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K 6266

:2007

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

3

4

  原理

4

5

  試験の種類

4

6

  直接屋外暴露試験

4

6.1

  目的

4

6.2

  試験装置

4

6.3

  試験片

5

6.4

  試験方法

6

6.5

  暴露後の試験片の評価

7

6.6

  試験結果のまとめ方

9

6.7

  記録

9

7

  アンダーグラス屋外暴露試験

10

7.1

  目的

10

7.2

  試験装置

10

7.3

  試験片

11

7.4

  試験方法

11

7.5

  暴露後の試験片の評価

12

7.6

  試験結果のまとめ方

12

7.7

  記録

12

8

  太陽追跡集光暴露試験

12

8.1

  目的

12

8.2

  試験装置

13

8.3

  試験片

13

8.4

  試験方法

13

8.5

  暴露後の試験片の評価

13

8.6

  試験結果のまとめ方

13

8.7

  記録

13

9

  オープンフレームカーボンアーク試験

13

9.1

  目的

13

9.2

  試験装置

14

9.3

  試験片

16

9.4

  試験方法

16


K 6266

:2007  目次

(2)

ページ

9.5

  放射露光量の測定

17

9.6

  暴露後の試験片の評価

18

9.7

  試験結果のまとめ方

18

9.8

  記録

18

10

  キセノンアーク試験

19

10.1

  目的

19

10.2

  試験装置

19

10.3

  試験片

20

10.4

  試験方法

20

10.5

  放射露光量の測定

21

10.6

  暴露後の試験片の評価

21

10.7

  試験結果のまとめ方

21

10.8

  記録

21

11

  紫外線蛍光灯試験

21

11.1

  目的

21

11.2

  試験装置

21

11.3

  試験片

23

11.4

  試験方法

23

11.5

  放射露光量の測定

24

11.6

  暴露後の試験片の評価

24

11.7

  試験結果のまとめ方

24

11.8

  記録

24

附属書 A  (参考)  ウェザリング基準材料

25

附属書 B  (参考)  暴露後の評価に使用できる特性の例

28

附属書 JA  (参考)  耐候性試験の一般事項

29

附属書 JB  (参考)  ウェザリング基準材料の劣化特性

32

附属書 JC  (参考)  遮へい(蔽)暴露試験

48

附属書 JD  (参考) JIS と対応する国際規格との対比表

51

 


K 6266

:2007

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会

(JRMA)  及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによっ

て,JIS K 6266 : 1996 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


K 6266

:2007  目次

(4)

白      紙


日本工業規格

JIS

 K

6266

:2007

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−

耐候性の求め方

Rubber, vulcanized or thermoplastic

Determination of resistance to weathering

序文

この規格は,2006 年に第 2 版として発行された ISO 4665 を基にし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JD に示す。

警告

この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使用に

関して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自

の責任において安全及び健康に対する適切な措置を取らなければならない。

1

適用範囲

この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴム(以下,加硫ゴムという。

)の,屋外暴露試験及び実験室光源暴

露試験について規定し,更に暴露後の試験片の色,外観,物理特性などの変化(耐候性)を求める方法につ

いて規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4665 : 2006

,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Resistance to weathering (MOD)

なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 5600-4-4

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 4 節:測色(原理)

注記  対応国際規格:ISO 7724-1 : 1984,Paints and varnishes−Colorimetry−Part 1 : Principles (IDT)

JIS K 5600-4-5

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 5 節:測色(測定)

注記  対 応 国 際 規 格 : ISO 7724-2 : 1984 , Paints and varnishes − Colorimetry− Part 2 : Colour

measurement (IDT)

JIS K 5600-4-6

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 6 節:測色(色差の計算)

注記  対応国際規格:ISO 7724-3 : 1984,Paints and varnishes−Colorimetry−Part 3 : Calculation of


2

K 6266

:2007

colour difference (IDT)

JIS K 6200

  ゴム用語

JIS K 6250

  ゴム−物理試験方法通則

注記  対応国際規格:ISO 23529 : 2004,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test

pieces for physical test methods (MOD)

JIS K 6251

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方

JIS K 6252

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引裂強さの求め方

JIS K 6253

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方

JIS K 6259

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐オゾン性の求め方

注記  対応国際規格:ISO 1431-1 : 1989,Rubber,vulcanized or thermoplastic−Resistance to ozone

cracking−Part 1 : Static strain test (MOD)

JIS K 7219

  プラスチック−直接屋外暴露,アンダーグラス屋外暴露及び太陽集光促進屋外暴露試験

方法

注記  対応国際規格:ISO 877 : 1994,Plastics−Methods of exposure to direct weathering, to weathering

using glass-filtered daylight, and to intensified weathering by daylight using Fresnel mirrors (IDT)

JIS K 7350-1

  プラスチック−実験室光源による暴露試験方法  第 1 部:通則

注記  対応国際規格:ISO 4892-1 : 1994,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part

1 : General guidance (IDT)

JIS K 7350-2

  プラスチック−実験室光源による暴露試験方法  第 2 部:キセノンアーク光源

注記  対応国際規格:ISO 4892-2 : 1994,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part

2 : Xenon-arc sources (IDT)

JIS K 7350-3

  プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第 3 部:紫外線蛍光ランプ

注記  対応国際規格:ISO 4892-3 : 1994,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part

3 : Fluorescent UV lamps (IDT)

JIS K 7350-4

  プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第 4 部:オープンフレームカーボン

アークランプ

注記  対応国際規格:ISO 4892-4 : 1994,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part

4 : Open-flame carbon-arc lamps (IDT)

JIS K 7363

  プラスチック−耐候性試験における放射露光量の機器測定−通則及び基本的測定方法

JIS L 0801

  染色堅ろう度試験方法通則

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

注記  対応国際規格:ISO 105-A02 : 1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02 : Grey scale for

assessing change in colour (MOD)

JIS R 3202

  フロート板ガラス及び磨き板ガラス

JIS Z 2381

  大気暴露試験方法通則

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8720

  測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源

JIS Z 8741

  鏡面光沢度−測定方法

CIE Publication No.85

  Technical Report−Solar spectral irradiance


3

K 6266

:2007

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200JIS K 7219 及び JIS K 7350-1 によるほか,次によ

る。

3.1

耐候性

自然環境のうち,主として日光,雨雪,温度及び湿度による色,外観,物理特性などの変化に対する抵

抗性。特に,耐候性のうち,日光,温度及び湿度による変化に対する抵抗性を耐光性という。

3.2

ブラックパネル温度

耐候性試験装置の試験片取付け枠に取り付けたブラックパネル温度計の指示する温度で,試験片の表面

温度を代表する温度。

3.3

ブラックスタンダード温度

耐候性試験装置の試験片取付け枠に取り付けたブラックスタンダード温度計の指示する温度で,試験片

の表面温度を代表する温度。

3.4

コントロール試験片(control

暴露後の試験片と比較するために同時に暴露する試験片。

注記  コントロール試験片は,試験片と同じか若しくは似通った組成をもつもの又はその暴露条件に

対して既知の応答をするものであればよい。コントロール試験片は,材料の性能比較を行うと

き,又は実験室光源暴露試験で暴露条件が適切に行われたことの検証に用いることができる。

異なった時期に作製したものは,製品のロット間のばらつきの比較及び資材の受入検査の比較

に用いることができる。

3.5

保存試験片(file test piece

試験に用いる材料の一部で,安定した条件下で,保管し,暴露後の状態と暴露前の状態(初期値)とを

比較するために用いるもの。

3.6

マスキング面(masked area

マスキングによって光暴露から保護した試験片の一部分。試験片と比較するのに用いる。

注記  マスキング面は,試験前の初期値として利用する。光照射条件だけを除いた効果を調べるため

にも用いることができる。

3.7

ウェザリング基準材料(weathering reference material

同一条件で暴露したとき,繰返し再現性のある基準材料で,

附属書 によるほか,ウェザリングによる

特性の劣化が文書化されているもの。

注記  ウェザリング基準材料は,材料の性能の評価などに用いるもので試験片と同時に暴露する。コ

ントロール試験片としても使用することができる。

3.8

暴露ステージ(exposure stage


4

K 6266

:2007

試験片の暴露試験を行う中間及び最終の暴露段階。試験時間 (h),放射露光量 (kJ/m

2

),又は分光放射露

光量 [kJ/(m

2

・nm)]で表示する。

注記  放射露光量は,特定波長域(例えば,最も代表的な 300∼400 nm)の放射の積算値をいい,分

光放射露光量は,単波長(例えば,340 nm)を中心とする狭帯域の放射の積算値をいう。

4

原理

試験片を屋外暴露又は実験室光源暴露雰囲気にさらし,試験片の色,外観及び必要な物理特性の変化を

求める。ゴムの耐候性試験の一般事項は,参考として

附属書 JA に記載する。

5

試験の種類

試験の種類は,

表 の 6 種類とし,この中から選択して用いる。

なお,遮へい(蔽)暴露試験については,参考として

附属書 JC に記載する。

表 1−試験の種類

暴露方法の区分

種類

直接屋外暴露試験

アンダーグラス屋外暴露試験

屋外暴露方法

太陽追跡集光暴露試験

オープンフレームカーボンアーク試験

キセノンアーク試験

実験室光源暴露方法

紫外線蛍光灯試験

6

直接屋外暴露試験

6.1

目的

この試験は,屋外暴露試験装置を用いて,直接太陽光下における加硫ゴムの耐候性を調べるために行う。

6.2

試験装置

試験装置は,暴露架台,試験片保持枠,試験片取付け具などで構成し,暴露試験に適した堅ろうな構造

で,JIS K 7219 の 5.2(A 法に用いる暴露試験装置)及び JIS Z 2381 の 7.2.1(直接暴露試験方法)による。

ただし,暴露架台並びに試験片保持枠及び試験片取付け具は,次による。

図 にその一例を示す。

a)

暴露架台  暴露架台は,暴風雨,積雪荷重及び暴露架台の全面に試験片を取り付けた場合の最大荷重

に耐える強度及び耐久性をもつものとする。暴露架台の構成材料は,試験片の化学的性質,物理的性

質及び性能の経時変化に影響を与えない耐食性のあるステンレス鋼,アルミニウム合金,表面処理を

施した鉄鋼などの金属の形材,適切な防腐処理を施した木材などの不活性な材料とする。

暴露架台は,試験片面が規定の暴露方位及び角度に設定でき,維持できる構造とする。受光をより

効率よくするために,暴露方位及び暴露角度を調節して太陽を追跡できる装置を用いてもよい。この

場合には,試験成績表に記録する。

暴露架台の接地面から暴露試験を行う試験片の最下端部までの距離は,500 mm 以上とする。

b)

試験片保持枠及び試験片取付け具  試験片保持枠及び試験片取付け具は,試験片の種類,形状,寸法

及び暴露試験条件に適した構造とし,試験片の化学的性質,物理的性質及び性能の経時変化に影響を

及ぼさない不活性な材料とする。

試験片の取付け機構は,試験片の自由変形を妨げず,試験片が脱落するおそれがない構造とし,試

験片の取付け及び取外しが容易で,かつ,安全に取り扱うことができるものとする。


5

K 6266

:2007

図 1−直接屋外暴露試験装置の一例

c)

放射照度計  放射照度計は,JIS K 7219 の 5.5.1(太陽放射を測定する装置)に規定するもの。

6.3

試験片

6.3.1

試験片の形状及び寸法

試験片の形状及び寸法は,次による。

a)

色変化及び外観変化測定用試験片  色変化及び外観変化測定用試験片は,長さ約 100 mm 以上,幅約

50 mm 以上,厚さ 2.0 ± 0.2 mm の短冊状で,かつ,表面が平滑なもの。それ以外の寸法は,受渡当事

者間の協定による。

b)

物理特性変化測定用試験片  物理特性変化測定用試験片は,引張特性,引裂強さ,硬さなどを評価す

るもので,JIS K 6251JIS K 6252 又は JIS K 6253 に規定する形状及び寸法とする。

シート,その他の形状の試験片又は a)  の試験片を用いて暴露し,暴露後,所定の寸法に切り取っ

てもよい。この場合には,試験片取付け具から 20 mm の部分を除いて評価し,試験成績表に記録する。

6.3.2

試験片の採取・作製

試験片の採取・作製は,  JIS K 6250 の箇条 8(試験片の採取・作製)による。

6.3.3

試験片の数

試験片の数は,次による。

a)

色変化及び外観変化測定用試験片  暴露ステージごとに 3 個とする。暴露ステージごとに試験片の保

管の必要がない場合には,測定後に暴露を継続してもよい。

b)

物理特性変化測定用試験片  暴露ステージごとに,JIS K 6251JIS K 6252 又は JIS K 6253 に規定す

る数とする。必要な試験片の総数は,この数に暴露ステージ数を乗じた数である。

6.3.4

試験片の厚さ及び幅の測定

試験片の厚さ及び幅の測定は,JIS K 6250 の箇条 10(寸法測定方法)による。


6

K 6266

:2007

6.4

試験方法

6.4.1

試験条件

試験条件は,次による。

a)

試験片及び保存試験片の保管は,JIS K 6250 の箇条 7(試料及び試験片の保管)による。

b)

試験は,試験片にひずみを与えない状態で実施する。ただし,ひずみを与えて試験する場合には,JIS 

K 6259

による。

c)

暴露条件は,次による。

1)

試験片の暴露面の方位は,赤道面とし,暴露角度は,暴露場所の緯度とするか,又は水平面から 45

度の角度とする。1 年間に最も多く太陽放射を受けるようにするために,水平面からの仰角をその

暴露場所の緯度マイナス 10 度としてもよい。また,必要に応じて,水平面から 10∼90 度までの間

の角度としてもよい。用いた角度は,試験成績表に記録する。

2)

樹木,建物などから十分に離れた広い場所で,仰角 20 度以上に障害物があってはならない。周辺の

植物は,低く刈っておく。

注記  信頼性の高い試験を行うためには,暴露試験は幾つかの環境で行うとよい。例えば,使用

する条件にできるだけ近い環境をもつ場所など。

3)

暴露ステージは,時間又は放射露光量若しくは分光放射露光量のいずれかによる。放射露光量又は

分光放射露光量の求め方は,JIS K 7363 による。時間による場合には,次による。

3.1) 1

か月,3 か月,6 か月又は 9 か月

3.2) 1

か年,1.5 か年,2 か年,3 か年,4 か年,5 か年又は 6 か年

注記  1 年未満の暴露ステージの結果は,暴露を行った季節に依存する。暴露ステージが長い場

合には,季節の影響は平均化されるが,暴露を始めた季節によって結果が異なるおそれが

ある。例えば,春開始か又は秋開始かによる。

6.4.2

測定方法

測定方法は,次による。

a)

試験片の暴露に先立ち,試験片及び必要に応じコントロール試験片の特性値を測定する。

b)

