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K 6333 : 2001  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この追補は,JIS K 6333 : 1999が平成13年3月20日付けで改正されたことに伴って発行されたもので

ある。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

K 6333 : 2001 

溶断用ゴムホース 

(追補1) 

Gas welding equipment−Rubber hoses for welding, cutting and allied 

processes 

(Amendment 1)  

序文 JIS K 6333 : 1999に対するこの追補は,ガスの種類として空気,窒素,アルゴン,二酸化炭素に用

いるホースの外面ゴム層の色識別を,黒から緑へ改めるものである。 

なお,この追補で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。 

7.1(色識別)を,次のとおり改正する。 

7.1 

色識別 ホースに使用するガスを識別するため,ホースの外面ゴム層は,表7に示す色にしなけれ

ばならない。 

5.4.1,5.4.2及び6.7の要求性能に適合する燃料ガス共用ホースの外面ゴム層の色は,半円周分が赤,残

り半円周をオレンジとする。また,このホースは表7に示すすべての燃料ガスに用いてもよい。 

ツインホースの場合は,この規定によってそれぞれのホースに色識別及び表示をしなければならない。 

表7 ガスの種類の記号及び色識別 

ガスの種類の記号 

ガスの種類 

外面ゴム層の色 

ACE 

アセチレン及び他の燃料用ガス(7) 
(LPG,MPS,天然ガス及びメタンは除く。) 

赤 

OXY 

酸素 

青 

SLD 

空気,窒素,アルゴン,二酸化炭素 

緑 

LMN 

LPG,MPS,天然ガス,メタン 

オレンジ 

AFG 

アセチレン,LPG,MPS,天然ガス,メタン及
び他の燃料ガス 

赤とオレンジ 

注(7) 製造業者は,水素用途に対する適合性について検討しなければならない。 

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K 6333 : 2001  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(参考)を次のように追加する。 

附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

JIS K 6333: 2001 溶断用ゴムホース 

ISO/DIS 3821: 1997 溶断用ゴムホース 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 (IV)JISと国際規格との技術

的差異の項目ごとの評価及
びその内容 

(V)JISと国際規格
との技術的差異の
理由及び今後の対
策 

項目番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1.適用範囲 溶接,切断及びその関

連工程で使用する溶断
用ゴムホースに適用。 

ISO/DIS 
3821 

1. 

JISと同じ 

IDT 

− 

2.引用規格 JIS K 6250 

(ISO 4661-1に整合) 
JIS K 6251 
(ISO 37に整合) 
JIS K 6257 
(ISO 188に整合) 
JIS K 6258 
(ISO 1817に整合) 
JIS K 6330-1 
(ISO 4671に整合) 
JIS K 6330-2 
(ISO 1402に整合) 
JIS K 6330-4 
(ISO 4672に整合) 
JIS K 6330-6 
(ISO 8033に整合) 
JIS K 6330-7 
(ISO 7326に整合) 
JIS K 6330-9 
(ISO 1746に整合) 
JIS Z 8601 
(ISO 3に整合) 
ISO 1307 
ISO 4080 

同上 

2. 

ISO 37 
ISO 188 
ISO 471 
ISO 1307 
ISO 1402 
ISO 1746 
ISO 1817 
ISO 4080 
ISO 4671 
ISO 4672 
ISO 7326 
ISO 8033 

IDT 

− 

3.種類及び
構造 

ホースの種類は,内面
ゴム,外面ゴム層及び
補強層からなる。 
内面ゴム層厚さ1.3mm
以上のタイプ1及び
1.5mm以上のタイプ2
を規定。 
最小厚さ1.0mmの外面
ゴム層及び補強層は共
通。 

同上 

3. 

ホースの種類
は,最小厚さ
1.5mmの内面
ゴム層,最小
厚さ1.0mmの
外面ゴム層及
び補強層から
なる。 

MOD 
/追加 

JISは,内面ゴム
層厚さとして
1.3mm以上を追
加。 

現在広く使用され
ている内面ゴム層
厚さを今後国際規
格として提案して
いく予定。 

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K 6333 : 2001  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II)国際規
格番号 

(III)国際規格の規定 (IV)JISと国際規格との技術

的差異の項目ごとの評価及
びその内容 

(V)JISと国際規格
との技術的差異の
理由及び今後の対
策 

項目番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

4.寸法及び
寸法許容差 

呼び径:15,許容差:4,
偏肉:3,切断長さ:6
種類を規定。 

ISO/DIS 
3821 

4. 

