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C 5926-1:2014  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3.1 部品用語の定義 ············································································································· 2 

3.2 性能パラメータの定義 ···································································································· 3 

4 分類······························································································································· 9 

5 外観及び構造 ··················································································································· 9 

5.1 外観 ···························································································································· 9 

5.2 構造 ···························································································································· 9 

6 性能······························································································································· 9 

6.1 光学的特性 ··················································································································· 9 

6.2 環境及び耐久性に対する性能 ··························································································· 9 

7 試験方法························································································································· 9 

8 表示······························································································································· 9 

9 包装······························································································································ 10 

10 安全 ···························································································································· 10 

附属書A(参考)エタロンの技術例 ························································································ 11 

附属書B(参考)ファイバブラッググレーティング(FBG)の技術例············································ 13 

附属書C(参考)薄膜フィルタの技術例 ·················································································· 15 

附属書JA(参考)980 nm波長スタビライザFBGの個別仕様書の様式例 ······································· 17 

附属書JB(参考)薄膜フィルタ(TFF)によるBPFの個別仕様書の様式例 ··································· 19 

附属書JC(参考)薄膜フィルタ(TFF)によるGFFの個別仕様書の様式例 ··································· 21 

附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 23 

C 5926-1:2014  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 5926-1:2014 

光伝送用光フィルタ−第1部:通則 

Fiber optic filters-Part 1: Generic specification 

序文 

この規格は,2010年に第2版として発行されたIEC 61977を基とし,我が国の実情に合わせるため,技

術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。また,附属書JA〜附属書JCは対応国際規格には

ない事項である。 

適用範囲 

この規格は,光通信システムに用いる光伝送用受動部品の一つである光フィルタについて規定する。 

光フィルタは,端子数が一つ又は二つの光伝送用受動部品である。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

IEC 61977:2010,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Fibre optic filters−

Generic specification(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 5900 光伝送用受動部品通則 

注記 対応国際規格:IEC 60050-731,International Electrotechnical Vocabulary−Chapter 731: Optical 

fibre communication(MOD) 

JIS C 5901 光伝送用受動部品試験方法 

注記 対応国際規格:IEC 61300 (all parts),Fibre optic interconnecting devices and passive components

−Basic test and measurement procedures(MOD) 

JIS C 5970 F01形単心光ファイバコネクタ 

JIS C 5973 F04形光ファイバコネクタ(SCコネクタ) 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5900の箇条3によるほか,次による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.1 

部品用語の定義 

3.1.1 

バンドパスフィルタ,BPF(band pass filter) 

二つの特定の波長間の信号が通過するように設計した光フィルタ。 

3.1.2 

エタロン(etalon) 

二つの反射面をもつ透明な平行平面板,又は二つの平行な反射ミラーで構成する光受動部品。エタロン

の透過率の波長変化は,二つの反射面間の光の多重反射による干渉によって決まる。技術例を,附属書A

に示す。 

注記 対応国際規格では,“二つの平行な高反射ミラー”と規定しているが,誤りのため,二つの平行

な反射ミラーと変更した。 

3.1.3 

ファイバブラッググレーティング,FBG(fiber Bragg grating) 

光ファイバコア部分に光ファイバ軸方向の周期的な屈折率変化を形成した光伝送用部品。特定の波長の

光を反射し,その他の波長の光を透過する。技術例を,附属書Bに示す。 

注記 対応国際規格では,“特定の波長の光を反射し,その他の波長の光を透過するデバイス”と規定

しているが,JIS C 5900に規定する定義に合わせて修正した。 

3.1.4 

光フィルタ(fiber optic filter) 

特定の波長帯の光を通過又は減衰し,かつ,それ以外の波長帯の光を遮断することで,信号のスペクト

ル強度分布を変更する光伝送用受動部品。通過又は減衰する特定の波長帯を通過帯域(パスバンド)とい

う。通過帯域は複数あってもよい。 

注記 対応国際規格では,“特定の波長帯の光を通過させ”と規定しているが,減衰する場合も含むた

め,追記した。 

3.1.5 

利得等化フィルタ,GFF(gain flattening filter) 

利得イコライザ,GEQ(gain equalizer) 

挿入損失の波長特性がある光部品に対し,逆の損失波長特性をもつように設計した光フィルタ。光部品

の挿入損失の波長依存性を平たん化する目的で用いる。 

注記 主に光増幅器とともに用いている。 

3.1.6 

長波長通過フィルタ,LWPF(long wavelength pass filter) 

長波長の光信号が通過し,短波長の光信号の強度を減少して,通過を阻止する光フィルタ。 

3.1.7 

ノッチフィルタ(notch filter) 

