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B 4120

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  呼び記号の構成要素及び配列順序  

4

5

  必須記号  

5

5.1

  形状記号  

5

5.2

  逃げ角記号  

5

5.3

  等級記号  

6

5.4

  溝・穴記号  

7

5.5

  切れ刃長さ又は内接円記号  

9

5.6

  厚さ記号  

10

5.7

  コーナ記号  

11

6

  任意記号  

13

6.1

  一般  

13

6.2

  主切れ刃の状態記号  

13

6.3

  勝手記号  

13

6.4

  補足記号  

14

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

15


B 4120

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,超硬工具協会

(JCTMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 4120:1998 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

4120

:2013

刃先交換チップの呼び記号の付け方

Indexable inserts for cutting tools-Designation

序文 

この規格は,2012 年に第 5 版として発行された ISO 1832 を基とし,対応国際規格には規定されていな

い用語及び定義並びにコーナ半径 0.1 mm 以下の呼び記号を追加し,呼び記号の構成及び配列順序,その

他一部の技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,切削用超硬質工具材料を用いる刃先交換チップ(以下,チップという。

)の呼び記号の付け

方について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 1832:2012

,Indexable inserts for cutting tools−Designation(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0107

  バイト用語

JIS B 0170

  切削工具用語(基本)

JIS B 0172

  フライス用語

JIS Z 8401

  数値の丸め方

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0107JIS B 0170 及び JIS B 0172 によるほか,次による。

3.1 

メートル系 

チップ各部の寸法をミリメートル単位で表し,その値を個々に規定した方法で記号として用いた呼称。

3.2 

インチ系 

チップ各部の寸法をインチ単位の分数で表し,

その分数を個々に規定した方法で記号として用いた呼称。


2

B 4120

:2013

3.3 

基準内接円直径,d 

コーナ高さ及びチップの大きさを定義するための基準とする内接円の直径(

図 参照)。

3.4 

逃げ角,α

n

すくい面の垂線と逃げ面とがなす角度(

図 参照)。

図 1−基準内接円直径及び逃げ角 

3.5 

コーナ高さ,m 

奇数の辺とコーナのチップでは,チップの 1 辺から反対のコーナまでの高さ,偶数の辺とコーナのチッ

プでは,基準内接円からコーナまでの高さ,及びさらい刃付きチップでは,基準内接円からさらい刃まで

の高さ(

図 参照)。

 a)

  奇数の辺とコーナの場合 b)  偶数の辺とコーナの場合 c)  さらい刃付きチップの場合 

図 2−コーナ高さ 


3

B 4120

:2013

3.6 

チップ厚さ,s 

チップの下面から切れ刃までの高さ(

図 参照)。

図 3−チップ厚さ 

3.7 

さらい刃の切込み角,κ

r

さらい刃逃げ角,α'

n

さらい刃と主切れ刃とがなす角度をさらい刃の切込み角,さらい刃をなすすくい面の垂線と逃げ面とが

なす角度をさらい刃逃げ角とする(

図 参照)。

図 4−さらい刃の切込み角及びさらい刃逃げ角   

3.8 

コーナ半径の呼び値 

基準寸法を,JIS Z 8401 によって小数点以下 1 位に丸めた値。ただし,基準寸法が 0.1 mm 未満の場合は

小数点以下 2 位に丸めた値とする。


4

B 4120

:2013

3.9 

二段角度切れ刃 

すくい面側と逃げ面側とを二つの直線で結んだ切れ刃。

3.10 

二段複合切れ刃 

すくい面側と逃げ面側とを二つの直線で結び,かつ,三つのかどの一つ又は複数を丸めた切れ刃。

注記  工具系基準方式に規定された基準面 P

r

に,チップのベースは平行である。

呼び記号の構成要素及び配列順序 

呼び記号の構成要素及び配列順序は,

表 による。

表 1−呼び記号の構成要素及び配列順序 

配列順序

名称

定義

参考

1 a)

形状記号

チップの基本形状を表す文字記号

必須記号

2 b)

逃げ角記号

チップの主切れ刃に対する逃げ角の大きさを表す
文字記号

3 c)

等級記号

チップの寸法許容差の等級を表す文字記号

4 d)

溝・穴記号

a)

チップの上下面のチップブレーカ溝の有無,取付
用穴の有無及び穴の形状を表す文字記号

5 e)

切れ刃長さ又は内接円記号

チップの切れ刃の長さ又は基準内接円直径を表す
数字記号

6 f)

