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K 6410-3:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 記号 2 

5 種類 2 

5.1 タイプ  2 

5.2 グレード  2 

6 要求事項 3 

6.1 一般  3 

6.2 材料  3 

6.3 積層ゴム支承  3 

7 試験方法 10 

7.1 一般事項  10 

7.2 圧縮特性の依存性試験  10 

7.3 せん断特性の依存性試験  12 

7.4 耐久性試験  14 

7.5 引張限界ひずみ試験  16 

7.6 引張特性の依存性試験  17 

7.7 引張破断応力及び引張破断ひずみ試験 19 

8 検査 20 

8.1 形式検査及び受渡検査  20 

8.2 積層ゴム支承の検査  20 

9 製品の表示  24 

9.1 表示項目  24 

9.2 表示の場所及び方法  24 

9.3 表示例  24 

 

 


 

K 6410-3:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS K 6410の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 6410-1 第1部:仕様 

JIS K 6410-2 第2部:試験方法 

JIS K 6410-3 第3部:高耐久・高性能の仕様及び試験方法 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

K 6410-3:2018 

 

建築免震用積層ゴム支承− 

第3部:高耐久・高性能の仕様及び試験方法 

Elastomeric seismic-protection isolators for buildings- 

Part 3: High-durability and high-performance specifications, 

 and test methods 

 

序文 

JIS K 6410-1は,建築物を地震から保護するための免震用積層ゴム支承に必要最低限の一般的な仕様に

ついて規定している。この規格は,免震用積層ゴム支承に対する要求が多様化・高度化している技術背景

の下,今後の課題となる長周期地震動などの繰返し外力が作用する免震建築物に用いることを考慮し,性

能項目の数,性能値の信頼性などの扱いも加えた高耐久・高性能の仕様及び試験方法を制定したものであ

る。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

 

適用範囲 

この規格は,長周期地震動及び/又は風荷重の影響を受ける建築物などの免震構造に用いる高耐久・高

性能の積層ゴム支承について,その仕様及び試験方法を規定する。 

警告 この規格の利用者は,積層ゴム支承及びゴム材料の試験に関わる通常の作業に精通しているこ

とを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうと

するものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措

置をとらなければならない。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法 

JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯 

JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS K 6410-1 建築免震用積層ゴム支承−第1部:仕様 

JIS K 6410-2 建築免震用積層ゴム支承−第2部:試験方法 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

 


K 6410-3:2018  

  

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6410-1及びJIS K 6410-2によるほか,次による。 

3.1 

タイプ(type) 

構成する材料によって分類する積層ゴム支承の種類。 

3.2 

グレード(grade) 

耐久性及び性能によって分類する積層ゴム支承の種類。 

3.3 

累積変形量(cumulative deformation) 

せん断特性の繰返し数依存性試験における積層ゴムのせん断変形量の総和。 

 

記号 

この規格で用いる記号は,JIS K 6410-1及びJIS K 6410-2によるほか,表1による。 

 

表1−記号 

記号 

単位 

定義 

τS 

MPa 

風荷重の平均成分に対応する一定水平力を積層ゴム支承の有効面積で除した値。 

τD 

MPa 

風荷重の変動成分に対応する力振幅を積層ゴム支承の有効面積で除した値。 

γT 

引張限界ひずみ試験で与える引張ひずみ 

 

種類 

5.1 

タイプ 

積層ゴム支承は,JIS K 6410-1の箇条5によって,構成する材料に応じて,天然ゴム系積層ゴム支承(NRB),

高減衰ゴム系積層ゴム支承(HDR)及び鉛プラグ入り積層ゴム支承(LRB)の三つのタイプに分類する。

断面形状は,円形又は角形とする。 

5.2 

グレード 

積層ゴム支承は,耐久性及び性能に応じてグレードIII,グレードII及びグレードIの三つのグレードに

分類する。グレードIII及びグレードIIは,この規格で規定する高耐久・高性能の仕様であり,グレードI

は,JIS K 6410-1で規定する一般的な仕様である。また,グレードIIIは,グレードIIに比較して,より高

耐久・高性能の仕様である。 

各グレードの区分は,表2による。グレードIII及びグレードIIに対する要求事項は,6.3に記載する。 

 

表2−グレードの区分 

グレード 

性能に関する項目 

要求性能 

試験体 

JIS K 6410-1の表5による。 

JIS K 6410-1の表6による。 

JIS K 6410-1の表13による。 

II 

Iに新規に性能項目を追加。 

Iに比較して,一部の性能項目の
要求性能値を向上。また,新規に
追加した性能項目の一部につい
て要求値を規定。 

Iに比較して,一部の性能項目の
試験体の大きさ又は基数を増大。
また,新規に追加した性能項目に
ついて試験体を規定。 

III 

IIと同じ。 

IIに比較して,一部の性能項目の
要求性能値を向上。 

IIに比較して,一部の性能項目の
試験体の大きさ又は基数を増大。 


K 6410-3:2018  

 

要求事項 

6.1 

一般 

高耐久・高性能の仕様の積層ゴム支承に用いる材料,形状及び寸法について,適切な試験結果及びJIS K 

6410-1の附属書JBを基に,基準値を定める。 

なお,基準値は,各項目で規定する要求値を満足しなければならない。 

6.2 

材料 

高耐久・高性能の仕様の積層ゴム支承に用いるゴム材料,フランジ,連結鋼板,キープレート及び中間

鋼板に用いる材料並びに鉛プラグの使用材料は,JIS K 6410-1の6.2〜6.4による。 

6.3 

積層ゴム支承 

6.3.1 

性能 

表3に示す高耐久・高性能の仕様の積層ゴム支承に関する項目について,JIS K 6410-1の附属書JBに基

づき,基準値を定める。 

なお,高耐久・高性能の仕様の各グレードの基準値は,積層ゴム支承の種類によって表4〜表6を満足

しなければならない。 

6.3.2 

形状及び寸法 

高耐久・高性能の仕様の積層ゴム支承の形状及び寸法は,JIS K 6410-1の6.5.2による。 

6.3.3 

製品外観 

高耐久・高性能の仕様の積層ゴム支承の外観は,JIS K 6410-1の6.5.3による。 

6.3.4 

フランジ,連結鋼板及びキープレートの防せい(錆)処理 

フランジ,連結鋼板及びキープレートの防せい(錆)処理は,JIS K 6410-1の6.5.4による。 

 


K 6410-3:2018  

  

表3−高耐久・高性能の性能に関する項目 

特性 

項目 

試験方法 

圧縮特性a) 

