>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

4

4

  試験片の作製及び状態調節 

4

5

  試験要求事項 

5

6

  結果の提示 

5


K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS K 7140

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

K

7140-1 

第 1 部:成形材料

JIS

K

7140-2 

第 2 部:長繊維強化プラスチック


日本工業規格

JIS

 K

7140-2

:2007

(ISO 10350-2

:2001

)

プラスチック−比較可能な

シングルポイントデータの取得及び提示―第 2 部:

長繊維強化プラスチック

Plastics

Acquisition and presentation of comparable single-point data

Part 2 : Long-fibre-reinforced plastics

序文 

この規格は,2001 年に第 1 版として発行された ISO 10350-2 を基に,技術的内容及び対応国際規格の構

成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

長繊維強化プラスチックの材料特性を比較する場合,入手可能なデータの出所が異なるとき又は同一手

順を用いても試験条件が異なるとき,必ずしも妥当な比較とならないことがある。この規格は,これらの

不具合を解消し,材料間の合理的な比較ができるように,シングルポイントデータの取得及び提示に用い

る試験方法及び条件を統一し,材料の予備選択を容易にすることを目的としている。

適用範囲 

この規格は,長繊維強化プラスチックの基本的特性の比較ができるように,データの取得及び提示に用

いる試験方法及び試験条件について規定する。データは,一般的に製造業者のデータシートに示されるも

ので,各々の特性を,一つの実験値によって求めるシングルポイントデータ(異なる試験条件で得られる

二つの値によってその特性を表すものを含む。

)である。長繊維強化プラスチックは,強化材として繊維(成

形前)の長さが 7.5 mm より長いもの又は連続繊維(例えば,布,マット,一方向繊維など)を,プラスチ

ック材料として熱可塑性プラスチック又は熱硬化性プラスチックを用いる。

非強化のプラスチック及び繊維長が 7.5 mm 未満のもので強化したプラスチックは,この規格群の第 1

部を適用する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 10350-2:2001

,Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data−Part 2:

Long-fibre-reinforced plastics (IDT)

なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示

す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの


2

K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 2101

  電気絶縁油試験方法

注記  対応国際規格:IEC 60296:1982  Specification for unused mineral insulating oils for transformers

and switchgear (MOD)

JIS C 2134

  固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法

注記  対応国際規格:IEC 60112:2003  Method for the determination of the proof and the comparative

tracking indices of solid insulating materials (IDT)

JIS C 60695-11-10

  耐火性試験−電気・電子−第 11-10 部:試験炎−50 W 試験炎による水平及び垂直

燃焼試験方法

注記  対応国際規格:IEC 60695-11-10:1999  Fire hazard testing−Part 11-10: Test flames−50 W

horizontal and vertical flame test methods (IDT)

JIS C 60695-11-20

  耐火性試験−電気・電子−第 11-20 部:試験炎−500 W 試験炎による燃焼試験方法

注記  対応国際規格:IEC 60695-11-20:1999  Fire hazard testing−Part 11-20: Test flames−500 W flame

test methods (IDT)

JIS K 7016-2

  繊維強化プラスチック−試験板の作り方−第 2 部:接触圧成形及びスプレーアップ成形

注記  対応国際規格:ISO 1268-2:2001  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−

Part 2: Contact and spray-up moulding (IDT)

JIS K 7021

  繊維強化プラスチック−平板ねじり法による面内せん断弾性率の求め方

注記  対応国際規格:ISO 15310:1999   Fibre-reinforced plastic composites−Determination of the

in-plane shear modulus by the plate twist method (MOD)

JIS K 7052

  ガラス長繊維強化プラスチック−プリプレグ,成形材料及び成形品−ガラス長繊維及び

無機充てん材含有率の求め方−焼成法

注記  対応国際規格:ISO 1172:1996  Textile-glass-reinforced plastics−Prepregs, moulding compounds

and laminates−Determination of the textile-glass and mineral-filler content−Calcination methods

(MOD)

JIS K 7057

  繊維強化プラスチック−ショートビーム法による見掛けの層間せん断強さの求め方

注記  対応国際規格:ISO 14130:1997  Fibre-reinforced plastic composites−Determination of apparent

interlaminar shear strength by short-beam method (MOD)

JIS K 7100

  プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気

注記 

対応国際規格:ISO 291  Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing (MOD)

JIS K 7111-1

  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 1 部:非計装化衝撃試験

注記  対応国際規格:ISO 179-1:2000  Plastics−Determination of Charpy impact properties−Part 1:

Non-instrumented impact test (MOD)

