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日本工業規格

JIS

 B

4356

-1996

ピニオンカッタ

Pinion type cutters

1.

適用範囲  この規格は,モジュール が 0.75∼12mm,基準圧力角

α

が 20°であるインボリュート平

歯車の加工に用いるピニオンカッタ(以下,カッタという。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0102

  歯車用語

JIS B 0174

  歯切工具用語

JIS B 0401

  寸法公差及びはめあい

JIS B 0405

  普通公差−第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差

JIS B 0601

  表面粗さ−定義及び表示

JIS B 0659

  比較用表面粗さ標準片

JIS B 1701

  インボリュート歯車の歯形及び寸法

JIS B 4350

  歯切工具−歯形及び寸法

JIS B 7153

  測定顕微鏡

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS B 7506

  ブロックゲージ

JIS B 7513

  精密定盤

JIS B 7519

  指針測微器

JIS B 7523

  サインバー

JIS B 7531

  歯厚ノギス

JIS B 7533

  てこ式ダイヤルゲージ

JIS B 7535

  流量式空気マイクロメータ

JIS B 7725

  ビッカース硬さ試験機

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS G 4403

  高速度工具鋼鋼材

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0102 及び JIS B 0174 による。


2

B 4356-1996

3.

種類・等級  カッタの種類は,形状によって,ディスク形,ベル形及びシャンク形の 3 種類とし,等

級は,精度によって,AA 級,A 級及び B 級の 3 等級とする。

4.

形状・寸法  カッタの形状及び寸法は,表 1∼表 による。その歯形は,JIS B 1701 に規定する平歯

車を創成できる歯形とし基準ラック歯形は,JIS B 4350 による。

表 1  ディスク形

単位 mm

モジュール  m

参考

系列(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

(m

×Z)

穴径 d

L

取付面

の厚さ

L

2

取付面径

d

1

刃幅の面

取長さ a

75

0.75    100

75

31.742

16

8

50

3

 0.8

94

75.2

0.9

84

75.6

1

75 75

 1.25

60 75  18

1.5

50 75

1.75

43

75.25

2

38 76

2.25

34

76.5

20

2.5

30 75

 2.75

28 77

3

25 75

 3.25 24

78

 3.5

22 77

3.75

20 75  22

10

4

19 76

4.5

17

76.5

5

16 80

100 1

  100

100

31.742

18

10

65

4.5

 1.25

80

100

又は

20

 1.5

67

100.5

44.450

1.75

58

101.5

2

50

100

2.25

45

101.25

22

2.5

40

100

2.75

37

101.75

3

34

102

 3.25 31

100.75


3

B 4356-1996

単位 mm

モジュール  m

参考

系列(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

(m

×Z)

穴径 d

L

取付面

の厚さ

L

2

取付面径

d

1

刃幅の面

取長さ a

  3.5

 29  101.5

 3.75 27

101.25

24

4

25

100

  4.5

 23  103.5

5

20

100

  5.5

 19  104.5

6

17

102

6.5

16

104  28

12

7

15

105

125 1.5     84  126

44.450

22

10

85

4.5

1.75

72

126

2

63

126

2.25

56

126  24

2.5

50

125

2.75

 46  126.5

3

42

126

 3.25 39

126.75

3.5

36

126

 3.75 34

127.5

26

12

4

32

128

4.5

28

126

5

25

125

  5.5

 23  126.5

6

21

126

6.5

20

130  30

7

19

133

8

17

136

150

1.75

 86  150.5  44.450

24

12  95

4.5

2

75

150

2.25

 67  150.75   26

2.5

60

150

2.75

 55  151.25

3

50

150

  3.25 47

152.75

  3.5

 43  150.5

3.75

40

150  28

14

4

38

152

4.5

34

153

5

30

150

5.5

28

154

6

25

150

6.5

24

156  32

7

22

154

8

19

152

9

17

153

10

15

150


4

B 4356-1996

単位 mm

モジュール  m

参考

系列(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

(m

×Z)

穴径 d

L

取付面

の厚さ

L

2

取付面径

d

1

刃幅の面

取長さ a

175 2      88  176

44.450

26

14  110

4.5

2.25

 78  175.5    28

2.5

70

175

2.75

64

176

3

58

174

  3.25 54

175.5

3.5

50

175

  3.75 47

176.25

30

4

44

176

  4.5

 39  175.5

5

35

175

5.5

32

176

6

29

174

6.5

27  175.5    34

7

25

175

8

22

176

9

19

171

10

18

180

11

16

176  36

16

12

15

180

(

1

)

モジュールの系列は,JIS B 1701による。

備考1.  穴径 の許容差は,AA 級,A 級及び B 級の等級に応じ,それぞれ JIS B 0401

に規定する H3,H4及び H5とする(許容差の数値は,

4に示す。)。

2.

