K 6793
:2004
(1)
まえがき
この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,ポリブテンパイプ
工業会 (JPBPA)/日本プラスチック工業連盟 (JPIF)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具
して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
した日本工業規格である。
これによって,JIS K 6793 : 1999 は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 15876-3 : 2003,Plastics piping systems for
hot and cold water installations
−Polybutylene (PB)−Part 3 : Fittings を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS K 6793
には,次に示す附属書がある。
附属書 1(規定)水道用ポリブテン管継手の浸出試験方法
附属書 2(規定)水道用ポリブテン管継手の選択項目の浸出性能
附属書 3(参考)水道用ポリブテン管継手の E 種の継手と管の接合方法
附属書 4(参考)水道用ポリブテン管用ヘッダ
附属書 5(参考)JIS と対応する国際規格との対比表
K 6793
:2004
(2)
目 次
ページ
序文
1
1.
適用範囲
1
2.
引用規格
1
3.
定義
2
4.
種類
2
5.
性能
2
6.
外観
3
7.
構造及び形状
3
8.
材料
3
9.
試験方法
3
9.1
外観,構造及び形状
3
9.2
寸法
4
9.3
気密試験
4
9.4
水密試験
4
9.5
耐圧試験
4
9.6
負圧試験
4
9.7
熱間内圧クリープ試験
4
9.8
引抜試験
4
9.9
圧縮はく離試験
5
9.10
浸出試験
5
9.11
試験結果の数値の表し方
5
10.
検査
5
11.
表示
6
12.
取扱い上の注意事項
6
附属書 1(規定)水道用ポリブテン管継手の浸出試験方法
9
附属書 2(規定)水道用ポリブテン管継手の選択項目の浸出性能
10
附属書 3(参考)水道用ポリブテン管継手の E 種の継手と管の接合方法
12
附属書 4(参考)水道用ポリブテン管用ヘッダ
13
附属書 5(参考)JIS と対応する国際規格との対比表
16
日本工業規格
JIS
K
6793
:2004
水道用ポリブテン管継手
Polybutene (PB) pipe fittings for water supply
序文 この規格は,2003 年に第1版として発行された ISO 15876-3:2003, Plastics piping systems for hot and
cold water installations
−Polybutylene (PB)−Part 3 : Fittings を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工
業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,
附属書 5 に示す。
1.
適用範囲 この規格は,JIS K 6792 に規定する主に使用圧力 0.75 MPa 以下の水道の屋内配管に使用す
るポリブテン管(以下,管という。
)の接合に用いる管継手(以下,継手という。
)について規定する。
備考1. ポリブテン管継手については JIS K 6779 による。
2.
この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)
,MOD(修
正している)
,NEQ(同等でない)とする。
ISO 15876-3 : 2003
, Plastics piping systems for hot and cold water installations−Polybutylene (PB)
−Part 3 : Fittings (MOD)
2.
引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。
)を適用する。
JIS B 0251
メートルねじ用限界ゲージ
JIS B 0253
管用テーパねじゲージ
JIS B 0254
管用平行ねじゲージ
JIS B 7502
マイクロメータ
JIS B 7507
ノギス
JIS K 6779
ポリブテン管継手
JIS K 6792
水道用ポリブテン管
JIS K 6900
プラスチック−用語
JIS S 3200-1
水道用器具−耐圧性能試験方法
JIS S 3200-7
水道用器具−浸出性能試験方法
JIS Z 8102
物体色の色名
JIS Z 8401
数値の丸め方
JIS Z 8703
試験場所の標準状態
2
K 6793
:2004
3.
定義 この規格に用いる主な用語の定義は,JIS K 6900 によるほか,次による。
a)
メカニカル式継手 継手に管を差し込み,ナット,バンド,スリーブなどを締め付けることによって
水密性を確保する継手,又は O リングによって水密性を確保する継手。
b)
電気融着式継手 継手自体に電熱線などの発熱体を組み込んだ融着接合可能な差込み継手。
c)
熱融着式継手 熱板などの接合工具によって,継手及び管を加熱して融着接合する差込み継手。
d)
気密試験 金属材料の両端を適切な方法で封じ,内部に圧力を加え,漏れその他の異常の有無を確認
する試験。
e)
負圧試験 継手に管を接合し,適切な方法で内部を減圧して,吸い込みその他の異常の有無を確認す
る試験。
f)
圧縮はく離試験 継手に管を融着接合したものを半割りにし,接合した管の内面が接触するまで圧縮
し,融着接合部の長さに対するはく離長さの比率(はく離長さ率)を求める試験。
g)
常温 JIS Z 8703 の標準状態の温度を 20 ℃とし,その許容差を JIS Z 8703 の 3.1(標準状態の温度の
許容差)の温度 15 級(±15 ℃)とした温度状態で,20 ℃±15 ℃。
4.
