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K 6741:2016

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  用語及び定義  

3

4  種類及び記号  

3

5  性能 

3

6  外観及び形状  

4

6.1  外観  

4

6.2  形状  

4

7  寸法及びその許容差  

4

7.1  管の外径及び厚さ並びにその許容差  

4

7.2  管の長さ  

8

7.3  受口寸法  

8

8  材料 

8

8.1  管の材料  

8

8.2  ゴム輪の材料  

8

9  試験方法  

8

9.1  性能試験  

8

9.2  外観及び形状  

12

9.3  寸法  

12

9.4  試験結果の数値の表し方  

12

10  検査  

12

11  表示  

13

11.1  管の色  

13

11.2  管の表示  

14

11.3  取扱い上の注意事項  

14

附属書 JA(規定)耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管の耐衝撃試験方法  

19

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

22


K 6741:2016

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,塩化ビニル管・継

手協会(JPPFA),日本プラスチック工業連盟(JPIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業

標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産

業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS K 6741:2007 は改正され,この規格に置き換え

られた。

なお,平成 29 年 10 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS K 6741:2007 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 K

6741

:2016

硬質ポリ塩化ビニル管

Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U) pipes

序文 

この規格は,2009 年に第 1 版として発行された ISO 1452-1 及び ISO 1452-2,2002 年に第 2 版として発

行された ISO 3633 並びに 2003 年に第 2 版として発行された ISO 4435 を基とし,対応国際規格の規定に,

国内で使用されている製品の寸法,性能及び試験方法を追加して規定し,技術的内容を変更して作成した

日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書 JB に示す。

適用範囲 

この規格は,主に一般流体輸送配管に用いる硬質ポリ塩化ビニル管及び耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管

(以下,管という。)について規定する。ただし,水道用硬質ポリ塩化ビニル管については,JIS K 6742

による。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 1452-1:2009,Plastics piping systems for water supply and for buried and above-ground drainage

and sewerage under pressure-Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)-Part 1: General

ISO 1452-2:2009,Plastics piping systems for water supply and for buried and above-ground drainage

and sewerage under pressure-Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)-Part 2: Pipes

ISO 3633:2002,Plastics piping systems for soil and waste discharge (low and high temperature) inside

buildings-Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)

ISO 4435:2003,Plastics piping systems for non-pressure underground drainage and sewerage-

Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 7502  マイクロメータ

JIS B 7507  ノギス

JIS K 6353  水道用ゴム


2

K 6741:2016

JIS K 6742  水道用硬質ポリ塩化ビニル管

JIS K 6814  熱可塑性プラスチック管-加熱伸縮率試験方法

注記  対応国際規格:ISO 2505:2005,Thermoplastics pipes-Longitudinal reversion-Test method and

parameters(MOD)

JIS K 6815-1:2002  熱可塑性プラスチック管-引張特性の求め方-第 1 部:一般試験方法

注記  対応国際規格:ISO 6259-1:1997,Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part

1: General test method(IDT)

JIS K 6815-2:2002  熱可塑性プラスチック管-引張特性の求め方-第 2 部:硬質塩化ビニル(PVC-U)

管,耐熱性硬質塩化ビニル(PVC-C)管及び耐衝撃性硬質塩化ビニル(PVC-HI)管

注記  対応国際規格:ISO 6259-2:1997,Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part

2: Pipes made of unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U), chlorinated poly(vinyl chloride)

(PVC-C) and high-impact poly(vinyl chloride) (PVC-HI)(IDT)

JIS K 6816  熱可塑性プラスチック管及び継手-ビカット軟化温度試験方法

注記  対応国際規格:ISO 2507-1:1995,Thermoplastics pipes and fittings-Vicat softening temperature

-Part 1: General test method(MOD)

JIS K 6900  プラスチック-用語

JIS S 3200-1  水道用器具-耐圧性能試験方法

JIS Z 8401  数値の丸め方

JIS Z 8703  試験場所の標準状態

ISO 1167-1,Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids-Determination of the

resistance to internal pressure-Part 1: General method

ISO 1167-2,Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids-Determination of the

resistance to internal pressure-Part 2: Preparation of pipe test pieces

ISO 9852,Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U) pipes-Dichloromethane resistance at specified

temperature (DCMT)-Test method

ISO 18373-1,Rigid PVC pipes-Differential scanning calorimetry (DSC) method-Part 1: Measurement of the

processing temperature

EN 744:1995,Plastics piping and ducting systems-Thermoplastics pipes-Test method for resistance to

external blows by the round-the-clock method

EN 1053,Plastics piping systems-Thermoplastics piping systems for non-pressure applications-Test method

for watertightness

EN 1054,Plastics piping systems-Thermoplastics piping systems for soil and waste discharge-Test method

for airtightness of joints

EN 1055:1996,Plastics piping systems-Thermoplastics piping systems for soil and waste discharge inside

buildings-Test method for resistance to elevated temperature cycling

EN 1277,Plastics piping systems-Thermoplastics piping systems for buried non-pressure applications-Test

method for leaktightness of elastomeric sealing ring type joints

EN 1411,Plastics piping and ducting systems-Thermoplastics pipes-Determination of resistance to external

blows by the staircase method


3

K 6741:2016

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6900 によるほか,次による。

3.1 

設計圧力 

通常の使用状態における静水圧に水撃圧を加えた圧力で,使用時に管に加わる最大圧力。

3.2 

形式検査 

品質が,設計で示す全ての性能に適合するか否かを判定するための検査。

3.3 

受渡検査 

製品を受け渡す場合に,必要と認められる性能に適合するか否かを判定するための検査。

種類及び記号 

管の種類及び記号は,表 による。

表 1-管の種類及び記号 

種類

記号

硬質ポリ塩化ビニル管 VP,VM,VU 
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 HIVP 
建物内排水用硬質ポリ塩化ビニル管

a)

