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:
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解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 4623 : 1998 ペンチ
ISO 5743 : 1988 プライヤ及びニッパ一般的な技術要求事項,
ISO 5744 : 1988 ペンチ及びニッパ試験方法,
ISO 5746 : 1988 ペンチ及びニッパ寸法及び試験値
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格
番号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ 主に銅線類及び鉄線類の切
断に用いる一般用ペンチに
ついて規定。
国際規格によるI形ペンチに
ついては,附属書に規定。
ISO 5743
ISO 5744
ISO 5746
○ 一般的な技術要求事項について
規定。
試験方法について規定。
寸法及び試験値について規定。
ADP 旧JISを本体に,三つの国際
規格のうちペンチに関する
ものを一つにし,I形ペンチ
として附属書に規定。
JISは,ユーザの使いやすさ
を考慮して,一つの規格とし
た。また国内の使用実態を考
慮して,附属書方式を採用し
たが,次回の見直し時に具体
的な統一方法を検討する。
(2) 形状及び寸法
○ 本体:長さ150,175,200の
3種類について規定。
附属書:長さ160,180,200
の3種類について規定。
ISO 5746
○
ADP 寸法及び許容差が異なる。
(3) 品質切れ味
○
ISO 5743
ISO 5746
○ 一般的な技術要求事項について
規定。
寸法及び試験値について規定。
ADP
硬線用と軟線用とは別の刃
にするのが通常で,ISO規定
のように両方とも切れるよ
うに刃を調整するのは困難
である。
本体:試験用鉄線及び切断力
を規定。
附属書:試験用鋼線及び切断
力を規定。鋼線切断後軟ワイ
ヤ試験を規定。
試験用線材及び切断力が異
なる。
(4) 材料
○ 本体に規定。
−
− ISOは規定なし。
(5) 試験方法変形
試験
○
ISO 5744
○
ADP
本体:試験用鉄線を挟み,柄
部に規定荷重を1分間加え,
試験前後の差を測定。
附属書:試験片を挟み,規定
荷重を4回加え,試験前後の
差を測定。
具体的試験方法が異なる。
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解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格
番号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(6) 検査
○ 本体及び附属書に規定。
−
− ISOは規定なし。
JIS指定商品として必要な
規定項目である。
(7) 製品の呼び方
○ 本体及び附属書に規定。
−
− ISOは規定なし。
JIS指定商品として必要な
規定項目である。
(8) 表示
○ 本体及び附属書に規定。
−
− ISOは規定なし。
JIS指定商品として必要な
規定項目である。
備考1. 表中の(I)及び(III)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示し,“−”は,規定していないことを示す。
2. 表中の(IV)欄にある“ADP”は,JISは国際規格を技術的に内容の変更なしで採用しているが,JISとして必要な規定内容を追加していることを示す。また,
“−”は,該当項目がない場合を示す。