厚さ記号

チップの厚さを表す数字記号

7 g)

コーナ記号

チップのコーナ半径の大きさ又は特殊コーナを表
す数字又は文字記号

8 h)

主切れ刃の状態記号

b)

主切れ刃の状態を表す文字記号

任意記号

9 i)

勝手記号

b)

チップの勝手を表す文字記号

10 j)

補足記号

c)

製造業者が追加できる記号

a)

  X

を使用する場合は e),f)  及び g)  でこの規格で規定していない数字又は記号を使用してもよいが,それ

らは略図又は内容が分かるようにしなければならない。

b)

記号を混同するおそれがない場合は,どちらか一方又は両方とも省略してもよい。

c)

製造業者は,チップブレーカの種類などの区別のために 1 文字又は 2 文字を追加できる。ただし,この場

合には-(ダッシュ)を置いて区別する。

適用例

 a)

  b)  c)  d)  e)  f)  g)  h)  i)  -  j)

メートル系 T

P

G

N

16

03

08

E

N

-

・・

インチ系

T  P  G  N   3   2   2  E  N  -

・・


5

B 4120

:2013

必須記号 

5.1 

形状記号 

形状記号は,

表 による。

表 2−形状記号 

種類

記号

形状

刃先角 ε

r

図形

等辺

正多角形 H

正六角形 120°

O

正八角形 135°

P

正五角形 108°

S

正方形 90°

T

正三角形 60°

ひ し 形 及 び

等 辺 不 等 角

C

ひし形 80°

a)

D 55

°

a)

E 75

°

a)

M 86

°

a)

V 35

°

a)

W

六角形 80°

a)

不等辺

長方形 L

長方形 90°

平行四辺形 A

平行四辺形 85°

a)

B 82

°

a)

K 55

°

a)

円形 R

円形

a)

刃先角は,小さい方の角度をいう。

5.2 

逃げ角記号 

逃げ角記号は,

表 による。


6

B 4120

:2013

表 3−逃げ角記号 

記号

逃げ角 α

n

a)

A 3

°

B 5

°

C 7

°

D 15

°

E 20

°

F 25

°

G 30

°

N 0

°

P 11

°

O

その他の逃げ角

a)

逃げ角は,主切れ刃に対する逃げ角とする。

5.3 

等級記号 

等級記号は

表 によって,記号は級を付けて呼ぶ。その補足として,表 及び表 を用いる。

表 4−等級記号 

単位  mm

記号(級)

の許容差

の許容差

の許容差

 A

a)

±0.025

±0.005

±0.025

 F

a)

±0.013

 C

a)

±0.025

±0.013

 H

±0.013

 E

±0.025

±0.025

 G

±0.13

 J

a)

±0.05∼±0.15

b)

±0.005

±0.025

 K

a)

±0.013

 L

a)

±0.025

 M

±0.08∼±0.2

b)

±0.13

 N

±0.025

 U

±0.08∼±0.25

b)

±0.13∼±0.38

b)

±0.13

a)

主として,さらい刃付きチップに適用する。

b)

許容差の範囲は基準内接円直径によって異なり,

表 及び表 による。


7

B 4120

:2013

表 5−刃先角が 60°以上のチップの基準寸法別の許容差 

単位  mm

基準内接円直径 d

の許容差

の許容差

適用チップ形状

メートル系

インチ系

J

,K,L,M,N(級) U(級) M,N(級) U(級)

4.76 3/16

±0.05

±0.08

±0.08

±0.13

 H

 O

 P

 S

 T

  C

,E,M

 W

 R

b)

5.56 7/32

6

a)

6.35 1/4

7.94 5/16

8

a)

9.525 3/8

10

a)

12

a)

±0.08

±0.13

±0.13

±0.2

12.7 1/2

15.875 5/8

±0.1

±0.18

±0.15

±0.27

16

a)

19.05 3/4

20

a)

25

a)

±0.13

±0.25

±0.18

±0.38

25.4 1

31.75 1

1/4

±0.15

±0.2

32

a)

a)