幅 及び取付面の厚さ L

2

の許容差は,JIS B 0405 に規定する公差等級 c(粗

級)とする。

3.

底面の逃げの形状及び寸法は,特に規定しない。


5

B 4356-1996

表 2  ベル形

単位  mm

モジュール m

参考

系列

(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

  (m

×Z)

穴径

d

L

刃幅

L

1

取付面

の厚さ

L

2

取付面径

d

1

刃幅の面

取長さ a

50

0.75

67

50.25  19.050

30 12

8

28

3

 0.8

63

50.4

0.9

56

50.4

1

50 50

1.25

40 50  32

14

1.5

34 51

1.75

29

50.75

2

25 50

2.25

23

51.75

34 16

2.5

24 60

2.75

22

60.5

3

20 60

  3.25  19

61.75

3.5

18 63

3.75

16 60  38

18

4

15 60

75

0.75

  100

75

31.742

34 16

8

50

3

 0.8

94

75.2

0.9

84

75.6

1

75 75

1.25

60 75  36

18

1.5

50 75

1.75

43

75.25

2

38 76

2.25

34

76.5

38 20

2.5

30 75

2.75

28 77

3

26 78

3.25

24 78

3.5

23

80.5

  3.75  21

78.75

42 22  10

4

20 80


6

B 4356-1996

単位  mm

モジュール m

参考

系列

(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

  (m

×Z)

穴径

d

L

刃幅

L

1

取付面

の厚さ

L

2

取付面径

d

1

刃幅の面

取長さ a

4.5

18 81

5

16 80

100 1

  100

100

31.742

38 18  10

65

4.5

 1.25

80

100

又は 40 20

 1.5

67

100.5

44.450

1.75

58

101.5

2

50 100

2.25

45

101.25

42 22

2.5

40 100

2.75

37

101.75

3

34 102

  3.25  31

100.75

3.5

29

101.5

  3.75  27

101.25

44 24

4

25 100

4.5

23

103.5

5

21 105

5.5

19

104.5

6

18 108

  6.5  17

110.5

50 28  12

7

16 112

125 1.5

84

126

44.450

42 22  10

85

4.5

1.75

72 126

2

63 126

2.25

56 126  44

24

2.5

50 125

2.75

46

126.5

3

42 126

  3.25  39

126.75

3.5

36 126

  3.75  34

127.5

48 26  12

80

4

32 128

4.5

28 126

5

25 125

5.5

23

126.5

6

21 126

6.5

20 130  50

30  75

7

19 133

8

17 136

備考1.  穴径 の許容差は,AA 級,A 級及び B 級の等級に応じ,それぞれ JIS B 0401に規

定する H3,H4及び H5とする(許容差の数値は,

4に示す。)。

2.

幅 L,刃幅 L

1

及び取付面の厚さ L

2

の許容差は,JIS B 0405 に規定する公差等級 c

(粗級)とする。

3.

取付面の逃げの形状及び寸法は,特に規定しない。


7

B 4356-1996

表 3  シャンク形

単位 mm

モジュール m

参考

系列

(

1

)

呼び

1 2 3

歯数

Z

ピッチ円直径

d

0

  (m

×Z)

全長

L

刃幅

L

1

シャンクのテーパ

刃幅の

面取長さ

a

25

0.75

 34

25.5

80

10

2

 0.8

32

25.6

0.9

28

25.2

 1

25

25

12

 1.25

20

25

 1.5

17

25.5

1.75

15

26.25

15

 2

13

26

2.25

12

27

 2.5

10

25

モールステーパ番号 2

38

0.75

51

38.25

100

12

2

 0.8

48

38.4

0.9

43

38.7

 1

38

38

15

 1.25

31

38.75

 1.5

26

39

1.75

22

38.5

 2

19

38

18

3

2.25

17

38.25

 2.5

16

40

2.75

14

38.5

 3

13

39

モールステーパ番号 3

又は F 形テーパ

  3.25  13

42.25

125

3.5

13

45.5

  3.75  13

48.75

 4

13

52

モールステーパ番号 4

備考1.  全長 L,刃幅 L

1

の許容差は,JIS B 0405に規定する公差等級 c(粗級)とする。

2.