特定の波長を中心とした阻止帯域(ストップバンド)内の波長の光を除く全ての波長の光が通過する光

フィルタ。 

3.1.8 

反射形光フィルタ(reflecting type fiber optic filter) 

入出力端子が同じ光フィルタ。 

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3.1.9 

短波長通過フィルタ,SWPF(short wavelength pass filter) 

短波長の光信号が通過し,長波長の光信号の強度を減少して,通過を阻止する光フィルタ。 

3.1.10 

薄膜フィルタ,TFF(thin-film filter) 

薄膜の干渉効果を利用して,特定の波長帯の光が通過し,その他の全ての波長の光を反射する光フィル

タ。代表的な薄膜フィルタとして,誘電体多層膜フィルタ(dielectric multi-layer filter)がある。薄膜フィ

ルタの技術例を,附属書Cに示す。 

注記 対応国際規格では,dielectric multi-layer filterの規定はないが,代表的な薄膜フィルタに,誘電

体多層膜フィルタがあるため,追記した。 

3.1.11 

透過形光フィルタ(transmitting type fiber optic filter) 

入力端子と出力端子とが異なる光フィルタ。 

3.2 

性能パラメータの定義 

3.2.1 

使用波長(operating wavelength) 

光フィルタが所期の性能で動作する設計波長(図0A参照)であり,システムで用いる波長。 

注記1 DWDMに用いる光フィルタは,使用周波数を用いてもよい。 

注記2 使用波長及び使用周波数に対する別の用語として“チャネル”を用いてもよい。 

図0A−使用波長 

3.2.2 

使用波長範囲(operating wavelength range) 

光フィルタが所期の性能で動作する,使用波長λhを含むλhminからλhmaxまでの波長範囲。使用波長範囲は,

伝達,阻止及び減衰を意図する全ての波長範囲を含む。複数の波長範囲がある場合は,全ての波長範囲を

含む。 

注記 DWDMに用いる光フィルタは,“チャネル周波数範囲”を用いてもよい。 

3.2.3 

通過帯域,パスバンド(passband) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

使用波長範囲のうち,伝達を意図する一つの波長範囲。 

注記1 使用波長範囲の中に,複数のパスバンドを含む場合がある。 

注記2 対応国際規格では,使用波長付近の特定の性能を有する波長範囲と規定しているが,間違い

のため修正した。 

3.2.4 

通過帯域(パスバンド)リップル(passband ripple) 

通過帯域(パスバンド)内での挿入損失の最大変化(図0B参照)。 

注記 対応国際規格では,スペクトル(通過領域)リップル(フラットネス)を定義しているが,一

般的に通過帯域(パスバンド)を用いるため,変更した。 

a) バンドエッジ 

b) バンド内 

図0B−バンドエッジ及びバンド内でのリップル(バンドパスフィルタの場合) 

3.2.5 

X dB帯域幅(X dB bandwidth) 

一つの通過帯域(パスバンド)内の挿入損失変動量がX dBとなる帯域幅の最小値。帯域幅の最小値は,

波長依存性の温度シフト,偏光依存性,経時変化にわたるシフトなどを考慮して決定する(図0C参照)。 

注記1 WDMデバイスに用いる光フィルタに対して,波長依存性がX dBとなる使用波長範囲の幅は,

同じ使用波長近傍を中心とするX dB帯域幅と必ずしも一致していない。 

注記2 Xは,典型的には,0.5,1,3,20などを用いている。 

注記3 対応国際規格では,透過形光フィルタ及び反射形光フィルタに対し,別々に定義し,反射形

光フィルタに対しては,挿入損失の代わりに反射減衰量を用いているが,反射形光フィルタ

の場合,通過帯域(パスバンド)では,反射減衰量は挿入損失と同一となるため,定義を一

つにした。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図0C−X dB帯域幅 

3.2.6 

自由スペクトル領域,FSR(free spectral range) 

波長特性に周期性がある光フィルタにおいて,隣接する二つの通過帯域(パスバンド)の中心波長間の

差(図0D参照)。 

注記 対応国際規格では,隣接する二つの使用波長間の差としているが間違いのため修正した。 

図0D−自由スペクトル領域 

3.2.7 

挿入損失(insertion loss) 

通過帯域(パスバンド)における,光フィルタの入出力端子間の光パワーの減衰値の最大値をデシベル

(dB)で表した値。次の式で表す。 

=

in

out

10

log

10

P

P

IL

ここに, 

IL: 挿入損失(dB) 

Pin: 入力端子に入射する光パワー(W) 

Pout: 出力端子から出射する光パワー(W) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注記 対応国際規格では,2端子光フィルタの入出力端子間の光パワーの減衰量としているが,挿入