圧縮剛性 Kv 

JIS K 6410-2の6.2.1 

圧縮特性 
の依存性 

せん断ひずみ依存性 

せん断ひずみゼロの値に対する 
変化率 % 

7.2.1 

面圧依存性 

規定面圧の±30 %振幅の値に 
対する変率 % 

7.2.2 

せん断特性b) 

− 

JIS K 6410-2の6.2.2 

せん断特性 

の依存性 

面圧依存性b) 

規定面圧の値に対する変化率 % 

JIS K 6410-2の6.3.2 

繰返し数依存性-1b) 
(繰返し50サイクル) 

3サイクル目の値に対する 
変化率 % 

JIS K 6410-2の6.3.4 
方法1 

繰返し数依存性-2b) 
(累積変形量) 

3サイクル目の値に対する 
変化率 % 

7.3.1及びJIS K 6410-2の
6.3.4 方法2 

温度依存性b) 

規定温度(20 ℃)の値に対する 
変化率 % 

JIS K 6410-2の6.3.5 
JIS K 6410-2の附属書JB 

せん断ひずみ依存性b) 

規定せん断ひずみの値に対する 
変化率 % 

JIS K 6410-2の6.3.1 

振動数依存性b) 

規定振動数の値に対する 
変化率 % 

JIS K 6410-2の6.3.3 

水平二方向変形による変化率 水平一方向変形の値に対する 

変化率 % 

7.3.2 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

初期値に対する変化率 % 

JIS K 6410-2の6.7.1 

せん断限界ひずみの経年変化 初期値に対する変化率 % 

累積せん断ひずみ(微小変位) 3サイクル目の値に対する 

変化率 % 

7.4.1 

圧縮クリープ % 

JIS K 6410-2の6.7.2 

水平クリープ(動的・静的) % 

7.4.2 

水平オフセット後残留ひずみ % 

引張特性c) 

引張降伏応力 

規定せん断ひずみにおける値 MPa JIS K 6410-2の6.6 

引張限界ひずみ 

規定せん断ひずみにおける値 % 

7.5 

引張特性 
の依存性 

引張降伏応力の 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値に対する 
変化率 % 

7.6.1 

引張限界ひずみの 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値に対する 
変化率 % 

7.6.2 

終局特性 

せん断限界ひずみ %,終局特性線図d) 

JIS K 6410-2の6.4 

水平二方向せん断限界ひずみの低減率e) % 

JIS K 6410-2の6.5 

引張破断応力 MPa 

7.7 

引張破断ひずみ % 

注a) 圧縮剛性Kvは,JIS K 6410-1の附属書Aによって算出する。 

b) せん断特性の性能項目は,NRBでKh,HDRでKh及びheq,並びにLRBでKd及びQdとする。 

なお,各性能項目の基準値は,JIS K 6410-1の附属書Bによって算出する。 

c) 規定せん断ひずみγnomにおける値を示す(JIS K 6410-1の附属書JC参照)。 

d) 終局特性線図を作成し,規定面圧σnom及びその2倍の2.0 σnomでの限界ひずみを示す(JIS K 6410-1の附属書

C参照)。 

e) HDR及びLRBについて実施し,規定面圧σnomでの値を示す。 

 


K 6410-3:2018  

 

表4−高耐久・高性能のNRBの要求性能 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

圧縮特性 

圧縮剛性 Kv 

基準値に対する 
許容差 % 

±15 

±20 

JIS K 6410-2
の6.2.1 

圧縮特性 
の依存性 

せん断ひずみ依存性 

せん断ひずみゼロの値 
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.1 

面圧依存性 

規定面圧の±30 %振幅
の値に対する変率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.2 

せん断特性a) 

等価粘性減衰定数heqの基準値 

− 

JIS K 6410-2
の6.2.2 

降伏応力τpの基準値 MPa 

− 

せん断剛性 Kh 

基準値に対する 
許容差 % 

±10 

±15 

せん断特性a) 

の依存性 

面圧依存性b) 

規定面圧の値に 
対する変化率 % 

+8以下 

−15以上 

+20以下 
−30以上 

JIS K 6410-2
の6.3.2 

繰返し数依存性-1c) 
(繰返し50サイクル) 

3サイクル目の値に対
する変化率f) % 

−5以上 

−5以上 

JIS K 6410-2
の6.3.4方法1 

繰返し数依存性-2 
(累積変形量) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.3.1及びJIS 
K 6410-2の
6.3.4 方法2 

温度依存性d) 

規定温度(20 ℃)の値
に対する変化率f) % 

±5 

±10 

JIS K 6410-2
の6.3.5 
JIS K 6410-2
の附属書JB 

せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値 
に対する変化率 % 

±10以下 
−15以上 

+15以下 
−20以上 

JIS K 6410-2
の6.3.1 

振動数依存性 

規定振動数の値 
に対する変化率f) % 

−5以上 

−10以上 

JIS K 6410-2
の6.3.3 

水平二方向変形による
変化率 

水平一方向変形の値に
対する変化率 % 

要求値なし 

− 

7.3.2 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

初期値に対する 
変化率f) % 

+10以下 

+10以下 

JIS K 6410-2
の6.7.1 

せん断限界ひずみの 
経年変化 

初期値に対する 
変化率f) % 

−15以上 

−20以上 

累積せん断ひずみ 
(微小変位) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.1 

圧縮クリープ        % 

6以下 

8以下 

JIS K 6410-2
の6.7.2 

水平クリープ(動的・静的) % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.2 

水平オフセット後残留ひずみ % 

要求値なし 

要求値なし 

引張特性 

引張降伏応力 

規定せん断ひずみにお
ける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.6 

引張限界ひずみ 

規定せん断ひずみにお
ける値 % 

5以上 

5以上 

7.5 

引張特性 
の依存性 

引張降伏応力の 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.1 

引張限界ひずみの 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.2 


K 6410-3:2018  

  

表4−高耐久・高性能のNRBの要求性能(続き) 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

終局特性 

せん断限界ひずみe) 

規定面圧における 
値 % 

座屈の場合: 

3/4 S2×100 

以上 

破断の場合: 

450以上 

座屈の場合: 

2/3 S2×100 

以上 

破断の場合: 