試験片及び必要に応じコントロール試験片をそのまま,又はマスクを施した試験片を試験片取付け具

に取り付ける。保存試験片を用いる場合には,試験片の暴露期間と同一期間,冷暗所に保管する。

c)

試験片の周囲は,十分なゆとりをもたせ,試験片に著しいひずみを与えないようにする。

d)

試験片の裏側にマーキングを付ける。マーキングは,試験の結果に影響しないようにする。照合のた

めに,取付け配置図を作成しておくとよい。

e)

試験片取付け具に取り付けた試験片及び必要に応じコントロール試験片を,暴露架台に固定する。

f)

放射照度計を用いる場合には,放射照度計を暴露架台に取り付ける。

g)

暴露期間中試験片は洗浄しない。もし,洗浄を要求されたときは,清浄な水又は石けん水(2 %非ア

ルカリ性石けん水)を用いて洗う。また,暴露表面をこすったりなどして,きずを付けないように注

意する。緩んだ試験片の再固定,試験片の状態の記録,装置の損傷の補修などのために,定期的な点

検及び保守管理を行うことが望ましい。

h)

暴露期間中,次の項目について観測を行う。

なお,各項目は,近隣の気象測候所などのデータを利用してもよい。

1)

放射露光量又は分光放射露光量

2)

気温(日最高の月平均及び日最低の月平均並びに月最高・最低)


7

K 6266

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3)

相対湿度(日最高の月平均及び日最低の月平均並びに月最高・最低)

4)

その他必要事項

i)

規定の暴露ステージ(試験時間,放射露光量又は分光放射露光量)に達したとき,暴露架台から試験

片を取り外す。

j)

目視で試験片の変化を調べる。次いで,試験片の表面を清浄な水又は石けん水(2 %非アルカリ性石

けん水)で洗い,風乾した後,色,外観及び/又は物理特性の変化を測定する。

6.5

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,暴露前の試験片との比較によって行い,次による。また,6.5.1 a1)(目視に

よる方法)では,暴露前の試験片として保存試験片又はマスキング面を用いる。

なお,暴露後の評価に使用できる特性の例を,

附属書 に記載する。

6.5.1

色変化及び外観変化の評価

色変化及び外観変化の評価は,次による。

a)

色変化の評価  色変化の評価は,目視による方法又は測色計による方法のいずれかを選択して用い,

次による。

1)

目視による方法  暴露後の試験片と保存試験片又はマスキング面との色の差を,JIS L 0804 に規定

する変退色用グレースケールを用いて比較し,色の差に一致するグレースケールの色票の号数によ

って色変化の度合いを表示する。変退色用グレースケールを用いて試験片の変化を比較する方法は,

JIS L 0801

によってもよい。

なお,

表 のいずれかの色変化又は組み合わせた色変化の種類を観察し,色変化の度合いに併記

することが望ましい。

例  表示の例“変退色用グレースケール 2-3 号,黄みが増し,よりくすみ,明るくなった。”

表 2−色変化の種類

色相変化 

彩度変化 

明度変化 

青みが増した又は減った

緑みが増した又は減った 
赤みが増した又は減った 
黄みが増した又は減った 

よりくすんだ

よりさえた 

明るくなった

暗くなった 

色の差を比較するときは,直射日光を避け,北空昼光

1) 

又はこれに相当する 600 lx 以上の明るさの照明

光源下で行う。照明光源は,JIS Z 8720 による常用光源 D

65

を用いることが望ましい。光線は約 45 度の角

度で表面に当て,観察する方向は試験片及びグレースケールの表面に対してほぼ直角になるようにする。

1)

  日の出の 3 時間後から日没 3 時間前までの北空昼光で,周辺の建物,部屋の内装などの環境色

の影響を受けない光。

2)

測色計による方法  測色計による方法は,JIS K 5600-4-4JIS K 5600-4-5 及び JIS K 5600-4-6 の規

定に従って,測色計を用い,暴露前後の試験片の三刺激値 XY又は X

10

Y

10

Z

10

を測定し,次

の式 (1) ∼式 (4) によって,色差  (ΔE

*

ab

)  及び色差の成分  (ΔL

*

ab

,  ΔC

*

ab

,  ΔH

*

ab

)  を算出する。

( ) ( ) ( )

[

]

2

1

2

*

2

*

2

ab

*

ab

*

b

a

L

E

+

+

=

 (1)

(

) ( ) (

)

[

]

2

1

2

ab

*

2

ab

*

2

ab

*

ab

*

C

L

E

H

=

 (2)


8

K 6266

:2007

(

) (

)

2

1

2

0

*

2

0

*

2

1

2

1

*

2

1

*

ab,0

*

ab,1

*

ab

*

b

a

b

a

C

C

C

+

+

=

=

 (3)

ab,0

*

ab,1

*

ab

*

L

L

L

=

 (4)

ここに,

ΔE

*

ab

暴露前後の試験片の色差

ΔL

*

ab

暴露前後の試験片の明度の差

Δa

*

,Δb

*

暴露前後の試験片の各色度座標の差

ΔH

*

ab

暴露前後の試験片の色相の差

ΔC

*

ab

暴露前後の試験片の彩度の差

C

*

ab

0

暴露前の試験片の彩度量

C

*

ab

1

暴露後の試験片の彩度量

a

*

0

b

*

0

暴露前の試験片の各色度座標

a

*

1

b

*

1

暴露後の試験片の各色度座標

L

*

ab

0

暴露前の試験片の明度

L

*

ab

1

暴露後の試験片の明度

b)

外観変化の評価  外観変化の評価は,目視によって次の項目について行うことが望ましい。

1)

光沢,ブルーミング,ブリード及びフロスチング

光沢の変化の測定は,次の方法を用いてもよい。

JIS Z 8741

によって,光沢計を用いて,暴露前後の試験片の 60 度鏡面光沢度又はその他の角度の

鏡面光沢度を測定し,次の式 (5) によって光沢残存率  ( γ )  を算出し,光沢の変化を表示する。

100

0

1

×

=

Gs

Gs

γ

 (5)

ここに,

γ : 光沢残存率 (%)

Gs

0

暴露前の試験片の鏡面光沢度 (%)

Gs

1

暴露後の試験片の鏡面光沢度 (%)

2)

クレージング(ひび割れ)及びき裂(クラッキング)

注記  屋外で暴露した試験片のき裂(クラッキング)又はクレージングは,オゾンと同様に光に

よっても生じることがある。その見分けは,特に明るい色のゴムでは難しい。日光による

クレージングの特徴は,浅いき裂であり,ひずみと無関係に生じる。疑わしい場合には,

比較のために,ひずみを与えた試験片とともにひずみを与えない試験片を暴露するとよい。

3)

チョーキング(白亜化)

6.5.2

物理特性変化の評価

物理特性変化の評価は,次の式 (6),式 (7) 又は式 (8) によって,暴露前後の試験片から引張強さ,切

断時伸び,引張応力,引裂強さ,硬さなどの残留率,変化率又は変化として算出する。それぞれの測定は,

JIS K 6251

JIS K 6252 又は JIS K 6253 による。暴露前後の試験片の測定条件は,同一とする。

a)

残留率

100

0

1

R

×

=

X

X

W

 (6)

ここに,

W

R

各特性の残留率 (%)

X

0

暴露前の試験片の各特性の測定値

X

1

暴露後の試験片の各特性の測定値

b)

変化率

W

c

100

0

0

1

×

=

X

X

X

 (7)

ここに,

W

c

各特性の変化率 (%)


9

K 6266

:2007

X

0

暴露前の試験片の各特性の測定値

X

1

暴露後の試験片の各特性の測定値

c)

変化

W

H

H

1

H

0

 (8)

ここに,

W

H

硬さの変化

H

0

暴露前の試験片の硬さ

H

1

暴露後の試験片の硬さ

d)

暴露期間に対する特性値のプロット

6.5.3

その他の特性の評価

その他の特性の評価は,寸法変化,応力緩和,電気抵抗,引張永久ひずみなどについて行うことが望ま

しい。

6.6

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,次による。

a)

色変化  目視による色の変化は,6.5.1 a)  1)  による結果を試験片ごとに表示する。測色計による色の

変化は,6.5.1 a)  2)  によって算出した色差及び色差の成分の試験片 3 個の平均値を,JIS Z 8401 によ

って丸めの幅 1 で表す。

b)

外観変化  外観変化は,6.5.1 b)  による結果を試験片ごとに表示する。定性的な外観変化及び表面特

性の変化の評価方法を用いてもよい。例えば,次のような方法がある。

0−なし

1−ほとんど感知できない

2−中程度

3−著しい

光沢残存率を求める場合には,試験片 3 個の測定結果の平均値を JIS Z 8401 によって丸めの幅 1 で

表す。き裂(クラッキング)の評価は,JIS K 6259 による。

c)

物理特性変化  物理特性変化は,6.5.2 による結果を JIS Z 8401 によって丸めの幅 1 で表す。

d)

その他の特性変化  その他の特性変化は,6.5.3 による結果を試験片ごとに表す。

6.7

記録

試験成績表には,次の事項を記録する。

a)

適用規格番号

b)

試料の詳細

1)

試料の明細,履歴など

2)

配合の明細,加硫条件など

3)

試験片作製方法

4)

ウェザリング基準材料を用いた場合は,その明細

c)

試験の詳細

1)

物理特性の変化を測定するのに用いた方法の規格名称

2)

暴露方法の種類及び試験装置

3)

暴露場所の位置及び明細

4)

暴露ステージ決定に用いた手順(放射露光量,分光放射露光量又は時間)

5)

暴露前の試験片として保存試験片又はマスキング面を用いた場合は,その種類

6)

試験片にひずみを与えたか,もし与えた場合には,その程度


10

K 6266

:2007

7)

裏打ち又は支持具の性質

8)

保存試験片の保管条件

9)

放射露光量又は分光放射露光量を決めるのに用いた方法

10)

水洗の明細(該当するとき)

11)

その他この規格の規定と異なった試験方法

d)

試験結果

1)

暴露ステージ

2)

気象データ(放射露光量又は分光放射露光量,気温,相対湿度,その他必要な事項)

3)

色変化

4)

外観変化(測ったとき)

5)

ひずみを与えた試験片の場合には,き裂(クラッキング)の劣化等級

6)

各物理特性値の個々の値(暴露前)

7)

各暴露ステージ後の各物理特性値の試験結果

8)

各物理特性値の残留率,変化率及び変化,並びに各測定値の単位

e)

試験年月日

f)

その他必要な事項

7

アンダーグラス屋外暴露試験

7.1

目的

この試験は,屋外暴露試験装置を用いて,ガラスを透過した太陽光(昼光)下における加硫ゴムの耐光性

を調べるために行う。

7.2

試験装置

暴露試験装置は,試験用暴露架台及び建築用窓ガラス,風防ガラス,自動車用窓ガラスなどの適切なガ

ラスのふたで枠組みされ,底部が解放された箱で構成する。試料を直接に,又は適切な試料ホルダによっ

て取り付ける試料保持枠は,箱のガラスカバー面に平行に設置しなければならない。暴露試験装置は,太

陽高度(すなわち,太陽の仰角)又は方位に関して調節できることが望ましい。

ガラスのふたと試料保持枠との間は,適切な換気ができるように十分な間隔が必要である。例えば,こ

の間隔は,最低 75 mm が必要である。ガラスふたの枠による影を最小にするため,ガラスの下で暴露に使

用できる面積は,ガラスカバーと試料との距離によって決まる面積だけ縮小された範囲に限定しなければ

ならない。

暴露架台,試験片保持枠及び試験片取付け具及び放射照度計は,6.2 による。ただし暴露架台の上面は,

ガラスで覆った試験箱を取り付けた構造とする。装置の一例を,

図 に示す。


11

K 6266

:2007

図 2−アンダーグラス屋外暴露試験装置の一例

a)

試験箱の構造の形式は,次のいずれかによる。

1)

自然通風形  雨水の影響を受けず,外気が自由に流通し,かつ,試験箱内の温度の上昇を少なくす

るために,試験箱側面の一部及び底面は開放した構造とする。

2)

強制通風形  試験箱内の温度を調節するための換気機構をもつ構造とする

2)

3)

密閉形  試験箱の全面をふさぎ,外気が自由に流通できない構造とする。

2)

  強制通風に伴って外気中の汚染物質を試験箱内に蓄積する可能性がある。

b)

使用するガラスは,JIS R 3202 に規定するフロート板ガラスとし,平らで欠陥がなく,波長 370∼830

nm の範囲の分光透過率が約 90 %以上,波長 310 nm 以下の分光透過率が 1 %以下の板ガラスが望まし

い。板厚は,通常,2∼3 mm とするが,風圧,積雪,降ひょうなど,その地域の気象条件によって変

えてもよい。ただし,その場合には,厚さを試験成績表に記録する。

  ガラスの使用期間は,通常,2 年とする。

c)

ガラスは,弾性シーラント又はガスケットを用いて試験箱にはめ込み,雨,雪及び漏水の影響が試験

片に生じないようにする。受渡当事者間の協定によって,ガラスは,他の種類の板ガラス又は窓用プ

ラスチック材料を用いてもよい。

d)

試験片の上面と試験箱のガラス下面との距離が 75 mm 以上とする。

注記  アンダーグラス屋外暴露は,直接屋外暴露と比較すると,太陽光の分光分布の相違及びアン

ダーグラス試験箱内の温度と大気の温度との相違によって異なった結果を生じることが多い。

7.3

試験片

試験片は,6.3 による。

7.4

試験方法

7.4.1

試験条件

試験条件は,6.4.1 による。


12

K 6266

:2007

7.4.2

操作方法

操作方法は,次による。

a)

試験片の暴露に先立ち,試験片及び必要に応じコントロール試験片の特性値を測定する。

b)

試験片及び必要に応じコントロール試験片をそのまま,又はマスクを施した試験片を試験片取付け具

に取り付ける。保存試験片を用意する場合には,試験片の暴露期間と同一期間,冷暗所に保管する。

c)

試験片の周囲は,十分なゆとりをもたせ,試験片に著しいひずみを与えないようにする。

d)

試験片の裏側にマーキングを付ける。マーキングは,試験の結果に影響しないようにする。照合のた

めに,取付け配置図を作成しておくとよい。

e)

試験片取付け具に取り付けた試験片及び必要に応じコントロール試験片を,暴露架台に固定する。

f)

放射照度計を用いる場合には,放射照度計を暴露架台に取り付ける。

g)

暴露期間中試験片は洗浄しない。もし,洗浄を要求されたときは,清浄な水又は石けん水(2 %非ア

ルカリ性石けん水)を用いて洗う。また,暴露表面をこすったりなどして,きずを付けないように注

意する。緩んだ試験片の再固定,試験片の状態の記録,装置の損傷の補修などのために,定期的な点

検及び保守管理を行うことが望ましい。

h)

暴露期間中,次の項目について気象観測を行う。

1)

放射露光量又は分光放射露光量

2)

