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日本工業規格

JIS

 K

6800

-1985

接着剤・接着用語

Glossary of Terms Used in Adhesives and Adhesion

1.

適用範囲  この規格は,接着剤及び接着に関する用語について規定する。

対応国際規格:ISO 6354  Adhesives−Vocabulary

2.

番号,用語,読み方及び意味  番号,用語,読み方及び意味は,次のとおりとする。

なお,参考のために対応英語を示す。

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

ア  

圧締

あってい

接着剤を塗付し,はり合わせたもの

に圧力を加えて固定する操作。

pressing

圧縮せん断接着強さ

あ っ し ゅ く せ

ん だ ん せ っ
ち ゃ く つ よ

圧縮荷重によって接着面にせん断応

力を加え,接着接合部が破壊したとき
の強さ。

compressive shear strength

当て板

あていた

圧締作業時に被着材の片面又は両面

に使用する板。

caul

後硬化

あとこうか

初期硬化後の接着物に熱などを加え

て硬化を進めること。

post cure

アプリケータ

塗付機器の総称 applicator

イ  

一液型接着剤

い ち え き が た

せ っ ち ゃ く

ざい

他成分の添加なしに,適当な手段

(光,熱,電子線など)によって硬化

する接着剤。

one-component adhesive,

one-part adhesive

糸引き

いとひき

接着剤の付着した表面を引き離すと

きに生じる無数の糸を引くこと。

stringiness

ウ  

ウエルドボンディング

点溶接と接着の複合技術で金属接合

すること。

weldbonding

エ  9  A

−ステージ

え い − す て ー

熱硬化性樹脂生成反応の初期の状

態。この状態の樹脂はまだある種の溶

剤に溶け,加熱すると溶融する。

A

−stage

10 

エマルジョン型接着
剤, 
(エマルション型接着
剤)

え ま る じ ょ ん

が た せ っ ち

ゃくざい,

( え ま る し ょ

ん が た せ っ

ちゃくざい)

合成樹脂を水に乳化分散させた接着

剤。ラテックス型接着剤ともいう。

emulsion adhesive

オ  11 

応力緩和

お う り ょ く か

んわ

一定の長さに伸張又は圧縮した状態

に保持したとき,接着接合部に生じる
応力が連続的に徐々に低下する現象。

stress relaxation

12 

オーバーラップ

二つの被着材を重ね合わせること。 overlap


2

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

13 

オーバーレイ

各種材料の表面にプラスチック,紙,

布,金属薄板,極めて薄い単板などを

はり付けること。

overlay

14 

オープンタイム

接着剤を被着材に塗付してから張り

合わせるまでの張り合せ可能時間。

open time

15 

オリゴマー型接着剤

お り ご ま ー が

た せ っ ち ゃ

くざい

オリゴマー(低重合体)に架橋剤,

分子鎖延長剤などを配合し,適当な手

段(光,熱,電子線など)で硬化させ
る接着剤。

oligomer adhesive

カ  16 

開放たい(堆)積時間  か い ほ う た い

せきじかん

接着剤を塗付してから圧着するま

で,被着材を空気中に放置しておく時
間。

open assembly time

17 

重ね継手, 
(重ね合せ接合)

かさねつぎて,
( か さ ね あ わ

せせつごう)

二つの被着材を重ね合わせて接着す

る接合方法。単純重ね継手(a) (single

lap joint)

と二重重ね継手(b)  (double

lap joint)

がある。

lap joint

(a)

(b)

18 

可使時間, 
(ポットライフ)

