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K 6241

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  原理 

2

4

  加熱脱着 GC/MS   

2

4.1

  キャリヤーガス  

2

4.2

  装置及び器具  

2

4.3

  試験室試料の採取  

3

4.4

  手順  

3

5

  溶剤抽出 GC/MS   

4

5.1

  試薬  

4

5.2

  装置及び器具  

4

5.3

  試験室試料の採取  

4

5.4

  手順  

4

6

  解析 

4

6.1

  解析の手順  

5

6.2

  解析の注意点  

5

7

  結果の報告  

5

附属書 A(規定)この規格が規定する老化防止剤  

6

附属書 B(参考)クロマトグラム及び質量スペクトル  

9

附属書 C(規定)GC 保持指標の求め方  

41

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

43


K 6241

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会(JRMA)及び一般財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 K

6241

:2012

ゴム−ガスクロマトグラフィー質量分析法

(GC/MS 法)による老化防止剤の同定

Rubber-Identification of antidegradants by

gas chromatography/mass spectrometry

序文 

この規格は,2010 年に第 1 版として発行された ISO 10638 を基に,技術的内容を変更して作成した日本

工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,ゴム及びラテックスの配合剤として用いる老化防止剤をガスクロマトグラフィー質量分析

法(GC/MS 法)を用いて同定する方法について規定する。

この規格は,ゴムとして,原料ゴム,未加硫配合ゴム及び加硫配合ゴムに適用できる。

なお,この規格を適用する老化防止剤は,

附属書 に示す 31 種類とする。

警告  この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。

この規格は,この使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。

この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな

らない。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 10638:2010

,Rubber−Identification of antidegradants by gas chromatography/mass spectrometry

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0114

  ガスクロマトグラフィー通則

JIS K 0123

  ガスクロマトグラフィー質量分析通則

JIS K 0214

  分析化学用語(クロマトグラフィー部門)

JIS K 6229

  ゴム−溶剤抽出物の求め方(定量)

注記  対応国際規格:ISO 1407,Rubber−Determination of solvent extract(MOD)


2

K 6241

:2012

JIS K 6298

  原料ゴム−天然ゴム・合成ゴム−サンプリング及びその後の準備手順

注記  対応国際規格:ISO 1795,Rubber, raw natural and raw synthetic−Sampling and further preparative

procedures(IDT)

JIS K 6387-1

  ゴムラテックス−第 1 部:サンプリング

注記  対応国際規格:ISO 123,Rubber latex−Sampling(IDT)

JIS K 6387-2

  ゴムラテックス−第 2 部:全固形分の求め方

注記  対応国際規格:ISO 124,Latex, rubber−Determination of total solids content(MOD)

JIS K 8034

  アセトン(試薬)

JIS K 8464

  シクロヘキサン(試薬)

原理 

試験片から回収した老化防止剤を,GC/MS 法によって同定する。老化防止剤の回収方法として,加熱脱

着法及び溶剤抽出法がある。加熱脱着 GC/MS 法は,試験片を加熱して発生する気化成分を加熱脱着装置

と直結した GC/MS 装置を用いて分離し解析する。溶剤抽出 GC/MS 法は,試験片を溶剤抽出して得られた

抽出分を GC/MS 装置を用いて分離し解析する。

同定は,質量スペクトルを解析して行う。同定精度をより高める必要がある場合には,GC 保持指標(

属書 C)を用いた解析を併用すると有用である。

加熱脱着 GC/MS  

加熱脱着 GC/MS 法に用いるキャリヤーガス,装置・器具,試験室試料の採取及び手順は,次による。

4.1 

キャリヤーガス  ヘリウムガスを用いる。 

4.2 

装置及び器具  加熱脱着 GC/MS 装置は,加熱脱着装置,ガスクロマトグラフ,質量分析計及びデー

タ処理装置からなる。その概略を

図 に示す。 

図 1−加熱脱着 GC/MS 装置の概略図 

4.2.1

加熱脱着装置  ガスクロマトグラフと直結したもので,350  ℃に加熱可能な装置を用いる。

加熱温度を 350  ℃に設定した熱分解装置を,加熱脱着装置の代わりに用いてもよい。

4.2.2

ガスクロマトグラフ  JIS K 0114 によるほか,次の条件に設定できるものを用いる。

a)

キャリヤーガス流量:1.0∼2.0 mL/分

b)

注入口温度:300∼350  ℃


3

K 6241

:2012

c)

カラム槽最終温度:350  ℃

4.2.3

カラム  次の条件を満足するものを用いる。

ただし,

附属書 及び附属書 に示す GC 保持指標を利用しない場合は,他の種類のカラム(例えば,

固定相液体が 100 %ジメチルポリシロキサン)も用いることができる。

a)

長さ:25∼60 m

b)

内径:0.25∼0.35 mm

c)

固定相液体:5 %ジフェニル-95 %ジメチルポリシロキサン

d)

膜厚:0.20∼0.35 μm

4.2.4

質量分析計  JIS K 0123 に規定するもので,次の条件に設定できるものを用いる。

a)

インターフェース温度:300  ℃

b)

イオン化法:電子イオン化(EI)法

c)

イオン源温度:230∼300  ℃

d)

加速電圧:70 eV

e)