シャンクは,

附属書 による。


8

B 4356-1996

5.

品質

5.1

外観  カッタの外観は,地きず,割れ,有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕上げは良

好でなければならない。

5.2

表面粗さ  カッタの刃部の表面粗さは,7.1 に規定する試験を行ったとき,すくい面において JIS B 

0601

に規定する 0.80

μmR

a

 (3.2

μmR

y

)

とする。

5.3

硬さ  カッタの刃部の硬さは,7.2 に規定する試験を行ったとき,63HRC 又は 772HV 以上とする。

5.4

精度  カッタの精度は,7.3 に規定する試験を行ったとき,表 及び表 のとおりとする。

表 4  精度

単位

μm

公差値又は許容差

等級

番号

項目

AA

A

B

19.050

6
0

+

9
0

+

31.742

穴径

d

基準寸法

(mm)

44.450

4
0

+

7
0

+

11

0

+

1

シャンクの振れ 3

4

5

2

外周の振れ 7

10

15

3

底面の振れ 3

4

6

4

取付面の振れ 5

5

7

5

すくい面の振れ 10

16

25

6

すくい角(分)

γ

±10

±14

±20

7

側逃げ角(分)

θ

P

8

外周逃げ角(分)

θ

備考1.  番号1は,ディスク形及びベル形の場合に

は穴径を,シャンク形の場合にはシャンク

の振れを適用する。

2.

番号 及び番号 は,ディスク形及びベル
形の場合だけに適用する。


9

B 4356-1996

表 5  精度

単位

μm

公差値又は許容差

モジュール  m

番号

項目

等級

呼び

0.75

以上

1

以下

1

を超え

1.6

以下

1.6

を超え

2.5

以下

2.5

を超え

4

以下

4

を超え

6

以下

6

を超え

10

以下

10

を超え

12

以下

9

歯溝の振れ

AA

25,

38,

50

10 10 10  11

F

r

75,

100

11 11 12  13  14 17

125, 150, 175

− 12 13  14  15 18  23

A

25,

38,

50

14 14 15  16

75,

100

16 16 16  18  20 24

125, 150, 175

− 18 19  20  22 26  32

B

25,

38,

50

28 28 30  33

75,

100

31 31 33  36  40 48

125, 150, 175

− 35 37  40  45 52  65

10

隣接ピッチ誤

AA

25,

38,

50

3 3 4  4

75,

100

4 4 4  4  5 6

f

pu

125, 150, 175

− 4 5  5  6 7  9

 A

25,

38 50

5

5

6

6

75,

100

6

6

6 7 8

9

125, 150, 175

7

7 8 8

10

13

 B

25,

38 50

10

10

12

13

75,

100

12 12  13  14  16 19

125, 150, 175

− 14  15  16  18 21 27

11

累積ピッチ誤 AA 25,

38,

50

10

11

12

12

75,

100

12 13  13  14  15 18

F

p

125, 150, 175

− 14  15  15  17 20 24

 A

25,

38 50

18

19

21

23

75,

100

21 22  23  25  28 34

125, 150, 175

− 25  26  28  32 37 46

 B

25,

38 50

26

28

30

33

75,

100

30 31  33  36  40 48

125, 150, 175

− 35  37  40  45 52 65

12

歯形誤差(

2

) AA

− 4

4

5

6

8

11

16

f

f

 A

8  9  10  13  16 22 32

 B

16 18  21  25  32 43 63

13

歯厚  (−)

AA

13 13  17  21  27 33 43

S A

21 21  27  33  43 53 67

 B

33 33  43  53  67 80 95

(

2

)

負  (−)  側の誤差は,公差値の

3

1

を超えてはならない。

6.

材料  カッタの材料は,JIS G 4403 に規定する SKH51 又はこれと同等以上の性能をもつものとする。

7.