かしじかん

塗付するために調製した接着剤が使

用できる状態を維持する時間。

working life,

pot life

19 

架橋剤

かきょうざい

接着剤成分を化学的に結合させ,三

次元の網目構造を形成させる物質。

crosslinking agent

20 

可塑剤

かそざい

接着剤に配合してガラス転移点や融

点を低下させ,可とう性を付与する物

質。

plasticizer

21 

片面塗付

かためんとふ

二つの被着材の片面だけに接着剤を

塗付すること。

single spread

22 

割裂接着強さ

か つ れ つ せ っ

ち ゃ く つ よ

接着面の一端に集中応力を加え,接

着接合部を破壊したときの強さ。

cleavage strength

23 

加熱硬化型接着剤

か ね つ こ う か

が た せ っ ち

ゃくざい

加熱によって硬化する接着剤。

heat setting adhesive,

heat curing adhesive

24 

カプセル型接着剤

か ぷ せ る が た

せ っ ち ゃ く
ざい

特定成分を保護皮膜(マイクロカプ

セル)に内包し,適当な手段(圧力,
熱など)によって皮膜を破壊するまで
は安定性を保持できる接着剤。

encapsulated adhesive

25 

感圧型接着剤

か ん あ つ が た

せ っ ち ゃ く
ざい

常温で圧力を加えるだけで接着する

接着剤。

pressure sensitive adhesive

キ  26 

機械的接着

き か い て き せ

っちゃく

被着材表面の空げき(隙)に接着剤

が浸入硬化し,その投びょう(錨)効

果によって結合する接着。

mechanical adhesion

27 

基材

きざい

接着剤を塗付する材料。被着材より

も広い意味で用いられる。

substrate

28 

希釈剤

きしゃくざい

接着剤の固形分濃度及び粘度を低下

させるために添加する液体。

diluent


3

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

29 

凝集

ぎょうしゅう

物質を構成する分子が分子間力によ

って結合している状態。

cohesion

30 

凝集破壊

ぎ ょ う し ゅ う

はかい

見掛け上接着層の内部に生じた破

壊。

cohesion failure,

cohesive failure

ク  31 

クリープ

接着接合部に応力が加わったときに

生じるひずみが時間とともに変化する
こと。

creep

ケ  32 

欠こう部

けっこうぶ

十分な接着を得るのに必要な接着剤

の量が不足した接合部。

starved joint

33 

ゲル化

げるか

蒸発,冷却又は化学変化などによっ

て接着剤が液状から半固体状態に変化
すること。

gelation

34 

嫌気性接着剤

け ん き せ い せ

っ ち ゃ く ざ

酸素の存在によって硬化が抑制さ

れ,酸素が遮断されると硬化する接着
剤。

anaerobic adhesive

コ  35 

硬化

こうか

物理的作用又は化学反応によって接

着剤の構造が変化し,接着特性を発現

させる過程。

cure

36 

硬化温度

こうかおんど

接着剤を硬化させるのに必要な温

度。

cure temperature

37 

硬化剤

こうかざい

接着剤の主剤と反応し,硬化を促進

又は調整する物質。

curing agent,

hardener

38 

硬化時間

こうかじかん

接着剤を硬化させるのに必要な時

間。

cure time

39 

高周波加熱接着

こ う し ゅ う は

か ね つ せ っ