質量電荷比(m/z)走査範囲:50∼600

4.2.5

質量分析計の装置校正  質量電荷比(m/z)の目盛校正は,装置の取扱説明書に従って,一時停止

後の始動時など必要な場合に行う。

4.3 

試験室試料の採取 

4.3.1

ラテックス  JIS K 6387-1 に従って採取し,JIS K 6387-2 に従って乾燥固化する。

4.3.2

原料ゴム  JIS K 6298 に従って採取する。

4.3.3

未加硫配合ゴム及び加硫配合ゴム  未加硫配合ゴム及び加硫配合ゴムは,測定しようとする試料組

成を代表する部分(例えば中央部)から採取する。表面の汚れは,取り除く。

4.4 

手順 

4.4.1

加熱脱着装置及び GC/MS 装置を,次の条件の範囲内で設定する。

なお,カラムは,4.2.3 のものを用いる。

a)

加熱脱着装置

−  加熱脱着温度:350  ℃

b)

ガスクロマトグラフ

−  キャリヤーガス流量:1.0∼2.0 mL/分

−  注入口温度:300∼350  ℃

−  カラム槽温度プログラム

−  初期温度 40∼80  ℃

−  昇温速度 10∼25  ℃/分

−  最終温度 320∼350  ℃

−  保持時間 10∼30 分

カラム槽最終温度は,カラムの最高使用温度以下に設定する。

c)

質量分析計

−  インターフェース温度:300  ℃

−  イオン化法:電子イオン化(EI)法

−  イオン源温度:230∼300  ℃

−  加速電圧:70 eV


4

K 6241

:2012

−  質量電荷比(m/z)走査範囲:50∼600

4.4.2

試験室試料から 0.2∼2 mg の試験片をはかりとり,試料ホルダに入れる。

4.4.3

試験片を入れた試料ホルダを加熱脱着装置に導入し,GC/MS 装置による測定を開始する。

4.4.4

クロマトグラム及び質量スペクトルを得る。同定の精度を高める必要がある場合には,GC 保持指

標を

附属書 によって求める。

溶剤抽出 GC/MS  

溶剤抽出 GC/MS 法における試薬,装置・器具,試験室試料の採取及び手順は,次による。

5.1 

試薬 

5.1.1

抽出溶剤  JIS K 8034 に規定するアセトンを用いる。

5.1.2

キャリヤーガス  ヘリウムガスを用いる。

5.2 

装置及び器具 

5.2.1

ソックスレー抽出装置  JIS K 6229 に規定する抽出装置及び器具を用いる。

5.2.2

GC/MS

装置  4.2.24.2.4 による。その概略を図 に示す。

図 2GC/MS 装置の概略図 

5.2.3

質量分析計の装置校正  4.2.5 による。

5.3 

試験室試料の採取  4.3 による。 

5.4 

手順 

5.4.1 GC/MS

装置を,4.4.1 の a)c)  の条件に設定する。

5.4.2

試験室試料から約 2 g の試験片を採取し,一辺が 2 mm 以下になるように細かく切り,JIS K 6229

の A 法に従って約 8 時間アセトンで抽出する。

5.4.3

抽出液を 10∼20 mL に濃縮し,1 μL を GC/MS 装置に注入して測定を開始する。

原料ゴム又は未加硫配合ゴムがアセトンに溶解する場合は,溶剤抽出法の代わりに加熱脱着法を行う。

5.4.4

クロマトグラム及び質量スペクトルを得る。同定精度をより高める必要がある場合には,GC 保持

指標を

附属書 によって求める。

解析 

附属書 に示す GC で検出された化合物,質量スペクトルに特有な質量電荷比(m/z)及び GC 保持指標,

並びに

附属書 に示すクロマトグラム,特徴的なピークの帰属及び質量スペクトルを用いて,次の手順で


5

K 6241

:2012

解析を行う。

6.1 

解析の手順 

6.1.1

4.4

又は 5.4 の手順によって得られたクロマトグラムの各ピークの質量スペクトルを表示する。GC

保持指標を求めた場合は,

表 A.1 を参考に予想される保持時間に応じたピークの質量スペクトルを表示す

る。

6.1.2

得られた質量スペクトルと

図 B.1∼図 B.31 の質量スペクトルとを比較し,類似度が高い質量スペク

トルを検索する。市販の質量スペクトル検索システムを利用することもできる。

6.1.3

6.1.2

で質量スペクトルの類似度が高い化合物を選定し,

表 A.1 によって老化防止剤を同定する。

6.1.4 GC

保持指標を求めた場合は,質量スペクトルから同定した老化防止剤の GC 保持指標と

表 A.1 

GC 保持指標とが一致することを確認する。

6.2 

解析の注意点 

6.2.1

老化防止剤の同定においては,得られた質量スペクトルの主な質量電荷比(m/z

,それらの相対強

度比などを含めたスペクトル全体を確認しなければならない。質量スペクトル及び GC 保持指標の両方で

確認した場合は,同定精度がより向上する。

6.2.2

老化防止剤は,数種類配合されることを十分考慮して,同定しなければならない。

6.2.3

老化防止剤には,単一成分でないものがある。その場合,クロマトグラムには,複数のピークが検

出されるが,その組成比は,老化防止剤の製造元又は銘柄によって異なるため,ピーク面積又は高さの比

も異なる。

6.2.4

老化防止剤には,分解物しか検出されないものもある。その場合は,それぞれの老化防止剤に由来

する化合物の質量スペクトルで同定しなければならない。

結果の報告 

試験報告書には,次の事項を記載する。

a)