種類 継手の種類は,接合方式によって区分し,表 1 による。
表 1 継手の種類
継手の種類
略 号
メカニカル式継手
M
種
電気融着式継手(定電流方式)
A
形
電気融着式継手(定電圧方式)
E
種
B
形
熱融着式継手
H
種
備考 E 種の継手は,融着方法の違いから A 形と B 形の 2 種類とする(附
属書 3 参照)。
なお,A 形と B 形の誤使用防止を目的として,継手の通電端子の
外径は A 形は 2.0 mm,B 形は 2.5 mm とする。
5.
性能 継手の性能は,9.3〜9.10 によって試験を行い,表 2 の規定に適合しなければならない。
3
K 6793
:2004
表 2 継手の性能
性能項目
性能
継手の種類
適用箇条
気密性(
1
)
漏れその他の異常があってはならない。
9.3
水密性
漏れその他の異常があってはならない。
9.4
耐圧性
漏れその他の異常があってはならない。
9.5
負圧性
空気(又は水)の吸込みその他の異常があっては
ならない。
9.6
熱間内圧クリープ性
漏れその他の異常があってはならない。
9.7
引抜性
抜け出しその他の異常があってはならない。
M
種
E
種
H
種
9.8
圧縮はく離性
融着接合部のはく離長さ率が 15 %以下。
E
種
9.9
濁度
2
度以下
色度
5
度以下
過マンガン酸カリウ
ム消費量
10 mg/L
以下
全有機炭素(TOC) 5mg/L
以下
残留塩素の減量(
3
)
0.7 mg/L
以下
臭気
異常があってはならない。
味
異常があってはならない。
ポリブテン成形
部 分 に 適 用 す
る。
浸
出
性
(
2
)
附属書 1 の 5.2 による。 附属書 2 による。
接水部がポリブ
テン以外の部分
に適用する。
9.10
注(
1
)
気密性は,連続鋳造以外の砂型鋳造等で製造したものに適用する。
(
2
)
浸出性の試験温度は,常温とする。また,臭気及び味以外は,空試験値との差から求める。過マンガン
酸カリウム消費量は,平成 17 年 3 月 31 日まで適用し,TOC は,平成 17 年 4 月 1 日から適用する。
(
3
)
残留塩素の減量は,接水部がポリブテン以外の樹脂及びゴムの材料部分にも適用する。
6.
外観 継手の外観は,次による。
a) M
種の継手の外観は,拡大せずに目視した場合, 内外面が滑らかで,鋳巣,鋳ばり,きず,割れな
どの使用上支障となる欠点があってはならない。
b) E
種の継手の外観は,拡大せずに目視した場合, 電熱線組込み部を除き内外面が滑らかで,きず,割
れなどの使用上支障となる欠点があってはならない。
c) H
種の継手の外観は,拡大せずに目視した場合,内外面が滑らかで,きず,割れなどの使用上支障と
なる欠点があってはならない。
d) E
種及び H 種の継手の樹脂部の色は,JIS Z 8102 の明るい灰みの赤みを帯びた黄(ベージュ)とする。
7.
構造及び形状 継手の構造及び形状の例を付図 1〜3 に示す。
なお,継手の構造及び形状は,5. 及び 6. を満足すれば
付図 1〜3 に示す以外でもよい。
8.
材料 継手の材料は,通常の使用及び施工に十分に耐えられるだけの強度及び耐久性をもち,かつ,
水質に悪影響を及ぼさないものでなければならない。
9.
試験方法
9.1
外観,構造及び形状 継手の外観,構造及び形状は,拡大せずに目視によって調べる。
備考 9.1〜9.10 の試験に用いる E 種の継手,H 種の継手及び管は,製造後 24 時間以上経過してから
4
K 6793
:2004
採取する。
9.2
寸法 継手の寸法は,M 種は常温で,E 種及び H 種は 23 ℃±2 ℃で 1 時間以上状態調節した後,
JIS B 7502
のマイクロメータ,JIS B 7507 のノギス,JIS B 0253 の管用テーパねじゲージ,JIS B 0254 の管
用平行ねじゲージ,JIS B 0251 のメートルねじ用限界ゲージ,又はこれらと同等以上の精度をもつもので
測定する。
9.3
気密試験 継手の気密試験は,金属部分の両端を適切な方法で封じ,その内部に常温の空気で 0.6
MPa
の圧力を加え,5 秒間以上保持し,漏れその他の異常を目視によって調べる。
9.4
水密試験 継手の水密試験は,継手に長さ 250 mm 以上の管を接合し,JIS S 3200-1 に準じて行う。
ただし,試験水圧は,0.02 MPa とし,その保持時間は 2 分間とする。
9.5
耐圧試験 継手の耐圧試験は,継手に長さ 250 mm 以上の管を接合し,JIS S 3200-1 に準じて行う。
ただし,試験水圧は,2.5 MPa とし,その保持時間は 2 分間とする。
9.6
負圧試験 継手の負圧試験は,継手に長さ 250 mm 以上の管を接合し,内部を−54 kPa まで減圧して,
2
分間保持し,吸い込みなどの異常を圧力計の変化によって調べる。
9.7
熱間内圧クリープ試験 継手の熱間内圧クリープ試験は,JIS K 6792 の附属書 3 による。ただし,
試験片の形状は,管の両端を管軸に直角になるように有効長 250 mm 以上で切断し,それに継手を接合し
たものとする。
9.8
引抜試験 継手の引抜試験は,継手に長さ 200 mm 以上の管を接合し,24 時間経過後,23 ℃±2 ℃で
次の式によって算出した軸の力を加え,1 時間保持した後,抜け出し, その他の異常を目視によって調べる。
4
/
5
.