400以上 

JIS K 6410-2
の6.4 

水平二方向せん断限界ひずみの低減率 % 

要求値なし 

− 

JIS K 6410-2
の6.5 

引張破断応力 

規定せん断ひずみに 
おける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

7.7 

引張破断ひずみ 

規定せん断ひずみに 
おける値 % 

100以上 

50以上 

“−”:試験を実施しないことを示す。 
“要求値なし”:試験を実施し報告するが,要求値がないことを示す。 
注a) 各性能項目の基準値は,JIS K 6410-1の附属書Bによって算出する。 

b) 面圧は,0.5 σnom及び2.0 σnomの値について判定する(面圧依存性については,JIS K 6410-1の附属書D参照)。 

c) 50サイクル目の値について判定する。 

d) 0 ℃及び40 ℃の値について判定する。 

e) せん断限界ひずみは,座屈又は破断のいずれか先に発生したときのひずみとする(JIS K 6410-1の附属書C

参照)。 

f) 平均値とする。 

 


K 6410-3:2018  

 

表5−高耐久・高性能のHDRの要求性能 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

圧縮特性 

圧縮剛性 Kv 

基準値に対する 
許容差 % 

±15 

±30 

JIS K 6410-2
の6.2.1 

圧縮特性 
の依存性 

せん断ひずみ依存性 

せん断ひずみゼロの値 
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.1 

面圧依存性 

規定面圧の±30 %振幅
の値に対する変率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.2 

せん断特性a) 

等価粘性減衰定数heqの基準値 

0.15〜0.30 

JIS K 6410-2
の6.2.2 

降伏応力τpの基準値 MPa 

− 

せん断剛性 Kh 
等価粘性減衰定数 heq 

基準値に対する 
許容差 % 

±10 

±15 

せん断特性a) 

の依存性 

面圧依存性b) 

規定面圧の値に 
対する変化率 % 

Kh:+8以下 

 −15以上 

heq:+25以下 

 −8以上 

Kh:±20 

heq:±50 

JIS K 6410-2
の6.3.2 

繰返し数依存性-1c) 
(繰返し50サイクル) 

3サイクル目の値に対
する変化率g) % 

Kh :−20以上 
heq:±20 

Kh :−30以上 
heq:±20 

JIS K 6410-2
の6.3.4方法1 

繰返し数依存性-2 
(累積変形量) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.3.1及びJIS 
K 6410-2の
6.3.4 方法2 

温度依存性d) 

規定温度(20 ℃)の値
に対する変化率g) % 

Kh:+20以下 

 

−15以上 

heq:±10 

Kh:+25以下 

 

−20以上 

heq:+10以下 

 

−15以上 

JIS K 6410-2
の6.3.5 
JIS K 6410-2
の附属書JB 

せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値 
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.3.1 

振動数依存性 

規定振動数の値 
に対する変化率g) % 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.3.3 

水平二方向変形による
変化率 

水平一方向変形の値に
対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.3.2 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

初期値に対する 
変化率g) % 

Kh:+10以下 
heq:−10以上 

Kh:+10以下 
heq:−10以上 JIS K 6410-2

の6.7.1 

せん断限界ひずみの 
経年変化 

初期値に対する 
変化率g) % 

−15以上 

−20以上 

累積せん断ひずみ 
(微小変位) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.1 

圧縮クリープ        % 

6以下 

8以下 

JIS K 6410-2
の6.7.2 

水平クリープ(動的・静的) % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.2 

水平オフセット後残留ひずみ % 

要求値なし 

要求値なし 

引張特性 

引張降伏応力 

規定せん断ひずみにお
ける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.6 

引張限界ひずみ 

規定せん断ひずみにお
ける値 % 

5以上 

5以上 

7.5 

引張特性 
の依存性 

引張降伏応力の 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.1 

引張限界ひずみの 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.2 


K 6410-3:2018  

  

表5−高耐久・高性能のHDRの要求性能(続き) 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

終局特性 

せん断限界ひずみe) 

規定面圧における 
値 % 

座屈の場合: 

3/4 S2×100 

以上 

破断の場合: 

450以上 

座屈の場合: 

2/3 S2×100 

以上 

破断の場合: 

400以上 

JIS K 6410-2
の6.4 

水平二方向せん断限界ひずみの低減率f) % 

70以上 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.5 

引張破断応力 

規定せん断ひずみに 
おける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

7.7 

引張破断ひずみ 

規定せん断ひずみに 
おける値 % 

100以上 

50以上 

“−”:試験を実施しないことを示す。 
“要求値なし”:試験を実施し報告するが,要求値がないことを示す。 
注a) 各性能項目の基準値は,JIS K 6410-1の附属書Bによって算出する。 

b) 面圧は,0.5 σnom及び2.0 σnomの値について判定する(面圧依存性については,JIS K 6410-1の附属書D参照)。 

c) 50サイクル目の値について判定する。 

d) 0 ℃及び40 ℃の値について判定する。 

e) せん断限界ひずみは,座屈又は破断のいずれか先に発生したときのひずみとする(JIS K 6410-1の附属書C

参照)。 

f) 規定面圧σnomでの値を示す。 

g) 平均値とする。 


K 6410-3:2018  

 

表6−高耐久・高性能のLRBの要求性能 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

圧縮特性 

圧縮剛性 Kv 

基準値に対する 
許容差 % 

±15 

±20 

JIS K 6410-2
の6.2.1 

圧縮特性 
の依存性 

せん断ひずみ依存性 

せん断ひずみゼロの値 
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.1 

面圧依存性 

規定面圧の±30 %振幅
の値に対する変率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.2.2 

せん断特性a) 

等価粘性減衰定数heqの基準値 

− 

JIS K 6410-2
の6.2.2 

降伏応力τpの基準値 MPa 

7.0〜8.5 

二次剛性 Kd 
降伏荷重 Qd 

基準値に対する 
許容差 % 

±10 

±15 

せん断特性a) 

の依存性 

面圧依存性b) 

規定面圧の値に 
対する変化率 % 

Kd:+10以下 

 −25以上 

Qd:±8 

Kd:+20以下 

 −40以上 

Qd:±15 

JIS K 6410-2
の6.3.2 

繰返し数依存性-1c) 
(繰返し50サイクル) 

3サイクル目の値に対
する変化率g) % 

Kd:−10以上 
Qd:−30以上 

Kd:−10以上 
Qd:−30以上 

JIS K 6410-2
の6.3.4方法1 

繰返し数依存性-2 
(累積変形量) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.3.1及びJIS 
K 6410-2の
6.3.4 方法2 

温度依存性d) 

規定温度(20 ℃)の値
に対する変化率g) % 

Kd:± 5 
Qd:±25 

Kd:±10 
Qd:±25 

JIS K 6410-2
の6.3.5 
JIS K 6410-2
の附属書JB 

せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値 
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.3.1 

振動数依存性 

規定振動数の値 
に対する変化率g) % 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.3.3 

水平二方向変形による
変化率 

水平一方向変形の値に
対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.3.2 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

