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K 6343

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会

(JRMA)

/財団法人  日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 6343:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


K 6343

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類

1

4.

  品質

1

4.1

  外観

1

4.2

  性能

1

5.

  構造

2

6.

  寸法

2

7.

  測定及び試験方法

3

7.1

  試験の一般条件

3

7.2

  内径及び肉厚の測定

3

7.3

  耐圧性試験

3

7.4

  電気導通性試験

3

7.5

  接着試験

3

7.6

  静的オゾン劣化試験

3

7.7

  ゴム層の引張試験

3

7.8

  ゴム層の老化試験

3

7.9

  ゴム層の浸せき試験

3

8.

  表示

4


日本工業規格

JIS

 K

6343

:2004

送油用ゴムホース

Rubber hoses for oil discharge

1.

適用範囲  この規格は,揮発油,灯油,マシン油などの鉱物性油類の常温における一般的な輸送用に

使用する送油用ゴムホース(以下,ホースという。

)について規定する。ただし,他の日本工業規格(例え

ば JIS S3022)で規定するものには適用しない。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6250 

ゴム−物理試験方法通則

JIS K 6251

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方

JIS K 6257

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方

JIS K 6258

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐液性の求め方

JIS K 6330-1

ゴム及びプラスチックホース試験方法−第 1 部:ホース及びホースアセンブリの寸法測

JIS K 6330-2

ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 2 部:耐圧性試験

JIS K 6330-5

ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 5 部:電気試験

JIS K 6330-6

ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 6 部:接着試験

JIS K 6330-7

ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 7 部:静的オゾン劣化試験

JIS S 3022 

石油燃焼機器用ゴム製送油管

JIS Z 8601

標準数

3.

種類  種類は,最高使用圧力によって,表 に示す 2 種類とする。

  1  ホースの種類

種類

最高使用圧力

MPa

1

種 0.5

以下

2

種 1.0

以下

4.

品質

4.1

外観  ホースは,内径及び肉厚が均整で,たわみ性に富み,きず,気泡,き裂,その他使用上の支

障があってはならない。

4.2

性能  ホースは,7.37.9 によって試験を行い,表 の規定に適合しなければならない。


2

K 6343

:2004

  2  ホースの性能

試験項目

性能

主な試験条件

適用箇条

1

種:1.0 MPa

耐圧試験圧力

          MPa

漏れ,局部的膨れなどの異
状があってはならない。

2

種:2.0 MPa

7.3.1 

1

種 2.0 以上

耐圧性試験

最小破裂試験圧力

          MPa

2

種 4.0 以上

破裂に要する時
間は 1 分以上

7.3.2

電気導通性試験(

1

)

Ω

継手間で 10

6

以下

7.4

接着試験                      kN/m

各層間:1.5 以上

試験片:タイプ 8

7.5

ホース

静的オゾン劣化試験

外面ゴム層にき裂があって

はならない。

D

7.6

引張強さ                        MPa

6.5

以上

引張試験

切断時伸び                      % 200 以上

試 験 片 : ダ ン ベ

ル状 3 号形

7.7

老化試験

引張強さの変化率          %

-25 以内 70±1  ℃

96

0
2

時間

7.8

内面ゴム

-40 以内

引張強さの変化率

外面ゴム

-60 以内

7.9.1

内面ゴム

+10

∼-3

ゴム層

浸せき試験

体積変化率

外面ゴム

+100

∼0

試験用燃料油 A

(2,2,4-トリ
メ チ ル ペ ン タ
ン)

23

±2℃

72

0
2

時間

7.9.2

注(

1

)

電気導通性試験は,帯電防止を必要とするホースについてだけ行う。

5.

構造  構造は,その用途に適合するものであって,内面ゴム層,補強層及び外面ゴム層からなる。帯

電防止を必要とするものには導電性素材を用いてもよい。

参考  外面ゴム層の一部に,ゴム以外の材料を使用する場合も外面ゴム層とみなす。

6.

