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Z 0109

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲 

1

2

  分類  

1

3

  用語及び定義  

1

3.1

  一般  

1

3.2

  材料  

2

3.3

  加工  

3

3.4

  性能  

4

3.5

  試験装置  

6

3.6

  現象  

7


Z 0109

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本粘着テープ工

業会(JATMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 0109:1992 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

0109

:2015

粘着テープ・粘着シート用語

Glossary of terms used in pressure sensitive adhesive tapes and sheets

序文 

この規格は,1981 年に制定され,その後 2 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1992 年に

行われたが,その後の我が国の使用実態及び品質向上に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,粘着テープ及び粘着シートに関する用語及びその定義を規定する。

分類 

この規格で定義する粘着テープ及び粘着シートの用語を,次のとおり分類する。

a)

一般

b)

材料

c)

加工

d)

性能

e)

試験装置

f)

現象

用語及び定義 

用語及び定義は,次による。

なお,用語には番号を付け,参考のために対応英語を示している。

用語の定義をできるだけ平易に示すことを目的としたため,粘着テープ単独,又は粘着テープ及び粘着

シートの両方に適用される事象については,定義の中で単に“粘着テープ”と表記している。また,対応

英語で“pressure sensitive adhesive”を“PSA”と表記している。

3.1 

一般 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1001 

粘着 

高粘度液体に一般的に見られる現象で,態の変化を起こさず短

時間僅かな圧力を加えるだけで接着する現象。

pressure sensitive

adhesion

1002 

接着 

同種又は異種のものが一体化すること又はその状態。 adhesion

1003 

被着体 

粘着テープが接着されるもの。 adherend


2

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1004 

粘着テープ 

基材の片面又は両面に粘着剤層を設け,ロール状に巻いたもの
の総称(

図 参照)。

注記  ガムテープは,基材に水溶性接着剤を塗布し,乾燥して

テープ状に巻いたものである。水で湿らせて使用するも
のであって,粘着テープではない(JIS Z 0218 及び JIS Z 

1511

参照)

pressure sensitive

adhesive tape,

PSA tape

1005 

両面粘着テープ 

基材の両面に粘着剤層を設けた粘着テープ(

図 参照)。両面テ

ープともいう。

PSA double coated tape,

double coated tape,

double faced tape,

double sided tape

1006 

基材なし両面テ

ープ 

基材がなく粘着剤だけの粘着テープ。基材レス両面テープ,転

写テープともいう。

transfer tape,

adhesive transfer tape

1007 

粘着シート 

基材の片面又は両面に粘着剤層を設けた板状のもので,かつ,
剝離ライナーが貼り合わされたものの総称。

PSA sheet

1008 

粘着ラベル 

装飾,表示又は封かんを目的として,粘着シートに印刷し,任

意の形状に打ち抜いたもの。

PSA label

1009 

粘着面 

粘着テープの粘着性のある面(

図 参照)。 adhesive

face

1010 

第 粘着面 

両面粘着テープを剝離ライナーとともに巻き戻したとき,剝離

ライナーに接していない面。 
剝離ライナーが 2 枚ある場合には,外側の剝離ライナーに接し
ていない面(

図 参照)。

1st adhesive face

1011 

第 粘着面 

両面粘着テープの第 1 粘着面とは反対側の粘着面(

図 参照)。  2nd adhesive face

1012 

自背面 

片面粘着テープの粘着剤を塗工していない面。背面ともいう(

1

参照)

