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K 6331 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。

これによって JIS K 6331 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,ISO 1403 : 1995 との整合を図った。


日本工業規格

JIS

 K

6331

 : 1999

送水用ゴムホース

(ウォーターホース)

Rubber hoses, textile-reinforced, for general-purpose water applications

Specification

序文  この規格は,1995 年に第 3 版として発行された ISO 1403,Rubber hoses, textile-reinforced, for

general-purpose water applications

−Specification を元に作成した日本工業規格であるが,表示の一部(規格

番号)を不採用とした。

なお,この規格で点線の下線を施してある“箇所”は対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,一般用として用いる送水用ゴムホース(ウォーターホース)(以下,ホースと

いう。

)で,−25℃∼+70℃の使用温度範囲で最大 2.5MPa まで使用できる 3 種類の繊維補強ゴムホースに

ついて規定する。

備考1.  これらのホースは,飲み水(飲料水)の輸送,洗濯機の注水口,消防ホース,特殊農耕機及

び折り畳み式ウォーターホースには使用してはならない。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 1403 : 1995

  Rubber hoses, textile-reinforced, for general-purpose water applications −

Specification

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6251

  加硫ゴムの引張試験方法

備考  ISO 37 : 1994, Rubber, vulcanized of thermoplastic−Determination of tensile stress-strain properties

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6257

  加硫ゴムの老化試験方法

備考 ISO 188 : 1982, Rubber, vulcanized−Accelerated ageing or heat-resistance tests からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-1

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 1 部:寸法測定

備考  ISO 4671 : 1984, Rubber and plastics hose and hose assemblies−Methods of measurement of

dimensions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-2

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 2 部:耐圧性試験


2

K 6331 : 1999

備考 ISO 

1402 

: 1994, Rubber and plastics hoses and hose assemblies

−Hydrostatic testing からの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-4

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 4 部:低温試験

備考 ISO 

4672 : 1988, Rubber and plastics hoses

−Subambient-temperature flexibility tests からの引用事

項は,この規格の該当事項と,同等である。

JIS K 6330-6

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 6 部:接着試験

備考  ISO 8033 : 1991, Rubber and plastics hose−Determination of adhesion between components からの

引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-7

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 7 部:静的オゾン劣化試験

備考  ISO 7326 : 1991, Rubber and plastics hoses−Assessment of ozone resistance under static conditions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 8601

  標準数

備考 ISO 

: 1973, Preferred numbers

−Series of preferred numbers からの引用事項は,この規格の該

当事項と同等である。

ISO 1307 : 1992

  Rubber and plastics hoses for general-purpose industrial applications−Bore diameters and

tolerances, and tolerances on length.

ISO 2393 : 1994

  Rubber test mixes−Preparation, mixing and vulcanization−Equipment and procedures.

3.

種類  3 種類のホースを次のように規定する。

1

種:低圧ホース−最高使用圧力  0.6MPa 用

2

種:中圧ホース−最高使用圧力  1.0MPa 用

3

種:高圧ホース−最高使用圧力  2.5MPa 用

4.

構成及び材料  ホースの構成は次のとおりとする。

−  内面ゴム層

−  天然又は合成繊維補強層

−  外面ゴム層

内面ゴム層及び外面ゴム層は,均一な厚さと最小肉厚に適合するように偏肉がなく,また,孔,気泡及

び他の欠点があってはならない。ホースの外観は,平滑,筋入り又は布目付きのいずれでもよい。

5.

寸法

5.1

呼び径(内径)  ホースの呼び径は,10mm∼100mm(100mm を含む。)とし,呼び径及び許容差は

ISO 1307

の規定に適合しなければならない。

特殊な場合として上記以外の呼び径を必要とするときは

a)

上記寸法範囲未満又は,これを超える寸法のものについては,JIS Z 8601 に規定の R10 数列の標準数

から選び,許容差は

付表 に規定したとおりとしなければならない。

b)

中間にある寸法については,JIS Z 8601 に規定の R20 数列の標準数から選び,許容差はそれよりも 1

つ大きい呼び径の寸法のとおりとしなければならない。

参考  ISO 1307 の規定内容は,付表 参照。


3

K 6331 : 1999

5.2

内面ゴム層  JIS K 6330-1 に規定する方法で測定し,内面ゴム層の厚さは,1.5mm 以上でなければ

ならない。

5.3

外面ゴム層  JIS K 6330-1 に規定する方法で測定し,外面ゴム層の厚さは,1.5mm 以上でなければ

ならない。外面ゴム層が筋入りの場合は,溝の深さは外面ゴム層の厚さの 50%以下でなければならない。

5.4

切断長  ホースの切断長の許容差は ISO 1307 の規定による。

参考  ISO 1307 の規定内容は,付表 参照。

6.

