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(1)
目 次
ページ
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 蛍光ランプの光源色による区分 ··························································································· 1
4.1 光源色による種類 ·········································································································· 1
4.2 色度範囲 ······················································································································ 2
5 LEDの光源色の区分 ········································································································· 3
5.1 光源色による種類 ·········································································································· 3
5.2 色度範囲 ······················································································································ 3
6 蛍光ランプの演色性による区分 ··························································································· 4
6.1 演色性による種類 ·········································································································· 4
6.2 演色性における演色評価数の最低値··················································································· 4
6.3 3波長域発光形の分光分布の特性 ······················································································ 5
7 LEDの演色性による区分 ··································································································· 5
7.1 演色性による種類 ·········································································································· 5
7.2 演色性における演色評価数の最低値··················································································· 5
8 色度座標,演色評価数及び3波長域放射束比の測定及び計算方法 ·············································· 6
8.1 分光分布の測定方法 ······································································································· 6
8.2 色度座標の測定及び計算方法 ··························································································· 6
8.3 演色評価数の計算方法 ···································································································· 7
8.4 3波長域放射束比の計算方法 ···························································································· 7
9 区分及び測定結果の表示 ···································································································· 7
9.1 区分の表示 ··················································································································· 7
9.2 測定結果の表示 ············································································································· 8
附属書A(参考)LEDの光源色の相関色温度及び色度偏差による表示方法 ······································ 9
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(2)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
照明学会(IEIJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正
すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。