この規格の番号(JIS K 6241

b)

試料の詳細

c)

試験条件

−  老化防止剤の回収方法(加熱脱着法又は溶剤抽出法)

−  装置の設定条件

d)

測定結果(検出された老化防止剤の種類)

e)

試験年月日


6

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:2012

附属書 A

(規定)

この規格が規定する老化防止剤

この規格が取り扱う老化防止剤は,

表 A.1 に示す 31 種類とする。表 A.1 には,各老化防止剤の名称,略

語,CAS 登録番号,GC で検出される化合物,質量スペクトルに特有な質量電荷比(m/z)及び GC 保持指

標を示す。

表 A.1−この規格が規定する老化防止剤 

番号

名称

a)

略語

a)

 CAS

登録番号

ピーク

番号

b)

GC で検出される化合物

特有な

質量電荷比

m/z

GC

保持
指標

B1 2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒ

ドロキノリンの重合物

TMQ 26780-96-1 B1-1

2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒ
ドロキノリン

158 173

1

470

B1-2 2 量体 158

331

2

720

B1-3 3 量体 174

519

3

820

B2 6-エトキシ -1,2-ジヒドロ

-2,2,4-トリメチルキノリン

ETMQ 91-53-2  B2-1 6-エトキシ -1,2-ジヒドロ

-2,2,4-トリメチルキノリン

202 217

1

760

B3

アセトンとジフェニルア

ミンの縮合物

ADPA 68412-48-6 B3-1 ジフェニルアミン 169

1

640

B3-2

イソプロピルジフェニル
アミン

196 211

1

910

B3-3 9,9'-ジメチルアクリダン 194 209

1

960

B3-4

構造不明 236

251

2

180

B4

ジフェニルアミン,アニリ
ン,アセトンの反応物

− B4-1

ジフェニルアミン 169

1

640

B4-2 9,9'-ジメチルアクリダン 194 209

1

960

B4-3

構造不明 331

348

2

720

B4-4

構造不明 363

378

3

740

B5

N-フェニル-α-ナフチルア
ミン

PAN 90-30-2

B5-1

N-フェニル-α-ナフチルア
ミン

219 2

200

B6

アルキル化ジフェニルア

ミン

− B6-1

ジフェニルアミン 169

1

640

B6-2 4,4'-ジブチルジフェニル

アミン

210 281

2

330

B6-3 4,4'-ジオクチルジフェニ

ルアミン

322 393

3

000

B7

オクチル化ジフェニルア
ミン

ODPA 101-67-7 B7-1 4,4'-ジオクチルジフェニ

ルアミン

322 393

3

000

B8 4,4'-ビス(α,α-ジメチルベ

ンジル)ジフェニルアミン

DCD 10081-67-1 B8-1

4,4'-ビス(α,α-ジメチルベ
ンジル)ジフェニルアミン

390 405

3

660

B9

p-(p-トルエンスルホニル
アミド)ジフェニルアミン

− 100-93-6

B9-1

N-フェニル-p-フェニレン
ジアミン

184 1

990

B9-2

p-(p-トルエンスルホニル
アミド)ジフェニルアミン

183 338

3

340

B10  N,N'-ジ-2-ナフチル-p-フェ

ニレンジアミン

DNPD 93-46-9 B10-1

N,N'-ジ-2-ナフチル-p-フェ
ニレンジアミン

360 4

120

B11  N,N'-ジフェニル-p-フェニ

レンジアミン

DPPD 74-31-7 B11-1

N,N'-ジフェニル-p-フェニ
レンジアミン

260 2

740


7

K 6241

:2012

表 A.1−この規格が規定する老化防止剤(続き) 

番号

名称

a)

略語

a)

 CAS

登録番号

ピーク

番号

b)

GC で検出される化合物

特有な

質量電荷比

m/z

GC

保持

指標

B12  N-イソプロピル-N'-フェニ

ル-p-フェニレンジアミン

IPPD 101-72-4

B12-1

N-イソプロピル-N'-フェニ
ル-p-フェニレンジアミン

211 226

2

150

B13  N-1,3-ジメチルブチル-N'-

フェニル-p-フェニレンジ

アミン

6PPD 793-24-8

B13-1

N-1,3-ジメチルブチル-N'-
フェニル-p-フェニレンジ

アミン

211 268

2

390

B14  N-(1-メチルへプチル)-N'-

フェニル-p-フェニレンジ
アミン

− 15233-47-3 B14-1

N-(1-メチルへプチル)-N'-
フェニル-p-フェニレンジ
アミン

211 296

2

660

B15  ジアリール-p-フェニレン

ジアミン混合物

− 68953-84-4 B15-1

N,N'-ジフェニル-p-フェニ
レンジアミン

260 2

730

B15-2

N,N'-ジメチルフェニル-p-
フェニレンジアミン

288 2

810

B15-3

N,N'-ジメチルフェニル-p-
フェニレンジアミン(異性
体)