アンダーグラス試験箱内の空気温度又は外気温(日最高の月平均,日最低の月平均及び月最高・最低)

なお,各項目は,近隣の気象測候所などのデータを利用してもよい。

3)

アンダーグラス試験箱内の相対湿度又は外気の相対湿度(日最高の月平均,日最低の月平均及び月

最高・最低)

4)

その他必要事項

i)

規定の暴露ステージ(試験時間,放射露光量又は分光放射露光量)に達したとき,暴露架台から試験

片を取り外す。

j)

目視で試験片の変化を調べる。次いで,試験片の表面を清浄な水又は石けん水(2 %非アルカリ性石

けん水)で洗い,風乾した後,色,外観及び/又は物理特性の変化を測定する。

k)

ガラスは,定期的に洗浄する。汚れ,砂などが付きやすい荒天の後は,速やかに洗浄する。ガラスの

裏面は,付着したほこり,試験片からの発散物などを取り除くため,定期的に洗浄することが望まし

い。

7.5

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,6.5 による。

7.6

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,6.6 による。

7.7

記録

記録は,6.7 による。

8

太陽追跡集光暴露試験

8.1

目的

この試験は,太陽追跡集光暴露試験装置を用いて,加硫ゴムの耐候性を調べるために行う。

この試験は,太陽光の光軸方向を垂直に追跡し,フレネル反射鏡を用いて太陽光を集光した部位に試験

片を取り付け,集光した太陽光によって加硫ゴムの耐候性を調べる暴露試験方法である。


13

K 6266

:2007

フレネル反射鏡を用いた太陽追跡集光暴露試験は,年間日照時間 3 500 時間以上,年間の日中平均相対

湿度 30 %以下の乾燥した天気のよい場所で行うのが最もよい。この試験を実施するための最低条件は,太

陽に垂直な面での直達日射

3)

  の全天日射

4)

  に対する比率が 0.8 とする。

3)

  太陽から直接入射する太陽の放射照度(W / m

2

4)

  太陽から入射するすべての太陽放射照度(W / m

2

相対湿度の高い地域,浮遊粒子の多い地域など,太陽放射の散乱光が多い地域では,紫外線の放射光が

天空へ散乱されるため,試験片の照射位置に紫外線を集中する効率が大きく減少し,促進倍率は大きく減

少する。

8.2

試験装置

試験装置は,JIS K 7219 又は JIS Z 2381 による。

8.3

試験片

試験片は,6.3 による。

8.4

試験方法

8.4.1

試験条件

試験条件は,次による。

a)

試験片及び保存試験片の保管は,JIS K 6250 の箇条 7(試料及び試験片の保管)による。

b)

試験は,試験片にひずみを与えない状態で実施する。ただし,ひずみを与えて試験する場合には,JIS 

K 6259

による。

c)

暴露ステージは,放射露光量又は分光放射露光量のいずれかによる。

8.4.2

操作方法

操作方法は,次による。

a)

試験片を,試験片取付け面に試験装置が回転しても移動又は脱落しないように取り付ける。

b)

適切な間隔で,試験片の表面温度を測定する

5)

c)

試験片に照射された反射光の放射露光量を測定する。放射露光量又は分光放射露光量の求め方は,JIS 

K 7363

による。

d)

フレネル反射鏡は,常に清浄な表面を保持するように管理する。

e)

材料及び製品が熱劣化を起こす温度以上に加熱されないように,試験片の表面温度を制御することが

望ましい。

f)

水噴霧の有無及び噴霧条件は,暴露試験の目的によって定める。

g)

太陽光の光軸を常に垂直に追跡することができるように,試験装置を維持管理する。

5)

  ブラックパネル温度計を用いるなど,適切な方法によることが望ましい。

8.5

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,6.5 による。

8.6

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,6.6 による。

8.7

記録

記録は,6.7 による。

9

オープンフレームカーボンアーク試験

9.1

目的


14

K 6266

:2007

この試験は,オープンフレームカーボンアーク灯式耐候性試験装置を用いて,加硫ゴムの耐候性を試験

するために行う。

9.2

試験装置

試験装置は,JIS K 7350-1 の 5.(試験装置)

JIS K 7350-4 の 4.(装置)による。ただし,実験室光源(発

光部)は,次による。

注記  試験装置の詳細は,JIS B 7753 を参考にするとよい。

9.2.1

実験室光源(発光部)  実験室光源は,オープンフレームカーボンアーク灯及びフィルタとし,こ

れらは,次による。

a)

オープンフレームカーボンアーク灯は,開放空気中において,カーボン棒電極間に形成されるアーク

によって構成され,ピークが約 380 nm の波長域にある分光分布をもつものとする。

b)

試験片に達する放射は,フィルタを通過させる。フィルタは,通常 8 枚が光源の周囲に設けられたフ

ィルタ枠に取り付けられる。代表的な 3 種類(Ⅰ形,Ⅱ形及びⅢ形)のフィルタ通過後の放射の分光

分布は,

表 3∼表 による。

表 3−Ⅰ形フィルタ透過後の代表的な放射照度分布

放射照度の割合

%

分光分布波長域

λ(nm)

最小値

最大値

CIE Publication No.85

表 

よる放射照度の割合

%

        λ  < 290

 −

    4.9

  −

290  ≦  λ  ≦ 320

  2.3

  6.7

  5.4

320  <  λ  ≦ 360

 16.4

 24.3

 38.2

360  <  λ  ≦ 400

 68.1

 80.1

 56.4

250  ∼ 400

100

100

100

注記  I形フィルタは,歴史的に最も古く,多くの規格で規定されている。このフィルタは,放射

エネルギーが ClE Publication No.85 に記載されている地表上の太陽光の分光分布に近似し,
かつ,紫外域エネルギーを強調するためのフィルタである。地表に達する太陽光には存在し
ないかなり短い波長の放射を透過するので,屋外暴露では起こらない劣化反応を引き起こす

おそれがある。 

表 4−Ⅱ形フィルタ透過後の代表的な放射照度分布

分光分布波長域

λ(nm)

放射照度の割合

%

CIE Publication No.85

表 によ

る放射照度の割合

%

        λ  < 290

  0.05

290  ≦  λ  ≦ 320

  2.9

  5.4

320  <  λ  ≦ 360

 20.5

 38.2

360  <  λ  ≦ 400

 76.6

 56.4

290  ∼ 400

100

100

注記  Ⅱ形フィルタは,放射エネルギーが ClE Publication No.85 に記載されている地表上の太陽光

の分光分布に近似したフィルタである。昼光フィルタとも呼ばれる。 


15

K 6266

:2007

表 5−Ⅲ形フィルタ透過後の代表的な放射照度分布

分光分布波長域

λ(nm)

放射照度の割合

%

CIE Publication No.85

表 によ

る放射照度に窓ガラスの透過率
を乗じた放射照度の割合

%

        λ  < 300

  0.0

300  ≦  λ  ≦ 320

  0.3

≦ 1

320  <  λ  ≦ 360

 18.7

 33.1

360  <  λ  ≦ 400

 81.0

 66.0

290  ∼ 400

100

100

注記  Ⅲ形フィルタは,単層窓ガラスの紫外線透過特性を代表するものである。

なお,

表 3に示す放射照度分布を得るには,表 に示すフィルタを用いる。

表 6−使用前の特定波長におけるガラスフィルタの透過率

Ⅰ形

Ⅱ形

Ⅲ形

波長

nm

透過率

%

波長

nm

透過率

%

波長

nm

透過率

%

255

≦1 275 ≦ 2

295

≦ 1

302 71∼86 320 65∼80 320  ≧ 40

≧ 360

> 91

400 ∼ 700

≧ 90

400 ∼ 700

≧ 90

c)

直接屋外暴露を人工的に再現しようとする場合には,

Ⅰ形フィルタ又はⅡ形フィルタ用いる

(SA 法)

アンダーグラス屋外暴露を人工的に再現しようとする場合には,Ⅲ形フィルタを使用する(SB 法)

d)

フィルタの特性は,使用時間及び付着物によって変化するので,フィルタは適切な間隔で交換及び清

掃する。フィルタは,2 000 時間使用後か,又は著しい変色若しくは白濁が生じた場合には交換する。

フィルタの交換は,長期にわたり照射の均一性を保つように,同時にフィルタ全部を交換せず,一定

の時間間隔で交換することを推奨する。その方法として,8 枚のフィルタのうち対称位置にあるフィ

ルタ 2 枚を 500 時間ごとに順次取り替える。8 枚以外のフィルタ数を用いる場合には,これに準じて

適宜交換する。また,カーボン棒の交換時に,清浄な,乾いたタオルなどでフィルタにきずを付けな

いように清掃する。洗剤液で洗い,次に清浄な水でゆすいでもよい。

e)

カーボン棒は,使用するカーボンの種類に応じて適宜交換する。

9.2.2

試験槽  試験槽は,試験片取付け枠を装備し,温度調節のために試験片面上に空気を通過させるた

めの装置を備えているものとする。試験片取付け枠は,光源を中心にしてその周りを回転するものとし,

試験片を直接保持するか又は試験片を取り付けた試験片ホルダを保持できるものとする。

9.2.3

放射照度計  放射照度計は,JIS K 7350-4 の 4.3(放射照度計)に規定するもので,試験片取付け

枠に試験片と並べて取り付け,試験片表面の放射照度又は放射露光量が測定できるものを用いる。試験片

表面と異なる位置に取り付けて測定してもよい。この場合には,試験片位置での放射照度に校正したもの

を用いる。放射照度計の校正は,オープンフレームカーボンアーク灯に対して行われているものとする。

注記  放射照度計がない場合には,受渡当事者間の協定によって,これに代わる方法を用意する。

9.2.4

ブラックパネル温度計  ブラックパネル温度計は,JIS K 7350-4 の 4.4(ブラックスタンダード温

度計/ブラックパネル温度計)のブラックパネル温度計を用いる。


16

K 6266

:2007

9.2.5

加湿装置  加湿装置は,試験槽内を流れる循環空気を規定の相対湿度に制御できるものとする。相

対湿度測定及び制御用のセンサは,光源及び水噴霧から遮へいされているものとする。

9.2.6

試験片表面の水噴霧装置  試験片表面の水噴霧装置は,ノズル及び水噴霧時間をプログラムする装

置からなり,試験片の表面に規定の時間水噴霧を与え,十分湿らせることができるものとする。

9.2.7

試験片ホルダ  試験片ホルダは,試験片の裏側が露出できる枠とし,試験結果に影響を及ぼすおそ

れがない不活性な材料,例えば,アルミニウム,ステンレス鋼などの,酸化しにくい合金材のものを用い

る。

9.3

試験片

試験片は,6.3 による。

9.4

試験方法

9.4.1

試験条件

試験条件は,次による。

a)

試験室の標準温度状態は,JIS K 6250 の 6.1(試験室の標準温度)による。

b)

試験片及び保存試験片の保管は,JIS K 6250 の 7.(試料及び試験片の保管)による。

c)

試験片の状態調節は,JIS K 6250 の 9.(試験片の状態調節)による。

d)

試験は,試験片にひずみを与えない状態で実施する。ただし,ひずみを与えて試験する場合には,JIS 

K 6259

による。この場合には,試験成績表に詳細を記録する。

e)

暴露条件は,

表 による。ただし,受渡当事者間の協定によって他の条件を用いてもよい。

表 7−オープンフレームカーボンアーク灯式耐候性試験の暴露条件

条件

条件の項目

SA 法

(直接屋外暴露の再現方法)

SB 法

(アンダーグラス屋外暴露の

再現方法)

アーク電圧・電流

交流電圧  許容範囲 48∼52 V,中心値 50±1 V 
交流電流  許容範囲 58∼62 A,中心値 60±1.2 A

フィルタ

I 形又はⅡ形

Ⅲ形

試験片面の放射照度  W/m

2

表 若しくは表 によるか,又は波長域
300∼700 nm において 255 (±10 %)とす
る。

表 によるか,又は波長域 300
∼700 nm において 255 (±
10 %)とする。

試験時間 h 
又は試験片面の放射露光量 
kJ/m

2

受渡当事者間の協定による。

ブラックパネル温度  ℃ 
(水噴霧をしていないとき)

63±3   

a)

試験槽内空気温度  ℃ 40±5

相対湿度  %RH 
(水噴霧をしていないとき)

50±5

試験片表 面へ
の水噴霧

噴霧サイク

102 分間の照射後,18 分間の照射及び水
噴霧,又は 48 分間の照射後,12 分間の照
射及び水噴霧。

水噴霧なし


17

K 6266

:2007

表 7−オープンフレームカーボンアーク灯式耐候性試験の暴露条件(続き)

条件

条件の項目

SA 法

(直接屋外暴露の再現方法)

SB 法

(アンダーグラス屋外暴露の

再現方法)

水質

蒸留水又はイオン交換水(電気伝導率 5 
µS/cm 以下)とし,全固形分の含有が 1 µg/g
以下,及びシリカの含有が 0.2 µg/g 以下の
水が望ましい

b)

試験片表 面へ

の水噴霧

水温 16±5  ℃とするのが望ましい。

照射方法

連続照射とする。明暗法を用いる場合には,明(照射)及び暗(消灯)の時
間を適切に決める。

a)

  ブラックパネル温度については,53±3  ℃,83±3  ℃,89±3  ℃などもある。

b)

  イオン交換及び逆浸透処理などを組み合わせて要求された水質を作ることができる。

9.4.2

操作方法

操作方法は,次による。

a)

試験片の暴露に先立ち,

試験片,必要に応じコントロール試験片及び保存試験片の特性値を測定する。

b)

試験片及び必要に応じコントロール試験片をそのまま又は試験片にマスクを施して試験片ホルダに取

り付ける。保存試験片を用意する場合には,暴露期間と同一期間冷暗所に保管する。

c)

試験片の周囲は十分なゆとりをもたせ,試験片に著しいひずみが加わらないようにする。

d)

試験片の裏側にマーキングを付ける。マーキングは,試験の結果に影響しないようにする。

e)

放射照度計を用いる場合には,放射照度計を取り付ける。

f)

表 の放射照度,ブラックパネル温度及び相対湿度に調節した後,試験片及び必要に応じコントロー

ル試験片を取り付けた試験片ホルダを,試験装置の試験片取付け枠に取り付け,暴露を開始する。

g)

試験片取付け枠が,試験片を取り付けた試験片ホルダで満たされない場合には,ダミーの試験片を試

験片ホルダに取り付け,試験片取付け枠を満たす。また,露光の均一化を図るため,定期的に各試験

片の位置を変えることが望ましい。その方法として,適切な間隔で定期的に試験片の上下を引っ繰り

返すか,試験片が試験片取付け枠の上下にある場合には,上下の試験片の位置の入替えを行う方法な

どがある。

h)

暴露期間中試験片は,洗浄しない。もし,洗浄を要求されたときは,清浄な水又は石けん水(2 %非

アルカリ性石けん水)を用いて洗う。また,暴露表面をこすったりなどして,きずを付けないように

する。

i)