 IDVP

埋設排下水用硬質ポリ塩化ビニル管

a)

 ISVP

水輸送用及び圧送排下水用硬質ポリ塩化ビニル管

a)

IWVP

a)

  対応国際規格に規定されている管である。

管を圧力輸送管路に用いる場合の設計圧力は,流体を水として管の種類(記号)ごとに VP 及び HIVP

では,0~1.0 MPa,VM では,0~0.8 MPa,VU では,0~0.6 MPa,IWVP では,0~1.0 MPa とする。

IDVP 及び ISVP は,無圧用途であり,設計圧力は,0 MPa とする。

性能 

管は,表 に示す性能項目の規定に適合しなければならない。


4

K 6741:2016

表 2-性能 

性能項目

性能

適用する管の

記号

適用 
箇条

引張降伏強さ MPa

45 以上

VP,VM,VU

9.1.1 

40 以上

HIVP

耐圧性

破損があってはならない。

VP,HIVP,VM,VU

9.1.2 

接合部耐圧性

a)

漏れがあってはならない。

VP,HIVP,VM,VU

9.1.3 

偏平性

割れ及びひびがあってはならない。

VP,HIVP,VM,VU

9.1.4 

耐衝撃性

“異常なし”

b)

 でなければならない。

HIVP

9.1.5 

ビカット軟化温度

76 以上

VP,HIVP,VM,VU

9.1.6 

79 以上 IDVP,ISVP

80 以上 IWVP

水密性

漏れがあってはならない。 IDVP

9.1.7 

気密性

漏れがあってはならない。 IDVP

9.1.8 

冷熱繰返し流下性 mm

漏れてはならない。管路のたわみは呼び径 ND50
以下は 3 以下,呼び径 ND50 を超えるものは 0.05
×外径以下とする。

IDVP

9.1.9 

偏平密封性 MPa

0.005 及び 0.05 の水圧で漏れず,並びに-0.03
の気圧で-0.027 以下でなければならない。

ISVP

9.1.10 

曲げ密封性 MPa

0.005 及び 0.05 の水圧で漏れず,並びに-0.03
の気圧で-0.027 以下でなければならない。

ISVP

9.1.11 

熱間内圧クリープ性

破損があってはならない。 ISVP,IWVP

9.1.12 

外衝撃耐久性(回転法)  %

0  ℃における衝撃率(TIR)が 10 以下 IDVP,ISVP,IWVP

9.1.13 

外衝撃耐久性(階段法)

c)

m

0  ℃における 50 %割れ高さが 1 以上。ただし,

0.5 m 以下での破損は最大 1 個とする。

IDVP,ISVP

9.1.14 

加熱伸縮性

%

管軸方向の伸縮が 5 以下 IDVP,ISVP,IWVP

9.1.15 

耐ジクロロメタン性

d)

浸食されてはならない。 IDVP,ISVP,IWVP

9.1.16 

示差走査熱量(DSC)

d)

B オンセット(最高加工)温度が 185 以上 IWVP

9.1.17 

a)

  接合部耐圧性は,圧力輸送用のゴム輪形受口及び接着形受口をもった管に適用し,これらの管では,この接

合部耐圧試験をもって耐圧試験に代えることができる。

b)

  “異常なし”とは,JA.4 による判定基準である。

c)

  施工時の温度が,-10  ℃以下の地域で使用する管に適用する。

d)

 IWVP は,耐ジクロロメタン性又は示差走査熱量(DSC)のいずれかの性能項目を確認する。

外観及び形状 

6.1 

外観 

管の外観は,内外面が滑らかで,使用上支障となるきず,割れなどの欠点があってはならない。

6.2 

形状 

管の形状は,実用的に正円の断面をもち,かつ,真っすぐで,その両端面は,管軸に対し直角でなけれ

ばならない。

なお,管端部には受口加工を行うことができる。この場合,受口は,圧力輸送用及び無圧輸送用のゴム

輪を装着したゴム輪形受口及び接着形受口とする。また,受口と接合する差口は,必要に応じて面取りを

行うことができる。

寸法及びその許容差 

7.1 

管の外径及び厚さ並びにその許容差 


5

K 6741:2016

管の外径,厚さ及びその許容差は,VP,HIVP,VM 及び VU については,表 3,IDVP,ISVP 及び IWVP

については,表 による。


6

K 6741:2016

表 3VPHIVPVM 及び VU の管の外径及び厚さ並びにその許容差 

単位  mm

呼び径 VP,HIVP VM

VU

外径

厚さ

参考

参考

外径

厚さ

参考

参考

外径

厚さ

参考

参考

基準
寸法

最大・最

小外径
の許容

a)

平均外
径の許

容差

b)

最小  許容差 概略

内径

1 m 当たりの

質量(kg)

c)

基準
寸法

平均外
径の許

容差

b)

最小  許容差 概略

内径

1 m 当た

りの質量

(kg)

c)

基準
寸法

平均外
径の許

容差

b)

最小 許容差 概略

内径

1 m 当た

りの質量

(kg)

c)

