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K 6378-7:2019  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 記号及び単位  2 

5 引張試験機  2 

6 試験片 2 

6.1 形状及び寸法  2 

6.2 試験片の採取方法  3 

6.3 試験片の状態調節  3 

6.4 試験準備  3 

7 試験方法 4 

7.1 一般事項  4 

7.2 試験環境  4 

7.3 手順  4 

8 試験結果のまとめ方  5 

9 試験報告書  5 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表  6 

 

 


 

K 6378-7:2019  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び一般財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS K 6376:2009

は廃止され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

K 6378-7:2019 

 

ライトコンベヤベルト−最大引張強さの求め方 

Light conveyor belts-Determination of the maximum tensile strength 

 

序文 

この規格は,2013年に第2版として発行されたISO 21180を基とし,規定内容を分かりやすくするとと

もに規格利用者の利便性を高めるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,ライトコンベヤベルト及びISO 283で規定する試験方法が適用できないコンベヤベルトの

最大引張強さの求め方について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 21180:2013,Light conveyor belts−Determination of the maximum tensile strength(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法 

注記 対応国際規格:ISO 7500-1,Metallic materials−Calibration and verification of static uniaxial 

testing machines−Part 1: Tension/compression testing machines−Calibration and verification of the 

force-measuring system 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

ライトコンベヤベルト(light conveyor belt) 

ポリエステル,ポリアミド,アラミドなどの合成繊維又は綿などの天然繊維からなる織布を芯体とし,

ポリウレタン,ポリ塩化ビニル,ポリオレフィンなどの合成樹脂,天然ゴム,合成ゴムなどをカバー層及

び/又は中間層に用い,かつ,単位幅当たりの最大引張強さが1 000 N/mm以下のコンベヤベルト。 

3.2 

引張力(tension) 


K 6378-7:2019  

 

ベルトを引っ張る力。 

3.3 

最大引張強さ(maximum tensile strength) 

ベルトの単位幅当たりの最大引張力。 

 

記号及び単位 

記号及び単位は,表1による。 

 

表1−記号及び単位 

記号 

記号の説明 

単位 

Fbreak a) 

試験片が破断したときの引張力 

Fmax 

試験片の最大引張力 

kmax 

試験片の最大引張強さ(Fmaxを25で除す。) 

N/mm 

Δl 

試験中につかみ具間で試験片が伸びた長さ 

mm 

Δlbreak 

FbreakのときのΔl 

mm 

Δlmax 

FmaxのときのΔl 

mm 

Δlm 

Fmaxのときの標線間距離が伸びた長さ 

mm 

εmax 

Fmaxのときの伸び率(Δlmax又はΔlmを初めのつかみ具間距離又は標線間

距離で除し,百分率で表す。) 

ベルトの幅 

mm 

注記 FmaxとFbreakとは同じ場合もある。 
注a) ベルトが破断したときの引張力の値が最大値になる場合は,その値を最大引張力とする。 

 

引張試験機 

引張試験機は,JIS B 7721で規定する3級以上のものを用いる。 

なお,ロードセルは,試験するベルトの最大引張力が,ロードセルの最大ひょう量の15〜85 %となるも

のを用いる。 

 

試験片 

6.1 

形状及び寸法 

試験片の形状及び寸法は,図1に示す100 mm長さの平行部をもつダンベル状の形状及び寸法のものと

する。 


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単位 mm 

 

図1−試験片の形状及び寸法 

 

ベルトの構成によっては,試験片の幅が異なる部分で,繊維に異常かつ不均等な応力が働き,標線間で

破断しない場合,又はつかみ具部分で滑りが発生する場合がある。そのような場合には,短冊状の試験片

で試験をしてもよい[JIS K 6404-2の6.3(試験方法A:ストリップ法)参照]。 

6.2 

試験片の採取方法 

試験片は,図2に示す位置からベルトの長さ方向に5個採取する。 

 

 

図2−試験片の採取位置 

 

6.3 

試験片の状態調節 

試験片は,温度23±2 ℃,相対湿度(50±5) %で,24時間以上状態調節を行う。ただし,綿又はポリア

ミドのように吸湿性の高い材料で構成されるベルトの場合には,48時間以上状態調節を行う。 

6.4 

試験準備 

試験片の中心部に,伸びを測定するために100±0.5 mmの距離で2本の標線を付ける(図4参照)。 

 


K 6378-7:2019  

 