これによって,JIS Z 9112:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案登録出願に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
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蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分
Classification of fluorescent lamps and light emitting diodes by chromaticity
and colour rendering property
1
適用範囲
この規格は,一般照明用の蛍光ランプ(以下,蛍光ランプという。),並びにLEDモジュール,電球形
LEDランプ及びGX16t-5口金付直管LEDランプ(以下,LEDという。)の光源色及び演色性による区分に
ついて規定する。
なお,この規格は,上記以外のLED光源,LED照明器具,有機エレクトロルミネッセンス(EL)光源,
有機EL照明器具などにも準用することができる。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 62504 一般照明用LED製品及び関連装置の用語及び定義
JIS Z 8113 照明用語
JIS Z 8724 色の測定方法−光源色
JIS Z 8726 光源の演色性評価方法
JIS Z 8781-3 測色−第3部:CIE三刺激値
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113及びJIS C 62504によるほか,次による。
3.1
広帯域発光形蛍光ランプ(broad band fluorescent lamp)
発光スペクトルが可視波長域全体にわたっており,主な発光の半値幅がおよそ50 nmを超える蛍光ラン
プ。
3.2
狭帯域発光形蛍光ランプ(narrow band fluorescent lamp)
発光スペクトルを一つ以上の特定の狭い波長帯域(半値幅がおよそ50 nm以下)に集中させた蛍光ラン
プ。
4
蛍光ランプの光源色による区分
4.1
光源色による種類
蛍光ランプの光源色は,JIS Z 8781-3の箇条7(色度座標)によるXYZ表色系における色度によって,
2
Z 9112:2019
昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の5種類に区分する。
4.2
色度範囲
昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy色度図上においてそれぞれ表1に示す色度
座標の点を結ぶ四辺形とする(図1参照)。ただし,演色性が普通形で白色の環形蛍光ランプの色度範囲
は,(0.399 3,0.413 1),(0.384 9,0.366 8),(0.365 6,0.390 5),(0.358 4,0.349 9)の4点が結ぶ四辺形
とする。
表1−蛍光ランプの光源色の色度範囲
光源色の種類
記号
限界の色度座標
相関色温度
x , y
x , y
x , y
x , y
TCP(K)
昼光色
D
0.327 4,0.367 3
0.328 2,0.329 7
0.299 8,0.339 6
0.306 4,0.309 1
5 700〜7 100
昼白色
N
0.361 6,0.387 5
0.355 2,0.347 6
0.332 6,0.363 5
0.332 4,0.329 6
4 600〜5 500
白色
W
0.398 5,0.410 2
0.384 9,0.366 8
0.365 2,0.388 0
0.358 4,0.349 9
3 800〜4 500
温白色
WW
0.430 5,0.421 8
0.414 1,0.383 4
0.396 6,0.404 4
0.385 6,0.369 3
3 250〜3 800
電球色
L
0.483 4,0.438 2
0.459 4,0.397 1
0.430 5,0.421 8
0.415 3,0.386 2
2 600〜3 250
注記1 白色(記号W)の色度範囲のうち,破線は演色性区分が普通形の環形蛍光ランプだけに適用される領域
を示す。
注記2 黒体放射の軌跡:色度図上における,種々の温度の黒体の色度を示す点の軌跡。
注記3 CIE昼光の軌跡:色度図上における,種々の相関色温度におけるCIE昼光色度を示す点の軌跡
図1−xy色度図上における蛍光ランプの光源色の色度範囲
3
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5
LEDの光源色の区分
5.1
光源色による種類
LEDの光源色は,XYZ表色系における色度によって,昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の5種
類に区分する。
5.2
色度範囲
昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy色度図上においてそれぞれ表2に示す色度
座標の点を結ぶ四辺形とする(図2参照)。
表2−LEDの光源色の色度範囲
光源色の種類
記号
限界の色度座標
相関色温度
x , y
x , y
x , y
x , y
TCP(K)
昼光色
D
0.327 4,0.367 3
0.328 2,0.329 7
0.299 8,0.339 6
0.306 4,0.309 1
5 700〜7 100
昼白色
N
0.361 6,0.387 5
0.355 2,0.347 6
0.332 6,0.363 5
0.332 4,0.329 6
4 600〜5 500
白色
W
0.398 5,0.410 2
0.384 9,0.366 8
0.365 2,0.388 0
0.358 4,0.349 9
3 800〜4 500
温白色
WW
0.430 5,0.421 8
0.414 1,0.383 4
0.396 6,0.404 4
0.385 6,0.369 3
3 250〜3 800
電球色
L
0.483 4,0.438 2
0.459 4,0.397 1
0.430 5,0.421 8
0.415 3,0.386 2
2 600〜3 250
注記 任意の相関色温度及び色度偏差を用いて光源色を表示する場合の,許容幅の設定方法は,附属
書Aに記載する。
図2−xy色度図上におけるLEDの光源色の色度範囲
4
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6
蛍光ランプの演色性による区分
6.1