ちゃく

高周波の電場に被着材を置いて加熱

接着すること。

high frequency bonding

40 

構造用接着剤

こ う ぞ う よ う

せ っ ち ゃ く
ざい

長期間大きな荷重に耐える信頼でき

る接着剤。

structural adhesive

41 

合板

ごうはん

単板の繊維方向を直交させて奇数枚

はり合わせた板材料。

plywood

42 

固化

こか

物理的作用によって接着剤の状態が

変化し,接着特性を発現させること。

hardening,

solidification

43 

コールドフロー

一定荷重下で接着剤が常温で流動変

形する性質。

cold flow

44 

固有接着

こ ゆ う せ っ ち

ゃく

接着剤と被着材が,分子間力,水素

結合,共有結合,イオン結合などによ
って結合する接着。

specific adhesion

45 

コンタクト型接着剤

こ ん た く と が

た せ っ ち ゃ
くざい

両方の被着材に塗付し,溶媒を乾燥

した後,タックのあるうちに軽い圧力
ではり合わせることによって,高い初

期接着強さを発現する接着剤。

contact adhesive

サ  46 

再活性接着

さ い か っ せ い

せっちゃく

被着材に接着剤を塗付後,乾燥した

接着層を溶媒で湿すか,又は加熱する

ことによって再び粘着性を発現させ接
着すること。

reactivation


4

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

47 

最低造膜温度

さ い て い ぞ う

まくおんど

エマルジョン型接着剤を被着材に塗

付したとき,粒子が融着して連続した

皮膜を形成することのできる最低温
度。MFT と略称することもある。

minimum film forming

temperature,

minimum filming

temperature

48 

サンドイッチ構造

さ ん ど い っ ち

こうぞう

2

枚の外板(フェーシング)の間に

心材(コア)を挟んで外板と心材を接
着した構造。

sandwich structure

49 

残留ひずみ

ざ ん り ゅ う ひ

ずみ

熱膨張係数の異なる 2 種類の被着材

を接着したとき,又は加熱硬化した接
着物を常温に戻したときに生じた接着

接合部に残るひずみ。

residual strain

シ  50  C

−ステージ

し い − す て ー

熱硬化樹脂の硬化反応の最終状態。

この状態の樹脂は,不溶不融性であり,

完全に硬化した接着層中の熱硬化性樹
脂はこの状態にある。

C

−stage

51 

湿潤接着強さ

し つ じ ゅ ん せ

っ ち ゃ く つ
よさ

特定条件下で水中に浸せきした試験

片を水中から取り出した直後の接着強
さ。

wet strength

52 

自着

じちゃく

分子鎖が相互に拡散し合うことによ

って,物質が接合すること。

autohesion

53 

集成材

し ゅ う せ い ざ

厚さ 5∼50mm 程度のひき板や小角

材を用いて繊維方向を長さの方向に合
わせ,接着した材料。

laminated wood,

glued lamination board

54 

充てん(填)剤

じ ゅ う て ん ざ

接着剤の作業性,耐久性,接着強さ

などの性質を改良するために添加する
物質。

filler

55 

主剤

しゅざい

二成分又はそれ以上の反応型接着剤

において反応性樹脂を含む成分。

base resin

56 

ジョイント・ファクタ
ー, 
(継手係数)

( つ ぎ て け い

すう)

見掛けの接着強さは,被着材の厚さ

(t)