試験方法

7.1

表面粗さ  カッタの表面粗さは,目視によって JIS B 0659 に規定する比較用表面粗さ標準片を用い

て測定する。


10

B 4356-1996

7.2

硬さ  刃物の刃部の硬さは,JIS B 7726 に規定するロックウェル硬さ試験機を用いて JIS Z 2245 

規定するロックウェル硬さ試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機による測定がで

きない場合は,JIS B 7725 に規定するビッカース硬さ試験機を用いて,JIS Z 2244 に規定するビッカース

硬さ試験方法によって測定してもよい。また,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定

を行ってもよい。

7.3

精度  ディスク形及びベル形の精度は表 によって,シャンク形の精度は表 によって測定する。

なお,使用する測定器具の精度及び性能は

附属書 による。

表 6  ディスク形及びベル形の精度の試験方法

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

1

穴径

d

空気マイクロメータ又は内側測
定具で測定する。

空気マイクロメータ,
内側測定具

2

外周の振れ

つば付きアーバにカッタをはめ

込み,センタ台に取り付けカッ
タの外周面に垂直に測微器を当
て,カッタを回して測定する。

つば付きアーバ,

センタ台, 
測微器

3

底面の振れ

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,センタ台に取り付けカッ
タの底面の歯底に近い所に測微

器を当て,カッタを回して測定
する。

つば付きアーバ, 
センタ台, 
測微器

4

取付面の振れ

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,センタ台に取り付けカッ
タの取付面に測微器を当てカッ

タを回して測定する。

つば付きアーバ, 
センタ台, 
測微器

5

すくい面の振

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,センタ台に取り付けカッ

タのすくい面に垂直に測微器を
当て,カッタを回して測定する。

つば付きアーバ, 
センタ台,

測微器

6

外周すくい角

γ

f

精密定盤の上ですくい角だけ傾
けたサインバーにカッタを載

せ,スタンドに取り付けた測微
器をカッタの半径方向に全歯丈
だけ動かして測定する。

サインバー, 
ブロックゲージ,

測微器, 
精密定盤


11

B 4356-1996

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

7

側逃げ角

θ

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,歯すじ方向測定器に取り
付けカッタのピッチ円付近に測

定子を当てて測定する。

つば付きアーバ, 
歯すじ方向測定器

8

外周逃げ角

θ

f

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,測定顕微鏡に取り付けて

測定する。

つば付きアーバ, 
測定顕微鏡

9

歯溝の振れ

F

r

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,センタ台に取り付け,カ
ッタのピッチ円付近で両歯面に

接する球状の測定子を歯溝に挿
入し測定子の半径方向の位置を
測微器で測定する。

つば付きアーバ, 
センタ台, 
測微器

10

隣接ピッチ誤

f

pu

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,円ピッチ測定機器に取り
付けて二つの測定子を隣り合っ

た歯の対応するピッチ円付近に
接触させ,測定子間の距離を測
微器で読む。この測定を全歯数

にわたって行い,次のようにし
て計算する。

つば付きアーバ, 
円ピッチ測定器, 
測微器

11

累積ピッチ誤

F

p

隣接ピッチ誤差の測定値=b

i

の最大値

累積ピッチ誤差の測定値=e

1

e

n

の最大値と最小値との差


12

B 4356-1996

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

12

歯形誤差

f

f

つば付きアーバにカッタをはめ
込み,歯形測定器に取り付けカ
ッタのすくい面から約 1mm 隔

たった歯面の軸直角歯形につい
て測定する(

3

)

つば付きアーバ, 
歯形測定器

13

歯厚

W,

S

歯厚マイクロメータ,歯厚ノギ
ス又は測定顕微鏡によって,ま

たぎ歯厚又は弦歯厚を測定する

(

4

)

歯厚マイクロメータ, 
歯厚ノギス,

測定顕微鏡

(

3

)

測定に使用する基礎円の直径 d

g

 (mm)

は,次の式による。

d

g

d

0

cos [tan

1

 (tan

α

+tan

θ

ρ

・tany

f

)]

ここに,

D

0

カッタのピッチ円直径 (mm)

α

切られる歯車の基準圧力角

θ

ρ

ピッチ円筒上の側逃げ角

γ

f

外周すくい角

(

4

)

またぎ歯厚 W (mm)  ,またぎ歯数 Z

m

,又は弦歯厚

S

,すくい面に沿った測定高さ

h

 (mm)

は,次の式による。

2

1

180

=

Z

Z

m

α

ただし,Z

m

は小数点以下を JIS Z 8401 

の規定によって丸めた整数とする。

W

m・cos

α

 [Z

・inv

α

π

 (Z

m

−0.5)]  +2m・x・sin

α

+

=

Z

x

Z

d

S

α

π

tan

2

2

sin

0

⎪⎭

⎪⎩

+

+

+

=

x

m

Z

x

Z

d

h

h

k

f

α

π

γ

tan

2

2

cos

1

2

cos

1

0

ただし

m

h

d

d

x

k

k

2

2

0

=

ここに,

d

k

カッタの実測外径

 (mm)

d

0

カッタのピッチ円直径

 (mm)

h

k

歯末の丈

 (mm)

α

切られる歯車の基準圧力角

γ

f

外周すくい角

m

モジュール

 (mm)

Z

カッタの歯数

備考1.  測定方法及び測定器具は,ディスク形の一例を示したものである。

2.