1
2
2
o
t
)
(
d
d
K
−
×
×
=
π
σ
ここに,
K
:
軸の力
(N)
t
σ
:
管材に働く軸応力
(MPa) = 6.8
とする
o
d
:
管の平均外径
(mm)
d
:
管の内径
(mm)
=
d
o
o
2 t
d
×
−
o
t
:
管の最小肉厚 (mm)
5
K 6793
:2004
9.9
圧縮はく離試験 継手の圧縮はく離試験は,継手に長さ 150 mm 以上の管を融着接合し,24 時間以
上経過後,接合した状態で半割りにし,試験片の融着接合部の電熱線両端間の距離を測定する。その後,
図 1 に示すようにジグに取り付け,管内面が接触するまでジグを締め付けて 10 分間保持し,界面状態を観
察する。また,電熱線部のはく離長さを測定し,融着接合部の電熱線両端間の距離に対する比率(はく離
長さ率)を次の式によって求める。この場合,試験速度は毎分 100 mm±10 mm,試験温度は 23 ℃±2 ℃
とする。 単位 mm
100
2
×
=
y
d
C
c
ここに,
c
C
:
はく離長さ率(
%
)
y
:
電熱線両端間の有効長さ
(mm)
2
d
:
電熱線部のはく離長さ
(mm)
図 1 圧縮はく離試験
9.10
浸出試験 継手の浸出試験方法は,附属書 1 による。
9.11
試験結果の数値の表し方 9.9 及び 9.10 の試験結果は,規定の数値より
1
けた下の位まで求め,JIS Z
8401
によって丸める。また,9.10 の試験結果は,JIS S 3200-7 の 9.(分析結果の補正)による。
10.
検査 継手の検査は,形式検査
(
4
)
と受渡検査
(
5
)
とに区分し,9. によって試験を行い,5.〜8.及び 11.
の規定に適合しなければならない。
なお,検査の試料の採取方法は,受渡当事者間の協定による。
注
(
4
)
形式検査とは,継手の品質が設計で示されたすべての性能に適合するかどうかを判定するため
の検査をいう。
(
5
)
受渡検査とは,継手の受け渡す場合に,必要と認められる性能に適合するかどうかを判定する
ための検査をいう。
5
ジグ
ジグ
継手
管
管
y
継手
電熱線
管
6
K 6793
:2004
a
)
形式検査 形式検査は,次の項目について行う。
1
)
外観,構造及び形状検査
2
)
寸法検査
3
)
材料検査
4
)
気密検査
5
)
水密検査
6
)
耐圧検査
7
)
負圧検査
8
)
熱間内圧クリープ検査
(
6
)
9
)
引抜検査
10
)
圧縮はく離検査
11
)
浸出検査
12
)
表示検査
注
(
6
)
熱間内圧クリープ検査は,試験温度
20
℃及び
95
℃にて行うものとする。ただし,
95
℃の検
査は,JIS K 6792 の
附属書 3 表 1 に示す時間のいずれかとする。
b
)
受渡検査 受渡検査は,次の項目について行う。
1
)
外観,構造及び形状検査
(
7
)
2
)
寸法検査
(
7
)
3
)
気密検査
4
)
水密検査
5
)
耐圧検査
6
)
熱間内圧クリープ検査
(
8
)
7
)
浸出検査
(
9
)
8
)
表示検査
注
(
7
)
外観,構造及び形状検査並びに寸法検査は,受渡当事者間で取り交わした製品図面について行う。
(
8
)
熱間内圧クリープ検査は,試験温度
95
℃,試験時間は
22
時間又は
1
時間で行う。
(
9
)
浸出検査は,一定期間ごとに行うものとする。
11.