損失は通過帯域(パスバンド)において定義されるため,追記した。 

3.2.8 

偏光依存性損失,PDL(polarization dependent loss) 

全ての偏光状態(States of polarizatoin,SOP)にわたるSOPの変化による挿入損失変動の最大値。 

3.2.9 

波長依存性損失(wavelength dependent loss of fiber optic filter) 

通過帯域(パスバンド)における挿入損失変動の最大値。 

注記1 偏光依存性損失を含んで規定することが多い。 

注記2 対応国際規格では“使用波長における”と規定しているが,間違いのため“通過帯域(パス

バンド)”に修正した。 

3.2.10 

通過帯域(パスバンド)内での最大挿入損失(maximum insertion loss within pass band) 

通過帯域(パスバンド)内の挿入損失の最大値。図1参照。 

注記1 DWDM,CWDM及びWWDMに用いる光フィルタには,挿入損失は,伝達端子間における

各通過帯域(DWDMは各使用周波数範囲)内での最大値(最大挿入損失)及び最小値(最小

挿入損失)を定めることが望ましい(図1参照)。 

注記2 対応国際規格では,通過帯域(パスバンド)内での最大挿入損失及び最小挿入損失を,それ

ぞれFig. 1及びFig. 2で規定しているが,同一の図で説明する方が理解しやすいため,図1

で両者を説明した。 

3.2.11 

通過帯域(パスバンド)内での最小挿入損失(minimum insertion loss within pass band) 

通過帯域(パスバンド)内の挿入損失の最小値(図1参照)。 

注記1 DWDM,CWDM及びWWDMに用いる光フィルタには,挿入損失は,伝達端子間における

各通過帯域(DWDMは各使用周波数範囲)内での最大値(最大挿入損失)及び最小値(最小

挿入損失)を定めることが望ましい(図1参照)。 

注記2 対応国際規格では,通過帯域(パスバンド)内での最大挿入損失及び最小挿入損失を,それ

ぞれFig. 1及びFig. 2で規定しているが,同一の図で説明する方が理解しやすいため,図1

で両者を説明した。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

周波数(DWDMの場合)又は波長(CWDM及びWWDMの場合) 

図1−最小挿入損失及び最大挿入損失 

3.2.12 

通過帯域(パスバンド)リップルの最大スロープ(maximum slope of passband ripple) 

通過帯域(パスバンド)内の波長を関数とした挿入損失(透過形光フィルタ)及び反射減衰量(反射形

光フィルタ)の微分係数の最大値。 

注記 光フィルタに用いる場合,単に最大スロープということがある。 

3.2.13 

アイソレーション波長(isolation wavelength) 

ある波長λhにおいて,阻止を意図する使用波長。 

注記 DWDMに用いる光フィルタは,アイソレーション周波数を用いてもよい。 

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3.2.14 

アイソレーション波長範囲,阻止帯域,ストップバンド(isolation wavelength range,stopband) 

光フィルタにおいて,アイソレーション波長を含む一つの波長範囲。 

注記1 アイソレーション波長範囲及び阻止帯域(ストップバンド)は,複数ある場合がある。 

注記2 DWDMに用いる光フィルタは,アイソレーション周波数範囲を用いてもよい。 

注記3 アイソレーション波長範囲は,WWDM及びCWDMに用いる光フィルタに適用することが多

く,阻止帯域(ストップバンド)は,ノッチフィルタ及びDWDMに用いる光フィルタに適

用することが多い。 

注記4 対応国際規格では,“アイソレーション波長を含む波長範囲”と規定しているが,阻止帯域(ス

トップバンド)は,通過帯域(パスバンド)に対応する用語であり,一つの波長範囲とする

ため,修正した。 

3.2.15 

波長分散(chromatic dispersion) 

光フィルタを通過する光信号における,近接した波長(周波数)間の群遅延時間差。波長分散は,これ

ら近接した波長(又は周波数)の到達時間差に対応し,チャネル使用波長(又は周波数)範囲にわたる群

遅延時間の波長に対する変化(一階微分)として定義する。波長分散は,波長(又は周波数),特定の時間,

温度,気圧及び湿度によって変化し,ps/nm又はps/GHzの単位を用いて表し,デバイスを伝送するパルス

の広がりを予測する判断材料となる。 

注記 対応国際規格では,“WDMデバイスの伝達端子間を通過する光信号における,近接した波長間

の群遅延時間差”と規定しているが,間違いのため修正した。 

3.2.16 

偏波モード分散,PMD(polarization mode dispersion) 