,重ね合せの長さ  (l)  などによって

変わるので,及び を変えたときの試

験片 t/と接着強さを求めておけば,任
意の t/の被着材を接着したときの接
着強さを算出,推定することができる。

この t/をジョイント・ファクターとい
う。

joint factor

57 

常温硬化型接着剤

じ ょ う お ん こ

う か が た せ
っ ち ゃ く ざ

熱を加えないで硬化する接着剤。

room temperature setting

adhesive,

cold setting adhesive

58 

衝撃接着強さ

し ょ う げ き せ

っ ち ゃ く つ

よさ

接着面に衝撃応力を加え,接着接合

部が破壊したときの強さ。

impact strength

59 

常態接着強さ

じ ょ う た い せ

っ ち ゃ く つ
よさ

常態 (23±2℃,50±5%RH)  におけ

る接着強さ。

dry strength

60 

触媒

しょくばい

反応性接着剤に添加して反応を促進

する物質。開始剤 (initiator) ともいう。

catalyst


5

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

61 

シーリング材

し ー り ん ぐ ざ

構造体の目地,間げき(隙)部分に

充てん(填)して防水性,気密性など

の機能を発揮させる材料。

sealing compound,

sealant

62 

真空加圧接着

し ん く う か あ

つ せ っ ち ゃ

可とう性シートを介して減圧し,被

着材を密着させ,その後加圧して接着

する方法。

vacuum air-pressed bonding

63 

真空バッグ

し ん く う ば っ

内部を減圧し,中の被着材を圧着さ

せる軟質の袋。

vacuum bag

ス  64 

水性接着剤

す い せ い せ っ

ちゃくざい

水を溶媒又は分散媒とした接着剤。 water borne adhesive

65 

スカーフジョイント

二つの被着材の端面を接合する

場合,接着面が傾斜している被着

材どうしの接合方法。

scarf joint

66 

スプレッダ

ロールなどによって一定の量の接着

剤を塗付する機械。

spreader

67 

寸法効果

す ん ぽ う こ う

接着した試験片の大きさが接着強さ

などの性能に及ぼす影響。

size effect

セ  68 

積層

せきそう (1)フィルム状,シート状の薄物材料を

重ねて薄層状集積体を作る操作。

(2)

単板,ひき板などを数多く重ね合わ

せて積層材,集成材などを製造す

る操作。

laminating

69 

接触角

せ っ し ょ く か

液体が固体面に接触しているとき,

液面と固体面のなす角  (

θ

)

contact angle

70 

接着

せっちゃく

接着剤を媒介とし,化学的若しくは

物理的な力又はその両者によって二つ
の面が結合した状態。

adhesion

71 

接着剤

せ っ ち ゃ く ざ

物体の間に介在することによって物

体を結合することのできる物質。

adhesive

72 

接着層

せ っ ち ゃ く そ

被着材間にある接着剤の層。 glue

line

73 

接着強さ

せ っ ち ゃ く つ

よさ

接着された二面間の結合の強さ。引

張りせん断強さ,圧縮せん断強さ,は
く離強さなどで表される。接着力とも
いう。

bond strength

74 

接着破壊

せ っ ち ゃ く は

かい

接着剤と被着材との界面で生じた破

壊。界面破壊ともいう。

adhesive failure,

adhesion failure

75 

セッティング

化学的又は物理的作用(例えば,重

合,酸化,ゲル化,水和,冷却又は揮
発性成分の揮散)によって接着強さが

発現する過程。

setting

76 

せん断応力

せ ん だ ん お う

りょく

接合部に懸かった力が接着層と同一

面にあるときに生じる応力。引張りせ
ん断応力と圧縮せん断応力がある。

shear stress


6

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

77 

せん断接着強さ

せ ん だ ん せ っ

ち ゃ く つ よ

接着面にせん断応力を加え,接着接

合部が破壊したときの強さ。

longitudinal shear strength

ソ  78 

層間はく離

そ う か ん は く

積層品の接着接合部の破壊によるは

く離。

delamination

79 

増粘剤

ぞうねんざい

接着剤に分散又は溶解させて粘度及

びちょう度を調節するために配合する

物質。

thickening agent,

thickener

80 

増量剤

ぞ う り ょ う ざ

接着剤の性能を大きく変化させるこ

となく量を増やすために配合する物

質。

extender

81 

促進剤

そくしんざい

硬化剤又は触媒に作用してその活性

度を高め,接着剤の硬化を促進させる
ために添加する物質。

accelerator

タ  82 

耐久性

た い き ゅ う せ

接着結合の劣化作用に対する抵抗

性。

durability,

permanence

83 

たい(堆)積

たいせき

接着剤を塗付した部材を圧締,接着

ができる状態に積み重ねること。

assembly

84 

たい(堆)積時間, 
(アセンブリタイム)

た い せ き じ か

被着材に接着剤を塗付してからはり

合わせ,圧締するまでの時間。閉鎖た

い(堆)積時間ともいう。

assembly time

85 

タック

非常に軽い力で被着材の表面と接触

した直後に結合を形成することのでき
る接着剤の性質。

tack

86 

だぼ継ぎ

だぼつぎ

孔中に円柱又は角柱状の小材片(だ

ぼ)を入れる接合方法。

dowel joint

87 

単板

たんぱん

ナイフで切削した厚さ 0.2∼6mm 程

度の木材薄板。

veneer

88 

単板積層材

た ん ぱ ん せ き

そうざい

単板の繊維方向を平行に積層した板

材料。

laminated veneer lumber

 (LVL)

