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C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  固定インダクタの色による表示

1

3.1

  一般事項

1

3.2

  固定インダクタの色による表示例

2

4

  インダクタンス値の数字及び文字による表示

3

4.1

  一般事項

3

4.2

  インダクタンス値に対する表示記号の例

3

5

  インダクタンス値の許容差を表す文字記号

4

5.1

  正負対称の許容差

4

5.2

  その他の許容差

5

6

  固定インダクタの製造年月(年週)記号

5

6.1

  文字記号(年/月)

5

6.2

  文字記号(年/月)

5

6.3

  数字記号(年/週)

6


C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA) か

ら,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

5064

:2009

(IEC 61605

:2005

)

電子機器及び通信機器用固定インダクタ−表示記号

Fixed inductors for use in electronic and telecommunication equipment-

Marking codes

序文

この規格は,2005 年に第 2 版として発行された IEC 61605 を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成

を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1

適用範囲

この規格は,電子機器及び通信機器用固定インダクタの表示記号について規定する。

a)

固定インダクタの色による表示方法は,箇条 に規定する方法を適用する。これは,JIS C 5063 に規

定する E3 から E24 までの推奨標準数列を適用する。

b)

インダクタンス値を数字及び文字で表す記号表示方法は,箇条 に規定する記号を適用する。

c)

インダクタンス値の許容差を文字で表す記号表示方法は,箇条 に規定する記号を適用する。

d)

固定インダクタの製造年月(年週)を文字及び数字で表す記号表示方法は,箇条 に規定する記号を

適用する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61605 : 2005

,Fixed inductors for use in electronic and telecommunication equipment−Marking

codes (IDT)

なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを

示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 5063

  抵抗器及びコンデンサの標準数列

注記  対応国際規格:IEC 60063,Preferred number series for resistors and capacitors (IDT)

JIS X 0301

  情報交換のためのデータ要素及び交換形式−日付及び時刻の表記

注記  対応国際規格:ISO 8601,Data elements and interchange formats−Information interchange−

Representation of dates and times (MOD)

