>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 5981

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  形名の構成  

2

5

  種類及び等級  

2

5.1

  種類  

2

5.2

  等級  

3

6

  性能 

4

7

  構造,形状及び寸法  

6

8

  試験 

10

8.1

  一般事項  

10

8.2

  試験場所の標準状態  

10

8.3

  試験項目  

10

8.4

  試験方法  

12

9

  表示 

14

9.1

  製品の表示  

14

9.2

  包装又は添付文書の表示  

14

附属書 A(参考)光ファイバコードのプラグへの接続方法(例) 

15

附属書 B(参考)光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例)  

16

附属書 C(参考)ファンアウトの構造(例)  

17

附属書 D(参考)着脱工具の構造(例)  

18


C 5981

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人光産

業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。これによって,JIS C 5981:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

5981

:2012

F12

形多心光ファイバコネクタ(MT コネクタ)

F12 Type connectors for optical fiber ribbons (MT connectors)

序文 

この規格は,1993 年に制定され,その後 3 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2005 年に

行われたが,関連標準との整合のために今回改正した。

今後,光学互換標準の IEC 規格(IEC 61755 シリーズ)及び性能標準の IEC 規格(IEC 61753 シリーズ)

が発行され,順次対応する日本工業規格が制定される予定であるが,この規格の規定と重複するときは,

光学互換標準及び性能標準の日本工業規格を優先する。

なお,前回の改正までは対応国際規格は IEC 61754-5 であったが,対応国際規格が製品規格からかん合

標準だけを規定する性能規格に変更となったため,対応国際規格はない。

適用範囲 

この規格は,JIS C 5962 に基づき,クランプスプリング締結構造及びガイドピンで整列させるプラグ(接

栓)−アダプタ−プラグ結合方式による一般的に MT コネクタと呼ばれる F12 形多心光ファイバコネクタ

(以下,光コネクタという。

)について規定する。

なお,この規格におけるアダプタは,ガイドピン及びクランプスプリングによって構成する。

附属書 に光ファイバコードのプラグへの接続方法(例)を示す。

附属書 に着脱工具の構造(例)を示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 5961

  光ファイバコネクタ試験方法

JIS C 5962

  光ファイバコネクタ通則

JIS C 5964-5

  光ファイバコネクタかん合標準−第 5 部:MT コネクタ類(F12 形)

JIS C 6820

  光ファイバ通則

JIS C 61300-1

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 1 部:通則

JIS C 61300-2-17

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 2-17 部:低

温試験

JIS C 61300-2-18

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 2-18 部:高

温試験

JIS C 61300-2-48

  光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第 2-48 部:温

湿度サイクル試験


2

C 5981

:2012

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5962 によるほか,次による。

3.1 

クランプスプリング 

二つのプラグに押圧力を印加し,結合する締結用部品。

3.2 

ファンアウト 

多心光ファイバから個々の単心光ファイバへ変換する接続用部品。

附属書 にファンアウトの構造(例)を示す。

3.3 

マスタ光コネクタ 

光コネクタの光学特性を測定する場合に基準とする光コネクタ。

特に規定がない限り,次の条件を満たすものを使用する。

プラグ側面のマーキング位置を一致させる方向及びその逆方向で接続したときの個々の接続損失が,屈

折率整合剤を使用した場合に最大 0.2 dB 以下を示す一対のプラグのうちの一方のプラグとする。

形名の構成 

形名の構成は,JIS C 5962 の 4.(形名)の規定によるほか,その他の特殊構造を表す記号は,次による。

2  :  2 心を表す。

4  :  4 心を表す。

8  :  8 心を表す。

10  : 10 心を表す。

12  : 12 心を表す。

21  :  ガイドピンを表す。

31  :  2∼8 心プラグ用クランプスプリングを表す。

32  : 10 心及び 12 心プラグ用クランプスプリングを表す。

附属書 に光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例)を示す。

種類及び等級 

5.1 

種類 

光コネクタの種類は,

表 による。光コネクタの種類は,心数とする。


3

C 5981

:2012

表 1−光コネクタの種類 

心数

(種類)

