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K 6219-3

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会(JRMA)/財団法人日本規格

協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の

審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって JIS K 6219:1997 は廃止され,JIS 

K 6219-1

JIS K 6219-2JIS K 6219-3 及び JIS K 6219-4 に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 6219

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 6219-1

第 1 部:微粉量の求め方

JIS K 6219-2

第 2 部:かさ密度の求め方

JIS K 6219-3

第 3 部:造粒粒子の硬さの求め方

JIS K 6219-4

第 4 部:造粒粒子の大きさの分布の求め方


K 6219-3

:2005

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  試験方法の原理 

1

4.

  器具及び装置 

1

4.1

  硬さ測定装置 

1

4.2

  機械式振とう機

2

4.3

  ふるい

2

4.4

  受け皿

2

4.5

  ふた

2

4.6

  リッフルサンプラー

2

4.7

  浅い容器 

2

5.

  法(造粒粒子の径 1.0 mm のものを用いる場合)

2

5.1

  試料の調製 

2

5.2

  試験方法の手順

2

5.3

  試験結果のまとめ方

2

6.

  法(造粒粒子の径 1.41.7 mm のものを用いる場合)

3

6.1

  試料の調製 

3

6.2

  試験方法の手順

3

6.3

  試験結果のまとめ方

3

7.

  記録

3


日本工業規格

JIS

 K

6219-3

:2005

ゴム用カ−ボンブラック―造粒粒子の特性―

第 3 部:造粒粒子の硬さの求め方

Carbon black for rubber industry

Characteristics of pelletized carbon

black

Part 3:Determination of individual pellet crushing strength

序文  この規格は,1997 年に制定された JIS K 6219(ゴム用カーボンブラックの造粒物の性質の試験方法)

から,

“造粒粒子の硬さの求め方”を独立させて制定した日本工業規格である。

警告  この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使用に

関連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各

自の責任において安全及び健康に対する適切な措置を取らなければならない。

1. 

適用範囲  この規格は,ゴム工業で原材料の配合剤として用いられるゴム用カーボンブラック(以下,

カーボンブラックという。

)の造粒粒子の特性のうち,造粒粒子の硬さの求め方について規定する。この試

験は,造粒カーボンブラックの個々の造粒粒子の硬さを測定するために行うものである。次の 2 種類の試

験方法のいずれかによる。

−  A 法(造粒粒子の径 1.0 mm のものを用いる場合)

−  B 法(造粒粒子の径 1.4∼1.7 mm のものを用いる場合)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6216-1

  ゴム用カーボンブラック―共通事項―第 1 部:試料採取方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

ISO 565:1990, Test sieves

―Metal wire cloth,perforated metal plate and electroformed sheet―Nominal sizes

of openings

3.

試験方法の原理  造粒されたカーボンブラックの試料を,規定の標準網ふるいで一定の大きさの造粒

粒子にふるい分ける。ふるい分けた個々の造粒粒子に力を加え,破壊したときの力を測定する。

4.

器具及び装置

4.1

硬さ測定装置  硬さ測定装置は,次による。


2

K 6219-3

:2005

(2)

a) 

水平に保たれた 2 枚の平行板(加圧板及びベ−ス板)をもつもの。測定中に造粒粒子の状態を確認で

きるように,上部側の加圧板は,透明のものが望ましい。

b) 

加える力を一定の速度で調節でき,造粒粒子が破壊するときの力を測定できるもの。

c) 

一連の試験を通じて,1 秒間当たり 5∼25 cN の一定の速度で,加える力が調節可能なもの。

d) 

この力を 1 cN の精度で測定できる手段を備えたもの。

e) 

測定直前に造粒粒子が転がったり動いたりすることがないように,確実に固定されたベース板及び加

圧器具を備えているもの。

備考1. 200

g

の目盛を備えた正確で簡単な平皿天びんが測定機器として使用できる。力を加える装置

を天びんの上に設置する。

2.

ペレットハードネステスターとして市販されている,試料の供給及び硬さ測定を自動化した

装置を用いてもよい。

4.2 

機械式振とう機

4.3 

ふるい  ISO 565 の 5.に適合する目開き 1.0 mm,1.4 mm 及び 1.7 mm のもの。

4.4 

受け皿

4.5 

ふた

4.6 

リッフルサンプラー      

4.7

浅い容器

5.