3

固定インダクタの色による表示

3.1

一般事項


2

C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

固定インダクタの色による表示は,色帯で表示する。色帯以外の方法で表示する場合は,個別規格に配

列,位置及び識別について規定する。

固定インダクタの色による表示は,四つの色帯で構成する。最初の三つの色帯は,インダクタンス値を

表し,最後の色帯は,その許容差を表す。

インダクタンス値は,2 けたの有効数字と 10 のべき数とで表す。

有効数字,10 のべき数及び許容差は,

表 による。

最初の二つの色帯は有効数字を表し,第 3 色帯は,10 のべき数を表す。インダクタンス値は,マイクロ

ヘンリー (µH) を基本単位として表す。

第 1 色帯は,インダクタの端に最も近い位置とし,各色帯は読取りに誤りがないような位置及び間隔と

する。

固定インダクタに表示を追加する場合は,インダクタンス値及び許容差の表示に混乱を生じないように

行う。

表 1−色に対応する数値

有効数字 10 のべき数

許容差

%

銀色

10

2

±10

金色

10

1

± 5

黒 0

10

 0

茶色 1

10

 1

± 1

赤 2

10

 2

± 2

黄赤 3

10

 3

黄 4

10

 4

緑 5

10

 5

青 6

10

 6

紫 7

10

3

灰色 8

10

4

白 9

色を付けない

±20

3.2

固定インダクタの色による表示例

例 1 47

μH±10 %


3

C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

例 2 4.7

μH±2 %

例 3 4.7

nH

±5 %

4

インダクタンス値の数字及び文字による表示

4.1

一般事項

公称インダクタンス値は,数字及び文字の 3 記号で表す。

インダクタンス値が 10

μH 以上の場合は,最初の 2 数字は有効数字を表し,3 番目の数字はべき数を表

す。この場合の,10 のべき数に対応する数字は,

表 による。

表 210 のべき数に対応する数字

数字

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

10

のべき数 10

 0

 10

 1

 10

 2

10

 3

10

 4

10

 5

10

 6

インダクタンス値が 100 nH 以上 10

μH 未満の場合は,2 けたの有効数字及び μH を単位とした小数点の

位置を R の文字で表す。また,インダクタンス値が 100 nH 未満の場合は,2 けたの有効数字及び nH を単

位とした小数点の位置を N の文字で表す。

4.2

インダクタンス値に対する表示記号の例

インダクタンス値に対する表示記号の例を,

表 に示す。


4

C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

表 3−インダクタンス値に対する表示記号の例

インダクタンス値

表示記号

 0.1

nH

 0.47

nH

 1

nH

 4.7

nH

 10

nH

 47

nH

 0.1

μH

 0.47

μH

 1

μH

 4.7

μH

 10

μH

 47

μH

 100

μH

 470

μH

 1

mH

 4.7

mH

 10

mH

 47

mH

 100

mH

 470

mH

 1

H

 4.7

H

 10

H

 47

H

N10

N47

1N0

4N7

10N

47N

R10

R47

1R0

4R7

100

470

101

471

102

472

103

473

104

474

105

475

106

476

5

インダクタンス値の許容差を表す文字記号

5.1

正負対称の許容差

インダクタンス値の許容差が正負対称な場合の文字記号は,

表 による。


5

C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

表 4−正負対称の許容差に対する文字記号

許容差

文字記号

±0.05 nH

±0.1 nH

±0.2 nH

±0.3 nH

±0.5 nH

±1 %

±2 %

±3 %

±5 %

±10 %

±15 %

±20 %

±30 %

W

B

C

S

D

F

G

H

J

K

L

M

N

これらの文字記号は,インダクタンス値の後に付ける。

5.2

その他の許容差

文字記号が規定されていない許容差の表示は,記号 A を用いてもよい。文字記号 A は,許容差をその他

の規定に基づいて定めていることを示す。

6

固定インダクタの製造年月(年週)記号

6.1

1

文字記号(年/月)

1

文字で表す製造年月記号は,

表 に示す方法によって,4 年を 1 サイクルとして繰り返して用いる(例

1

及び

例 参照)。

表 5文字記号の年月表示記号

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

2007

a b c d e  f g h j k l m

2008

n p q r  s  t  u v w x y z

2009

A B C D E F G H  J  K L M

2010

N P Q R S T U V W X Y Z

2011

a b c d e  f g h j k l m

2012

n p q r  s  t  u v w x y z

2013

A B C D E F G H  J  K L M

• N

P

Q

注記 1  製造年月は,I 及び O を除く 1 英大文字又は 1 英小文字で表す。 
注記 2  小文字の c, p, s, u, v, w, x 及び z のように,大文字と読み誤りやすい又は紛らわしい 1 英小文字の表

記には,注意が必要である。小文字の上に横バー(−)を付けるか又は適切な方法で区別してもよ
い。

例 1 2008 年 6 月  :t

例 2 2009 年 11 月:L

6.2

2

文字記号(年/月)

2

文字で製造年月を表す記号が必要な場合は,

表 及び表 の方法による(例 及び例 参照)。


6

C 5064

:2009 (IEC 61605:2005)

表 6文字記号で使用する年記号

文字

文字

文字

文字

2000

2001

2002

2003

2004

M

N

P

R

S

2005

2006

2007

2008

2009

T

U

V

W

X

2010

2011

2012

2013

2014

A

B

C

D

E

2015

2016

2017

2018

2019

F

H

J

K

L

注記  年を表す文字記号は,20 年のサイクルで繰り返す。

表 7文字記号で使用する月記号

記号

記号

1

2

3

4

5

6

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

7

8

9

O

N

D

例 1 2008 年 3 月  :W3

例 2 2010 年 11 月:AN

6.3

4

数字記号(年/週)

製造年週の表示が必要な場合は,4 数字記号とする。初めの 2 数字は製造年(西暦)の末尾 2 数字とし,

最後の 2 数字はその年の何番目の週であるかを示す番号を表す。週の番号の付け方は,JIS X 0301 による

例 及び例 参照)。

例 1 1999 年の第 10 週:9910

例 2 2008 年の第 42 週:0842