規定の暴露ステージ(通常は,試験時間)に達したとき,試験装置の運転を中断又は終了して,試験

片を取り出す。

j)

目視で試験片の変化を調べる。次いで,試験片の表面を清浄な水又は石けん水(2 %非アルカリ性石

けん水)で洗い,風乾した後,色,外観及び/又は物理特性の変化を測定する。

k)

試験条件の検証を行うためにコントロール試験片を用いた場合には,その変化を調べ,暴露試験が正

常に行われていることを確認する。また,必要に応じ,試験片の変化をコントロール試験片の変化と

比較し,試験片の暴露性能を評価する。

9.5

放射露光量の測定

JIS K 7350-4

の 7.3 による。


18

K 6266

:2007

9.6

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,6.5 による。

9.7

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,6.6 による。

9.8

記録

試験成績表には,次の事項を記録する。

a)

適用規格番号

b)

試料の詳細

1)

試料の明細,履歴など

2)

配合の明細,加硫条件など

3)

試験片作製方法

4)

ウェザリング基準材料を用いた場合は,その明細

c)

試験の詳細

1)

物理特性の変化を測定するのに用いた方法の規格番号

2)

試験の種類

3)

試験装置の名称及び形式

4)

暴露ステージ及びその手順

5)

試験片にひずみを与えたか,もし与えた場合には,その程度。

6)

暴露前の試験片として保存試験片又はマスキング面を用いた場合は,その種類。

7)

裏打ち,試験片ホルダの性質

8)

保存試験片の保管条件

9)

放射露光量によった場合には,その方法

10)

水洗の明細(該当するとき)

11)

暴露条件

11.1)

フィルタの種類

11.2)

放射照度 (W/m

2

),波長域 (nm) 及びその測定方法

11.3)

ブラックパネル温度  (℃)

11.4)

相対湿度 (%)

11.5)

水噴霧の明細

12)

その他規定と異なった試験方法

d)

試験結果(色変化又はその他の外観変化,物理特性の変化など)

1)

暴露ステージ(試験時間,又は放射露光量及び波長域)

2)

色変化(測定したとき)

3)

その他の外観変化(測定したとき)

4)

ひずみを与えた試験片の場合には,き裂  (クラッキング)の劣化等級

5)

各物理特性値の個々の値

6)

各暴露ステージ後の各物理特性値の試験結果

7)

各物理特性値の残留率,変化率及び変化,並びに各測定値の単位

e)

試験年月日

f)

その他必要な事項


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K 6266

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10

キセノンアーク試験

10.1

目的

この試験は,キセノンアーク灯式耐候性試験装置を用いて,加硫ゴムの耐候性を調べるために行う。

10.2

試験装置

試験装置は,JIS K 7350-1 の 5.(試験装置)及び JIS K 7350-2 の 4.(装置)による。ただし,実験室光

源(発光部)は,次による。

注記  試験装置の詳細は,JIS B 7754 を参考にするとよい。

10.2.1

  実験室光源(発光部)  実験室光源は,水冷式又は空冷式のロングアーク式キセノンアークラン

プ及びフィルタとし,次による。

a)

キセノンアークランプは,石英管に封止されたもので,270 mm 以下から,紫外,可視及び赤外スペ

クトルにわたる範囲の放射を発するものとする。

b)

試験片に達する放射は,フィルタを通過させる。フィルタは,石英ガラス,紫外線遮断用ガラス製フ

ィルタ,赤外線遮断用ガラス製フィルタ,水フィルタなどを組み合わせて用いる。

注記  代表的なフィルタの分光透過率は,JIS B 7754 の 4.1 (1)(発光部の分光特性)を参照。

c)

直接屋外暴露を人工的に再現しようとする場合には,放射エネルギーが,CIE Publication No.85 に記

載されている,地表上の日光の分光分布に近似した分光分布を得るようなフィルタを使用する(XA

法)

。アンダーグラス屋外暴露を人工的に再現しようとする場合には,320 nm 以下の放射照度を低下

させるフィルタを使用する(XB 法)

d)

フィルタを通過したキセノンアーク光源の紫外部の分光放射照度(推奨値)を,XA 法に対しては

表 8

に,また,XB 法に対しては

表 に示す。

表 8XA 法におけるキセノンアーク灯

の放射照度分布

表 9XB 法におけるキセノンアーク灯

の放射照度分布

波長(λ)

nm

相対放射照度の

分布

a)

%

波長(λ)

nm

相対放射照度の

分布

a)

%

290 <λ≦ 800

100.0

300 <λ≦ 800

100.0

≦ 290

0

≦ 300

0

290 <λ≦ 320

0.6±0.2 300

<λ≦ 320

< 0.1

320 <λ≦ 360

4.2±0.5 320

<λ≦ 360

3.0±0.5

360 <λ≦ 400

6.2±1.0

360 <λ≦ 400

6.0±1.0

a)

 290 (又は 300)  ∼800 nm の放射照度を

l00 %とする。

e)

試験片の加熱によって光化学反応速度に影響を与えたり,実際の屋外暴露では起こらない熱劣化を引

き起こしたりするおそれのある試験片の場合には,化学反応作用のない赤外エネルギーを低下させる

ためのフィルタを追加使用することが望ましい。

f)

試験片表面の放射照度は,試験片ホルダ面において±10 %とする。これが不可能な場合には,各位置

で等しい暴露時間を与えるように定期的に試験片の位置を入れ替える。

g)

キセノンアークランプ及びフィルタの特性は,使用時間に伴って変化するのでこれらは適切な間隔で

交換する。さらに,汚れのたい(堆)積によっても変化するため,適切な間隔で清掃する。  


20

K 6266

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10.2.2

試験槽  試験槽は,9.2.2 によるほか,次による。

a)

ランプの点灯によってオゾンが発生する場合には,試験片及び試験担当者からオゾンを隔絶させるた

め,オゾンを含む空気を建物の外へ直接排出する。

b)

放射照度を増やすため,2 本以上のランプを並べて用いてもよい。ただし,試験片面上の放射照度が

規定の範囲に維持されるようにする。

10.2.3

  放射照度計  放射照度計は,JIS K 7350-2 の 4.3(放射照度計)に規定するもので,試験片取付け

枠に試験片と並べて取り付け,試験片表面の放射照度又は放射露光量を測定できるものとする。試験片表

面と異なる位置に取り付けて測定してもよい。この場合には,試験片位置での放射照度に校正されたもの

を用いる。放射照度計の校正は,キセノンアーク灯に対して行う。

放射照度計がない場合には,受渡当事者間の協定によって,これに代わる方法を用意する。

10.2.4

  ブラックパネル温度計又はブラックスタンダード温度計  ブラックパネル温度計は,9.2.4 による。

ブラックスタンダード温度計は,JIS K 7350-2 の 4.4(ブラックスタンダード/ブラックパネル温度計)の

ブラックスタンダード温度計を用いる。

10.2.5

  加湿装置  加湿装置は,9.2.5 による。

10.2.6

  試験片表面の水噴霧装置  試験片表面の水噴霧装置は,9.2.6 による。

10.2.7

  試験片ホルダ  試験片ホルダは,9.2.7 による。

10.3

試験片

試験片は,6.3 による。

10.4

試験方法

10.4.1

試験条件

試験条件は,9.4.1 による。ただし,暴露条件は,

表 10 による。

なお,暴露条件は,受渡当事者間の協定によって他の条件を用いてもよい。

表 10−キセノンアーク灯式耐候性試験の暴露条件

条件

条件の項目

XA 法

(直接屋外暴露の再現方法)

XB 法

(アンダーグラス屋外暴露の

再現方法)

フィルタ

石英ガラス,紫外線遮断用ガラス製フィルタ,赤外線遮断用フィルタ,水
フィルタなどを適切に組み合わせる。

ランプの相対分光放射照度

表 による。

表 による。

試験片面の放射照度    W/m

2

又は分光放射照度 W/(m

2

・nm)

(  )内は,測定波長域を表す。

60±2 (300∼400 nm)

若しくは 0.51±0.02 (340 nm)

又は 180±5 (300∼400 nm)

50±2 (300∼400 nm)

若しくは 1.10±0.02 (420 nm)

又は 162±5 (300∼400 nm)

試験時間                h 
又は試験片面の放射露光量

kJ/ m

2

受渡当事者間の協定による。

ブラックパネル温度    ℃

a)

(水噴霧をしていないとき)

55±3,63±3,83±3 又は 89±3

相対湿度              %RH

(水噴霧をしていないとき)

50±10,20±10 又は調節しない。


21

K 6266

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表 10−キセノンアーク灯式耐候性試験の暴露条件(続き)

条件

条件の項目

XA 法

(直接屋外暴露の再現方法)

XB 法

(アンダーグラス屋外暴露の

再現方法)

噴 霧 サ イ ク

102 分間の照射後,18 分間の照射及
び水噴霧,又は 48 分間の照射後,12
分間の照射及び水噴霧。

水噴霧なし

水質

蒸留水,又はイオン交換水(電気伝導
率 5 µS/cm 以下)とし,全固形分の含
有が 1  µg/g 以下,及びシリカの含有

が 0.2 µg/g 以下の水が望ましい

b)

試験片表 面へ

の水噴霧

水温 16±5  ℃とするのが望ましい。

照射方法

連続照射とする。明暗法を用いる場合には,明(照射)及び暗(消灯)の時

間を適切に決める。

a)

  ブラックスタンダード温度(65±5  ℃又は必要に応じ他の温度)によってもよい。この場合,あら

かじめブラックパネル温度との関係を求めておく。

なお,ブラックスタンダード温度は,放射照度,試験片の種類,試験槽内空気の風速などによっ

ても異なるが,通常ブラックパネル温度より 3∼10  ℃高い。

  b)

イオン交換及び逆浸透処理などを組み合わせて要求された水質を作ることができる。

10.4.2

操作方法

操作方法は,9.4.2 による。ただし,f)  の暴露条件の

表 は,表 10 に置き換える。

10.5

放射露光量の測定

JIS K 7350-2

の 7.3 による。

10.6

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,6.5 による。

10.7

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,6.6 による。

10.8

記録

試験成績表は,9.8 による。ただし,暴露条件は,次に置き換える。

a)

暴露条件

1)

フィルタの種類又は分光透過率

2)

放射照度 (W/m

2

)  又は分光放射照度 [W/(m

2

・nm)]

3)

ブラックパネル温度  (℃)  又はブラックスタンダード温度  (℃)

4)

相対湿度 (%)

5)

水噴霧の明細

11

紫外線蛍光灯試験

11.1

目的

この試験は,紫外線蛍光灯式耐候性試験装置を用いて,加硫ゴムの耐候性を試験するために行う。この

試験は,一般に,限られた範囲の紫外線 (UV) 放射に材料を暴露する場合に用いる。

11.2

試験装置


22

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試験装置は,JIS K 7350-1 及び JIS K 7350-3 による。ただし,JIS K 7350-1 の 5.1(実験室光源)は,11.2.1

に,5.5(湿気への影響)は,11.2.5 に,  5.6(試験片ホルダ)は,11.2.6 に置き換える。

11.2.1

  実験室光源  実験室光源は,紫外線蛍光灯とし,次による。

a)

紫外線蛍光灯は,蛍光を励起する低圧水銀灯からの放射を利用して蛍光物質を励起させ,これによっ

て波長のピーク値周辺に比較的狭い波長範囲の連続スペクトルを生成する蛍光ランプで,波長 400 nm

未満の放射が少なくとも全放射の 80 %を占めているものとする。紫外線蛍光灯の分光分布は,蛍光の

放射スペクトル及びガラス管の紫外線透過率によって決まる。紫外線蛍光灯は,次の 2 種類とする。

1)

形紫外線蛍光灯  一般に UVA ランプと呼ばれ,300 nm 未満の放射が全放射出力の 2 %未満で,

ピーク放射の波長が 340 nm,351 nm,355 nm,365 nm などのランプがある。これらの中で,ピー

クが 340 nm のランプ (UVA340) は,他の紫外線蛍光灯よりも 300∼340 nm 間の分光分布が太陽光

をよく再現する。異なったランプを組み合わせて使用してもよい。ただし,試験片表面における分

光放射照度が均一になるように処置を講じる。例えば,並べたランプ列の周りで試験片の位置を入

れ替える。代表的な紫外線蛍光灯の分光分布を,

表 11 に示す。

2)

形紫外線蛍光灯  一般に UVB ランプと呼ばれ,300 nm 以下の放射が全放射出力の 10 %を超え,

313 nm の近くに分光分布のピークをもっているランプである。この紫外線蛍光灯は,屋外では通常

生じない劣化を起こすおそれのある 300 nm 未満の紫外線をかなりの量放射する。

代表的な紫外線蛍光灯の分光分布を,

表 11∼表 13 に示す。

表 11−Ⅰ形ランプ(UVA-340)の分光放射照度分布

 UVA-340 ランプ UVA-340 と他のランプの組合せ

分光波長域

λ nm

最小値

%

CIE Publication 

No.85

表 

% 

最大値

%

最小値

%

CIE Publication 

No.85

表 の値

%

最大値

%

      λ<290

 0.1

 0

290≦λ≦320

 6.4

 5.4

 8.7

 4

 5.4

 7

320<λ≦360 61.9

38.2

65.5

48

38.2

56

360<λ≦400 26.0

56.4

31.6

38

56.4

46

表 12−Ⅰ形ランプ(UVA-351)の分光放射照度分布

分光波長域

λ nm

最小値

%

CIE Publication No.85

表 

よる放射照度に窓ガラスの透
過を乗じた放射照度の割合

%

最大値

%

      λ<300

0.2

300≦λ≦320

1.1

≦ 1

 3.3

320<λ≦360 60.5

33.1

66.8

360<λ≦400 30.0

66.0

38.0


23

K 6266

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表 13−Ⅱ形ランプ(UVB-313)の分光放射照度分布

分光波長域

λ nm

最小値

%

CIE Publication No.85

4

の値

%

最大値

%

      λ<290

  2.10

  5.60

290≦λ≦320

46.8

5.4 67.4

320<λ≦360

25.6 38.2 44.8

360<λ≦400

1.3 56.4

7.4

b)

多くの紫外線蛍光灯は,使用に伴い著しく経時変化する。規定の放射照度を維持するために必要な手

順は,製造業者の推奨による。

c)