backside

1013 

側面 

粘着テープの両脇の面(

図 参照)。 side

face

roll side

3.2 

材料 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2001 

基材 

粘着テープの粘着剤を保持する役割をもたせる目的で使用する

材料。支持体ともいう。

backing,

base material,

face stock

2002 

剝離剤 

粘着テープの剝離を容易にするための材料。離型剤ともいう。 release

agent,

release coating agent

2003 

下塗剤 

基材と粘着剤との接着を良くするための材料。アンカーコート
剤,プライマーともいう。

anchor coating agent,

primer

2004 

粘着剤 

接着剤の一種で,室温において粘着性をもつ材料。 pressure

sensitive

adhesive,

PSA

2005 

溶剤系粘着剤 

溶剤に溶解された粘着剤。 solvent

solvent type adhesive

2006 

水系粘着剤 

エマルション粘着剤。水に分散又は溶解された粘着剤。

water borne PSA,

water borne adhesive

2007 

ホットメルト型

粘着剤 

熱によって溶融して塗工可能となる粘着剤。

hot melt PSA

2008 

無溶剤型粘着剤 

溶剤を用いず塗布される粘着剤。

solvent free PSA,

non-solvent PSA,

solventless PSA


3

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2009 

背面処理剤 

片面粘着テープの背面側に塗工される材料。剝離性を調整する
のに用いられる。

backside coating agent

2010 

カレンダー型粘

着剤 

熱と圧力とによって塗工可能となる粘着剤。 calendared

PSA

2011 

ゴム系粘着剤 

天然ゴム及び/又は合成ゴムを主体とした粘着剤。 rubber

PSA

2012 

アクリル系粘着

 

アクリルポリマーを主体とした粘着剤。 acrylic PSA

2013 

シリコーン系粘

着剤 

シリコーンポリマーを主体とした粘着剤。 silicone

PSA

2014 

架橋剤 

架橋させるための材料[3007(架橋)参照]

。 crosslinking

agent

2015 

エラストマー 

粘着剤の主要成分で,常温でゴム弾性をもつ高分子材料。 elastomer

2016 

粘着付与剤 

粘着剤の粘着性を調整するために配合する材料。タッキファイ

ヤーともいう。

tackifier

2017 

軟化剤 

粘着剤の軟らかさを調整するために配合する材料。軟和剤とも

いう。

softener

2018 

充塡剤 

粘着剤の硬さの向上,増量及び/又は着色を主な目的に配合す

る材料。

filler

2019 

老化防止剤 

粘着剤が光,熱,酸化などによって劣化するのを防止するため

に添加される材料。

antioxidant

2020 

剝離ライナー 

粘着面の粘着性を維持及び保護し,容易に剝離可能な材料。 release

liner

2021 

口取り紙 

粘着テープの端末を明示し,かつ,剝がしやすくするため,端

末に貼られる紙又はプラスチックフィルム(

図 参照)。

lead tape,

tab

2022 

巻心(芯) 

紙,プラスチックなどでできた粘着テープが巻き取られる円筒
状のもの(

図 参照)。コアともいう。

core

3.3 

加工 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3001 

塗工 

基材又は剝離ライナーに,コーティング材料を塗布すること。

またその工程。

coating

3002 

継ぎ(つぎ) 

面状のものを接続すること。つなぎ(繋ぎ)ともいう。継ぎの
方式としては,a)  突き合わせ方式と b)  重ね合わせ方式とがあ

る(

図 参照)。

splicing

3003 

継ぎ目 

粘着テープの一巻中で接続されている箇所。 joint

3004 

切れ目 

粘着テープの一巻中で切れている箇所。 cut

line

3005 

直接塗工 

基材に直接粘着剤を塗工する一般的な塗工方法。ダイレクト塗
工ともいう。

direct coating

3006 

転写塗工 

剝離ライナーに塗工した粘着剤を加熱乾燥後,基材に貼り合わ
せて粘着剤を転写する塗工方法。

transfer coating

3007 

架橋 

粘着剤の性能向上及び/又は性質変更のために,鎖状の高分子

間を化学結合でつなぐ(橋かけ構造を与える)こと。

crosslinking,

cross link

3008 

加硫 

架橋の一種。ゴム系粘着剤に橋かけ構造を与えること。主に硫

黄を使う。

vulcanization

3009 

ログロール 

粘着テープを原反幅で所定の長さに巻き取ったもの。 log

roll

3010 

ジャンボロール 

粘着テープを原反幅で一旦大巻きの状態で巻き取ったもの。巻

替工程又はスリット工程を経て最終製品となる。

jumbo roll

3011 

ログカット 

ログロールを回転させながら,所定の幅に切断すること。 lathe

slitting,

lathe cut

3012 

スリッターカッ

 