VP HIVP

13 18.0

±0.2

±0.2 2.2

+0.6

13

0.174

0.170

16 22.0

2.7

16

0.256

0.251

20 26.0

20

0.310

0.303

25 32.0

3.1

+0.8

25

0.448

0.439

30 38.0

±0.3

31

0.542

0.531

40 48.0

3.6

40

0.791

0.774

- 48.0

±0.2

1.8

+0.4

44

0.413

50 60.0

±0.4

4.1 51

1.122

1.098

- 60.0

56

0.521

65 76.0

±0.5

±0.3 67

1.445

1.415

- 76.0

±0.3

2.2

+0.6

71

0.825

75 89.0

5.5

77

2.202

2.156

- 89.0

2.7

83

1.159

100 114.0

±0.6

±0.4 6.6

+1.0

100

3.409

3.338

- 114.0

±0.4

3.1

+0.8

107

1.737

125 140.0

±0.8

±0.5 7.0

125

4.464

4.371

- 140.0

±0.5

4.1

131

2.739

150 165.0

±1.0

8.9

+1.4

146

6.701

6.561

- 165.0

5.1

154

3.941

200 216.0

±1.3

±0.7 10.3

194

10.129

9.913

- 216.0

±0.7

6.5

+1.0

202

6.572

250 267.0

±1.6

±0.9 12.7 +1.8

240

15.481

15.157

- 267.0

±0.9

7.8

+1.2

250

9.758

300 318.0

±1.9

±1.0 15.1 +2.2

286

21.962

21.504

- 318.0

±1.0

9.2

+1.4

298

13.701

350

- 370.0

±1.2

14.3  +2.0

339

24.378

370.0

±1.2

10.5

348

18.051

400

- 420.0

±1.3

16.2  +2.2

385

31.294

420.0

±1.3

11.8

+1.6

395

23.059

450

- 470.0

±1.5

18.1  +2.6

431

39.267

470.0

±1.5

13.2

+1.8

442

28.875

500

- 520.0

±1.6

20.0  +2.8

477

47.930

520.0

±1.6

14.6

+2.0

489

35.346

600

- 630.0

±3.2

17.8

+2.8

592

52.679

a)

  最大・最小外径の許容差とは,任意の断面における外径の測定値の最大値及び最小値(最大・最小外径)と,基準寸法との差をいう。

b)

  平均外径の許容差とは,任意の断面における円周の測定値を円周率 3.142 で除した値,又は同一円周上において等間隔な 2 か所の外径の測定値の平均値(平均

外径)と,基準寸法との差をいう。

c)

 1

m 当たりの質量とは,管の寸法を許容差の中心とし,VP,VM,VU の密度を 1.43 g/cm

3

,HIVP の密度を 1.40 g/cm

3

として計算したものである。

6

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表 4IDVPISVP 及び IWVP の管の外径及び厚さ並びにその許容差 

単位  mm

呼び径 IDVP

ISVP

IWVP

平均外径

a)

平均厚さ

b)

平均外径

a)

平均厚さ

b)

平均外径

a)

厚さ

最小

許容差

最小

許容差

最小

許容差

最小

許容差

最小

許容差

最小

許容差

ND32 32.0

+0.2 3.0 +0.5

- 32.0

+0.2 1.6 +0.4

ND40 40.0

- 40.0

1.9

ND50 50.0

- 50.0

2.4

+0.5

ND63 63.0

- 63.0

+0.3 3.0

ND75 75.0

+0.3

- 75.0

3.6

+0.6

ND80 80.0

ND82 82.0

ND90 90.0

- 90.0

+0.3 4.3 +0.7

ND100 100.0

ND110 110.0

3.2 +0.6 110.0 +0.3 3.2 +0.6 110.0  +0.4 4.2

+0.7

ND125 125.0

125.0

125.0

4.8

ND140 140.0

+0.4

- 140.0 +0.5 5.4 +0.8

ND160 160.0

160.0

+0.4 3.2 +0.6 160.0

6.2  +0.9

ND180 180.0

3.6

- 180.0 +0.6 6.9

ND200 200.0

+0.5 3.9

200.0

+0.5 3.9 +0.6 200.0

7.7  +1.0

ND225

- 225.0 +0.7 8.6 +1.1

ND250 250.0

+0.5 4.9 +0.7 250.0 +0.5 4.9 +0.7 250.0  +0.8 9.6 +1.2

ND280

- 280.0 +0.9 10.7 +1.3

ND315 315.0

+0.6 6.2 +0.9 315.0 +0.6 6.2 +0.9 315.0  +1.0 12.1 +1.5

ND355

- 355.0

+0.7 7.0

355.0

+1.1 13.6 +1.6

ND400

- 400.0

7.9 +1.0 400.0  +1.2 15.3 +1.8

ND450

- 450.0

+0.8 8.8 +1.1 450.0  +1.4 17.2 +2.0

ND500

- 500.0

+0.9 9.8 +1.2 500.0  +1.5 19.1 +2.2

ND560

- 560.0 +1.7 21.4 +2.4

ND630

- 630.0

+1.1 12.3  +1.5 630.0  +1.9 24.1 +2.7

注記  寸法は,IDVP は,ISO 3633,ISVP は,ISO 4435,IWVP は,ISO 1452-2 に規定されている。 

a)

  平均外径とは,管の外周の測定値を円周率 3.142 で除した値をいう。

b)

  平均厚さとは,管の任意の断面における相互に等間隔な 4 点の厚さの平均値をいう。

7

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7.2 

管の長さ 

管の長さは 4 000 mm±10 mm とする。管端部に受口加工及び面取り加工を施した場合は,有効長

1)

 4 000

mm±15 mm とする。ただし,長さは,受渡当事者間の協定によって,他の長さであってもよい。

1)

  有効長とは,管の全長から受口長さ及び面取り長さを差し引いた長さである。

7.3 

受口寸法 

VP,HIVP,VM 及び VU の圧力輸送用の,ゴム輪形受口及び接着形受口の寸法は,表 11 及び表 13 によ

る。VU の無圧輸送用の,ゴム輪形受口及び接着形受口の寸法は,表 12 及び表 14 による。

なお,受渡当事者間の協定による場合は,表 11~表 14 と異なる寸法であってもよい。また,表 11~表

14 にない呼び径のものを受口加工する場合は,受渡当事者間の協定による。

材料 

8.1 

管の材料 

管の材料は,次による。

a)  硬質ポリ塩化ビニル管の材料は,ポリ塩化ビニルを主体とし,良質な安定剤,顔料などを加えたもの

とする。

なお,可塑剤及び可塑剤を含む材料は,使用してはならない。

b)  耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管の材料は,ポリ塩化ビニルを主体とし,良質な安定剤,顔料,及び耐