演色性による種類
蛍光ランプの演色性は,JIS Z 8726の6.(演色評価数の求め方)による演色評価数及び分光分布の特性
によって,次のように区分する。
a) 広帯域発光形蛍光ランプ 広帯域発光形蛍光ランプは,次による。
1) 普通形
2) 高演色形
2.1) 演色A
(記号:DL)
2.2) 演色AA
(記号:SDL)
2.3) 演色AAA
(記号:EDL)
b) 狭帯域発光形蛍光ランプ 狭帯域発光形蛍光ランプは,“3波長域発光形”だけとする。JIS Z 8726の
6.の平均演色評価数及び特殊演色評価数を用いる。
6.2
演色性における演色評価数の最低値
6.1の区分による平均演色評価数及び特殊演色評価数の最低値は,4.1の光源色による種類との組合せに
おいて,表3及び表4による。ただし,表3の普通形の白色蛍光ランプのうち,直管蛍光ランプの平均演
色評価数Raは60以上でなければならない。
表3−広帯域発光形蛍光ランプの演色性の最低値
演色性の種類
光源色の種類
記号
演色評価数の最低値
Ra
R9
R10
R11
R12
R13
R14
R15
普通形
昼光色
D
69
−
−
−
−
−
−
−
昼白色
N
67
−
−
−
−
−
−
−
白色
W
57
−
−
−
−
−
−
−
温白色
WW
54
−
−
−
−
−
−
−
演色A
昼白色
N-DL
75
−
−
−
−
−
−
65
電球色
L-DL
65
−
−
−
−
−
−
50
演色AA
昼光色
D-SDL
88
76
−
−
−
−
−
88
昼白色
N-SDL
86
72
−
−
−
−
−
86
白色
W-SDL
84
68
−
−
−
−
−
84
温白色
WW-SDL
82
64
−
−
−
−
−
82
演色AAA
昼光色
D-EDL
95
88
88
93
88
93
93
93
昼白色
N-EDL
95
88
88
93
90
93
93
93
電球色
L-EDL
90
80
78
85
78
85
90
88
表4−狭帯域発光形蛍光ランプの演色評価数及び3波長域放射束比の最低値
演色性の種類
光源色の種類
記号
演色評価数の最低値及び3波長域放射束比の最低値
Ra
R15
rt
3波長域発光形
昼光色
EX-D,ED
80
85
50
昼白色
EX-N,EN
白色
EX-W,EW
温白色
EX-WW,EWW
電球色
EX-L,EL
5
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6.3
3波長域発光形の分光分布の特性
3波長域発光形蛍光ランプは,6.2の条件を満足するほか,8.4で計算した3波長域放射束比rtが表4に
規定する値以上でなければならない。
表4で従来EX-“○”の記号表示をした品種については,利用者の混乱を避けるため,EX-“○”の表
記を継続することが望ましい。また,Raが90以上のものは,R15の最低値を90,rtの最低値を45とする。
7
LEDの演色性による区分
7.1
演色性による種類
LEDの演色性は,次のように区分する。
商業施設などのように業種,業態又は空間によって照明対象が多岐にわたる場合は,必要に応じて適切
な演色性の種類を選択して適用することが望ましい。
a) 普通形 普通形は,屋外での電気・機械設備の点検,修理,取付けなどの細かい作業を行う場合,屋
内又は屋外でスポーツを行う場合,屋内で普通の視作業,やや粗い視作業,粗い視作業を行う場合な
どに推奨される。
b) 高演色形 高演色形は,次の4種類に区分する。
1) クラス1 クラス1は,事務所などにおける事務作業,工場における組立作業又は検査,学校にお
ける授業,住宅における勉強又は家事などの屋内でのやや精密な視作業を行う場合などに推奨され
る。
2) クラス2 クラス2は,事務所,住宅などで色を用いたコミュニケーション又は顔を見てのコミュ
ニケーションを伴う作業,工場における色が重要な組立作業又は検査,医療機関などにおける診察,
店舗などで商品,顔などの色の見えが重要視される販売又はサービス提供を行う場合などに推奨さ
れる。
3) クラス3 クラス3は,美術館,博物館などで美術品を展示,鑑賞する場合などに推奨される。美
術館又は博物館において照射光による展示物の損傷が懸念される場合には,白色(W),温白色(WW)
又は電球色(L)を用いることが望ましい。
4) クラス4 クラス4は,色比較用ブースを用いて表面色の色検査を行う場合など,特に色再現の忠
実性が求められる場合に推奨される。塗装物,染色物,印刷物などの物体の表面色を視感によって
比較する場合には,昼光色(D)又は昼白色(N)を用いることが望ましい。
7.2
演色性における演色評価数の最低値
7.1の区分によって製造業者などが公表する平均演色評価数及び特殊演色評価数は,5.1の光源色による
種類との組合せにおいて,表5に規定する値を下回ってはならない。
6
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表5−LEDの演色性の最低値
演色性の
種類
演色性の
記号
光源色の
種類
光源色の
記号
演色評価数の最低値
Ra
R9
R10
R11
R12
R13
R14
R15
普通形
0
昼光色
D
60
−
−
−
−
−
−
−
昼白色
N
白色
W
温白色
WW
電球色
L
高演色形
クラス1
1
昼光色
D
80
−
−
−
−
−
−
−
昼白色
N
白色
W
温白色
WW
電球色
L
高演色形
クラス2
2
昼光色
D
90
−
−
−
−
−
−
85
昼白色
N
白色
W
温白色
WW
電球色
L
高演色形
クラス3
3
昼光色
D
95
75
−
−
−
−
−
−
昼白色
N
白色
W
温白色
WW
電球色
L
高演色形
クラス4
4
昼光色
D
95
85
85
85
85
85
85
85
昼白色
N
白色
W
温白色
WW
電球色
L
8
色度座標,演色評価数及び3波長域放射束比の測定及び計算方法
8.1
分光分布の測定方法
分光分布の測定は,個別の製品規格で規定する条件の下で,JIS Z 8724の5.2(分光分布の測定方法)に
よって測定する。
注記 個別の製品規格の例を,次に示す。
− 直管蛍光ランプ[JIS C 7617-2の附属書B(電気的,光学的及び陰極特性の試験方法)]
− 片口金蛍光ランプ[JIS C 7618-2の附属書B(電気的,光学的及び陰極特性の試験方法)]
− 一般照明用電球形蛍光ランプ[JIS C 7620-2の箇条4(試験条件)]
− 一般照明用LEDモジュール[JIS C 8155の附属書A(LEDモジュール特性の測定方法)]
− 一般照明用電球形LEDランプ[JIS C 8157の附属書A(ランプ特性の測定方法)]