円形チップだけに適用する。

b)

  d

の許容差だけを適用する。

表 6−刃先角 55°(形状 D)及び 35°(形状 V)の 級チップの基準寸法別の許容差 

単位  mm

基準内接円直径 d

の許容差

の許容差

適用チップ形状

メートル系

インチ系

5.56 7/32

±0.05

±0.11

D

6.35 1/4

7.94 5/16

9.525 3/8

12.7 1/2

±0.08

±0.15

15.875 5/8

±0.1

±0.18

19.05 3/4

6.35 1/4

±0.05

±0.16 V

7.94 5/16

9.525 3/8

12.7 1/2

±0.08

±0.25

5.4 

溝・穴記号 

溝・穴記号は,

表 による。


8

B 4120

:2013

表 7−溝・穴記号 

記号

穴の有無

穴の形状

チップブレーカ

形状

N

なし

なし

R

片面

F

両面

A

あり

円筒穴

なし

M

片面

G

両面

W

あり

一部円筒穴

片面 40°∼60°

なし

T

片面

Q

一部円筒穴

両面 40°∼60°

なし

U

両面

B

一部円筒穴

片面 70°∼90°

なし

H

片面

C

一部円筒穴

両面 70°∼90°

なし

J

両面

 X

a)

a)

不等辺のチップは常に X を使用する。ただし,

表 に規定しない形状のチップには使用して

はならない。


9

B 4120

:2013

5.5 

切れ刃長さ又は内接円記号 

切れ刃長さ又は内接円記号は,

表 による。

表 8−切れ刃長さ又は内接円記号 

種類

記号

メートル系

インチ系

等辺チップ

小数点以下の数字を切り捨てた辺の長さの値を

使用する

a)

数字が 1 桁の場合は,0 を前におく。 
例  辺の長さ 16.5

mm

記号 16

例  辺の長さ 9.525

mm

記号 09

ただし,W 形チップの基準内接円直径が 4.76

mm

の場合は,5.56 mm と区別するため L を前

におく。 
例  基準内接円直径 4.76

mm

記号 L3

1/8

インチを単位とする分数の分子を使用する

a)

例  基準内接円直径 1/2 インチ 

記号

4

(1/2=4/8)

例  基準内接円直径 5/16 インチ 

記号 2.5(5/16=2.5/8)

不等辺チップ

チップの主切れ刃又は長い方の辺の長さの値を使用する。溝・穴記号で X を使用した場合は,内容
を明示する。

小数点以下の数字を切り捨てた辺の長さの値を

使用する。 
例  主切れ刃の長さ 19.05

mm

記号 19

1/4

インチを単位とする分数の分子を使用する。

例  主切れ刃の長さ 3/4 インチ 

記号 3

円形チップ

小数点以下の数字を切り捨てた辺の長さの値を
使用する

a)

例  主切れ刃の長さ 15.875

mm

記号 15

等辺チップの場合と同一の記号を使用する

a)

a)

基準寸法と記号との関係を,

表 に示す。


10

B 4120

:2013

表 9−等辺チップ及び円形チップの切れ刃長さ又は内接円記号 

基準内接円直径 d

形状別切れ刃長さ又は内接円記号

メート

ル系

インチ

H O P  S  T C D E M V W R

3.97

− 03 06 − 04 −

− 06 02 −

− 5/32

1.2

4.76

− 04 08 04 05 04 04 08 L3 −

− 3/16

1.5

5.56

− 05 09 05 06 05 05 09 03 −

− 7/32

1.8

6

− 06

6.35

−  03 02 04 06 11 06 07 06 06 11 04 06

− 1/4

2

7.94

−  04 03 05 07 13 08 09 08 07 13 05 07

− 5/16

2.5

8

− 08

9.525

−  05 04 07 09 16 09 11 09 09 16 06 09

− 3/8

3

10

− 10

12

− 12

12.7

−  07 05 09 12 22 12 15 13 12 22 08 12

− 1/2

4

15.875

−  09 06 11 15 27 16 19 16 15 27 10 15

− 5/8

5

16

− 16

19.05

−  11 07 13 19 33 19 23 19 19 33 13 19

− 3/4

6

20

− 20

25

− 25

25.4

−  14 10 18 25 44 25 31 26 25 44 17 25

− 1

8

31.75

−  18 13 23 31 54 32 38 32 31 54 21 31

− 1

1/4

10

32

− 32

5.6 

厚さ記号 

厚さ記号は,

表 10 による。


11

B 4120

:2013

表 10−厚さ記号 

記号

メートル系

インチ系

小数点以下の数字を切り捨てたチップの厚さの値を使用

する

a)

数字が 1 桁の場合は,0 を前におく。 
例  チップ厚さ 3.18

mm

記号 03

ただし,厚さが 3.97 mm の場合は,3.18 mm と区別する

ため T を前におく。 
例  チップ厚さ 3.97

mm

記号 T3

1/16

インチを単位とする分数の分子を使用する

a)

