>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

X 7115

:2013

(1) 

追補 1 のまえがき

この JIS X 7115 の追補 1 は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣

及び国土交通大臣が JIS X 7115:2005 を改正した内容だけを示すものである。

JIS X 7115:2005

は,この追補 1 の内容の改正がされ,JIS X 7115:2013 となる。


日本工業規格

JIS

 X

7115

:2013

地理情報−メタデータ

追補 1)

Geographic information-Metadata

(Amendment 1)

JIS X 7115:2005

を,次のように改正する。

序文に次の文を追加する。

この規格は,2005 年に制定され,今日に至っている。制定後,2011 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地

震に伴う地殻変動に対応するため,測量法施行令が改正され,新たに日本測地系 2011 が定義されたことに

対応するため改正した。

なお,

附属書 表 は,追加された日本独自の附属書であり,対応国際規格は制定されていない。

附属書 2(日本における座標参照系の表記)の附属書 表 1(日本における座標参照系の表記)を,次の表

に置き換える。


2

X 7115

:2013

附属書 表 1  日本における座標参照系の表記

原子及び座標系

略称

定義

原子

Datum

測地原子

Geodetic Datum

日本測地系 2011

Japanese Geodetic

Datum 2011

JGD2011

平成 23 年 10 月 21 日時点の測量法施行令第 2 条

に定める日本経緯度原点の地点及び原点数値並
びに同第 3 条に定める回転だ円体の長半径及び

へん(扁)平率によって規定される測地原子。

日本測地系 2000

Japanese Geodetic

Datum 2000

JGD2000

平成 14 年 4 月 1 日時点の測量法施行令第 2 条に

定める日本経緯度原点の地点及び原点数値並び
に同第 2 条の 2 に定める回転だ円体の長半径及び

へん(扁)平率によって規定される測地原子。測

量法施行令の一部を改正する政令(平成 23 年政
令第 326 号)の施行に伴い,日本測地系 2011 へ

移行された。

日本測地系

Tokyo Datum

TD

平成 14 年 3 月 31 日時点の測量法第 11 条に定め

る回転だ円体の長半径及びへん(扁)平率並びに

測量法施行令第 2 条に定める日本経緯度原点の
地点及び原点数値によって規定される測地原子。

測量法及び水路業務法の一部を改正する法律(平

成 13 年法律第 53 号)の施行に伴い,日本測地系

2000

へ移行された。

World Geodetic

System 1984

WGS 84

三 次 元 座 標 系 を 伴 う , NIMA TR8350.2, Third

Edition Amendment 1, 3 January 2000

に規定された

測地原子。 
注記  NIMA は 2003 年 11 月に NGA(National 
Geospatial-Intelligence Agency

)に移行。

鉛直原子

Vertical Datum

東京湾平均海面

Mean Sea Level of

Tokyo Wan

TP

測量法施行令第 2 条に定める日本水準原点の地

点及び原点数値によって規定される鉛直原子。

座標系

Coordinate

System

水平座標系

Horizontal

Coordinate

System

測地座標系

Geodetic

Coordinate System

(B, L)

ただし,三次元

のときは,

(B, L, h)

位置が測地経緯度及び(三次元の場合は)だ円体
高によって指定される座標系。ここで B は緯度,

L

は経度である。

平面直角座標系

Plane Rectangular

Coordinate System

Zone No.

(X, Y) 平成 14 年国土交通省告示第 9 号に定める平面直

角座標系。日本測地系 2011 とともに使用されな
ければならない。系番号は,I から XIX までの 19

種類ある。

 UTM

座標系

Universal

Transverse

Mercator

Coordinate System

Zone No.

(E, N) ユニバーサル横メルカトル図法によって設定さ

れた平面直角座標系。地球全体で 1 から 60 まで
の 60 個のゾーンが設定されている。各系の原点

は中央経線と赤道との交点にあり,中央経線を実

長の 0.999 6 に縮小して,系内の誤差は±4∼

6/10 000

としている。ここで E は東距,N は北距

である。


3

X 7115

:2013

附属書 表 1  日本における座標参照系の表記(続き)

原子及び座標系

略称

定義

座標系

Coordinate

System

鉛直座標系

Vertical

Coordinate

System

鉛直原子となる基

準面からの高さ

Height above the

Datum Level

H

鉛直方向の座標系を“重力に関係する高さ”とす

る座標参照系。

だ円体高

Ellipsoidal Height

h

だ円体からある地点までの垂線に沿って測られ

るだ円体からその地点までの距離。だ円体の上側
又は外側に向かう場合は正(地理情報標準第 2 版

−座標による空間参照)

三次元座標系

Three

Dimensional

Coordinate

System

地心直交座標系

Geocentric

Coordinate System

(X, Y, Z)

地球の中心を原点とし,本初子午線と赤道との交

点への方向を+X,経度 90 度の方向を+Y,北極方

向を+Z とする三次元直交座標系。日本測地系

2011

との組合せは,平成 14 年国土交通省告示第

185

号に定める地心直交座標系で規定される。

三次元直交座標系

Three dimensional

Cartesian

Coordinate System

(X, Y, Z)

回転だ円体の中心を原点とし,本初子午線と赤道

との交点への方向を+X,経度 90 度の方向を+Y,
北極方向を+Z とする三次元直交座標系。日本測

地系と組み合わせて使用することができる。

備考 1.  “平面直角座標系”を利用する場合,例えば,測地原子として“日本測地系 2011”を用い,“平面直角座標

系第 III 系”で座標を記述しているとき,その略称は“JGD2011 / 3(X, Y)

”となる。更に高さのデータも含

み,これが“東京湾平均海面上の高さ”のとき,略称は“JGD2011,TP / 3(X, Y)

,H”となる。

“UTM 座標系”を利用する場合,例えば,測地原子として“日本測地系 2011”を用い,

“UTM 座標系の

ゾーン 53”で座標を記述しているとき,その略称は“JGD2011 / 53(E, N)

”となる。

“測地座標系”を利用する場合,例えば,測地原子として“World Geodetic System 1984”を用いて座標を

記述し,さらに高さのデータも含み,これが“東京湾平均海面からの高さ”のとき,その略称は“WGS 84,

TP /

(B, L)

,H”となる。また,GPS の単独測位などで得られる三次元座標の座標参照系は,

“WGS 84 /(X,

Y, Z

”で表記される。

水準測量に“東京湾平均海面上の高さ”を利用した場合,座標参照系は“TP / H”で表記される。

    2.  標準地域メッシュコードは,測地座標系で示される経緯線を一定の間隔で区切ることによってできる符号で

あり,日本で広く利用されているが,座標系ではなく,地理識別子と考えられるので,この表には含まれて
いない。

    3. TP は,Tokyo Peil の略。Peil はオランダ語で基準面のことであり,英語では level である。