初期値に対する 
変化率g) % 

Kd:+10以下 

Qd:要求値なし 

Kd:+10以下 

Qd:要求値なし JIS K 6410-2

の6.7.1 

せん断限界ひずみの 
経年変化 

初期値に対する 
変化率g) % 

−15以上 

−20以上 

累積せん断ひずみ 
(微小変位) 

3サイクル目の値に対
する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.1 

圧縮クリープ        % 

6以下 

8以下 

JIS K 6410-2
の6.7.2 

水平クリープ(動的・静的) % 

要求値なし 

要求値なし 

7.4.2 

水平オフセット後残留ひずみ % 

要求値なし 

要求値なし 

引張特性 

引張降伏応力 

規定せん断ひずみにお
ける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.6 

引張限界ひずみ 

規定せん断ひずみにお
ける値 % 

5以上 

5以上 

7.5 

引張特性 
の依存性 

引張降伏応力の 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.1 

引張限界ひずみの 
せん断ひずみ依存性 

規定せん断ひずみの値
に対する変化率 % 

要求値なし 

要求値なし 

7.6.2 


10 

K 6410-3:2018  

  

表6−高耐久・高性能のLRBの要求性能(続き) 

特性 

要求項目 

グレード 

試験方法 

III 

II 

終局特性 

せん断限界ひずみe) 

規定面圧における 
値 % 

座屈の場合: 

3/4 S2×100 

以上 

破断の場合: 

450以上 

座屈の場合: 

2/3 S2×100 

以上 

破断の場合: 

400以上 

JIS K 6410-2
の6.4 

水平二方向せん断限界ひずみの低減率f) % 

70以上 

要求値なし 

JIS K 6410-2
の6.5 

引張破断応力 

規定せん断ひずみに 
おける値 MPa 

要求値なし 

要求値なし 

7.7 

引張破断ひずみ 

規定せん断ひずみに 
おける値 % 

100以上 

50以上 

“−”:試験を実施しないことを示す。 
“要求値なし”:試験を実施し報告するが,要求値がないことを示す。 
注a) 各性能項目の基準値は,JIS K 6410-1の附属書Bによって算出する。 

b) 面圧は,0.5 σnom及び2.0 σnomの値について判定する(面圧依存性については,JIS K 6410-1の附属書D参照)。 

c) 50サイクル目の値について判定する。 

d) 0 ℃及び40 ℃の値について判定する。 

e) せん断限界ひずみは,座屈又は破断のいずれか先に発生したときのひずみとする(JIS K 6410-1の附属書C

参照)。 

f) 規定面圧σnomでの値を示す。 

g) 平均値とする。 

 

試験方法 

7.1 

一般事項 

積層ゴム支承について,6.3に規定する高耐久・高性能の仕様であるグレードIII及びグレードIIの要求

性能を確認するために必要な試験方法を定める。 

7.2 

圧縮特性の依存性試験 

7.2.1 

圧縮特性のせん断ひずみ依存性試験 

7.2.1.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。 

7.2.1.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomの0.0倍,1.0倍及び2.0倍の3段階とする。 

d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。 

e) 振動数は,0.001 Hz以上とする。 

7.2.1.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 


11 

K 6410-3:2018  

 

1) 試験体に7.2.1.2 b) に規定する面圧に相当する圧縮力を加える。この圧縮力をP0とする。 

2) 面圧を加えた状態で,7.2.1.2 c) で規定するせん断ひずみを与える。このとき,せん断ひずみは,小

さい方から順次大きくする。 

3) せん断ひずみを加えた状態で,試験体にP0からP0の30 %の圧縮力を正(P2)又は負(P1)にした

圧縮力で,P0→P2→P1→P0(規定面圧の±30 %振幅に相当する。)のように加力する。3サイクル繰

り返す[JIS K 6410-2の図3(圧縮特性の求め方)参照]。 

7.2.1.4 

結果のまとめ方 

各せん断ひずみに対する特性値を,JIS K 6410-2の6.2.1.4(結果のまとめ方)で規定する方法によって

求める。せん断ひずみ依存性は,規定せん断ひずみγnomにおける値に対する変化率で表す。変化率は,JIS 

Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.2.1.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数。角形

積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向) 

d) 圧縮剛性 

e) せん断ひずみ依存性 

f) 

圧縮力−圧縮変位曲線 

g) 試験年月日 

h) その他の必要事項 

7.2.2 

圧縮特性の面圧依存性試験 

7.2.2.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.2.1.1(試験機)による。 

7.2.2.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。 

d) 振動数は,0.001 Hz以上とする。 

7.2.2.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 試験体に7.2.2.2 b) に規定する面圧に相当する圧縮力を加える。この圧縮力をP0とする。面圧は,

小さい方から順次大きくする。 

2) せん断ひずみゼロの状態で,試験体にP0からP0の30 %,50 %及び100 %の圧縮力をそれぞれ正(P2)

又は負(P1)にした圧縮力で,P0→P2→P1→P0(それぞれ,規定面圧の±30 %,±50 %及び±100 %

振幅に相当する。)のように加力する。3サイクル繰り返す[JIS K 6410-2の図3(圧縮特性の求め


12 

K 6410-3:2018  

  

方)参照]。 

7.2.2.4 

結果のまとめ方 

各正負圧縮力に対する特性値を,JIS K 6410-2の6.2.1.4(結果のまとめ方)で規定する方法によって求

める。面圧依存性は,JIS K 6410-2の6.2.1.5(試験報告書)で規定する値に対する変化率で表す。変化率

は,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.2.2.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数) 

d) 圧縮剛性 

e) 面圧依存性 

f) 

圧縮力−圧縮変位曲線 

g) 試験年月日 

h) その他の必要事項 

7.3 

せん断特性の依存性試験 

7.3.1 

せん断特性の繰返し数依存性試験 

7.3.1.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。 

7.3.1.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) せん断ひずみ振幅は,規定せん断ひずみγnomの2倍とする。 

d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。 

e) 振動数は,0.2 Hz〜0.5 Hzの範囲で設定する。 

7.3.1.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。試験体と試験機との間には,断熱材

を設けることが望ましい。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 試験体に7.3.1.2 b) に規定する面圧を加える。ただし,試験機の能力によって規定する面圧が加え

られない場合は,規定する面圧の1/2以上の面圧としてもよい。 

注記 規定する面圧の1/2としても,繰返し加力による発熱量に大きな違いはなく,繰返し依存性

に及ぼす影響は少ない。 

2) 面圧を加えた状態で,規定せん断ひずみγnomの2倍を7.3.1.2 d) 及び7.3.1.2 e) の波形及び振動数で

累積変形量が50 m以上となるまで連続して繰り返し与える。 

なお,表8に示す実大試験体又は試験体Cを用いて連続して繰返しを与えられない場合には,最

短時間のインターバルを設けて試験を行う。さらに合わせて,試験体Bを用いて連続して繰返しを


13 

K 6410-3:2018  

 