288 2

880

B16 2,6-ジ -tert-ブチ ル -4-メチ

ルフェノール

BHT 128-37-0

B16-1

2,6-ジ -tert-ブチ ル -4-メチ
ルフェノール

205 220

1

530

B17 2,6-ジ -tert-ブチ ル -4-エチ

ルフェノール

− 4130-42-1

B17-1

2,6-ジ -tert-ブチ ル -4-エチ
ルフェノール

219 234

2

660

B18  スチレン化フェノール SPH  61788-44-1 B18-1

α-メチルベンジルフェノ
ール

183 198

1

740

B18-2

ジ-α-メチルベンジルフェ

ノール

287 302

2

530

B18-3

トリ-α-メチルベンジルフ

ェノール

391 406

3

080

B19  プロピオン酸 n-オクタデ

シ ル -3- ( 4- ヒ ド ロ キ シ
-3',5'-ジ-tert-ブチルフェニ
ル)

− 2082-79-3

B19-1

プロピオン酸 n-オクタデ

シ ル -3- ( 4- ヒ ド ロ キ シ
-3',5'-ジ-tert-ブチルフェニ
ル)

515 530

3

630

B20  アクリル酸 2-tert-ブチル

-6-(3-tert-ブチル-2-ヒドロ
キシ-5-メチルベンジル)
-4-メチルフェニル

− 61167-58-6 B20-1

アクリル酸 2-tert-ブチル
-6-(3-tert-ブチル-2-ヒドロ
キシ-5-メチルベンジル)-4-

メチルフェニル

361 394

2

610

B21 2,2'-メチレンビス(4-エチ

ル -6-tert-ブ チ ル フ ェノ ー
ル)

MBETB

88-24-4 B21-1

2,2'-メチレンビス(4-エチ
ル -6-tert-ブ チ ル フ ェノ ー
ル)

191 368

2

550

B22 2,2'-メチレンビス(4-メチ

ル -6-tert-ブ チ ル フ ェノ ー
ル)

MBMTB  119-47-1 B22-2

2,2'-メチレンビス(4-メチ
ル -6-tert-ブ チ ル フ ェノ ー
ル)

177 340

2

460

B23 4,4'-ブチリデンビス(3-メ

チ ル -6-tert-ブ チ ル フェ ノ

ール)

BBMTBP  85-60-9 B23-1

4,4'-ブチリデンビス(3-メ
チ ル -6-tert-ブ チ ル フェ ノ

ール)

339 382

2

740

B24 4,4'- チ オ ビ ス ( 3-メ チ ル

-6-tert-ブチルフェノール)

TBMTBP  96-69-5 B24-1

4,4'- チ オ ビ ス ( 3-メ チ ル
-6-tert-ブチルフェノール)

343 358

2

820


8

K 6241

:2012

表 A.1−この規格が規定する老化防止剤(続き) 

番号

名称

a)

略語

a)

 CAS

登録番号

ピーク

番号

b)

GC で検出される化合物

特有な

質量電荷比

m/z

GC

保持

指標

B25  p-クレゾールとジシクロ

ペンタジエンのブチル化

反応物

− 68610-51-5 B25-1

2,2'-シクロペンタジエン-
ビス(4-メチル-6-tert-ブチ

ルフェノール)

445 460

3 750

B26 2,2'-メチレン-ビス[3-メチ

ル-6-(1-メチルシクロヘキ
シル)フェノール]

o-MBp1 
(1C)

77-62-3 B26-1

2,2'-メチレン-ビス[3-メチ
ル-6-(1-メチルシクロヘキ
シル)フェノール]

217 420

3 330

B27 2,5-ジ-tert-ブチルヒドロキ

ノン

DBHQ 88-58-4  B27-1

構造不明 205

220

1 480

B27-2

2,5-ジ-tert-ブチルヒドロキ
ノン

207 222

1 810

B28 2,5-ジ-tert-アミルヒドロキ

ノン

DAHQ 79-74-3  B28-1

2,5- ジ -tert-アミ ル -p-ベン
ゾキノン

177 248

1 680

B28-1

2,5-ジ-tert-アミルヒドロキ
ノン

221 250

1 980

B29  トリブチルチオ尿素

− 2422-88-0

B29-1

ジ-n-ブチルアミン 86

129

960

B29-2

ブチルイソシアネート 72

115

1 000

B30  チオジプロピオン酸ジラ

ウリル

DLTDP 123-28-4 B30-1

チオジプロピオン酸ジラ
ウリル

329 514

3 630

B31  ブチルヒドロキシアニソ

ール

BHA 25013-16-5 B31-1

3-tert- ブ チ ル -4- ヒ ド ロ キ
シアニソール

165 180

1 500

a)

  名称及び略語の表記方法は参考文献を参照する。

b)

  附属書 の図中のピーク番号。


9

K 6241

:2012

附属書 B

(参考)

クロマトグラム及び質量スペクトル

この規格が規定する老化防止剤のクロマトグラム及び質量スペクトルは,

図 B.1∼図 B.31 による。

注記  図 B.1∼図 B.31 を測定した条件を a)c)  に参考として示す。

a)

加熱脱着装置:PY-2020iD(フロンティア・ラボ社製)

−  加熱脱着温度:350  ℃

b) GC/MS

装置:Agilent 6890(アジレント社製)及び Agilent 5973(アジレント社製)

