2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 8906-1977
機械彫刻用標準書体(ひらがな)
Standard Type of Letters used in Mechanical Engraving
(Hiragana Characters)
1. 適用範囲 この規格は,彫刻盤によって彫刻するひらがなを,主として小形に彫刻するときの標準書
体について規定する。
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。
(1) 機械彫刻 回転する刃物を備えた彫刻盤を用いて,材料に文字を彫ること。
(2) 標準書体 附属書に示す原版用書体を用いて,機械彫刻された文字の仕上がりの形。
(3) 原版用書体 機械彫刻をする際に用いる原形とする書体。
(4) 基準わく 文字を囲む想定上の四辺形(図1)。
(5) 文字の大きさ 基準わくの高さをミリメートルで表したもの(図1)。
(6) 文字の太さ 線の幅を文字の大きさに対する百分率で表したもの(図1)・
図1 基準わくと文字の大きさ,太さとの関係
3. 標準書体
3.1
標準書体と原版用書体との関係 標準書体は,附属書の原版用書体を用いて図2の下段のように機
械彫刻したものである。
3.2
標準書体の文字の大きさと太さ 附属書に示した原版用書体に基づいて仕上げる文字は,原則とし
て大きさを3〜10mm,太さを8%とし,その例を図3に示す。
2
Z 8906-1977
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図2 標準書体と原版用書体との関係
図3 標準書体の例示
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附属書 原版用書体
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原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
根 本 啓 治
工業技術院製品科学研究所
林 大
文化庁国語研究所
帆 足 万 里
工業技術院標準部
折 笠 泰 一
株式会社日立製作所デザイン研究所
坂 本 達
株式会社日立製作所デザイン研究所
沢 橋 渉
東京芝浦電気株式会社意匠部
中曾根 一 夫
株式会社日本電気デザインセンター
羽 代 東 秀
安立電気株式会社無線機事業部
山 崎 隆 吉
株式会社横河電気製作所技術協力室
保 坂 房 治
株式会社保坂彫刻工業所
仲 田 義 文
仲田彫刻工芸株式会社
星 野 清
星野印版工業株式会社
高 山 當 孝
アイ・エス・ピー株式会社
菅 野 信 一
株式会社マルコ精機
藤 原
有限会社昭和彫刻所
(事務局)
高 山 良 夫
全国工業彫刻連絡協議会