全ての偏光状態(States of polarization, SOP)にわたる,SOPの変化による遅延時間差の最大値。 

注記1 一般にPMDは,環境状態に依存する。 

注記2 任意の周波数(波長)に対し,対応する出力SOPが第一次近似で周波数に無依存である,二

つの直交した入力SOPを偏光の主状態(Principal states of polarization,PSP)と呼ぶ。偏光依

存性損失(PDL)がない場合,偏光の主状態(PSP)は,最短到達時間となる進相軸PSPと

最長到達時間となる遅相軸PSPとからなる直交したSOPに等しい。 

注記3 対応国際規格には,“PMDは,光信号が光ファイバ,光部品又は光サブシステムを通過する

ときと同じように,光フィルタの一対の伝達端子を通過する場合に生じる二つの偏光の主状

態(PSP)間で生じる伝達時間の平均遅延であり,群遅延差(Differential group delay,DGD)

及び各PSPの波形劣化によるパルスの幅及び形状変化をもたらす。”との説明があるが,用

語の定義ではないため削除した。 

3.2.17 

反射減衰量(return loss) 

一つの端子に入射する光パワーと,同じ端子から出射する光パワーとの比をデシベル(dB)で表した値。

正の値とする。 

=

in

refl

10

log

10

P

P

RL

ここに, 

RL: 反射減衰量(dB) 

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Pin: 端子に入射する光パワー(W) 

Prefl: 同じ端子から出射する光パワー(W) 

注記1 WWDMに用いる光フィルタには,反射減衰量は各通過帯域(パスバンド)での最小値とし

て定義するのが望ましい。CWDMに用いる光フィルタには,各チャネル波長範囲内での最小

値として定義するのが望ましい。DWDMに用いる光フィルタに対しては,各チャネル周波数

範囲内での最小値として定義するのが望ましい。 

注記2 反射減衰量は,システム及びネットワークのパラメータでもあり正の値である。 

注記3 一般に,反射減衰量は,波長依存性がある。 

分類 

光フィルタの分類例を,表1に示す。 

なお,光フィルタのフィルタリング技術を,附属書A〜附属書Cに示す。ただし,箇条全体を対応国際

規格から変更している。 

表1−光フィルタの分類例 

項目 

分類例 

フィルタリング技術 

エタロン,FBG,薄膜フィルタなど 

使用波長帯 

Oバンド,Cバンドなど 

フィルタリング方式 

バンドパス形,LWPF形,SWPF形,ノッチ形,GFF形など 

入出力端子配置 

透過形,反射形など 

入出射端子の種類 

ピッグテール形,レセプタクル形,プラグ形など 

適用光コネクタ 

FC(F01形:JIS C 5970),SC(F04形:JIS C 5973)など 

外観及び構造 

5.1 

外観 

外観は,目視によって検査したとき,著しいきず,ディグ(くぼみ),欠け,クラック,汚れなどの異常

があってはならない。 

5.2 

構造 

光フィルタの構造は,個別仕様書による。 

性能 

6.1 

光学的特性 

光学的特性は,個別仕様書による。個別仕様書の様式例を,附属書JA〜附属書JCに示す。 

6.2 

環境及び耐久性に対する性能 

環境及び耐久性に対する性能は,個別仕様書による。個別仕様書の様式例を,附属書JA〜附属書JCに

示す。 

試験方法 

光フィルタの試験方法は,JIS C 5901の規定による。 

表示 

光フィルタの表示は,次による。ただし,個々の光フィルタに表示することが困難な場合には,包装に

10 

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表示してもよい。 

a) 形名(製造業者の指定による。) 

b) 製造業者名又はその略号 

c) 製造年月日若しくは製造ロット番号,又はそれらの略号 

包装 

包装は,輸送中及び保管中に,振動,衝撃などによる製品の破損又は品質の低下がないように行う。 

10 安全 

光伝送システム,装置及びデバイスに用いる場合,光学部品の端面から人体に影響を及ぼす光の放射(透

過光及び/又は反射光)が生じる可能性がある。したがって,製造業者は,システム設計者,デバイス設

計者及び使用者に対して,安全性に関する十分な情報及び確実な使用方法を明示する。 

11 

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附属書A 

(参考) 

エタロンの技術例 

注記 その他の規格に合わせて,この規格では対応国際規格のA.1〜A.3をそれぞれ附属書A〜附属書

Cとしている。 

エタロンは,光共振器とみなすことができ,図A.1に示すように二つの反射面をもつ透明な平行平面板,

又は二つの平行な反射ミラーで構成する。エタロンの様々な透過率の波長変化は,二つの反射面の間の多

重反射による干渉によって得られる。反射したビームは,光の波長(λ),入射角(θ),エタロンの厚さ(d),

及び光を反射する面の間の材料の屈折率(n)に依存する。 

平行平面板の二つの反射面の反射率は必ずしも同一とは限らないが,ここでは説明を簡易化するため両

面の反射率(R)を同一とし,反射面間の一往復分の位相遅延をδとした場合,エタロンの透過率Tは,

波長の関数として次の式で計算できる。 

()