表示 継手の外側には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
ただし,a
)
,
c
)
及び
e
)
については,包装ごとに表示することができる。
なお,e
)
については,
E
種だけに適用する。
a
)
の記号
b
)
呼び径又は公称外径
(
10
)
c
)
製造年月又はその略号
d
)
製造業者名又はその略号
e
)
継手の形(
A
形,
B
形)
注
(
10
)
呼び径又は公称外径は,JIS K 6792 による。
12.
取扱い上の注意事項 継手の取扱い上の注意事項は,取扱説明書などに記入することが望ましい。
a
)
継手は,きず付きやすいので,注意して扱う。
7
K 6793
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b
)
継手の保管は,屋内とする。やむを得ず屋外に保管する場合は,直射日光や雨を防ぐため,シートな
どによって覆いをする。
c
)
やむを得ず屋外露出配管する場合には,継手に直射日光が当たらないように外面被覆を施す。
d
) E
種及び
H
種の継手は,JIS K 6792 の管以外とは接合しないため,必ず,管の色が継手と同一色(明
るい灰みの赤みを帯びた黄)の管と融着接合する。
参考
E
種の継手と管との接合方法については,
附属書 3 に,水道用ポリブテン管用ヘッダを附属書
4
に示す。
付図 1 M 種の継手接合部の構造及び形状の例
a)
管をナット及びリングで締め付け
て水密性を確保する継手
b)
管を保持リングで固定し,O リングで
水密性を確保する継手
c)
管をナット及びリングで締め付けて O リ
ングで水密性を確保する継手
d)
管をナット及びリングで締め付
けて水密性を確保する継手
8
K 6793
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付図 2 E 種の継手接合部の構造及び形状の例
付図 3 H種の継手接合部の構造及び形状の例
b)
電気融着とナット締め付けで水密性を
確保する継手
a)
電気融着だけで水密性を確保する継手
c)
電気融着と金属製ねじで水密性を確保する継手
c)
熱融着と金属製ねじで水密性を確保する継手
a)
熱融着だけで水密性を確保する継手
b)
熱融着とナット締め付けで水密性を確
保する継手
9
K 6793
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附属書 1(規定)水道用ポリブテン管継手の浸出試験方法
1.
適用範囲 この附属書は,水道用ポリブテン管継手の浸出試験方法について規定する。
2.
共通的な条件 共通的な条件は,JIS S 3200-7 の 5(共通的な条件)による。
3.
浸出液の調製方法 浸出液の調製方法は,JIS S 3200-7 の 6.(浸出液の調製方法)による。ただし,
残留塩素の減量の試験に用いる浸出液の有効塩素濃度は,
1.0
〜
1.2 mg/L
とする。
4.
試料液の調製方法 試料液の調製方法は,JIS S 3200-7 の 7.2(部品試験及び材料試験)による。
5.
分析方法
5.1
ポリブテン成形部分 ポリブテン成形部分の分析方法は,JIS S 3200-7 の 8.(分析方法)による。
なお,各項目の分析方法は,次による。
a
)
濁度 濁度は,JIS S3200-7 の附属書 19(濁度の分析方法)による。
b
)
色度 色度は,JIS S 3200-7 の附属書 18(色度の分析方法)による。
c
)
全有機炭素(
TOC
)及び過マンガン酸カリウム消費量 全有機炭素(
TOC
)及び過マンガン酸カリウ
ムの消費量は,JIS S 3200-7 の
附属書 14{有機物[全有機炭素(
TOC
)
]及び有機物等(過マンガン酸
カリウム消費量の分析方法)
}による。
d
)
残留塩素の減量 残留塩素濃度の測定は,JIS S 3200-7 の附属書 21(残留塩素の測定方法)の
DPD
比
色法又は電流滴定法による。
e
)
臭気 臭気は JIS S 3200-7 の附属書 17(臭気の分析方法)による。
f
)
味 味は JIS S 3200-7 の附属書 16(味の分析方法)による。
5.2
ポリブテン以外の部分 ポリブテン以外の部分の分析方法は,附属書 1 表 1 の項目を 5.1 によって行
うとともに,継手の接水する材料を明確にし,JIS S 3200-7 の 4.(項目)から選択し,それぞれの項目に
適用される JIS S 3200-7 の 8.(分析方法)による。
附属書 1 表 1 ポリブテン以外の浸出性共通項目
浸出性共通項目
濁度
色度
臭気
味
10
K 6793
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附属書 2(規定)水道用ポリブテン管継手の選択項目の浸出性能
1.
適用範囲 この附属書は,水道用ポリブテン管継手の選択項目の浸出性能について規定する。
2.