候性に著しい悪影響を及ぼすことのない改質剤などを加えたものとする。

なお,可塑剤及び可塑剤を含む材料は,使用してはならない。

8.2 

ゴム輪の材料 

ゴム輪形受口に使用するゴム輪の材料は,JIS K 6353 に規定する I 類 A による。

なお,受渡当事者間の協定によって,他の品質のゴム輪を用いてもよい。

試験方法 

9.1 

性能試験 

9.1.1 

引張試験 

管の引張試験は,JIS K 6815-1:2002 及び JIS K 6815-2:2002 による。ただし,試験片及び状態調節につい

ては,次によってもよい。

a)  試験片  供試管から図 に示す試験片を作製する。


9

K 6741:2016

単位  mm

呼び径

寸法

L  l  B b R 

25 以下

 90

25

 8

 5±0.5

 6

 30 以上 300 以下 100  35  15 10±0.5

25

 350 以上 180

50

30

20±0.5

図 1-試験片の形状及び寸法 

b)  状態調節  試験片は,23  ℃±2  ℃で 60 分間以上状態調節を行う。

9.1.2 

耐圧試験 

管の耐圧試験は,JIS S 3200-1 による。ただし,試験水圧は,表 のとおりとする。

表 5-試験水圧値 

単位  MPa

管の記号

水圧値

VP,HIVP 2.5

VM 2.0

VU 1.5

9.1.3 

接合部耐圧試験 

管の受口に差口を接合し,全長 1 000 mm 以上とした試験片に,JIS Z 8703 に規定する常温(温度 20  ℃

±15  ℃)の水で表 に示す水圧を加え,そのまま 1 分間保持し,受口接合部を目視によって調べる。

9.1.4 

偏平試験 

管の偏平試験は,供試管から長さ 50 mm 以上の環状試験片を切り取り,これを 23  ℃±2  ℃で 60 分間

以上状態調節後,2 枚の平板間に挟み,管軸に直角の方向に 10 mm/min±2 mm/min の速さで,管の外径が

その 1/2 になるまで圧縮し,管外表面を目視によって調べる。試験温度は,23  ℃±2  ℃とする。試験片を

圧縮する平板の寸法は,1/2 まで圧縮したとき,変形した試験片より十分大きくする。

9.1.5 

耐衝撃試験 

管の耐衝撃試験は,附属書 JA による。

9.1.6 

ビカット軟化温度試験 

管のビカット軟化温度試験は,JIS K 6816 による。

9.1.7 

水密試験 

管接合部の水密試験は,EN 1053 による。


10

K 6741:2016

注記  EN 1053 の概要は次のとおりである。供試体を水で満たす。空気を排出するために最大 12°ま

で供試体を傾斜させてもよい。次に,50 kPa まで昇圧し,15 分間保持した後,水漏れの有無を

確認する。試験温度は 23  ℃±5  ℃とする。

9.1.8 

気密試験 

管接合部の気密試験は,EN 1054 による。

注記  EN 1054 の概要は,次のとおりである。供試体を横にした状態で半分まで水で満たす。次に,

空気バルブを開け 10 kPa±1 kPa まで昇圧し,5 分間保持した後,空気及び水漏れの有無を確認

する。

9.1.9 

冷熱繰返し流下試験 

管路の冷熱繰返し流下試験は,EN 1055:1996 による。

注記  EN 1055:1996 の概要は,次のとおりである。試験配管を 20  ℃以下の水で満たした後,15 分間

放置し漏れの有無を確認する。漏れがない場合,外径 40 mm 以上は,流速 30 L/min で,外径

40 mm 未満は,15 L/min で,93  ℃±2  ℃の温水を 60 秒間以上で満たし 1 分間保持した後,温

水を排出する。次に 15  ℃±5  ℃の冷水を 60 秒間以上で満たし 1 分間保持後,冷水を排出する。

これを 1 500 回繰返した後,試験配管を 20  ℃以下の水で満水にし,15 分間放置後,漏れの有

無の確認及び所定の位置でのたわみを測定する。

9.1.10 

偏平密封試験 

管接合部の偏平密封試験は,EN 1277 による。

注記  EN 1277 の概要は,次のとおりである。直管部を 10 %,受口部を 5 %偏平した状態で,供試体

を水で満たす。供試体の温度を均一にするために,外径 400 mm 未満は 5 分間,400 mm 以上で

は,15 分間放置する。次に 0.005 MPa±10 %まで昇圧し,15 分間保持し漏れの有無を確認する。

漏れがなければ,更に 0.05 MPa

0

10

+

%まで昇圧し 15 分間保持後,漏れの有無を確認する。次に

水を抜き-0.03 MPa±5 %の負圧を与え,15 分間保持後内圧を確認する。試験場所の温度は,

23  ℃±2  ℃とする。

9.1.11 

曲げ密封試験 

管接合部の曲げ密封試験は,EN 1277 による。

注記 EN 

1277 の概要は,次のとおりである。偏平密封試験の状態で,更に曲げを加える。偏平密封

試験と同じ操作を行い漏れの有無,及び内圧を確認する。曲げ角度は,直径 315 mm 以下は,2°,

315 mm を超え 630 mm 以下は,1.5°及び 630 mm を超えると 1°とする。

9.1.12 

熱間内圧クリープ試験 

管の熱間内圧クリープ試験は,ISO 1167-1 及び ISO 1167-2 による。試験条件は,表 及び表 による。

表 6-熱間内圧クリープ試験の試験条件(管状) 

