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B 4307

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本工具工業会

(JSCTA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 4307:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 235:1980,Parallel shank jobber and

stub series drills and Morse taper shank drills

を基礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 4307

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 4307

:2007

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  形状・寸法

1

5.

  品質

5

5.1

  外観

5

5.2

  表面粗さ

5

5.3

  材料及び硬さ

5

5.4

  振れ,心厚,ウェブの振り分け及びチゼルエッジの偏心

5

5.5

  リップハイト

6

5.6

  ドリルの角度

6

6.

  試験方法

6

7.

  検査

6

8.

  製品の呼び方

6

9.

  表示

6

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7

 


日本工業規格

JIS

 B

4307

:2007

ストレートシャンクスタブドリル

Stub series parallel shank twist drills

序文  この規格は,1980 年に第 2 版として発行された ISO 235,Parallel shank jobber and stub series drills and

Morse taper shank drills

のうち,Parallel shank stub series drills  に関する部分を翻訳し,対応する部分(適用

範囲,形状・寸法)について技術的内容を変更して作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規

定されていない規定項目(引用規格,定義,品質,試験方法,製品の呼び方,検査及び表示)を日本工業

規格として追加している。

ISO 235

のうち,Parallel shank jobber series drills  は JIS B 4301 に規定し,Morse taper shank drills  は JIS B 

4302

に規定する。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。原国際規

格を変更している事項については,変更の一覧表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,浅穴加工に用いるストレートシャンクスタブドリル(以下,ドリルという。)

について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 235:1980

,Parallel shank jobber and stub series drills and Morse taper shank drills (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0171

  ドリル用語

JIS B 0401-2

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

JIS B 4313

  高速度工具鋼ドリル−技術仕様

JIS G 4403

  高速度工具鋼鋼材

JIS G 7701

  工具鋼(ISO 仕様)

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0171 による。

4.

形状・寸法  ドリルの形状及び寸法は,表 のとおりとする。


2

B 4307

:2007

  1  形状及び寸法

単位  mm

直径  D

寸法範囲

推奨寸法

許容差

h8

を超え

以下

全長  L

溝長  l

0.19 0.24

0.24 0.30

1.5

0.30 0.38

2.0

0.38 0.48

19

2.5

0.50 0.48

0.53

20

3.0

0.53 0.60  21 3.5

0.60 0.67  22 4.0

0.67 0.75  23 4.5

0.80 0.75

0.85

24

5.0

− 0.85

0.95

25

5.5

1.00 0.95

1.06

26

6.0

− 1.06

1.18

28

7.0

1.20 1.18

1.32

30

8.0

1.50 1.32

1.50

32

9.0

− 1.50

1.70

34

10

1.80 1.70

1.90

36

11

2.00 1.90

2.12

38

12

2.20 2.12

2.36

40

13

2.50 2.36

2.65

43

14

2.80

3.00

            0

−0.014

2.65 3.00  46  16

3.20 3.00

3.35

49

18

3.50 3.35

3.75

52

20

3.80

4.00

4.20

3.75 4.25  55  22

4.50 4.25

4.75

58

24

4.80

5.00

5.20

4.75 5.30  62  26

5.50

5.80

6.00

            0

−0.018

5.30 6.00  66  28

6.20

6.50

6.00 6.70  70  31

6.80

            0

−0.022

6.70 7.50  74  34

 


3

B 4307

:2007

  1  形状及び寸法(続き)

単位  mm

直径  D

寸法範囲

推奨寸法

許容差

h8

を超え

以下

全長  L

溝長  l

7.00

7.20

7.50

6.70 7.50  74  34

7.80

8.00

8.20

8.50

7.50 8.50  79  37

8.80

9.00

9.20

9.50

8.50 9.50  84  40

9.80

10.00

            0

−0.022

10.20

10.50

9.50 10.60  89  43

10.80

11.00

11.20

11.50

11.80

10.60 11.80  95  47

12.00

12.20

12.50

12.80

13.00

13.20

11.80 13.20  102  51

13.50

13.80

14.00

13.20 14.00  107  54

14.25

14.50

14.75

15.00

14.00 15.00  111  56

15.25

15.50

15.75

16.00

15.00 16.00  115  58

16.25

16.50

16.75

17.00

16.00 17.00  119  60

17.25

17.50

17.75

18.00

            0

−0.027

17.00 18.00  123  62


4

B 4307

:2007

  1  形状及び寸法(続き)

