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日本工業規格

JIS

 B

4606

-1995

パイプレンチ

Pipe wrenches

1.

適用範囲  この規格は,パイプレンチについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0405

  普通公差−第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4105

  クロムモリブデン鋼鋼材

2.

等級  パイプレンチは,強力級及び普通級の 2 等級に分ける。

3.

形状・寸法  形状及び寸法は,原則として図 及び表 による。

図 1


2

B 4606-1995

表 1

単位 mm

上あご

本体

呼び寸法(

1

)

a

b

l

1

l

2

く わ え ら れ
る管の外径

200  28 15 95 160

6

∼ 20

250 32

17

115

200

6

∼ 26

300 38

19

135

240

10

∼ 32

350 44

21

155

285

13

∼ 38

450 50

24

180

370

26

∼ 52

600 58

28

215

495

38

∼ 65

900 72

34

280

750

50

∼ 95

1 200

90

40

350

1 000

65

∼140

(

1

)

呼び寸法は,くわえられる最大の管をくわえたときの

全長を示す。

4.

品質

4.1

外観  有害な,きず,割れ,まくれ,さびその他の欠点がなく,仕上げの程度は良好でなければな

らない。

4.2

機能  丸ナットの動きは円滑で,遊びが少なく,各部の機能は良好でなければならない。

4.3

機械的性質

4.3.1

硬さ  歯部の硬さは,原則として 50 HRC とする。

4.3.2

荷重  図 に示すように表 の丸棒をくわえ,本体の他の端に荷重を加えて表 のモーメントを与

えたとき,各部に異常があってはならない。

図 2

表 2

呼び寸法

(mm)

200 250 300 350  450 600 900

1

200

丸棒の直径

(mm) 16 20 25 30  40 52 75

100

強力級  225.6

411.9

637.4

833.6

1 274.9 1 814.2 2 794.9  3 726.5

モーメント

 (N

・m)

普通級  176.5

323.6

441.3

588.4

882.6 1 323.9 2 108.4  2 942.0

備考1.  丸棒の硬さは,20∼25 HRC とし,直径の許容差は JIS B 0405の粗級による。

5.

材料  上あご及び植歯の材料は,原則として強力級は JIS G 4105 の SCM3,普通級は JIS G 4051 

S45C

とする。

6.

検査

6.1

外観検査  目視によって検査し,4.1 の規定を満足しなければならない。


3

B 4606-1995

6.2

機能検査  4.2 の規定を満足しなければならない。

6.3

荷重検査  4.3.2 の規定を満足しなければならない。

7.

製品の呼び方  製品の呼び方は,規格番号又は規格名称,等級及び呼び寸法による。

例  JIS B 4606 

強力級  450 mm

パイプレンチ

強力級  450 mm

8.

表示  適切な箇所に,呼び寸法,等級を表す記号及び製造業者名又はこれに代わるものを表示する。

なお,材料記号を明示することが望ましい。

等級を表する記号は,

表 による。

表 3

強力級 H

普通級 N

関連規格  JIS Z 8203  国際単位系 (SI) 及びその使い方