試験温度

円周応力

MPa

試験時間

h

適用する管の記号

20 42

1

IWVP

60 12.5

1

000

10 ISVP


11

K 6741:2016

表 7-熱間内圧クリープ試験の試験条件(接合部) 

呼び径

試験温度  ℃

試験圧力

MPa

試験時間

h

適用する管の記号

90 以下 20

4.2

1

IWVP

90 超 3.36

9.1.13 

外衝撃耐久試験(回転法) 

管の外衝撃耐久試験(回転法)は,EN 744:1995 による。

試験に用いる打撃体の質量及び落下高さは,表 による。

表 8-打撃体の質量及び落下高さ 

呼び径

打撃体の質量

kg

打撃体の落下高さ

mm

ND32 0.5

600

ND40

800

ND50

000

ND63 0.8

ND75

ND80

ND82

ND90

200

ND100

ND110 1

1

600

ND125 1.25

000

ND140 1.6

800

ND160 1.6

000

ND180 2

800

ND200

000

ND225 2.5

800

ND250

000

ND280 3.2

800

ND315

000

9.1.14 

外衝撃耐久試験(階段法) 

管の外衝撃耐久試験(階段法)は,EN 1411 による。

試験に用いる打撃体の質量は,表 による。


12

K 6741:2016

表 9-外衝撃耐久試験(階段法)の打撃体の質量 

単位  kg

呼び径

打撃体の質量

 ND32 以上 ND43 以下 1.25

 ND50 以上 ND63 以下 2

 ND75 以上 ND82 以下 2.5

 ND90 以上 ND100 以下 3.2

ND110 4

ND125 5

ND140 6.3

ND160 8

ND180

ND200 10

ND250 以上 12.5

9.1.15 

加熱伸縮試験 

管の加熱伸縮試験は,JIS K 6814 による。

9.1.16 

耐ジクロロメタン試験 

管の耐ジクロロメタン試験は,ISO 9852 による。

9.1.17 

示差走査熱量(DSC)試験 

管の DSC 試験は,ISO 18373-1 による。

9.2 

外観及び形状 

管の外観及び形状は,目視によって調べる。

9.3 

寸法 

管の寸法は,JIS B 7502 に規定するマイクロメータ,JIS B 7507 に規定するノギス又はこれらと同等以

上の精確さ(真度及び精度)をもつものを用いて測定する。

9.4 

試験結果の数値の表し方 

9.1.19.1.69.1.139.1.149.1.15 及び 9.1.17 の測定結果は,表 の性能に規定する数値より 1 桁下の

位まで求め,JIS Z 8401 によって規定の数値に丸める。

10 

検査 

管の検査は,形式検査と受渡検査とに区別し,それぞれの検査項目は,表 10 で○が付いた項目とする。

各項目は,この規格に適合しなければならない。ただし,受渡検査は,受渡当事者間の協定によって表 10

の項目の中から選択して行うことができる。

なお,検査の試料の採取方法は,受渡当事者間の協定による。


13

K 6741:2016

表 10-形式検査及び受渡検査の項目 

検査項目

検査

形式検査

受渡検査

VP HIVP VM  VU IDVP

ISVP

IWVP

VP

HIVP

VM

VU IDVP

ISVP

IWVP

引張降伏

強さ

耐圧性

接合部 
耐圧性

偏平性

耐衝撃性

ビカット
軟化温度

水密性

気密性

冷熱繰返
し流下性

偏平密封

曲げ密封

熱間内圧
クリープ

外衝撃耐

久性(回転

法)

外衝撃耐

久性(階段

法)

加熱伸縮

耐ジクロ
ロメタン

示差走査

熱量

(DSC)

外観及び

形状

寸法

表示

11 

表示 

11.1 

管の色 

管の色は,硬質ポリ塩化ビニル管が灰色,耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管が暗い灰青色とする。ただし,

受渡当事者間の協定によって,その他の色を使用してもよい。


14

K 6741:2016

11.2 

管の表示 

次の事項を,管の外側に容易に消えない方法で表示しなければならない。

a)  日本工業規格の番号

b)  種類又はその記号

c)

呼び径

d)  製造年月又はその略号

e)

製造業者名又はその略号

11.3 

取扱い上の注意事項 

取扱い上の注意事項を,取扱説明書,技術資料などに記載し,これらを読む旨を製品,包装,送り状な

どに表示することが,望ましい。

注意事項の例を,次に示す。

a)  管を屋外で保管する場合は,直射日光を避け,熱気のこもらない方法でシート掛けをするなどの対策

を講じる。

b)  管には,直接ねじを切ってはならない。

c)

管には,管の材質に悪影響を及ぼす物質(例えば,アセトン,シンナー,クレオソート,殺虫剤,白

あり駆除剤など)の吹付け,塗布,接触などを行ってはならない。

なお,上記の物質が直接管に接触しない場合であっても,例えば,管が浅く埋設されている場合,

上記の物質を地面にこぼすと,地中に浸透することによって,管が侵される場合があるので注意しな

ければならない。

d)  不等沈下,温度変化などによる伸縮に対応するため,必要に応じ適切な場所に可とう性のある継手を

設置するなどの対策を講じなければならない。

e)

接着起因の事故を防ぐため,次の事項を守らなければならない。

1)  接着剤は,管の種類に応じた適正なものを使用し,必ず,清掃した管と継手との接合面の両面に薄

く均一に塗布し,速やかに接合し,規定の時間,挿入力を保持する。

2)  接合後は,はみ出した接着剤を拭き取る。施工に当たっては,管内に充満する接着剤の溶媒蒸気を

追い出すために,換気などの対策を講じる。


15

K 6741:2016

表 11-圧力輸送用ゴム輪形受口の寸法 

単位  mm

呼び径

平均内径

a)

  d

(最小値)

有効挿入長さ  e

(最小値)

受口長さ  l

(最大値)

