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K 6916-1

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,合成樹脂工業協会(JTPIA)/日本プラスチッ

ク工業連盟(JPIF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって JIS K 6916:1995 は改正されると共に一部分割され,JIS K 6916-1JIS K 6916-2 及び JIS K 

6916

の三部構成となった。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14527-1:1999,Plastics−

Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

−Part

1:Designation system and basis for specifications

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 6916

の規格群には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 6916

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

K

6916-1

  第 1 部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

JIS

K

6916-2

  第 2 部:試験片の作り方及び諸性質の求め方

JIS

K

6916

   

ユリア樹脂成形材料


K 6916-1

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  呼び方のシステム

2

4.1

  通則

2

4.2

  データブロック 1

3

4.3

  データブロック 2

4

4.4

  データブロック 3

4

4.5

  データブロック 4

5

5.

  呼び方の例 

5

5.1

  一般

5

5.2

  例(参考) 

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7


日本工業規格(案)

JIS

 K

6916-1

:2006

プラスチック−ユリア樹脂成形材料−

第 1 部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

Plastics

Urea-formaldehyde moulding compounds

Part 1:Designation system and basis for specifications

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 14527-1,Plastics−Urea-formaldehyde and

urea/melamine-formaldehyde powder moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

−Part1:Designation system and

basis for specifications

を翻訳し,技術的内容及変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,ユリア樹脂成形材料の呼び方のためのデータブロックシステムについて規定

する。

ユリア樹脂成形材料の種類を,充てん材/強化材の種類及び量,加工方法,重要な性質,並びに呼び方

のために使われる性質(指定性質)に関する情報に基づいて区分する。

この規格は,粉末,か(顆)粒又は粉砕物として通常使われるすべてのユリア樹脂成形材料に適用でき

る。

呼び方が同じ材料であっても,必ずしも同一の性能を示すとは限らない。したがって,この規格は,特

定用途の材料及び/又は加工方法を特定するために必要な技術データ,性能データ及び加工条件に関する

データを提供するものではない。このような追加データが必要な場合,JIS K 6916-2 に規定した試験方法

が適用できるならば,それによって試験する。

JIS K 6916

で規定している一般的な要求データを示す必要があるときは,このデータブロックシステム

を使用できる。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 14527-1:1999

,Plastics−Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder moulding

compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

− Part 1:Designation system and basis for specifications

(MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6899-1

  プラスチック−記号及び略語−第 1 部:基本重合体(ポリマー)及びその特性

備考 ISO 

1043-1:1997, Plastics

−Symbols and abbreviated terms−Part 1:Basic polymers and their special


2

K 6916-1

:2006

characteristics

が,この規格と一致している。

JIS K 6899-2

  プラスチック−記号及び略語−第 2 部:充てん材及び強化材

備考  ISO 1043-2:2004,

Plastics

−Symbols and abbreviated terms−Part 2: Fillers and reinforcing materials

が,こ

の規格と一致している。

JIS K 6900

  プラスチック−用語

備考 ISO 

472:1999, Plastics

−Vocabulary が,この規格と一致している。

JIS K 6916-2

  プラスチック−ユリア樹脂成形材料−第 2 部:試験片の作り方及び諸性質の求め方

備考 ISO 14527-2:1999   Plastics − Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder

moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

− Part 2:Preparation of test specimens and

determination of properties

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6916

  ユリア樹脂成形材料

備考 ISO 14527-3:1999, Plastics − Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder

moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

− Part 3:Requirements for selected moulding

compounds

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 7111

  プラスチック−シャルピー衝撃強さの試験方法

備考 ISO 

179:1993, Plastics

−Determination of Charpy impact properties からの引用事項は,この規格

の該当事項と同等である。

JIS K 7191-2

  プラスチック−荷重たわみ温度の測定方法−第 2 部:プラスチック及びエボナイト

備考 ISO 

75-2:1993, Plastics

−Determination of temperature of deflection under load−Part 2:Plastics and

ebonite

が,この規格と一致している。

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900 及び JIS K 6916-2 によるほか,次による。

3.1 

成形材料  成形機の供給系を自由に流動できる粉末,か(顆)粒,破砕状及びフレーク状の成形材

料。

3.2 UF

  ユリア樹脂ベースの成形材料の略号。

4. 