(

)

(

)

(

)2

/

sin

4

1

1

2

2

2

δ

λ

R

R

R

T

+

=

ここに, 

R: 両面の反射係数 

δ: 反射面間の一往復分の位相遅延 

次の式で計算できる。 

λ

θ

δ

cos

π

4dn

=

 d: エタロンの厚さ 

 n: 屈折率 

 λ: 光の波長 

 θ: 入射角 

図A.2に示すように,隣接する透過ピーク間の波長間隔は,自由スペクトル領域(FSR)と呼ばれ,FSR

と半値全幅(FWHM)との関係は,次の式による。 

F

FSR

FWHM=

ここに, FWHM: 半値全幅 
 

F: フィネス。反射係数,反射面間の平行度及び反射面の平た

ん度に依存する干渉[しま(縞)]の明瞭さを表す値である。 
次の式で計算できる。 

R

R

F

≈1π

 R: 反射率 

高フィネスのエタロンは,高い透過率で鋭い透過ピークを得る。透過率の入射角依存性のために,エタ

ロンをビームに対して回転させることによって透過ピーク波長を移動することができる。 

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12 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図A.1−エタロンの構造 

図A.2−エタロンの透過特性(例) 

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13 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B 

(参考) 

ファイバブラッググレーティング(FBG)の技術例 

注記 その他の規格に合わせて,この規格では対応国際規格のA.1〜A.3をそれぞれ附属書A〜附属書

Cとしている。 

B.1 

FBGの構造及び特性 

図B.1に示すように,FBGは,光ファイバコアの屈折率が,光の伝搬方向に周期的に変化している。そ

して,この屈折率の周期的な変化(グレーティング)が,特定の波長に対してはミラーとして作用する。

したがって,FBGは,光フィルタ,及び特定の波長の反射器として用いることができる。 

図B.1−FBG 

FBGの基本原理は,ブラッグ反射である。屈折率は,定義した長さ以上の周期的変化をもっていると仮

定する。反射波長(ブラッグ波長)λBは,次の式で求める。 

2

B=

λ

ここに, 

n: グレーティングの実効屈折率 

Λ: 屈折率変化の周期 

屈折率の変化による反射波長幅(ΔλB)は,次の式で求める。 

B

0

B

π

2

λ

η

δ

λ

n

ここに, δn0: 屈折率の変化 
 

η: 伝搬光エネルギーのうち,コア中に含まれている伝搬光の割

合 

ブラッグ波長(λB)におけるピーク反射率[PB(λB)]は,次の式で計算できる。 

n

n

N

P

0

2

B

B

tanh

)

(

ηδ

λ

ここに, 

N: 周期の数 

background image

14 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

B.2 

FBGの応用例 

ファイバブラッググレーティング(FBG)は,特定の波長を反射し,その他の波長を透過することがで

きる。図B.2及び図B.3に示すように,反射した特定の波長の光を入射光と分離するために,光サーキュ

レータとともに用いるもの,及び図B.4に示すように反射した特定の波長の一部を戻し波長の安定化を図

るものが多い。 

図B.2−FBGの応用例1(光アドドロップモジュール) 

図B.3−FBGの応用例2(OTDR用FBRセンサ) 

図B.4−FBGの応用例3(980 nmレーザモジュール用スタビライザ) 

background image

15 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書C 
(参考) 

薄膜フィルタの技術例 

注記 その他の規格に合わせて,この規格では対応国際規格のA.1〜A.3をそれぞれ附属書A〜附属書

Cとしている。 

C.1 薄膜フィルタの技術例 

代表的な薄膜フィルタは,バンドパスフィルタ(BPF)である。透過帯域の信号波長はフィルタを通過

し,その他の波長は反射する。透過帯域の中心波長は,フィルタの共振器長によって決まる。 

図C.1に示すように多層薄膜フィルタは,屈折率の異なる光学コーティングの層を交互にガラス基板上

に積層した構造である。この層の厚さと数とを制御することによって,フィルタの透過帯域を必要に応じ

て広くしたり狭くしたりして,変えることができる。 

nkは屈折率,dkは厚さ,θkは入射角である。 

図C.1−薄膜フィルタの構造 

background image

16 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

C.2 薄膜フィルタの応用例 

光アンプに用いる利得等化フィルタ(GFF)の応用例を,図C.2に示し,光アンプに用いるバンドパス

フィルタ(BPF)の応用例を,図C.3に示す。 

図C.2−応用例1(光アンプに用いるGFF) 