性能 浸出性能は,附属書 2 表 1 の規定に適合しなければならない。
附属書 2 表 1 浸出性能の判定基準
性能項目
性能
カドミウム 0.01
mg/L
以下
水銀 0.0005
mg/L
以下
セレン 0.01
mg/L
以下
鉛 0.01
mg/L
以下
ひ素 0.01
mg/L
以下
六価クロム 0.05
mg/L
以下
シアン 0.01
mg/L
以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10
mg/L
以下
ふっ素 0.8
mg/L
以下
四塩化炭素 0.002
mg/L
以下
1
,2-ジクロロエタン 0.004
mg/L
以下
1
,1-ジクロロエチレン 0.02
mg/L
以下
ジクロロメタン 0.02
mg/L
以下
シス-1,2 ジクロロエチレン 0.04
mg/L
以下
テトラクロロエチレン 0.01
mg/L
以下
1
,1,2-トリクロロエタン 0.006
mg/L
以下
トリクロロエチレン 0.03
mg/L
以下
ベンゼン 0.01
mg/L
以下
亜鉛 1.0
mg/L
以下
鉄 0.3
mg/L
以下
銅 1.0
mg/L
以下
ナトリウム 200
mg/L
以下
マンガン 0.05
mg/L
以下
塩化イオン 200
mg/L
以下
蒸発残留物 500
mg/L
以下
陰イオン界面活性剤 0.2
mg/L
以下
1
,1,1-トリクロロエタン 0.3
mg/L
以下
フェノール類 0.005
mg/L
以下
有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)(
1
)
10
mg/L
以下
有機物[全有機炭素(TOC)
](
1
)
5 mg/L
以下
味
異常があってはならない。
臭気
異常があってはならない。
色度
5
度以下
濁度
2
度以下
エピクロロヒドリン 0.01
mg/L
以下
アミン類 0.01
mg/L
以下
2
,4-トルエンジアミン 0.002
mg/L
以下
2
,6-トルエンジアミン 0.001
mg/L
以下
11
K 6793
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附属書 2 表 1 浸出性能の判定基準(続き)
性能項目
性能
ホルムアルデヒド 0.05
mg/L
以下
酢酸ビニル 0.01
mg/L
以下
スチレン 0.002
mg/L
以下
1
,2-ブタジェン 0.001
mg/L
以下
1
,3-ブタジェン 0.001
mg/L
以下
注(
1
)
過マンガン酸カリウム消費量は,平成 17 年 3 月 31 日まで適用し,TOC は,平成 17 年 4 月 1 日から適用する。
12
K 6793
:2004
附属書 3(参考)水道用ポリブテン管継手の E 種の継手と管の接合方法
序文 この附属書は,
E
種の継手と JIS K 6792 の管との接合方法について記述するものであり,規定の一
部ではない。
1.
工具 工具は,次による。
a
)
樹脂管カッタ 樹脂管カッタは,管のつぶれ防止用の管受け部をもつもので,切断後の管の断面がほ
ぼ直角にきれいに切断できるもの。
b
)
スクレーパ スクレーパは,管の外表面の厚さ
0.10 mm
±
0.05 mm
を削り取ることができるもの。
c
)
コントローラ コントローラは,附属書 3 表 1 の機能をもつもの。
附属書 3 表 1 コントローラの機能
機能項目
機能
適用継手
E
種 A 形及び B 形
電圧 85〜115V 交流
使用電源
周波数 50
Hz
及び 60 Hz
A
形
一定電流を供給できるもの。
供給電圧
B
形
継手の種類及び呼び径に応じた一定電圧を供給できるもの。
A
形
継手にコネクタを接続した際に継手の抵抗値を読み取るもの。
識別機能
B
形
管及び継手の融着条件をバーコードで識別する機能をもつもの。
A
形
抵抗値に応じた通電時間まで通電し,自動的に通電が切れるもの。
通電制御
B
形
バーコードで読み取った通電時間まで通電し,自動的に通電が切れるもの。
通電機能
環境温度補正
作業環境温度に応じて,通電時間又は供給電力を補正できるもの。
漏電遮断機能
感電などの事故防止のため漏電遮断機能をもつもの。
2.
接合方法 接合方法は,次による。
a
)
管を樹脂管カッタを用いて,切断面が実用上直角になるよう切断する。
b
)
管の切断面から,継手に挿入する長さ以上の部分をスクレーパを用いて,管の外表面を削り取る。サ
ンドペ
ーパ,やすりなどで表面を削り取ることは,管の表面に微粉の砂,鉄などを付着させ,融着接
合に悪影響を与えるので行ってはならない。
c
)
表面を削り取った管を継手に,挿入不足がないよう確実に差し込む。コントローラの電源を入れ,コ
ントローラのコネクタを継手に接続する。
d
)
バーコードリーダで継手外面のバーコードを読み取り(
A
形継手の場合,バーコードの読み取りは不
要である。
)
,スタートスイッチを入れ,融着接合が終了するまで自動通電する。通電が自動的に切れ,
融着接合が終了後,接合部分に強い力が加わらないように
3
分以上静置放冷する。
3.