−  キャリヤーガス流量:1.0 mL/分

−  スプリット比:1/300

−  注入口温度:320  ℃

−  カラム槽温度プログラム:初期温度 40  ℃から 320  ℃まで 20  ℃/分で昇温した後,320  ℃

で 10 分間保持する。

−  インターフェース温度:300  ℃

−  イオン化法:電子イオン化(EI)法

−  イオン源温度:250  ℃

−  加速電圧:70 eV

−  質量電荷比(m/z)走査範囲:29∼600

c)

カラム:Ultra ALLOY-5(フロンティア・ラボ社製)

−  長さ:30 m

−  内径:0.25 mm

−  固定相液体:5 %ジフェニル-95 %ジメチルポリシロキサン

−  膜厚:0.25 μm


10

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22  保持時間(分)

a)

  2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリンの重合物のクロマトグラム 

40  80  120 160 200

m/z

100  200  300  400

m/z

b)

  ピーク B1-1 の質量スペクトル c)  ピーク B1-2 の質量スペクトル 

100 200 300 400 500

m/z

d)

  ピーク B1-3 の質量スペクトル 

図 B.12,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリンの重合物 

B1-1

B1-2

B1-3

174

519

331

158

173

158

強度

強度

強度

強度


11

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリンのクロマトグラム 

20  40  60  80  100 120 140 160 180 200 220 240

m/z

b)

  ピーク B2-1 の質量スペクトル 

図 B.26-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリン 

202

217

B2-1

強度

強度


12

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  アセトンとジフェニルアミンの縮合物のクロマトグラム 

50

100

150

200

m/z

40  80  120 160 200 240  m/z

b)

  ピーク B3-1 の質量スペクトル c)  ピーク B3-2 の質量スペクトル 

 40

80

120

160

200

240

m/z

100  200  300

m/z

d)

  ピーク B3-3 の質量スペクトル e)  ピーク B3-4 の質量スペクトル 

図 B.3−アセトンとジフェニルアミンの縮合物 

B3-1

B3-2

B3-3

B3-4

169

196

211

194

209

236

251

強度

強度

強度

強度

強度


13

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22  保持時間(分)

a)

  ジフェニルアミン,アニリン,アセトンの反応物のクロマトグラム 

 50

100

150

m/z

40

80

120

160

200

m/z

b)

  ピーク B4-1 の質量スペクトル c)  ピーク B4-2 の質量スペクトル 

 100

200

300

400

m/z

 100

200

300

400

m/z

d)

  ピーク B4-3 の質量スペクトル e)  ピーク B4-4 の質量スペクトル 

図 B.4−ジフェニルアミン,アニリン,アセトンの反応物 

B4-3

B4-4

B4-1

B4-2

169

194

209

331

348

363

378

強度

強度

強度

強度

強度


14

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22

保持時間(分)

a)

  N-フェニル-α-ナフチルアミンのクロマトグラム 

20  40  60  80  100 120 140 160 180 200 220 240

m/z

b)

  ピーク B5-1 の質量スペクトル 

図 B.5N-フェニル-α-ナフチルアミン 

B5-1

219

強度

強度


15

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24

保持時間(分)

a)

  アルキル化ジフェニルアミンのクロマトグラム 

20 40 60 80 100

120

140

160

180 m/z

40  80  120 160 200 240 280 m/z

b)

  ピーク B6-1 の質量スペクトル c)  ピーク B6-2 の質量スペクトル 

 100

200

300

400

m/z

d)

  ピーク B6-3 の質量スペクトル 

図 B.6−アルキル化ジフェニルアミン 

B6-1

B6-2

B6-3

169

210

281

322

393

強度

強度

強度

強度


16

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  オクチル化ジフェニルアミンのクロマトグラム 

40  80  120 160 200 240 280 320 360 400

m/z

b)

  ピーク B7-1 の質量スペクトル 

図 B.7−オクチル化ジフェニルアミン 

B7-1

322

393

強度

強度


17

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  4,4'-ビス(α,α-ジメチルベンジル)ジフェニルアミンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260 300 340 380 420

m/z

b)

  ピーク B8-1 の質量スペクトル 

図 B.84,4'-ビス(α,α-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン 

B8-1

390

405

強度

強度


18

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  p-p-トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミンのクロマトグラム 

40

80

120  160  200  240 m/z

40  80  120 160 200 240 280 320 360 m/z

b)

  ピーク B9-1 の質量スペクトル c)  ピーク B9-2 の質量スペクトル 

図 B.9p-p-トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン 

B9-1

B9-2

184

183

338

強度

強度

強度


19

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  N,N'--2-ナフチル-p-フェニレンジアミンのクロマトグラム 

40  80  120 160 200 240 280 320 360 m/z

b)

  ピーク B10-1 の質量スペクトル 

図 B.10N,N'--2-ナフチル-p-フェニレンジアミン 

B10-1

360

強度

強度


20

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  N,N'-ジフェニル-p-フェニレンジアミンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260

m/z

b)

  ピーク B11-1 の質量スペクトル 

図 B.11N,N'-ジフェニル-p-フェニレンジアミン 

B11-1

260

強度

強度


21

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  N-イソプロピル-N'-フェニル-p-フェニレンジアミンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220

m/z

b)

  ピーク B12-1 の質量スペクトル 

図 B.12N-イソプロピル-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン 

B12-1

211

226

強度

強度


22

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  N-1,3-ジメチルブチル-N'-フェニル-p-フェニレンジアミンのクロマトグラム 