試験方法 

7.1 

一般事項 

引張試験は,製造後5日以上経過した後に行う。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,それによ

る。 

7.2 

試験環境 

試験環境は,温度23±2 ℃,相対湿度(50±5) %とする。 

7.3 

手順 

引張試験は,6.1に規定する試験片を用い,試験片が試験中に,ゆがみ,つかみ部分の切れ,滑りなどを

生じないように,つかみ具間の距離220±5 mmで正しくつかみ具に取り付けて行う(図4参照)。 

引張試験は,引張速度100±10 mm/minで行い,少なくとも最大引張力に達するまで継続する。このと

き,最大伸びを求める場合には,ベルトの伸びに対応する引張力をデータ処理装置などによって記録する

(図3参照)。試験片が破断するまで引張試験を継続した場合には,試験片の標線間で破断が生じたか確

認する。試験片が中央部以外で破断したり,つかみ部分で滑りが発生した場合には,そのデータは採用せ

ず,再試験を行う。 

注記 つかみ部の滑りを防止する方法は,JIS K 6404-2の6.2.2(つかみ具)を参照する。 

 

 

X: 試験片の伸び(mm) 
Y: 引張力(N) 

1: Fmax 
2: Fbreak 
3: Δlmax 
4: Δlbreak 

図3−引張力−伸び曲線 

 

単位 mm 

 

図4−試験片のつかみ方 


K 6378-7:2019  

 

試験結果のまとめ方 

最大引張強さは,式(1)によって算出する。 

25

max

max

F

k

  (1) 

受渡当事者からの要求があれば,最大引張強さのときの伸び率を式(2)によって算出する。 

100

100

Δm

max

l

ε

  (2) 

標線間距離が測定できない場合は,式(3)によって算出する。 

100

220

Δmax

max

ε

  (3) 

最大引張強さ及び伸び率は,5個の測定値の平均値で表す。 

 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を記載しなければならない。 

a) この規格番号 

b) ベルトの名称及び製造年月日 

c) 状態調節の時間 

d) 試験室の温度及び相対湿度 

e) 試験片の形状及び寸法 

f) 

試験結果 

g) 試験年月日 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 JIS K 6404-2 ゴム引布及びプラスチック引布試験方法−第2部:物理試験(基本) 

ISO 283,Textile conveyor belts−Full thickness tensile strength, elongation at break and elongation at 

the reference load−Test method 


K 6378-7:2019  

 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS K 6378-7:2019 ライトコンベヤベルト−最大引張強さの求め方 

ISO 21180:2013,Light conveyor belts−Determination of the maximum tensile strength 

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義 

 

 

JISとほぼ同じ。 

追加 

3.1 ライトコンベヤベルトの定義を
追加した。 

ライトコンベヤベルトの定義を分かりやす
くするために追加した。 
ISOへ提案する。 

変更 

3.2 引張力(tension)に変更した。 

tensile loadの定義が不明確であるため,変更
した。 

追加 

3.3 最大引張強さの定義を追加し
た。 

より分かりやすくするために追加したもの
で,実質的な差異はない。 

4 記号及び
単位 

 

 

記号の説明 

追加 

記号bを追加した。 

より分かりやすくするために追加したもの
で,実質的な差異はない。 

− 

− 

 

原理 

削除 

箇条5の原理を削除した。 

対応国際規格では,原理の箇条で,試験片を
採取した後にグラフから最大引張強さを求
めるということが規定されているが,最大引
張強さは必ずしもグラフから読み取る必要
はない上,試験片採取の箇条は別途存在して
いるため,JISでは削除した。 

6.1 形状及
び寸法 

 

 

7.1 

JISとほぼ同じ。 

追加 

100 mm長さの平行部をもつダンベ
ル状を追加した。 

より分かりやすくするために追加したもの
で,実質的な差異はない。 

7 試験方法 7.1 一般事項 

 

7.1 

製造後5日以上経過後
で測定することを規定。 

追加 

受渡当事者間の協定がある場合は,
それに従うという規定を追加した。 

使用者の利便性を高めるために追加した。 
技術的な差異はない。 

7.2 試験環境 

 

− 

− 

追加 

試験環境の温度及び相対湿度を追加
した。 

JISでは,試験環境を追加した。ISO規格に
は,規定されていないので,ISOへ提案する。 

図4 

 

− 

 

追加 

試験片のつかみ方の図を追加した。 

より分かりやすくするために追加したもの
で,実質的な差異はない。 

2

 

K

 6

3

7

8

-7

2

0

1

9

 

 

 

 

 


K 6378-7:2019  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

9 試験報告
書 

 

 

10 

JISとほぼ同じ。 

追加 

試験片の形状及び寸法を追加した。 

JISでは,どの試験片を用いたかを明確にす
るために追加した。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 21180:2013,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

 

K

 6

3

7

8

-7

2

0

1

9