ランプの選定は,受渡当事者間の協定による。

11.2.2

  試験槽  試験槽のデザインは任意でよいが,堅固な材料で作られ,温度及び湿度調節装置をもち,

規定に従った均一の放射照度を与えることのできる構造のものとする。

11.2.3

  放射照度計  放射照度計は,JIS K 7350-3 の 5.3(放射照度計)に規定するもので,試験片取付け

枠に試験片と並べて取り付け,試験片表面の放射照度又は放射露光量を測定できるものを用いる。放射照

度計の校正は,紫外線蛍光灯に対して行っているものとする。

放射照度計がない場合には,受渡当事者間の協定によって,これに代わる方法を用意する。

11.2.4

  ブラックパネル温度計  ブラックパネル温度計は,JIS K 7350-3 の 5.4(ブラックスタンダード/

ブラックパネル温度計)のブラックパネル温度計又はブラックスタンダード温度計を用いる。

受渡当事者間の協定によって,黒板の材質がアルミニウムのものを用いてもよい。この場合には,試験

報告書に記録する。

11.2.5

  水分の発生器  水分の発生器は,試験槽底部の容器中で水を加熱し,水蒸気を発生する構造のもの

とする。試験を行うときには,試験片取付け枠全部に試験片を取り付け,試験片の壁を作る。この壁が周

囲の空気にさらされ,その冷却効果によって,試験片の表面(照射を受ける面)に水分の凝縮(結露)が生じ

る構造になっている。水分凝縮の調整は,試験槽内の相対湿度の調節,周囲空気の温度調節などによって

行う。

11.2.6

  試験片ホルダ  試験片ホルダは,試験結果に影響を及ぼすおそれがない不活性な材料で作られたも

のを用いる。また,試験片ホルダは,試験片の表面が均一放射を受ける位置に取り付ける。一般にはラン

プの端から 160 mm 以内又はランプ列の端から 50 mm 以内になるようにして取り付けることが望ましい。

すべての試験片が紫外線及び温度に均一に暴露されるようにするため,光照射を一定の放射照度に調節す

るか,ランプを一定時間間隔で位置の入替えをするか,又は試験片の位置の入替えを行う。

11.3

試験片

試験片は,6.3 による。

11.4

試験方法

11.4.1

試験条件

試験条件は,9.4.1 による。ただし,暴露条件は,

表 14 による。

なお,受渡当事者間の協定によって,他の条件によってもよい。他の照射サイクルによる場合には,温

度が平衡状態に達することを考慮し,

各条件の時間は,

少なくとも 2 時間以上に設定することが望ましい。


24

K 6266

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表 14−紫外線蛍光灯試験の暴露条件

条件項目

条件

照射サイクル

4 時間の照射後,4 時間照射なし(水分の凝縮又は結露)

ブラックパネル温度

照射時 
照射なしのとき

60±3  ℃又は 63±3  ℃ 
50±3  ℃

11.4.2

操作方法

操作方法は,9.4.2 による。ただし,f)  の暴露条件の

表 は表 14 に置き換える。

11.5

放射露光量の測定

JIS K 7350-2

の 7.3 による。

11.6

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,6.5 による。

11.7

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,6.6 による。

11.8

記録

記録は,9.7 による。


25

K 6266

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附属書 A

参考)

ウェザリング基準材料

A.1

一般

この附属書は,屋外暴露条件及び実験室光源暴露条件において物理特性の変化を求めるために,コント

ロール試験片として用いるウェザリング基準材料について記載する。

なお,ウェザリング基準材料の劣化特性については,

附属書 JB に記載する。

A.2

ゴムの種類

ウェザリング基準材料の種類は,SBR,EPDM,CR 及び NR の 4 種類とする。

日本の相関研究によれば,これら 4 種類のゴムがウェザリング基準材料として優れた性能を示した。特

に SBR が屋外暴露及び実験室光源暴露の暴露時間と諸物性との間に高い直線関係があった。100 %弾性率

及び破断点伸びは,屋外暴露 3 年後においてもなお徐々に変化することがこの研究で観察されている。そ

の結果,これら 4 種類のゴムについて屋外暴露試験と実験室光源とを用いた暴露試験との間に大きな相関

があることが分かった。他の配合物についても検討されたが,推奨できるものはない(参考文献 [1] 参照)

老化防止剤を含まないカーボンブラック配合物は,

屋外暴露 3 年後で大きく変化したが,

実験室光源では,

変化は少なかった。白色フィラー充てん(填)配合物は,暴露の初期の段階で大きな性能変化を示した。

したがって長期間の暴露には適していない。

A.3

配合及び加硫条件

それぞれに適した配合及び加硫条件を,

表 A.1∼表 A.4 に示す。


26

K 6266

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表 A.1SBR 試験片の配合及び加硫条件

原料ゴム及び配合剤

配合割合(質量部)

SBR1502 100

カーボンブラック (N330)

 50

酸化亜鉛

ステアリン酸

    3 
    1

老化防止剤 (6PPD)

a)

老化防止剤 (TMQ)

b)

ワックス

c)

    2 
    2 
    1

加硫促進剤 (TBBS)

 d)

硫黄

    1 
  1.75

加硫条件 160

℃,25 分間

注記  合成ゴム SBR の試験方法は,JIS K 6383 による。 

a)

  N-1,3-ジメチルブチル-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン

b)

  2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン(重合物)

c)

  融点:65  ℃,密度:0.93 Mg/m

3

d)

  N-tert-ブチルベンゾチアゾール-2-スルフェンアミド

表 A.2EPDM 試験片の配合及び加硫条件

原料ゴム及び配合剤

配合割合(質量部)

EPDM

a)

 100

カーボンブラック(N330)

80

酸化亜鉛

ステアリン酸 
プロセスオイル

b)

    5 
    1 
 50

老化防止剤 (TMQ)

c)

    2

加硫促進剤 (TMTD) 

d)

加硫促進剤 (MBT) 

e)

硫黄

    1 
    0.5 
    1.5

加硫条件 160

ºC,20 分間

注記  合成ゴム EPDM の試験方法は,JIS K 6395 による。 

a)

 EP24[ムーニー粘度  ML 1+4 (100  ℃):65;エチレン質量分率(%):54;ENB  タ

ーモノマー質量分率(%)

:4.5]

(参考:JSR 品又は相当品)

b)

  ダイアナプロセスオイル PW90[粘度(98.9  ℃):11.25cSt;流動点:−15  ℃;アニ

リン点:127.7  ℃;密度:0.87 Mg/m

3

(参考:出光興産品又は相当品)

c)

  2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン(重合物)

d)

  テトラメチルチウラムジスルフィド

e)

 2-メルカプトベンゾチアゾール


27

K 6266

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表 A.3CR 試験片の配合及び加硫条件

原料ゴム及び配合剤

配合割合(質量部)

CR(硫黄変性)

a)

 100

カーボンブラック (N330)

 25

酸化亜鉛 
酸化マグネシウム 
ステアリン酸

    5 
    4 
    0.5

老化防止剤 (6PPD) 

b)

    2

加硫条件 160  ºC,15 分間

注記  合成ゴム CR の試験方法は,JIS K 6388 による。 

a)

  スカイプレーン R22  東ソー品(参考)又は相当品

b)

  N-1,3-ジメチルブチル-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン

表 A.4NR 試験片の配合及び加硫条件

原料ゴム及び配合剤

配合割合(質量部)

NR (RSS#1)

100

カーボンブラック (N330)

 35

酸化亜鉛 
ステアリン酸

    5 
    2

老化防止剤 (6PPD)

a)

老化防止剤 (TMQ)

b)

ワックス

    2 
    2 
    1

加硫促進剤 (TBBS)

 c)

硫黄

    0.7 
  2.25

加硫条件 150

℃,10 分間

注記  天然ゴム NR の試験方法は,JIS K 6352 による。 

a)

  N-1,3-ジメチルブチル-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン

b)

  2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン(重合物)

c)

  N-tert-ブチルベンゾチアゾール-2-スルフェンアミド

A.4  

ウェザリング基準材料の使用

表の 4 種類のゴムのうち一つ又はそれ以上の基準材料の使用が望ましく,試験に用いる材料と同一であ

ると更によい。これによれない場合には,SBR 配合物によるのがよい。


28

K 6266

:2007

附属書 B

参考)

暴露後の評価に使用できる特性の例

B.1

外観

光沢

チョーキング

クラック,クレージング,ピット,穴又は孔

微生物の成長

内部から表面への配合剤の移動

B.2

機械的性質

引張応力・ひずみ特性

動的性質

硬さ

引裂強さ

引張永久ひずみ

応力緩和

B.3

その他の性質

寸法

電気抵抗性

電機絶縁破壊

誘電特性

化学分析


29

K 6266

:2007

附属書 JA

参考)

耐候性試験の一般事項

序文

この附属書は,JIS K 7219 及び JIS K 7350-1 に規定する一般的な事項のうち,加硫ゴムに関する部分を

記載するものであり,規定の一部ではない。

JA.1

一般事項

材料は,使用中に自然環境にさらされて色,外観,物理特性などが経時変化することが知られている。

耐候性試験は,材料の試験片を,一定の環境条件の下で暴露し,その結果生じた特性の変化を評価する試

験である。試験を行うにときに,次の事項を考慮する。

JA.2

屋外暴露試験と実験室光源暴露試験との関係

耐候性試験は,試験片を自然環境に暴露する屋外暴露試験(自然暴露試験ともいう。

)と人工的に作られ

た環境の中に暴露する実験室光源暴露試験

(一般に,

促進耐候性試験ともいう。

との 2 種類に大別される。

屋外暴露試験では,材料の劣化に影響を及ぼす因子として,太陽光をはじめ,温度,湿度,温湿度の変

動,降雨,オゾン,汚染空気など多くの因子がある。これらの因子は,すべて自然現象であるため変動が

大きく,しかも一定に制御することはできない。例えば,地表上の太陽光の分光分布及び強度は,場所,

気候,季節,時間などによって大幅に変動し,環境は必ずしも一定ではない。暴露中の条件の変動による

影響を少なくするためには,同一場所で最低 2 年の暴露が必要であるといわれている。このような理由か

ら,屋外暴露では試験結果の再現性が乏しく,また,結果の判断に難しさが伴う。さらに,結果を得るま

でに非常に長い試験期間を要し,短時間で耐候性を予測するのに適さない。

屋外暴露でのこのような欠点を排除するため,自然環境を人工的に再現した環境に暴露する実験室光源

暴露試験を用いるようになった。しかし,過去の経験によると,屋外暴露試験の結果と実験室光源暴露試

験との相関は必ずしも明確ではないが,これらの相関が既に把握されている材料を比較に用いることによ

って他の材料についても相関を推定することができる。

実験室光源を太陽光と比較するときに用いる太陽光の分光分布及び放射照度は,CIE Publication No.85

のデータを基とする。

この CIE Publication No.85 は,

地表上での太陽光の全放射照度 (300∼2 450 nm)  を,

1 090 W/m

2

としている。その紫外部,可視部及び赤外部の分光放射照度の分布を,

表 JA.1 に要約して示す。


30

K 6266

:2007

表 JA.1−地表上の太陽光の分光放射照度分布

波長

nm

放射照度

W/ m

2

全光分布

(300∼2 450 nm) %

紫外・可視部分布

(300∼800 nm) %

300  ∼ 320

4.1

0.4

0.6

320  ∼ 360

28.5

2.6

4.2

360  ∼ 400

42.0

3.9

6.2

300  ∼ 400

74.6

6.8

11.0

400  ∼ 800

604.2

55.4

89.0

300  ∼ 800

678.8

62.2

100.0

800  ∼ 2 450

411.6

37.8

300  ∼  2 450

1 090.4

100.0

注記  CIE Publication No.85 からの要約データ

JA.3

実験室光源暴露試験の目的

実験室光源暴露試験は,次の目的で行う。

JA.3.1

屋外暴露試験のシミュレーション

自然環境への長期暴露による材料の変化を促進して,短期間に近似的に再現するために用いる。この目

的のためには,試験期間全体にわたる材料の変化が分かるように,多くの暴露ステージで試験片の変化を

測定することが望ましい。また,測定には材料が一定の変化をするのに要する放射露光量又は分光放射露

光量を用いてもよいが,材料の変化は光放射だけでなく,温度,湿度などの総合的な影響によるもので,

そのことに注意をする必要がある。放射露光量又は分光放射露光量は,必要に応じ内挿法によって求めて

もよい。

この規格では,自然環境因子のうち,オゾン及び汚染空気は,制御因子として含まない。

JA.3.2

品質管理

材料が一定の管理範囲にあるかどうかを判断するために用いる。材料の耐候性の予想値から,その材料

に適した暴露ステージを定めて試験を行い,試験片の変化度合いによって評価を行う。この場合,試験す

る材料ごとに暴露試験の再現性を確認しておく必要がある。試験片に所定の変化が生じるのに要する放射

露光量又は分光放射露光量によって測定する方法もある。

JA.3.3

品質・性能の仕様の表示又は決定

製品に要求される品質・性能の仕様を決定するのに用いる。この仕様に基づき,製品の合否又は使用材

料の適否の判断を行う。

JA.4

屋外暴露試験と実験室光源暴露試験との相関を低下させるおそれのある因子

因子として,次のものがある。

a)

太陽光と実験室光源との分光分布の違い

b)

実用条件より高い放射照度又は分光放射照度の適用

c)

連続照射による自然条件との相違

d)

高い試験片温度の適用(特に熱の影響だけで容易に変化を受ける材料の場合)

e)

明るい色又は暗い色の試験片における温度差

f)

高低温の繰返しの場合による温度衝撃

g)

水質の相違


31

K 6266

:2007

h)

生物化学的物質

i)

汚染物質

JA.5

実験室光源暴露における制御因子

JA.5.1

放射

ゴムには,光照射の反応に分光依存性をもつものがある。したがって,自然光への暴露でゴムに生じる

光化学反応と同じような反応を起こさせるためには,太陽光の分光分布をできるだけ忠実に実験室光源で

再現させることが重要である。

この規格では,実験室光源としてキセノンアーク,オープンフレームカーボンアーク及び紫外線蛍光灯

を用いる。

これらの光源の直接光は,

地表上の太陽光に存在しない短い波長の紫外線をかなり含んでいる。

キセノンアークは,適切なフィルタを用いて,紫外及び可視域における平均的な太陽光に近似した分光分

布をもった放射を与えることができる。その反面,赤外域に大きなエネルギーをもっている。オープンフ

レームカーボンアーク

1) 

は,紫外域に太陽光と比べて極めて大きな放射をもっている。

大気圏の太陽光には,存在しない短い波長の紫外線を照射したり,ゴムに特に鋭敏な波長の光を強めた

り,又は分光分布を変化させずに放射の強度を増加したりすることによって劣化を促進させることができ

る。しかし,いずれの方法も異常な結果を与える可能性があるので,光源の分光分布を正しく選択するこ

とが,適切な試験片温度を選択することと同様に重要である。

暴露期間を,紫外線放射露光量で表示する方法がある。したがって,この規格は,試験片面における放

射照度(広帯域幅手法又は狭帯域幅手法)及び放射露光量又は分光放射露光量の測定方法も含む。

1)