適用光ファイバ心線の形名例

JIS C 6820 参照)

形状及び寸法

プラグ(F)

a)

ガイドピン(M−M)

a)

  クランプスプリング

2 OFC3.5-U2-SSMA-9.5/125

図 

図 

図 

 OFC3.5-U2-SGI-50/125

4 OFC3.5-U4-SSMA-9.5/125

 OFC3.5-U4-SGI-50/125

8 OFC4.5-U8-SSMA-9.5/125

 OFC4.5-U8-SGI-50/125

10 OFC4.5-U10-SSMA-9.5/125

図 2  

図 

 OFC4.5-U10-SGI-50/125

12 OFC4.5-U12-SSMA-9.5/125

 OFC4.5-U12-SGI-50/125

a)

  括弧内はフェルール整列部形状を表す。 

5.2 

等級 

光コネクタプラグ及び光コネクタの構成要素の等級は,次による。

a)

プラグの等級は,

表 による。

表 2−プラグの等級 

等級を

表す 
記号

a) 

挿入損失

dB

フェルールの寸法

mm

角度

θ(゜)

石英系シングル

モード光ファイバ

(SSMA-9.5/125)

石英系マルチ

モード光ファイバ

(SGI-50/125)

許容差

b c

c)

d)

d

d)

B 1.0 以下

b)

+0.001

0

0.700

0

0.001

 0.001

4 以下 4.600±0.003 0.5 以下

E

− 1.0 以下

b)

+0.001

0

0.700±0.001

0.003 以下

4.600±0.003 1.0 以下

X

受渡当事者間の協定による。

a)

  等級を表す記号の意味は,JIS C 5962 による。

b)

  屈折率整合剤を用いてマスタ光コネクタと接続したときの値を示す。

c)

  寸法 は,二つのガイドピン穴実測中心を結ぶ基準線上の中点を原点として X,Y 直交座標系を形成したとき,

原点から配分した各光ファイバ挿入穴中心の設定値と,実測中心との位置ずれ量を示す。

d)

  寸法 cの測定方法は,JIS C 5961 の 6.10(多心光ファイバフェルールの穴位置精度)による。


4

C 5981

:2012

b)

ガイドピンの等級は,受渡当事者間の協定による。

c)

クランプスプリングの等級は,受渡当事者間の協定による。

性能 

性能は,

表 による。ただし,等級 X については,受渡当事者間の協定による。

表 3−性能 

番号

項目

試験方法

適用条件

性能

1

かん合性

JIS C 5961

5.4 c)

(かん合性)

試験項目:かん合性

機械的に異常なく結合しなければ
ならない。

2

挿入損失

JIS C 5961

7.1

(挿入損失)

試験方法:JIS C 5961 の 7.1.4  手順

光源の種類:JIS C 5961 

附属書 表 1

石英系マルチモード光ファイバ:

A,B,C 又は D

石英系シングルモード光ファイバ:

E,F,G 又は H

ただし,マスタ光コネクタを使用。

なお,8.4 a)に規定する一括測定方法で

測定してもよい。

表 の挿入損失を満足する。

3

耐振性

JIS C 5961

8.1

(耐振性)

振動数の範囲:10∼55 Hz 
振幅(片振幅)

:0.75 mm

一軸方向当たりの試験時間:30 分

初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

4

耐衝撃性

JIS C 5961

8.2

(耐衝撃性)

ピーク加速度及び作用時間:

981 m/s

2

 (100 G)

6 ms

衝撃の回数:5 回

初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

5

繰返し動作

JIS C 5961

8.3

(繰返し動

作)