呼び径:8,許
容差:4,偏
肉:3,切断長
さ:6種類を規
定。 

MOD 
/追加 

JISは,呼び径と
してシングルホー
ス2種ツインホー
ス5種を追加。 

現在広く使用され
ている7種の呼び
径を今後国際規格
として提案してい
く予定。 

5.物理的性
質 

引張強さ及び切断時伸 
びを規定。 

同上 

5. 

JISと同じ 

IDT 

− 

老化試験を規定。 

同上 

5. 

JISと同じ 

IDT 

− 

酸素ホースの難燃性を 
規定。 

同上 

5. 

JISと同じ 

IDT 

− 

浸せき試験を規定。 

同上 

5. 

JISと同じ 

IDT 

− 

6.要求性能 耐圧性試験を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

MOD 
/追加 

JISは,アセチレ
ン用の場合の最高
使用圧力を追加。 

アセチレンホース
の最高使用圧力は
0.15であり誤解を
招くおそれがある
ため今回追加した。
今後国際規格とし
て提案していく予
定。 

接着試験を規定。 

同上 

6. 

試験片は,タ
イプ2及びタ
イプ4を規定。 

MOD 
/追加 

JISは,試験片と
してタイプ8を追
加。 

タイプ8は,現在広
く使用されている
ため今回追加した
が,次回改正時に廃
止又はISOに提案
する。 

曲げ試験を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

IDT 

− 

低温試験を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

IDT 

− 

耐白熱粒子及び熱表面
性を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

IDT 

− 

静的オゾン劣化試験を
規定。 

同上 

6. 

試験方法は,1
法(JIS A法と
同じ)を規定。 

MOD 
/追加 

JISは,試験方法
としてD法を追
加。 

D法は,現在広く使
用されているため
今回追加したが,次
回改正時に廃止又
はISOに提案する。 

ガス透過性を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

IDT 

− 

ツインホースの要求性
能を規定。 

同上 

6. 

JISと同じ 

IDT 

− 

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K 6333 : 2001  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II)国際規
格番号 

(III)国際規格の規定 (IV)JISと国際規格との技術

的差異の項目ごとの評価及
びその内容 

(V)JISと国際規格
との技術的差異の
理由及び今後の対
策 

項目番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

7.色識別及
び表示 

7.1 色識別 
ガス識別のため,ガス
の種類の記号及び5種
類の色識別を規定。 

ISO/DIS 
3821 

7. 

ガスの種類の
記号は規定な
し。 

MOD 
/追加 

JISは,ガスの種
類の記号を追加。 

色識別だけでは,誤
使用される可能性
があるので記号を
追加した。今後国際
規格として提案予
定。 

5種類の色識
別のうち4種
類は,JISに同
じだが,空気,
窒素,アルゴ
ン,二酸化炭
素に用いるホ
ースの色は,
黒を規定。 

MOD 
/変更 

JISは,空気,窒
素,アルゴン,二
酸化炭素に用いる
ホースの色は,緑
を規定。 

安全管理面で黒か
ら緑に変更した。 

7.2 表示 
製造者又は供給者のマ
ーク,ホースの種類の
記号,最高使用圧力,
呼び径,ガス種類の記
号,製造年を規定。 

同上 

7. 

適用規格番
号,最高使用
圧力,呼び径,
製造者又は供
給者のマー
ク,製造年を
規定。 

MOD 
/変更 

JISは,ホース種
類及びガス種類の
記号を追加。 
また,JISは指定
商品なので,規格
番号を削除。 

今後国際規格とし
て提案予定。 
また,規格番号は,
別途表示の告示で
対応する。 

8.附属書 

附属書A:難燃性の試
験方法を規定。附属書
B:耐n−ペンタン性の
試験方法を規定。附属
書C:耐白熱粒子及び
熱表面性の試験方法を
規定。 

同上 

8. 

JISと同じ 

IDT 

− 

 
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 
 

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

− IDT……………… 

技術的差異がない。 

− MOD/追加…… 

国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

− MOD/変更…… 

国際規格の規定内容を変更している。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

− IDT……………… 

国際規格と一致している。 

− MOD…………… 

国際規格を修正している。 

− NEQ…………… 

技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。