測定器具は,

附属書 による。


13

B 4356-1996

表 7  シャンク形の精度の試験方法

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

1

シャンクの振れ

カッタをセンタ台に取り付けシャ

ンクの外周に垂直に測微器を当て,

カッタを回して測定する。

センタ台,

測微器

2

外周の振れ

カッタをセンタ台に取り付けカッ

タの外周面に垂直に測微器を当て,

カッタを回して測定する。

センタ台,

測微器

5

すくい面の振れ

カッタをセンタ台に取り付けカッ

タのすくい面に垂直に測微器を当

て,カッタを回して測定する。

センタ台,

測微器

6

外周すくい角

γ

f

精密定盤の上でテーパゲージには

め込んだカッタをすくい角だけ傾

けたサインバーに載せ,スタンドに

取り付けた測微器をカッタの半径

方向に全歯丈だけ動かして測定す

る。

精密定盤,

サインバー,

ブロックゲージ,

テーパゲージ,

測微器

7

側逃げ角

θ

ρ

カッタを歯すじ方向測定器に取り

付け,カッタのピッチ円付近に測定

子を当てて測定する。

歯すじ方向測定器

8

外周逃げ角

θ

f

カッタを工具顕微鏡に取り付けて

測定する。

測定顕微鏡

9

歯溝の振れ

F

r

カッタをセンタ台に取り付けて

表 6

の番号 によって測定する。

表 の番号 参照

センタ台,

測微器

10

隣接ピッチ誤差

f

pu

表 の番号 10 参照

11

累積ピッチ誤差

F

p

円ピッチ測定機器に取り付けて

表 6

の番号 10 及び番号 11 によって測定

する。

表 の番号 11 参照

円ピッチ測定器,

測微器

12

歯形誤差

f

f

カッタを歯形測定機器に取り付け

表 の番号 12 によって測定する。

表 の番号 12 参照

歯形測定器

13

歯厚

W,

S

表 の番号 13 によって測定する。

表 の番号 13 参照

歯厚マイクロメータ,

歯厚ノギス,

測定顕微鏡

備考1.  測定方法及び測定器具などは一例を示したものである。

2.

測定器具は,

附属書 及び附属書 による。


14

B 4356-1996

8.

検査  カッタの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び精度について行い,それぞれ 4.及び

5.1

5.4 の規定に適合しなければならない。

9.

製品の呼び方  カッタの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,呼び,モジュール

m

,基準圧力

α

,等級及び材料記号(

5

)

による。

JIS B 4356

  ベル形

100 m3 20

°

A

SKH51

ピニオンカッタ  ディスク形

125 m3 20

°

A

SKH51

(

5

)

使用材料が,

SKH51

又はこれと同等の場合は

HSS

と,また,

SKH55

又はこれと同等の場合には

HSS-Co

と呼んでもよい。

10.

表示

10.1

製品の表示  カッタには,ディスク形,ベル形は底面に,シャンク形は首部に,次の事項を横書き

に表示する。

(1)

モジュール

m

m5

(2)

基準圧力角

α

20

°

(3)

歯数

Z

NT20

(4)

切込み歯丈

h

D

f

11.25

(

6

)

(5)

等級

A

(6)

材料記号(

7

)

SKH51

(7)

製造業者名又はその略号

(

6

)

一般に Dで表す。JIS B 0174参照。

(

7

)

使用材料が,SKH51 又はこれと同等の場合は HSS と,また,SKH55 又はこれと同等の場合には HSS-Co と表示

してもよい。

10.2

包装の表示  カッタの包装には,規格の名称及び 10.1 に規定する事項を表示する。

関連規格  JIS B 0170  切削工具用語(基本)

JIS B 3301

  モールステーパゲージ

JIS B 4003

  モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法


15

B 4356-1996

附属書 1  テーパシャンク

1.

テーパシャンクの形状・寸法  テーパシャンクの形状及び寸法は附属書 表 による。

附属書 表 1

単位

mm

テーパの種類

テーパ比

基準径

D

1

(約)

d

1

(約)

シャンクの長さ l

s

基準長さ l

a

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

モールステーパ番号 2

020

.