与え,実大試験体の累積変形量と同等の累積せん断ひずみを与える。インターバルを設ける場合は

インターバル前後の試験体の温度を計測する。 

7.3.1.4 

結果のまとめ方 

連続繰返し加力において得られた1,3及び10サイクル目並びにそれ以降の10サイクル目ごと及び最終

サイクル目の各履歴特性から,JIS K 6410-2の6.2.2.4(結果のまとめ方)の方法でせん断特性を求める。

繰返し数依存性は,3サイクル目における値に対する変化率で表す。変化率は,JIS Z 8401の規則B(四

捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.3.1.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数,繰返

し数。角形積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向。断熱材を設けた場合は,その厚さ及び熱伝導

率) 

d) せん断特性 

e) 繰返し数依存性 

f) 

せん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

g) インターバルを設ける場合は,その時間とインターバル前後の試験体の温度 

h) 試験年月日 

i) 

その他の必要事項 

7.3.2 

せん断特性の水平二方向変形試験 

7.3.2.1 

試験機 

試験機は,次による。 

a) 基準せん断特性試験(水平一方向変形試験)に用いる試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)に

よる。 

b) 水平二方向変形試験に用いる試験機は,試験体に加える圧縮力及び水平二方向のだ(楕)円加力を同

時に制御できる三軸(鉛直方向一軸,水平二軸)試験機とする。圧縮力,圧縮変位,せん断力及びせ

ん断変位の測定精度は,最大値の1 %以下とし,力の校正は,JIS B 7721の箇条6(試験機の力計測系

の校正)による。圧縮せん断試験では,試験時に試験体の高さが変化するので,試験機が圧縮力を一

定に保持又は一定とみなせる許容範囲で制御できるものとする。 

7.3.2.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) 基準せん断特性試験のせん断ひずみ振幅及び水平二方向変形試験のだ(楕)円の長径方向のせん断ひ

ずみ振幅は,規定せん断ひずみγnomの0.5倍,1.0倍,1.5倍及び2.0倍の4段階とする。二次形状係数

が4以上の試験体に対しては,せん断ひずみ振幅±250 %を追加することが望ましい。 

d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。 

e) 振動数は,0.001 Hz〜0.5 Hzの範囲で設定する。 


14 

K 6410-3:2018  

  

7.3.2.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 基準せん断特性試験 

試験体に7.3.2.2 b) に規定する面圧を加えた状態で,7.3.2.2 c) で規定するせん断ひずみ振幅を

7.3.2.2 d) 及び7.3.2.2 e) の波形及び振動数で3サイクル与える。このとき,せん断ひずみ振幅は,

小さい方から順次大きくする。 

2) 水平二方向変形試験 

試験体に7.3.2.2 b) に規定する面圧を加えた状態で,だ(楕)円状のせん断ひずみ振幅を7.3.2.2 d) 

及び7.3.2.2 e) の波形及び振動数で3サイクル与える。だ(楕)円の長径方向のせん断ひずみ振幅は,

1) と同じとし,短径方向は,長径方向の0.5倍とする。このとき,せん断ひずみ振幅は,小さい方

から順次大きくする。 

7.3.2.4 

結果のまとめ方 

結果のまとめ方は,次による。 

a) 基準せん断特性試験の各せん断ひずみに対する特性値を,JIS K 6410-2の6.2.2.4(結果のまとめ方)

で規定する方法によって求める。 

b) 水平二方向変形試験のだ(楕)円の長径方向の各せん断ひずみに対する特性値を,JIS K 6410-2の

6.2.2.4(結果のまとめ方)で規定する方法によって求める。 

c) だ(楕)円の長径方向の各せん断ひずみに対する特性値を基準せん断特性試験で得られる各せん断ひ

ずみに対する特性値で除した値を,水平二方向変形による変化率として求める。水平二方向変形によ

る変化率は,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。 

7.3.2.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数。角形

積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向) 

d) せん断特性 

e) 水平二方向変形によるせん断特性の変化率 

f) 

基準せん断特性試験のせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

g) だ(楕)円の長径方向のせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

h) だ(楕)円の短径方向のせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

i) 

試験年月日 

j) 

その他の必要事項 

7.4 

耐久性試験 

7.4.1 

累積せん断ひずみ試験 

7.4.1.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。 


15 

K 6410-3:2018  

 

7.4.1.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) せん断ひずみ振幅は,規定せん断ひずみγnomの0.01倍〜0.5倍のうちから2段階以上とする。 

d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。 

e) 振動数は,0.1 Hz〜2.0 Hzの範囲で設定する。 

7.4.1.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 試験体に7.4.1.2 b) に規定する面圧を加える。 

2) 面圧を加えた状態で,7.4.1.2 c) で規定するせん断ひずみを7.4.1.2 d) 及び7.4.1.2 e) の波形及び振動

数で加力を与える。せん断ひずみ振幅の大きさによって,例えば,次のような加力回数で加力を与

える。加力は,複数サイクル×複数回の加力で実施する。 

規定せん断ひずみγnomの0.01倍の場合で4 000 000回以上 

規定せん断ひずみγnomの0.05倍の場合で150 000回以上 

規定せん断ひずみγnomの0.1倍の場合で40 000回以上 

規定せん断ひずみγnomの0.5倍の場合で1 500回以上 

7.4.1.4 

結果のまとめ方 

連続繰返し加力において得られた1及び3サイクル目並びに総加力回数の0.1倍以上の頻度ごと及び最

終サイクル目の各履歴特性から,JIS K 6410-2の6.2.2.4(結果のまとめ方)の方法でせん断特性を求め,

その変化をグラフにプロットする。変化率は,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字

3桁で表す。複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

また,JIS K 6410-2の6.2.2(せん断特性試験)に規定する試験を試験前後に実施し,試験前後のせん断

特性の変化率を表す。 

7.4.1.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数,繰返

し数。角形積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向) 

d) せん断特性 

e) せん断特性の変化率 

f) 

せん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

g) 試験年月日 

h) その他の必要事項 

7.4.2 

水平クリープ・水平オフセット後残留ひずみ試験 

7.4.2.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。 


16 

K 6410-3:2018  

  

7.4.2.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) 面圧は,規定面圧σnomとする。 

c) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。静的せん断応力度τS相当のせん断力を与えた上で,動的せん