50 60.3

58

115

75 89.5

61

130

100 114.5

64

145

125 140.6

67

150

150 165.7

70

165

200 216.9

76

190

250 268.1

82

210

300 319.3

88

235

350 371.5

89

245

400 421.7

91

265

450 471.9

94

290

500 522.1

96

305

600 633.8

102

355

VP,HIVP は呼び径 50~300 を,VM は呼び径 350~500 を,VU は呼び径 75~600

をそれぞれ適用する。 
注記  受口及びゴム輪の形状は,規定しない。 

a)

  平均内径とは,受口の任意における相互に等間隔な二方向の内径測定値の平均

値をいう。


16

K 6741:2016

表 12-無圧輸送用ゴム輪形受口の寸法 

単位  mm

区分

呼び径

平均内径

a)

  d

(最小値)

有効挿入長さ  e

(最小値)

受口長さ  l

(最大値)

取付管 100

115.0

48

90

125 141.0

53

99

150 166.0

58

108

200 218.0

69

126

本管 200

216.9

52

185

250 268.1

57

205

300 319.3

62

225

350 371.5

67

240

400 421.7

72

260

450 471.9

77

285

500 522.1

82

305

600 633.8

93

355

寸法は,原則として VU に適用する。

注記  受口及びゴム輪の形状は,規定しない。 

a)

  平均内径とは,受口の任意における相互に等間隔の二方向の内径測定値の平均値をい

う。


17

K 6741:2016

表 13-圧力輸送用接着形受口の寸法 

単位  mm

呼び径

入口平均

内径

a)

  d

1

d

1

許容差

奥平均

内径

a)

  d

2

d

2

許容差

受口長さ

許容差

75 89.6

±0.3 88.3

±0.3 64

+5

0

100 114.7

113.2

84

125 140.9 ±0.4 139.1 ±0.4 104

150 166.0 ±0.5 163.9 ±0.5 132

200 217.9 ±0.8 213.9 ±0.8 200

+10

0

250 269.3 ±0.9 264.3 ±0.9 250

300 320.7 ±1.0 314.7 ±1.0 300

350 373.1

366.1

350

400 423.6 ±1.2 415.6 ±1.2 400

450 474.0

465.0

450

500 524.5 ±1.3 514.5 ±1.3 500

600 635.3 ±2.1 623.3 ±2.1 600

VP,HIVP は呼び径 75~300 を,VM は呼び径 350~500 を,VU は呼び径 75~600 をそれぞれ適用する。

また,入口部は,二点鎖線で示す形状にすることができる。 

a)

  入口平均内径及び奥平均内径とは,受口の入口部及び奥部における相互に等間隔な二方向の内径測

定値の平均値をいう。


18

K 6741:2016

表 14-無圧輸送用接着形受口の寸法 

単位  mm

呼び径

入口平均

内径

a)

  d

1

d

1

許容差

奥平均

内径

a)

  d

2

d

2

許容差

受口長さ

許容差

100 114.8 ±0.4 113.2 ±0.4 50 ±5

125 140.9

139.1

65

150 166.1 ±0.5 163.9 ±0.5 80

200 217.4 ±0.6 214.6 ±0.6 115

250 268.6

265.4

140 ±10

300 319.8 ±0.7 316.2 ±0.7 165

350 372.0

368.7

200

400 422.3 ±0.8 418.4 ±0.8 220

450 472.6 ±0.9 468.1 ±0.9 250

500 522.8

518.2

280

600 634.3 ±1.1 626.7 ±1.1 330

寸法は原則として VU に適用する。また,入口部は,二点鎖線で示す形状にすることができる。

a)

  入口平均内径及び奥平均内径とは,受口の入口部及び奥部における相互に等間隔な二方向の内径測

定値の平均値をいう。


19

K 6741:2016

附属書 JA

(規定)

耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管の耐衝撃試験方法

JA.1 

試験片 

試験片は,供試管から呼び径別に表 JA.1 に示す長さに切り取ったものを用いる。

表 JA.1-試験片の長さ 

呼び径

13

16 20 25

30

40

50

65

75

100

125

150 200 250 300

試験片の長さ mm

150±5 200±5

JA.2 

ジグ及び装置 

JA.2.1 

重すい(錘)の形状,寸法及び質量 

重すいは,鋼製とし,その形状,寸法及び質量は,呼び径別に表 JA.2 及び図 JA.1 による。

表 JA.2-重すいの形状及び質量 

呼び径

13 16 20 25 30

40

50

65

75

100

125

150

200

250

300

重すいの形状

円柱状平底形

円柱状平底形

円すい形

質量 kg

1±0.05 3±0.05 9±0.05

単位  mm

図 JA.1-重すいの形状及び寸法 


20

K 6741:2016

JA.2.2 

受台 

受台は,鋼製とし,その形状及び寸法は,呼び径別に図 JA.2 による。

単位  mm

呼び径 B

 65~150 170

200~300 260

図 JA.2-受台の形状及び寸法 

JA.2.3 

試験装置 

試験装置は,図 JA.3 に例を示すように重すい離脱装置,重すい,重すい案内装置,受台などで構成する。

a)

  重すい離脱装置は,重すいを所定の位置に保持し,落下を自由に行える構造のものとする。

重すいの保持方法については,電磁石,空気圧などを用いる方法又は機械的な保持方法など,試験の目的に

適したものを用いることができる。

b)

  重すい案内装置は,コンクリート床に対し垂直であって,鉄製支柱によって強固に固定されており,重すいの

落下時における摩擦抵抗の少ない構造のものとする。

図 JA.3-試験装置の例 


21

K 6741:2016

JA.3 

試験方法 

試験片を,0  ℃±3  ℃で 60 分間以上状態調節後,JA.2.2 に規定する受台に,衝撃位置が試験片の中央に

なるよう静置

1)

