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日本工業規格

JIS

 K

6601

-1995

靴甲用人工皮革

Man-made upper material of shoes

1.

適用範囲  この規格は,男子(

1

)

及び女子・子供靴(

2

)

の甲部に使用する人工皮革について規定する。

(

1

)

男子靴とは,成年男子が般歩行に用いるもの。

(

2

)

女子・子供靴とは,女子又は子供が一般歩行に用いるもの。ただし,ここでいう子供靴とは JIS 

S 5037

に規定する子供靴の大サイズ (18

2

1

∼21)  及び合サイズ (21

2

1

∼23

2

1

)

の靴をいう。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 6505

  靴甲用人工皮革試験方法

JIS K 6547

  革の染色摩擦堅ろう度試験方法

JIS R 6252

  研磨紙

JIS S 5037

  靴のサイズ

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

用語の定義

2.1

靴甲用人工皮革  靴甲用人工皮革とは,高分子物質を繊維層に浸透させ,革の組織構造に準拠して

造られたもので,高分子物質は連続微細多孔構造を持ち,繊維層にランダム三次元立体構造をもつ靴の甲

材料をいう。

2.2

スムーズ  スムーズとは,革の銀面様の外観をもつものをいう。

2.3

ナップ  ナップとは革のスエード,ベロアなどの外観をもつ物をいう。

3.

種類  靴甲用人工皮革の種類はスムーズ及びナップに区分し,それぞれ男子用及び女子・子供用の 2

種類,計 4 種類とする。

4.

品質  品質は,JIS K 6505 によって試験し,表 の規定に適合しなければならない。


2

K 6601-1995

表 1  品質

スムーズ

ナップ

種類

試験項目

男子用

女子・子供用

男子用

女子・子供用

厚さ  mm 1.2 以上 0.8 以上 1.2 以上 0.8 以上

見掛密度  g/cm

3

 0.80

以下 0.80 以下 0.80 以下 0.80 以下

ロール方向 98.07 以上 68.65 以上 98.07 以上 68.65 以上

伸びが 30%未
満のもの

ロールに直角方向

{10}

以上 {7}

以上 {10}

以上 {7}

以上

ロール方向 68.65 以上 39.23 以上 68.65 以上 39.23 以上

引張強さ

N/cm

2

{kgf/cm

2

}

伸びが 30%以
上のもの

ロールに直角方向

{7}

以上 {4}

以上 {7}

以上 {4}

以上

ロール方向

伸び  %

ロールに直角方向

15

以上 15 以上 15 以上 15 以上

ロール方向

引裂強さ (N) {kgf}

ロールに直角方向

24.52

以上

{2.5}

以上

14.71

以上

{1.5}

以上

24.52

以上

{2.5}

以上

14.71

以上

{1.5}

以上

 10

万回

4

以上

4

以上

4

以上

4

以上

常温

(20

℃)

 20

万回

3

以上

3

以上

3

以上

3

以上

5

千回

4

以上

4

以上

4

以上

4

以上

耐屈曲性 
(級)

低温

(

−10℃)

2

万 5 千回

3

以上

3

以上

3

以上

3

以上

耐熱粘着性(級)

4

以上(

3

)

4

以上(

3

)

3

以上

3

以上

表面割れ又は異状時の高さ  mm

7.0

以上 7.0 以上 7.0 以上 7.0 以上

表面割れ試験

7.0mm

高さ時の荷重  kg 5∼17 4∼16 4∼15 3∼14

半球状可塑性  % 30 以上 30 以上 20 以上 20 以上

耐水度  150cm  水圧  14.7kPa (min)

1

以上

1

以上

吸水度  24 時間後  % 15 以上 15 以上 15 以上 15 以上

透湿度  mg・cm

-2

・h

-1

 1.5

以上(

4

)(

5

)

1.5

以上(

4

)(

5

)

4.0

以上 4.0 以上

4

以上

4

以上

3

以上

3

以上

染色摩擦堅ろう度(級)(

6

)

湿

3

以上

3

以上

2

以上

2

以上

(

3

)

エナメル仕上げの場合は,3以上とする。

(

4

)

エナメル仕上げの場合は,この規定を除く。

(

5

)

試験片の銀面を上にして平らな台上に置き,その上に JIS R 6252 の CC180 番の研磨紙の研磨面を下にして重
ねる。試験片に約 1.96N {200gf}  の荷重が均一に懸るようにして,方向を変えてバフした後測定する。

(

6

)

評価は JIS K 6547 によって行い,変退色,汚染ともにこの規定による。

5.

表示  検査に合格した靴甲用人工皮革には適当な方法によって,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称

(2)

種類又はその略号

(3)

製造業者名又はその略号

関連規格  JIS Z 8203  国際単位系 (SI) 及びその使い方


3

K 6601-1995

高分子部会  人工皮革専門委員会  構成表(昭和 47 年 8 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

菅  野  英二郎

東京農工大学

山  口  正  隆

東京工業大学

松  本  健  次

株式会社松本繊維化学研究所

土  林  貞  雄

工業技術院繊維高分子材料研究所

野々内      隆

通商産業省繊維雑貨局

渡  部  有  造

工業技術院標準部

中  山  克  郎

東レ株式会社

高  山  剛  三

株式会社クラレ

藤  田  寛  治

東洋ゴム工業株式会社

横  田  匡  史

日本クロス工業株式会社

長  浜  宗  保

ヒカリシューズ株式会社

大  野  里  美

新興製靴工業株式会社

島  田  勝  治

日本製靴株式会社

春  田  謙  三

ハルタ製靴株式会社

櫛  原  光  也

株式会社櫛原商店

片  岡  寛  一

株式会社日興

(事務局)

中  軸  美智雄

工業技術院標準部繊維化学規格課

(事務局)

青  木  誠  治

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 51 年 3 月 1 日改正のとき)

石  川  哲之介

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 51 年 3 月 1 日改正のとき)

(事務局)

渡  辺  武  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 7 年 12 月 1 日改正のとき)

稲  葉  知  英

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 7 年 12 月 1 日改正のとき)