例  チップ厚さ 1/8 インチ 

記号

2

(1/8=2/16)

例  チップ厚さ 3/32 インチ 

記号 1.5(3/32=1.5/16)

長方形,平行四辺形のチップの記号を決めるときは,基準内接円直径の代わりに幅を使用する。幅は,スケッチそ
の他で適用箇所を明確にする。 

a)

厚さ記号を,

表 11 に示す。

表 11−厚さ記号 

チップ厚さ s

記号

メートル系

インチ系

メートル系

インチ系

1.59 1/16  01

1

1.98 5/64  T1  1.2

2.38 3/32  02  1.5

3.18 1/8  03  2

3.97 5/32  T3  2.5

4.76 3/16  04

3

5.56 7/32  05  3.5

6.35 1/4  06  4

7.94 5/16  07

5

9.52 3/8  09  6

12.7 1/2  12  8

5.7 

コーナ記号 

コーナ記号は,

表 12,表 13 及び表 14 による。

表 12−コーナ半径を付けたときのコーナ記号 

記号

メートル系

インチ系

コーナ半径の記号は,呼び値を 0.1 mm 単位で表示する

a)

ただし,数字が 1 桁の場合は 0 を前におく。コーナ半径が

0.1 mm

未満の場合は呼び値を 0.01 mm 単位で表示し,記

号の前に 00 をおく。

コーナが円弧形状でない場合は 00 を用いる。 
例  コーナ半径 0.8

mm

記号 08

例  コーナ半径 0.05

mm

記号 005

下記の記号を使用する

a)

記号

コーナ半径

 0

0

 1

1/64

 2

1/32

 3

3/64

 4

1/16

 6

3/32

 8

1/8

 X

その他の半径

a)

コーナ半径の基準寸法,呼び値及び記号を,

表 15 に示す。


12

B 4120

:2013

表 13−さらい刃を付けた場合のコーナ記号 

さらい刃の場合は,次の記号を使用する。

記号

切込み角(κ

r

 A

− 45°

 D

− 60°

 E

− 75°

 F

− 85°

 P

− 90°

 Z

その他の角度

記号

さらい刃逃げ角(α'

n

 A

  3

°

 B

  5

°

 C

  7

°

 D

− 15°

 E

− 20°

 F

− 25°

 G

− 30°

 N

  0

°

 P

− 11°

 Z

その他の角度

表 14−円形チップのコーナ記号 

メートル系

インチ系

チップ直径がインチから換算した寸法の場合には,00(ゼロゼロ)を付けて区別する。 
チップ直径がメートル寸法の場合には,M0(エムゼロ)を付けて区別する。

0

を使用する。

 

基準内接円直径

メートル系

インチ系

12.7 mm

,1/2 インチ   RCMT120400

RCMT430

12.0 mm

RCMT1204M0

表 15−コーナ半径の基準寸法,呼び値,記号及び許容差 

単位  mm

基準寸法

呼び値

記号

許容差

a)

メートル系

インチ系

メートル系

インチ系

0  0  0 00 0

0.03

0.03

003

(

±0.02)

0.05

0.05

005

(

±0.02)

0.08

0.08

008

(

±0.03)

0.1

0.1

01

(

±0.05)

0.203 0.2 1/125  02  Y

±0.1

0.397 0.4  1/64  04

1

±0.1

0.794 0.8  1/32  08

2

±0.1

1.191 1.2  3/64  12

3

±0.1

1.588 1.6  1/16  16

4

±0.1

1.984 2.0  5/64  20

5

±0.1

2.381 2.4  3/32  24

6

±0.1

3.175 3.2  1/8  32

8

±0.1

その他の半径

− X −

コーナが円弧形状でない場合,メートル系記号は,00 とする。 

a)