接合上の注意事項
a
)
融着接合は,雨水などによる水ぬれ又は泥,異物などによる汚染のおそれがない状態で行う。
b
)
融着接合中に停電などの異常が発生した場合には,継手の再使用又は融着接合を行わない。
c
)
コントローラを投げたり,強い衝撃又は強い振動を与えない。
d
)
コントローラは,内部に電圧の高い部分があり感電のおそれがあるので,分解しない。
13
K 6793
:2004
附属書 4(参考)水道用ポリブテン管用ヘッダ
序文 この附属書は,JIS K 6792 に規定する管(以下,管という。)を,JIS K 6793 に規定する管継手(以
下,管継手という。
)を介して
2
連以上に分岐して接続する分岐継手(以下,ヘッダという。
)について記
述するものであり,規定の一部ではない。
1.
種類 ヘッダの種類は,管継手を接合する部分の構造によって区分し,附属書 4 表 1 による。
附属書 4 表 1 種類
種類
管継手を接合する部分の構造
M
種ヘッダ
JIS B 0203
に規定するテーパめねじをもつ
S
種ヘッダ
管と同寸法のスピゴットをもつ
2.
性能 ヘッダの性能は,本体 5.
表 2 による。ただし,水密性,負圧性,引抜性及び圧縮はく離性は,
ヘッダには適用しない。また,熱間内圧クリープ性は金属製のヘッダには適用しない。
3.
外観 ヘッダの外観は,次による。
a
)
ヘッダの外観は,拡大せずに目視した場合,内外面が滑らかで鋳巣,ばり,きず,割れなど使用上支
障となる欠点があってはならない。
b
)
ポリブテン製の
S
種ヘッダのスピゴット部の色は,JIS Z 8102 で規定する明るい灰みの赤みを帯びた
黄(ベージュ色)とする。
4.
構造及び形状 ヘッダの構造及び形状の例を,附属書 4 付図 1 及び附属書 4 付図 2 に示す。
なお,ヘッダの構造及び形状は,2.
及び 3.
を満足すれば,
附属書 4 付図 1 及び附属書 4 付図 2 に示す
以外でもよい。
5.
材料 ヘッダの材料は,本体 8.
による。
6.
試験方法
6.1
外観,構造及び形状 ヘッダの外観,構造及び形状は,拡大せずに目視によって調べる。
備考
6.1
〜6.6 の試験に用いる樹脂製のヘッダは,製造後
24
時間以上経過してから採取する。
6.2
寸法 ヘッダの寸法は,金属製は常温で,樹脂製は
23
℃±
2
℃で
1
時間以上状態調整した後に,本
体 9.2 による。
6.3
気密試験 ヘッダの気密試験は,ヘッダの開口部分を適切な方法で封じ,本体 9.3 による。
6.4
耐圧試験 ヘッダの耐圧試験は,ヘッダの開口部分を適切な方法で封じ,本体 9.5 による。
6.5
熱間内圧クリープ試験 ヘッダの熱間内圧クリープ試験は,JIS K 6792 の附属書 3 による。ただし,
試験片の形状は,ヘッダの開口部分を適切な方法で封じたものとする。
6.6
浸出試験 ヘッダの浸出試験は,附属書 1 による。この場合,附属書 1 の中の継手は,ヘッダと読
み替える。
14
K 6793
:2004
6.7
試験結果の数値の表し方 6.6 の試験結果は,規定の数値より
1
けた下まで求め,JIS Z 8401 によっ
て丸め,同試験結果の補正は,JIS S 3200-7 の 9.(分析結果の補正)による。
7.
検査 ヘッダの検査は,本体 10.を適用する。この場合,本体 10.の中の継手をヘッダと読み替える。
ただし,6.
によって試験を行い,2.
〜5.
及び 8.
の規定に適合しなければならない。
なお,水密検査,負圧検査,引抜検査及び圧縮はく離検査は除く。
8.
表示 ヘッダの表示は,本体 11.
による。
なお,b
)
及び c
)
は除く。
9.
取扱い上の注意事項 本体 12.
を適用する。ただし,
S
種ヘッダに
E
種継手を接続する場合は,
附属書 3 の文中の管を
S
種ヘッダのスピゴットと置き換えて適用する。また,
附属書 3 の 2. b)に規定す
る管の外表面を削り取るスクレープ作業の要否は,製造業者の指示による。
スピゴット
テーパめねじ
附属書 4 付図 1 M 種ヘッダの構造及び形状の例
附属書 4 付図 2 S 種ヘッダの構造及び形状の例
15
K 6793
:2004
関連規格
JIS B 0202
管用平行ねじ
JIS B 0203
管用テ―パねじ
JIS H 5121
銅合金連続鋳造鋳物
JIS H 5120
銅及び銅合金鋳物
ISO 1167
Thermoplastics pipes for the conveyance of fluids
−
Resistance to internal pressure
−
Test
method
16
K 6793
:2004
附属書 5(参考)JIS と対応する国際規格との対比表
JIS K 6793
:2004 水道用ポリブテン管継手
ISO 15876-3
給水給湯用プラスチック管システム
―ポリブテン(PB)−第 3 部:継手
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線又は点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
1.