チ  89 

チクソトロピー, 
(揺変性)

( よ う へ ん せ

い)

かくはんすることによって粘度が低

下し,次に放置することによって粘度

が増大する性質。

thixotropy

90 

超音波接着

ち ょ う お ん ぱ

せっちゃく

熱可塑性プラスチックの接着部に超

音波を当て,発熱させて溶融接着する

方法。

ultrasonic bonding

91 

ちょう度

ちょうど

液状接着剤の変形に耐えようとする

性質。ちょう度は基本特性ではないが,
粘度,塑性などの性質を含む。

consistency

ツ  92 

疲れ接着強さ

つ か れ せ っ ち

ゃくつよさ

接着接合部が無限回数の繰返し応力

に対しても破壊しない強さをいう。接
着においては,実用上 10

7

回までの繰

返し応力をとることがある。

adhesive of fatigue strength


7

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

93 

突き合せ接合

つ き あ わ せ せ

つごう

二つの被着材の端面どうし又は端面

と平面を突き合わせて接着する接合方

法。

butt joint

94 

つき板

つきいた

スライスラーで切削した単板。 sliced

veneer

ト  95 

投びょう(錨)効果, 
(アンカー効果)

と う び ょ う こ

うか,

( あ ん か ー こ

うか)

接着剤が被着材の表面にある空げき

(隙)に浸入固化し,くぎ又はくさび

のような働きをすること。

anchor effect

96 

ドクターブレード, 
ドクターナイフ, 
ドクターバー

塗付ロール又は塗付面に均等に接着

剤を広げたり,厚さを調節する塗付機
の機構。

doctor blade,

doctor knife,

doctor bar

97 

ドクターロール

塗付ロール上に供給された接着剤の

量を調節するためのロール。

doctor roll

98 

ドープセメント

接着すべきプラスチックと同種のプ

ラスチックの溶剤溶液。

dope cement

99 

塗付量

とふりょう

被着材の単位面積当たりに塗付され

る接着剤量。

spread

100 

留め継ぎ

とめつぎ

角りょう(稜)と上端,下端面以外

には継ぎ目を現さない隅角部の接合方
法。

mitre

101 

ドライタック

溶媒の揮散又は被着材への吸収によ

って見掛け上乾燥状態であっても,必
要な粘着性を示す接着剤の性質。

dry tack

 102 

二液形接着剤

に え き が た せ

っ ち ゃ く ざ

二つの成分(主剤と硬化剤又は架橋

剤など)に分かれていて,使用直前に

混合され,硬化する接着剤。

two component adhesive,

two-part adhesive

 103 

ぬれ

固体面に液体が広がる現象。ぬれが

良い場合は両者の間の接触角が小さ

く,固体面に液体が広がる。

wetting

 104 

練り接着

ね り せ っ ち ゃ

板を平行に上部に重ねて接着する接

合方法。

laminate gluing

105 

粘着剤

ね ん ち ゃ く ざ

常温で粘着性を有し,軽い圧力で被

着材に接着する物質。

pressure sensitive adhesive

106 

粘着付与剤

ね ん ち ゃ く ふ

よざい

接着剤の粘着性を改善したり,粘着

保持時間を延長させるために配合する

物質。

tackifier

107 

粘着保持時間

ね ん ち ゃ く ほ

じじかん

特定の温度及び湿度の下で,被着材

に塗付した接着剤が乾燥状態で粘着性

を保持している時間。

tack range

108 

粘度

ねんど

流動する物質の内部に生じる抵抗。

せん断応力とせん断ひずみ速度の比で
表される。

viscosity

 109 

ノークランプ法

の ー く ら ん ぷ

ほう

仮締めしないで圧締作業を行う方

法。

clampless process

 110 

白化

はっか

接着剤皮膜の表面に曇りを生じる現

象。

blushing


8