繰返し動作回数: 100 回 
初期測定の項目:挿入損失

最終測定の項目:挿入損失

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的に異常なく結合しなければ

ならない。

6

ガイドピン引抜

試験方法:8.4 b)に規定する試験方法によ

る。

ガイドピン引抜力

ガイドピン穴検査ゲージ:1.7 N 以
下 
プラグ検査ゲージ:3.4 N 以下

7

クランプスプリ
ングの押圧力

試験方法:8.4 c)に規定する試験方法によ
る。

クランプスプリングの押圧力 
:6.8∼12.8 N


5

C 5981

:2012

表 3−性能(続き) 

番号

項目

試験方法

適用条件

性能

8

結 合 部 接 続 強

度 
(軸方向)

JIS C 5961

8.6

[結合部接

続強度(軸方

向)

引張力の大きさ:6.8 N

適用光ファイバ心線:長さ 1∼2 m 
初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害

な損傷があってはならない。

9

光ファイバコー
ドクランプ強度

(軸方向への引
張り)

JIS C 5961

8.11

[光ファイバ
コードクラン
プ強度(軸方

向への引張

り)

試験方法:JIS C 5961 の 8.11 方法 2 
引張力の大きさ:5.9 N

適用光ファイバ心線:長さ 1∼2 m 
初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

10  光ファイバコー

ドクランプ強度 
(屈曲)

JIS C 5961

8.12

[光ファイバ

コードクラン
プ 強 度 ( 屈
曲)

引張力の大きさ:0.5 N 
屈曲回数:10 回 
適用光ファイバ心線:長さ 1∼2 m

初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

11  耐腐食性

(塩水噴霧)

JIS C 5961

9.1

(塩水噴霧)

試験時間:48 時間

最終測定の項目:外観

外観:著しい腐食があってはならな

い。

12  温度サイクル

JIS C 5961

9.2

(温度サイク

ル)

試験方法:JIS C 5961 の 9.2  試験 Nb

高温温度:70  ℃ 
低温温度:−40  ℃ 
各温度の放置時間:30 分

変化速度:3  ℃/分 
初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

13  耐湿性

(温湿度サイク

ル)

JIS C 

61300-2-48 

(温湿度サイ

クル試験)

初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

14  耐熱性

JIS C 

61300-2-18 

(高温試験)

試験温度:70  ℃ 
試験時間:240 時間 
初期測定の項目:挿入損失

最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。


6

C 5981

:2012

表 3−性能(続き) 

番号

項目

試験方法

適用条件

性能

15  耐寒性

JIS C 

61300-2-17 

(低温試験)

試験温度:−40  ℃

試験時間:240 時間 
初期測定の項目:挿入損失 
最終測定の項目:挿入損失及び機械的損傷

挿入損失(初期測定値)

表 の挿入損失を満足する。

挿入損失(最終測定値)

表 による。

機械的損傷

:変形,亀裂,緩みなどの有害な

損傷があってはならない。

表 4−試験後の挿入損失(プラグ) 

単位 dB

等級

a)

石英系シングルモード光ファイバ

(SSMA-9.5/125)

石英系マルチモード光ファイバ

(SGI-50/125)

B 1.2 以下

b)

E

− 1.2 以下

b)

X

受渡当事者間の協定による。

a)

  等級を表す記号の意味は,JIS C 5962 による。

b)

  屈折率整合剤を用いてマスタ光コネクタと接続したときの値を示す。

表 5−試験後の挿入損失(プラグ) 

単位 dB

等級

a)

石英系シングルモード光ファイバ

(SSMA-9.5/125)

石英系マルチモード光ファイバ

(SGI-50/125)

B 1.4 以下

b)

E

− 1.4 以下

b)

X

受渡当事者間の協定による。

a)

  等級を表す記号の意味は,JIS C 5962 による。

b)

  屈折率整合剤を用いてマスタ光コネクタと接続したときの値を示す。

構造,形状及び寸法 

光コネクタのかん合部の構造,形状及び寸法は,JIS C 5964-5 による。

JIS C 5964-5

に規定されている光コネクタのかん合部の構造,形状及び寸法も含み,JIS C 5964-5 に規定

されていない光コネクタを構成する部品の構造,形状及び寸法は,

図 1∼図 による。

フェルールの詳細寸法は,

表 による。


7

C 5981

:2012

単位:mm

注記  マーキングは,マーキングを同一方向にして接続することによって,逆接続を防止するための表示である。

a)