 40

80

120

160

200

240

280

m/z

b)

  ピーク B13-1 の質量スペクトル 

図 B.13N-1,3-ジメチルブチル-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン 

B13-1

211

268

強度

強度


23

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  N-1-メチルヘプチル)-N'-フェニル-p-フェニレンジアミンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260 300

m/z

b)

  ピーク B14-1 の質量スペクトル 

図 B.14N-1-メチルヘプチル)-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン 

B14-1

211

296

強度

強度


24

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24

保持時間(分)

a)

  ジアリール-p-フェニレンジアミン混合物のクロマトグラム 

20  60  100  140  180  220  260 m/z

20  60  100 140 180 220  260 300 m/z

b)

  ピーク B15-1 の質量スペクトル c)  ピーク B15-2 の質量スペクトル 

20  60  100 140 180 220 260 300 m/z

d)

  ピーク B15-3 の質量スペクトル 

図 B.15−ジアリール-p-フェニレンジアミン混合物 

B15-2

B15-1

B15-3

260

288

288

強度

強度

強度

強度


25

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24

保持時間(分)

a)

  2,6--tert-ブチル-4-メチルフェノールのクロマトグラム 

20  40  60  80  100 120 140 160 180 200 220 m/z

b)

  ピーク B16-1 の質量スペクトル 

図 B.162,6--tert-ブチル-4-メチルフェノール 

B16-1

205

220

強度

強度


26

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,6--tert-ブチル-4-エチルフェノールのクロマトグラム 

20 40 60 80 100 120

140 160 180

200

220 240

m/z

b)

  ピーク B17-1 の質量スペクトル 

図 B.172,6--tert-ブチル-4-エチルフェノール 

B17-1

219

234

強度

強度


27

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  スチレン化フェノールのクロマトグラム 

 40

80

120

160

200

m/z

  60

120

180

240

300

m/z

b)

  ピーク B18-1 の質量スペクトル c)  ピーク B18-2 の質量スペクトル 

 100

200

300

400

m/z

d)

  ピーク B18-3 の質量スペクトル 

図 B.18−スチレン化フェノール 

B18-1

B18-3

B18-2

183

198

287

302

391

406

強度

強度

強度

強度


28

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  プロピオン酸 n-オクタデシル-3-4-ヒドロキシ-3',5'--tert-ブチルフェニル)のクロマトグラム 

50  100 150 200 250 300 350 400 450 500 550

m/z

b)

  ピーク B19-1 の質量スペクトル 

図 B.19−プロピオン酸 n-オクタデシル-3-4-ヒドロキシ-3',5'--tert-ブチルフェニル) 

B19-1

530

515

強度

強度


29

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  アクリル酸 2-tert-ブチル-6-3-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メチルベンジル)-4-メチルフェニルのクロマトグラム

40  80  120 160 200 240 280 320 360 400  m/z

b)

  ピーク B20-1 の質量スペクトル 

図 B.20−アクリル酸 2-tert-ブチル-6-3-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メチルベンジル)-4-メチルフェニル 

B20-1

361

394

強度

強度


30

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,2'-メチレンビス(4-エチル-6-tert-ブチルフェノール)のクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260  300 340 380

m/z

b)

  ピーク B21-1 の質量スペクトル 

図 B.212,2'-メチレンビス(4-エチル-6-tert-ブチルフェノール) 

B21-1

191

368

強度

強度


31

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,2'-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)のクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260 300 340

m/z

b)

  ピーク B22-1 の質量スペクトル 

図 B.222,2'-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール) 

B22-1

177

340

強度

強度


32

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  4,4'-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール)のクロマトグラム 

 20

60

100

140

180

220

260

300

340

380

m/z

b)

  ピーク B23-1 の質量スペクトル 

図 B.234,4'-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール) 

B23-1

339

382

強度

強度


33

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  4,4'-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール)のクロマトグラム 

40  80  120 160 200 240 280 320 360

m/z

b)

  ピーク B24-1 の質量スペクトル 

図 B.244,4'-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール) 

B24-1

358

343

強度

強度


34

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  p-クレゾールとジシクロペンタジエンのブチル化反応物のクロマトグラム 

50  100 150 200 250 300 350 400 450

m/z

b)

  ピーク B25-1 の質量スペクトル 

図 B.25p-クレゾールとジシクロペンタジエンのブチル化反応物 

460

445

B25-1

強度

強度


35

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,2'-メチレン-ビス[3-メチル-6-1-メチルシクロヘキシル)フェノール]のクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260 300 340 380 420

m/z

b)

  ピーク B26-1 の質量スペクトル 

図 B.262,2'-メチレン-ビス[3-メチル-6-1-メチルシクロヘキシル)フェノール] 

217

420

B26-1

強度

強度


36

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,5--tert-ブチルヒドロキノンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220  m/z

  20

60  100  140  180  220

m/z

b)

  ピーク B27-1 の質量スペクトル c)  ピーク B27-2 の質量スペクトル 

図 B.272,5--tert-ブチルヒドロキノン 

205

220

207

222

B27-2

B27-1

強度

強度

強度


37

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  2,5--tert-アミルヒドロキノンのクロマトグラム 

20  60  100 140 180 220 260

m/z

  20  60  100  140  180  220

m/z

b)