図C.3−応用例2(光アンプに用いるBPF) 

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17 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

980 nm波長スタビライザFBGの個別仕様書の様式例 

この附属書は,光フィルタ光学特性として980 nmレーザモジュールの発振波長の安定化に用いるFBG

の個別仕様書の様式例を記載する。 

JA.1 適用範囲 

JA.2 引用規格 

JA.3 構造 

JA.4 試験 

JA.5 試験報告書 

JA.6 定格 

定格の規定項目は,表JA.1による。 

表JA.1−定格の規定項目 

項目 

記号 

条件 

定格値 

保存温度範囲 

℃ 

Tstg 

−  〜+   

使用温度範囲 

℃ 

Ta 

−  〜+   

使用湿度範囲 

  〜   

最大入射光パワー 

dBm 

Pmax 

  〜   

JA.7 光学特性 

光フィルタ光学特性として,FBGの光学特性の規定項目は,表JA.2による。 

表JA.2−FBGの光学特性の規定項目 

項目 

記号 

試験方法 

試験条件 

最小値 

標準値 

最大値 

使用波長 

nm 

中心波長 

nm 

λc−Δλc 

λc 

λc+Δλc 

中心波長公差 

nm 

挿入損失 

dB 

IL 

偏光依存性損失 

dB 

PDL 

中心波長反射率 

アイソレーション波長 

nm 

アイソレーション波長範囲 

nm 

透過率 

波長分散 

ps/nm 

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18 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JA.8 環境及び耐久性試験 

試験条件は,表JA.3による。 

表JA.3−環境及び耐久性試験項目,並びに試験条件 

項目 

試験方法 

試験条件 

抜取方式 

要求性能 

試料数 

合格判定数 

耐振性 

 〜  Hz, 
  m/s2(  mm) 
  方向,  回 

耐衝撃性 

  m/s2,  ms,  回 

落下試験 
(光ファイバコード付き) 

  mm,  回 

光ファイバクランプ強度
(軸方向引張り) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(軸方向圧縮) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(ねじれ) 

  サイクル/分,  回 

温度サイクル 

 〜  ℃ 
  サイクル 

耐湿性(定常状態) 

  ℃,  %RH,  時間  

耐湿性(温湿度サイクル)  

  ℃,  %RH, 
  サイクル 

耐熱性 

  ℃,  時間 

耐寒性 

  ℃,  時間 

最大入射光パワー 

  dBm,  時間 

background image

19 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JB 

(参考) 

薄膜フィルタ(TFF)によるBPFの個別仕様書の様式例 

この附属書は,薄膜フィルタによるBPFの個別仕様書の様式例を記載する。 

JB.1 適用範囲 

JB.2 引用規格 

JB.3 構造 

JB.4 試験 

JB.5 試験報告書 

JB.6 定格 

定格の規定項目は,表JB.1による。 

表JB.1−定格の規定項目 

項目 

記号 

条件 

定格値 

保存温度範囲 

℃ 

Tstg 

−  〜+   

使用温度範囲 

℃ 

Ta 

−  〜+   

使用湿度範囲 

  〜   

最大入射光パワー 

dBm 

Pmax 

  〜   

background image

20 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JB.7 光学特性 

薄膜フィルタ光学特性として,BPFの光学特性の規定項目は,表JB.2による。 

表JB.2−BPFの光学特性の規定項目 

項目 

記号 

試験方法 

試験条件 

最小値 

標準値 

最大値 

端子数 

port 

使用波長 

nm 

[周波数(GHz)で表現してもよい。] 

λc−Δλc 

λc 

λc+Δλc 

X dB帯域幅 

nm 

PBW 

挿入損失 

dB 

IL 

パスバンド内の最大挿入損失 dB 

パスバンド内の最小挿入損失 dB 

偏光依存性損失 

dB 

PDL 

アイソレーション波長 

nm 

アイソレーション波長範囲 

nm 

波長依存性損失 

dB 

スペクトルリップル 

dB 

最小スロープ 

波長分散 

ps/nm 

偏波モード分散 

ps 

PMD 

反射減衰量 

dB 

RL 

JB.8 環境及び耐久性試験 

試験条件は,表JB.3による。 

表JB.3−環境及び耐久性試験項目,並びに試験条件 

項目 

試験方法 

試験条件 

抜取方式 

要求性能 

試料数 

合格判定数 

耐振性 

 〜  Hz, 
  m/s2(  mm) 
  方向,  回 

耐衝撃性 

  m/s2,  ms,  回 

落下試験 
(光ファイバコード付き) 

  mm,  回 

光ファイバクランプ強度
(軸方向引張り) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(軸方向圧縮) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(ねじれ) 