  研磨後プラグの寸法は,8±0.1 とする。

符号

部品名称

使用材料の例

処理の例

数量

1

フェルール部

プラスチック

− 1

2

ブーツ部

プラスチック,合成ゴムなど

− 1

図 1−光コネクタ構成部品の形状及び寸法 

心,心及び 心プラグ) 


8

C 5981

:2012

単位:mm

注記  マーキングは,マーキングを同一方向にして接続することによって,逆接続を防止するための表示である。

a)

  研磨後プラグの寸法は,8±0.1 とする。

符号

部品名称

使用材料の例

処理の例

数量

1

フェルール部

プラスチック

− 1

2

ブーツ部

プラスチック,合成ゴムなど

− 1

図 2−光コネクタ構成部品の形状及び寸法 

10 心及び 12 心プラグ) 

 


9

C 5981

:2012

単位:mm

注記  両端部の面取り形状は,任意とする。

符号

形名

使用材料の例

処理の例

数量

1 CNF12SAM-21

ステンレス鋼

− 1

図 3−光コネクタ構成部品の形状及び寸法 

(ガイドピン CNF12SAM-21 

単位:mm

注記  括弧を付けた寸法は,参考値とする。 

a)

  自由長さとする。変形して,この部分の寸法が 15.8 mm∼16.2 mm のときに,クランプスプリングの押圧力

は,

表 の性能の番号 7 に示す値とする。

符号

形名

使用材料の例

処理の例

数量

1 CNF12SA-31

ステンレス鋼 Ni めっき 1

図 4−光コネクタ構成部品の形状及び寸法 

心,心及び 心用クランプスプリング CNF12SA-31 


10

C 5981

:2012

単位:mm

注記  括弧を付けた寸法は,参考値とする。 

a)

  自由長さとする。変形して,この部分の寸法が 15.8 mm∼16.2 mm のときに,クランプスプリングの押圧力

は,

表 の性能の番号 7 に示す値とする。

符号

形名

使用材料の例

処理の例

数量

1 CNF12SA-32  ステンレス鋼 Ni めっき

1

図 5−光コネクタ構成部品の形状及び寸法 

10 心及び 12 心用クランプスプリング  CNF12SA-32 

試験 

8.1 

一般事項 

試験は,次の規定による。ただし,等級 X については,受渡当事者間の協定による。

8.2 

試験場所の標準状態 

試験場所の標準状態は,JIS C 61300-1 の規定による。

8.3 

試験項目 

試験項目は,JIS C 5962 の 7.3(試験項目)の規定による。光コネクタ試験項目一覧を,

表 に示す。


11

C 5981

:2012

表 6−光コネクタ試験項目一覧表 

試験項目

構造,形
状 及 び

寸 法 並
び に 表

光学的

性質

機械的性質

耐候性

挿 入 損

か ん 合

耐振性

耐衝撃

繰 返 し 動

ガ イ ド
ピ ン 引

抜力

クランプ
スプリン

グの押圧

結合部 
接続強度

(軸方向)

光 フ ァ イ
バ コ ー ド

ク ラ ン プ
強度(引張
り)

光 フ ァ イ
バ コ ー ド

ク ラ ン プ
強 度 ( 屈
曲)

耐腐食性
(塩水噴

霧)

温 度 サ
イクル

耐湿性
( 温 湿

度 サ イ
クル)