呼び方のシステム

4.1

通則  この規格で規定する呼び方のシステムは,次による。

呼び方

識別項目ブロック

個別項目ブロック

種    類

ブロック

区分の記号

ブロック

データ

ブロック

1

データ

ブロック

2

データ

ブロック

3

データ

ブロック

 4

データ

ブロック

5

この呼び方は,種類ブロック及び識別項目ブロックによって構成し,更に,識別項目ブロックは,区分

の記号ブロック及び個別項目ブロックによって構成する。

種類及び区分の記号は JIS K 6916 による。

あいまいな表示を避けるため,個別項目ブロックを,更に,次の四つのデータブロックに細分する。

データブロック 1:マーキングブロック

項目 1JIS K 6899-1 によって,記号によるユリア樹脂の識別表示

項目 2JIS K 6899-2 によって,指定強化材又は充てん材の性質


3

K 6916-1

:2006

項目 3JIS K 6899-2 によって,指定強化材又は充てん材の形状

項目 4:表 によって,指定強化材又は充てん材の公称含有率

データブロック 2:加工方法    表 によって,予定される成形材料加工方法

データブロック 3:性質

項目 1:表 による固有の性質

項目 2:指定性質  第 1JIS K 7111 によって,測定した衝撃強さ

項目 3:指定性質  第 2JIS K 7191-2 によって,測定した耐熱性

データブロック 4:付加情報

  国際,国内又は企業の規格に関する事項を記載する。 

データブロック 5(任意):追加要求事項 

  個別項目ブロックの最初の文字はハイフンとする。各々のブロックは互いにコンマで区切る。

使わないデータブロックがある場合,その後に他のブロックが続く場合に限って“X”

(指定なし)を記

入する。

他のブロックが続かない場合は,データブロック 1,ブロック 2 間のコンマは省略できる。

なお,要求がなければ,すべてのデータブロックを記入する必要はない。

4.2 

データブロック 1

項目 1:ハイフンの後,ユリア樹脂成形材料は,JIS K 6899-1 によって略号 UF とする。

混合物及び変成物は,JIS K 6899-1 の 4.及び 5.によって,記号化する。

次の情報は,該当材料に使われる充てん材/強化材に限る。

項目 2:表 による充てん材/強化材の性質

項目 3:表 による充てん材/強化材の形状

項目 4:表 による充てん材/強化材の公称含有率(質量分率)

備考1.  同じコードでも,項目 2 及び項目 3 で使用されるとき,異なる意味をもつ。

2.

情報を,項目 3 にだけ示す必要があるときは,

“X”

(指定なし)は,項目 2 で必要となる。


4

K 6916-1

:2006

  1  データブロック で使用するコード記号及びコード番号

強化材/充てん材の性質

(JIS K 6899-2 

による。

強化材/充てん材の形状

JIS K 6899-2  による。

公称含有率[質量分率(%)

w

C

D

E

G

K

L1

L2

M

P

Q

R

S

T

W

X

Z

炭素

アルミナ三水和物

クレー

ガラス

炭酸カルシウム

セルロース

綿

鉱物 
雲母

シリカ

リサイクル材

合成有機物

タルク

木材

指定しない

このリスト以外

B

C

D

F

G

S

X

Z

ボール;ビーズ;スフィアー

チップ;切削片

細粉;粉末

繊維

摩砕粉

りん片;フレーク

指定なし

その他

05

10

15

20

25

30

35

40

45

50

55

60

65

70

75

80

85

90

95

1.5

w<7.5

 7.5

w<12.5

12.5

w<17.5

17.5

w<22.5

22.5

w<27.5

27.5

w<32.5

32.5

w<37.5

37.5

w<42.5

42.5

w<47.5

47.5

w<52.5

52.5

w<57.5

57.5

w<62.5

62.5

w<67.5

67.5

w<72.5

72.5

w<77.5

77.5

w<82.5

82.5

w<87.5

87.5

w<92.5

92.5

w<97.5

備考  材料の混合物及び/又は形状は,“+”記号を使って関連コードを組み合わせ,かつ,全体を括弧でくくって

示す。例えば,ガラス繊維(GF)20  % (m/m)と鉱物粉末(MD)20  % (m/m)との混合物は,

(GF 20+MD 20)

で示す。

4.3 

データブロック 2  このデータブロックでは,加工方法の情報を表 のコード記号を用いて示す。

データブロック 2 で規定した加工方法を示すコード記号は,加工方法によって選択する必要がある。あ

る銘柄の材料では一つ以上の方法,例えば圧縮成形(Q)又は射出成形(M)のいずれかで加工できる。

このような銘柄は,一般加工(G)と呼ぶ。特別な加工方法の呼び方は,専用に改質された材料に対して

だけ指定しておく。

  2  データブロックに使用するコード記号

コード記号

加工方法

G

M

Q

T

X

Z

一般加工

射出成形 
圧縮成形 
トランスファ成形

指定なし 
その他


5

K 6916-1

:2006

4.4 

データブロック  3

4.4.1 

一般  このデータブロックでは,項目 1 に固有性質(4.4.2 参照)をコード記号で表し,項目 2 及び項

目 3 に指定性質(4.4.3 及び 4.4.4 参照)を表す。項目 2 及び項目 3 は,それぞれ斜線で始める。製造業者は,

指定性質の値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合その材料がどちらの範囲に入るかを決める。

その後,その材料の試験値がその範囲から外れても,製造許容範囲にある場合は,その呼び方を変える必

要はない。情報を,項目 2 及び/又は項目 3 にだけ示す必要があるときは,

“X”