  サイクル/分,  回 

温度サイクル 

 〜  ℃ 
  サイクル 

耐湿性(定常状態) 

  ℃,  %RH,  時間  

耐湿性(温湿度サイクル)  

  ℃,  %RH, 
  サイクル 

耐熱性 

   ℃,   時間 

耐寒性 

   ℃,   時間 

最大入射光パワー 

  dBm,   時間 

background image

21 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JC 

(参考) 

薄膜フィルタ(TFF)によるGFFの個別仕様書の様式例 

この附属書は,薄膜フィルタによるGFFの個別仕様書の様式例を記載する。 

JC.1 適用範囲 

JC.2 引用規格 

JC.3 構造 

JC.4 試験 

JC.5 試験報告書 

JC.6 定格 

定格の規定項目は,表JC.1による。 

表JC.1−定格の規定項目 

項目 

記号 

条件 

定格値 

保存温度範囲 

℃ 

Tstg 

−  〜+   

使用温度範囲 

℃ 

Ta 

−  〜+   

使用湿度範囲 

  〜   

最大入射光パワー 

dBm 

Pmax 

  〜   

JC.7 光学特性 

薄膜フィルタ光学特性として,GFFの光学特性の規定項目は,表JC.2による。 

表JC.2−GFFの光学特性の規定項目 

項目 

記号 

試験方法 

試験条件 

最小値 

標準値 

最大値 

端子数 

port 

使用波長 

nm 

[周波数(GHz)で表現してもよい。] 

λc−Δλc 

λc 

λc+Δλc 

挿入損失 

dB 

IL 

偏光依存性損失 

dB 

PDL 

波長依存性損失 

dB 

波長平たん度 

dB 

波長分散 

ps/nm 

偏波モード分散 

ps 

PMD 

反射減衰量 

dB 

RL 

background image

22 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JC.8 環境及び耐久性試験 

試験条件は,表JC.3による。 

表JC.3−環境及び耐久性試験項目,並びに試験条件 

項目 

試験方法 

試験条件 

抜取方式 

要求性能 

試料数 

合格判定数 

耐振性 

 〜  Hz, 
  m/s2(  mm) 
  方向,  回 

耐衝撃性 

  m/s2,  ms,  回 

落下試験 
(光ファイバコード付き) 

  mm,  回 

光ファイバクランプ強度
(軸方向引張り) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(軸方向圧縮) 

  N,  mm/s,  min 

光ファイバクランプ強度
(ねじれ) 

  サイクル/分,  回 

温度サイクル 

 〜  ℃ 
  サイクル 

耐湿性(定常状態) 

  ℃,  %RH,  時間  

耐湿性(温湿度サイクル)  

  ℃,  %RH, 
  サイクル 

耐熱性 

   ℃,   時間 

耐寒性 

   ℃,   時間 

最大入射光パワー 

   dBm,   時間 

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23 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JD 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS C 5926-1:2014 光伝送用光フィルタ−第1部:通則 

IEC 61977:2010 Fibre optic interconnecting devices and passive components−Fibre 
optic filters−Generic specification 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 

− 

適用範囲 

変更 

技術内容は一致している。IEC規格
では,適用範囲に光伝送用受動部品
の説明,光フィルタの説明及び光フ
ィルタの分類の一例が記載されて
いるが,用語及び定義,分類と記載
内容が重なるため削除した。 

IEC規格見直し時に提案を行う。 

2 引用規格 

3 用語及び
定義 

− 

− 

変更 

IEC規格の代わりにJISを引用し
た。 

光受動部品の用語を定義しているJIS
が存在するため。 

− 

3.1 

基本用語及びその定義 削除 

− 

JIS C 5900で規定しているため。 

3.1 部品用語の定義 

3.2 

部品用語の定義 

一致 

− 

基本用語の削除によって項目番号を
繰り上げた。 

3.2 性能パラメータの
定義 

3.3 

性能パラメータの定義 変更 

− 

分かりやすいように定義の順序を入
れ替えた。 

− 

3.3.13 
3.3.16 

反射率 
透過率 

削除 

− 

反射率及び透過率は,通常,用いない
ため削除した。IEC規格見直し時に提
案を行う。 

4 分類 

光フィルタの分類例を
規定 

4.1.1 
4.1.2 
4.1.3 
4.1.4 

概要 
型式 
接続形態 
バリアント 

変更 

IEC規格では分類項目をType,
Style,Variantの3階層に分けてい
る。今回は階層化せずに表に列記す
ることによって,分類例を規定し
た。一部分類項目を削除・追加した。 