耐熱性  耐寒性

光コネクタ
の構成要素

箇条 7
及び

箇条 9

表 の 
2

表 の 
1

表 
3

表 
4

表 の 
5

表 
6

表 
7

表 の 
8

表 の 
9

表 の 
10

表 
11

表 
12

表 
13

表 
14

表 の 
15

プラグ 

ガイドピン

クランプス
プリング

注記  ○印は,一般試験,△は特殊試験とする[JIS C 5962 の 7.(試験)及びこの規格の箇条 参照]。また,−印は,適用しないことを示す。

1

C

 5981


2012


12

C 5981

:2012

8.4 

試験方法 

挿入損失の試験方法は,JIS C 5961 によるほか,多心光ファイバコネクタの場合は,複数の心線の挿入

損失を一括測定する方法が好ましく,光デバイスにおいては,ファンアウト,光スイッチ,光ブランチン

グデバイスなどを利用し,光測定装置においては,多チャンネルの光源又は多チャンネルの光パワーメー

タを利用する方法による。その一例として,ファンアウト及び多チャンネルの光源を利用する方法を次に

示す。

a) 

挿入損失の一括測定方法(例)(図 参照)  挿入損失の一括測定方法は,次による。

1)

シングルモード光ファイバコネクタの場合,励振器は不要とする。

マルチモード光ファイバコネクタの場合,規定の光源と励振器とを光ファイバでつなぐ。

2)

シングルモード光ファイバコネクタの場合,ファンアウトの単心に分岐された先端部 CF’を光源に

結合し,第 1 の多心光ファイバのマスタ光コネクタ CA の反対側 CA’をファンアウトの多心側 CF

とつなぐ。

マルチモード光ファイバコネクタの場合,ファンアウトの単心に分岐された先端部 CF’を励振器

に結合し,第 1 の多心光ファイバのマスタ光コネクタ CA の反対側 CA’をファンアウトの多心側 CF

とつなぐ。

3)

第 2 の多心光ファイバの供試プラグ CB の反対側先端部 CB’を光パワーメータに結合する。

4)

マスタ光コネクタ CA とプラグ CB とを接続し,第 2 の多心光ファイバの出力を各心について測定

する。

5)

マスタ光コネクタ CA とプラグ CB との接続を外す。

6)

マスタ光コネクタ CA を光パワーメータに結合し,第 1 の多心光ファイバ出力を各心について測定

する。このとき,マスタ光コネクタ CA の近傍で,光ファイバを切断し,切断部を光パワーメータ

に結合して出力を測定してもよい。

7)

光コネクタ挿入損失を各心について,次の式によって算出する。

α

P

P

L

=−

0

1

10

log

10

ここに,

L: 光コネクタ挿入損失(dB)

P

1

第 2 の多心光ファイバ出力(W)

P

0

第 1 の多心光ファイバ出力(W)

α: 第 2 の多心光ファイバの伝送損失(dB)


13

C 5981

:2012

a)

  励振のため,第 1 の多心光ファイバ長は 2 m 以上とする(JIS C 5961  附属書 1  表 参照)

a) 

シングルモード光ファイバコネクタの場合 

a)

  励振のため,第 1 の多心光ファイバ長は 2 m 以上とする(JIS C 5961  附属書 1  表 参照)

b) 

マルチモード光ファイバコネクタの場合 

図 6−挿入損失の一括測定方法(例) 

b) 

ガイドピン引抜力の試験方法  ガイドピン引抜力の試験方法は,次による。

1)

装置  この試験に用いる装置は,3)の試験を行うために十分な条件を備えた引張試験機,ゲージな

どとする。

2)

準備  供試の MT フェルールのガイドピン穴に,JIS C 5964-5 で規定するガイドピン穴検査ゲージ,

又はプラグ検査ゲージを 5.5 mm 以上フェルールに差し込む。

3)

試験  ガイドピン穴検査ゲージ及びプラグ検査ゲージの引抜力を測定する。

引張速さは,50 mm/min 以下とする。

c) 

クランプスプリングの押圧力の試験方法  クランプスプリングの押圧力の試験方法は,次による。


14

C 5981

:2012

1)

装置  この試験に用いる装置は,3)の試験を行うために十分な条件を備えた引張試験機,ゲージな

どとする。

2)

準備  供試のクランプスプリングに,長さがそれぞれ 15.8±0.01 mm,及び 16.2±0.01 mm,質量が

10

0
5

  g の 2 種類のゲージを順次差し込む。

3)