  サンシャインカーボンアークともいう。

JA.5.2

温度

暴露する材料の最高表面温度は,基本的には試験片に照射したエネルギーの吸収,放出,試験片の熱伝

導,試験片と空気又は試験片ホルダとの間の熱移動などに依存しているため,正確には予測できない。し

かし,個々の試験片の温度を測定することは現実的ではないので,温度表示は,黒色板をもったブラック

パネル温度計又はブラックスタンダード温度計によって行う。ブラックパネル温度計又はブラックスタン

ダード温度計の指示温度は,試験片周囲の空気温度及び風速によっても影響される。

JA.5.3

湿度及び水噴霧

水分,特に試験片暴露面上の凝縮した水分の存在は,促進試験では重要な影響を与える。試験装置は,

湿度調節装置及び試験片の暴露面をぬらす水噴霧装置をもつものとする。


32

K 6266

:2007

附属書 JB

参考)

ウェザリング基準材料の劣化特性

序文

この附属書は,加硫ゴムのウェザリング基準材料の劣化特性について記載するものであり,規定の一部

ではない。

JB.1

概要

附属書 に記載する 4 種類のウェザリング基準材料を,国内外 5 か所[札幌,銚子,宮古島,セルポン

(インドネシア)

,及びフェニックス(アメリカ)

]で,かつ,ISO 規格及び日本工業規格に規定する代表

的な実験室光源暴露条件で暴露して得られた劣化特性,これから得られたそれぞれの関係などの情報を提

供する。これらの情報は,耐候性試験を行う者が,より正確な耐候性の評価,判断の手助けとなるガイド

である。

注記  この附属書で記載するウェザリング基準材料の劣化特性は,1999 年 4 月から 2003 年 3 月の期

間,社団法人日本化学工業協会で行った,新規産業支援型国際標準開発事業“過酷環境下にお

ける高分子製品の性能評価試験法の標準化”の標準化調査研究の成果である。

JB.2

ウェザリング基準材料の屋外暴露試験及び実験室光源暴露試験における劣化特性

基準材料の屋外暴露試験及び実験室光源暴露試験の試験条件を,

表 JB.1∼表 JB.7 に示す。測定した物

理特性項目は,伸び,引張特性,硬さ,色及び外観,動的特性などであるが,この附属書では,代表的な

TSE

b

M

100

及び IRHD の一定期間後の劣化特性を,

表 JB.8∼表 JB.15 及び図 JB.1∼図 JB.16 に示す。

表 JB.1−直接屋外暴露試験

暴露面放射露光量

(MJ/m

2

)

b)

地域

緯度

暴露角度

暴露開始日

紫外線

c)

日射量

平均
気温

(℃)

d)

平均相
対湿度

(%)

d)

札幌

北緯 43 度 03 分

南面 45 度

1999 年 10 月 4 日

922.5

15 375.4

  8.8

70.9

銚子

北緯 35 度 43 分

南面 30 度

1999 年 10 月 1 日

946.4

16 992.5

14.7

77.2

宮古島

北緯 24 度 44 分

南面 20 度

1999 年 10 月 1 日

1 133.5

17 044.5

23.8

79.0

セルポン 
(インドネシア)

南緯  6 度 15 分

南面 5 度

a)

(北面)

1999 年 10 月 1 日

770.1

17 159.0

26.4

89.9

フェニックス

(アメリカ)

北緯 33 度 54 分

南面 34 度

1999 年 9 月 29 日

1 227.5

25 751.7

22.9

31.2

a)

  インドネシアにおいては,11 月∼2 月は南面 5 度,3 月∼10 月は北面 5 度。

b)

 1999 年 10 月∼2002 年 9 月の積算値

c)

  各地域における紫外線量の測定波長域は,次のとおりである。

銚子:2000 年まで 300∼400 nm,2001 年 1 月以降 315∼400 nm

宮古島:300∼400 nm

セルポン及びフェニックス:295∼385 nm

d)

 1999 年 10 月∼2002 年 9 月の平均値


33

K 6266

:2007

表 JB.2−アンダーグラス屋外暴露試験

暴露面放射露光量

(MJ/m

2

)

b)

地域

緯度

暴露角度

暴露開始日

紫外線

c)

日射量

平均
気温

d)

平均相 
対湿度

%

d)

銚子

北緯 35 度 43 分

南面 30 度 1999 年 10 月 1 日

639.4 16

992.5

14.7 77.2

宮古島

北緯 24 度 44 分

南面 20 度 1999 年 10 月 1 日

― 17

044.5

23.8

79.0

表 JB.3−太陽追跡集光暴露

地域

緯度

暴露開始日

注記

フェニックス

(アメリカ)

北緯 33 度 54 分

2000 年 6 月

水噴霧:照射中は 1 時間ごとに 8 分,

夜間は 3 回各 8 分

表 JB.4−キセノンアーク試験(直接屋外暴露シミュレーション条件)

光源

キセノンランプ

フィルタ

内側:石英,外側:ほうけい酸ガラス(パイレックス 275)

放射照度 60

W/m

2

(300−400 nm)

槽内温度

約 40 ºC

ブラックパネル温度 63

ºC

噴霧サイクル 120 分照射中 18 分間水噴霧

表 JB.5−キセノンアーク試験(アンダーグラス屋外暴露シミュレーション条件)

光源

キセノンランプ

フィルタ

内側:石英,外側:紫外線吸収ガラス(ソーダライム 320)

放射照度 50

W/m

2

  (300−400 nm)

槽内温度

約 40 ºC

ブラックパネル温度 63

ºC

噴霧サイクル

水噴霧なし

表 JB.6−オープンフレーム(サンシャイン)カーボンアーク試験

光源

オープンフレーム(サンシャイン)カーボンアークランプ

フィルタ

I 形

放射照度 255

W/m

2

  (300−700 nm)

ブラックパネル温度 63±3 ºC

噴霧サイクル 120 分照射中 18 分間水噴霧

表 JB.7−キセノンアーク試験(高エネルギー形)

光源

キセノンランプ

フィルタ

内側:石英,外側:ほうけい酸ガラス(パイレックス 275)

放射照度 180

W/m

2

(300−400 nm)

ブラックパネル温度 63±3 ºC

噴霧サイクル 120 分照射中 18 分間水噴霧


34

K 6266

:2007

表 JB.8−ウェザリング基準材料 SBR(屋外暴露試験結果)

直接暴露

アンダー

グラス暴露

評価項目及び単位

期間

銚子

宮古島

札幌

フェニッ

クス

セルポン

銚子

宮古島

TS                              MPa

 23.1

  23.1

 23.1

  23.1

  23.1

 23.1

  23.1

E

b

                                  %

431

 431

431

 431

 431

431

 431

M

100

                          MPa

  2.6

   2.6

2.6

   2.6

   2.6

  2.6

   2.6

IRHD 

 0

  66

    66

  66

    66

    66

  66

    66

TS                              MPa

  24.4

    25.3

  22

    21.7

    21.2

  22

    22.6

E

b

                                % 

434

 437

395

 344

 329

385

 378

M

100

                          MPa

  2.8

   3

  2.9

   3.4

   3.7

  3

   3.2

IRHD 

 3

  71

    71

  70

    73

    75

  72

    71

TS                              MPa

 24.7

  20.8

 24.6

  21.6

  21.8

 23.3

  24.4

E

b

                                  %

432

 345

445

 342

 300

414

 390

M

100

                          MPa

  3

   3

  2.7

   3.8

   4.6

  2.9

   3.4

IRHD 

 6

  72

    72

  69

    74

    76

  72

    73

TS                              MPa

 22.7

  23.3

 23.9

  21.1

  22.3

 24.5

  23.2

E

b

                                  %

342

 334

385

 288

 275

359

 315

M

100

                          MPa

  3.9

   4.4

  3.3

   5.1

   5.8

  4

   4.6

IRHD 

12

  74

    75

  73

    78

    78

  76

    76

TS                              MPa

 22.2

  22.6

 22.7

  19.5

  18.5

 20.8

  20.6

E

b

                                  %

336

 311

372

 235

 229

305

 267

M

100

                          MPa

4.3

   5

  3.6

   6.2

   6.3

  4.4

   5.6

IRHD 

24

  75

    77

  73

    78

    77

  76

    78

TS                              MPa

  21.4

    20

  21.7

    18.6

    19.1

  20.9

    20

E

b

                                % 

304

 264

328

 216

 210

292

 270

M

100

                          MPa

  4.6

   5.5

  4.2

   7.1

   7.6

  4.8

   5.7

IRHD 

36

  77

    79

  76

    70

    70

  77

    74


35

K 6266

:2007

表 JB.9−ウェザリング基準材料 SBR(促進暴露試験結果)

集光暴露

サンシャイン

キセノン 
(直接)

キセノン

(アンダーグラス)

高エネ

キセノン

評価項目及び単位

放射露光量

MJ/m

2

時間

h

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

TS                      MPa

  23.1

    23.1

  23.1

      23.1

  23.1

E

b

                          % 

431

 431

431

  431

431

M

100

                MPa 

  2.6

   2.6

  2.6

    2.6

  2.6

IRHD 

0

 66

0

    66

0

 66

0

   66

0

 66

TS                      MPa

 22.5

  24

 23.4

   22.7

 22.1

E

b

                          % 

335

 390

359

  343

290

M

100

                  MPa 

  4.1

   3.3

  3.8

    4

  4.9

IRHD 

90

 77

300

    74

75

 76

75

   77

175

 80

TS                    MPa

 20.4

  20.9

 21.7

   21.3

 21.3

E

b

                          % 

273

 358

266

  294

290

M

100

                  MPa 

  4.7

   3.7

  5.6

    4.9

  5.1

IRHD 

180

 78

600

    76

175

 79

150

   79

350

 80

TS                    MPa

 14.8

  21.2

 18.5

18.2

E

b

                          % 

182

310  215

― 220

M

100

                MPa 

  6.5

   4.5

  6.4

    6.3

IRHD 

360

 82

1 200

    78

350

 81

350

525

 81

TS                      MPa

 16.5

  19.2

 17.3

16.4

E

b

                          % 

204

246  180

― 200

M

100

                  MPa 

  6.5

   5.8

  8.1

    6.8

IRHD 

720

 82

2 400

    80

525

 84

525

700

 84

TS                    MPa

 15.2

E

b

                          % 

160

M

100

                  MPa 

    8.3

IRHD 

700

 85


36

K 6266

:2007

表 JB.10−ウェザリング基準材料 EPDM(屋外暴露試験結果)

直接暴露

アンダー

グラス暴露

評価項目及び単位

期間

銚子

宮古島

札幌

フェニッ

クス

セルポン

銚子

宮古島

TS                    MPa

  14.2

    14.2

  14.2

  14.2

      14.2

    14.2

      14.2

E

b

                        %

386

 386

386

  386

  386

 386

  386

M

100

                MPa

  3.6

   3.6

  3.6

    3.6

    3.6

   3.6

    3.6

IRHD 

 0

 

 75

  75

 75

   75

   75

  75

   75

TS          MPa

 14.1

  14.4

 14.1

   14.3

   13.7

  13.1

   13.8

E

b

                        %

375

 380

378

  369

  356

 362

  334

M

100

                MPa

  3.4

   3.5

  3.6

    3.7

    3.9

   3.6

    3.8

IRHD 

 3

 78

  78

 78

   79

   80

  79

   79

TS           MPa

 13.5

  13.8

 13.3

   12.7

   12.8

  12.9

   13.3

E

b

                        %

358

 368

356

  330

  316

 355

  353

M

100

                MPa

  3.6

   3.6

  3.4

    3.7

    3.9

   3.4

    3.6

IRHD 

 

 6

 79

  80

 78

   80

   80

  79

   80

TS           MPa

 14.3

  13.2

 13.2

   12.9

   13.9

  13.7

   14.3

E

b

                        %

358

 301

332

  280

  290

 329

  310

M

100

                MPa

  3.8

   4.2

  3.8

    4.5

    4.5

   4

    4.4

IRHD 

12

 80

  80

 80

   81

   80

  80

   80

TS          MPa

 13.2

  13.3

 13.5

   12.9

   13.1

  13.2

   13.1

E

b

                        %

319

 306

350

  275

  288

 321

  295

M

100

                MPa

  3.9

   4.2

  3.8

    4.6

    4.4

   4

    4.3

IRHD 

24

 79

  79

 78

   80

   80

  73

   80

TS          MPa

 13.2

  13.2

 13.7

   12.9

   12.4

  13.2

   13.9

E

b

                        %

313

 308

343

  273

  265

 301

  340

M

100

                MPa

  4.1

   4.2

  3.8

    4.5

    4.5

   4.3

    4

IRHD 

36

 68

  66

 67

   70

   68

  60

   74


37

K 6266

:2007

表 JB.11−ウェザリング基準材料 EPDM(促進暴露試験結果)

集光暴露

サンシャイン

キセノン 
(直接)

キセノン

(アンダーグラス)

高エネ

キセノン

評価項目及び単位

放射露光量

MJ/m

2

時間

h

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

TS                  MPa

 14.2

 14.2

 14.2

   14.2

  14.2

E

b

                        % 

386

386

386

  386

 386

M

100

                  MPa 

  3.6

  3.6

  3.6

    3.6

   3.6

IRHD 

    0

 75

    0

 75

    0

 75

    0

   75

    0

    75

TS                    MPa

 13.8

 14.2

 13.8

   13

  13.4

E

b

                      % 

337

370

336

  324

 300

M

100

                  MPa 

  3.8

  3.7

  3.9

    3.9

   4.3

IRHD 

 90

 79

300

 79

75

 80

75

   82

175

    80

TS                    MPa

 14.1

 12.8

 13.6

   12.9

  13.6

E

b

                      % 

322

337

293

  292

 290

M

100

                  MPa 

  4.2

  3.7

  4.5

    4.4

   4.4

IRHD 

180

 80

600

 80

175

 78

175

   83

350

    80

TS                    MPa

 13.8

 12.9

 13.2

    12.3

E

b

                        % 

290 317  287

270

M

100

                  MPa 

    4.6

    3.8

    4.6

   4.3

IRHD 

360

 80

1 200

 79

350

 80

350

525

    80

TS                    MPa

 12.8

 13.4

 13.8

    13.1

E

b

                      % 

274 303  270

360

M

100

                  MPa 

    4.4

    4.1

    4.9

   3.9

IRHD 

720

 78

2 400

 79

525

 81

525

700

    81

TS                    MPa

 13.4

E

b

                        % 

270

M

100

                  MPa 

    4.7

IRHD 

700

 81


38

K 6266

:2007

表 JB.12−ウェザリング基準材料 CR(屋外暴露試験結果)