  ピーク B28-1 の質量スペクトル c)  ピーク B28-2 の質量スペクトル 

図 B.282,5--tert-アミルヒドロキノン 

177

248

221

250

B28-2

B28-1

強度

強度

強度


38

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  トリブチルチオ尿素のクロマトグラム 

 20

40

60

80

100

120

m/z

  20

40

60

80

100

120

m/z

b)

  ピーク B29-1 の質量スペクトル c)  ピーク B29-2 の質量スペクトル 

図 B.29−トリブチルチオ尿素 

86

129

115

72

B29-2

B29-1

強度

強度

強度


39

K 6241

:2012

2  4  6  8  10 12 14 16 18 20 22 24 保持時間(分)

a)

  チオジプロピオン酸ジラウリルのクロマトグラム 

100 200 300 400 500

m/z

b)

  ピーク B30-1 の質量スペクトル 

図 B.30−チオジプロピオン酸ジラウリル 

329

514

B30-1

強度

強度


40

K 6241

:2012

4  5  6  7  8  9  10 11  12 13 14 15 16 17 保持時間(分)

a)

  ブチルヒドロキシアニソールのクロマトグラム 

50  100 150 200 250 300 350 400 450

m/z

b)

  ピーク B31-1 の質量スペクトル 

図 B.31−ブチルヒドロキシアニソール 

165

180

B31-1

強度

強度


41

K 6241

:2012

附属書 C

(規定)

GC

保持指標の求め方

C.1 

一般事項 

JIS K 0214

の用語番号 323 に規定する GC 保持指標は,次の手順によって求める。

GC 保持指標は,同じ種類のカラム固定相液体を用いる限り,測定条件(カラム槽温度条件及びキャリ

ヤーガスの流量)を変えても大きく影響されないため,老化防止剤を解析する場合は,保持時間を用いる

よりも正確である。

C.2 

試薬 

GC 保持指標の測定に用いる試薬及びキャリヤーガスは,次による。

C.2.1

n-アルカン  n-アルカンは,炭素数 10∼42 の n-アルカン(分析用)を用いる。

C.2.2

シクロヘキサン  シクロヘキサンは,JIS K 8464 に規定するものを用いる。

C.2.3

キャリヤーガス  キャリヤーガスは,ヘリウムガスを用いる。

C.3 

装置 

C.3.1 GC/MS

装置

GC/MS 装置は,4.2.24.2.4 による。

C.4 

手順 

GC 保持指標を求める手順は,次による。

C.4.1

炭素数 10∼42 の n-アルカンを,それぞれの濃度が 0.05∼0.1 容部(質量/体積 g/L)になるようは

かりとり,一つの容器にまとめてシクロヘキサンを加える。

C.4.2 1

μL を GC/MS 装置に注入して測定を開始する。

C.4.3

得られたクロマトグラムから,各 n-アルカンを帰属する。それぞれの n-アルカンの炭素数に 100

を乗じた GC 保持指標を割り付ける。例えば,デカン(C

10

H

22

)の GC 保持指標は,1 000(10×100)

,ト

リコサン(C

23

H

48

)の GC 保持指標は,2 300(23×100)となる。

C.4.4

目的とする老化防止剤の直前に溶出する n-アルカンのピークと老化防止剤の直後に溶出する n-ア

ルカンのピークとの保持時間差を求め,これを d

1

とする(

図 C.1)。

C.4.5

目的とする老化防止剤のピークと老化防止剤の直前に溶出する n-アルカンのピークとの保持時間

差を求め d

2

とする(

図 C.2)。

C.4.6

老化防止剤の GC 保持指標(RI)は,次の式によって算出する。

100

1

2

×





+

=

d

d

C

RI

n

ここに,

C

n

目的とする老化防止剤の直前に溶出する n-アルカンのピーク
の GC 保持指標

d

1

目的とする老化防止剤の直前に溶出する n-アルカンのピーク
と老化防止剤の直後に溶出する n-アルカンのピークとの保持
時間差


42

K 6241

:2012

d

2

目的とする老化防止剤のピークと老化防止剤の直前に溶出す
る n-アルカンのピークとの保持時間差

C.5 GC

保持指標の計算例 

N-1.3-ジメチルブチル-N-フェニル-p-フェニレンジアミン(6PPD)を例に,C.4.6 に示す式から GC 保持

指標を求める方法を次に示す。

6PPD(保持時間 12.68 分)は,トリコサン(C

23

H

48

,保持時間 12.30 分)とテトラコサン(C

24

H

50

,保持

時間 12.72 分)との間に溶出するため,

図 C.1 から d

1

は,0.42(12.72-12.30)

図 C.1 及び図 C.2 から d

2

0.38(12.68-12.30)となる。これに C

n

(トリコサンの GC 保持指標:2 300)を加えて計算し,6PPD の GC

保持指標 2 390 を得る。

図 C.1−トリコサン及びテトラコサンのクロマトグラム 

図 C.26PPD のクロマトグラム 

参考文献  JIS K 6220-3  ゴム用配合剤−試験方法−第 3 部:老化防止剤

ISO 6472

,Rubber compounding ingredients−Symbols and abbreviated terms

6PPD

10.0

10.5

11.0

11.5

12.0

12.5

13.0

13.5

14.0

14.5

12.68

保持時間(分)