粘着テープを巻き戻しながら,所定の幅に切断すること。

rewind cut slitting,

rewind slitting


4

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3013 

表面巻取り 

粘着テープを,巻き取られる製品に接するロールを駆動して巻
き取る方式(

図 参照)。

surface winding

3014 

センター巻取り 

粘着テープを,巻取り軸を直接駆動して巻き取る方式。軸巻取

りともいう(

図 参照)。

center winding

3015 

逆巻き 

粘着テープの粘着面を外側にして巻き取る方式。 reverse

winding

3016 

エージング 

粘着剤を塗工後,巻き取った粘着テープを粘着剤の特性などを

安定させるため一定時間,調温及び/又は調湿した環境に放置

すること。熟成ともいう。

aging,

maturation

3017 

切断 

粘着テープのログロール又はジャンボロールを所定の幅に切る

こと。裁断,スリットともいう。

cutting,

slicing,

lathe slitting,

slitting

3018 

断裁 

粘着テープを所定の長さに切ること。 sheet

cutting

3019 

打抜き 

粘着シートを種々の形状に打ち抜くこと。ダイカットともいう。

 die

cutting

3020 

フルカット 

粘着シートを打ち抜く際,剝離ライナーごと打ち抜くこと。全

抜きともいう。

full die cutting

3021 

ハーフカット 

粘着シートを打ち抜く際,剝離ライナーを残して打ち抜くこと。

半抜きともいう。

kiss cutting,

half die cutting

3022 

カス上げ 

粘着テープをハーフカット加工した後,不要部分を取り除くこ

と。

weeding

3023 

背割り 

打抜き加工した粘着製品を剝離ライナーから剝がしやすいよう

に,剝離ライナーに切れ目を入れること。

back split

3024 

ラベラー 

粘着ラベルを貼り付ける装置。 labeler

3025 

ディスペンサー 

粘着テープを取り付け,使用時に巻き戻して切断する器具。 dispenser

3026 

テープカッター 

粘着テープに取り付け,切断するために使う簡便な器具(

図 7

参照)

tape cutter

3027 

テープシーラ 

粘着テープを用いて,缶,箱,段ボール箱,袋などの封をする

機器。

tape sealer

3.4 

性能 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4001 

粘着力 

粘着テープを被着体に貼り付け圧着後,引き剝がすのに要する

力。引剝し粘着強さ,引剝し粘着力ともいう(JIS Z 0237 参照)

peel adhesion,

peel strength

4002 

自背面粘着力 

粘着テープの自背面に対する粘着力(JIS Z 0237 参照)

adhesion to backing

4003 

せん(剪)断接

着強さ 

粘着テープを試験板に貼り付け,圧着後,長さ方向に引っ張り,

破壊に要する力。両面テープの場合は 2 枚の試験板の間に挟み,
圧着後粘着面に並行に引っ張り,破壊に要する力。せん(剪)

断接着力ともいう。

shear adhesion

4004 

自背面せん(剪)

断接着強さ 

粘着テープを背面に重ね合わせ,圧着後,長さ方向に引っ張り,

破壊に要する力。自背面せん(剪)断粘着力,重ね合わせ粘着

力ともいう。

lap joint adhesion

4005 

保持力 

粘着テープを被着体に貼り,長さ方向に静荷重をかけたとき粘
着剤がずれに耐える特性。一般に一定時間にずれる距離,又は

被着体から落下する時間で表す(JIS Z 0237 参照)

holding power,

static shear adhesion

4006 

凝集力 

粘着テープの粘着剤層が内部破壊に耐える力。 cohesion,

cohesive strength

4007 

タック 

軽い力で短時間に被着体に接着する特性(JIS Z 0237 参照)