直接暴露

アンダー

グラス暴露

評価項目及び単位

期間

銚子

宮古島

札幌

フェニッ

クス

セルポン

銚子

宮古島

TS                          MPa

  24

    24

  24

    24

      24

  24

      24

E

b

                                % 

526

 526

526

 526

  526

526

  526

M

100

                          MPa

    3

      3

    3

      3

        3

    3

        3

IRHD 

0

 69

  69

 69

  69

   69

 69

   69

TS                          MPa

  25

    24.9

  24.5

    22.8

      23.2

  25

      24.4

E

b

                                % 

517

 508

511

 459

  450

518

  481

M

100

                          MPa

  3.3     3.4

  3.3

   3.5

    3.8

  3.3

    3.5

IRHD 

3

 73

  74

 72

  74

   75

 73

   74

TS                          MPa

  23.2

    23.1

  23.4

    22.3

      22.3

  22.6

      21.4

E

b

                                % 

496

 494

508

 463

  424

474

  440

M

100

                          MPa

  3.2     3.3

  3.1

   3.4

    3.7

  3.3

    3.3

IRHD 

 

6

 73

  73

 72

  74

   76

 73

   74

TS                          MPa

  23.9

    22.3

  24.1

    21.7

      20.7

  23

      22.7

E

b

                                % 

465

 414

474

 383

  349

403

  427

M

100

                          MPa

  3.6     4

  3.4

   4.2

    4.8

  4.2

    4.1

IRHD 

12

 75

  76

 74

  76

   78

 75

   76

TS                          MPa

  20.8

    19.7

  21.6

    18

      17.6

  18.8

      19.9

E

b 

                              % 

418

 380

446

 332

  329

372

  391

M

100

                          MPa

  3.8     4.2

  3.6

   4.4

    4.6

  3.9

    4.2

IRHD 

24

 75

  76

 74

  76

   78

 75

   77

TS                          MPa

  20.6

    18.5

  22.5

    17.2

      15.8

  20

      18.4

E

b

                                % 

403

 357

459

 301

  278

404

  367

M

100

                          MPa

  4

   4.4

  3.8

   5

    5.3

  3.9

    4.4

IRHD 

36

 76

  77

 69

  70

   80

 73

   77


39

K 6266

:2007

表 JB.13−ウェザリング基準材料 CR(促進暴露試験結果)

集光暴露

サンシャイン

キセノン 
(直接)

キセノン

(アンダーグラス)

高エネ

キセノン

評価項目 
及び単位

放射露光量

MJ/m

2

時間

h

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

TS          MPa

  24

    24

  24

      24

    24

E

b

                % 

526

 526

526

  526

 526

M

100

        MPa 

    3

      3

    3

        3

      3

IRHD 

0

 69

0

    69

0

 69

0

   69

    0

    69

TS         MPa

  23.4

    21.3

 22.1

   20.7

    22.7

E

b

                % 

444

 420

434

  407

 440

M

100

        MPa 

  3.7

   3.8

  3.7

    3.7

   3.7

IRHD 

90

 75

 300

    74

 75

 74

 75

   76

175

    75

TS      MPa

 21.8

  20.9

 19.8

   20.5

  22.3

E

b

                % 

404

402 360

  408

 450

M

100

        MPa 

    3.9

      3.8

  4.5

    3.8

   3.5

IRHD 

180

 77

 600

    75

175

 78

175

   78

350

    76

TS         MPa

  17.6

    19.9

 20.2

    21.4

E

b

                % 

310

392 351

 490

M

100

        MPa 

    4.4

      3.9

    4.7

   3.4

IRHD 

360

 79

1 200

    76

350

 79

350

525

    76

TS         MPa

  15.4

    19.7

 16.5

    20.5

E

b

              % 

272

359 270

 490

M

100

        MPa 

    4.7

      4.5

    5.6

   3.4

IRHD 

720

 71

2 400

    78

525

 80

525

700

    77

TS         MPa

16

E

b

                % 

― 260

M

100

        MPa 

    5.7

IRHD 

700

 82


40

K 6266

:2007

表 JB.14−ウェザリング基準材料 NR(屋外暴露試験結果)

直接暴露

アンダー

グラス暴露

評価項目及び

単位

期間

銚子

宮古島

札幌

フェニッ

クス

セルポン

銚子

宮古島

TS              MPa

  33.1      33.1

  33.1

    33.1

    33.1

    33.1

      33.1

E

b

                    % 

636

 636

636

 636

 636

 636

  636

M

100

            MPa 

  2.2     2.2

  2.2

   2.2

   2.2

   2.2

    2.2

IRHD 

 0

 

  63

    63

  63

    63

    63

    63

      63

TS              MPa

  32.1      32.8

  31.7

    29.8

    32

    29.8

      31.4

E

b

                    % 

603

 617

597

 552

 564

 574

  594

M

100

            MPa 

  2.4     2.5

  2.5

   2.8

   3.1

   2.4

    2.8

IRHD 

 3

  67

    67

  67

    69

    70

    67

      68

TS              MPa

  29.4      29.2

  29.6

    28.9

    28.2

    31.6

      31.6

E

b

                    % 

550

 586

588

 570

 536

 642

  633

M

100

            MPa 

  2.6     2.4

  2.3

   2.8

   3

   2.4

    2.6

IRHD 

 6

  67

    68

  66

    69

    70

    68

      69

TS              MPa

  32

    31.5

  32

    28.5

    29

    31.6

      31.5

E

b

                    % 

568

 528

559

 508

 514

 536

  549

M

100

            MPa 

  2.9     3.1

  2.8

   3.5

   3.4

   3.2

    3.1

IRHD 

12

  70

    70

  68

    72

    73

    70

      71

TS              MPa

  29

    28.3

  29.7

    23.6

    25

    29.1

      26.1

E

b

                    % 

551

 523

572

 453

 465

 540

  480

M

100

            MPa 

  2.9     3.2

  2.8

   3.9

   3.8

   3.1

    3.5

IRHD 

24

  69

    71

  68

    72

    72

    70

      71

TS              MPa

  29

    28.1

  29.9

    21.2

    16.1

    28.9

      25.8

E

b

                    % 

556

 528

570

 407

 296

 549

  493

M

100

            MPa 

  3

   3.3

  2.8

   4

   4.4

   3.1

    3.5

IRHD 

36

  70

    71

  68

    72

    69

    70

      71


41

K 6266

:2007

表 JB.15−ウェザリング基準材料 NR(促進暴露試験結果)

集光暴露

サンシャイン

キセノン 
(直接)

キセノン

(アンダーグラス)

高エネ

キセノン

評価項目 
及び単位

放射露光量

MJ/m

2

時間

h

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

放射露光量

MJ/m

2

TS     MPa

 33.1

 33.1

  33.1

  33.1

 33.1

E

b

              % 

636 636

636

636  636

M

100

      MPa 

  2.2

  2.2

   2.2

   2.2

  2.2

IRHD 

    0

 63

      0

 63

    0

    63

    0

    63

    0

 63

TS     MPa

 28.6

 27.1

  30.2

  29.8

 26.7

E

b

              % 

521 500

594

586  480

M

100

      MPa 

    2.9

    3.4

      3.1

      3

    3.5

IRHD 

90

 70

 300

 68

 75

    70

 75

    71

175

 70

TS     MPa

 23.9

 29.8

  27.5

  28.4

 30

E

b

              % 

443 566

492

544  560

M

100

      MPa 

  3.3

  2.9

   3.7

   3.2

  2.8

IRHD 

180

 70

 600

 69

175

    71

175

    71

350

 71

TS     MPa

 11.9

 27.3

  23.3

22.5

E

b

              % 

245 533

415

― 460

M

100

      MPa 

    3.6

    3

      4.1

    3

IRHD 

360

 69

1 200

 70

350

    72

350

525

 71

TS       MPa

    5.3

  25.2

    15.1

    9.8

E

b

              % 

123 467

260

― 250

M

100

      MPa 

    4

    3.6

      4.8

    3.2

IRHD 

720

 81

2 400

 72

525

    73

525

700

 72

TS     MPa

    14.1

E

b

              % 

260

M

100

      MPa 

      4.6

IRHD 

700

    74


42

K 6266

:2007

注記 1  表 JB.8∼表 JB.15 及び図 JB.1∼図 JB.16 の各試験名称は,表 JB.16 のように省略して表示し

た。

表 JB.16−試験名称の略称

試験名称

略称

アンダーグラス屋外暴露試験  銚子

U 銚子

アンダーグラス屋外暴露試験  宮古島

U 宮古島

太陽追跡集光暴露試験

集光暴露

キセノンアーク試験(直接屋外暴露シミュレーション条件)

キセノン

キセノンアーク試験(アンダーグラス暴露シミュレーション
条件)

キセノン(アンダーグラス)

オープンフレーム(サンシャイン)カーボンアーク試験

サンシャイン

キセノンアーク試験(高エネルギー形)

高エネキセノン

注記 2  表 JB.8∼表 JB.15 中の“

”は,データなしを意味する。

注記 3  図 JB.2∼図 JB.16 の中で,サンシャインの時間は,300∼400 nm における放射照度 70 W/m

2

を基にして放射露光量に換算して表示した。

注記 4  表 JB.8∼表 JB.15 及び図 JB.1∼図 JB.16 中では,実験室光源暴露と太陽追跡集光暴露とを合

わせて促進暴露とした。

図 JB.1−屋外暴露試験における劣化特性  (E

b

)−基準材料 SBR


43

K 6266

:2007

図 JB.2−促進暴露試験における劣化特性 (E

b

)−基準材料 SBR

図 JB.3−屋外暴露試験における劣化特性  (E

b

)−基準材料 EPDM

図 JB.4−促進暴露試験における劣化特性  (E

b

)−基準材料 EPDM


44

K 6266

:2007

図 JB.5−屋外暴露試験における劣化特性 (E

b

)−基準材料 CR

図 JB.6−促進暴露試験における劣化特性 (E

b

)−基準材料 CR

図 JB.7−屋外暴露試験における劣化特性 (E

b

)−基準材料 NR


45

K 6266

:2007

図 JB.8−促進暴露試験における劣化特性 (E

b

)−基準材料 NR

図 JB.9−屋外暴露試験における劣化特性 (M 

100

)−基準材料 SBR

図 JB.10−促進暴露試験における劣化特性  (M 

100

)−基準材料 SBR


46

K 6266

:2007

図 JB.11−屋外暴露試験における劣化特性  (

100

)−基準材料 EPDM

図 JB.12−促進暴露試験における劣化特性  (M 

100

)−基準材料 EPDM

図 JB.13−屋外暴露試験における劣化特性  (M 

100

)−基準材料 CR


47

K 6266

:2007

図 JB.14−促進暴露試験における劣化特性 (

100

)−基準材料 CR

図 JB.15−屋外暴露試験における劣化特性 (M

 100

)−基準材料 NR

図 JB.16−促進暴露試験における劣化特性 (

100

)−基準材料 NR


48

K 6266

:2007

附属書 JC

参考)

遮へい(蔽)暴露試験

序文

この附属書は,加硫ゴムの遮へい暴露試験について記載するものであり,規定の一部ではない。

JC.1

目的

この試験は,加硫ゴムを遮へい構造物の下若しくは中,又は屋内に暴露し,その耐候性を調べるために

行う。

JC.2

試験装置

試験装置は,日光の直射,雨,雪,風などの一部又は全部の直接的な影響から遮へいできるように,遮

へい屋根又は覆いを設けた構造とする。試験片及び必要に応じコントロール試験片を取り付けるための試

験片取付け器具を用いる。

装置の例を,

図 JC.1 に示す。

図 JC.1−遮へい暴露試験装置の例


49

K 6266

:2007

JC.3

試験片

試験片は,6.3.1 b)  による。

注記  この試験は,色変化及び外観の評価は行わない。

JC.4

試験方法

JC.4.1

試験条件

試験条件は,次による。

a)

試験片及び保存試験片の保管は,JIS K 6250 の 8.2 による。

b)

試験は,JIS K 6259 に従って,静的ひずみを与えた状態で実施する。

c)

暴露ステージは,時間による。

JC.4.2

操作方法

操作方法は,次による。

a)

試験片及び必要に応じ,コントロール試験片を試験片取付け器具に固定し,暴露架台に取り付ける。

b)

試験片の裏側にマーキングを付ける。マーキングは,試験の結果に影響しないようにする。照合のた

めに取付け配置図を作成しておくとよい。

c)

試験片の取付けは,試験装置が設置された床面又は地面から試験片の下端までの距離が 50 cm 以上に

なるようにして上部からつり下げる。ただし,受渡当事者間の協定によって距離を変更してもよい。

注記  緩んだ試験片を再固定すること,及び試験片の状態の記録,装置の損傷の補修などのために

      定期的な点検及び保守管理を行うことが望ましい。

JC.5

暴露後の試験片の評価

暴露後の試験片の評価は,本体の 6.5 による。

JC.6

試験結果のまとめ方

試験結果のまとめ方は,本体の 6.6 による。

JC.7

記録

記録は,次による。

a)

この規格の規格番号

b)

試料の詳細

1)

試料の明細,履歴など

2)

配合の明細,加硫条件など

3)

試験片作製方法

4)

コントロール試験片を用いた場合は,その明細

c)

試験の詳細

1)

物理特性の変化を測定するのに用いた方法の規格名称及び番号

2)

暴露方法の種類及び試験装置

3)

暴露場所の位置及び明細

4)

暴露ステージ(期間)

5)

試験片に与えたひずみの程度


50

K 6266

:2007

6)

保存試験片の保管条件

d)

試験結果

1)

き裂の劣化等級

2)

各測定値の個々の値

3)

各暴露ステージ(期間)後の各物理特性値の試験結果

4)

各物理特性値の残留率,変化率及び変化,並びに各測定値の単位

e)

試験年月日

f)

その他必要な事項

参考文献  [1] Aimura, Y. and Wada, N Reference Materials for Weathering Tests on Rubber Products,

PolymerTesting, 

Vol.25, No.2, pp. 166-175 (2006)

[2] Mitsuhashi, K., Okutsu, S. and Takane, Y. The Study of Weathering Reference Materials for Rubber,

Material Raifu Gakkaishi

, Vol. No. 1, P.15 (2003)  (日本語)

JIS B 7753

  サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機

JIS B 7754

  キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機

JIS D 0205

  自動車部品の耐候性試験方法

JIS K 6352

  天然ゴム (NR)−試験方法

JIS K 6383

  合成ゴム−SBR−試験方法

JIS K 6388

  合成ゴム−CR−試験方法

JIS K 6395

  合成ゴム−EPDM−試験方法

JIS Z 8722

  色の測定方法−反射及び透過物体色

JIS Z 8729

  色の表示方法−L*a*b*表色系及び L*u*v*表色系

JASO M 346

  自動車用内装部品のキセノンアークランプによる促進耐光性試験方法

JASO M 351

  自動車部品−外装部品のキセノンアークランプによる促進耐候性試験方法


51

K 6266

:2007

附属書 JD

参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS K 6266 : 2007

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐候性の求め方

ISO 4665 : 2006

,Rubber,vulcanized or thermoplastic−Resistance to weathering

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際

規格
番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

序文

追加

警告文を追加した。

実質的な技術的差異なし。

1 適用範囲

加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの,屋
外暴露試験又は実験室光源暴露
試験を規定し,さらに暴露後の試
験片の色,外観,物理的特性など
の変化(耐候性)を求める方法に
ついて規定。