強度

12.2

12.3

12.4

12.5

12.6

12.7

12.8

12.30

12.72

トリコサン

テトラコサン

保持時間(分)

強度


43

K 6241

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS K 6241:2012

  ゴム−ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS 法)によ

る老化防止剤の同定

ISO 10638:2010

  Rubber−Identification of antidegradants by gas chromatography/mass

spectrometry 

(I)JIS の規定

(II)

国際
規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

3  原理

  3

JIS

とほぼ同じ

変更

試料片から老化防止剤を回収
する方法をより詳しく説明し

た。

技術的な差異はない。

4  加熱脱着
GC/MS 法

4.1.1

トラップ冷媒

削除

トラップ冷媒を削除した。

使用実態がないため削除した。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.2  装置及び器具

追加

装置の概略図を追加した。

装置構成を分かりやすくした。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.2.1  加熱脱着装置

4.2.1

JIS

とほぼ同じ

変更

加熱可能な温度の上限を変更
した。

附属書 B 測定条件と同じ温度に変更した。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.2.2

トラップ装置

削除

トラップ装置を削除した。

使用実態がないため削除した。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.2.2  ガ ス ク ロ マ ト
グ ラ フ , 4.2.3  カ ラ
ム,4.2.4  質量分析計

 4.2.3  JIS とほぼ同じ

変更 4.2.2,4.2.3,4.2.4 に分割した。 項番号を分け,分かりやすくした。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.2.3.1

GC 条件

削除

オーブン温度プログラムを削
除した。

4.4.1 に手順の項を追加し,そこに移した。 
ISO

定期見直し時に提案する。

4.2.5  質 量 分 析 計 の
装置校正

追加

質量分析計の装置校正の項を

追加した。

装置校正は正確な定性を行うために必要。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.3.2  原料ゴム

4.3.2 採取方法

変更

原料ゴムに限定した。

未加硫配合ゴム及び加硫配合ゴムの採取

方法を 4.3.3 に移した。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.3.3  未 加 硫 配 合 ゴ
ム及び加硫配合ゴム

追加

未加硫配合ゴム及び加硫配合

ゴムの採取方法を追加した。

具体的に採取方法を記載した。

ISO

定期見直し時に提案する。

43

K 6241


20
12


44

K 6241

:2012

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

4  加熱脱着
GC/MS 法 
(続き)

4.4.1

追加

手順に試験条件を追加した。

試験条件の記載がないため。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.4.2

4.4.1

JIS

とほぼ同じ

変更

項番号を変更した。採取する

試料質量を変更した。

試験実態に合わせた。

ISO

定期見直し時に提案する。

4.4.3,4.4.4

4.4.2

JIS

とほぼ同じ

変更

項を分割した。

項番号を分け,分かりやすくした。

ISO

定期見直し時に提案する。

5  溶剤抽出
GC/MS 法

5.1.1  抽出溶剤

5.1.1 JIS とほぼ同じ

追加

JIS

を引用した。

技術的な差異はない。

5.2.2 GC/MS 装置   5.2.2  JIS とほぼ同じ

追加

装置の概略図を追加した。

装置構成を分かりやすくした。

ISO

定期見直し時に提案する。

5.2.3  質 量 分 析 計 の
装置校正

追加

質量分析計の装置校正の項を

追加した。

装置校正は正確な定性を行うために必要。

ISO

定期見直し時に提案する。

5.4.1

追加

手順に試験条件を追加した。

試験条件の記載がないため。

ISO

定期見直し時に提案する。

5.4.2

5.4.1

JIS

とほぼ同じ

変更

項番号を変更した。

技術的な差異はない。

5.4.3

5.4.2

JIS

とほぼ同じ

変更

項番号を変更した。

技術的な差異はない。

5.4.2

note

削除 note を削除した。

一般的事項であり,記載不要。

ISO

定期見直し時に提案する。

5.4.4

追加

手順を追加した。

より詳細に説明した。

ISO

定期見直し時に提案する。

6 GC 保持指標の求め

削除

他の箇条の記載内容と重複す
るため,箇条 6 を削除した。

技術的な差異はない。

6  解析 6.1

解 析 の手 順及び

6.2  解析の注意点

 7

JIS

とほぼ同じ

変更 6.1(解析の手順)及び 6.2(解

析の注意点)に分割した。

細分箇条に分け,分かりやすくした。

6.1  解析の手順

追加

解析の手順を記載した。

手順を追加した。

ISO

定期見直し時に提案する。

附属書 A 
(規定)

B21∼B24 の略語   B21∼B24

の略語

JIS

とほぼ同じ

変更

略語を変更した。

JIS K 6220-3

記載の略語を採用した。

技術的な差異はない。

44

K 6241


20
12


45

K 6241

:2012

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

附属書 B

(参考)

b)

トラップ装置

削除

トラップ装置を削除した。

使用実態がないため削除した。

ISO

定期見直し時に提案する。

附属書 C

(規定)

C.2.2  シ ク ロ ヘ キ サ

 C.2.2 JIS とほぼ同じ

追加

引用 JIS を記載した。

技術的な差異はない。

C.4.1

C.4.1

JIS

とほぼ同じ

追加

n-アルカンの採取方法を分か
りやすくした。

技術的な差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 10638:2010,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

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