JIS K 7111-2

  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 2 部:計装化衝撃試験

注記  対応国際規格:ISO 179-2:1997  Plastics−Determination of Charpy impact properties−Part 2:

Instrumented impact test (IDT)

JIS K 7144

  プラスチック−機械加工による試験片の調製

注記  対応国際規格:ISO 2818:1994  Plastics−Preparation of test specimens by machining (IDT)

JIS K 7164

  プラスチック−引張特性の試験方法−第 4 部:等方性及び直交異方性繊維強化プラスチ

ックの試験条件


3

K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

注記  対応国際規格:ISO 527-4:1997  Plastics−Determination of tensile properties−Part 4: Test

conditions for isotropic and orthotropic fibre-reinforced plastic composites (MOD)

JIS K 7165

  プラスチック−引張特性の求め方−第 5 部:一方向繊維強化プラスチックの試験条件

注記  対応国際規格:ISO 527-5:1997  Plastics−Determination of tensile properties−Part 5: Test

conditions for unidirectional fibre-reinforced plastic composites (MOD)。2008 年に公示の予定であ

る。

JIS K 7191-2

  プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第 2 部:プラスチック及びエボナイト

注記 

対応国際規格:ISO 75-2  Plastics−Determination of temperature of deflection under load−

Part 2: Plastics and ebonite (IDT)

JIS K 7201-2

  プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法−第 2 部:室温における試験

注記  対応国際規格:ISO 4589-2:1996  Plastics−Determination of burning behaviour by oxygen index

−Part 2: Ambient-temperature test (IDT)

JIS K 7209

  プラスチック−吸水率の求め方

注記  対応国際規格:ISO 62:1999  Plastics−Determination of water absorption (IDT)

JIS K 7211-2

  プラスチック−硬質プラスチックのパンクチャー衝撃試験方法−第 2 部:計装化衝撃試

注記

対応国際規格:ISO 6603-2  Plastics−Determination of puncture impact behaviour of rigid

plastics−Part 2: Instrumented impact testing

ISO 1183-1

  Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion

method, liquid pyknometer method and titration method

ISO 1183-2

  Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2: Density gradient

column method

ISO 1183-3

  Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 3: Gas pyknometer

method

ISO 1268-1

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 1: General conditions

注記 ISO/DIS 

1268-1:1997

との対応日本工業規格:JIS K 7016-1  繊維強化プラスチック−試験板

の作り方−第 1 部:総則 (IDT) がある。

ISO 1268-3

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 3: Wet compression moulding

ISO 1268-4

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 4: Moulding of prepregs

ISO 1268-5

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 5: Filament winding

ISO 1268-6

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 6: Pultrusion moulding

ISO 1268-7

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 7: Resin transfer moulding

ISO 1268-8

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 8: Compression moulding of

SMC and BMC

ISO 1268-9

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 9: Moulding of GMT/STC

ISO 1268-10

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 10: Injection moulding of

BMC and other long-fibre moulding compounds−General principles and moulding of multipurpose test

specimens

ISO 1268-11

  Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 11: Injection moulding of

BMC and other long-fibre moulding compounds−Small plates


4

K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

ISO 2577

  Plastics−Thermosetting moulding materials−Determination of shrinkage

ISO 11357-2

  Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 2: Determination of glass transition

temperature

ISO 11357-3

  Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 3: Determination of temperature and

enthalpy of melting and crystallization

ISO 11359-2

  Plastics−Thermomechanical analysis (TMA)−Part 2: Determination of coefficient of linear

thermal expansion and glass transition temperature

ISO 14125

  Fibre-reinforced plastic composites−Determination of flexural properties

ISO/DIS 14127

  Composites−Determination of the resin fibre and void content of composites reinforced with

carbon fibre

IEC 60093

  Methods of test for volume resistivity and surface resistivity of solid electrical insulating materials

IEC 60243-1

  Electrical strength of insulating materials−Test methods−Part 1: Tests at power frequencies

IEC 60250

  Recommended methods for the determination of the permittivity and dielectric dissipation factor

of electrical insulating materials at power,audio and radio frequencies including metre wavelengths

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

シングルポイントデータ  (single-point data)

性能の重要な様相を単一の値で表現できる試験値で,プラスチック材料を特徴付けるデータ。

3.2 

試験片座標軸  (specimen coordinate axes)