試験  図 に示すようにクランプスプリングを押し広げるように引張力を加え,ゲージが落下する

引張力を測定する。

図 7−クランプスプリングの押圧力試験方法 

表示 

9.1 

製品の表示 

この規格の全ての要求事項に適合した製品には,製造業者名又はその略号を表示する。ただし,製法上

表示が著しく困難なものについては,包装に表示してもよい。

9.2 

包装又は添付文書の表示 

この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装の外面又は添付文書などには,次の事項を表示する。

a)

製品の名称

b)

製造業者名又はその略号


15

C 5981

:2012

附属書 A

(参考)

光ファイバコードのプラグへの接続方法(例)

光ファイバコードのプラグへの接続方法(例)を,

表 A.1 に示す。

表 A.1−光ファイバコードのプラグへの接続方法(例) 

手順 1

必要な部品をテープ形光ファイバ心線に挿入す
る。 

手順 2

テープ形光ファイバ心線の端末処理を行う。

このとき,光ファイバにきずを付けない。

手順 3

光ファイバ外径に応じた適切な内径をもつフェ
ル ー ル 及 び ブ ー ツ を , フ ェ ル ー ル の マ   
ー キ ン グ と テ ー プ 形 光 フ ァ イ バ 心 線 の マ ー

キ ン グ と を 一 致 さ せ た 向 き で 接 着 固 定 し ,  
フェルール端面を研磨仕上げする。

このとき,接着剤は十分硬化させてから,規

定の寸法に研磨仕上げする。


16

C 5981

:2012

附属書 B

(参考)

光ファイバコード付き光コネクタの形名付与(例)

光ファイバコードに光コネクタを取り付けた光ファイバコード付き光コネクタ(以下,コード付き光コ

ネクタという。

)の形名付与(例)を,参考として次に示す。

形名付与(例) 

片端    :CA12F1Z10E-10A4-3

1)

両端同種:CA12F1Z10E-P2-10A4-3

2)

3)

両端異種:CA12F1Z10E-ZZF1Z10E-10A4-3

注記  コード付き光コネクタの形名の構成及び記号は,JIS C 5963 の 4.(形名)による。

1)

  形状は図 B.1 による。

2)

形状は

図 B.2 による。

3)

両端が同じ場合は P2 を付し,他端と同一であることを示す。

コード

付き光

コネク

タを表

す記号

光コネ

クタの

形式を

表す記

フェル

ール整

列部形

状を表

す記号

フェルー

ル,スリ

ーブなど

の収容可

能な数を

表す数字

フェル

ールの

端面形

状を表

す記号

コード付

き光コネ

クタの挿

入損失等

級を表す

記号

コード付

き光コネ

クタの反

射減衰量

等級を表

す記号

適用光

ファイ

バコー

ドを表

す記号

光ファ

イバの

種類を

表す記

光ファ

イバの

数を表

す数字

適 用 光

フ ァ イ

バ コ ー

ド の 長

CA 12  F  1  Z  10  E ―

10 A  4

3

図 B.1−コード付き光コネクタ  CA12F1Z10E-10A4-3 

図 B.2−コード付き光コネクタ  CA12F1Z10E-P2-10A4-3 


17

C 5981

:2012

附属書 C 
(参考)

ファンアウトの構造(例)

ファンアウトの構造(例)を,

図 C.1 に示す。

図 C.1−ファンアウトの構造(例) 


18

C 5981

:2012

附属書 D 
(参考)

着脱工具の構造(例)

多心プラグの接続部にクランプスプリングを取り付ける場合,及び接続部からクランプスプリングを取

り除く場合に使用する着脱工具の構造(例)を,

図 D.1 に示す。

単位:mm

a)

  自由時の寸法を示し,クランプスプリングの変形が弾性限度範囲以内にあるところまでしか開いてはなら

ない。

図 D.1−着脱工具の構造(例) 

参考文献  JIS C 5963  光ファイバコード付き光コネクタ通則