5 修理基準 5.1.1

パ ー テ ィ ク

ル ボ ー ド 製 ブ ロ ッ
ク 
5.2   仕様が明 らか
なパレットの修理

5 修理基準

5.1.1  パーティクルボー
ド製ブロック 
5.2  仕様が明らかなパレ
ットの修理

変更 EN

1087-1 の削除と対応 JIS 

挿入 
注記を本文に移行した。

技術的差異はない。

6 廃棄処分

6  再 利 用
及 び 廃 棄
処分 

変更

箇条名の変更

技術的差異はない。 

附属書 C

附属書 C 

変更

附属書 C の図を変更。

国 内 で 最 も は ん 用 な 形
式の図(T11)に変更。 
ISO 改定時に提案する。

附属書 G

表 G.1−基本寸法及
び 位 置 か ら の 最 大

許容差 
面取り:垂直面の高
さ 16 以下

面取り:垂直面の高さ 15

変更

 
 

ISO 6780:2003 4.4 b)に従
い変更。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 18613:2003,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。 


16 
Z 0604-2:2008

参考文献

[1]  ISO 6780,Flat pallets for intercontinental materials handling−Principal dimensions and tolerances

[2]  ISO 15629,Pallets for matelials handling−Quality of fasteners for assembly of new and repair of used, flat,

wooden pallets

[3]  ISO 18333,Pallets for materials handling−Quality of new wooden components for flat pallets

[4]  ISO 18334,Pallets for materials handling−Quality of assembly of new, wooden, flat pallets

[5]  EN 1087-1,Particleboards−Determination of moisture resistance−Boil test

[6]  EN 10230-1,Steel wire nails−Loose nails for general applications

[7]  prEN 12246,Quality classification of timber used in pallets and packaging.

[8]  pr EN 13698-1,Pallet product specification−Part 1: Construction specification for 800 mm×1 200 mm

wooden