繊維が一方向に選択的に配向した材料の,配向に関連した座標軸。

注記 1  繊維の配向軸が既知の場合,その方向を“1”−軸(又は“1”−方向)とする。板状の材料

の場合,面内の“1”−軸と直行する方向を“2”−軸とする。

注記 2  繊維の配向が未知の場合,複合材料又は強化繊維の製造方向(例えば,織物の縦糸)の方向

を“1”−軸とする。

試験片の作製及び状態調節 

試験片は,ISO 1268 の規格群の該当する部で規定する試験材料に適する成形方法によって作製した試験

板から切り出す。機械加工による試験片の作製は,JIS K 7144 による。その試験片の寸法は,

表 の該当

する試験片寸法による。

ISO 1268

の規格群の各部又は他の国際規格に規定している成形条件は,その材料について採取したシン

グルポイントデータとともに記録する。一般的な成形条件を,

表 に示す。


5

K 7140-2

:2007 (ISO 10350-2:2001)

表 1−一般的な成形条件

成形材料の種類

成形方法及び該当規格

成形パラメータ

長繊維強化

プラスチック

試験板の成形は,

JIS K 7016-2

並びに

ISO 1268-1

及び

ISO 1268-3

ISO 1268-11

の各部による。

詳細は,ISO 1268 の規格群の各部を参照

温度(金型,樹脂,硬化,後硬化など) 
圧力(成形,保持,樹脂トランスファ,真空度など) 
時間,速度(硬化時間,巻付け又は引抜き速度,ガラス繊維及

び樹脂の単位時間当たりの噴霧量など)

吸水に敏感でない材料による試験片は,その材料の JIS 又は国際規格によって状態調節を行う。該当す

る材料規格がない場合,JIS K7100 に規定する温度 23±2  ℃及び相対湿度(50±10)%で,最低 88 時間,

試験片の状態調節を行う。

吸水に対して著しく影響を受ける材料の場合,乾燥した材料並びに温度 23  ℃及び相対湿度 50 %で平

衡になった材料による各試験片の両方のデータを提示する。ただし,次の場合を除く(

表 参照)。

レオロジー的特性

表 の 1.11.6

−    乾燥した材料だけ

熱的特性

表 の 3.13.8

−    乾燥した材料だけ

表面抵抗率及び耐トラッキング性

表 の 4.6 及び 4.9

−    温度 23  ℃,相対湿度 50 %で平

衡になった材料だけ

材料を,乾燥するため又は相対湿度 50 %で平衡とするための試験片の状態調節手順については,当該

材料規格を参照する。これらの状態調節に続き,すべての試験片は,温度 23±2  ℃で,最低 16 時間放置

後に試験する。放置時の湿度雰囲気は,試験片の試験条件によって,乾燥又は相対湿度 50 %のいずれか

を選択する。

5

試験要求事項 

データを求めるときは,

表 に規定する試験方法,試験条件及び単位を用いる。強化材の種類によって

試験方法が異なった手順となる場合,試験材料に適する手順を用いる。

6

結果の提示 

データは,

表 に示すとおりとし,材料を特定する情報及び箇条 の該当する情報をデータの前に記載

する。データには,用いた樹脂,強化繊維の種類,強化繊維の含有率(質量分率%)及び形状並びに試験

片作製時の成形方法を含む。

平行及び直角の異なる方向での測定が必要な場合,“1”軸及び“2”軸方向に別々に測定する。測定値

は,“1”の値及び“2”の値の欄(

表 参照)にそれぞれ記録する。単一の測定値だけ必要な場合は,欄

“1”の値に記録する。

試験をするときに,試験片を乾燥したか,温度 23  ℃及び相対湿度 50 %の状態で平衡状態であったか,

又は特性が水分の存在に影響されなかったかについて表示する。

試験する試験片の最低数は,関連する特性の試験方法規格の規定による。“数値”の欄は,それぞれの

特性の平均値(又は,試験方法の規格の中で規定しているならば中央値)を記録する。

なお,それぞれの特性を記録した数値が,その試験材料を代表できるように,試験片は可能な限り長期

間生産中に採取した,少なくとも三つの材料サンプルから作製することが望ましい。


表 2−長繊維強化プラスチック複合材料  ―シングルポイントデータの提示のための試験条件及びフォーマット

a)

特性

記号

試験方法

規格

試験片のタイプ及び寸法

mm

“1”

の値

“2”

の値

単位

試験条件及び補足説明

レオロジー的特性(1.11.6 の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照) 

1.1 

メルトマスフローレイト MFR

1.2 

メルトボリュームフローレイト MVR

1.3 

S

M1

1.4 

熱硬化性プラスチックの成形収縮

S

M2

ISO 2577

ISO 2577

参照

圧縮成形:120×15×10 
射出成形:60×60×2

1.5 

1.6 

熱可塑性プラスチックの成形収縮

2

機械的特性(2.8 及び 2.9 の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照)