− 一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプ[JIS C 8159-2の箇条14(試験方法)]
8.2
色度座標の測定及び計算方法
色度座標は,通常,8.1による分光分布の測定値から,JIS Z 8724の5.3(三刺激値及び色度座標の計算
方法)に記載する分光測色方法によって計算し,小数点以下3桁目まで求めるか,又はJIS Z 8724の箇条
6(刺激値直読方法)に規定する刺激値直読方法によってもよいが,この場合,8.1によって値付けした目
7
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盛校正用光源を用いる。
8.3
演色評価数の計算方法
演色評価数は,8.1による分光分布の測定値から,JIS Z 8726の6.によって計算する。
相関色温度4 600 K以上の昼白色LEDを試料光源とするときは,基準光としてCIE昼光を用いることが
できる。
相関色温度4 600 K以上の昼白色LEDが試料光源であって,基準光としてCIE昼光を用いて算出した演
色評価数を表記する場合には,基準光としてCIE昼光を用いたことを併記することが望ましい。
8.4
3波長域放射束比の計算方法
3波長域発光形蛍光ランプの3波長域放射束比rtは,8.1による分光分布の測定値から,次の式によって
求める。
100
T
R
G
B
t
×
=
P
P
P
P
r
+
+
(
)
(
)
[
]
(
)
n
S
S
S
P
n
5
445
475
445
2
1
5
1
B
+
+
+
=∑
=
(
)
(
)
[
]
(
)
n
S
S
S
P
n
5
525
555
525
2
1
5
1
G
+
+
+
=∑
=
(
)
(
)
[
]
(
)
n
S
S
S
P
n
5
595
625
595
2
1
5
1
R
+
+
+
=∑
=
(
)
n
S
P
n
5
375
81
1
T
+
=∑
=
ここに,
rt: 3波長域発光形蛍光ランプの3波長域放射
束比(%)
PB: 青(445〜475 nm)の波長域の相対放射束
PG: 緑(525〜555 nm)の波長域の相対放射束
PR: 赤(595〜625 nm)の波長域の相対放射束
PT: 可視域(380〜780 nm)の相対放射束
S(λ): 5 nm間隔の分光分布の値
n: 正の整数
9
区分及び測定結果の表示
9.1
区分の表示
区分を製品,包装,取扱説明書などに記載する場合は,当該製品の製品規格による。一般に,表示方法
は,次のc)によることが望ましいが,a)又はb)でもよい。
a) 4.1又は5.1による光源色の種類,及び6.1又は7.1による演色性の種類の組合せ
b) 表1又は表2による光源色の記号,及び表3,表4又は表5による演色性の記号の組合せ
c) a)及びb)(ただし,光源色の種類,又は光源色の記号のうち一つ,及び演色性の種類,又は演色性の
記号のうち一つは省略可能)
例1 蛍光ランプで演色性の種類が演色A,光源色の種類が昼白色の場合
演色A昼白色,N-DL,演色A昼白色N-DL,昼白色N-DL,又は,演色A N-DL
例2 LEDで演色性の種類が普通形,光源色の種類が電球色の場合
普通形電球色,L0,普通形電球色L0,電球色L0,普通形L0,普通形電球色0,又は,普通形
8
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電球色L
例3 LEDで演色性の種類が高演色形クラス3,光源色の種類が温白色の場合
高演色形クラス3温白色,WW3,高演色形クラス3温白色WW3,温白色WW3,高演色形ク
ラス3温白色3,又は,高演色クラス3温白色WW
9.2
測定結果の表示
必要に応じてその区分に関係がある箇条8による測定結果を付記する場合には,JIS Z 8726の4.(試験
色)の規定による。
9
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附属書A
(参考)
LEDの光源色の相関色温度及び色度偏差による表示方法
A.1 概要
この附属書は,箇条5によって光源色を昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の5種類に区分する
方法によらず,任意の相関色温度及び色度偏差を用いて光源色を表示する場合の,許容幅の設定方法につ
いて記載するものであって参考として示す。
A.2 用語及び定義
この附属書で用いる用語の定義は,JIS Z 8113及びJIS C 62504によるほか,次による。
A.2.1
色度偏差(chromaticity deviation)
CIE 1960 UCS色度図上で,光源の色度座標に最も近い,黒体放射軌跡上の点の座標からの距離。
A.3 相関色温度の許容幅
相関色温度の許容幅は,次の式によって求める。
8
2
026
.0
8
0
1
0
000
.0
2
+
×
+
×
=
∆
T
T
T
A.4 色度偏差の設定値
色度偏差の設定値は,次の式によって求める。
5
008
.0
1
6.
44
1
700
57
duv
2
+
×
−
×
=
T
T
A.5 色度偏差の許容幅
色度偏差の許容幅は,設定値の±0.006とする。
A.6 相関色温度及び色度座標の測定方法
A.6.1 分光分布の測定方法
8.1による。
A.6.2 色度座標の測定及び計算方法
8.2による。
A.6.3 相関色温度及び色度偏差の測定方法
A.6.2によって求めた色度座標から,JIS Z 8725の箇条5(相関色温度又は色温度の測定方法)によって
求める。
A.7 結果の表示
相関色温度及び相関色温度の許容幅,色度偏差及び色度偏差の許容幅によって表示する。
10
Z 9112:2019
例 相関色温度が5 600 Kで色度偏差の設定値が0.002の場合
5 600 K±493 K(0.002±0.006)
参考文献
JIS C 7617-2 直管蛍光ランプ−第2部:性能仕様
JIS C 7618-2 片口金蛍光ランプ−第2部:性能仕様
JIS C 7620-2 一般照明用電球形蛍光ランプ−第2部:性能仕様
JIS C 8155 一般照明用LEDモジュール−性能要求事項
JIS C 8157 一般照明用電球形LEDランプ(電源電圧50 V超)−性能要求事項
JIS C 8159-2 一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプ−第2部:性能要求事項
JIS Z 8725 光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法