。 tack,

quick stick


5

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4008 

巻戻し強さ 

粘着テープを規定条件でロールから引き出すのに要する力。巻
戻し力ともいう(JIS Z 0237 参照)

unwinding force

4009 

剝離強さ 

剝離ライナーを粘着テープから引き剝がすのに要する力。粘着
テープを剝離ライナーから引き剝がす場合もある。剝離力とも

いう。

release force

4010 

剝離性 

剝離ライナーを,破れ,のり剝がれなどを発生することなく,
粘着テープから剝がすことができる性質(JIS Z 1528JIS Z 1529
及び JIS Z 1538 参照)

release property

4011 

再剝離性 

被着体に貼り付けた粘着テープを剝がすとき,基材を破壊せず,

粘着剤を被着体面に残さないで剝がすことができる性質。

removability

4012 

破断強さ 

粘着テープを規定条件で引っ張り,破断したときに要する力。

引張強さともいう(JIS Z 0237 参照)

tensile strength at break,

tensile strength

4013 

破断伸び 

粘着テープを規定条件で引っ張り,破断したときの変形量。伸

びともいう(JIS Z 0237 参照)

elongation at break,

elongation

4014 

引裂強さ 

粘着テープを引き裂くのに要する力(JIS Z 0237 参照)

。 tearing

strength,

tear resistance

4015 

保存安定性 

粘着テープが使用を開始するまでの間,当初の性能を維持でき
る性質。保存性ともいう(JIS Z 0237 

附属書 JB 参照)。

storage stability

4016 

耐熱性 

粘着テープが所定の高温下でも使用に耐える性能。 heat

resistance

4017 

耐候性 

粘着テープが光,熱,雨などの環境下にさらされたときに劣化
しにくい性質。屋外暴露,促進試験機などによる評価法がある。

weathering resistance,

weatherability

4018 

耐光性 

粘着テープが日光などの光にさらされたときに劣化しにくい性
質。

light resistance,

light resistant,

light stability,

light fastness

4019 

再帰反射性 

粘着テープの基材に光が当たったとき,照射方向へ光を反射す
る性質(JIS Z 9117 参照)

retroreflective ability

4020 

耐電圧 

一定時間加電しても,粘着テープが破壊されない電圧(JIS C 

2110-1

参照)

withstand voltage

4021 

絶縁破壊電圧 

厚さ方向に加電したとき,粘着テープが破壊される最小の電圧

JIS C 2110-1 参照)

dielectric breakdown

voltage

4022 

絶縁破壊の強さ 

絶縁破壊電圧を粘着テープの厚さで除した値(JIS C 2110-1 

照)

dielectric breakdown

strength

4023 

体積抵抗率 

粘着テープの 1 cm

3

当たりの電気抵抗(JIS K 6911 参照)

。 volume

resistivity

4024 

表面抵抗率 

粘着テープの単位面積当たりの電気抵抗(JIS K 6911 参照)

。 sheet

resistance,

sheet resistivity

4025 

誘電特性 

単位面積当たりの粘着テープに蓄積される静電エネルギーの大

きさの程度を表す性質。誘電率,誘電正接などがある。

dielectric property

4026 

耐アーク性 

粘着テープがアーク放電による劣化に耐える性質。 arc

resistance

4027 

耐トラッキング

 

粘着テープの表面に沿う高電界の中で,その表面付近の気体が

放電を起こすことによって表面に導電路を生じることに耐える
性質。

tracking resistance

4028 

電食性 

粘着テープが導電体などを電解腐食させる性質。 electrolytic

corrosion

4029 

透湿度 

粘着テープを水蒸気が通過する度合い(JIS Z 0237 及び JIS Z 

1524

参照)

water vapor permeability,

water vapor permission

rate

4030 

透水度 

粘着テープを水が通過する度合い(JIS Z 1524 参照)

