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日本工業規格

JIS

 B

4614-

1995

コンビネーションプライヤ

Slip joint combination pliers with cutters

1.

適用範囲  この規格は,つかむ物の大小に応じ,口の開きを変えることができ,かつ,口の奥で線材

を切ることができる刃部をもつ,コンビネーションプライヤ(以下,プライヤという。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 3532

  鉄線

JIS G 4104

  クロム鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

2.

形状・寸法  プライヤの形状及び寸法は,次のとおりとする。

(1)

プライヤの形状は,原則として

図 による。

(2)

プライヤの寸法は,

表 による。

図 1  形状

表 1  寸法

単位 mm

参考

呼び寸法

A

最小

B

C

最大

E

最大

切断することができ

る線材の最大直径

150 150

42

±3

11

45

3

200 200

45

±3

12

50

4

3.

品質


2

B 4614-1995

3.1

外観  プライヤの外観は,割れ,有害なきず,まくれ,さび,その他使用上有害な欠点がなく,仕

上げの程度は良好でなければならない。

3.2

機能  プライヤの結合部及び刃部の接触面は,すきまが少なく,かつ,本体の穴から穴への移動及

び口幅開きの開閉は,円滑でなければならない。

3.3

切れ味  プライヤの刃部のほぼ中央に表 の試験用鉄線(

1

)

を挟み,柄部に荷重を加えて

表 のトル

クを与えたとき,試験用鉄線が切断できなければならない。

(

1

)

試験用鉄線は,JIS G 3532の SWM-N とする。

表 2  試験用鉄線及びトルク

単位 mm

呼び寸法 試験用鉄線

の線径

トルク

 (N

・m)

150 2 33.34

以下

200 2.6

51.98

以下

3.4

機械的性質

3.4.1

変形  プライヤのくわえ部の先端から約 2mm の箇所に,厚さ 3.2mm の試験用鉄板又は直径 3.2mm

の試験用鉄線を挟み,柄部最大幅のところに荷重を加えて

表 のトルクを与えたとき,荷重時の変形及び

荷重を除いた後の永久ひずみは,

表 に適合しなければならない。

表 3  荷重時の変形及び荷重後の永久ひずみ

単位 mm

呼び寸法

トルク

 (N

・m)

荷重時の変形(

2

)

荷重後の永久ひずみ(

3

)

150

62.76

2

∼6 0.4 以下

200 117.68

3

∼10 0.5 以下

(

2

)

荷重時の変形とは,荷重を負荷する位置において,荷重を
加える前の寸法の読みと荷重を加えたときの寸法の読み
との差をいう。

(

3

)

荷重後の永久ひずみとは,荷重を負荷する位置において,
荷重を加える前の寸法の読みと荷重を除いた後の寸法の
読みとの差をいう。

3.4.2

硬さ  プライヤのくわえ部から軸取付穴の部分までの硬さは,43∼55HRC とする。

なお,軸の硬さは,35∼44HRC とする。

4.

材料  プライヤ本体の材料は,JIS G 4104 の SCr440,又は 3.に規定する品質と同等以上の材料とする。

5.

検査  プライヤの検査は,次による。

(1)

形状・寸法検査  プライヤの形状及び寸法の検査は,直尺,ノギスなどを用いて行い,2.に適合しな

ければならない。

(2)

外観検査  プライヤの外観検査は,目視によって行い,3.1 に適合しなければならない。

(3)

機能検査  プライヤの機能検査は,適切な用具又は感触によって行い,3.2 に適合しなければならない。

(4)

切れ味検査  プライヤの切れ味検査は,3.3 に適合し,また,各部に異常があってはならない。

(5)

変形検査  プライヤの荷重時の変形及び荷重後の永久ひずみの検査は,3.4.1 に適合しなければならな

い。

(6)

硬さ検査  プライヤの硬さ検査は,JIS Z 2245 によって行い,3.4.2 に適合しなければならない。


3

B 4614-1995

なお,硬さの測定箇所は,くわえ部及び刃部になるべく近い 2 か所とする。

6.

製品の呼び方  プライヤの呼び方は,規格番号又は規格名称(

4

)

,及び呼び寸法による。

(

4

)

規格名称は,プライヤと略してもよい。

1.  JIS B 4614  150

2.  プライヤ  200

7.

表示  プライヤには,適切な箇所に,製造業者名又はその略号を表示する。