断応力度τD相当のせん断力振幅を加力する。静的せん断応力度τSは,0.1 MPa〜0.6 MPaの範囲から2

段階以上設定する。動的せん断応力度τDは,加力する静的せん断応力度τSの0.2倍〜1.0倍となる範

囲から2段階以上設定する。 

d) 振動数は,0.1 Hz〜2.0 Hzの範囲で設定する。 

7.4.2.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 試験体に7.4.2.2 b) に規定する面圧を加える。 

2) 面圧を加えた状態で,7.4.2.2 c) で規定する加力波形を7.4.2.2 d) の振動数で2時間与える。 

3) 面圧を加えた状態で,加力を漸次除荷し0とした状態を1時間維持する。 

7.4.2.4 

結果のまとめ方 

水平クリープ及び水平オフセット後残留ひずみのまとめ方は,次による。 

a) 2時間加力をしているときのせん断力−せん断変位曲線を記録する。 

b) 最大せん断変位を示す時点のせん断ひずみを水平クリープひずみとする。 

c) 加力を0とした状態を1時間維持したときの最終せん断変位から算出したせん断ひずみを水平オフセ

ット後残留ひずみとする。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.4.2.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,加力波形及び振動数。角形積層ゴム支承の場合は,せん断

変形の方向) 

d) 水平クリープひずみ 

e) 水平オフセット後残留ひずみ 

f) 

せん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

g) 試験年月日 

h) その他の必要事項 

7.5 

引張限界ひずみ試験 

7.5.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.6.1(試験機)による。 

7.5.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 


17 

K 6410-3:2018  

 

b) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomとする。 

c) 引張試験速度は,0.1 mm/s以上とする。 

7.5.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 7.5.2 b) に規定するせん断ひずみを試験体に与える。 

2) せん断ひずみを与えた状態で,引張ひずみγTに達するまで引張力を試験体に加える。 

注記 引張ひずみγTは,10 %〜20 %の範囲で設定することが望ましい。 

7.5.4 

結果のまとめ方 

引張限界ひずみは,次のa)〜d) によって求める。 

a) 7.5.3に規定する試験前後のせん断特性を,JIS K 6410-2の6.2.2(せん断特性試験)によって求める。 

b) a) によって求められたせん断特性から,せん断特性の変化率を,7.5.3に規定する試験前の値に対す

る試験後の値の比率として算出する。 

c) 7.5.3に規定する試験後に,規定面圧σnomにおけるせん断限界ひずみをJIS K 6410-2の6.4(終局特性

試験)によって求める。 

d) b) のせん断特性の変化率が,±10 %であること,及びc) のせん断限界ひずみが,JIS K 6410-2の6.4

によって求めた,引張ひずみを与えていない試験体の規定面圧σnomにおけるせん断限界ひずみ以上で

あることが確認された場合に,引張ひずみγTの1/3を引張限界ひずみとする。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.5.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,せん断変位又はせん断ひずみ,試験速度。角形積層ゴム支承の場合は,せん

断変形の方向) 

d) 引張限界ひずみ 

e) 引張力−引張変位曲線 

f) 

試験前後のせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

g) 試験後のせん断力−せん断変位曲線(終局特性) 

h) 試験年月日 

i) 

その他の必要事項 

7.6 

引張特性の依存性試験 

7.6.1 

引張降伏応力のせん断ひずみ依存性試験 

7.6.1.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.6.1(試験機)による。 

7.6.1.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomの0.0倍,1.0倍及び2.0倍とする。 


18 

K 6410-3:2018  

  

c) 引張試験速度は,0.1 mm/s以上とする。 

7.6.1.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 7.6.1.2 b) に規定するせん断ひずみを試験体に与える。 

2) せん断ひずみを与えた状態で,降伏するまでの引張力を試験体に加える。 

7.6.1.4 

結果のまとめ方 

各せん断ひずみに対する特性値を,JIS K 6410-2の6.6.4(結果のまとめ方)に規定する方法によって求

める。せん断ひずみ依存性は,規定せん断ひずみγnomにおける値に対する変化率で表す。変化率は,JIS Z 

8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.6.1.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,せん断変位又はせん断ひずみ,試験速度。角形積層ゴム支承の場合は,せん

断変形の方向) 

d) 引張降伏力又は引張降伏応力 

e) 引張降伏応力のせん断ひずみ依存性 

f) 

引張力−引張変位曲線 

g) 試験年月日 

h) その他の必要事項 

7.6.2 

引張限界ひずみのせん断ひずみ依存性試験 

7.6.2.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.6.1(試験機)による。 

7.6.2.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomの1.0倍及び2.0倍とする。 

c) 引張試験速度は,0.1 mm/s以上とする。 

7.6.2.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 7.6.2.2 b) に規定するせん断ひずみを試験体に与える。 

2) せん断ひずみを与えた状態で,引張ひずみγTに達するまで引張力を試験体に加える。 

注記 引張ひずみγTは,3 %〜15 %の範囲で設定することが望ましい。 

7.6.2.4 

結果のまとめ方 

各せん断ひずみに対する特性値を,7.5.4に規定する方法によって求める。せん断ひずみ依存性は,規定


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K 6410-3:2018  

 

せん断ひずみγnomにおける値に対する変化率で表す。変化率は,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)によっ

て丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.6.2.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,せん断変位又はせん断ひずみ,試験速度。角形積層ゴム支承の場合は,せん

断変形の方向) 

d) 引張限界ひずみ 

e) 引張限界ひずみのせん断ひずみ依存性 

f) 

引張力−引張変位曲線 

g) 試験前後のせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線) 

h) 試験後のせん断力−せん断変位曲線(終局特性) 

i) 

試験年月日 

j) 

その他の必要事項 

7.7 

引張破断応力及び引張破断ひずみ試験 

7.7.1 

試験機 

試験機は,JIS K 6410-2の6.6.1(試験機)による。 

7.7.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。 

b) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomの2.0倍とする。 

c) 引張試験速度は,0.1 mm/s以上とする。 

7.7.3 

操作方法 

操作方法は,次による。 

a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。 

b) 加力方法は,次による。 

1) 7.7.2 b) に規定するせん断ひずみを試験体に与える。 

2) せん断ひずみを与えた状態で,積層ゴム支承が破断するまでの引張力を試験体に加える。 

7.7.4 

結果のまとめ方 

引張破断応力及び引張破断ひずみは,次のa)〜e) によって求める。 

a) 破断時の引張力及び引張変位は,破断点の引張破断力及び引張破断変位として求める[JIS K 6410-2

の図8(引張試験の力−変位曲線)参照]。 

b) 引張破断力を積層ゴム支承の有効面積で除して引張破断応力を算出する。 

注記1 積層ゴム支承に働く引張力は,ボルトからフランジを介して積層ゴム支承に作用する。フラ

ンジなどの変形が積層ゴム支承の引張試験における力−変位曲線に影響を及ぼす可能性があ

るが,この規格では,引張破断応力を公称値として採用している。 

c) 引張破断変位を積層ゴム支承の内部ゴムの総厚さで除して引張破断ひずみを算出する。 

注記2 積層ゴム支承に働く引張力は,ボルトからフランジを介して積層ゴム支承に作用する。フラ


20 

K 6410-3:2018  

  