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

111 

はぎ接着

は ぎ せ っ ち ゃ

板を横に幅広く並べて接着する接合

方法。

edge gluing

112 

はく離接着強さ

は く り せ っ ち

ゃくつよさ

接着面の一端にはく離応力を加え,

接着接合部が破壊したときの強さ。

peel strength

113 

バインダー

接着剤を構成する主成分。接着剤の

接着強さは主としてこれによる。

binder

114 

パーティクルボード

木材を切削・破砕して小片にしたも

のに接着剤を加えて熱圧縮成形した板
材料。

particle board

115 

ハニカムコア

シート状の金属,樹脂加工材などで

作つた六角形細胞状の材料。はちの巣
に似ており,主にサンドイッチパネル

の心材として使用される。

honeycomb core

116 

発泡型接着剤

は っ ぽ う が た

せ っ ち ゃ く

ざい

見掛けの比重を下げ,同じ量で塗付

面積を増大させたり,シール又は充て

ん機能を付与するためにガスや発泡剤
を配合した接着剤。

cellular adhesive,

foamed adhesive,

foaming adhesive

117 

反応型接着剤

は ん の う が た

せ っ ち ゃ く
ざい

化学反応によって硬化する接着剤。 reactive adhesive

118 

反応性希釈剤

は ん の う せ い

き し ゃ く ざ

反応型接着剤の性状や性能を改善

し,それ自体も硬化する低粘度の反応
性物質

reactive diluent

 119  B

−ステージ

び い − す て ー

熱硬化性樹脂の硬化中間状態。この

状態での樹脂は加熱すると軟化し,あ

る種の溶剤に触れると膨潤するが,完
全に溶融・溶解することはない。

B

−stage

120 

被着材破壊

ひ ち ゃ く ざ い

はかい

見掛け上被着材内部で生じた破壊。 adherend failure

121 

非破壊試験

ひ は か い し け

被着材を破壊しないで各種の接着性

能 を 測 定 す る 試 験 。 破 壊 試 験

(destrudive test)

に対応して用いられ

る。

non-destructive test

122 

引張り接着強さ

ひ っ ぱ り せ っ

ち ゃ く つ よ

接着面に引張り応力を加え,接着接

合部が破壊したときの強さ。

tensile strength

123 

引張りせん断接着強さ  ひ っ ぱ り せ ん

だ ん せ っ ち

ゃくつよさ

引張り荷重によって接着面にせん断

応力を加え,接着接合部が破断したと

きの強さ。

tensile shear strength

124 

表面処理

ひ ょ う め ん し

ょり

被着材表面を接着に適した状態にす

るための化学的又は物理的な処理。

surface preparation,

surface treatment


9

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

 125  V

カット法

ぶ い か っ と ほ

(1)

化粧板の基板の裏面から V 溝を化
粧シートの寸前まで切削し,その

部分に接着剤を塗付して接着する
接合方法。

(2)

コンクリート構造物などのクラッ

クに添って V 字形の溝を作る方
法。その部分をシールするか又は
樹脂を注入して補修する。

V

−cut process

126 

フィルム状接着剤

ふ ぃ る む じ ょ

う せ っ ち ゃ

くざい

熱,圧力,溶剤などによって接着さ

せるフィルム状の接着剤。支持体のあ

るものとないものがある。

film adhesive

127 

フィンガージョイント

被着材の接着面をフィンガー状に溝

加工して接着する接合方法。水平形と

垂直形がある。

finger joint

128 

フィレツト

二つの被着材の接合点に生じる角又

は隅を満たす接着剤部分。

fillet

129 

不揮発分, 
(固形分)

ふきはつぶん,
(こけいぶん)