適用範囲
使用圧力 0.75MPa 以下
の 水 道 用 ポリ ブ テン 管
の 接 合 に 用い る 管継 手
について規定。
ISO
15876-3
1
飲料用か否かにかかわ
らず,水の伝達を目的と
するポリブテン管継手
について規定。
MOD/
変更
JIS
は,0.75 MPa 以下
水 道の主 に屋内 配管
に 使用す るポリ ブテ
ン 管継手 だけに つい
て規定。
国内水道圧力に限定した。
90
℃以下の水に使用するポリブテン管
の接合に用いる管継手については JIS
K 6779
に規定した。
JIS B 0251
, JIS B 0253,
JIS B 0254
, JIS B 7502,
JIS B 7507
, JIS K 6779,
JIS K 6792
, JIS K
6900
, JIS S 3200-1, JIS
S 3200-7
, JIS Z 8102,
JIS Z 8401
, JIS Z 8703
2
MOD/
追加
−
水道法への対応のため,EN 規格に代え
て JIS を引用した。
2.
引用規格
EN 578
,EN 681-1,
prEN681-2
, EN 921,
EN 1254-3
,EN 10088-1,
prEN 10226-1
,
EN 12107
,
ISO/FDIS15876-1
, 2,
5
, prEN ISO 3126,
prEN ISO 9080
,
ISO 228-1
, ISO1133,
ISO/DIS 12092
MOD/
削除
−
国際規格化後に整合。
16
K 6793
:
0000
16
K 6793
:
0000
17
K 6793
:2004
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線及び点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
3.
定義
JIS K 6900
によるほか,
メカニカル式継手,電気
融着式継手,熱融着式継
手,気密試験,負圧試験,
圧縮はく離試験,常温。
3
次 に よ る ほ か , ISO
15876-1
による。
メカニカル式継手(圧着
継手,クランプ継手,フ
ランジ継手,フラットシ
ート継手),
電気融着式継
手,挿入部を伴う継手
MOD/
変更
定 義され ている 用語
が異なる。
国際規格化後に整合。
4.
種類
M
種,E 種,H 種
−
− MOD/追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。ISO に提案する。
気密性
4.2
金 属 継 手の 内圧 下 にお
ける耐漏えい性を規定。
MOD/
追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。ISO に提案する。
水密性
−
− MOD/追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。ISO に提案する。
耐圧性
4.2
金 属 継 手の 耐圧 性 を規
定。
MOD/
追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。ISO に提案する。
負圧性
空気(又は水)の吸い込み,
その他の異常があっては
ならない。
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
国内法及び国内事情に合わせた。
ISO
に提案する。
熱間内圧クリープ性
7
MOD/
追加
引抜性
抜け出し,その他の異常
があってはならない。
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
国内法及び国内事情に合わせた。
ISO
に提案する。
5.
性能
圧縮はく離性(E 種継手)
−
− MOD/追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。ISO に提案する。
17
K 6793
:
0000
17
K 6793
:
0000
18
K 6793
:2004
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線及び点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
5.
性能
浸出性
濁度,色度,過マンガン酸
カリウム消費量,残留塩素
の減量,臭気,味,
附属書
1
の 5.2 及び
附属書 2
4.3
浸出性(すべての継手)
飲 料 水 に影 響の な いこ
と。
MOD/
追加
―
水道法への対応のため。
6.
外観
継手の外観の規定
M
種 :外観
E
種,H 種:外観及び樹脂
部の色
5.1
継手の外観の規定。 MOD/追加
JIS
は E 種及び H 種の
樹 脂部の 色につ いて
も規定。
ポリブテン管の色(ベージュ)は日本
独自であり,それと融着する E 種及び
H
種の継手の色についても誤使用防止
のため規定した。
7.
構 造 及
び形状
継手の構造及び形状の例
6
継 手 の 寸法 及び 形 状の
規定。
MOD/
削除
JIS
では寸法及び形状
の 例示は 行って いる
が,規定は行っていな
い。
JIS
は性能規格であり,性能及び外観を
満足すれば,構造及び形状は自由であ
るとした。
8.