water penetration rate,

water permeability


6

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4031 

ぬれ指数 

粘着テープの基材及び/又は被着体の表面が液体によってぬれ
る性質の程度を表す指数。

wetting index

4032 pH

の変化 

粘着テープなどの試験片を蒸留水又はイオン交換水の沸騰水で

抽出したものの pH と,試験片を入れずに蒸留水又はイオン交換

水を沸騰させたものの pH との差(JIS Z 1901 参照)

change of pH

4033 

打抜き加工性 

粘着テープを所定の形状に打ち抜いたときの評価基準。粘着剤

が刃に付着する,打ち抜いたもの同士がくっつくなどの現象が
ある。ダイカット性ともいう。

die-cutting property

4034 

自着性 

天然ゴムに見られるように,同じもの同士が一体となる性質。

粘着テープの場合,粘着面同士を貼り合わせたときに強く接着

する性質。

autohesion capability

4035 

重ね貼り性 

粘着テープを自背面に重ねて貼ったときに接着して剝がれにく

い性質。

over-taping property,

ability to lap joint

4036 

残留接着率 

剝離剤の移行を確認するための指標。通常,粘着テープを剝離
剤塗工面などに貼って剝がしたあとの粘着力を,初期の粘着力

で除した比率で表示する。

retention of peeling

strength to adhesive

tape

4037 

手切れ性 

カッターなどの器具を使わずに粘着テープを容易に指で切るこ

とのできる性質。

hand tearability,

tear tape ability

4038 

追従性 a)  粘着テープを段差,凹凸,又は曲面に貼ったとき,浮き又

は隙間を生じることなくきれいに貼ることができる性質。
段差追従性ともいう。

b)

被着体の伸縮に合わせて,粘着テープが伸び縮みする性質。

conformability,

ability to fit

3.5 

試験装置 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5001 

試験片 

各種試験に適した寸法に加工した粘着テープ。 test

piec

test sample,

test specimen

5002 

試験板 

各種試験の被着体として使われる板(JIS Z 0237 参照)

。 test

panel,

panel,

test plate,

plate

5003 BA

 

光輝焼鈍処理された鏡面に近い表面をもつステンレス板(JIS G 

4305

参照)

bright anneal SUS panel,

BA SUS panel,

BA panel,

bright anneal SUS plate,

BA SUS plate,

BA plate

5004 

研磨板 

#360

耐水研磨紙で研磨したステンレス板。

grinded test panel

5005 

圧着装置 

試験片を試験板に一定の力で圧着するのに用いられる装置。 tape

applicator,

application device

5006 

保持力試験装置 

保持力の測定に用いられる試験装置。支柱,試験板,及びおも
りからなる(JIS Z 0237 参照)

holding power tester

5007 

タック試験装置 

タックの測定のために用いられる装置。試験の方法としては,
ボールタック法(JIS Z 0237 参照)

,プローブタック法,ループ

タック法などがある。

tack tester

5008 

引張試験機 

粘着力,破断強さ,破断伸び,巻戻し強さなどの測定に用いら

れる試験機(JIS Z 0237 参照)

tensile tester

5009 

引裂試験機 

引裂強さの測定に用いられる試験機。引裂強さ試験機ともいう

JIS P 8116 参照)

tearing tester


7

Z 0109

:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5010 

再帰反射性試験

装置 

光を粘着テープの基材に照射したとき,光源方向に光が反射す
る再帰反射性能を評価するために用いられる試験装置(JIS Z 

9117

参照)

retroreflective intensity

tester

5011 

促進耐候性試験

 

光,熱,雨などの自然環境にさらしたときの劣化を人工的に促

進するために用いられる試験機(JIS Z 0237 

附属書 JA 参照)。

weather meter

5012 

耐光性試験機 

日光などの光にさらしたときの劣化を人工的に促進するために

用いられる試験機(JIS Z 0237 

附属書 JA 参照)。

fade meter,

light fast testing machine

5013 

電気絶縁耐力試

験装置 

耐電圧,絶縁破壊電圧,絶縁破壊の強さなどの測定に用いられ
る試験装置(JIS C 2107 参照)

electrical withstand

voltage tester

5014 

電気絶縁抵抗試

験装置 

体積固有抵抗,表面固有抵抗などの測定に用いられる試験装置
JIS Z 1901 参照)

electrical insulating

resistance tester

5015 

誘電特性試験装

 