規定された試験条件で測定した蒸発

残分。

solids content

130 

プライマー

被着材と接着剤又はシーリング材と

の接着性を向上させるために,あらか
じめ被着材表面に塗付する下地処理材

料。

primer

131 

フラッシュパネル

木質材料などの両面に合板などを接

着した中空構造の軽量パネル。

flush panel

132 

ブロッキング

硬化した接着剤が接触したときに生

じる好ましくない接着剤の性質。

blocking

 133 

ほぞ継ぎ

ほぞつぎ

接着面に付けた突起によって接着す

る接合方法。

tenon joint

134 

保存性, 
(貯蔵安定性)

ほぞんせい 
( ち ょ ぞ う あ

んていせい)

接着剤が作業性,接着性などの基本

特性を発揮できる期間。

shelf life,

storage life

135 

ホットメルト接着剤

ほ っ と め る と

せ っ ち ゃ く
ざい

溶融状態で塗付し,冷えると固まっ

て接着する接着剤。

hot melt adhesive

136 

ボンドライン

接着剤と被着材の界面。 bond

line

 137 

曲げ接着強さ

ま げ せ っ ち ゃ

くつよさ

接着面に曲げ応力を加え,接着接合

部が破断したときの強さ。

flexural strength


10

K 6800-1985

番  号

用  語

読み方

意  味

対応英語(参考)

 138 

木部破断

もくぶはだん

木材の接着強さ試験における木材の

破壊。木部破断率は,木部破壊の生じ

た全面積を百分率で表示する。

wood failure

 139 

油性コーキング材

ゆ せ い こ ー き

んぐざい

展色材(天然油脂,合成油脂,アル

キド樹脂など)と鉱物質充てん(填)

剤(石綿,炭酸カルシウムなど)を混
合して製造したペースト状のシーリン
グ材。相対変位の小さな目地のシール

に使用される。

oil based caulking

compound

 140 

溶剤型接着剤

よ う ざ い が た

せ っ ち ゃ く
ざい

有機溶剤を溶媒とした接着剤。 solvent

adhesive

141 

溶剤接合法

よ う ざ い せ つ

ごうほう

熱可塑性プラスチックの接着面に溶

剤を塗付し,接着面を溶解させて接着
する方法。

solvent cementing

142 

養生

ようじょう

接着接合部の性質を向上させるため

に一定条件下に放置すること。熟成と
もいう。

aging

 143 

ラテックス型接着剤

ら て っ く す が

た せ っ ち ゃ
くざい

天然ゴム又は合成ゴムを水に乳化分

散させた接着剤。

latex adhesive

 144 

両面塗付

り ょ う め ん と

両方の被着材の接着する両面に接着

剤を塗付すること。

double spread

 145 

劣化

れっか

物理的又は化学的作用によって接着

接合部の性能が低下すること。

deterioration,

degradation


11

K 6800-1985

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

小  野  昌  孝

実践女子大学

水  町      浩

東京大学

後  藤  輝  男

島根大学

宮  入  裕  夫

東京医科歯科大学

天  野  晋  武

工学院大学

長  沢  長八郎

工業技術院製品科学研究所

本  橋  健  司

建設省建築研究所

鹿  毛  紀久雄

プラスチック標準試験方法研究会

石  黒      敏

財団法人接着剤研究所

辻      洋  典

通商産業省基礎産業局化学製品課

奥      敏  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課

本  山  卓  彦

昭和電工株式会社

福  沢  敬  司

福沢技術士事務所

元  起      巌

株式会社富士電機総合研究所

五十嵐  清  一

レンゴー株式会社

鶴  田  康  彦

大成建設株式会社

岩  田  立  男

日本楽器製造株式会社

青  木  恒太郎

株式会社コスガ

田  中  公  雄

東亜合成化学工業株式会社

佐  藤  勝  亮

旭化学合成株式会社

永  田  宏  二

セメダイン株式会社

柳  沢  誠  一

横浜ゴム株式会社

中  島  常  雄

コニシ株式会社

三  輪  欽  秀

日立化成ポリマー株式会社

島  本      巌

サンスター技研株式会社

岡  崎      久

日本接着剤工業会