物理的性質

6.1

試験  試験はホースから採取した試験片について行う。それが不可能な場合には,ISO 2393 に従っ

て作成した試験シートをホースと同程度に加硫したものから試料を採取する。

参考  ISO 2393 にはゴム試験配合物に関し,準備,混練,加硫についての装置と手順が記載されてい

る。

6.2

内面ゴム層及び外面ゴム層の引張強さと切断時伸び  JIS K 6251 に規定する方法で試験を行い,内

面ゴム層及び外面ゴム層の引張強さと切断時の伸びは,

表 の規定に適合しなければならない。

表 1  内面ゴム層及び外面ゴム層の引張強さと切断時伸び

ホースの種類

引張強さ MPa

切断時伸び%

1

種及び 2 種 5.0 以上 200 以上

3

種 7.0 以上 200 以上

6.3

老化試験  内面ゴム層及び外面ゴム層の引張強さと切断時の伸びは,JIS K 6257 の規定に従って

100

℃±1℃で 3 日間老化させた後,JIS K 6251 に規定する方法で試験を行い,老化前の値からそれぞれ±

25%

及び±50%以上の変化があってはならない。

6.4

耐圧性試験  JIS K 6330-2 に規定する方法で試験を行い,ホースは表 の耐圧性要求性能に適合し

なければならない。耐圧試験圧力における長さ及び外径の最大変化率は,±7%とする。

表 2  耐圧性要求性能

ホースの種類

最高使用圧力 MPa

耐圧試験圧力 MPa

最小破裂試験圧力 MPa

1

種 0.60

0.90

1.80

2

種 1.0

1.5

3.00

3

種 2.5

5.0

10.0

6.5

接着試験  JIS K 6330-6 に規定する方法で試験を行い,各層間のはく離強さは,1.5kN/m 以上でなけ

ればならない。

6.6

静的オゾン劣化試験  JIS K 6330-7 の B 法に規定する方法で試験を行い,外面ゴム層にき裂の発生

があってはならない。

6.7

低温試験  JIS K 6330-4 の B 法によって−25℃で試験を行ったとき,ホースにき裂の発生があって

はならない。また,6.4 に規定する耐圧試験に合格しなければならない。

7.

表示  ホースは次の内容を連続的に,また耐久性のあるマーキングで表示しなければならない。

a)

製造業者名又は識別(略号など)

b)

製造業者による製品識別(任意)

c)

ホースの種類

d)

呼び径


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e)

c)

に含まれない場合は,メガパスカルで表した最高使用圧力

f)

四半期(1Q,2Q,3Q 又は,4Q を使用)及び製造年(4 けたのアラビア数字を使用)

付表 1  呼び径及び許容差

単位 mm

許容差

呼び径

硬質マンドレル使用のホース

フレキシブルマンドレル使用のホース

マンドレルを使用しないホース

    3.2

±0.30

+0.50∼−0.30

    4.0

    5.0

±0.60

    6.3

    8.0

 10.0

±0.40

+0.60∼−0.40

 12.5

 16

+0.70∼−0.50

 19

 20

±0.60

±0.80

 25

±0.80

+0.90∼−0.70

±1.20

 31.5

 38

 40

±1.00

+1.20∼−0.8

±1.60

 50

 51

+1.50∼−1.00

 63

±1.20

 76

 80

±1.40

100

125

±1.60

150

±2.00

200

±2.50

250

315

±3.00

付表 2  長さの許容差

単位  表示のない数値は mm

長さ

許容差

300

以下

±3

300

を超え  600 以下

±4.5

600

を超え  900 以下

±6

900

を超え 1 200 以下

±9

1 200

を超え 1 800 以下

±12

1 800

を超える

±1%


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送気液用ゴムホース原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

山  口      惇

横浜国立大学工学部

西  出  徹  雄

通商産業省基礎産業局化学課

大  嶋  清  治

通商産業省工業技術院標準部材料規格課

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会技術部

神  代      啓

社団法人日本化学工業協会

廣  庭      正

財団法人化学品検査協会

鈴  木      守

社団法人日本ゴム協会

岡  安  英  雄

社団法人日本工作機械工業会

三  浦  吉  成

社団法人日本油空圧工業会

中  田      広

三菱重工業株式会社

小田切  明  治

トキコ株式会社

有  光  幸  朗

社団法人日本農業機械工業会

小  郷  一  郎

財団法人日本船舶標準協会

兼  子  孝  泰

株式会社明治ゴム化成

青  柳  奈須雄

横浜ゴム株式会社

塚  本  茂  之

クラレプラスチックス株式会社

竹  林  忠  昭

弘進ゴム株式会社

服  部  和  洋

東海ゴム工業株式会社

石  井  裕  志

東北ゴム株式会社

松  田  武  幸

株式会社ブリヂストン

渋  谷  政  典

株式会社十川ゴム

庭  田  正  久

日本ゴムホース工業会

(事務局)

三  須      武

社団法人日本化学工業協会