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B 4802 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS B 4802-1973 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正によって,この規格は対応国際規格である ISO 2935 : 1974 (Circular saw blades for

wood-workmg

−Dimensions)  との整合性及び使用実態に合わせ改正を行った。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案

登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

4802

: 1998

木工用丸のこ

Circular saw blades for woodworking

序文  この規格は,1974 年に第 1 版として発行された ISO 2935 (Circular saw blades for woodworkmg−

Dimensions)

を元に作成した日本工業規格であるが,従来,日本工業規格で規定していた種類とその形状・

寸法を規定している以外は,技術的内容を変更することなく作成している。また,対応国際規格に規定さ

れていない項目(品質,材料,試験方法,検査,製品の呼び方及び表示)を日本工業規格として追加して

いる。

1.

適用範囲  この規格は,木工用丸のこ(以下,丸のこという。)について規定する。ただし,マイタソ

ーなどの特殊形状のものは除く。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 2935 : 1974

  Circular saw blades for woodworkmg−Dimensions

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版を適用する。

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験−試験機の検証

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

3.

品質

3.1

外観  外観は,割れ,使用上有害なきず,さびなどの欠点がなく,仕上げは良好でなければならな

い。

3.2

厚さのばらつき  丸のこの厚さのばらつきは,表 による。

表 1  厚さのばらつき

単位 mm

外径の区分

厚さのばらつき(単体内)

630

以下 0.06 以下

630

を超えるもの 0.1 以下


2

B 4802 : 1998

3.3

硬さ  丸のこの硬さ及び硬さのばらつきは,表 による。

表 2  硬さ

外径の区分

mm

硬さ

HRC

硬さのばらつき(単体内)

HRC

630

以下 43∼54 4 以下

630

を超えるもの 40∼51 5 以下

3.4

横振れ  丸のこの横振れは,表 による。

表 3  横振れ

単位 mm

外径の区分 300 以下 300 を超え

630

以下

630

を超え

1 000

以下

1 000

を超え

るもの

横振れ 0.5 以下 0.9 以下 1.5 以下 2.5 以下

4.

形状及び寸法  丸のこの形状及び寸法は付表 による。

5.

材料  丸のこの材料は,JIS G 4401 に規定する SK5 又は使用上これと同等以上の性能をもつものとす

る。

6.

試験方法

6.1

厚さ  厚さは,歯底から約 5∼15mm 内側の円周上で,任意の 4 か所について,JIS B 7502 に規定す

るマイクロメータを用いて測定する。

厚さのばらつきは,単体内の測定値のうちの最大値と最小値との差で表す。

6.2

硬さ  硬さの測定箇所は 6.1 の規定と同様に,JIS B 7726 によるロックウェル硬さ試験機を用い,JIS 

Z 2245

に規定する試験方法によって測定する。

硬さのばらつきは,単体内の測定値のうちの最大値と最小値との差で表す。

6.3

横振れ  横振れは,図 に示すように歯底から 5∼15mm 内側の円周上の振れを,JIS B 7503 に規定

するダイヤルゲージを用いて測定し,その最大値で表す。

図 1  横振れ

備考  測定装置は一例を示すものである。この場合のフランジの直径は,丸のこの外径の

3

1

以下とする。


3

B 4802 : 1998

7.

検査  検査は,品質,形状及び寸法について行い,3.及び 4.の規定に適合しなければならない。

8.

製品の呼び方  製品の呼び方は,日本工業規格番号又は規格名称,外径,厚さ及び穴径による。

例: JIS B 4802    400×1.6×30

木工用丸のこ 400×1.6×30 

9.

表示  製品には,次の事項を表示する。

a)

外径  (D)  ×厚さ  (T)  ×穴径  (d)

b)

材料名又は記号

c)

製造業者名又はその略号


4

B 4802 : 1998

付表 1  形状及び寸法

単位  mm

外径

厚さ

穴径

D

許容差

T

許容差

d

参考 
歯数

40

50

63

0.8

80

±1.5 12.5

100

0.8, 1

125

0.8, 1, 1.2

140

0.8, 1, 1.2, 1.4

20

160 19, 20

180

1, 1.2, 1.4, 1.6

19, 20, 30, 60

200

1, 1.2, 1.4, 1.6, 2

250

±2

300

1.2, 1.4, 1.6, 2, 2.5

315

355

400

1.2, 1.4, 1.6, 2, 2.5, 3.2

25.4, 30, 60

450

±3

500

1.4, 1.6, 2, 2.5, 3.2, 4

25.4, 30, 85

630

±4

31.75, 40

80, 90, 100

800

1.6, 2, 2.5, 3.2, 4

1 000

±6

1.6, 2, 2.5, 3.2, 4, 5

38.1, 40

1 250

2, 2.5, 3.6, 4, 5

44.45, 60

1 600

4.5, 5, 6

2 000

±10

5, 7

厚さ 2 以下

±0.06

厚さ 2 を

超えるもの

±0.1

60

70, 80, 100

備考1.  穴径の許容差は,H11とする。ただし,同軸に多数取り付けて使用する場合や高速回

転で使用する場合など,特殊な使い方をする場合は H9以上とする。

2.

下線を施してある箇所は,原国際規格にはない寸法である。


5

B 4802 : 1998

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

丸  山  弘  志

東京理科大学

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

山  村  修  蔵

財団法人日本規格協会

古  田      寛

兼房株式会社

竹  村  曽  吉

天竜製鋸株式会社

高  崎  寿  夫

三和製鋸株式会社

海老原      稔

小島工業株式会社

大  谷      徹

大同特殊鋼株式会社

加  藤  範  夫

オタリ株式会社

水  落  敏  夫

大阪熱処理株式会社

石  津  匡  美

有限会社石津製作所

関          恒

東海製作株式会社

廣  田  哲  夫

株式会社ヒロタ

浅  井  正  幸

中部機械製造株式会社

田  中      賞

株式会社大井製作所

村  上      勝

社団法人全国木工機械工業会

(事務局)

箱  田  大  幸

日本機械鋸・刃物工業会

備考  ○印は,丸のこ JIS 原案作成分科会委員

◎印は,丸のこ JIS 原案作成分科会長 
△印は,帯のこ JIS 原案作成分科会委員

印は,帯のこ JIS 原案作成分科会長

文責  竹村曽吉