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日本工業規格

JIS

 K

7238

-1991

エポキシ樹脂の指定分類

Designation of epoxide resins

1.

適用範囲  この規格は,エポキシ樹脂の分類及びその表示の方法について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を次に示す。

JIS K 6900

  プラスチック用語

JIS K 7232

  エポキシ樹脂及び硬化剤の比重試験方法

JIS K 7233

  エポキシ樹脂及び硬化剤の粘度試験方法

JIS K 7236

  エポキシ樹脂のエポキシ当量試験方法

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 3673-1 : 1980

  Plastics−Epoxide resins−Part 1 : Designation

3.

この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900 によるほか次のとおりとする。

(1)

エポキシ樹脂  分子中に二つ以上のエポキシ基をもつ化合物で,他の化合物を作用させることによっ

て硬化し得るもの。

(2)

有機改質剤  エポキシ樹脂の作業性及び物性を改良するための有機化合物で,分子中に一つのエポキ

シ基をもつ化合物(モノエポキシ化合物)を含む。ただし,溶剤,硬化剤を除く。

3.

分類及びその表示の方法  エポキシ樹脂の分類方法は,その特性に一連の数字を割り当て,製品の主

な情報である主たる化学構造及びその他の特性を

表 に示す分類番号を用いて表す。

表示の方法は,まず,記号“EP”でエポキシドを示し,次に 2 けたの数字で(化学構造分類番号)

,更

に続けて 4 けたの数字(粘度,エポキシ当量,有機改質剤又は溶剤,比重)の合計 6 けたの数字をもって

表示する。


2

K 7238-1991

表 1  エポキシ樹脂分類表

けた

番号

I

及び II III

IV

V

VI

特性

化学構造

粘度

(25

℃)

エポキシ

当量

有機改質剤

又は溶剤

比重

(25

℃)

単位

− Pa・s {P}

g/eq

xx

分類なし x

特定されない

x

特定されない x 特定されない x 特定されない

01

ビスフェノール A グリシジ

ルエーテル

1 0.25 {2.5}

未満  1 115 以下

1

無し 1

1.100

未満

02

芳香族グリシジルエーテル

又は  グリシジルエステル

2 0.25

以上 1 以下

{2.5 以上 10 以下}

2 116

以上

150

以下

2

有機改質剤 2

1.100

以上

1.149

以下

03

脂肪族グリシジルエーテル

又は  グリシジルエステル

3 1

を超え 5 以下

{10 を超え 50 以下}

3 151

以上

175

以下

3

溶剤 3

1.150

以上

1.199

以下

04

脂環式グリシジルエーテル

又は  グリシジルエステル

4 5

を超え液状

{50 を超えた液状}

4 176

以上

210

以下

4

有 機 改 質 剤 及

び溶剤

4 1.200

以上

1.299

以下

05

エポキシ化シクロオレフィ

5

半固体  5 211 以上

290

以下

 5

1.300

以上

1.399

以下

06

エポキシ化ノボラック 6

固体  6 291 以上

525

以下

 6

1.400

以上

1.599

以下

07

ハロゲン化エポキシド

7 526

以上

1 025

以下

 7

1.600

以上

1.809

以下

08

含窒素エポキシド

8 1

026

以上

2 050

以下

 8

1.810

以上

09

ヘテロサイクリックエポキ

シド

9 2

050

を超え

10

エポキシ化オレフィン

11 01

以外のビスフェノールタ

イプエポキシド

分類番号とその特性

12

混合物

備考1.  規格適用例

表示例  EPO14413 は,次のエポキシ樹脂を表示している。

2.

実際には,分類番号のあらゆる組合せが可能とは限らない。

3.

化学構造は 2 けたの分類番号で表示する。新規のこの分類にない樹脂は xx で表示する。

4.

この表の分類番号の 01 から 11 までの樹脂の混合物は,そのうちのどれか 1 つの項目で表示


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K 7238-1991

するか又は 12 で表示する。この場合,主成分が 01 から 11 までのいずれかに限定できるもの

は,主成分の分類番号で表示するのが望ましい。

5.

同一の製品であっても,その規格値幅が複数の分類番号にまたがる場合は,その表示番号が

ロットによって異なることがある。

6.

特性の一部が特定されないときは,該当する部分に小文字の “x” を挿入する。

4.

試験方法  試験方法は,次による。

(1)

粘度試験方法  JIS K 7233 による。

(2)

エポキシ当量試験方法  JIS K 7236 による。

(3)

比重試験方法  JIS K 7232 による。

関連規格  ASTM D 1763-81  Standard Specification for EPOXY RESINS

JIS K 7238

  新規原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

垣  内      弘

エポキシ樹脂技術協会[横浜国立大学(名誉教授)]

阿  部  巳喜雄

通商産業省基礎産業局

櫻  井  俊  彦

工業技術院標準部

北  野      武

工業技術院繊維高分子材料研究所

宮  入  裕  夫

東京医科歯科大学医用器材研究所

栗  田  邦  夫

旭チバ株式会社

(幹事)

江  原  俊  治

大日本インキ化学工業株式会社

(幹事)

土  田  健  次

東都化成株式会社

泉  田  建  治

日本化薬株式会社

(幹事)

長谷川  博  昭

油化シェルエポキシ株式会社

大  島      明

ダウ・ケミカル日本株式会社

水  元  冨士敏

株式会社アサヒ化学研究所

水  口  隆  三

日本ペイント株式会社

長谷川  謙  三

関西ペイント株式会社

鎌  形  一  夫

四国化成工業株式会社

中  原      武

日立化成工業株式会社

坂  田  憲  治

三井東圧化学株式会社

(事務局)

伊  東  達  郎

エポキシ樹脂技術協会