(指定なし)が,項目 1

及び/又は項目 2 それぞれに必要となる。

4.4.2 

固有性質  表 に従い,コード記号を使用して固有性質を示す。

  3  データブロック に使用するコード記号

コード記号

性質

コード記号

性質

E

FR

M

N

電気的性質

耐燃性

機械的性質

衛生性(食品接触)

R

T

X

Z

リサイクル材を含む

耐熱性

指定なし

その他

4.4.3 

指定性質  第 1−衝撃強さ  衝撃強さは,JIS K 7111 による試験結果によって示す。

4.4.4 

指定性質  第 2−耐熱性  耐熱性は,JIS K 7191-2 による試験結果によって示す。

4.5 

データブロック 4  関連する国際,国内又は企業規格の情報提供に使用する。

4.6     

データブロック 5  このデータブロックに追加要求事項を記載することによって,特定供給者と

特定購買者との間での固有の合意が可能となる。


6

K 6916-1

:2006

5. 

呼び方の例

5.1 

一般  4.で規定した呼び方のシステムを用いると,一般的な形式は次のように表示する。

    種類ブロック

    区分の記号

    データブロック 1  ユリア樹脂

      充てん材/強化材/性質/形状/含有率

    データブロック 2  加工方法

    データブロック 3  固有性質及び/又は指定性質

    データブロック 4  付加情報(記載任意)

    データブロック 5  追加要求事項(記載任意)


7

K 6916-1

:2006

  X

5.2 

例(参考)

例  射出成形用(M)で,セルロース(L1D:20  %)  と鉱物粉(MD:20  %)とを充てん材として固有性

質及び/又は

表 の指定なしの,ユリア樹脂(UF)成形材料は,次のように表示する。

呼び方

識別項目ブロック

個別項目ブロック

種    類

ブロック

記号

ブロック

データ

ブロック

1

データ

ブロック

2

データ

ブロック

3

区分の記号

UF

:ユリア樹脂

L1D20

:セルロース 17.5∼22.5  % (m/m)

MD20

:鉱物粉末 17.5∼22.5  % (m/m)

M

:加工方法:射出成形

X

:指定なし

ラベル表示の略号:UF(L1D 20+MD 20)又は UF 一般用 UM-G-1

一般用

UM-G-1  UF (LID 20+MD

),

  M  ,


附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 6916-1

:2006  プラスチック−ユリア樹脂成形材料−第 1 部:呼び方の

システム及び仕様表記の基礎

ISO 14527-1

:1999,Plastics−Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder

moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)

− Part1:Designation system and basis for

specifications

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ごとの評価

及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:側線及び点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国

際 規 格

番号 

項目
番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

変更

粒状,UF-PMC 及び UF/MF-PMC を一

般的な名称にした。

本体中での略号であり,技術

的な影響はなし。

1.

適用範囲

ユ リ ア 樹 脂 成

形 材 料 の 呼 び
方 の た め の デ
ー タ ブ ロ ッ ク

について規定。

ISO

14527-1

1

2.

引用規格

JIS K 6899-1

ほか,合計 7 規

JIS K 6899-2 

2

JIS

と同じ。

ISO 1043-2:1999 

IDT

MOD/

変更

JIS

では,ISO 1043-2:2000 に一致する

JIS K 6899-2

を引用した。

技術的差異はない。

 JIS

と同じ。

IDT

3.

定義

用 語 の 定 義 を
規定。

3

3.2 UF-PMC

3.3 UF/MF-PMC 

MOD//

変更

一般的な名称である UF とした。

本体中での略号であり,技術
的影響はなし。

4.

呼び方の

システム

個 別 項 目 ブ ロ
ックを 1∼5 に

分類。

4

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

識別項目ブロックに区分の記号を追
加。

記号表示は,国内で求められ
ている。理解しやすい略号表

現である。

5.

呼び方の

呼 び 方 の 例 を

規定。

5

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

参考として,分かりやすくして表記し

た例を追加。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

2

K

 69

16
-1


20
06

2

K

 69

16
-1


20
06


2

K 6916-1

:2006

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT……………… 技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更……… 国際規格の規定項目又は規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

2

K

 69

16
-1


20
06

2

K

 69

16
-1


20
06