ンジなどの変形が積層ゴム支承の引張試験における力−変位曲線に影響を及ぼす可能性があ

るが,この規格では,引張ひずみを公称値として採用している。したがって,引張限界ひず

み及び引張破断ひずみも,同様である。 

d) 破断を生じる前に試験を中止したときは,積層ゴム支承に異常がないか履歴曲線を注意して調べる。

このとき,異常が認められず,履歴曲線がその変位まで単調に増加している場合は,試験を中止した

時点の引張力及び引張変位を終局特性とみなすことができる。 

e) 引張破断力・引張破断応力・引張破断変位及び引張破断ひずみは,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)

によって丸め,有効数字3桁で表す。 

なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。 

7.7.5 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を,記録する。 

a) この規格の番号(JIS K 6410-3) 

b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数 

c) 試験条件(試験体温度,せん断変位又はせん断ひずみ,試験速度。角形積層ゴム支承の場合は,せん

断変形の方向) 

d) 引張破断したときの,引張破断変位又は引張破断ひずみ,及び引張破断力又は引張破断応力 

e) 引張力−引張変位曲線(終局特性) 

f) 

試験年月日 

g) その他の必要事項 

 

検査 

8.1 

形式検査及び受渡検査 

積層ゴム支承の検査は,形式検査1) と受渡検査2) とに区分し,検査の項目は,8.2による。 

なお,形式検査は,同一形式で,受渡検査は,同一形式及び同一サイズで行う。 

注1) 製品の品質が,設計で示す全ての特性を満足するか否かを判定するための検査。 

2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める

特性が満足するものであるか否かを判定するための検査。 

形式検査は,表3〜表6に示す高耐久・高性能の仕様を満足することを確認するために実施する。 

なお,JIS K 6410-1の表10に示す項目及び形式の区分を満足し,かつ,技術的生産条件が同等の製品を

同一の形式とすることができる。 

8.2 

積層ゴム支承の検査 

8.2.1 

検査項目 

積層ゴム支承における形式検査及び受渡検査の項目を表7に示す。 

受渡検査は,圧縮基本特性及びせん断基本特性について,規定面圧及び規定せん断ひずみによって試験

を実施する。受渡検査は全数検査とする。 


21 

K 6410-3:2018  

 

表7−積層ゴム支承の検査項目 

特性 

検査項目 

形式検査 

受渡検査 

圧縮特性 

圧縮剛性 

○ 

○ 

せん断特性 

各種せん断特性a) 

○ 

○ 

圧縮特性の依存性 

せん断ひずみ依存性 

○ 

− 

面圧依存性 

○ 

− 

せん断特性の依存性 

面圧依存性 

○ 

− 

繰返し数依存性-1(繰返し50サイクル) 

○ 

− 

繰返し数依存性-2(累積変形量) 

○ 

− 

温度依存性 

○ 

− 

せん断ひずみ依存性 

○ 

− 

振動数依存性 

○ 

− 

水平二方向による変化率 

○ 

− 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

○ 

− 

せん断限界ひずみの経年変化 

○ 

− 

累積せん断ひずみ 

○ 

− 

圧縮クリープ 

○ 

− 

水平クリープ(動的・静的) 

○ 

− 

水平オフセット後残留ひずみ 

○ 

− 

引張特性 

引張降伏応力 

○ 

− 

引張限界ひずみ 

○ 

− 

引張特性の依存性 

引張降伏応力のせん断ひずみ依存性 

○ 

− 

引張限界ひずみのせん断ひずみ依存性 

○ 

− 

終局特性 

せん断限界ひずみ,終局特性線図 

○ 

− 

水平二方向せん断限界ひずみの低減率 

○ 

− 

引張破断応力 

○ 

− 

引張破断ひずみ 

○ 

− 

寸法b) 

各部の寸法 

○ 

○ 

防せい(錆)膜厚 

総膜厚 

− 

○ 

製品外観 

異状の有無 

○ 

○ 

○:実施する。 
−:実施しない。 
注a) 各種せん断特性項目は,NRBでKh,HDRでKh及びheq,並びにLRBでKd及びQdとする。 

b) 形式検査は,JIS K 6410-1の6.5.2.1(平面寸法),6.5.2.2(高さ),6.5.2.3(傾き)及び6.5.2.4

(水平方向のずれ)について,受渡検査は,JIS K 6410-1の6.5.2.2(高さ),6.5.2.3(傾き)
及び6.5.2.4(水平方向のずれ)について実施する。 

 

8.2.2 

試験体の種類 

形式検査の各試験に用いる試験体は,表8による。 

試験体の種類は,次によって決定する。 

a) 試験体は,実大試験体又は縮小試験体を用いる。 

b) 縮小試験体は,表9による。ただし,縮小試験体を用いる場合は,試験機能力などを考慮し,極力大

きな試験体を用いることが望ましい。 

c) 縮小試験体の次の寸法について,寸法縮尺率に合わせることが困難な場合は,特性への影響を考慮し

て定めてもよい。 

1) 中間鋼板 :厚さ 


22 

K 6410-3:2018  

  

2) フランジ又は連結鋼板 :厚さ,外径(丸形)又は辺長(角形),ボルト孔位置及びボルト孔径 

d) 縮小試験体の中間鋼板,フランジ,連結鋼板及びキープレートの材質について,実大試験体に合わせ

ることが困難な場合は,特性への影響を考慮して,次のいずれかを用いてもよい。 

1) 中間鋼板 :JIS G 3131に規定するSPHC,又はJIS G 3141に規定するSPCC 

2) フランジ,連結鋼板,キープレート :JIS K 6410-1の表4に示す材料 

e) 積層ゴム支承の特性が,変形履歴に依存する場合,特性を安定させるためにあらかじめ大きなせん断

変形を与えてよい。このせん断変形を予備変形という。予備変形を与える製品の場合は,試験体にお

いても,実製品と同じ予備変形を与えるものとする。 


23 

K 6410-3:2018  

 