20

1

0.049 95

17.780

18.0

16.03

40

0

9

.

1

35

0

2

.

1

5

モールステーパ番号 3

922

.

19

1

0.050 20

23.825

24.1

21.57

50

0

2

.

2

45

0

4

.

1

F

形テーパ

185

.

19

1

0.052 12

26.727

27.0

24.38

モールステーパ番号 4

254

.

19

1

0.051 94

31.267

31.6

29.98

60

0

5

.

2

53.5

0

6

.

1

6.5

備考1.  テーパ比は分数値を基準とする。

2.

テーパは

附属書 表 のテーパゲージで検査し,当たりは 75%以上とする。


16

B 4356-1996

2.

テーパゲージ  テーパゲージは,附属書 表 による。

附属書 表 2

単位

mm

テーパ比

基準径  D

d

1

基準長さ l

e

テーパの種類

基準寸法

許容差(

1

)

基準寸法

許容差

(約)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

モールステーパ番号 2

020

.

20

1

0.049 95

17.780

±0.005

16.03 35

±0.015 1.2

0

024

.

0

モールステーパ番号 3

922

.

19

1

0.050 20

23.825

21.57

0

028

.

0

F

形テーパ

185

.

19

1

0.052 12

26.727

±0.01

24.38

45

±0.02 1.4

モールステーパ番号 4

254

.

19

1

0.051 94

±0.003

31.267

±0.015

29.98 53.5

±0.025 1.6

0

032

.

0

(

1

)

基準長さについての直径差  (Dd

1

)

の寸法差をいう。


17

B 4356-1996

附属書 2  測定器具の精度及び性能

1.

適用範囲  この附属書は,ピニオンカッタの測定器具の精度及び性能について規定する。

2.

測定器具の精度及び性能  測定器具の精度及び性能は,次による。

2.1

空気マイクロメータの基準倍率は

5 000

倍とし,その性能は JIS B 7535 の規定による。

2.2

内側測定具の指示の精度は,使用範囲内で

0.001mm

以下とする。

2.3

つば付きアーバのセンタ穴と円筒部の振れの公差値は,

0.003mm

,つば部の端面の振れの公差値は,

直径

50mm

に付き,

0.002mm

とする。

2.4

測微器の指示の精度は,使用範囲内で

0.003mm

以下とする。測微器としてダイヤルゲージを使用す

るときは,JIS B 7503 に規定するものを,てこ式ダイヤルゲージを使用するときは JIS B 7533 に規定する

ものを,また,指針測微器を使用するときは,JIS B 7519 に規定するものとする。

2.5

精密定盤の平面度は,JIS B 7513 に規定する

1

級とする。

2.6

サインバーの精度は,JIS B 7523 に規定する

2

級とする。

2.7

ブロックゲージの精度は,JIS B 7506 に規定する

1

級とする。

2.8

測定顕微鏡の性能は,JIS B 7153 による。

2.9

歯厚マイクロメータの性能は,JIS B 7502 による。

2.10

歯厚ノギスの性能は,JIS B 7531 による。

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

村  田  良  司

東京理科大学

(委員)

藤  野  達  夫

通商産業省機械情報産業局

大  嶋  清  治

工業技術院標準部

伊  藤      哲

工業技術院機械技術研究所

因      幸二郎

財団法人日本規格協会

野  上      彰

株式会社不二越

羽  山  隆  貫

日立ツール株式会社

沢  畠  英  明

株式会社斎藤ツヰストドリル製作所

日下部  祐  次

株式会社神戸製鋼所

福  永  博  幸

三菱重工株式会社

三  好  忠  義

オーエスジー株式会社

徳  増      肇

社団法人日本機械工業連合会

大  高  義  穂

社団法人日本工作機械工業会

西  村  欣  也

社団法人日本歯車工業会

石  川  侑  男

社団法人日本金型工業会

安  武  昭  彦

社団法人日本工作機器工業会

手  取  正  輝

いすゞ自動車株式会社

(関係者)

片  桐  泰  典

株式会社不二越

鳥  居  信  良

株式会社神戸製鋼所

関  口      徹

株式会社不二越

田  中  祐  弌

株式会社神戸製鋼所

  年  成  恭

日立ツール株式会社

(事務局)

平  野  武  治

日本工具工業会

西  垣

麻呂

日本工具工業会