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日本工業規格

JIS

 B

4626

-1995

ウォータポンププライヤ

Water pump pliers

1.

適用範囲  この規格は,つかむ物の大小に応じ,口の開きを変えることができ,主に水道管,ガス管

などの配管工事に使用されるウォータポンププライヤ(以下,プライヤという。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

2.

形状・寸法  プライヤの形状及び寸法は,次のとおりとする。

(1)

プライヤの形状は,原則として

図 による。

なお,

図 は,一例を示すもので,構造を規定するものではない。

(2)

プライヤの寸法は,

表 による。

図 1  形状

表 1  寸法

単位 mm

L T A 

参考

呼び寸法

最小

最大

最小

く わ え る こ と が

できる管の外径

250 240

11 36

6

∼32

300 290

12 45

6

∼50


2

B 4626-1995

3.

品質

3.1

外観  プライヤの外観は,割れ,有害なきず,まくれ,さび,その他使用上有害な欠点がなく,仕

上げの程度は良好でなければならない。

なお,さび止め処理を施さなければならない。

3.2

機能  プライヤの結合部の接触面は,すきまが少なく,かつ,口幅開きの調節及び開閉は,円滑で

なければならない。

3.3

機械的性質

3.3.1

変形  プライヤのくわえ部の先端から約 2mm の箇所に,厚さ 3.2mm の試験用鉄板又は直径 3.2mm

の試験用鉄線を挟み,柄部に

表 の条件で約 30 秒間荷重を加えたとき,荷重時の変形及び荷重を除いた後

の永久ひずみは,

表 に適合しなければならない。

表 2  荷重時の変形及び荷重後の永久ひずみ

単位 mm

呼び寸法

負荷する位置(

1

)

トルク

(N

・m)

荷重時の変形(

2

)

荷重後の永久ひずみ(

3

)

250 120  88.3

13

以下 1.0 以下

300 150 117.7

13

以下 1.0 以下

(

1

)

荷重を負荷する位置とは,柄部において軸からの距離をいう。ただし,負荷する位置は,柄部の
形状によって柄部先端寄りに移動してもよい。

(

2

)

荷重時の変形とは,荷重を負荷する位置において,荷重を加える前の寸法の読みと荷重を加えた

ときの寸法の読みとの差をいう。

(

3

)

荷重後の永久ひずみとは,荷重を負荷する位置において,荷重を加える前の寸法の読みと荷重を
除いた後の寸法の読みとの差をいう。

3.3.2

硬さ  プライヤのくわえ部から軸取付穴の部分までの硬さは,43∼55 HRC とする。

なお,軸の硬さは,35∼44 HRC とする。

4.

材料  プライヤ本体の材料は,JIS G 4051 の S45C,又は 3.に規定する品質と同等以上の材料とする。

5.

検査  プライヤの検査は,次による。

(1)

形状・寸法検査  プライヤの形状及び寸法の検査は,直尺,ノギスなどを用いて行い,2.に適合しな

ければならない。

(2)

外観検査  プライヤの外観検査は,目視によって行い,3.1 に適合しなければならない。

(3)

機能検査  プライヤの機能検査は,適切な用具又は感触によって行い,3.2 に適合しなければならない。

(4)

変形検査  プライヤの荷重時の変形及び荷重後の永久ひずみの検査は,3.3.1 に適合しなければならな

い。

(5)

硬さ検査  プライヤの硬さ検査は,JIS Z 2245 によって行い,3.3.2 に適合しなければならない。

6.

製品の呼び方  プライヤの呼び方は,規格番号又は規格名称,及び呼び寸法による。

1.  JIS B 4626 250

2.  ウォータポンププライヤ  300

7.

表示  プライヤには,適切な箇所に,製造業者名又はその略号を表示する。