A

法(造粒粒子の径 1.0 mm のものを用いる場合)

5.1 

試料の調製  試料の調製は,次による。

a)  JIS K 6216-1

の 6.(試料の調製及び保管)に従って,十分な量の試料をリッフルサンプラー(4.6)に通

して約 100 g の試料を採取する。

b)

試料を目開き 1.0 mm のふるい(4.3)で軽くふるう。ふるいを軽くたたいて網目に詰まったものを落とし,

約 50 個の造粒粒子を採取する。

c)

採取した造粒粒子の中からなるべく球形に近い造粒粒子を 20∼30 個選び,測定に用いる。

5.2 

試験方法の手順  試験方法の手順は,次による。

a)  1

個の造粒粒子を選び,軟らかいブラシを用いて硬さ測定装置(4.1)の圧力板の下にあるベース板ので

きるだけ中央に置く。

b) 

注意しながら加圧板を造粒粒子に接触させる。初期の接触の衝撃で破壊することがあるので,軟らか

い造粒粒子を試験する場合は,特に注意が必要である。

c) 

造粒粒子が破壊するまで,1 秒間当たり,5∼25 cN(望ましくは 15 cN)の一定速度で力を加える。造粒

粒子が破壊したときの力を記録する。

d) 

ベース板及び加圧板を掃除する。

e) a)

から d)の操作を繰り返し,20 個の造粒粒子を試験する。

f) 

造粒粒子の硬さが記録できないような不明りょうな破壊をした場合には,その測定値を除き,明らか

な壊れ方をした造粒粒子 20 個の測定値を求める。

g) 

初めに選んだ造粒粒子で不足する場合は,5.1 に従って,新たに試料を採取する。

5.3

試験結果のまとめ方  試験結果のまとめ方は,次による。

a)  20

個の平均値を造粒粒子の硬さ P (cN)  とし,JIS Z 8401 に従って小数点以下 1 けたに丸める。

b) 

必要ならば,その他の値(例えば,最高値 5 個の平均値)も算出し,同様に数値を丸めて報告する。


3

K 6219-3

:2005

(3)

6.

B

法(造粒粒子の径 1.41.7 mm のものを用いる場合)

6.1 

試料の調製  試料の調製は,次による。

a)  JIS K 6216-1

の 6.(試料の調製及び保管)に従って,十分な量の試料をリッフルサンプラー(4.6)に通

して約 100 g の試料を採取する。

b) 

ふるい(4.3)は,目開き 1.4 mm 及び 1.7 mm を使用し,受け皿(4.4)の上に,1.4 mm のふるい,1.7 mm

のふるいの順序で,標準網ふるいを下から上に積み重ね,機械式振とう機(4.2)に移す。

目開き 1.7 mm のふるいに試料を移し,ふた(4.5)をして積み重ねた標準網ふるいを造粒粒子が破壊し

ないような最小の力で 60

10

0

+

秒間振とうする。ハンマータイプ構造の振とう機を用いる場合は,ハン

マーを使用しない。

c) 

1.4 mm

のふるい上の造粒粒子を約 45 個取り出し,浅い容器(4.7)の一方の端に入れる。この容器を少

し傾けて静かに振り,反対の端へ転がし,より球形に近い造粒粒子を採る。

d)

得られた約 25 個の造粒粒子を,測定に用いる。

6.2

試験方法の手順  試験方法の手順は,次による。

a)  1

個の造粒粒子を選び,軟らかいブラシを用いて,硬さ測定装置(4.1)の圧力板の下にあるベース板の

できるだけ中央に置く。

b) 

注意しながら加圧板を造粒粒子に接触させる。初期の接触の衝撃で破壊することがあるので,軟らか

い造粒粒子を試験する場合は,特に注意が必要である。

c) 

造粒粒子が破壊するまで,1 秒間当たり,5∼25 cN(望ましくは 15 cN)の一定速度で力を加える。造粒

粒子が破壊したときの力を記録する。

参考  加える力の 1 秒間当たりの増加分が小さいほど,より再現性のある結果が得られる傾向にある。

d) 

ベース板及び加圧板を掃除する。

e)

a)

から d)の操作を繰り返し,20 個の造粒粒子を試験する。

6.3

試験結果のまとめ方  試験結果のまとめ方は,次による。

a)  20

個の平均値を造粒粒子の硬さ P (cN)  とし,JIS Z 8401 に従って小数点以下 1 けたに丸める。

b) 

必要ならば,その他の値(例えば,最高値 5 個の平均値)も算出し,同様に数値を丸めて報告する。

7. 

記録  試験成績には,次の事項を記録しなければならない。

a) 

適用規格番号

b) 

採用した試験方法(A 法又は B 法。

c) 

試料の履歴

d) 

用いた装置

e)

試験結果(平均値及び最大値)

関連規格  ISO/TR 8942:1998, Rubber compounding ingredients−Carbon black−Determination of individual

pellet crushing strength