1

JIS

と同じ。

一致

適用範囲は一致している。 
なお,ISO 規格の規定内容は主
として別の ISO 規格の引用に
よるとしているが,JIS は,規
格の利用者のため別の JIS の引
用だけでなく,必要な内容をこ
の規格で規定している。

2 引用規格

2

ウェザリング基準材料とし
ての具体的材料名を,附属書
A で規定。

具体的材料名の規定が必要。 
ISO

規格の改正を提案する。

3 定義

JIS K 6200, JIS K 7219

及び JIS K 

7350-1

によるほか,8 用語の定義

を規定。

 3

5 用語の定義を規定。

追加

ISO

規格にない 3 用語を追

加。

ISO

規格の引用規格 ISO 4892

に記載・規定・引用されており,
技術的差異はない。

4 原理

試験片を屋外暴露又は実験室光
源暴露雰囲気にさらし,色,外観,
物理特性などの変化を求める。そ
の一般的な情報を,一般事項とし
て,附属書 JA に述べる。 

 4

試 験 片 を 屋 外暴 露 又 は
実 験 室 光 源 暴露 雰 囲 気
にさらし,色,外観,物
理 特 性 な ど の変 化 を 求
める。

追加

一般事項を,附属書 JA を追
加。 

ISO

規格がその序文で引用し

ている ISO 877 及び ISO 4892-1
の一般的事項のうち,ゴムに関
する部分を附属書に記載する
ことにしたので,実質的な差異
はない。 

 
 

51

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2

007

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K 626

6


2

007


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K 6266

:2007

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

5 試 験 の 種

屋外暴露試験方法及び実験室光
源暴露試験方法の各々3 種類を規
定。


6

屋外暴露試験方法 
実 験 室 光 源 暴露 試 験 方

追加

ISO

規格は,試験の方法を規

定。ただし,試験の種類は
JIS

と同じ。また,附属書 JC

を追加した。

JIS

利用者の利便性のために,

規定項目を追加。

6.1 目的

屋外暴露試験装置を用いて,直接
太陽光下における加硫ゴムの耐
候性を調べる。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 候 性
を調べる。

削除

JIS

は,屋外暴露に限定して

規定。 

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。 

6.2 試験装置  JIS K 7219 及び JIS Z 2381 による

ほか,暴露架台,試験片保持枠及
び試験片取付け具並びに放射照
度計を規定。

5

ISO 877

JIS K 7219 

対応)による。

追加

JIS

は,JIS Z 2381 の内容な

どを追加し,試験装置を詳し
く規定。 

JIS Z 2381

は,ISO 規格と同等

の内容を規定したゴムを含む
各試料の共通規格であり,実質
的な差異はない。 

7.2

色変化測定用試験片 

追加

JIS

は,実用を考慮し適切な

寸法を具体的に設定。 

6.3.1 試験片の形状及び寸法

9.2

物性測定用試験片

追加

試験方法の JIS を引用。 

6.3 試験片

6.3.2 試験片の採取・作製 
6.3.3 試験片の数 
6.3.4 試験片の厚さ及び幅の測定

追加

 

JIS

として必要な内容を追加。

次回 ISO 規格改正時に提案す
ることを検討する。 

6.4 試験方法 6.4.1 試験条件

6.4.2 測定方法

5

ISO 877

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で規定。JIS は,引用に
よる規定に加え,この規格で
追加規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。 
次回 ISO 規格改正時に提案す
ることを検討する。 

6.5 暴露後の
試 験 片 の 評

6.5.1 色変化及び外観変化の評価 
6.5.2 物理特性変化の評価 
6.5.3 その他の特性の評価

7.1 
7.3 

9.1 
9.3

10

色の変化(7.2 試験片は,
JIS

の 7.3 に規定した。)

その他の外観の変化 
物理特性の変化 
 
結果の表示 

追加

・測色及び色差の計算式を追

・光沢計による光沢変化の別

の評価法を追加。

JIS

は,ISO 規格に整合した試

験方法 JIS を引用しており,技
術的差異はない。試験片だけ,
ゴム用にして,7.3 に規定した。

6.6 試験結果
のまとめ方

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方を規定。

追加

JIS

利用者の利便性のために,

規定項目を追加。 

6.7 記録

試験成績表の記録事項を規定。

11

試験報告書

一致

 
 

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6


2

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6


2

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:2007

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7.1 目的

屋外暴露試験装置を用いて,ガラ
スを透過した太陽光下における
加硫ゴムの耐光性を調べる。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 光 性
を調べる。

削除

JIS

は,屋外暴露試験装置を

用いたガラスを透過した太
陽光下における試験に限定
して規定。

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。

7.2 試験装置  JIS K 7219 及び JIS Z 2381 による

ほか,装置の一例を図示。 

5

ISO 877

JIS K 7219 

対応)による。

追加

JIS

は,JIS Z 2381 の内容な

どを追加し,試験装置を詳し
く規定。

JIS Z 2381

は,ISO 規格と同等

の内容を規定したゴムを含む
各試料の共通規格であり,実質
的な技術的差異はない。

7.3 試験片 6.3 による。

7.2 
9.2

( 6.3 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.3 の記載内容に同じ。

(6.3 の記載内容に同じ。

7.4 試験方法 7.4.1 試験条件

7.4.2 操作方法

5

ISO 877

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で規定。JIS は,引用に
よる規定に加え,この規格で
追加規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。 
次回 ISO 規格改正時に提案す
ることを検討する。

7.5 暴露後の
試 験 片 の 評

暴露後の試験片の評価は 6.5 によ
る。 

7.1 
7.3 

9.1 
9.3 
10

( 6.5 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.5 の記載内容に同じ。

(6.5 の記載内容に同じ。

7.6 試験結果
のまとめ方

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方は,6.6 による。

( 6.6 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.6 の記載内容に同じ。

(6.6 の記載内容に同じ。

7.7 記録

試験成績表の記録事項は,6.7 に
よる。

11

( 6.7 の 記 載 内 容 に 同
じ。

一致

(6.7 の記載内容に同じ。

(6.7 の記載内容に同じ。

8.1 目的

太陽追跡集光暴露試験装置を用
いて,加硫ゴムの耐候性を調べ
る。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 候 性
を調べる。

削除

JIS

は,太陽追跡集光暴露試

験装置を用いた試験に限定
して規定し,その原理も説
明。

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。

8.2 試験装置  JIS K 7219 又は JIS Z 2381 によ

る。 

5

ISO 877

JIS K 7219 

対応)による。

追加

JIS

は,JIS Z 2381 の引用を

追加。

JIS Z 2381

は,ISO 規格と同等

の内容を規定したゴムを含む
各試料の共通規格であり,実質
的な差異はない。

 

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K 626

6


2

007

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K 626

6


2

007


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K 6266

:2007

  (Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

8.3 試験片 6.3 による。

7.2 
9.2

( 6.3 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.3 の記載内容に同じ。

(6.3 の記載内容に同じ。

8.4 試験方法 8.4.1 試験条件

8.4.2 操作方法

5

ISO 877

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で規定。JIS は,引用に
よる規定に加え,この規格で
追加規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。 
次回 ISO 規格改正時に提案す
ることを検討する。

8.5 暴露後の
試 験 片 の 評

暴露後の試験片の評価は 6.5 によ
る。 

7.1 
7.3 

9.1 
9.3 
10

( 6.5 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.5 の記載内容に同じ。

(6.5 の記載内容に同じ。

8.6 試験結果
のまとめ方

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方は,6.6 による。

( 6.6 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.6 の記載内容に同じ。

(6.6 の記載内容に同じ。

8.7 記録

試験成績表の記録事項は,6.7 に
よる。 

11

( 6.7 の 記 載 内 容 に 同
じ。

一致

(6.7 の記載内容に同じ。

(6.7 の記載内容に同じ。

9.1 目的

オープンフレームカーボンアー
ク灯式耐候性試験装置を用いて,
加硫ゴムの耐候性を調べる。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 候 性
を調べる。

削除

JIS

は,オープンフレームカ

ーボンアーク灯式耐候性試
験装置を用いた試験に限定
して規定。

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。

9.2 試験装置  JIS K 7350-1 及び JIS K 7350-4

によるほか,実験室光源,試験槽,
放射照度計,ブラックパネル温度
計,加湿装置,試験片表面の水噴
霧装置及び試験片ホルダを規定。

5

ISO 4892-4 (JIS K 
7350-4

に対応)  による。

追加

JIS B 7350-1

の引用を追加

し,それらの内容を詳述。

装置詳細の規定引用 JIS を追
加。実質的な差異はない。

9.3 試験片 6.3 による。

7.2 
9.2

( 6.3 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.3 の記載内容に同じ。

(6.3 の記載内容に同じ。

9.4 試験方法 9.4.1 試験条件

9.4.2 操作方法

5

ISO 4892-4

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で引用。JIS は,引用規
格の内容を規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。実質的な差異
はない。

 
 

54

K 626

6


2

007

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K 626

6


2

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:2007

  (Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

9.5 放射露光
量の測定

 

追加

引用規格の該当部分の内容
を規定

JIS

利用者の利便性のための追

加で,実質的な差異はない。 

9.6 暴露後の
試 験 片 の 評

暴露後の試験片の評価は 6.5 によ
る。 

7.1 
7.3 
8,9
10

( 6.5 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.5 の記載内容に同じ。

(6.5 の記載内容に同じ。

9.7 試験結果
のまとめ方

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方は,6.6 による。

( 6.6 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.6 の記載内容に同じ。

(6.6 の記載内容に同じ。

9.8 記録

試験成績表の記録事項を規定

11

試験報告書 
JIS

とほぼ同じ。

追加

試験の詳細として暴露条件
の記録を追加。

JIS

として必要な事項を追加。

実質的な差異はない。

10.1 目的

キセノンアーク灯式耐候性試験
装置を用いて,加硫ゴムの耐候性
を調べる。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 候 性
を調べる。

削除

JIS

は,キセノンアーク灯式

耐候性試験装置を用いた試
験に限定して規定。

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。

10.2 試験装置  JIS K 7350-1  及び JIS K 7350-2

によるほか,実験室光源,試験槽,
放射照度計,ブラックパネル温度
計又はブラックスタンダード温
度計,加湿装置,試験片表面の水
噴霧装置及び試験片ホルダを規
定。

5

ISO 4892-2 (JIS K 
7350-2

に対応)  による。

追加

JIS B 7350-1

の引用を追加

し,それらの内容を詳述。

装置詳細の規定引用 JIS を追
加。実質的な差異はない。

10.3 試験片 6.3 による。

7.2 
9.2

( 6.3 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.3 の記載内容に同じ。

(6.3 の記載内容に同じ。

10.4 試験方法 10.4.1 試験条件

10.4.2 操作方法


ISO 4892-2

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で規定。JIS は,引用及
び引用規格の内容を規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。 
実質的な差異はない。

10.5 放射露光
量の測定

 

追加

引用規格の該当部分の内容
を規定。 

JIS

利用者の利便性のための追

加で,実質的な差異はない。

10.6 暴露後
の 試 験 片 の
評価

暴露後の試験片の評価は 6.5 によ
る。

7.1 
7.3 

9.1 
9.3 
10

( 6.5 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.5 の記載内容に同じ。

(6.5 の記載内容に同じ。

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K 626

6


2

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55

K 626

6


2

007


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K 6266

:2007

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

10.7 試験結
果 の ま と め

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方は,6.6 による。

( 6.6 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.6 の記載内容に同じ。

(6.6 の記載内容に同じ。

10.8 記録

試験成績表の記録事項は,暴露条
件の内容を変更の上,9.7 による。

11

試験報告書 
JIS

とほぼ同じ。

追加

試験の詳細として暴露条件
の記録を追加。

JIS

として必要な事項を追加。

実質的な差異はない。

11.1 目的

紫外線蛍光灯式耐候性試験装置
を用いて,加硫ゴムの耐候性を調
べる。

4

原理 
試 験 片 を 自 然又 は 実 験
室 光 源 に 暴 露し 耐 候 性
を調べる。

削除

JIS

は,紫外線蛍光灯式耐候

性試験装置を用いた試験に
限定して規定。

JIS

は,試験の種類ごとに試験

方法を規定。

11.2 試験装置  JIS K 7350-3 によるほか,光源,

試験槽,放射照度計,ブラックパ
ネル温度計,水分の発生器及び試
験片ホルダについて規定。 

5

ISO 4892-3 (JIS K 
7350-2

に対応)  による。

追加

ISO

規格の試験法は,規格の

引用だけ。

JIS

は内容を記述。

実質的な差異はない。

11.3 試験片 6.3 による。

7.2 
9.2

( 6.3 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.3 の記載内容に同じ。

(6.3 の記載内容に同じ。

11.4 試験方法 11.4.1 試験条件

11.4.2 操作方法

5

ISO 4892-3

による。

追加

ISO

規格は,試験方法を引用

規格で規定。JIS は,引用及
び引用規格の内容を規定。

JIS

利用者の利便性のために,

規定内容を追加。 
実質的な差異はない。

11.5  放 射 露
光量の測定

 

追加

引用規格の該当部分の内容
を規定。 

JIS

利用者の利便性のための追

加で,実質的な差異はない。

11.6 暴 露 後
の 試 験 片 の
評価

暴露後の試験片の評価は 6.5 によ
る。 

7.1 
7.3 

9.1 
9.3 
10

( 6.5 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.5 の記載内容に同じ。

(6.5 の記載内容に同じ。

11.7 試 験 結
果 の ま と め

色変化,外観変化などの結果のま
とめ方は,6.6 による。

( 6.6 の 記 載 内 容 に 同
じ。

追加

(6.6 の記載内容に同じ。

(6.6 の記載内容に同じ。

11.8 記録

試験成績表の記録事項は,9.7 に
よる。

11

試験報告書 
JIS

とほぼ同じ。

追加

試験の詳細として暴露条件
の記録を追加。

JIS

として必要な事項を追加。

実質的な差異はない。

 

56

K 626

6


2

007

56

K 626

6


2

007


57

K 6266

:2007

  (Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際
規格

番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

附属書 A(参
考)

ウェザリング基準材料

Ann
ex A

一致

附属書 B(参
考)

暴露後の評価に使用できる特性
の例

Ann
ex B

一致

附 属 書 JA
(参考)

耐候性試験の一般事項

追加

JIS

として必要。

附 属 書 JB
(参考)

ウェザリング基準材料の劣化特

追加

JIS

として必要。

附 属 書 JC
(参考)

遮へい(蔽)暴露試験

追加

JIS

として必要。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4665 : 2006,MOD 

注記 1  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次による。

−  一致……………技術的差異がない。

−  削除……………国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
−  追加……………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価の意味は,次のとおりである。

−  MOD……………国際規格を修正している。

57

K 626

6


2

007

57

K 626

6


2

007