1
B
4
6
3
3
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 4633 : 1998 十字ねじ回し
ISO/DIS 8764-1 : 1996 ねじ回しの先端部,ISO 8764-2 : 1992 ねじ回しの一般的な要求事項,本体の長さ及び表示
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番号 (III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点 (V) JISと国際規格との整
合が困難な理由及び今
後の対策
(1) 適用範囲
○ 本体:H形,S形十字ねじ回し
ISO 8764-1
ISO 8764-2
○ 手動式及び機械式ねじ回
し先端部の,形状寸法,技
術的な要求事項,トルク試
験,PH形,PZ形十字ねじ
回し
本体の長さ及び表示
ADP JISには機械ねじ回しは含
まれていない。
○ 附属書:PH形,PZ形十字ねじ回し
(2) 種類
○ 本体:H形,S形,普通形,貫通形,
磁力あり,磁力なしの組合せによる
8種類
ISO 8764-1
○ PH形,PZ形の2種類
ADP
○ 付属書:PH7形, PZ形の2種類
(3) 形状及び寸法
○
○
本体:本体長さ及び先端寸法
附属書:本体長さ及び先端寸法
ISO 8764-1
ISO 8764-2
○ 本体長さ及び先端寸法
ADP
ISOの本体先端寸法許容
差は,実用品として必要
以上に小さい。
(4) 材料
○ 本体:SWRH62A又は同等以上
ISO 8764-1
○ 機械的要求事項及びトル
ク試験を満たす鋼。
ADP
○ 附属書:機械的要求事項及びトルク
試険を満たす鋼。
(5) 品質
○ 本体:硬さ 53HRC以上又は
560HV以上
ISO 8764-1
○ 全長にわたり,熱処理を行
い,先端から3×呼び本体
直径の位置で54HRC以
上。
ADP
先端さえ規定の硬度にな
っていれば,ねじ回しと
して十分歳能は果たす。
○ 附属書:全長にわたり,熱処理を行
い,先端から3×呼び本体直径の位
置で54HRC以上
(6) 試験方法
○ 本体:板ゲージによる。
ISO 8764-1
○ リングゲージによる。
ADP
リングゲージは入手,及
びゲージとしての校正管
理が困難である
○ 附属書:リングゲージによる。
(7) 検査
○ 本体:品形及び寸法並びに品質
−
− ISOは規定なし。
JIS指定商品として必要
な規定である。
○ 附属書:形状及び寸法並びに品質
2
B
4
6
3
3
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
JIS B 4633 : 1998 十字ねじ回し
ISO/DIS 8764-1 : 1996 ねじ回しの先端部,ISO 8764-2 : 1992 ねじ回しの一般的な要求事項,本体の長さ及び表示
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番号 (III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点 (V) JISと国際規格との整
合が困難な理由及び今
後の対策
(8) 製品の呼び方
○ 本体:規格番号又は規格の名称,種
類,呼び番号,結合方法による種類
及び磁力の有無
−
− 附属書によるものをʻIʼ
と呼ぶ。
JIS指定商品として必要
な規定である。
○ 附属書:規格番号又は規格の名称,
種類,先端サイズ
(9) 表示
○ 本体:先端種類記号.呼び番号,製
造業者名又はその略号,磁力の有無
ISO 8764-2
○ 先端の種類,先端サイズ,
商標
ADP 附属書によるものにʻIʼ
の表示を加える。
○ 附属書:先端の種類,先端サイズ,
商標,ʻIʼ
備考1. 表中の(I)及び(III)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示し,“−”は,規定していないことを示す。
2. 表中の(IV)欄にある“ADP”は,JISは国際規格を技術的に内容の変更なしで採用しているが,JISとして必要な規定内容を追加していることを示す。また,
“−”は,該当項目がない場合を示す。