単位  mm

直径  D

寸法範囲

推奨寸法

許容差

h8

を超え

以下

全長  L

溝長  l

18.25

18.50

18.75

19.00

18.00 19.00  127  64

19.25

19.50

19.75

20.00

19.00 20.00  131  66

20.25

20.50

20.75

21.00

20.00 21.20  136  68

21.25

21.50

21.75

22.00

22.25

21.20 22.40  141  70

22.50

22.75

23.00

22.40 23.60  146  72

23.25

23.50

23.75

24.00

24.25

24.50

24.75

25.00

23.60 25.00  151  75

25.25

25.50

25.75

26.00

26.25

26.50

25.00 26.50  156  78

26.75

27.00

27.25

27.50

27.75

28.00

26.50 28.00  162  81

28.25

28.50

28.75

29.00

29.25

29.50

            0

−0.033

28.00 30.00  168  84


5

B 4307

:2007

  1  形状及び寸法(続き)

単位  mm

直径  D

寸法範囲

推奨寸法

許容差

h8

を超え

以下

全長  L

溝長  l

29.75

30.00

            0

−0.033

28.00 30.00  168  84

30.25

30.50

30.75

31.00

31.25

31.50

30.00 31.75  174  87

31.75

32.00

32.50

33.00

33.50

31.50 33.50  180  90

34.00

34.50

35.00

35.50

33.50 35.50  186  93

36.00

36.50

37.00

37.50

35.50 37.50  193  96

38.00

38.50

39.00

39.50

40.00

            0

−0.039

37.50 40.00  200  100

備考1.  直径の許容差は,JIS B 0401-2 に規定する h8 とする。

2.

全長及び溝長の許容限界寸法は,

表 におけるすぐ下以上及びすぐ上の数値以下とする。ただし,すぐ下又

はすぐ上の規定がない場合には,下の許容差及び上の許容差ともに規定のある側の数値とする。 
例  直径が 4 mm の場合,溝長は基準寸法が 22 mm,下の許容限界寸法は 20 mm 及び上の許容限界寸法 24 mm,

全長は基準寸法が 55 mm,下の許容限界寸法は 52 mm 及び上の許容限界寸法 58 mm である。

3.

バックテーパは,製造業者の任意とする。

4.

ドリルのねじれ方向は,JIS B 4313 による。

5.

シャンク径の許容差は,JIS B 4313 による。

6.

シャンクには,タングは付けなくてもよい。

7.

推奨寸法以外のものは,なるべく用いない。

5.

品質

5.1

外観  ドリルの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕上

げは,良好でなければならない。

5.2

表面粗さ  ドリルの表面粗さは,JIS B 4313 による。

5.3

材料及び硬さ  ドリルの材料及び硬さは,JIS B 4313 による。

5.4

振れ,心厚,ウェブの振り分け及びチゼルエッジの偏心  ドリルの振れ,心厚の最小値,ウェブの


6

B 4307

:2007

振り分け及びチゼルエッジの偏心は,JIS B 4313 による。

5.5

リップハイト  ドリルのリップハイトの公差は,表 による。

  2  リップハイトの公差

単位  mm

直径  D

リップハイトの公差  t

h

 0.20

以上                0.99 以下

 0.99

を超え              1.99 以下 0.04

 1.99

を超え              3.00 以下 0.05

 3.00

を超え              6.00 以下 0.06

 6.00

を超え            10.00 以下 0.08

10.00

を超え            18.00 以下 0.10

18.00

を超え            20.00 以下 0.12

20.00

を超え            40.00 以下 0.15

5.6

ドリルの角度  ドリルの角度は,JIS B 4313 による。

6.

試験方法  ドリルの試験方法は,JIS B 4313 による。

7.

検査  ドリルの検査は,形状・寸法,表面粗さ,硬さ,振れ,心厚の最小値,ウェブの振り分け,チ

ゼルエッジの偏心,リップハイト及びドリルの角度について行い,それぞれ 4.及び 5.の規定に適合しなけ

ればならない。

8.