表8−形式検査の各試験に用いる試験体 

特性 

試験項目 

試験体 

種類 

基数 

グレードIII 

グレードII 

グレードIII 

グレードII 

圧縮特性 

圧縮剛性 Kv 

実大試験体 

8.2.3 a) 

せん断特性 

せん断弾性係数G,Geqの基準値 
等価粘性減衰定数heqの基準値e) 
降伏応力τpの基準値f) 

実大試験体 

圧縮特性の
依存性 

せん断ひずみ依存性 

実大試験体又は試験体C 

3体以上b) 

面圧依存性 

実大試験体又は試験体C 

3体以上b) 

せん断特性
の依存性 

面圧依存性 

実大試験体又は試験体C 

3体以上b) 

繰返し数依存性-1 
(繰返し50サイクル) 

実大試験体 

又は試験体C 

試験体B 

3体以上 

繰返し数依存性-2 
(累積変形量) 

実大試験体 

又は試験体C 

試験体B 

2体以上 

温度依存性 

試験体B 

試験体A 

3体以上 

せん断ひずみ依存性 

実大試験体又は試験体C 

3体以上b) 

振動数依存性 

試験体B 

試験体A 

3体以上 

水平二方向による変化率 

実大試験体又

は試験体C 

試験体A 

2体以上 

耐久性 

せん断特性の経年変化 

試験体B 

試験体A 

3体以上3体以上 

せん断限界ひずみの経年変化 

試験体B 

試験体A 

3体以上 

累積せん断ひずみ(微小変位) 

試験体B 

3体以上 

2体以上 

圧縮クリープ 

試験体A 

3体以上c) 

2体以上c) 

水平クリープ(動的・静的) 

試験体B 

試験体A 

4体以上 

水平オフセット後残留ひずみ 

引張特性a) 

引張降伏応力 

実大試験体又は試験体C 

3体以上d) 

引張限界ひずみ 

実大試験体又は試験体C 

3体以上d) 

引張特性の
依存性 a) 

引張降伏応力のせん断ひずみ依存性 

実大試験体又は試験体C 

6体以上 

引張限界ひずみのせん断ひずみ依存性 

実大試験体又は試験体C 

4体以上 

終局特性 

せん断限界ひずみ,終局特性線図 

実大試験体 

実大試験体又

は試験体C 

8.2.3 b) 

水平二方向
せん断限界
ひずみの低
減率 e) f) 

基準せん断破断試験 

実大試験体又

は試験体C g) 

試験体D 

3体以上 

二方向低減率評価試験 

実大試験体又

は試験体C 

試験体A 

3体以上d) 

引張破断応力 

実大試験体又は試験体C 

3体以上d) 

引張破断ひずみ 

注a) 引張試験では,フランジの面外変形の影響を考慮して,実大試験体の特性を推定できるようにフランジ形状

を定める。 

b) 一次形状係数S1が当該形式の最小値±10 %である試験体,及び二次形状係数S2が当該形式の最小値±5 %で

ある試験体を含まなければならない。 

c) 一次形状係数S1が当該形式の最小値±10 %である試験体とする。 

d) 一次形状係数S1が当該形式の最小値±10 %である試験体,及び二次形状係数S2が当該形式の最小値±5 %で

ある試験体,又は一次形状係数S1が当該形式の最大値±10 %である試験体,及び二次形状係数S2が当該形式
の最小値±5 %である試験体を含まなければならない。 

e) HDRについてだけ実施する。 

f) LRBについてだけ実施する。 

g) 実大試験体及び試験体CともにS2は5以上とする。 


24 

K 6410-3:2018  

  

表9−縮小試験体の種類及び定義 

種類 

直径(円形) 

辺長(角形) 

S1 

S2 

試験体A 

150 mm以上 

100 mm以上 

当該形式の範囲内 

3以上 

試験体B 

450 mm以上 

400 mm以上 

当該形式の範囲内 

当該形式の範囲内 

試験体C 

当該形式の最大値の1/2以上かつ

800 mm以上 

当該形式の範囲内 

当該形式の範囲内 

試験体D 

600 mm以上 

500 mm以上 

当該形式の範囲内 

7以上 

せん断試験片(SBS) JIS K 6410-2の附属書JBに規定するせん断試験片を表し,NRB又はHDRに対して

用いることができる。 

 

8.2.3 

試験体の基数 

試験体の基数は,次によって決定する。 

a) 圧縮特性及びせん断特性については,次による。 

1) 同一形式で複数のサイズを検査する場合は,代表するサイズで3体以上,その近辺のサイズで2体

以上,それ以外のサイズでは各1体以上とする。ただし,検査実施サイズのゴム外径±10 %のサイ

ズにおいては,検査を省略してもよい。 

2) 全体基数は,グレードIIIについて50体以上,グレードIIについて30体以上とする。 

b) 終局特性については,次による。 

1) JIS K 6410-2の6.4に規定する終局特性線図を作成することができる試験体の基数とする。 

2) 同一形式においても,S2が異なるサイズについては,各々について終局特性線図を作成する。ただ

し,形式内の最小,中間及び最大のS2をもつ代表サイズについて実験に基づく終局特性線図を作成

し,その結果を基に,適切な手法を用いて(JIS K 6410-1の附属書C参照),その他のサイズの終

局特性線図を作成してもよい。 

c) その他の試験項目の基数については,表8による。 

d) 各試験に同一試験体を用いる場合は,繰返し履歴の影響に注意する。 

 

製品の表示 

9.1 

表示項目 

この規格の全ての要求事項に適合した積層ゴム支承には,JIS K 6410-1の8.1による表示項目のほか,

グレードを表示する。グレードの表示例を次に示す。 

例 グレードIIIの要求事項に適合している場合: GRIII 

グレードIIの要求事項に適合している場合 : GRII 

9.2 

表示の場所及び方法 

表示の場所及び方法は,JIS K 6410-1の8.2による。 

9.3 

表示例 

表示は,例1に示すように1列,又は例2に示すように2列に表示してもよい。 


25 

K 6410-3:2018  

 

製造業者の名称,会社ロゴマークなど

例1

例2

シリアル番号

種類

寸法(mm)

(選択項目)

UNIVERSAL CO ,LTD.

HDR D-800 G59 00001

UNIVERSAL CO ,LTD.

HDR D-800 G59 00001

内部ゴムのせん断弾性係数の規格値

(選択項目)

例1

例2

シリアル番号

種類

寸法(mm)

(選択項目)

内部ゴムのせん断弾性係数の規格値

GRⅢ

GRⅢ

グレード

(選択項目)