  し,JIS Z 8703 に規定する常温(温度 20  ℃±15  ℃)の試験室内で速やかに表 JA.3 の規

定に従い,JA.2.3 に例を示す試験装置で試験を行う。

1)

  試験片は,両端をゴムバンドなどの弾性体で安定させる。

表 JA.3-重すいの落下高さ 

呼び径

13

16 20 25

30

40

50

65

75

100

125

150

200

250

300

重すいの落下高さ

a)b)

cm

100

125 150 200

100

150

200

75

100

150

175 200 225 275

325

a)

  重すいの落下高さの許容差は,±1 cm とする。

b)

  重すいの落下高さは,試験片の上面から重すいの先端までの距離とする。

JA.4 

判定方法 

試験は,5 個の試験片について行い,表 JA.4 に従って試験後の状態を目視によって調べ,次のとおりそ

の性能を判定する。

a)  5 個の試験片の全てが破壊度 1~3 の場合は,

“異常なし”とする。

b)  5 個の試験片のうち,2 個以上が破壊度 4~10 の場合は,

“異常あり”とする。

c)

5 個の試験片のうち,1 個が破壊度 4~10 の場合は,再度 5 個の試験片について試験を行い,全ての試

験片が破壊度 1~3 の場合は,“異常なし”とする。

表 JA.4-判定方法 

破壊度

外観の状態

外面

内面

1

変化なし。

変化なし。

2

a)

白化又はへこみができる。

変化なし。

3

白化又はへこみができる。

白化又は張出しができる。

4

a)

ひび

b)

 が入る。

変化なし。

5

ひびが入る。

白化又は張出しができる。

6

白化又はへこみができる。

ひびが入る。

7

ひびが入る。

ひびが入る。

8

重すいが貫通する。

9

割れが大きくできる。

10

分離して破壊する。

a)

  破壊度 2 及び 4 については,内外面逆の場合も含む。

b)

  “ひび”とは,目視で調べて明らかに亀裂が生じている状態をいう。


22

K 6741:2016

附属書 JB

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS K 6741:2016  硬質ポリ塩化ビニル管

ISO 1452-1:2009,Plastics piping systems for water supply and for buried and above-

ground drainage and sewerage under pressure - Unplasticized poly(vinyl chloride)

(PVC-U)-Part 1: General

ISO 1452-2:2009,Plastics piping systems for water supply and for buried and above-

ground drainage and sewerage under pressure - Unplasticized poly(vinyl chloride)

(PVC-U)-Part 2: Pipes

ISO 3633:2002,Plastics piping systems for soil and waste discharge (low and high

temperature) inside buildings-Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)

ISO 4435:2003,Plastics piping systems for non-pressure underground drainage and

sewerage-Unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U)

(I)JIS の規定

(II)国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

1  適用範囲

一 般 流 体 輸 送 用 硬
質 ポ リ 塩 化 ビ ニ ル
管(水道用を除く。)
について規定。

ISO 1452-1

1

埋設,地上及び建屋内外の加圧
水輸送用配管に使用する硬質ポ
リ塩化ビニル管及び継手の一般
的事項について規定。

変更

一般流体輸送用途は,個々の

ISO 規格が規定する適用範囲
を全て包含するため,JIS は四
つの国際規格を一つの規格と
して規定している。ただし,

ISO 3633 及び ISO 4435 は管
と継手との両方を規定してい
るが,この JIS は管だけの規
定である。

水道用途は JIS K 6742 に規定。 
排水用継手は,JIS K 6739(排
水 用 硬 質 ポ リ 塩 化 ビ ニ ル 管 継
手)で規定。 
下水道用継手は公益社団法人日
本下水道協会規格 JSWAS K-1
(下水道用硬質塩化ビニル管)
で規定。

ISO 1452-2

1

埋設,地上及び建屋内外の加圧
水輸送用配管に使用する硬質ポ
リ塩化ビニル管について規定。

ISO 3633 

1

一般家庭から排出される(低温
及び高温の)汚水,雑廃水の輸
送用建屋内配管及びそれに取り
付ける通気管,並びに建屋内雨
水排出管に使用する硬質ポリ塩
化ビニル管及び継手について規
定。

 

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6


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K 6741:2016

(I)JIS の規定

(II)国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

1  適用範囲
(続き)

ISO 4435 

1

家庭,工場から排出される汚水,
廃水及び地表水を無圧で輸送す
る埋設配管用硬質ポリ塩化ビニ
ル管及び継手について規定。

2  引用規格

3  用語及び
定義

3.1~3.3

用 語 及 び 定 義 に つ
いて規定。

規定なし。

追加

JIS として必要な用語及び定
義とした。

用語及び定義を追加。 
技術的な差異はない。

4  種類及び
記号

VP , HIVP , VM ,

VU,IDVP,ISVP,

IWVP

規定なし。

追加

JIS として必要な種類及び記
号を追加した。

使用者の利便性を考えて種類を
明確化した。

5  性能

引張降伏強さ

規定なし。

追加

引張降伏強さを追加。

現在は,短期性能として必要。

耐圧性

規定なし。

追加

耐圧性を追加。

管の試験として必要。

接合部耐圧性

規定なし。

追加

接合部耐圧性を追加。

管の試験として必要。

偏平性

規定なし。

追加

偏平性を追加。

管の試験として必要。

耐衝撃性

規定なし。

追加

耐衝撃性を追加。 HIVP 性能として必要。

ビカット軟化温度

ISO 1452-2

9 IWVP は 80  ℃以上

変更 VP,HIVP,VM 及び VU は

76  ℃以上

広く普及しており,一致は困難。

ISO 3633 

8 IDVP は 79  ℃以上

変更

ISO 4435 

8 ISVP は 79  ℃以上

変更

水密性

ISO 3633 

9

一致

気密性

ISO 3633 

9

一致

冷熱繰返し流下性

ISO 3633 

9

一致

偏平密封性

ISO 4435 

9

一致

曲げ密封性

ISO 4435 

9

一致

熱 間 内 圧 ク リ ー プ

ISO 1452-2

ISO 4435 

8

4

一致

外衝撃耐久性(回転
法)