材料
継手材料
4.1
4.2
4.3
樹脂製材料
金属継手材料
飲料水への影響。
MOD/
変更
JIS
は性能を満たす材
料であればよいとし,
ISO
規格は,材料ごと
に要求性能を規定。
JIS
は性能規格であり,性能を満足すれ
ば,材料は自由であるとした。
9.1
外観,構造及び形状
5.1
拡 大 せ ずに 目視 し た場
合の外観を規定。
ただし,ISO に形状の規
定なし。
MOD/
追加
−
ISO
に提案する。
9.2
寸法
6.1
prEN496
による。 MOD/変更
測定の基準が異なる。
(ISO では prEN496)
国際規格化後に整合を検討する。
9.3
気密試験
4.2
金 属 製 継手 につ い て規
定(EN1254-3)
。
MOD/
変更
JIS
では 0.6 MPa で 5
秒以上。
ISO
では 0.5 MPa。
品質評価するのに必要な JIS 独自の規
定を追加した。
ISO
に提案する。
9.
試 験 方
法
9.4
水密試験
−
− MOD/追加
−
品質評価するのに必要な JIS 独自の規
定を追加した。
ISO
に提案する。
18
K 6793
:
0000
18
K 6793
:
0000
19
K 6793
:2004
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線及び点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
9.5
耐圧試験
4.2
金 属 製 継 手 に つ い て 規
定(EN1254-3)
。
MOD/
変更
金 属製継 手以外 を追
加。試験方法は JIS 独
自の規定を引用。
国際規格化後に整合を検討する。
9.6
負圧試験
4.7
ISO
で は規定してい な
い。
MOD/
追加
ISO
に提案する。
9.7
熱間内圧クリープ試験
7
EN921 (ISO1167
を基)に
よる。
MOD/
追加
95
℃,1 時間の条件
を追加。
簡便な判定法として条件を追加した。
ISO
に提案する。
9.8
引抜試験
−
ISO
で は規定してい な
い。
MOD/
追加
ISO
への提案を検討する。
9.9
圧縮はく離試験
−
− MOD/追加
−
品質評価するのに必要な JIS 独自の規
定を追加した。ISO に提案する。
9.10
浸出試験
附属書 1 による。
−
− MOD/追加
−
水道法への対応のため。
ISO
に提案する。
9.
試 験 方
法
9.11
試験結果の数値の表し
方
−
− MOD/追加
−
品質評価するために必要な JIS 独自の
規定を追加した。
ISO
に提案する。
19
K 6793
:
0000
19
K 6793
:
0000
20
K 6793
:2004
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線及び点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
10
.検査 形式検査
外 観 , 構 造 及 び 形 状 検
査,寸法検査,材料検査,
気密検査,水密検査,耐
圧検査,負圧検査,熱間
内圧クリープ検査,引抜
検査,圧縮はく離検査,
浸出検査,表示検査,
受渡検査
外 観 , 構 造 及 び 形 状 検
査,寸法検査,気密検査,
水密検査,耐圧検査,熱
間内圧クリープ検査,浸
出検査,表示検査
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
ISO
への提案を検討する。
11.
表示
の記号
呼び径又は公称外径
製造年月又はその略号
製造業者名又はその略号
継手の形
11
規格番号,公称外径,
材料,設計圧力,製造
年月又はコード,製造
者名又は略号,他
MOD/
変更
表示内容が異なる。
配管材料として必要最小限の項目に限
定し,記述をすることとした。
12.
取 扱
上の注意
事項
主要な注意事項として 4 項
目記載
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
使用者側の利便性を考慮して,追加し
た。
附属書 1
(規定)
水 道 用 ポ リ ブ テ ン 管 継 手
の 浸 出 試 験 方 法 に つ い て
規定。
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
ISO
に提案する。
附属書 2
(規定)
水 道 用 ポ リ ブ テ ン 管 継 手
の 選 択 項 目 の 浸 出 性 能 に
ついて規定。
−
ISO
では規定していな
い。
MOD/
追加
ISO
に提案する。
附属書 3
(参考)
水 道 用 ポ リ ブ テ ン 管 継 手
の E 種の継手と管の接続方
法
−
ISO
では要求していな
い。
MOD/
追加
20
K 6793
:
0000
20
K 6793
:
0000
21
K 6793
:2004
(
Ⅰ) JIS の規定
(
Ⅲ) 国際規格の規定
(
Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体,附属書
表示方法:側線及び点線の下線
項目
番号
内容
(
Ⅱ ) 国
際規格番
号
項目
番号
内容
項 目 ご と
の評価
技術的差異の内容
(
Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
附属書 4
(参考)
水 道 用 ポ リ ブ テ ン 管 用 ヘ
ッダ
−
ISO
では要求していな
い。
MOD/
追加
JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価:
MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。
2.
JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD…………… 国際規格を修正している。
21
K 6793
:
0000
21
K 6793
:
0000