製品の呼び方  ドリルの呼び方は,規格番号又は規格名称,直径及び材料記号(

1

)

による。

1.  JIS B 4307          12.5        SKH51

2.  ストレートシャンクスタブドリル        12.5      SKH51

注(

1

)

使用材料が JIS G 4403 に規定する SKH51 若しくは JIS G 7701 に規定する S1

∼S5 又はこれと同

等の場合は,HS 又は HSS と呼び,また,SKH55 若しくは S6

∼S8 又はこれと同等の場合は,

HSS-Co

と呼んでもよい。

9.

表示  表示は,JIS B 4313 による。ただし,包装の表示では種類を除く。


7

B 4307

:2007

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 4307

:2007  ストレートシャンクスタブドリル

ISO 235

:1980,ストレートシャンクジョバードリル,ストレートシャンク

スタブドリル及びモールステーパシャンクドリル

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

1.

  適用

範囲

浅 穴 加 工 に 用 い る スト レ
ー ト シ ャ ン ク ス タ ブド リ

ルについて規定。

ISO 235

1

ス ト レ ー ト シ ャ ン ク
ジョバードリル,スト

レ ー ト シ ャ ン ク ス タ
ブドリル,モールステ
ー パ シ ャ ン ク ド リ ル

について規定。

IDT

JIS

は,ストレートシャ

ンクスタブドリルだけ

を規定。ストレートシ
ャンクドリルは JIS B 

4301

,モールステーパ

シャンクドリルは JIS 

B 4302

に規定。

2.

  引用

規格

引用される JIS を記載。

規定なし。 MOD/追加

引用規格を明確にした。

3.

  定義

JIS B 0171

による。

規定なし。 MOD/追加

用語の定義を明確にした。

4.

  形状

・寸法

形状・寸法を規定。

4

形状・寸法を規定。 IDT

ISO

規格と一致。

7

B 4307


2007


8

B 4307

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目番号

内容

項 目 ご と の

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

5.

  品質

JIS B 4313

による。

た だ し マ ー ジ ン 幅 及び 溝

分割誤差は規定しない。

規定なし。 MOD/追加

利用者の利便性を考慮
して,

JIS B 4313

(対応国際規

格 ISO 10899)を追加し
た。

ただし,マージン幅及
び溝分割誤差は規定し
ないで,リップハイト

は規定値を変更して規
定した。

リップハイトは,ISO 10899 の規定
値では,現在,製造されているも

のの実状に合わない。JIS B 4307
は,安価に使用者に提供されてい
るドリルであり,ISO 10899 を採用

した場合,製造コストが高騰し使
用 者 に 対 し て も 不 利 益 と な る た
め,性急な整合化は不可能である。

マージン幅は,ISO 10899 の規定で
は,規定値が小さいため次の技術
的問題が予想されることから規定

せず,製造業者の任意とした。 
①摩耗の進行によってマージン全

面が摩耗した場合,切削抵抗の

急 激 な 上 昇 に よ っ て 折 損 に 至
る。

②ガイド性が損なわれ,穴あけ精

度が劣る。また,穴曲がりによ
って折損に至る。

溝分割誤差は,ウェブの振り分け,

リップハイト及びチゼルエッジの
偏 心 を 規 定 す る こ と で 包 括 さ れ
る。二重の規定になるため溝分割

誤差は規定しない。

ISO

規格の見直しの際に提案する

ことを予定している。

6.

  試験

方法

ド リ ル の 試 験 方 法 につ い
て規定。

規定なし。 MOD/追加

JIS

の様式に合わせた。

8

B 4307


2007


9

B 4307

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目番号

内容

項 目 ご と の

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

7.

  検査

ド リ ル の 検 査 に つ いて 規
定。

規定なし。 MOD/追加

JIS

の様式に合わせた。

8.

  製品

の呼び方

規格番号又は規格名称,直
径及び材料記号による。

規定なし。 MOD/追加

JIS

の様式に合わせた。

9.

  表示

ド リ ル の 表 示 に つ いて 規
定。

規定なし。 MOD/追加

JIS

の様式に合わせた。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD 国際規格を修正している。

9

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