  基準寸法 0.1 mm 以下の許容差は参考値であり,使用者と製造業者の協議により変更することがある。


13

B 4120

:2013

任意記号 

6.1 

一般 

任意記号は,主切れ刃の状態記号,勝手記号及び補足記号とし,6.26.4 による。

なお,主切れ刃の状態記号及び勝手記号を 1 文字で表示できる場合は,配列順序 8 の位置に表示する。

6.2 

主切れ刃の状態記号 

主切れ刃の状態記号は,

表 16 による。

表 16−主切れ刃の状態記号 

記号

主切れ刃の状態

形状

F

シャープ切れ刃

E

丸切れ刃

T

角度切れ刃

S

複合切れ刃

K

二段角度切れ刃

P

二段複合切れ刃

6.3 

勝手記号 

勝手記号は,

表 17 による。


14

B 4120

:2013

表 17−勝手記号 

勝手記号

勝手の方向

チップの使用方法

R

右勝手

不等辺及び/又は不等角を

もつチップ並びに非対称な
コーナ及び非対称なチップ

ブレーカをもつチップに対

し,一方向の送り方向だけ
工具を使用できる。

a

  送り方向

L

左勝手

a

  送り方向

N

勝手なし

対称なコーナ及び対称なチ

ップブレーカをもつチップ

に対し両方向の送り方向で
工具を使用できる。

a

  送り方向

6.4 

補足記号 

補足記号は,製造業者が必要に応じて追加できる。

参考文献 JIS 

4121

  刃先交換チップ 

注記  対応国際規格:ISO 883:1985,Indexable hardmetal (carbide) inserts with rounded corners,

without fixing hole

−Dimensions,ISO 3364:2011,Indexable hardmetal (carbide) inserts with

rounded corners, with cylindrical fixing hole

−Dimensions,ISO 6987:2012,Indexable hard

material inserts with rounded corners, with partly cylindrical fixing hole

−Dimensions,ISO 

9361-1:1991

,Indexable inserts for cutting tools−Ceramic inserts with rounded corners−Part

1: Dimensions of inserts without fixing hole

ISO 9361-2:2011,Indexable inserts for cutting

tools

−Ceramic inserts with rounded corners−Part 2: Dimensions of inserts with cylindrical

fixing hole

(全体評価:MOD)


15

B 4120

:2013

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 4120:2013

  刃先交換チップの呼び記号の付け方

ISO 1832:2012

  Indexable inserts for cutting tools−Designation

(I)JIS の規定

(II)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1

適 用 範

切 削 用 超 硬 質 工 具
材 料 を 用 い る 刃 先

交換チップ

 1

一致

2

引 用 規

3

用 語 及

び定義

10

種類について規

規定なし

追加

技術的差異はない。

技術的差異はない。

4

呼 び 記

号 の 構 成

要 素 及 び
配列順序

形状記号など 10 項

目について規定

 3

形状記号など 13 項目につ

いて規定

変更

ISO

規格は ISO 16462 及び ISO 

16463

の表記に従って CBN 及

び PCD チップの刃先処理量等
の記号を規定。JIS は従来の

JIS

の記号のまま規定。

ISO

規格の規定によるとチップの

呼び記号が最大で 22 桁を超え,

実用的でないために従来の JIS 
同じ呼び記号とした。

5

必 須 記

形状記号:16 種類を

規定 
逃げ角記号:10 種類

の規定

等級記号:12 種類を
規定

溝・穴記号:15 種類

の規定 
切 れ 刃 長 さ 又 は 内

接円記号:3 種類を

規定

 4

形状記号:16 種類を規定

逃げ角記号:10 種類の規

等級記号:12 種類を規定

溝・穴記号:15 種類の規

切れ刃長さ又は内接円記

号:3 種類を規定

追加

コーナ記号について,JIS には

コーナ半径 0.1 mm 未満の表記
のために 0.01 mm 単位の表記

を規定し,コーナ半径 0.1 mm

以下の基準寸法,呼び値,記号
及び許容差を規定しているが,

ISO

規格では規定がない。

コーナ半径については,0.1 mm 以

下のチップが日本では広く普及
しているものであり,ISO 規格の

不備を補うために JIS に追加規定

した。

15

B 41

20

201

3


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B 4120

:2013

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

5

必 須 記

号(続き)

厚さ記号:11 種類を

規定 
コーナ記号:コーナ

半 径 付 き チ ッ プ は

0.1 mm

単位に加え,

コーナ半径 0.1 mm

未満では 0.01 mm 単

位の表記を規定。さ
ら い 刃 を 付 け た 場

合 の チ ッ プ の 切 込

み角 6 種類を規定

厚さ記号:11 種類を規定

コーナ記号:コーナ半径
付きチップは 0.1 mm 単

位の表記を規定。さらい

刃を付けた場合のチップ
の切込み角 6 種類を規定

6

任 意 記

主 切 れ 刃 の 状 態 記
号:6 種類を規定

勝手記号:3 種類を

規定 
補足記号:補足記号

を規定

 5

主切れ刃 の状 態記号: 6
種類を規定

勝手記号:3 種類を規定

追加

技術的差異はない。

技術的差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 1832:2012,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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201

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