誘電率,誘電正接などの測定に用いられる試験装置(JIS K 6911

参照)

dielectric property tester

5016 

耐アーク性試験

装置 

耐アーク性の測定に用いられる試験装置(JIS K 6911 参照)

arc resistance tester

5017 

耐トラッキング

性試験装置 

耐トラッキング性の測定に用いられる試験装置。

tracking resistance tester

5018 

電食試験装置 

電食性の測定に用いられる試験装置(JIS C 2107 参照)

。 electrolytic

corrosion

tester

5019 

燃焼性試験装置 

燃焼に対する耐性を評価するために用いられる試験装置(JIS C 

2107

参照)

flammability tester

3.6 

現象 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6001 

移行 

二つの面が接しているとき,ある成分が一方の側から他方の側

に拡散・浸透・ブリード・転移すること。粘着テープの構成層

間又は被着体との間で起こる現象。

migration,

bleed,

transfer

6002 

剝離剤の移行 

粘着テープをロールから巻き戻す又は剝離ライナーから剝がす
ときに,剝離剤が粘着面側に転移する現象。この結果,粘着性

の低下を引き起こす場合がある。

release coat transfer

6003 

気泡 

粘着テープに空気が包含されたもの。 air

bubble

6004 

発泡 

粘着テープで,粘着剤又は剝離ライナーに含まれる溶剤,水分,

空気などが加熱によって膨張して泡となる現象。

blister

6005 

ピンホール 

粘着テープに存在する貫通した微細な孔。 pin

hole

6006 

フィッシュアイ 

基材又は粘着剤中に不溶解物が混在し,魚の目のように見える

現象。

fish eye

6007 

のりはみ出し 

粘着テープの粘着剤が,切断した側面からはみ出す現象。 oozing

6008 

ギヤ状変形 

粘着テープの巻き層が円形でなく,歯車状に変形した状態(

図 8

参照)

gearing,

fluting

6009 

テレスコープ 

粘着テープの巻き層が一層ずつずれて椀(わん)状に変形した

状態(

図 参照)。

telescoping,

dishing

6010 

巻き巣 

粘着テープの巻かれている層の間に隙間がある状態(

図 10 

照)

gapping

6011 

ピーキング 

巻き巣が 1 か所に集中し,大きな隙間がある状態(

図 11 参照)。 peaking

6012 

トンネリング 

剝離ライナー付き粘着テープで,剝離ライナーから粘着テープ
が部分的に浮き上がり,トンネル状の隙間が生じた状態。トン
ネルともいう(

図 12 参照)。

tunneling

6013 

巻きずれ 

主に基材,ジャンボロールなどの各層の側面がそろわないで,
凹凸に巻かれた状態。

weaving


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:2015

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6014 

巻心ずれ 

粘着テープのロールで片側の巻心が側面に出て,反対側は巻心
がない状態(

図 13 参照)。コアずれともいう。

off-core

6015 

のり剝がれ 

粘着テープを巻き戻すときに粘着剤が自背面又は剝離ライナー

側に移行すること(

図 14 参照)。

adhesive transfer when

unwinding

6016 

層間剝離 

粘着テープの基材が多層の場合,その層が分離して二つに分か

れること(

図 15  ①参照)。

delamination

6017 

層間破壊 

粘着テープの基材が破壊して二つに分離すること。層間割れと

もいう(

図 15  ①参照)。

base material failure

6018 

投びょう(錨)