日本では分類が階層化されていない
ため,階層分類は採用しない。また,
日本市場に合わせて分類例及び項目
を削除・追加した。 
次回改正時にIEC規格との整合を検
討する。 

2

C

 5

9

2

6

-1

2

0

1

4

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

24 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

− 

− 

4.1.5 

品質認証水準を規定 

削除 

− 

日本市場では,商取引に当たって,必
要に応じ個々に品質認証水準を規定
している。JISでの規定は不要である。 

− 

− 

4.1.6 

引用規格の拡張を規定 削除 

− 

引用規格の例外を規定している。JIS
では引用規格はJIS様式に従い規定す
るため,不要である。 

5 外観及び
構造 

5.1 外観 

4.4.2 

JISとほぼ同じ。 

追加 

目視検査を明確化した。 

IEC規格見直し時に提案を行う。 

5.2 構造 

4.4.1 

JISとほぼ同じ。 

変更 

難燃性材料の指定について,IEC規
格を個別規格で引用するとの規定
を削除した。 

個別規格の規定においてIEC規格と
整合をとる。 

6 性能 

光フィルタの性能を規
定 

4.5 

光フィルタの性能に関
する要求を規定 

追加 

代表的な光フィルタについて,個別
規格の様式例を附属書JA〜附属書
JCに追加した。 

用途が異なる各デバイスに対して理
解が深まるため。 

− 

− 

4.2.1 

文書中での記号につい
て規定 

削除 

− 

JISでは,記号はJIS様式に従うため,
通則で規定しない。 

− 

− 

4.2.2 

規格の体系を規定 

削除 

− 

規格の体系は通則では規定しない。 

− 

− 

4.2.3 

図面の記載方法を規定 削除 

− 

JISでは,図面の記載方法はJIS様式
に従うため,通則では規定しない。 

7 試験方法 光フィルタの試験方法

を規定 

4.2.4 

試験方法を規定 

変更 

試験方法としてJIS C 5901を引用
した。 

試験項目についてはJIS C 5901に規
定しているため。 

− 

− 

4.2.5 

試験成績書について規
定 

削除 

試験成績書について,附属書JA〜
附属書JCに例示した。 

用途が異なる各デバイスに対して作
成する試験成績書に関して理解が深
まるため。 

− 

− 

4.2.6 

使用説明書 

削除 

− 

使用説明書に関する規定は通則には
定めない。 

− 

− 

4.3 

性能に関する規格体系
を規定 

削除 

− 

JISとIEC規格とでは規格体系が異な
り,JIS本文で説明するのは不合理で
あるため。 

8 表示 

表示項目を規定 

4.6.1 
4.6.3 

JISとほぼ同じ。 

変更 

表示項目の一部を削除した。 

国内に流通する商品として必要な表
示項目だけを規定した。 
IEC規格見直し時に提案を行う。 

2

C

 5

9

2

6

-1

2

0

1

4

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

25 

C 5926-1:2014  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

− 

− 

4.6.2 

表示の記述方法を規定 削除 

− 

一般に用いられていない表示方法な
ので,IECへ削除を提案する。 

− 

− 

4.6.4 

包装への表示項目を規
定 

削除 

− 

包装への表示項目は,JISでは規定し
ない。 

9 包装 

包装及び保管上の注意
に関する内容を規定 

− 

− 

追加 

製品規格に必須の規定事項を追加
した。 

IEC規格見直し時に提案を行う。 

10 安全 

安全に対する要求を規
定 

4.9 

JISとほぼ同じ。 

変更 

IEC規格から,警告文を削除した。 警告文は,通則に含めない。 

IEC規格見直し時に提案を行う。 

附属書A 
(参考) 

エタロンの技術例を記
載 

A.1 

JISとほぼ同じ。 

変更 

利用者の便宜を考慮し,エタロンの
透過率を示す式,FBGの応用例及
び薄膜フィルタの応用例を追加し
た。 

IEC規格見直し時に提案を行う。 

附属書B 
(参考) 

ファイバブラッググレ
ーティングの技術例を
記載 

A.2 

JISとほぼ同じ。 

変更 

附属書C 
(参考) 

薄膜フィルタの技術例
を記載 

A.3 

JISとほぼ同じ。 

変更 

附属書JA 
(参考) 

附属書JB 
(参考) 

附属書JC 
(参考) 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61977:2010,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 
 

− 一致 ················ 技術的差異がない。 

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

2

C

 5

9

2

6

-1

2

0

1

4

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。