2.1 

引張弾性率

E

t

JIS K 7164 

及び

JIS K 7165

各規格で規定した試験片

の中から,材料に適した
ものを選択して用いる。

   MPa 注

b)

及び

図 参照

試験速度は,関連する規格を参照。 

2.2 

引張降伏応力

σ

y

2.3 

引張降伏ひずみ

ε

y

2.4 

引張破壊呼びひずみ

ε

tB

2.5 

50  %ひずみ時引張応力

σ

50

2.6 

引張破壊応力

σ

B

MPa

試験速度は,関連する規格を参照。

2.7 

引張破壊ひずみ

ε

B

JIS K 7164 

及び

JIS K 7165

各規格で規定した試験片
の中から,材料に適した

ものを選択して用いる。

b)

及び

図 参照

2.8 

E

tc

1

2.9 

引張クリープ弾性率

E

tc

10

3

2.10 

曲げ弾性率

E

f

3 点曲げ試験を用いる。 
試験片の種類ごとに規定する試験速度を用いる。

2.11 

曲げ強さ

σ

fM

ISO 14125 

該当材料規格に規定した

試験片寸法とする。

MPa

2.12 

シャルピー衝撃強さ 

ノッチなし

a

cU

JIS K 7111-1

又は

JIS K 7111-2

80×10×4  

k /m

2

フラットワイズ衝撃

c)

2.13 

シャルピー衝撃強さ 

ノッチ付き

a

cA

2.14 

引張衝撃強さ

a

tN

6

K 7140-2


2007

 (IS

O

 10350-

2


2001)


表 2−長繊維強化プラスチック複合材料  ―シングルポイントデータの提示のための試験条件及びフォーマット(続き)

特性

記号

試験方法  規格

試験片のタイプ及び寸法

mm

“1”
の値

“2”
の値

単位

試験条件及び補足説明

2

機械的特性(2.8 及び 2.9 の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照)

2.15 

F

M

 N

最大力

2.16 

パンクチャー衝撃試験

E

P

 

JIS K 7211-2 

140×140×2 

 J

最大値を示した
後,力が 50  %に
低下するまでの

パンクチャーエ
ネルギー

ストライカ速度 4.4 m/s 
ストライカ直径 20 mm

ストライカに潤滑剤を塗布する

d)

試験片が外側にずれな いよ う

に,クランプで十分固定する。

2.17 

面内せん断弾性率

G

12

JIS K 7021 

150×150×4

GPa 試験速度 1 mm/min

2.18 

層間せん断強さ ILS

JIS K 7057 

20×20×2

MPa

標準試験片を用いることができない場合,試験片

の各寸法は,標準試験片と同じ比率となるように
する。    試験速度 1 mm/min

3

熱的特性(3.13.8 の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照)

3.1 

溶融温度

T

m

ISO 11357-3

溶融ピーク温度を記録。加熱(冷却)10  ℃/min

e)

3.2 

ガラス転移温度

T

g

ISO 11357-2

成形材料

中心温度を記録。加熱速度 10 ℃/min

3.3 

T

f

1.8

 1.8

3.4 

T

f

0.45

 0.45

3.5 

荷重たわみ温度

T

f

8.0

JIS K7191-2 

f)

80×10×4 

最 大 表 面
応力 
 (MPa)

8

1.8 MPa 及び他の 1 条件を用い
る。

フラットワイズ荷重を 用い る

c)

3.6 

ビカット軟化温度

T

v

50/50

3.7 

α

p

3.8 

線膨張係数

α

n

ISO 11359-2

厚さ 4 mm の角板

1

23∼55  ℃の範囲のセカント値を記録する。

3.9 

B50/3

125×13×3

3.10 

B50/h

JIS C 60695 

-11-10

3 mm を超える厚さ h

クラス V-0,V-1,V-2,HB40 又は HB75 の一つを

記録する。

3.11 

B500/3

≧150×≧150×3

3.12 

燃焼性

B500/h

JIS C 60695 

-11-20

3 mm を超える厚さ h

クラス 5VA,5VB 又は N を記録する

g)

3.13 

酸素指数 OI

23

JIS K 7201-2 

80×10×4

手順 A(上面着火)を用いる。

4

  電気的特性(4.6 及び 4.9 の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照)

4.1 

ε

r

100

 100

Hz

4.2 

比誘電率

ε

r

1M

 1

MHz

4.3 

tan

δ

 100

 100

Hz

4.4 

誘電正接

tan

δ

 1M

IEC 60093

IEC 60250

≧60×≧60×2 

1 MHz

電極のエッジの影響を補正する。

7

K 7140-2


2007

 (IS

O

 10350-

2


2001)