破壊 

外部からの力によって基材と粘着剤との間で破壊が生じる現象

図 15  ②参照)。

anchor failure,

adhesive transfer

6019 

凝集破壊 

外部からの力によって粘着剤層内部で破壊が生じる現象(

図 15

③参照)

cohesive failure

6020 

界面剝離 

外部からの力によって粘着剤面と被着体との間で剝離する現象

図 15  ④参照)。界面破壊ともいう。

interfacial failure

6021 

糸ひ(曳)き 

粘着テープを巻き戻したり,被着体から剝がそうとしたりする

ときに,粘着剤が伸びて糸状になる現象(

図 16 参照)。

stringiness,

fingering

6022 

カール 

粘着テープのロールを巻き戻したときに反り返ること,又は平

板製品が反り返ること(

図 17 参照)。

curling

6023 

ねじれ 

粘着テープを巻き戻して垂れ下がる状態にしたとき,ねじれる

こと(

図 18 参照)。

twisting

6024 

カッピング 

粘着テープを巻き戻した後,張力を緩めたとき,幅方向に反る

現象(

図 19 参照)。

cupping

6025 

浮き 

被着体面に貼り付けた粘着テープが,端面などから剝がれてく
る現象。

lifting

6026 

端末剝がれ 

粘着テープをら旋状又は多重巻きにしたとき,粘着テープの巻
き終わりの部分が剝がれてくる現象(

図 20 参照)。

flagging

6027 

見切り線 

粘着テープで被覆した面と塗装又は他の処理した面との境界

線。

paint line

6028 

フェザリング 

粘着テープで被覆した部分に塗料が入り込み,不規則な見切り

線になる現象(

図 21 参照)。

feathering

6029 

のり残り 

粘着テープを被着体から剝がすとき,被着体表面に粘着剤が残

る現象(

図 22 参照)。

adhesive deposit,

adhesive residue

6030 

被着体汚染 

粘着テープを貼った被着体表面が変色及び/又は変質する現

象。

stain

6031 

切れ 

粘着テープを巻き戻す又は被着体面から剝がすときに,長さ方
向又は斜めに粘着テープが切れること。

slivering,

tearing

6032 

エッジカール 

曲線に沿って貼った粘着テープの外周部が剝がれたり持ち上が
ったりする現象(

図 23 参照)。

edge curl

6033 

樹脂化 

ゴム系粘着剤を用いた粘着テープを長期間使用したとき,粘着

剤が硬くなること。

freezing


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図 1−粘着テープ 

a)

  剝離ライナー枚のとき b)  剝離ライナー枚のとき 

図 2−両面粘着テープ 

図 3−口取り紙 

a)

  突き合わせ方式 b)  重ね合わせ方式 

図 4−継ぎ 


10

Z 0109

:2015

図 5−表面巻取り 

図 6−センター巻取り 

図 7−テープカッター 

図 8−ギヤ状変形 

図 9−テレスコープ 

図 10−巻き巣 


11

Z 0109

:2015

図 11−ピーキング 

図 12−トンネリング 

図 13−巻心ずれ 

図 14−のり剝がれ 

図 15−粘着テープの破壊モード 

図 16−糸ひ(曳)き 


12

Z 0109

:2015

図 17−カール 

図 18−ねじれ 

図 19−カッピング 

図 20−端末剝がれ 

図 21−フェザリング 

図 22−のり残り 

図 23−エッジカール 


13

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:2015

参考文献  JIS C 2107  電気絶縁用粘着テープ試験方法

JIS C 2110-1

  固体電気絶縁材料−絶縁破壊の強さの試験方法−第 1 部:商用周波数交流電圧印

加による試験

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS K 6911

  熱硬化性プラスチック一般試験方法

JIS P 8116

  紙−引裂強さ試験方法−エルメンドルフ形引裂試験機法

JIS Z 0218

  ガムテープ−接着力試験方法

JIS Z 0237

  粘着テープ・粘着シート試験方法

JIS Z 1511

  紙ガムテープ(包装用)

JIS Z 1524

  包装用布粘着テープ

JIS Z 1528

  両面粘着テープ

JIS Z 1529

  印刷用粘着フィルム

JIS Z 1538

  印刷用粘着紙

JIS Z 1901

  防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ

JIS Z 9117

  再帰性反射材