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

8

7

7

一致

 

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6


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K 6741:2016

(I)JIS の規定

(II)国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

5  性能 
(続き)

外衝撃耐久性(階段
法)

ISO 3633 

ISO 4435 

7

7

一致

加熱伸縮性

ISO 1452-2

ISO3633 

ISO 4435 

9

8

8

一致

耐 ジ ク ロ ロ メ タ ン

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

9

8

8

一致

示 差 走 査 熱 量

(DSC)

ISO 1452-2

9

一致

6  外観及び
形状

外 観 及 び 形 状 に つ
いて規定。

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

5

5

5

一致

7  寸法及び
その許容差

VP , HIVP , VU ,

VM の 寸 法 及 び そ
の許容差

規定なし。

追加 VP,HIVP,VU,VM の寸法

及びその許容差を追加。

周辺製品も含め,従来寸法体系
の製品が日本国内で広く普及し
ており,一致は困難。

 IWVP の 寸 法 及 び

その許容差

ISO 1452-2

6

一致

 IDVP の寸法及びそ

の許容差

ISO 3633 

6

一致

 ISVP の寸法及びそ

の許容差

ISO 4435 

6

一致

8  材料

材料について規定。  ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

4

4

4

JIS とほぼ同じ。

変更

ISO 規格では,再生材料の使
用,PVC 含有量,材料の MRS
を規定している。

管の性能を規定すれば,特に再
生材料の使用,PVC 含有量及び
材料の MRS について規定する
必要はない。 
再生材料の使用は,リサイクル
の観点から将来,規格化を検討
する。

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K 6741:2016

(I)JIS の規定

(II)国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

9  試験方法

引張試験

規定なし。

追加

引張試験の規定を追加。

現在は,短期性能として必要。

耐圧試験

規定なし。

追加

耐圧試験の規定を追加。

管の試験として必要。

接合部耐圧試験

規定なし。

追加

接 合 部 耐 圧 試 験 の 規 定 を 追
加。

管の試験として必要。

偏平試験

規定なし。

追加

偏平試験の規定を追加。

管の試験として必要。

耐衝撃試験

規定なし。

追加

耐衝撃試験の規定を追加。 HIVP の試験として必要。

ビ カ ッ ト 軟 化 温 度
試験

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

9

8

8

ISO 2507-1 

EN 727 

EN 727 

変更

JIS K 6816 

EN 727 は,ISO 2507-1 に相当
し,JIS K 6816 に置き換えた。

試験片形状及び状態調節が異な
るが,実質的な差異はない。

水密試験

ISO 3633 

9

一致

気密試験

ISO 3633 

9

一致

冷 熱 繰 返 し 流 下 試

ISO 3633 

9

一致

偏平密封試験

ISO 4435 

9

一致

曲げ密封試験

ISO 4435 

9

一致

熱 間 内 圧 ク リ ー プ
試験

ISO 1452-2

ISO 4435 

8

4

一致

外 衝 撃 耐 久 ( 回 転
法)試験

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

8

7

7

一致

外 衝 撃 耐 久 ( 階 段
法)試験

ISO 3633 

ISO 4435 

7

7

一致

加熱伸縮試験

ISO 1452-2

ISO3633 

ISO 4435 

9

8

8

一致

耐 ジ ク ロ ロ メ タ ン
試験

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

9

8

8

一致

示 差 走 査 熱 量

(DSC)試験

ISO 1452-2

9

一致

25

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6


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K 6741:2016

(I)JIS の規定

(II)国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

9  試験方法
(続き)

外観及び形状

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

5

5

5

一致

寸法

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

6

6

6

JIS とほぼ同じ。

変更

JIS B 7502 及び JIS B 7507 
追加。

実質的な差異はない。

試 験 結 果 の 数 値 の
表し方

規定なし。

追加

試験結果の数値の表し方につ
いて規定し,JIS Z 8401 を追
加。

実質的な差異はない。

10  検査

形 式 検 査 及 び 受 渡
検査

規定なし。

追加

形式検査及び受渡検査の規定
について追加。

適合性評価に必要なため。

11  表示

管の色

ISO 1452-2

5

水輸送用は灰色,青色又はクリ
ーム色,圧送排下水用は,灰色
又は茶色。

変更

色の違いがある。

日本国内で広く普及しており,
誤使用防止のため,必要である。

ISO 3633 

5

灰色

ISO 4435 

5

灰色又はオレンジ-茶色

管の表示

ISO 1452-2

ISO 3633 

ISO 4435 

13

12

12

JIS とほぼ同じ。

変更

ISO 規 格 で は 公 称 圧 力 を 規
定。

公称圧力は,使用圧力が規定さ
れているため不要。

取 扱 い 上 の 注 意 事

規定なし。

追加

注意事項の例を追加。

製品を適切に取り扱うための情
報を提供するため。

附属書 JA 
(規定) 
耐衝撃性硬
質ポリ塩化
ビニル管の
耐衝撃試験
方法

耐 衝 撃 性 硬 質 ポ リ
塩 化 ビ ニ ル 管 の 耐
衝 撃 試 験 方 法 に つ
いて規定

規定なし。

追加

耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル
管の耐衝撃試験方法について
規定。

HIVP の試験として必要。

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K 6741:2016

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 1452-1:2009,ISO 1452-2:2009,ISO 3633:2002,ISO 4435:2003,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

-  一致  技術的差異がない。 
-  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
-  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

- MOD

国際規格を修正している。

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