寸法  寸法は,呼び径で表し,内径,内径許容差及び肉厚は,表 による。

  3  ホースの寸法

単位 mm

肉厚

呼び径

内径(

2

)

許容差

1

2

6

6.3

±0.6 3.0 以上

9

9.5

±0.7 3.0 以上

12 12.7

±0.7 3.5 以上

15 15.9

±1.0 3.5 以上

19 19.0

±1.0 4.0 以上

25 25.4

±1.0 4.0 以上

32 31.8

±1.5 5.0 以上

38 38.1

±1.5 6.0 以上

50 50.8

±2.0 6.0 以上

注(

2

)

中間にある寸法は,JIS Z 8601 の基本数列 R20 から
選び,許容差は

表 に示す一つ大きい呼び径のもの

を適用する。


3

K 6343

:2004

7.

測定及び試験方法

7.1

試験の一般条件

7.1.1

試験室の標準状態

a)

標準温度  標準温度は,JIS K 6250 の 5.1(試験室の標準温度)によって,23±2  ℃とする。

b)

標準湿度  標準湿度は,JIS K 6250 の 6.1(試験室の標準湿度)によって,相対湿度で(50±5)%と

する。

7.1.2

試験片の作製方法

a)

試料  試料は,JIS K 6250 の 8.1(試料)によって,製品又は加硫品とする。

b)

試料及び試験片の保管  JIS K 6250 の 8.2(試料及び試験片の保管)によって,製品から採取した試料

で試験を行う場合には,製品は製造してから 3 か月以内,又は入手してから 2 か月以内とし,加硫し

た試料及び試験片の保管期間は,加硫してから 4 週間以内とする。

7.1.3

試験片の状態調節  試験片は,JIS K 6250 の 8.3(試験片の状態調節)によって,加硫後 16 時間以

上経過したもので,試験前 16 時間以上,7.1.1 の標準状態に置かなければならない。

7.2

内径及び肉厚の測定  内径及び肉厚の測定は,JIS K 6330-1 の 4.(内径)及び 7.(肉厚)に規定する

方法によって行う。

7.3

耐圧性試験

7.3.1

耐圧試験圧力  耐圧試験圧力は,JIS K 6330-2 の 7.1(耐圧試験)に規定する方法によって行う。

この場合,試験圧力は,1 種 1.0 MPa,2 種 2.0 MPa とする。

7.3.2

最小破裂試験圧力  最小破裂試験圧力は,JIS K 6330-2 の 7.3(最小破裂試験圧力)に規定する方

法によって行う。

7.4

電気導通性試験  電気導通性試験は,JIS K 6330-5 の 4.(電気導通性の測定)に規定する方法によっ

て行う。

7.5

接着試験  接着試験は,JIS K 6330-6 に規定する方法で,試験片はタイプ 8 によって行う。

7.6

静的オゾン劣化試験  静的オゾン劣化試験は,JIS K 6330-7 の D 法に規定する方法によって行う。    

7.7

ゴム層の引張試験  ゴム層の引張試験は,JIS K 6251 に規定する方法で,試験片はダンベル状 3 号

形によって行う。

7.8

ゴム層の老化試験  ゴム層の老化試験は,JIS K 6257 の 7.(促進劣化試験 A-2 法)に規定する方法

によって,引張強さの変化率を測定する。この場合,試験温度は 70±1  ℃,試験時間は 96

0
2

時間とする。

7.9

ゴム層の浸せき試験

7.9.1

引張強さの変化率  浸せき後の引張強さの変化率は,JIS K 6258 の 5.5.2 の e)(引張強さ変化,切

断時伸び及び引張応力変化の測定)に規定する方法によって行い,変化率は 5.6.5(浸せき後の引張強さ,

切断時伸び及び引張応力の変化率)によって求める。この場合,試験油は試験用燃料油 A[2,2,4-トリメチ

ルペンタン(イソオクタン)

]体積 100  %とし,試験温度は 23±2  ℃,試験時間は 72

0
2

時間とする。

7.9.2

体積変化率  浸せき後の体積変化率は,JIS K 6258 の 5.5.2 の a)(質量変化及び体積変化の測定)

に規定する方法によって行い,変化率は 5.6.1(質量変化率及び体積変化率)によって求める。この場合,

試験油は試験用燃料油 A[2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン)

]体積 100  %とし,試験温度は 23

±2  ℃,試験時間は 72

0
2

時間とする。


4

K 6343

:2004

8.

表示  ホースには,少なくとも 1 m ごとに,次の内容が明りょうかつ容易に消えない方法で表示され

ていなければならない。

a)

品名又はその略号

b)

最高使用圧力(MPa)

c)

製造業者名又はその略号

d)

製造年月又はその略号