表 2−長繊維強化プラスチック複合材料  ―シングルポイントデータの提示のための試験条件及びフォーマット(続き) 

特性

記号

試験方法

規格

試験片のタイプ及び寸法

mm

“1”

の値

“2”

の値

単位

試験条件及び補足説明

4

電気的特性(

4.6

及び 4.9

の特性については,箇条 の水分含量に関する規定を参照) 

4.5 

体積抵抗率

ρ

e

Ω・m

1  分間の値

4.6 

表面抵抗率

σ

e

IEC 60093

≧60×≧60×2 

電圧 500 V

幅 1∼2 mm,長さ 50 mm 及び間げ

き 5 mm の電極を用いる。

4.7 

E

B

1

≧60×≧60×2

h)

4.8 

耐電圧

E

B

2

IEC 60243-1

≧60×≧60×4

h)

及び

i)

kV/mm 直径 20 mm の球形電極を用いる。

JIS C 2101

の変圧器油に浸せきする。

電圧速度 2 kV/s を用いる。

4.9 

耐トラッキング性 CTI

JIS C 2134

≧15×≧15×4

溶液 A を用いる。

5

その他の特性 

5.1 

W

w

 23

℃の水中での飽和値

5.2 

吸水率

W

H

JIS K 7209 

厚さ≧1 

23  ℃,相対湿度 50  %での平衡値

5.3 

密度

ρ

ISO 1183-1, 

ISO 1183-2 

又は

ISO 1183-3 

厚さ 4 mm の角板

 kg/m

3

j)

参照

5.4 

ガラス及び無機物の含有率(焼成
法)

M

glass

M

filler

JIS K 7052 

5.5 

繊維含有率

W

f

/V

f

ISO/DIS 14127

硝酸分解法及び硫酸−過酸化水素混合液分解

a)

データ提示の書式が,この規格群の第 1 部と一致するように,各特性の番号は,第 1 部と同じにしてある。第 1 部の

表 を複写し,新しい特性用に追加の行を

挿入している。影を付けた特性は,長繊維強化プラスチックには不適切なものである。一般に,これらの材料は,クリープ現象及び塑性変形を示すことがほと

んどなく,また,射出成形が困難なためである。射出成形が,可能な材料に対しては,影を付けた特性を第 1 部と同じ方法及び条件で測定し,任意の追加デー
タとして記録してもよい。

b)

    2.1

2.6 及び 2.7 で記録するデータは,破断に至るまでの応力−ひずみ曲線の特性を示すことを意図している(

図 参照)。

c)

第 1 部ではエッジワイズ衝撃を用いているが,長繊維強化プラスチックではフラットワイズ衝撃の方が好ましく,これを規定している。

d)

  この試験で比較可能なデータを採取するため,ストライカと試験片との間の摩擦を最小限にするよう,打撃面への潤滑剤の塗布を規定している。最適な潤滑剤

及びその使用方法についての詳細な説明は,JIS K 7211-2  を参照する。潤滑剤を用いない場合は,その結果が,摩擦によって高めとなる可能性があり,破壊の

様式も,潤滑剤を用いた試験と異なる可能性がある。 

e)

  この特性を測定するのは,熱可塑性プラスチックとの複合材料についてだけである。

f)

  データの比較のための一般的な方法として,JIS K 7191-2 を選択している。この規格の作成時点では,JIS K 7191-3 は,この規格への適用が困難な状態である。

この問題は,次の改正で解決されるであろう。

8

K 7140-2


2007

 (IS

O

 10350-

2


2001)


表 2−長繊維強化プラスチック複合材料―シングルポイントデータの提示のための試験条件及びフォーマット(続き) 

g)

  記号 N は,材料がこの分類のいずれにも当てはまらないことを意味する。

h)

  表面に沿っての放電防止のために試験片は,十分な幅をもたせる。

i)

  厚さ 4 mm 以上での測定は,厚さ 2 mm で現実的な結果が得られない材料に対して行う。耐電圧の測定は,試験片の厚さに依存するので,厚さの影響を示すた

め,厚さ 2 mm で成形できる材料については,他の厚さのデータを追加記録してもよい。

j)

  この規格の目的から,ISO 1183-1ISO 1183-2 又は ISO1183-3 に規定する方法を同等とみなす。

9

K 7140-2


2007

 (IS

O

 10350-

2


2001)


記号

1 傾き E

t

2 試験片

  L

0

標線間距離

  ∆L

0

標線間の伸び(=伸び後の標線間距離−標線間距離)

図 1−応力−ひずみ曲線