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日本工業規格

JIS

 B

4703

-1966

鉄工やすり

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1.

適用範囲  この規格は,主として金属を手作業で仕上げるときに使用する鉄工ヤスリ(以下,ヤスリ

という。

)について規定する。

関連規格:JIS G 4401  (炭素工具鋼)

2.

種類  種類は,形状によって,平形,半丸形,丸形,角形および三角形の 5 種類とする。

3.

材料  材料は,JIS G 4401 の SK2 またはこれと同等以上の品質をもつものとする。

形状および寸法  形状および寸法は,表 による。 

表 1


2

B 4703-1966

表 1

単位 mm

平形

半丸形

幅 A

厚サ B

l

参考

幅 A

厚サ B

l

参考

呼ビ
寸法

基準
寸法

許容差  基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差  A

1

B

1

l

1

基準
寸法

許容差 基準

寸法

許容差 基準

寸法

許容差  A

1

B

1

l

1

100 11

+0.5 
−1

3.5

+0.3
−0.5

100

+ 5 
   0

10

2 35

11

+0.5
−1

3.5

+0.3
−0.5

100

+ 5 
   0

5 2  35

150 16

+0.5 
−1

4

+0.3
−0.5

150

+ 5 
   0

14

2.5

45

16

+0.5
−1

4.5

+0.3
−0.5

150

+ 5 
   0

8.5 3.3

45

200 21

+0.5 
−1.5

5

+0.6
−0.8

200

+ 5 
   0

19

3 55

21

+0.5
−1.5

6

+0.6
−0.8

200

+ 5 
   0

12 4.3

55

250 25

+0.5 
−1.5

6

+0.6
−0.8

250

+ 5 
   0

22

4 65

25

+0.5
−1.5

7

+0.6
−0.8

250

+ 5 
   0

15 5.5

65

300 30

+0.5

−1.5

7

+0.6

−0.8

300

+10

   0

26

5 75

30

+0.5

−1.5

8.5

+0.6

−0.8

300

+10

   0

17 6.5

75

350 34

+0.5

−1.5

7.5

+0.6

−0.8

350

+10

   0

30

5.5

85

34

+0.5

−1.5

10

+0.6

−0.8

350

+10

   0

19 6.8

85

400 36

+0.5 
−1.5

8.5

+0.6
−0.8

400

+10 
   0

32

6.5

95

36

+0.5
−1.5

11

+0.6
−0.8

400

+10 
   0

20 7  95

単位 mm

丸形

角形

幅 A

l

参考

幅 A

l

参考

呼ビ寸法

基準寸法  許容差  基準寸法  許容差

A

1

l

1

基準寸法 許容差 基準寸法 許容差

A

1

l

1

100

4

+0.3 
−0.5

100

+  5
    0

 2.2

35

 4

+0.3
−0.5

100

+ 5 
   0

 2.2

35

150

6

+0.3 
−0.5

150

+  5
    0

 3.3

45

 6

+0.3
−0.5

150

+ 5 
   0

 3.3

45

200

8

+0.6 
−0.8

200

+  5
    0

 4.2

55

 8

+0.6
−0.8

200

+ 5 
   0

 4.2

55

250 10

+0.6

−0.8

250

+  5

    0

 5.2

65

10

+0.6

−0.8

250

+ 5

   0

 5.2

65

300 12

+0.6

−0.8

300

+10

    0

 6.5

75

12

+0.6

−0.8

300

+10

   0

 6.5

75

350 15

+0.6 
−0.8

350

+10
    0

 8

85

15

+0.6
−0.8

350

+10 
   0

 8.5

85

400 18

+0.5 
−1.5

400

+10
    0

10 95 18

+0.5
−1.5

400

+10 
   0

11 95


3

B 4703-1966

単位 mm

三角形

幅 A

l

参考

呼ビ寸法

基準寸法 許容差 基準寸法 許容差

A

1

l

1

100

9

+0.6
−0.8

100

+  5
    0

 4.8

35

150 12

+0.6
−0.8

150

+  5
    0

 7

45

200 15

+0.5
−1.5

200

+  5
    0

 8.5

55

250 17

+0.5
−1.5

250

+  5
    0

10 65

300 20

+0.5

−1.5

300

+10

    0

12 75

350 22

+0.5

−1.5

350

+10

    0

13 85

400 25

+0.5
−1.5

400

+10
    0

14 95

備考1.  および は,本体の目切リしていない部分で測定したときの基準寸法および許容

差とする。

2.  C

から先端の部分は の約

5

2

とし,幅および厚サとも先端に向かい細くする。

5.

目の種類および目数  目の種類は,原則として複目とし,各形とも,荒目,中目,細目および油目の

4

種類とする。

なお,目数は 25mm の長サについて,

表 のとおりとする。

表 2

単位 mm

上目(ウワメ)数

下目(シタメ)数

呼ビ寸法

荒目

中目

細目

油目

荒目

中目

細目

油目

目数の許容差

100  36 45 70 110

150  30 40 64 97

200  25 36 56 86

250  23 30 48 76

300  20 25 43 66

350  18 23 38 58

400  15 20 36 53

各目数とも上目数の 80∼90%
とする。

±10%

備考1.  単目ヤスリの場合は,この表の上目数を適用する。

2.

コバの目数は,上目数と同一の単目にする。

6.

品質

6.1

外観  形状は,曲リ,キズ,割レ,カエリ,その他の有害な欠点がなく,目は規則正しく,仕上ゲ

は良好でなければならない。

6.2

カタサ  目切リ部のカタサは,H

R

C 62

以上でなければならない。

6.3

切レ味および耐久性  切レ味は,全面にわたりむらがなく,良好でなければならない。

また,耐久性は,相当の時間使用しても良好な切削性を長時間維持し,その低下は漸進的でなければな

らない。


4

B 4703-1966

参考  切レ味および耐久性に対しては,その良否を数値的に確かめることが望ましい。

7.

検査

7.1

外観  外観の検査は,通常目視により行ない,6.1 の規定を満足しなければならない。

7.2

形状および寸法  形状および寸法の検査は,所要精度に適応する測定器具を用いて行ない,4.の規定

を満足しなければならない。

7.3

目の種類および目数  目の種類および目数の検査は,通常目視および所要目数に適応する測定器具

を用いて行ない,5.の規定を満足しなければならない。

7.4

カタサ  目切リ部のカタサの検査は,カタサ試験機または試験棒を用いて行ない,6.2 の規定を満足

しなければならない。なお,試験棒を用いてカタサを測定する場合は,少なくとも H

R

C 56

∼58 カタサを

もつ試験棒により行ない,目切リ部のどの面もどの部分もむらなくかかり,スベリを生じてはならない。

8.

製品の呼び方  鉄工ヤスリの呼び方は,規格番号または規格名称,種類,呼ビ寸法および目の種類に

よる。

例:  JIS B 4703

平形 100mm 荒目

鉄工ヤスリ  平形 100mm 荒目

9.

表示  適当な箇所に,製造業者名またはその略号を表示する。